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電脳コイル 10話「カンナの日記」

  • 2007/07/14(土) 21:51:39

キラバグと結合したイサコ、恐怖の代名詞サッチーを撃破!!
合宿終了!マイコ先生の生物部仲直り作戦成功?
イサコに追放されたダイチ、新団体「元祖黒客」旗揚げ!
ヤサコ一味、謎を解く鍵「カンナの日記」を発見!


【感想概略】
今回もおもしろかった。物語の謎を解く鍵が次々と登場、さらに新登場人物も出現し、今回はストーリーの曲がり角というところであろうか。


【覇王イサコ】
合宿の夜、校内に潜入したイサコはキラバグを捕らえ結合。
オバちゃんが校内に放ったサッチーの攻撃にビクともせず、返り討ちに撃破してしまう。さらにイサコは、身を潜めるオバちゃんへ宣戦布告!
その凄みは、もはや女王様どころではなく拳王様であった。

今のイサコの戦闘力を「北斗の拳」のラオウとするなら、フミエは風のヒューイくらいであろうか。覇王イサコの豪拳に、今後フミエたちがどうやって対抗するのか?楽しみである。

【ダイチ追放】
肝試し対決の結果であるが、「引き分けね」というフミエに、ダイチたちが「おれたちの勝ちだ!」「そうだそうだ!」とコブシを振り上げ勝敗にまじめにこだわるのは、可愛らしかった。

だが、真の恐怖はこれからであった。

イサコは、フミエたちから電脳メガネを取り上げる目的を果たせなかったのは、作戦失敗であると断じ、何とダイチを本当に大黒黒客から追放してしまう。
しかも実は、ダイチ追放は当初からの目的だったらしいのである。

残った大黒黒客のメンバー達に、暗号式を一つ教えてやるというイサコだが、黒客を鍛え上げ、使える戦闘集団に仕立てるつもりであろうか?

恐ろしく強い上、謀略まで用いるイサコ女王様と、新生大黒黒客の今後の活躍に注目したい。

【第三勢力、「元祖黒客」旗揚げ!】
一方、追放されたダイチの元へ、デンパが現れる。
かつての恩義を忘れず、あくまでダイチとの友情を重んじるデンパは立派であった。

そしてダイチはデンパと「元祖黒客」を旗揚げする。
ここに「コイル電脳探偵局」「大黒黒客」とならぶ第三勢力が誕生したのである。

決してめげないダイチと、真の友デンパの今後の活躍に期待したい。

【オバちゃん、職場で叱られる】
サッチーをイサコに撃破されたオバちゃんは、上司であるヤサコの父の叱責を受ける。

お尻のポケットに手を突っ込みながらしぶしぶ謝罪するが、今後同様のことがあれば減俸と言い渡されると「えぇー?!」という姿には、強い共感をおぼえた。

早速イサコの秘密について調査を開始するオバちゃんは、現在イサコに力で対抗できそうな唯一の人物である。いずれイサコに大人の実力を教えてくれることを期待したい。

【イサコの「お兄ちゃん」】
これまで仲間無用、情け無用のイサコであったが、今回初めて、イサコが心を許す人間の存在が明かされた。少なくとも、二人ほどいるらしい。

一人は、イサコのセリフに現れる「お兄ちゃん」である。実の兄か詳細は全く不明であるが、イサコは、この「お兄ちゃん」と再び会うため、キラバグを集めているようだ。

そしてイサコが心を許すもう一人は、入院中のおじであった。
このおじの前では、イサコは親愛の情を隠さず、年相応の表情を見せ、もうすぐお兄ちゃんが戻ってくると話す。

これまでイサコの家族は全く描かれていなかったが、どうも複雑な事情がありそうである。

なおこの情報は、電脳ペット「ミゼット」を通してアキラに関知されたようであり、大黒黒客にも知れるであろう。この秘密を知り、大黒黒客はどう動くのだろうか。

【謎の少年「4423」】
ハラケンのイリーガルの研究を手伝うヤサコとフミエ。ハラケンは、キラバグから「4423」という声が聞こえたと話す。

この言葉から、ヤサコは幼少の頃、「4423」と名乗る少年と出会ったことを思い出す。

幼い日、迷子になったデンスケを見つけてくれた少年は自分を暗号名「4423」と名乗った。
実は優子に「ヤサコ」の名を与えたのは彼であった。

「暗号名『ヤサコ』、いまから君はぼくの子分だ」という少年に、「やだ!わたし、『4423』のこいびとになる!」と頬に口づけしたことを思い出し、ヤサコは赤面するのである。

この少年はかなり変わっているが、何者なのか、どのような謎を秘めているのか、気になるところである。

【「カンナの日記」発見】
ヤサコとフミエも参加しての、ハラケンのイリーガルの研究は続いていた。
ハラケンの情報を手がかりに、複雑な経路をたどって事故現場へ向かうのだが、その情報源は何とハラケンの見た夢であった。

夢に付き合わされると知りフミエが不満顔なのは当然な気がするのだが、何と「カンナの日記」が発見されてしまうのである。ハラケンは予知夢を見れるのか?

そして久々登場のメガバアとヤサコのひらめきにより、「カンナの日記」の封印解除に成功するが、そこにはカンナのハラケンへの恋心が綴ってあった。

カンナの想いを知ったハラケンは、人が変わったようになり、とり憑かれたようにイリーガルの謎を解こうとする。ヤサコはハラケンに淡い想いを抱いているようで、複雑な様子である。

そんな二人を見つめる若い男。
何か秘密を知っているらしい新たな人物が登場したところで、今回は終了であった。


次回は笑える話のようであり、楽しみである。

電脳コイル 9話「あっちのミチコさん」

  • 2007/07/07(土) 23:49:18

生物部の夏休み合宿!
肝試し対決、コイル電脳探偵局VS大黒黒客!
イサコ、夜の学校へ侵入!
オバちゃん、サッチーを引き連れ夜の学校へ!


【感想概略】
今回は、イサコの秘密、オバちゃんの目的、ハラケンの知る秘密、そして「ミチコさん」の謎の一端が明かされる前哨戦に思え、謎に対する期待が高まり、おもしろかった。次回が楽しみである。

【合宿直前】
合宿直前、ハラケンはイリーガルに託された電脳物質の発する音の調査をデンパに依頼。
この時、デンパがいじめられた時、唯一人味方したのがダイチだったという過去が明かされる。
ここでは、一見対立しているような大黒黒客とハラケンとの絆が描かれていた。

その頃、ダイチたちはフミエの弟アキラを「お前、二重スパイじゃねえだろうな」「なんで姉貴のグループじゃなく、オレたちと一緒にいるんだ」と問い詰めると、アキラは「おねえちゃんに人生を吸い取られそうで」と洩らし、泣き出してしまう。
ダイチたちはアキラにすっかり同情するのだが、大黒黒客がどんどん善人に見えてくる今日この頃である。
いずれフミエとアキラの姉弟の葛藤が描かれることを期待したい。

一方フミエはダイチ一味との肝試し対決に備え、ヤサコを特訓、メガビームの素振り百回を課していた。
もはやすっかり仲良しのヤサコとフミエである。

同じ頃、オバちゃんはサッチーの警備行動圏拡大を、上司であるヤサコの父に進言するが、退けられ、密かに独自行動を決意する。
オバちゃんがここまでする理由は何なのか、明かされるのが楽しみである。

【生物部の夏休み合宿】
実は生物部に在籍していたダイチ一味が、マイコ先生の教育的配慮で合宿に参加することを知ったフミエは不満顔である。
フミエは大黒黒客と戦っているつもりだが、大人から見れば子供同士のゲームなのだろう。

マイコ先生に好意を抱くウチクネ先生は、合宿に参加したがるが「頼もしい殿方が二人も参加します」と露骨に難色を示される。

当日現れた頼もしい殿方、一人は柔道三段の教頭先生。
そしてもう一人は、卓球一筋ダイチの父であった。

前回に続き登場したダイチの父。
合宿は全て「強化合宿!」「素振り百回!」「生物部の素振りは何だ?!」という豪快な漢(おとこ)であり、その行動発言を見ているとあらゆる悩みが些細なことに思えてくる素晴らしさであった。

【まずは怪談】
消灯時間が訪れると、コイル電脳探偵局VS大黒黒客の肝試し対決の幕開けである。

フミエは怖い話が苦手なことを知ったダイチたち。敵の弱点を徹底的に突くのが大黒黒客の流儀であった。

まずは景気づけに怖い話を始め、フミエを怖がらせていい気分のダイチである。
するとハラケンは自分の知る「ミチコさん伝説」をぽつぽつと語り始め、生物部を恐怖のどん底へ叩き込んだ!
しかも凄いことに、ハラケンには怖がらせる意図は全くないのである。
さらに別バージョンの伝説を紹介しようとするが、顔面蒼白の生物部員たちに全力で断られ、ハラケンは少し残念そうであった。

【肝試し開始】
ウイスキーボンボンで泥酔したマイコ先生も参戦し、いよいよ肝試し開始である。

ここで実は、フミエだけでなくダイチも怖がりであることが明らかになった。
肝試しですっかり消耗したフミエとダイチは、ほとんどホセ・メンドーサ戦後の矢吹丈であった。
またナメッチも、普段はクールなガチャギリもかなり怖がっていたのが可愛らしかった。

電脳肝試しは、ダイチ一味もフミエたちも恐怖に駆られて闇雲に弾丸を撃ちまくり、ほとんど火力と物量のぶつかり合いと化していた。
ここでヤサコは意外に善戦、防壁を瞬時に展開して攻撃をしのいでいた。フミエの特訓の成果だろうか?

肝試しの最中、謎の少女の笑い声が夜の校内に響き渡るが、ヤサコたちも、ダイチ一味も、互いに相手のイタズラと思い込む。
しかし、真実は違った。

【イサコ、「ミチコさん」と結合】
肝試しの真っ最中、イサコは夜の学校へ侵入、「ミチコさん」を追う。
一方オバちゃんも、サッチーを引き連れ夜の学校へ忍び込む。
そしてハラケンは、謎の声にひかれ無人の教室へ。

「電脳コイル アクセスガイドBOOK」を読んではじめて気付いたのだが、実は肝試し対決は、イサコの夜間校内作戦を隠蔽するための陽動作戦だったのである。見ている時は分からなかった…。

笑い声をあげながら夜の校内を駆ける「ミチコさん」を、イサコは暗号式で捕獲。
そしてイサコは、「ミチコさん」と結合、その現場をヤサコは目撃してしまう。

肝試しで開始した今回だが、シリアスに終了である。
次回はどうなるのか、楽しみである。

電脳コイル 8話「夏祭り、そして果し合い」

  • 2007/06/30(土) 21:39:54

夏祭り、浴衣の女子と色気づく男子ども!
イサコ女王様、ラブコメ粉砕!

【感想概略】
今回は、「電脳コイル」のラブコメ化をイサコ女王様が粉砕する痛快な回であった。

【オバちゃん、再登場!】
冒頭はヤサコの夢、そして朝の小学校からはじまる。
遅刻せずに済んだと喜びあうフミエとヤサコ。

そこへ爆音を轟かせながら正門に滑り込む二人乗りバイク!
ハラケンを送ってきたオバチゃんだ!

抗議する教師を完全黙殺するクールさだが、相変わらずハラケンにはデレデレ。
さらにオバちゃん、公衆の面前でハラケンのおでこにキス!

唖然とする小学生たちだが、視聴者も唖然だ。
とてもNHKとは思えない、度肝を抜く再登場であった。

なお終業式の後、ハラケンはカンナの母から、カンナのメガネを託されていた。
カンナのメガネにはロックがかけられており、この謎解きも楽しみである。

【イサコ、フミエの排除を画策】
イサコは大黒黒客に作戦準備を指令!
フミエに果し合いを申し込めと命じた。
そして、しぶるダイチたちを「逆らうのか…」の一睨みで従わせるのである。

さらにイサコは、ダイチへ言い渡す。
勝ったら、暗号屋の技をいくつか教えてやる。
だが負けたら、大黒黒客から追放だ!

アメとムチを使い分けるが、イサコ女王様のムチは一撃即死の破壊力だ。

【夏祭りのはじまり】
さて夏祭り開始である。
ここにヤサコ、フミエ、さらにイサコが浴衣で登場。

するとハラケンや大黒黒客の男子どもは、頬を赤らめてしまう。
生意気にも色気づいているようである。

【京子、容赦無し!】
京子は、ハラケンには懐いている(以前助けられたからか)。
一方、ダイチに対しては、敵意を全く隠さない。

まず石を鷲づかみにし、藪の中のダイチへ投石!
続いてダイチの足の指を踏み付け!
さらにダイチの背中へラムネを豪快に注ぎ込む!

京子には迷いも容赦も全く無く、いっそ清々しかった。

なおヤサコは京子へ「変な人に近づいちゃいけないって言ったでしょ!」と注意する。
つまり京子の身を案じ、ダイチへの乱暴狼藉は全く問題にしていないのである。
この姉にしてこの妹ありなのか?

【イサコ、ラブコメ粉砕】
今回は、ダイチがフミエに好意を抱いていることがはっきりと描かれていた。
だが結局はイサコの命令通り、フミエに果し合いを申し込む。
そして「お前なんかだいっきらいだ!」と叫ぶのである。

イサコはダイチの気持ちに気付いているのだろうか?
そうならば、まさに鬼。
さすがは情無用、覇王の道を突き進むイサコ女王様である。

今後もイサコ女王様のラブコメ粉砕に期待したい。

あるいはイサコはそもそも、恋愛感情というものが、よく分からないのかもしれない。
余談だが、私は小学生の頃、友情は理解できるが恋愛感情は心に存在せず、「好きな子」などいるはずもなく、他人の恋愛感情も全く理解できなかった。

【ヤサコ、ハラケンに興味なし?】
ヤサコは、フミエを鈍感呼ばわりする。
だが、自分に向けられるハラケンの好意には全く気付かない。
屋台の相性判断マシーンで、ハラケンとの相性100%と出ても、全く意に介さず、「ひどいわー」と素で迷惑がるのである。

なおハラケンは、カンナの元ペットらしきイリーガルから、赤く光る電脳物質を託された。
だが次の瞬間。
そのイリーガルはキュウちゃんの光線で焼き殺された。

電脳ペットがイリーガルに変化するのだろうか?
託された電脳物質の正体は?
カンナのメガネの謎ともども、この謎解きも楽しみである。

【次回予告】
次回は、イサコ一味VSヤサコ一派の肝試し対決である。
久々の電脳バトルを期待したい。

電脳コイル 7話「出動!コイル探偵局」

  • 2007/06/23(土) 22:09:39

メガばあの指令発動!
ヤサコとフミエ、一攫千金の鍵を握る(?)電脳ペットを追う!
イサコ女王様、今日もイリーガルの捕獲作戦!大黒黒客クラブへ早速命令!
密室のヤサコとイサコ、急接近?!

【感想】
前回はハラケンの友達の死など結構シリアスだったが、今回はコミカル寄り、そしてヤサコとイサコの絡みが多く、おもしろかった。

【いじめっこイサコ】
今回の物語は、授業中からはじまる。
ハラケンの研究にどうやって協力するか、ヒソヒソと相談するフミエとヤサコを、ダイチが告げ口。先生に注意されるヤサコとフミエを見て薄笑いを浮かべるイサコは、とても楽しそうであった。

【出動!コイル探偵局】
下校途中、メガばあから、ヤサコとフミエに召集がかかり、迷子の電脳ペット探しを依頼される。
このペットが一攫千金の鍵を握るかもしれないと聞いたフミエは、迷子のペットを求め、ヤサコとともに廃工場へ入り込む。

ヤサコはフミエと二手に分かれるが、密かについてきた京子と出くわす。
「きょうこもいっしょにあそぶのー」という京子を見ると、上の兄弟について行きたがる小さい妹の行動が、リアルに表現されている気がした。

【廃工場の女王様】
廃工場の大黒黒客クラブの場面は、いきなり玉座のイサコが登場である。4話の学校屋上の玉座といい、イサコの好きなイスはリクライニングシートなどではなく、玉座なのだろう。

玉座のイサコ女王様は、「暗号式の発動まで、廃工場に誰もいれるな」とダイチたちに命令。ダイチたちが冗談じゃねえと逆らうと、いきなり地獄必定の電脳攻撃、力づくで言うことを聞かせていた。
力と恐怖で部下を支配するイサコ女王様は、まさに電脳世界のラオウである。

ダイチたち大黒黒客クラブも、イサコといれば、いずれキラバグというお宝にありつけるに違いないと見込み、だからついて行くのだが、この即物的なところが好きだ。

【密室で急接近?!】
電脳ペットを追って廃工場に入り込んだヤサコは、イサコのトラップにかかってしまうが、同時にイサコも罠にかかり、二人で電脳的に遮断された部屋に閉じ込められてしまう。

ヤサコは以前イサコから手ひどく拒絶されたが、あっさり回復したようで、今回は二人きりなのをいいことに「お友達になりましょう」と手をさし伸ばし、断られると「私、天沢さんに憧れちゃうなあ。弟子にして!」とアプローチの仕方を即座に切替え。
さらに、机の下に潜り込んだイサコの服の背中が、コードに引っかかり往生すると、「しょうがない子ねえ」と言いながらコードをとるなど、イサコとの距離を縮めようとしていた。

イサコは嗜虐性をヤサコに対しかき立てられるようで、「イリーガルは子供の魂を喰っちまうのさ!」と吹き込み、蒼白で「やめてよ!」と本気で怯えるヤサコを楽しみ、こらえきれなくなって「信じた?アハハハ」と腹を抱えて爆笑。ヤサコは「もぉ!いじわるっ」と拗ね腕をジタバタと振り回すが、二人とも楽しそうに見えた。

ヤサコが腕を振り回すと一時的に通信が回復、イサコはもう一度同じポーズをとらせようとするが、「脚を開け!」「やめなさいよエッチぃ」「言うことを聞け!」というやり取りも楽しそうだった。

【イサコと京子】
ヤサコとイサコは脱出に成功するが、イサコは半壊したキャットウォークを進む京子に気付く。
イサコもさすがに放っておけないが、「おい!幼児!こっちへ来い!」といつもの調子で乱暴に声をかけ、京子を怯えさせてしまう。イサコは少し困った表情を見せると、今度は極力怯えさせないように声をかけ、間一髪で京子を救っていた。

【ヤサコとイサコ】
京子を救ってくれたことに礼を言うヤサコだが、イリーガルを追って去ろうとするイサコに言わずにいられない。
「私たち…、やっぱり友達になれないのかな」
「それは…、無いと言ったはずよ。私の必要なものを、あんたは持ってないわ」
「そう…」
「でも…、先のことは分からないわ。この世界の誰にも」

今回の件で、ヤサコとイサコの心の距離が少し(実はかなり)縮まった気がする。

【次回予告】
次回は夏祭りのようで、女子一同の浴衣姿登場のようである。
また、ハラケン及びその伯母ちゃんも登場。特におばちゃんは甥に対し青少年保護育成条例などの点で大丈夫か?というかんじで、楽しみである。

電脳コイル 6話「赤いオートマトン」

  • 2007/06/16(土) 23:58:12

コイル電脳探偵局の内部抗争勃発!?
サッチーに命令できるハラケンは、悪の手先?
フミエとヤサコ、ハラケンをストーキング!
明かされるハラケンの秘密!

【感想】
今回はフミエ、ヤサコ、ハラケン、そして久々登場の京子が活躍し、おもしろかった。
なお、前回ほとんど主役状態だったイサコは、今回お休みだった。

【ハラケンへの疑惑】
ウイルス駆除ソフト「サッチー」は、大黒市のハッカーたちにとって不倶戴天の強敵である。
その攻撃力は強力であり、わずかなバグにすら襲い掛かるその攻撃衝動は、獰猛な猟犬の如く旺盛である。

そんなサッチーを、前回ハラケンは犬の如く従わせてしまう。
これにはヤサコもフミエも驚愕である。

【フミエとヤサコ、ハラケンを極秘調査】
フミエは考えた。
敵であるサッチーを手なずけるハラケンは何者か?
実は「悪の手先」ではないのか?!

フミエは、こうしてはおれぬと決意。
ハラケンの秘密を探り出すため、当たり前のようにヤサコをつき合わせ、行動を開始した。
強引な手段をヤサコが渋る一方、フミエは実に楽しそうである。

まずはフミエ、ハラケンを脅して聞き出そうとするが、逃げられて失敗してしまう。

次にフミエはヤサコと一緒に、ハラケンを尾行。
サッチーの出入りする花屋を見つけるが、ハラケンを見失ってしまう。

【フミエの秘密】
ハラケンを見失うと、フミエとヤサコは、フミエ流生物部手法でサッチーを研究。

途中、京子をハラケンに助けられるのだが、フミエは「私たちに近づかないで!」と取り付くしまも無い。

ハラケンにきつ過ぎるのではと言うヤサコに、フミエは一ヶ月前に電脳ペットをサッチーに撃ち殺されたことことを明かす。
そしてもうペットは飼わないと言い、「オヤジ」はしもべであって、ペットではないと。

【疑惑の花屋】
次にフミエとヤサコは、サッチー基地疑惑の花屋に、あの手この手で接近。

フミエのミスでキュウちゃんに狙撃され逃げ回ったりするのだが、必死の形相でもヤサコとフミエは楽しそうである。
ヤサコは、「しっかりしてよ~」とフミエを非難するのだが、本気で責めているというよりは、どこか甘えるような口調であり、ヤサコとフミエとの絆の深まりがうかがえた。

【ハラケンの秘密】
結局、秘密はハラケン自身の口から聞くことが出来た。

ハラケンは言う。
昨年の夏、ハラケンはカンナという少女と一緒に、自由研究でイリーガルを研究した。
だが、ハラケンがまじめに研究しなかったため、カンナとケンカしてしまった。
そして仲直りする前に、カンナは交通事故で亡くなったのだという。

事故を起こした車は、電脳ナビによる自動運転中だった。
このため事故はカンナの不注意ということになってしまった。
しかしこの事故は、イリーガルによる電脳ナビのトラブルの可能性がある。

そしてハラケンは今もイリーガルを研究しており、サッチー関係者のおばの計らいにより、サッチーを1分間従わせることができるのだと。

決意を明かすハラケンは、いつもより少し凛々しかったかもしれない。

【ハラケンのおば】
これまでちらちらと姿を見かけたバイクの人物は、ハラケンの叔母であり、サッチーの運用に関わる大黒市役所・空間管理室の人物であることが明らかになった。

このハラケンの叔母は、迷子になり交通事故に遭いそうになった京子を助け、襲い掛かるサッチーを止めるのだが、フミエとヤサコに対する態度は正にクールであった。

ところが、甥であるハラケンにはデレデレ。
ヤサコとフミエを面白くない目で見て、ハラケンに悪い友達と付き合わないよう優しい声音で忠告。
この叔母、甥に対して大丈夫か?という、素晴らしい人間性を見せてくれた。

自称「17歳のぴちぴちギャル」だが、地方自治体のセキュリティ関係の仕事を、17歳が任せてもらえるのだろうか。

「おばちゃん」の今後の活躍が楽しみである。

【幼女京子】
これまで京子は元気暴走幼女ぶりのみ描かれていたが、今回は姉を慕う幼い妹の顔も見せていた。

フミエとばかり一緒にいる姉ヤサコと一緒に遊びたがり、断られても強引に参加し、叱られると気の毒なほどしょんぼりする。
ヤサコの姿を見ると全力で飛びつき身体ごと抱きつく。
心細いとヤサコの後に隠れ、ヤサコのスカートを握って離さない。

などなど、これまでとは異なるヤサコを慕う側面が描かれていた。

もっともラストでは、ハラケンのおばに憧れ、バイク運転の真似をしまくり、クールな目つきまで真似していた。


次回、再びイサコの登場である。
予告を見ると、女王様ぶりを発揮してくれそうである。
また、イサコとハラケンの叔母には何らかの関係があるように思えるのだが、この点も楽しみである。

電脳コイル 5話「メタバグ争奪バスツアー」

  • 2007/06/09(土) 20:17:19

誕生!新リーダー、イサコ女王様!
大黒市黒客クラブ、イサコ女王様の下僕と化す!
謎めいた(ぼーっとした)少年、ハラケン登場!

【イサコ政権誕生!】
今回、イサコが大活躍であった。
前回返り討ちにした大黒市黒客クラブを、今回は何と、手下にしてしまうのである。

対イサコ戦の敗北による大損害で資金難に苦しむ大黒市黒客クラブに対し、イサコは換金できる電脳物質メタバグの鉱脈に案内すると言い、町外れの廃バス置き場へ連れて行く。

多くのメタバグを見つけて喜ぶ大黒市黒客クラブだが、イサコにより揮発性メタバグが爆発。次々と誘爆炎上し、廃バス置き場はたちまち紅蓮の業火に包まれる。

炎に追われ逃げ惑う大黒市黒客クラブの前に、輝くメタバグ鷲づかみにしたイサコが現れ、言い放つ。
「お前たち、私の子分になれ!嫌ならいいんだぞ!こっちへ来れば身体はすぐに治してやる!」

大黒市黒客クラブはいっぱしの小悪党の表情を見せながら次々にダイチを裏切り、遂にはダイチ本人も「弟子にして下さ~い♪」とイサコに忠誠を誓う。
「今から、私が大黒市黒客のリーダーよ!」
「ラジャー!」
かくして、イサコは大黒市黒客クラブのリーダーとなったのである。

自分をいじめた男子を子分にする女子児童は、初めて見た気がする。
大黒市黒客クラブに対し最初から命令口調、とても小学6年生とは思えないイサコの貫禄は、スケバンなどという生易しいものではなく、正に女王様であった。

【フミエと大黒市黒客クラブの因縁】
今回、フミエとダイチたち大黒市黒客クラブの関係も明らかになった。

何と彼らは皆、もともとは同じ生物部だったのだ。
ダイチは生物部を電脳イタズラクラブと化した挙句に部を離脱、支持者と合流して大黒市黒客クラブを旗揚げしたのである。

フミエは生物部の新部長に立候補したが、公約は「裏切り者ダイチの粛清」…。
これが学校に認められるわけはなく、顧問の先生は穏健派のハラケンを部長に指名したのである。
ただし、フミエはこの人選に全く納得しておらず、是非ともダイチを粛清したい様子であった。

また、大黒市黒客クラブの小4と呼ばれる少年がフミエの弟であることが判明。
フミエにズボンとパンツを下ろされ、お尻をさんざん叩かれた挙句、スパイになることを強要されていた。
「いやだよう」と言っていたが、多分、姉フミエには逆らえないだろう。

【ハラケン】
初登場の、生物部部長でありコイル電脳探偵局員のハラケン。
今回はぼーっとしてあまり自己主張せず、フミエが強い態度に出ると大人しく従っていた。

但しハラケンも電脳異能力を持っており、ウイルス駆除ソフト「サッチー」を犬のように服従させていた(制限時間は1分)。親は電脳ペットの会社で働いているそうで、その関係らしい。

ハラケンの謎が明かされるのも楽しみである。
ちなみに演ずるのは朴ろ美だが、これまで元気な少年を演ずることが多かった気がするので、ハラケンのような大人しそうな少年は新鮮な気がした。


大黒市黒客クラブを下僕としたイサコだが、これとは別の本来の目的があるようであり、このまま大人しく振舞うとは思えない。
次回もイサコの活躍が楽しみである。今回は一般人代表のようだったヤサコの活躍も期待したい。

電脳コイル 4話「大黒市黒客クラブ」

  • 2007/06/02(土) 20:19:55

勇子、クラスになじむ気、全く無し!
ダイチ、クラブへの勧誘を断られ、勇子に激怒!
結構陰湿、ダイチ一味の電脳イジメと現実イジメ!
勇子、優子を拒絶!
電脳バトル!勇子VS大黒市黒客クラブ!
ハッキング合戦!勇子VSフミエ!

【感想概略】
ビジュアル、内容、ともに素晴らしいこの作品。
今回は勇子の大活躍であった。

【電脳バトル】
まず、ダイチの率いる「大黒市黒客クラブ」VS勇子の電脳バトルを楽しめた。
これまでの戦いをガンマン同士の銃撃戦とするなら、このバトルは個人VS戦闘集団の市街戦であった。

そして、ハッキングを試みるフミエVS返り討ちにせんとする勇子とのバトルも、双方痛み分けのようなかんじで、なかなか格好良かった。

とはいっても、勇子の電脳能力は索敵・攻撃・防御ともに圧倒的である。なぜこんなに強いのか、そもそも勇子は何者なのか。謎は深まるばかりであり、勇子の正体が明かされていくのが楽しみである。

【勇子】
一方、小学生としての勇子は、クラスになじむ姿勢を全く見せず、フミエと大地を「私に話しかけるな!」と一喝!

さらに「友達になりたい」と手をとる優子を荒々しく振り払い、「あなた、前の学校で何かトラブルを起こしたんでしょう?イジメ?」と言葉の刃で斬りつけ、優子の表情がこわばるのを見ると薄笑いを浮かべ、「いじめた方か、いじめられた方か…。大丈夫、あなたの秘密は誰にも言わないわ…」と言い捨てるという、凄まじい拒絶、人間不信ぶりであった。

一見おっとりした優等生の優子だが、一筋縄ではいかない過去があるらしい。
人間不信のかたまりの勇子も、波風の無い生活を送ってきたとは思えない。

優子は、今回の勇子の言葉に随分傷ついたようだが、どうやって打ち解けるのだろうか。
小学生を純真無垢な存在ではなく結構リアルに描く「電脳コイル」の、今後が楽しみである。

電脳コイル 第3話「優子と勇子」

  • 2007/05/26(土) 20:21:06

優子転校、フミエと再会!
幼女京子、メガばあを的にビームの試し撃ち!
勇子の電脳ペットたち、でんすけを誘拐!
電脳バトル!優子・フミエVSサッチー
勇子転校!


【感想】
今回も、優子たちの冒険が楽しめ、おもしろかった。

メガばあと並び、優子の妹・京子がいい味を出していた。
京子は4・5歳くらいだろうか。好奇心のおもむくまま行動しまくるが、母親には素直に「はーい」と従うなど、幼女がある意味とてもリアルに描かれており、見ていて楽しかった。

今回で、でんすけに取り付いたウイルスを巡る勇子の暗躍(?)は、終結したようである。
しかし、勇子の行動の目的は何か、そもそも勇子は何者なのか、未だ謎である。
この謎が明かされていくのも楽しみである。

優子と勇子が転校してきたことにより、次回はクラスに一波乱あるようである。
優子とクラスメイトたち、そして優子と勇子の間でどんなドラマが展開されるのか。次回が楽しみである。

電脳コイル 2話「コイル電脳探偵局」

  • 2007/05/19(土) 20:23:52

録画しておいた第一話「メガネの子供たち」(5/12放映)を見た。続けて本日放送の2話も見た。
登場人物が魅力的、何より舞台となる世界が大変魅力的で、おもしろかった。

【あらすじ】(NHK公式サイトより)
時は202X年。舞台はフシギ都市大黒市。
小此木優子は、小学6年生。
父、母、妹。ごくごく平凡な小此木一家は、夏休み直前、祖母の住む大黒市へと引っ越した。
そこは、由緒ある古都であり、神社仏閣が立ち並び、かつ、最新の電脳設備を誇る特別行政区でもあったのだ…。

【感想】
主人公・優子の視点から物語は描かれるのだが、これは楽しい冒険活劇だと思った。
次回も楽しみである。

【電脳メガネ】
電脳メガネというのは、すばらしい小道具である。
これをかけると、現実世界に電脳情報が表示されるのだが、コンピュータウイルスやワクチンソフトまで目視できる。

優子の知り合った少女フミエは、電脳メガネ装着者に目視できる数々の電脳道具、即ち奇妙な使い魔や、ウルトラセブンのような光線技、キョンシー映画の道士のような呪符で、ワクチンソフトと戦うのである。
電脳メガネは、小学生の日常を、無理なく非日常的な冒険世界へ変貌させていた。

なお、「電脳コイル」の電脳メガネをみて、小説「プレシャス・ライアー」(菅浩江/光文社文庫/2006.07.20/「週刊アスキー」2002.7.2号~11.19号連載)の情報ゴーグルを思い出した。
なお「プレシャス・ライアー」は電脳世界が主な舞台だったので、現実世界での道具である情報ゴーグルは、あくまで脇役的な扱いだった。
現実に、電脳メガネや情報ゴーグルのような道具のアイデアが、あるのかもしれない。

【近未来SF】
近未来の日本を舞台としたコンピュータ技術が日常に溶け込んだSFというと、攻殻機動隊があげられるが、「電脳コイル」は、攻殻機動隊とはまた違った近未来世界を描こうとしていると思った。

【メガバア】
最も強烈な登場人物は、やはり「メガばあ」と呼ばれる老婆であろう。

このメガばあ、主人公・優子の祖母なのだが、電脳技術に精通し、自ら経営する駄菓子やで怪しげな電脳グッズを子ども達に売り、弱みを握った子どもを自ら組織する探偵団に強引に加入させるという、近年稀なインパクトを持つ、素晴らしいキャラクターである。

電脳道具による戦闘能力も高く、眉間から光線を乱れ撃ち、家の中に侵入した電脳使い魔を震え上がらせていた。
メガばあの更なる活躍にも期待したい。