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ハヤテのごとく! 第49話「普通の話」

  • 2008/03/10(月) 22:33:16

生徒会三人娘、ハヤテとナギを動画研究部に招く!

【感想概略】
原作未読。今回は、生徒会三人娘の泉・美希・理沙が中心であり、お馴染みの人物たちのこれまで光を当てられることの無かった一面、即ち、日常の中でちょっとした出来事に少し心が動かされる姿を取り上げたお話である。
全編にぎやかなお話なのだが、実はたいした事件は何も起きておらず、本作のお馴染みの人物たちの普段描かれない親しみある一面が描かれ、おもしろかった。

【ナギとハヤテ、生徒会三人娘と遭遇】
普段引きこもりがちなナギが、久々に登校した。

そして放課後のテラス。
ナギは、携帯ゲーム機に没頭。
その傍らに立つハヤテは、ナギの学校嫌いに頭を悩ませていた。

間もなくナギは、ゲームオーバーとなってしまって怒り、ハヤテを従えて席を立った。

すると二人の前に、偶然を装って生徒会三人娘の泉・美希・理沙が現れた。
何か企んでいるように笑う三人娘である。

自分たちは久しぶりに部活に出席するつもりだという三人娘。
ハヤテはちょっと意外そうな顔をして、部活に入っていたんですね、と発言。

すると三人娘、興味があるなら我が部へ招待しようというと、ハヤテとナギを強引に部室へ案内するのだった。

【動画研究部の活動内容】
生徒会三人娘は、ドーム型のSF風建物にハヤテとナギを案内した。
これこそ、三人娘の所属する動画研究部の部室である。

部室内で、ハヤテは備品を見て、映画を作る部なんですか?!と興味を示す。
すると三人娘、そんな難しいことはしないといい、面白い動画を撮ったり集めたりしているのだという。

ナギは「おもしろそうだな」と動画研究部に、少し関心を示す。

ハヤテはこれを、ナギが部活動に参加することで、まっとうな学校生活を送るきっかけになるのではと考えた。
ナギが部活動に興味を抱くよう、動画研究部はおもしろそうだと強調するハヤテである。

だが、三人娘が試しに写した映像は、ハヤテの女装猫耳メイド姿だった。
さらに、ハヤテが牧村志織を組み敷いている映像や、ハヤテとマリアが抱き合っている映像などなどに、ハレンチなセリフを勝手にアテレコした作品ばかりだった。

ナギは、初めて知るハヤテのハレンチな行動の数々に怒り心頭。
「事故です!」と必死で弁解するハヤテである。

これらの動画は、ハヤテにしてみれば、抹消したい過去の恥の数々である。
ハヤテは映像を録画してあるDVDを取り出し、踏み砕いた。

普段は温和なハヤテも、怒りですっかり感情が昂ぶり、ナギの手を握ると部室を出て行こうとする。
一方ナギは、ハヤテに手を握られ、嬉しそうな様子である。

すると三人娘、ハヤテの服を掴むと、助けを訴えた。
珍しく心細そうな表情を見せる三人娘。
ハヤテとナギを部室に招いたのは、からかうことが目的ではなかったのである。

【理事長・葛葉の部活視察】
三人娘は言う。
今日は、白皇学院理事長・葛葉キリカが部活視察に訪れる日である。

だが、葛葉は、葛葉自身にとっておもしろいことを基準に、部の存廃を決めていた。
すでに葛葉は、スポーツ漫画に登場するような大技が使えないという理由で、テニス部やアメフト部を廃部にしていたのである。

三人娘は、ハヤテの秘蔵女装映像を葛葉に見せることで、葛葉を楽しませ、廃部を回避しようとしたのだという。
そんなもので理事長・葛葉が喜ぶわけはないと呆れ顔のハヤテ。

間もなく、葛葉キリカが詩音を引き連れて登場した。
だが、ハヤテの女装映像が失われたことを知ると、激しく無念がった。
そして無念のあまり、動画研究部の廃部を言い渡した。

すると三人娘、ハヤテの映ったおもしろい動画を撮影すると言い、それが葛葉の気に入れば、部の存続と部費の三割増を認めてもらえるようもちかけた。
葛葉は、三人娘の申し出にのった。

【普通の話を告白】
そして三人娘は、誰にでもある普通の話を集める!と宣言。
まずは理沙が先陣を切って話しはじめた。

そのあまりの普通さに呆れるハヤテ。
すると理沙は、ハヤテに、普通の話が実はあるだろう?と詰め寄った。
気圧されたハヤテは、誰にも話したことのない、だが普通の出来事を話す。

すると、あたしもあたしも!と雪路先生が乱入。
そしてクラウスが、どんな機会も見逃さないと乱入。
さらにサキまでも乱入。

続いてワタルが現れる。
実はワタルは動画研究部の部長であり、部室に顔を見せるのは当然といえた。
ワタルは皆の話を、投げっぱなしでオチが無いと指摘。
そして、拡大する宇宙学説について触れるのだが、「不思議だよな!」と目を輝かせるのみであった。

こうしてたいした事件はおこらないのだが、にぎやかな放課後となるのであった。

【西沢さん、巨大な桃と遭遇】
一方、西沢さんは河原の土手で、「何かいいことないかな~」などと考えながら、ペッツを食べていた。

すると、川を流れる巨大な桃を目撃。
西沢さんは強い興味を抱き、川に駆け寄るが、桃は流れ去った。

桃に触発された西沢さんは、「桃缶買ってか~えろ~」と言いながら、自転車で去るのだった。

今回は、西沢さんの場面が、お話にとても馴染んでいた。

【今回気付いた元ネタ】
◆ナギが制服を着てみたいといっていたアッシュフォード学園は、「コードギアス 反逆のルルーシュ」でルルーシュの通っている学校。
◆美希の話に出て来たドッペルゲンガーは、「おそ松くん」

【予告】
次回「クイズ!宿敵と書いて友と読む!!」
次回は、ナギと西沢さんのお話のようである。
楽しみである。

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ハヤテのごとく! 第48話「ヒナラブ」

  • 2008/03/03(月) 23:59:23

ヒナギク、ラブレターを受け取る?!

【感想概略】
原作未読。今回は、全編を通してヒナギクが中心のお話であり、これまで見せることのなかったヒナギクの一面が描かれており、おもしろかった。

これまでの物語では、ヒナギクは、努力家で責任感が強く面倒見の良い生徒会長であり、姉よりしっかりとした妹という側面が描かれることが多かった。
ヒナギクのまわりにはどういう訳か、葛葉キリカや雪路先生をはじめとする困った人々が多い。
ヒナギクを困らせる人たちは、実はヒナギクにかまって欲しくて甘えているのかもしれないが、ヒナギクは責任感から最後の良心として振る舞わない訳にはいかない。

ところが今回は珍しく、トラブルメーカーたちは一切登場しなかった。
ヒナギクのお話だというのに、雪路も登場しないのである。

今回はいわば、普通の日のヒナギクのお話でもあったのだが、ありふれた日常の中でのヒナギクは、いつも見せるしっかりものの顔とは、少し別の顔を見せていた。
プライベートでのヒナギクは、実は密かに可愛いものが好きで、恋愛から距離を取ろうとする一方、実は全く興味が無いわけではなく、好きな人はいないのかとの母の問いをきっかけに悶々としてしまう。
強がってみせても本心は表向きの態度とは必ずしも一緒ではないヒナギクだが、人間的なところが好ましく思えた。

東宮くんと野々原、大河坊ちゃんと氷室たちの繰り広げる、果てしの無い果し合いも、バカバカしくて好きである

ハヤテのごとく! 第47話「そりゃ安室には帰れる場所があったでしょうけど…」

  • 2008/02/24(日) 23:58:08

ハヤテ、試験に備え休暇を与えられる!
メカ執事13号、ナギとマリアの心を掴むが?!

【感想概略】
原作未読。今回はナギ邸の人びとが中心のお話である。
珍しく嫉妬するハヤテ、ハヤテの嫉妬を知って喜ぶナギ、自身もあまり考えたことのなかった気遣いを受けてちょっとドキドキするマリア、好き勝手に振るまっているようで実は友だちのことを気遣っている咲夜、そして人間には自分の理解できない感情があることに少し羨望と悲しみをかんじ、一見冷たく見えるが実は人間に対し暖かい視線を送るメカ執事13号、などなど、お馴染みの人物とゲスト人物は魅力的に描かれ、お話は各人物の内面が描かれると同時に意外性があり、おもしろかった。

【ナギ、ハヤテに休暇を与える】
ある日のナギ邸。
ナギは唐突に、仕事をしなくていいとハヤテに言う。
クビを宣告されたのかと一瞬落ち込むハヤテ。
無論そんなはずはなく、期末試験が近いので試験勉強に専念してほしいというナギの意向であった。
躊躇するハヤテだが、マリアにも説得され、ナギの言葉を受け入れた。

だが執事長クラウスは出払っており、今のナギ邸の執事はハヤテだけである。
これを心配したクラウスは、事前に臨時の執事を手配しておいた。

ハヤテ以外の執事はいらん!と言い張るナギの前に、少年型のアンドロイドが現れた。
このアンドロイドこそが、ハヤテの代理として呼ばれたメカ執事13号である。

その姿を見て、ナギとマリアは、これは牧村志織の創造物と気付いた。

【ナギ、13号を拒むが…】
当初のナギは、メカ執事13号に反感を示す。
が、13号は人の心を掴むことに巧みであった。

ナギのマンガを見た13号、「へったくそですねえ」とつぶやき、ナギを怒らせる。
だが次に、ナギの漫画の長所を次々と指摘。
さらに、まずはどの方向を修正すればより良くなるかを的確にアドバイスした。
13号の言葉に、いつしか素直に耳を傾けるナギである。

あのナギを相手に、自尊心をくすぐりつつ助言することで納得させてしまう13号の話術の巧みさに、マリアは感嘆の表情を見せる。

【13号、マリアの心も掴む】
ナギの部屋を退出したマリアと13号。
マリアは、手伝いを申し出た13号を案内して歩き始めた。

すると13号、マリアの身体の僅かな変調をセンサーで見抜くと、マリアの肩に手を置いた。
驚くマリアだが、13号は肩が少し凝っていること告げ、マリアの肩を揉み始めた。
マッサージしながら、「何でも一人できるからといって、頑張りすぎるのも問題ですよ?」といたわりの声をかける13号。
どうやら13号は、介護ロボとしての機能も備わっているらしい。
13号の巧みなマッサージに、マリアは頬を上気させる。

さらに13号、言いつけてもらえれば全ての仕事を行なうと申し出た。
それはいくらなんでも申し訳がないという表情を見せるマリア。
すると13号、「女の子の前で格好つけたいというバカな男心ですから、格好つけさせてください」と笑う。
頬を赤らめるマリアである。

【ハヤテ、13号に嫉妬】
一方、ハヤテは、自室で咲夜に勉強を見てもらっていた。
いつも好き勝手に振る舞っているように見える咲夜だが、それは照れ隠しと相手に気を遣わせないためであり、今もハヤテの勉強に親身に付き合っていた。

だがハヤテは、仕事をしないことに落ち着かないようで、今ひとつ身が入らない。

そんなハヤテに、咲夜は、代わりの執事が来るから大丈夫と伝える。
咲夜としては、ハヤテは、ナギやマリアのことが気がかりなのだろうと気遣っての発言のようである。

だが、新しい執事と聞いてハヤテは動揺、不安そうな表情を見せる。
咲夜はハヤテに、ハヤテとナギの絆をもっと信じても良いのではという。
その言葉に気を取り直したかに見えたハヤテ。
だが結局、ナギたちの様子をのぞきに行く。

そして、ナギの部屋をのぞいたハヤテの目に映ったのは、すっかりナギとマリアに打ち解け、談笑する13号の姿だった。

ハヤテは13号に嫉妬の念を抱いた。
ナギの心が、マリアの心が、13号に向いてしまうことを、自分が不要と思われることを恐れた。

【ナギ、ハヤテの嫉妬を喜ぶ】
咲夜はナギたちに、ハヤテが13号に嫉妬していると話す。
咲夜としては、決しておもしろがっている訳ではなく、ハヤテのことを気遣ってのことのようである。

ナギは、ハヤテが嫉妬と聞くと身悶えして大喜び。
咲夜は、そんなナギを悪趣味と呆れる。

一方、13号は、何故ナギが喜ぶのかよく分からない様子である。
ジェラシーとは嬉しいことなのですか?と不思議そうに尋ねた。
13号には、人間の負の感情を助長するプログラムはインプットされていないからだという。

【13号、人の心を操る?!】
ナギたちは、こっそりとハヤテの部屋をのぞく。

あれがジェラシーかと、にやにやと笑うナギ。
一方、ナギの悪趣味をたしなめ、早くなぐさめに行くように促す咲夜である。

すると13号、ナギを制止。
このまますぐになぐさめては相手の思う壺と指摘。
何やら策を授けるのだが、なにか企んでいるような笑みを浮かべる13号である。

まず13号の策略により、マリアがビキニ姿にさせられ、羞恥のあまり逃走。
次に、13号とナギ、そして咲夜で夜食をつくる。
が、13号の入れ知恵により、咲夜一人で差し入れた。

談笑する咲夜とハヤテをドアの隙間からのぞき、嫉妬に燃えるナギ。
すると13号、ハヤテさまと咲夜お嬢様は仲がよろしいのですね…、とナギの耳元でささやいた。
ついにナギは激怒、飛び蹴りでハヤテをどつき倒した。

だがハヤテも咲夜も、ナギが何故怒っているのか全く分からない。
咲夜は、さっきまで機嫌の良かったナギの感情の変化の激しさを、子どもっぽいと呆れる。

13号はナギの不機嫌の理由を知らないふりをする。
そして咲夜に「ナギお嬢さまは、何やらご機嫌がよろしくないようなので、退散して頂いたほうが…」と囁いた。
「咲夜お嬢さまは、ナギお嬢さまより大人なのですよ」というと、片目をとじる。
13号の言葉を受け入れ、咲夜は退散した。

13号は、人間の自尊心をくするぐのが上手い。
だがここまで来ると、計算づくで人の心を操ってしまう13号には恐ろしいものがある。

部屋には、ハヤテとナギ、そして13号が残された。

【13号、ハヤテは不要と囁く?!】
いまだハヤテへの怒りのおさまらないナギ。
すると13号、ナギの隣に立ち、「彼はかなり出来の悪い執事のようですね」と発言。
この言葉に落ち込むハヤテ。
一方、ナギはハヤテをかばうような表情を見せる。
ナギにしてみれば、自分がハヤテに怒るのはともかく、他人がハヤテを悪く言うのは耐えられないようである。

13号はハヤテの欠点を次々と指摘。
今後も自分が執事の方が良いのでは?と言い放つ。

ナギは、13号の方が優秀という指摘に反論できない。
ハヤテは、ぼくがお嬢さまの側にいても…とつぶやき、ナギの困ったところの改善に全く役立っていないというと、ナギの困った点を次々と列挙。

ナギは真っ赤になると、ハヤテのまん前に駆け込み、ハヤテの言葉を遮った。
そしてハヤテの手をとり、ハヤテの目を見ながら言う。
わたしの執事はお前だけだ。
ちょっとくらい優秀でない方が、わたしにあっている。

二人の和解を見届けた13号は、そっと部屋を出て行った。
ハヤテは、13号が自分たちのために芝居を打ったことに気付く。

【13号、エイトの嫉妬を思い出す】
13号は、ちょっとくらい優秀でない方がいい、というナギの言葉に、人間は複雑だ、と笑う。
そして牧村志織の元にいた頃を思い出す。

その頃、13号にとって兄である介護ロボ・エイトは、13号に激しく嫉妬していた。
怒り狂い、13号に襲い掛かろうとするエイトだが、牧村から電撃を浴びて動きを止められた。

自分は危害を加えようとした訳ではないのに、なぜエイトは攻撃しようとしたのか。
13号には全く分からない。

牧村は、「わたしがあなたにかまってばかりだから、この子、ジェラシーかんじたみたい」と苦笑する。
「この子、あなたみたいに優秀じゃないから」という牧村。

13号には、嫉妬というものがどうしても理解できない。
だが13号の目にも、牧村は、性能では13号に劣るエイトを「この子」と呼び、大事に思っていることは伺えた。

【13号、散る】
13号は、自分がいることはナギの幸せを妨げると判断。
ハヤテに後を託し、屋敷を去ろうとする。
その時、テレビのニュースが、巨大隕石が間もなく落下すると報じた。

ハヤテたちが空を見ると、上空に巨大な隕石が肉眼で見えた。
隕石の大きさは想像を絶しており、もはや地球上に逃げ場はない。

すると13号、自分に内蔵された自爆装置で、隕石を地表に影響の及ばない宇宙空間で爆発させるといい、飛び立つ構えを見せた。
ナギは自爆と聞くと血相を変え、13号に取りすがり、「許さないぞ、命令だぞ」と涙を流して引き止める。
13号は、命に代えても主を守るのが執事の務め、命令違反をお許しくださいと言い、ロケットエンジンを始動、ノズルから白い煙をもうもうと噴出する。
それでもナギは、13号から決して離れようとしない。

13号は、自分を離そうとしないナギを見て頬をゆるめると、ハヤテにナギを託す。
そして「もし生まれ変わることを許されたら、今度こそジェラシーの感情をインプットしてもらいます」と笑うと、飛び立った。

間もなく、上空が眩く光った。
目をあけると隕石は粉々になっていた。

【予告】
次回「ヒナラブ」
次回は久々にヒナギクが中心のお話のようである。
白皇学院が舞台のお話も久々であり、楽しみである。

【今回気付いた元ネタ】
◆今回は、映画ネタが多かった気がする。ナギが見ていたテレビに映っていたのは「刑事コロンボ」「マトリックス」など。またラストで、月面で岩によりかかる13号は「スペースカウボーイ」と思われる。
◆月を背景に浮かぶ巨大隕石は、「逆襲のシャア」のアクシズ。
◆メカ執事13号は、特撮ヒーロードラマ「キカイダー」及び「ロボット刑事」。
◆ラスト、飛行形態に変形した13号は、上半身は「Zガンダム」のガンダムMKⅡか、下半身は劇場版ガンダムのコア・ブースター。

ハヤテのごとく! 第46話「奴の名は魔球投手ワタル!!!」

  • 2008/02/17(日) 23:24:20

伊澄、ブレザー姿で謎の行動!
ワタル、伊澄を巡って野球勝負?!

【感想概略】
原作未読。今回は、ワタルとサキが中心のお話である。
伊澄に片想いし、伊澄の心が分からないワタルの苦悩、これまであまり描かれることのなかった伊澄の霊能者としての活躍、そしてワタルに片想いしながらも年長者としてワタルを応援するサキの複雑な内面、などなど、各人物の内面が描かれ、おもしろかった。
また今回は久々にパロディが多めで、こちらも楽しめた。

【ワタル、伊澄の意外な姿を目撃】
ある日の朝。
ワタルは街で、ブレザー制服姿の伊澄を見かけた。
学校に通う時すら和服の伊澄の意外な姿に、ドキドキするワタル。
やがて、超方向音痴のはずの伊澄は、何の迷いもなくバスに乗り、何処かへ去ってしまった。

伊澄の思いがけない行動を、ワタルはどう解釈して良いのか分からない。
まずはナギの元へ駆け込み、相談するワタルである。

するとナギ、伊澄は他校の生徒を好きになり、その学校へ忍び込むため変装したのではないかと推測。
ワタルはナギの言葉を真に受け、伊澄にそれほど好きな男子が現れたと勝手に思い込んで落ち込み、抜け殻のようになってしまう。

ハヤテとマリアは、あまりワタルを動揺させるようなことを吹き込んでは気の毒とナギを諭すのだが、ナギに反省の色はない。
ナギにしてみれば、ワタルは弟のようなものであり、ワタルの困った顔を見るとついからかいたくなるのかもしれない。

【サキ、ワタルの異変の理由を知る】
レンタルビデオ店にもどっても、ワタルは立ち直れず、得意とすることでも些細なミスを頻発。
ワタルに何があったのか心配したサキは、ビデオ店を訪れたハヤテと出くわす。

場所をかえて、サキはハヤテから事情を聞いた。
だが、事情を理解したサキは、なぜワタルは困ったとき、自分を頼ってくれないのかと落ち込む。
ハヤテは、同世代の方が相談し易いという程度のことなのでしょうとサキを慰めるのだが、やっぱり年上じゃダメですか、ハタチは賞味期限切れということでしょうかとますます落ち込むサキである。

ワタルにしてみれば、サキは一緒に暮らす家族のようなものであり、恋愛のことは相談しづらく、一方ナギは他人であり、いつも顔を会わせる訳ではないので、かえって話し易いのかもしれない。またハヤテのいうように、同世代の方が相談しやすいところもあるだろう。

サキとハヤテは、フラフラと歩くワタルに気付いた。

【ワタル、潮見高校へ潜入】
サキとハヤテは、ワタルを尾行。
するとワタルは、伊澄の目的地と思われる高校へ向かっていた。

到着した高校はなんと、かつてのハヤテの母校であった。
ワタルは学校の敷地に入ろうとするが、周囲にはフェンスが張り巡らされ、校門は固く閉ざされ、潜入など不可能である。

悪戦苦闘するワタルの前にサキが姿を現す。
サキは、ハヤテから聞いた秘密の抜け穴にワタルを案内するが、穴は無い。
そこへ西沢さんが登場。
ワタルから中に入れて欲しい頼まれた西沢さんは、金網の一部を取り外すと、人ひとりがかがんで通れる程の穴が開いた。
よく遅刻しそうになるから抜け穴を知っていると自慢げな西沢さんである。

【ワタル、逃げ出す】
校内に潜り込んだワタルは、伊澄の姿を捜す。
そして、グラウンドに半袖体操着でブルマ姿の伊澄を見つけた。
だがタオルを持つ伊澄の視線の先には、バッティング練習に励む野球部員「先輩」がいた。

伊澄の姿こそ青春の汗を拭おうとする乙女の姿とサキに教えられ、ワタルは大ショックを受けた。
ワタルは、自分を青春の血潮とは無縁の人間と改めて自覚、自分に流れるのはドロドロのオタクの血だと、すっかり自信を無くし、その場を逃げ出した。

【伊澄、霊を憑依させる】
伊澄はタオルを手に先輩に近づいた。

すると、先輩の背後に、ジャージ姿の女子生徒の霊が出現。
凄まじい怨念を放ち、伊澄を威嚇する。

伊澄は霊に、ここにいたんですね、と語りかけ、微笑んだ。
自分の姿が見えていることに驚く霊である。

伊澄は、先輩に好意を抱いている訳ではなかった。
実は、この女子マネージャの霊を捜していたのである。

この女子マネージャの霊、先輩の汗をタオルで拭いたいという未練があって成仏できずにいた。
そして、先輩の汗を拭おうとする女子たちを威嚇し遠ざけていたのである。
伊澄の目的は、この女子生徒の霊の除霊であった。

伊澄は、霊に話しかけ、思いを遂げるため自分の身体を依代として貸すと申し出た。
霊は伊澄の申し出を受け、伊澄にのり移った。

【ワタル、先輩に野球勝負を挑む】
サキは、ワタルを追って肩をつかみ、このまま逃げてよいのか尋ねた。
自信の無さと逃げることばかりを口にするワタルを、サキはひっぱたいた。
サキとしては、ワタルには自分が大事に思うものを簡単に投げ出す人間になってほしくなく、例え努力が願いに届かないとしても、力を尽くして欲しいとおもったのだろう。

サキは、こういう時は野球勝負を挑むものだとワタルに助言。
するとワタル、伊澄に汗を拭ってもらう権利を賭け、野球部員に勝負を挑んだ。

ワタルは渾身の一球を投ずる。
が、見事に打たれた。
ワタルは敗れたが、全力を尽くしての勝負に悔いは無く、力を使い果たして倒れた。

【伊澄、霊を成仏させる】
先輩はワタルの健闘を賞賛。
力のこもった勝負で流した汗も心地よさそうな様子である。
伊澄に憑依した霊は、先輩の汗をタオルで拭うと、大感激し、成仏した。

成仏を見届け、微笑む伊澄だが、膝をついてしまう。
霊に身体を貸すことは、伊澄にとってかなり消耗することのようである。
地面に手をつく伊澄を、ハヤテが抱きかかえた。

ワタルは目をさますと、サキに抱きかかえられていることに気付く。
13歳とはいえ、人ひとりを軽々と抱きかかえるサキの腕力は、相当のものだろう。

ハヤテに抱きかかえられた伊澄は、ワタルの行動が除霊の手伝いとなったことに礼を言った。

ワタルは、伊澄の様子から、どうやらこの学校に好きな男子がいる訳ではなさそうなこと、そして自分は何か伊澄に感謝されることをしたらしいと気付く。

【サキ、ワタルを誉める】
夕方。
帰路につくワタルとサキ。
ワタルは、今回の自分の行動は全て、伊澄に好きな男子がいると勘違いしてしまい、そのまま突っ走ってしまった一人相撲だったと気付く。

「カッコ悪いよな」というワタルに、サキは「今日の若は、男の子だったですよ」と笑った。
大事に思うものに届くよう全力を尽くすワタルの姿勢を、少なくともサキだけは理解している様子である。

「格好良かったですよ」と笑いかけるサキに、ワタルはいつもの自分を取り戻し、店を留守にしたままだというと、サキの手をとって走り出した。

【今回気付いた元ネタ】
◆潮見高校の不良は、「北斗の拳」のジード一味。
◆潮見高校のスケバンは、「スケバン刑事Ⅱ」の南野陽子演ずる2代目麻宮サキ。
◆潮見高校の時をかけている少女は、1983年の映画「時をかける少女」の原田知世演ずる主人公・芳山和子。
◆マネージャの霊は、「タッチ」のヒロイン・浅倉南。
◆野球勝負のイメージ映像は、「巨人の星」の星飛馬と花形満。
◆野球勝負の時、瞳の中で炎が燃える表現は、「巨人の星」の星飛馬。
◆サキのセリフには、「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」からの引用が多く見られた。
◆膝をつくサキの前に現れる黒い直方体は「新世紀エヴァンゲリオン」より。
◆野球勝負に敗れ、燃え尽きたワタルは、「あしたのジョー」のホセ・メンドーサ戦の後の矢吹ジョー。

ハヤテのごとく! 第45話「二月のマリアさん感謝デー!ですわ?」

  • 2008/02/10(日) 23:59:22

ナギとハヤテ、マリアに休暇をプレゼントするが?!

【感想概略】
原作未読。
今回は、いつも働きづめのマリアに休んでもらおうと、ナギとハヤテが奮闘するお話である。
牧村志織や葛葉キリカともかなり親しいというマリアの意外な人脈が描かれ、牧村志織はマリアにかなりの信頼をおき、傲岸不遜な葛葉キリカですらマリアには一目置き、ホテルの仕事もベッドメーキングから客への対応まで手際よく処理するマリアの有能さが描かれ、新たなマリアの一面が描かれており、おもしろかった。
マリアにとって最も嬉しかったことは、自分をこれ程までに大事におもってくれるナギとハヤテの気持ちなのだと思う。

【ナギとハヤテ、マリアの休暇を思案】
マリアはスーパーメイドであり、その有能さは超人的である。
ナギとハヤテは日頃からマリアの世話になりまくり、常々、マリアに感謝の念を抱いていた。

だが、マリアも人間であり、働きづめで平気とは思えないナギとハヤテなのだが、休暇をとって欲しいと言われてマリアが承知するとも思えない。

ナギとハヤテは、ワタルのレンタルビデオ店で思案する。
するとサキが、あるアイデアを提案する。
それは、高級ホテルでのレディース宿泊プラン・リラクゼーションツアーをプレゼントすることであった。
サキの友人たちに大好評だったというこのプランに、ナギとハヤテは確かにこれなら、疲れがとれ、癒されそうだと目を輝かせた。

【ナギとハヤテ、マリアに休暇をプレゼント】
そして翌日。
ナギとハヤテは行き先を告げず、マリアをホテルに案内し、リラクゼーションツアーをプレゼントする。

初めは面食らったマリアだが、ナギとハヤテの気持ちを喜び、満喫することにした。

ところがこのホテルでは、生徒会三人娘をはじめとする白皇学院の生徒たちが、一日体験学習で従業員として働いていた。
ハヤテがこのホテルを選んだのは、割引という言葉に思わず心惹かれてしまったためだが、割引の理由はこれであった。

ルームサービスに現れたのは、生徒会三人娘の一人・瀬川さんなのだが、紅茶を淹れようとするその手つきはたどたどしい。
思わず世話を焼こうとしてしまうマリアだが、ナギとハヤテになだめられ、休暇を満喫する腹をくくる。

【雪路先生のマッサージ?】
マッサージを担当するのは、何と雪路先生である。
その手つきが何やら妖しげなことに不安を覚え、マリアは、随分お疲れのご様子ですね、と声をかけながら逆に雪路先生をマッサージする。
マリアのマッサージに、雪路先生はすっかりリラックスし、日頃抱いている悩みを打ち明けていた。
マリアは雪路先生に微笑みかけ、どうかご自分らしく、と雪路先生に声をかけ、身体をいたわった。
身体も心もすっかりマリアに癒され、マリアを抱きしめて涙する雪路先生である。

【マリア、事実上の支配人と化す】
ホテルの庭園で、マリアは伊澄に出会う。
社会性を身につけるため体験学習に参加することにしたという伊澄である。

マリアは、伊澄をフロントに案内する。
すると生徒たちが、マリアに助言を求めて集まってきた。
マリアは快く質問に答え、時には生徒たちに代わって客へ対応する。

そして…。
マリアをすっかり尊敬の目で見る生徒たちは、ホテルの仕事についてマリアに指示を仰ぎ、その的確な指示に従って業務を遂行、マリアは事実上の支配人と化していた。
ほとんど休めていないマリアだが、生徒たちの喜ぶ顔を見ることができ、これはこれで満足な様子である。

【マリアと葛葉キリカ】
このホテルに、白皇学院の理事長・葛葉キリカと詩音が訪れた。
葛葉は、スイーツを山のように注文。
パティシエを過労で病院送りにしていた。

これに困り果てた引率教師の牧村志織は、マリアに相談をもちかける。
牧村は、マリアを「マリぽん」「マリアっち」と呼び、旧知の仲のようである。
いずれ、牧村とマリアの過去を描いて欲しいところである。

するとマリアは、密かにハヤテを呼び、自らのレシピによるスイーツを作ってもらった。
葛葉はこれを口にすると大満足し、席を立った。

フロントで、葛葉はマリアと出くわす。
傲岸不遜な態度を崩さない葛葉に、マリアは上品に挨拶した。
すると葛葉、頬を赤らめ、スイーツの礼を言うと、立ち去ってしまった。
あの葛葉ですら、マリアには一目も二目も置いているようである。

マリアと葛葉の間には、どのような過去があるのか。
いづれ描いて欲しいところである。

【ナギ邸にて】
翌日のナギ邸。
お屋敷が一番、というマリア。
ナギとハヤテは不安そうに、昨日は休暇になったかマリアに尋ねる。
すると、ナギとハヤテに礼を言うマリアである。
マリアは、100%休めた訳ではなかったが、マリアにとって最も嬉しかったことは、自分をこれ程までに大事におもってくれるナギとハヤテの気持ちのようである。

ここでナギとハヤテは、マリアが若返ったと強調する。
これでは普段は老けていると言っているに等しく、マリアを怒らせるのであった。

【予告】
次回は、ワタルと伊澄のお話のようである。
ワタルが中心のお話は久しぶりであり、楽しみである。


【今回気付いた元ネタ】
牧村志織によるマリアのニックネーム「マリアっち」は、ロバート・ロドリゲス監督のアクション映画「エル・マリアッチ」より?

ハヤテのごとく! 第44話「就職率120パーセントの謎(仮)」

  • 2008/02/03(日) 20:05:41

ナギの漫画は伊澄以外には理解不能!
ナギ、自作漫画をアニメ化!

【感想概略】
原作未読。今回は、ナギの漫画を理解できないと言うハヤテとマリアたちのために、ナギが自作漫画「マジカルデストロイ」をアニメ製作会社に発注してアニメ化し、友人たちの前で上映するお話である。
伊澄はナギの漫画を本気で絶賛、一方ハヤテとマリアはナギの漫画の難解さに困惑しつつも何かを読み取ろうとする。
ナギの創作活動に対する各人の反応の違いが描かれ、アニメ製作現場のシビアな実態がディフォルメされてコミカルに描かれ、おもしろかった。

【ナギ、読者に歩み寄った漫画を描く】
ある日のナギ邸。
ナギは自作漫画を大幅に修正し、ハヤテとマリアに見せた。
ナギとしては、一般読者に歩み寄った内容を心がけたつもりであった。
だが、難易度が高いと困惑の色を見せるハヤテとマリア。

すると室内に何故か伊澄が出現。
ナギの漫画を読んで「おもしろいわ」と目を輝かせた。
そして伊澄は続きの漫画を描いて、皆に見せた。
これもナギの漫画に負けず劣らず難解である。
だが唯一人、ナギは伊澄の手を取り、伊澄の才能を絶賛する。

さらに何故か咲夜も室内に出現。
「あの二人、すごいやろう?」とハヤテに囁き、いたずらっぽく笑う。

【ハヤテ、漫画を披露】
咲夜は、ハヤテが以前漫画賞を受賞したことを知ると、目を輝かせた。
ナギは、そう言えばハヤテの漫画を見たことが無いと言い出すと、伊澄もマリアも目を輝かせる。
こうして期待を一身に背負ったハヤテは、一本の漫画を見せた。

だが…。
咲夜は「手堅すぎてムカツク」と切捨て、マリアは「可愛い絵なのに、何か不健全なにおいがしますわ…」と評し、伊澄は「最初からウケを狙っている感じがして…」と眉をしかめ、評価はさんざんである。

ナギは、「媚びる振りをしてバカにしているような作風では、審査員の目は欺けても、真の読者を唸らせることなどできんぞ!」と勝ち誇ったようにハヤテに説教するのだった。

【ナギの漫画はあらすじさえ不評】
伊澄は、ナギに、漫画の続きはどうなるのか尋ねた。

咲夜からも尋ねられると、ナギは得意となって難易度の高い物語を、怒涛の勢いで語り始めた。
が、マリアはナギの口を手で塞ぎ、中断させた。

ハヤテたちは困った笑顔で、もっと分かりやすくする工夫をしないと、読者には伝わりませんよ、と諭すのだが、ナギは納得がいかない。

ナギは考えた。
何故、皆に自分の作品が理解されないのか。
そして、それは漫画という表現手段のためだと結論。
アニメならば理解できるだろうと考え、自作漫画のアニメ化に動き出すのである。

【ナギたち、アニメ会社を訪問】
ナギは、ハヤテとマリア、伊澄と咲夜を連れて、とあるラーメン屋を訪れた。
そして店員の少女にアニメ雑誌を見せると、ナギたちは奥の部屋に通された。
すると照明が落ち、再び灯りが燈ると、ナギたちはアニメスタジオにいた。

ラーメン屋とは仮の姿、その正体はアニメ製作会社だったのである。

アニメスタッフたちは、なぜか全員美少女なのだが、作画する者、原画動画を次の工程の担当者へ運ぶ者、指示を下す者、床で眠る者、などなど、アニメスタッフのシビアな姿が描かれている。

さらになぜか生徒会三人娘も見学に訪れ、あちこち勝手にのぞき回っている。

ナギは早速、自作品のアニメ化について交渉開始。
難色を示すアニメ会社のプロデューサたち。
だが、三千院家の次期当主であるナギの漫画のアニメ化を指名されたことにより自社の株価が急上昇したとの連絡を受けると、顔色を変え、早速ナギの漫画のアニメ化を開始するのだった。

【マジカル・デストロイ試写会】
ナギの漫画のアニメが完成した。
期待に胸を膨らませるナギと伊澄、生徒会三人娘。
ハヤテとマリアも、どんなものが出来たのか期待している様子である。

そしていよいよ上映がはじまった。
まずはオープニングである。

勇ましい歌を背景に、筋骨隆々とした少女(?)が、豪刀をひっさげて疾走する。
太い腕、太い首、堂々たる体躯、そして鋭い眼光。
鍛え抜かれた強靭な肉体は、敵を一撃で殴り殺せる破壊力を伺わせる。
彼女(?)こそ、魔法少女ブリトニーである。

花屋で働くブリトニー。
だがブリトニーは何かに気付き、ギラリと鬼の眼光を放った。

赤く目を光らせる巨大なバケモノどもが、ブリトニーの前に立ち塞がる。
ブリトニーは天高く跳躍。
バケモノどもに向けて、ごつい刀を振り下ろす。
その形相は、まさに鬼である。

ここまでが、オープニングのようである。
確かに迫力はある。
「魔法少女」ではなく「魔界剣豪」と名乗ったほうが相応しいかもしれない。

次に、本編がはじまった。
キャラクターたちは何故か「ハヤテのごとく」お馴染みの登場人物たちそっくりであり、物語は展開していく。

主人公ブリトニー(演:マリア)は、先輩(演:ハヤテ)に憧れていた。
が、ブリトニーは自分の気持ちを伝えるわけにはいかなかった。
なぜなら先輩は、妻子ある身なのである。

だがある日、先輩は、悪い魔女(演:雪路)により、星の姿に変えられてしまう。
ショックで先輩の妻(演:ナギ)は寝込み、息子(演:ワタル)は非行に走ってしまう。
先輩にかけられた魔法を解くため、ブリトニーは星となった先輩と、敵を倒す旅に出る。

だが、ブリトニーは葛藤する。
元の姿に戻れば、先輩は妻のところに帰ってしまう。
だがもしも、このまま魔法が解けなければ、たとえ星の姿であっても、ずっと先輩と一緒にいることが出来る。

ブリトニーは決断する。
それは…。

ここで、場面は伊澄の漫画のアニメに切り替わり、終わるのであった。

上映が終わり、ナギと伊澄は目を輝かせ、大興奮である。
が、生徒会三人娘は唖然とし、硬直。
咲夜は爆睡。
ハヤテとマリアはとうとう脳が内容を処理しきれなくなり、頭から煙を上げて目を回すのであった。

【ハヤテとマリア、ナギの漫画の理解を再び試みる】
夜。
ナギ邸では、マリアは改めてナギの漫画を見ていた。
するとハヤテも、ナギの漫画を読みに現れた。

ナギが一生懸命描いたものだから、理解したいというハヤテとマリア。
そして、ブリトニーと先輩のことが以外と気になると笑う。

実はナギも、ブリトニーの決断をまだ描いていないらしいというマリア。
するとハヤテ、「マリアさんならどうしますか?」と尋ねた。
マリアはちょっと考え、「先輩がハヤテくんなら、一生星の姿のままにしておいてもいいかもしれませんね」と笑う。

ハヤテはマリアに、続きの漫画を描いてみてくださいと勧めた。
初めは断りながらも、珍しく強く勧めるハヤテに、マリアは漫画を描いた。
「全ヒロイン同時攻略だ!」と叫ぶ主人公がハヤテだというマリア。
ハヤテは、「ぼくは鬼畜ですか?!」と突っ込みを入れる。

するとマリア、「ダメですか?」というと、ハヤテの胸を指で突っつき、「だったら、ちゃんと決めないとダメですよ?」と、片目を閉じて笑うのであった。

ハヤテのごとく! 第43話「ポセイドンアドバンスジェネレイターガバス」

  • 2008/01/27(日) 15:43:01

ナギ、「つれない態度」でハヤテを振り向かせようとするが?!

【感想概略】
今回は、ナギがハヤテを振り向かせるため画策した作戦が、ハヤテを大ピンチに追い込むお話であり、結局ナギの思い通りにはならず、それどころかハヤテが新しい道に目覚める脅威を覚えることとなり、おもしろかった。

【ナギ、「つれない態度」作戦を立案】
ナギは、ハヤテを振り向かせるための妙案(?)を思いついた。
それはハヤテにつれない態度をとることで、ハヤテの心がナギを追いかけるように仕向ける、というものだった。
ナギにしてみれば、自分はハヤテの心を追いかけているのに、ハヤテは気付きもせず、どこか違う方向へ全力疾走している、というのが実感のようである。
もっとも、ナギに追いかけられていることに気付きもしないハヤテの心がどこへ向かって走っているかというと、いつも恋愛以外の方向へ疾走しているというのが、実態のようだ。

だが屋敷では、ナギはハヤテに助けられてばかり、ハヤテがナギを頼ることなどなさそうである。
ナギは思案する。
ハヤテにとっては不慣れだがナギは慣れており、ハヤテがナギを頼らざるを得ない環境は無いものか、と。

その時、咲夜からクルーザでの船旅の誘いの電話が入った。
これこそ、ハヤテがナギを頼らざるを得ない環境、とナギは閃き、咲夜の誘いに乗るのである。

【ナギ、ハヤテに「つれない態度」をとるが…】
クルーザーとは、中・大型のヨット(遊ぶための船)を指す場合が多い。
が、港に繋留されている咲夜の「クルーザー」は、巨大な大型客船、それもタイタニック号にしか見えなかった。
度肝を抜かれるハヤテだが、ナギは涼しい顔である。
ナギは、ハヤテとマリア、そしてクラウスをお供に乗船する。

初めての豪華客船に目を輝かせるハヤテ。
一方、ナギは、咲夜と組んでハヤテを困らせる策略を実行。
ハヤテに激しいダンスを躍らせ、巨大なミラーボールを落下させ、わざと船体を左右に揺らすという荒業を敢行。
全ては、ハヤテがよりナギを頼りたくなる状況を作り出すためである。
激しく揺れる甲板で、ハヤテはプールに落ちてしまうが、それでも嬉しそうである。

が、ナギは冷たい口調でハヤテを叱責。
するとハヤテは目尻に涙をにじませ、すがるような目でナギに謝罪する。
ハヤテの可愛らしさに、ときめいてしまうナギだが、心を鬼にしてつれない態度をとり続ける。

ハヤテは、自分はナギが気を悪くすることを、またしてしまったのだろうかとマリアに尋ねる。
ナギのつれない態度は、ハヤテのナギへの恋愛感情を全く刺激していない様子である。

一人で船内を見て廻れとナギから言い捨てられ、ハヤテは船内へ姿を消した。

【武装強盗、船を占拠】
咲夜と二人、ティータイムをくつろぐナギ。
ナギは、船が良く出来ていることへの感心を素直に口にするが、同時に、この船は沈みそうなデザインだが大丈夫かと尋ねる。
すると咲夜、この船には映画「タイタニック」より金がかかっている、テロリストにでも襲われない限り大丈夫と胸をはる。

その時、銃声が鳴り響き、甲板に覆面姿で銃を持った男たちが出現した。
何と、武装強盗が船を占拠したのである。

だがこの強盗たちは、クラウス及び伊澄の執事たちにより、あっという間に縛り上げられてしまう。
実は情けない強盗たちだが、逆上した強盗の一人が起爆スイッチを押した。
すると船内各所に仕掛けられた爆弾が次々と爆発、たちまち猛烈な勢いで浸水がはじまった。
もはや沈没は時間の問題であった。

ナギは、ハヤテを捜しに走った。
ナギのイタズラによって、ハヤテはかなりのダメージを受けており、コンディションは万全ではない。
罪悪感と焦りをおぼえながらハヤテを捜すナギである。

【ハヤテVSジョーズ】
浸水した船内で、ハヤテは、伊澄が木箱に乗って漂流しているのを見つけた。
ハヤテは冬の冷たい海水に飛び込み、伊澄救出を試みる。

すると巨大なサメが二匹出現。
口を開くとハヤテの身長ほどあるという、鯨のような巨体である。
巨大ザメはハヤテを丸呑みにしようと猛然と襲い掛かった。
丸呑みにされる瞬間、ハヤテは全身をつっかい棒にしてサメの口が閉じるのを食い止め、どうにか食べられずにいた。

そこへハヤテを捜すナギが現れ、一瞬絶句した。
だが次の瞬間、躊躇なく水に飛び込んだ。
ハヤテを助けるためである。

するともう一匹のサメが、ナギに襲い掛かった。
ハヤテは火事場の馬鹿力を発揮、自分を呑み込もうとするサメを持ち上げ、ナギを襲うサメに叩きつけた。
二匹のサメは動かなくなった。

が、ハヤテもまた力を使い果たした。
もはや動くことが出来ず、水に沈んでいき、意識を失った。

【ハヤテ、新しい扉を開く?】
気が付くと、ハヤテは救助船のベッドの上にいた。
クラウスに救出され、事なきを得たのである。
礼を言うハヤテ。
素っ気無い態度のクラウスだが、冬の海に飛び込んで助けたことを恩に着せるわけでもない。

背を向けたクラウスに、なぜか頬を赤らめ熱い視線を送るハヤテ。
ナギにハヤテハヤテと呼ばれても、ハヤテはクラウスを見つめ続けた。

ナギは、ハヤテがクラウスと新しい扉を開くことに脅威を覚え、それだけは許さんぞ、とハヤテに釘を刺すのだった。

【今回気付いた元ネタ】
◆武装強盗の仮面は、「ガンダムSEED」のラウル・クルーゼ、「武装錬金」のパピヨン、「Gガンダム」のシュバルツ。
◆今回のサブタイトルは、転覆した豪華客船からの脱出を描く映画「ポセイドンアドベンチャー」、1998年放映のアニメ「ジェネレイターガウル」

ハヤテのごとく! 第42話「それは犬と鼠とブルドッグのように」

  • 2008/01/20(日) 23:58:41

ナギとマリア、ハヤテの弱点を探るが?!
ハヤテとワタル、それぞれマリアとナギに勉強を見てもらうのだが?!

【感想概略】
原作未読。
今回は、前半はナギたちがほとんど完璧に見えるハヤテの弱点を探るお話、後半はハヤテとワタルが、それぞれマリアとナギに勉強を見てもらうお話である。
ゲストの咲夜、伊澄、ワタルたちによって物語はにぎやかに進行、咲夜の自分のことより友人のことを優先する一面、そんな咲夜に恩義をかんじているワタルの内面、ナギとワタルが道を踏み外そうとしていると誤解して珍しく眉を吊り上げるハヤテ、などなど、人物それぞれの内面も描かれており、おもしろかった。

■ハヤテの弱点とは?
【ハヤテ、贋作を見抜く】
ナギ邸の一室に、絵画が飾ってあった。
クラウスが知人から譲り受けた一品であり、2億円の価値があるとクラウスは自慢げである。
が、ハヤテはこれを一目で贋作と断言。
怒るクラウスだが、この直後に鑑定家が登場、やはり贋作と鑑定した。

ナギとマリアは、絵画の鑑定までこなすハヤテに驚嘆する。
ふと、ナギは疑問を抱く。
何でもこなしてしまうハヤテだが、何か弱点はないのか。

ナギはマリアを無理矢理付き合わせ、物陰からハヤテを観察し、弱点を探る。
だが、目に映るのはナギの食べ物の好き嫌いの多さに頭を悩ませるハヤテ、そして数学の問題集を解き、苦手箇所を克服していくハヤテの姿である。

【ナギ、オバケをハヤテの弱点と確信するが…】
早々と打つ手に窮したナギだが、少し考えると、オバケに扮装した。
オバケが怖くない者はいないだろうと確信するナギ。
「それはあなたの弱点なのでは…」と突っ込みを入れるマリアである。
ここら辺、自分を基準に物事を考えてしまうナギが可愛らしかった。

夜を待つとつぶやき、ナギは邪悪な笑みを浮かべる。
ハヤテを驚かす気全開である。

だが、そんな必要はないとマリアはカーテンを閉めた。
部屋が薄暗くなると、ナギはとたんに怯えた表情を見せる。
が、引きつった笑みを浮かべ、精一杯マリアに強がって見せた。
マリアは、背を向けたままナギの虚勢を聞いていたが、ゆらりと振り向いた。
マリアの顔はのっぺらぼうになっていた。
腰を抜かし、目を硬く閉じて震えるナギ。
マリアはのっぺらぼうのお面を外すと、ナギの怖がりぶりに苦笑気味である。

【咲夜と伊澄、ハヤテの弱点調査に参加】
すると、何故か天井から咲夜が飛び降りてきた。
弱点ならうちも負けん!と弱点の多さを誇示する咲夜は、ハヤテの弱点探しに協力してやろうと乗り気である。

さらに伊澄も登場。
ハヤテの弱点を突き止める方法として、伊澄はハヤテに直接聞くことを提案する。

そして、皆を代表して伊澄が、ハヤテに直接、怖いものは無いか尋ねる。
するとハヤテ、お茶が怖いと答え、江戸時代のオチか!と咲夜からハリセンを叩き込まれるのであった。

ハヤテ撃沈後、咲夜の興味は伊澄に移り、伊澄に怖いものを尋ねる。
以前咲夜は、伊澄が巨大な妖怪を瞬殺する現場を目撃している。
天下無敵のゴーストスイーパーに怖いものなどあるのか?と興味津々の咲夜。

すると、イモムシが怖いという伊澄。
だがそれは単なるイモムシではなく、何と怪獣モスラ。
突っ込みをいれる咲夜であった。

なお、余談であるが、実はモスラは、自衛隊や某超大国だけでなく、唯一ゴジラに勝利した怪獣である。
伊澄が脅威を覚えるのは、そこら辺も原因であろうか。



■ハヤテとワタル、それぞれマリアとナギに勉強を見てもらうが…

【ハヤテとワタル、白皇期末試験に顔面蒼白】
昼食後、ハヤテはマリアに、試験勉強のため少し休憩をもらえるよう頼む。
マリアは快く承諾、さらに数学の過去問を参考までにハヤテに貸し与えた。
ところが試験問題はドイツ語で書かれている。
驚愕するハヤテ。

ところがナギは、白皇学院は名門校なのだから難しいのは当然では?と当たり前のようにいう。
実はナギたちは皆、数カ国語に通じており、英語も怪しいというハヤテのことが不思議そうである。

ここにワタルも登場。
問題文が外国語など、難しいなどというレベルではない、とナギに訴える。
名門校は大変やなあ、ウチは普通の学校でよかったわ、と冗談めかして笑う咲夜に、ワタルは複雑な表情を見せる。

ナギは苦笑すると、ワタルにドイツ語を教えてやろうという。
咲夜は、伊澄がいるとワタルが勉強に集中できないといい、不思議そうな顔の伊澄の背中を押して、部屋を出て行った。

ハヤテは自分も一緒に教わりたいと何度も言いかけ、すがるような視線をナギに送るのだが、何故かナギの耳には届かない。
ナギはワタルと部屋を出て行ってしまった。

残されたハヤテはマリアに土下座、マリアから外国語を教えてもらうのである。

【伊澄とワタル、飛び級の事情】
ハヤテの勉強を見ながら、マリアは伊澄やワタルが飛び級した事情を明かす。
ナギは、友だちがいなければ学校へ行かなくなってしまうことが確実だったので、伊澄やワタルに頼み、飛び級してもらったのである。

当初は、咲夜と伊澄が飛び級する予定だったが、咲夜は自分の受験枠をワタルに譲っていた。
実はワタルの飛び級はかなり無理矢理だったそうなのだが、ワタルが飛び級したかったのは、伊澄と同校同学年でいたかったからのようである。

咲夜は、好き勝手に振る舞っているようだが、実は常に自分よりも友人を優先し、自分の差し出せるものを譲っている。
ナギは自分が咲夜に守られていることに、咲夜がそのことに何の見返りも求めていないことに気付いていないようだが、ワタルに受験枠を譲ったことは、ナギも知っている。
実は咲夜、友人たちからはかなり人望が厚く、友人たちとの絆はよほど強いのではないか。

【ハヤテ、ナギがワタルと二人きりなのを危ぶむ】
マリアの明かした、ナギたち四人について話に、ハヤテは「仲がいいんですね」とつぶやき、頬を緩める。

だが、ハヤテは急に真面目な表情になり、まだ子どもとはいえ、若い男女を二人きりにするのはどうか、ナイスタイミングでコーヒーなどを出した方が良いのでは?と言い出す。
マリアは笑って問題にせず、若い男女というなら自分たちも同じであることを指摘。
が、マリアは自らの言葉で、自分たちの状況に気付いて赤面。
ハヤテとともにナギたちへコーヒーを差し入れに行く。

【ナギとワタル、急接近?】
一方、ワタルは、いつも勉強を見てくれることに対し、ナギに礼を言う。
いつもそのくらい素直だったらなと、ナギはワタルを指差して意地の悪い笑みを浮かべる。
ワタルは真っ赤になって、指差すナギの手首を掴む。

そこへ、コーヒーの差し入れにハヤテとマリアが現れ、手を握り合うナギとワタルを見て硬直。
ハヤテはわなわなと、なぜ手を握り合うのか尋ねる。
指摘されて、ナギとワタルはようやく自分たちが接近しすぎていることに気付いた。

違う、これは違うぞ、と弁解するナギとワタル。
だが、二人のあまりの必死さに、ハヤテはかえって疑念を募らせる。

焦ったワタルは、「これは成り行きで…」と誤解を招くような発言。
「成り行き?!」とハヤテは眉を吊り上げる。
この時のハヤテの心にあるのは、まだ子どもであるナギとワタルには、節度というものをわきまえてもらわねばならない、という使命感だろうか。

ワタルはあせりまくり叫ぶ。
ナギに何かしようなんておもわねえよ!
俺は伊澄が好きなんだから!

ところが、ハヤテとマリアの背後に、いつの間にか伊澄が立っていた。
ワタルの言葉に顔を真っ赤にする伊澄。
が、「…冗談だよ~…」というワタルの言葉をあっさり信じてしまう。

すると、咲夜がいきなり天井から飛び降り、ワタルにハリセンを叩き込む。
こうして、ハヤテの抱いた、ナギとワタルの不純異性交遊の疑いは晴れた。

これで分かったろう、と笑うナギに、笑顔のハヤテ。
そしてハヤテは、これでマリアさんと勉強できるとにこやかに言う。

この発言にナギは激怒。
恐れをなして逃げるハヤテに鉄拳制裁を下さんと襲い掛かる。

マリアは、乙女心に鈍感なことがハヤテの弱点と、結論付けるのであった。

【今回気付いた元ネタ】
◆オバケに扮装したナギのいた部屋のオブジェは、「ニニンがシノブ伝」の音速丸。
◆咲夜の想像の中の、目から光線を出すハヤテの群れは、アニメ映画「風の谷のナウシカ」の巨神兵。

ハヤテのごとく! 第41話「先生さよなら絶望~卒業スペシャル」

  • 2008/01/13(日) 23:58:21

雪路先生退職?!
ヒナギク激しく動揺!
辞職の真相は?!

【感想概略】
原作未読。
今回は、雪路先生とヒナギクの姉妹がメインのお話であり、おもしろかった。

普段は優等生で、常に他者のことを考え、自分のことを後回しにするヒナギクだが、今回は雪路と離れたくないという気持ちで頭が一杯になり、常に雪路のことだけを考え、自分の想いだけでなりふり構わず突っ走る姿がほとんどはじめて描かれていた。

そして雪路も十年前の幼いヒナギクとの約束を決して忘れておらず、また実は授業が上手いという先生として優れた一面が描かれていた。

なお、ハヤテが雪路先生を引き止めて口にする言葉、「先生がいないと、命の危険が減って、張り合いがないです」が好きである。

【ヒナギクの不安】
朝。
登校中のハヤテとナギは、ヒナギクを見かけ、声をかけた。
ところがヒナギク、二人の声になかなか気付かない。

ようやくナギとハヤテに気付いたヒナギクは、姉・雪路からお年玉をもらったと、打ち明けた。
あの姉が、人に何かを与えるなど、何かあったのではないかと不安そうな顔をするヒナギクである。

そこへ雪路先生が登場。
なぜか上機嫌の雪路先生は、三人に遅刻しないよう声をかけ、職員朝礼があると先に学校へ向かった。

その時、雪路先生は封筒を落としていった。
封筒には「辞表」と書いてあった。

驚くハヤテとナギ。
そして動揺するヒナギクである。

【雪路先生、「辞める」と断言するが…】
休み時間。
生徒会三人娘は、ハヤテから雪路先生が教師を辞めてしまうと相談されても、全く信じない。
が、辞表を見て、血相を変えた。

生徒会三人娘は、花壇に雪路先生を見つけ、「先生を辞めるのは冗談だよな?!」と尋ねた。
ところが雪路先生、あっさりと、今日辞めるとこたえた。

ヒナギクは、雪路に詰め寄った。
「教師をやめて一体どうするつもりよ?!
どうして一言相談してくれなかったの?!」

だが雪路は、やることくらいいくらでもある、それくらい大人なんだからいちいち相談などしないといい、少し寂しそうに微笑んだ。

雪路の言葉に、ヒナギクは、見捨てられたような傷ついたような表情を見せ、叫んだ。
「お姉ちゃんのバカ!
お姉ちゃんなんか、勝手にどこかで野垂れ死ねばいいわ!」

いつもらしくない言葉を残し、ヒナギクは走り去った。
あっけにとられたような様子の雪路である。

【ヒナギクの想い出】
ヒナギクは生徒会室で、雪路と二人で映っている写真を眺めていた。
写真の中には、6歳くらいのヒナギクと、高校生くらいの雪路が笑っている。
ヒナギクは、幼い日のことを思い出していた。

ある冬の日、寒々とした公園で、幼いヒナギクはブランコに腰かけていた。
幼いヒナギクは、怒ったような傷ついたような表情を浮かべている。
すると雪路があらわれ、優しく声をかけた。
そして雪路は、幼いヒナギクに「お年玉だよ」と飴玉を与えた。

ヒナギクは、飴玉を不思議そうに見る。
雪路は、「今年はそれで許してね」と申し訳無さそうな笑みを浮かべた。

そして雪路は言った。
「お姉ちゃんだけは、絶対に、ヒナギクとさよならなんかしないから。」

雪路の言葉に満面の笑みを浮かべるヒナギクを、雪路は背負う。
雪路の背で、ヒナギクは飴玉を口に含み、雪路と笑いあった。

ヒナギクは、写真をずっと見つめ続けている。
そしてつぶやく。
「お姉ちゃんの、うそつき!」

【最後の授業?】
雪路先生の退職に、生徒会三人娘はショックを隠せない。
だが、生徒たちには何も出来ない。
とうとう最後の授業である、ホームルームの時間になってしまう。

ハヤテは、生徒会三人娘は、生徒たちは、せめてもう一度、雪路先生の世界史の授業を受けたいと願った。
雪路先生の世界史の授業は、実は生徒たちに支持されていたのである。

そして、牧村先生が、ホームルームをはじめようとしたその時。
突然ハヤテは、世界史のフランク王国について、雪路先生に質問した。
続いて、生徒会三人娘をはじめ、生徒たちは次々と雪路に質問する。

少し驚いた顔を見せる雪路先生。
だが、不敵な笑みを浮かべると、要点を板書しながら、的確にテンポよく、授業を進めていった。
何の準備もしていないのに、授業が出来てしまう雪路先生の教師としての優秀さは、超人的である。

だが、ふと見ると生徒たちは目尻に涙を浮かべている。
すると雪路先生、歴史は人の涙の積み重ねであり、人は一人では生きてはいけないという。

ヒナギクは、廊下で雪路の授業を聞いていた。
雪路の言葉に、ヒナギクはつぶやく。
「わたしも、お姉ちゃんがいないと…」

【辞表の真相】
授業が終わった。
ヒナギクは教室に乱入し、「お姉ちゃん、いかないで!」と叫んだ。

生徒たちも次々と立ち上がり、口々に、先生をやめないよう雪路に訴えた。
状況が理解できない雪路先生。

すると突然、牧村先生が泣き出し、叫んだ。
「ありがとうみんな。
わたしのこと、そんなにおもってくれるなんて。」

牧村先生は、切々と語る。
教師の仕事は、思ったよりハードであり、続ける自信がなく、辞職願いを雪路先生に預けたことを。
だが、雪路先生と生徒たちの絆を見て、やはり続けることを決意したと。

辞職するつもりだったのは、牧村先生であった。
なお、牧村先生が挫けそうになった原因は、雪路先生が私用に牧村先生をこき使ってみたり、酔いつぶれて迷惑をかけたことである。

そういえば、ハヤテたちは雪路に、先生を辞めるんですか?とはいったが、「誰が」とは聞いていなかった。
言葉の行き違いから生ずる誤解である。
そして、雪路が上機嫌だったのは、朝から茶柱がたち、四葉のクローバーのような幸運の象徴に次々と出くわしたからであった。

生徒たちは安心を怒りとして表現、雪路をどつき倒した。
訳が分からず、拗ねる雪路である。

そしてヒナギクは、皆に頭を下げ、雪路の言動を詫びた。
だがヒナギク、嬉しそうである。
ハヤテは、雪路のお年玉の件について尋ねると、それはもう解決済みと微笑むヒナギクである。

そしてヒナギクは、雪路を背負って帰路についた。

ヒナギクは、雪路に背負われた幼い日に、雪路とかわした約束を思い出した。
幼いヒナギクに、雪路は飴玉をお年玉と与えた。
そして、雪路はヒナギクに約束した。
「いつか本当のお年玉をあげるからね。
10年後のお正月には、絶対あげる。」

雪路は、約束を忘れていなかった。
ヒナギクは約束を思い出し、背中で眠る雪路に微笑んだ。

【マリア、西沢さんと出会う】
マリアは、ワタルのレンタル店からの帰り道、西沢さんを見かけた。

その時、西沢さんは、筋肉の化け物のようなモヒカン頭の男たちにぶつかってしまい、絡まれている真っ最中だった。

が、マリアは微笑みを浮かべ、「西沢さんのお友だちですか?」と尋ねた。
「何でそう見えるかな~」と顔面蒼白の西沢さんである。

モヒカン男たちは、マリアが自分たちを侮りバカにしていると判断。
巨漢のモヒカン男が、マリアの胸倉に手を伸ばした。

その瞬間。
モヒカン男の巨体は宙で一回転。
あらぬ方向へ飛ばされ、もう一人の男に激突。
二人は倒れ、動かなくなった。

驚愕し、「何だ今のは?!」と叫ぶモヒカン男。
マリアは「ただの形意拳ですわ、不意討ちくらいにしか使えませんけど」と少し怒気をこめてこたえた。

残ったモヒカン男は、ナイフを構えた。
マリアの強さを認め、素手では敵わないと判断したようである。

が、マリアは全く動じない。
何といつの間にか、モヒカン男の背後に、三千院家SP部隊の猛者たちが居並んでいるのである。
マリアが手を下すまでも無く、不逞の輩は退治されるのであった。

西沢さんは、あらためてマリアに憧れの感情を抱き、頬を赤らめた。
マリアは、西沢さんにケガの無いことを確認すると、微笑んで去った。
マリアを見つめ続ける西沢さんである。

ここら辺、マリアが凛々しく、格好良かった。
そして今後、西沢さんとマリアの間に、どのようなドラマが展開されるのか、期待したい。

【予告】
次回は、ナギたちが、ほとんど何でもこなしてしまうハヤテに何か弱点はないか探るお話のようである。
咲夜や伊澄も一緒に、ハヤテの謎に迫ろうとするようであり、楽しみである。

【今回気付いた元ネタ】
◆予告のハヤテのセリフ「ボーグ!ゲット!オン!」は1988年のアニメ「超音戦士ボーグマン」の予告ナレーションのキメ台詞より。

ハヤテのごとく! 第40話「おせちもいいけどハヤテもね」

  • 2008/01/06(日) 22:14:16

大晦日の夜、ナギの命令ハヤテに下る!
元旦の夜、ナギ邸大停電!

【感想概略】
新年初の「ハヤテのごとく!」は、大晦日及び元旦のナギ邸の物語である。
ナギの思いつきに振り回されるハヤテの受難、そして咲夜の思いつきから発生したトラブルに振り回されるハヤテの受難が描かれ、ハヤテにとって最大の脅威は、ナギや咲夜の突拍子もない思いつきというお話であり、気楽に楽しめ、おもしろかった。


【初日の出を見たい、海岸まで行くぞ!】
大晦日の夜。
自室でマンガを読んでいたナギは、年末年始をゲーム三昧、アニメ・マンガ三昧で過ごす気全開だった。
だが、マンガにカップルだけで初日の出を見に行くエピソードを見ると、すっかり影響を受け、なにやら思いついた。

一方、ハヤテは大晦日の夜をのんびりと自室で過ごしていた。
ベッドにごろりと横になってくつろぐハヤテ。
するとその背後に、突然ナギが出現した。

音も無く現れたナギに驚くハヤテに、ナギは切り出す。
一緒に初日の出を見に海へ行こう、二人だけで行きたいからヘリや自動車を使わず自転車で行こうと言い出し、目を輝かすナギ。

お屋敷から海まで100kmはありますと困惑するハヤテ。
だが、ハヤテなら大丈夫だろうというナギの過剰な評価に押し切られ、結局ハヤテは自転車の後部席にナギを乗せ、海を目指してペダルをこぐのである。

当初はハヤテとの自転車二人乗りに機嫌の良かったナギだが、やはり冬の夜は寒い。
吹きさらしで足が冷えるというナギに、自転車以外の手段で行きましょうと勧めるハヤテ。

するとナギ、深夜なのになぜか開いている高級百貨店に立ち寄る。
そして平安貴族が座乗するような、豪勢な造りの屋形車を購入、自転車の後部に取り付けさせた。
もはや諦めの境地に達したハヤテは、本来なら牛の引く屋形車を牽引し、猛然と走り出す。

日の出までに到着するため、屋形車を牽引して高速道路へ入るハヤテ。
途中、ナイト2000のような自動車とデッドヒートを繰り広げた末、ついに夜明け前の海に辿り着いた。

まだ暗い砂浜に立ち、海への到着に大喜びし、初日の出への期待を高めるナギ。
だが、冬の海岸は寒い。
ナギに暖かい飲み物を買うため、自販機の前に立つハヤテである。
だが、ナギの命令があまりに急だったため、財布を持参していなかった。
すると目の前ににょっきりと財布が差し出された。
マリアであった。
何とマリア、ナギの読み散らかしたマンガからナギの行動を正確に読み取り、海岸へやって来たのである。
帰りはそのお金を使って帰ってきて下さいね、と微笑むマリアである。

しるこ缶を買ってナギの元へ戻るハヤテだが、ナギはすっかり寝こけていた。
まだ幼さの残る寝顔のナギに、ハヤテは自分のコートを掛けた。
間もなく、日が昇りだした。
少なくとも、ハヤテと初日の出に立ち会うことの出来たナギであった。


【停電だ、離れのブレーカーを上げて来い!】
元旦の夜。
ナギ邸は大雪に見舞われていた。

ナギは小難しいことを言いながら携帯ゲーム機に没頭。
咲夜が年始に来るとのマリアからの報告も、どこか上の空である。
すると突然、停電が発生。
ナギ邸は真っ暗になった。
しかも予備電源のブレーカーが落ちているらしく、電気が回復しない。
ナギは涙を浮かべ、マリアに強く抱きついて離れない。
ナギが闇を恐れる原因を作ったのは伊澄とのことだが、いずれこれが具体的に描かれることも楽しみである。

ハヤテは、屋敷から一キロの場所にある電源施設へブレーカーを上げに向かった。
タイムリミットは3時間である。
これは、ナギが恐怖を紛らわすためにプレイする携帯ゲーム機のバッテリーが切れるまでの時間であった。

猛吹雪の中、電源施設へ向かうハヤテ。
寒さと雪嵐は凄まじく、遭難の危険すらかんじるハヤテである。
すると、ハヤテの目の前に、大きな降雪機が出現した。
その脇では、咲夜が焚き火に当たっている。
何とこの吹雪は、咲夜の仕業であった。
しかも、降雪機の電気は電源施設から拝借しているのであった。
停電の原因発見に、思わず咲夜にツッコミを入れるハヤテ。
一方、「ナイスツッコミ!」と笑顔の咲夜である。

だが、いくら焚き火に当たっているとはいえ、冬の夜、雪の中に立ちつくしているのは寒い。
ハヤテは咲夜の手を引き、屋敷へ向かうが、吹雪のため、迷子になってしまう。
が、途中、ハヤテは偶然出くわした雪男に道を教えてもらい、電源施設が近くにあると教わるのだった。

電源施設に辿り着いたハヤテと咲夜。
だが、暖房されている訳ではない電源施設は冷え切っている。

電源施設の見取り図に、温泉施設を見つけるハヤテは、咲夜へ温泉に入ることを勧める。
だが咲夜は、頬を赤らめ、いつもらしくない歯切れの悪さで渋る。
若い男女が一つ屋根の下で二人きりなのに恥ずかしいという咲夜。
ところがハヤテ、咲夜が何故恥ずかしがるのか全く分からない。

咲夜はこの発言に激怒。
ハヤテを引っ張って駆け出した。
そして、温泉施設に着衣のままのハヤテを湯船に放り込み、自分も着衣のまま飛び込んだ。
訳が分からないハヤテを押さえつけ、後からぴったりと抱きつき、思い知ったか?!と咲夜。
だが、やはりハヤテは訳が分からず「何がですか?」と困った笑顔。
自分は一番上のお姉ちゃんなのだから子ども扱いするなという咲夜に、子ども扱いなんてしていませんよと笑うハヤテである。

ハヤテは咲夜を残し、ブレーカを上げに配電室へ向かった。
ハヤテを見送る咲夜だが、ポケットの中に生活防水の携帯を取り出すと、自家の執事に連絡を入れた。

ずぶ濡れのまま、凍える施設内を進むハヤテ。
すっかり身体が冷え切り、あまりの寒さに朦朧とする意識の中、ようやくブレーカを上げるハヤテ。
屋敷の電気は回復、全館の明かりが点るが、ついにハヤテは倒れてしまう。

冷たい床の上に横たわるハヤテの周囲には、とうとう天使まで降りてきてしまう。
もはや凍死寸前である。
すると、執事を伴った咲夜が現れた。
咲夜はハヤテの健闘を讃え、執事に担架でハヤテを運ばせた。
が、この時ハヤテの口にしたギャグのつまらなさに激怒。
ハヤテを置き捨て、立ち去るのであった。
この咲夜の行動は、ハヤテのギャグへの期待の高さと、ハヤテの体力への評価の高さの表れなのだろう。


【予告】
次回は雪路先生が中心のお話のようである。
楽しみである。


【今回気付いた元ネタ】
◆冒頭、ハヤテ及びナギの紹介は、米テレビドラマ「奥様は魔女」?
◆高速道路でハヤテが自動車と競いあった時、ハヤテの頭にせり出したのは、映画「マッドマックス」に登場する自動車「インターセプター」のスーパーチャージャー?
◆高速道路でハヤテと競い合う自動車及び自動車から聞こえた声は、米テレビドラマ「ナイトライダー」のナイト2000、そしてナイト2000の人口知能「K.I.T.T.」(キット)。ナンバープレートは「C.H.I.T.T.」だった。なお、自動車の人口知能「チャット」を演ずるのは、「キット」を演じた野島昭生というこだわりようであった。
◆電源施設でハヤテの周囲に降りてくる天使は、世界名作劇場「フランダースの犬」の最終回。


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