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機動戦士ガンダムOOセカンドシーズン 第11話「ダブルオーの声」

  • 2008/12/14(日) 23:59:57

【感想概略】
今回は、イノベイターについて明かすティエリアとこれを受け止める仲間たちの姿が描かれ、宇宙に潜むソレスタルビーイングの撃破を目指すカティ大佐と迎え撃つスメラギとの知略のぶつかり合いが描かれ、そしてオーライザーと合体したダブルオーの意外な能力が描かれ、沙慈とルイスの思わぬ再会が描かれ、おもしろかった。
次回、戦いの行方がどうなるのか、楽しみである。


【セルゲイ大佐、メメントモリの威力を目撃】
前回、アロウズは衛星兵器メメントモリでスイール王国を掃射。
スイール王国の首都圏を壊滅させた。
その爆風は、スイール国境に展開するセルゲイ大佐の率いる連邦部隊をも巻き込んだ。

そして今回、セルゲイ大佐の座乗する地上戦艦は、何とか爆風を持ちこたえた。
やがて土煙が晴れてくると、セルゲイ大佐の眼前に、異様な光景が広がっていた。
何と、連邦部隊の間近まで、地面が深くえぐりとられているのである。

【グッドマン准将、メメントモリの力を喜ぶ】
メメントモリ掃射の指揮をとったアロウズのグッドマン准将は、その絶大な力に大満足。
凶悪な笑みを浮かべ、「本当の意味で戦争が消えるのだ」と言う。
グッドマン准将としては、実は本気で平和を願っており、アロウズの行過ぎた弾圧も、真の平和を実現するための信念に基づく行動なのかもしれない。

【サーシェス、メメントモリに驚嘆】
リボンズ一味のアジト。
サーシェスはメメントモリの破壊力に「こいつはスゲエ!」と大興奮。
だが、凄すぎて、戦争にならないのではとつぶやく。
すると「かもね」と穏やかな笑顔で言うリボンズである。

一方、王留美は、メメントモリによる大虐殺を目の当たりにして、心の痛みをかんじている様子である。

【ネーナ、王留美に不信を抱く】
ネーナは、メメントモリの威力と、これを実際に行使してしまうイノベイターの手法に大興奮。
「これがイノベイターのやり方…もうたまんない!」
頬を上気させてつぶやくネーナである。

だがネーナは、イノベイターに心服している訳ではない。
ネーナは王留美に、ソレスタルビーイングに見切りをつけ、イノベイターに加担するのかと問う。
すると王留美は、そのような次元の考え方では、真の変革は訪れないと言い、謎めいた笑みを浮かべる。

ネーナは、王留美の言葉に全く納得がいかない。
それどころか、兄たちを殺したサーシェスを手先とするイノベイターたちを信用する気にはなれず、そのイノベイターと組む王留美にも不信感を抱いている様子である。

【カタロン、メメントモリ撃破作戦を始動】
カタロンも、スイール王国の首都圏が壊滅したこと、それが衛星軌道上からの巨大なレーザ光線によるものであることを掴んでいた。

早速カタロンの宇宙部隊は、衛星兵器メメントモリ破壊作戦を発動。
戦闘艦23隻、宇宙戦用モビルスーツ43機という大兵力が動き出した。

これはカタロン宇宙戦力の全てなのだが、シーリンはこれでも勝率は低いと表情を曇らせる。

困難な状況に苦悩するシーリンは、アジト内の託児所をそっとのぞいた。
そこでは、マリナがオルガンを弾いて、子供たちの相手をしている。
シーリンはマリナの笑顔をみて、ひと時癒されている様子である。

【ティエリア、イノベイターのことを仲間たちに明かす】
ソレスタルビーイングの小惑星秘密基地では、地球圏での異変を察知。
それが衛星からのレーザー兵器による攻撃であることを掴んだ。

ティエリアは、この無差別殺戮に直面し、ついに決意した。
そしてスメラギをはじめとする仲間たちに、地球連邦とアロウズを陰から操り支配しようとする者たちについて、ヴェーダの生体端末であるイノベイターたちのこと、リボンズのことを明かすのである。

スメラギは、ティエリアの言葉に、チームトリニティによる武力介入や、30機のジンクスを国連に供与したのもイノベイターの仕業と、合点が行った様子である。

そして刹那は、イノベイターのたくらみを自分自身の意思で破壊すると断言。
すると、これに同意するラッセたちである。

ティエリアは、自分もイノベイターと同じ種族であることを明かそうとする。
だが、スメラギは「だいたいの事情は分かったわ」と言ってティエリアの言葉をさえぎり、まずは衛星兵器の破壊が先決と言い、ティエリアがこれ以上何か言おうとすることを押しとどめた。

そしてスメラギはティエリアに、頼もしい笑みを向けて言う。
「あなたはわたし達の仲間よ」

【リヴァイブ大尉、ソレスタルビーイングのアジトを探す】
アロウズの宇宙艦。
リヴァイブ・リヴァイバル大尉は、カティ・マネキン大佐に、ソレスタルビーイングの秘密基地探索を申し出た。
カティ大佐はこれを了承、するとリヴァイブはガデッサを駆り、出撃した。

そしてリヴァイブ、資源衛星群で脳量子波を送った。
これにマリーは気付くのだが、この脳量子波は自分に対して送られたものではないことをかんじとる。
一方、アニューは、何やら不自然な様子を見せた。

間もなくリヴァイブは、ソレスタルビーイングの秘密基地を捕捉、アロウズ艦隊に報告するのである。

これは、アニューがリヴァイブの脳量子波に返信し、これによってリヴァイブは敵基地の所在を知ったということだろうか。
だがアニューには、その自覚があるのか不明である。

【カティ大佐、ソレスタルビーイング秘密基地へ攻撃開始】
スメラギは、小惑星秘密基地のメンバー全員に、指示を下した。
プトレマイオス発進後、情報破棄の上、基地から退避するようにと。

だが突如、基地を強烈な衝撃が襲った。
カティ大佐の率いるアロウズ艦隊が、基地にミサイル攻撃を開始したのである。

スメラギはまずはガンダムを出撃させ、続いてプトレマイオスを発進させた。
プトレマイオス自ら囮となり、その間に他のメンバーたちを脱出させるという作戦である。

敵部隊の注意がプトレマイオスに集中する中、ソレスタルビーイングの輸送艇が次々と発進する。
その護衛につくのはアリオスガンダムである。

【カティ大佐、MS部隊による波状攻撃を開始】
ところが、プトレマイオス付近に突如アロウズMS部隊が出現した。
この敵部隊、熱を遮断する布をまとい、伏兵として潜んでいたのである。
そしてMSの群れが、プトレマイオスに襲い掛かった。

これを迎え撃つのは、刹那の駆るダブルオーである。
するとコーラサワー機が、奇妙な物体を投擲。
この物体から怪しげな煙が猛然と広がり、ダブルオーをたちまち包み込むと、強烈な電撃が刹那を襲った。
絶叫を上げる刹那である。
どうやらこの兵器の目的は、ダブルオーの動きを封じ、プトレマイオス側の戦力を分断して各個撃破に持ち込むことのようである。

続いてアロウズ部隊の第二陣が出現、プトレマイオスに襲い掛かる。

【ティエリアVSブリング・スタビティ】
セラヴィは、敵の新手をツインバスターキャノンで砲撃。
これで敵MSをまとめて撃破できるはずである。

ところがセラヴィの砲撃の前に、ブリング・スタビティがMSを駆って立ち塞がり、GNフィールドを展開。
セラヴィの攻撃を弾き返してしまう。

ブリング機はそのまま猛加速、セラヴィの間合いに踏み込み、組み合った。

セラヴィは怪力無双、これまで力比べで負けたことは無い。
ところがブリング機のパワーはそれ以上であり、握り合うセラヴィの指は異様な方向に曲がっていく。
セラヴィは砲撃、ブリング機とひとまず間合いをとった。

【ダブルオーVSバラック・ジニン小隊】
刹那はダブルオーを駆り、敵の電撃兵器を破壊。
行動の自由を取り戻し、プトレマイオスの援護に向かおうとする。

すると何者かがダブルオーを砲撃した。
バラック・ジニン大尉の率いるMS部隊の仕業である。
ジニン大尉は距離をとりながら攻撃、手堅い戦いぶりでダブルオーを釘付けにする。

【プトレマイオス、直撃弾を浴びる】
一方、リヴァイブ大尉はガデッサを駆り、GNメガランチャーの照準をプトレマイオスに合わせていた。
そして砲撃。

大破壊力の光線は、プトレマイオスの強力なGNフィールドを突破。
船体を貫通、猛爆発を起こした。
損傷箇所は第三格納庫。
イアンがオーライザーの調整を行なっていた場所である。

スメラギは沙慈に、イアンの無事を確認してもらえるよう依頼。
沙慈はイアンの元へ急いだ。

一方、ガデッサは次弾砲撃のため、エネルギーのチャージを開始。
そしてカティ大佐は、勝利を確信し、不敵な笑みを浮かべる。

カティ大佐としては、戦争根絶などという夢想に傾倒し、道を誤ってしまったスメラギに、せめて自分の手で引導を渡したい、同時に優れた武人との戦いには喜びをかんじずにはいられないというところだろうか。

【沙慈、オーライザーで発進】
沙慈は第三格納庫に辿り着き、扉を開けた。
だが、格納庫内部は激しく破損、船体上部から下部まで大穴が貫通し、溶けただれ、無残な有様である。

そして沙慈は、力なく浮遊するイアンに気付いた。
イアンは沙慈の呼びかけに意識を取り戻すと、沙慈に言う。
オーライザーをダブルオーに届けてほしい、みんなを、仲間を守るのだと。

沙慈は、駆けつけたマリーにイアンを託し、オーライザーに搭乗。
発進の許可をスメラギに求めた。
スメラギは沙慈の申し出を承知、オーライザーはダブルオー目指して発進した。

【ダブルオー、オーライザーとドッキング】
ジニン大尉の率いるMS部隊に苦戦する刹那に、沙慈からオーライザーとの合体を呼びかける通信が入った。
驚く刹那だが、合体を即断。
ダブルオーを飛翔させ、オーライザーと合流、ドッキングした。

合体したダブルオーは、ツインドライブの力を安定して発揮し、猛然と加速。
GNソードを抜き、立ち塞がるジニン大尉の機体の胴体を両断。
ジニン機は爆発四散した。

さらにダブルオーはトランザムを発動。
するとGN粒子の影響か、異変がおこった。
何と、パイロットの意識が剥き出しとなり、周辺宙域のパイロット同士の心の声が聞こえあってしまうのである。

間もなく沙慈とルイスは、お互いの存在に気付いた。
そして互いに、なぜガンダムと一緒にいるのか、なぜアロウズにいるのか、訳が分からず、頭が真っ白になっている様子である。


【予告】
次回「宇宙で待ってる」

機動戦士ガンダムOOセカンドシーズン 第10話「天の光」

  • 2008/12/08(月) 23:59:33

【感想概略】
今回は、スメラギとカティ・マネキンの因縁が描かれ、祖国再興を巡って意見が食い違うシーリンとマリナが描かれ、中東の大勢力・スイール王国と接触して共闘を模索するカタロンの動きが描かれ、イノベイターの一人ブリング・スタビティが新型MSを駆りダブルオーを圧倒する姿が描かれ、とてつもない強さの片鱗を見せるオーライザー装備のダブルオーが描かれ、おもしろかった。

そしてアロウズがスイール王国に対して衛星軌道上から大破壊兵器「メメントモリ」を行使。
首都を壊滅させていたが、これが今後の戦局と政略にどのような影響を与えるのか。注目したい。


【プトレマイオス、脱出に成功】
前回、プトレマイオスは地球脱出作戦を敢行。
スメラギの知略によってアロウズの追撃を振り切り、立ち塞がる敵艦を撃破し、脱出に成功した。

だがこの直後。
スメラギは敵の指揮官がカティ・マネキンであることを知り、ショックを受けるのである。

【天才少女スメラギ】
スメラギとカティ・マネキンは、実は10数年前からの友人である。

14年前、ユニオンの国際大学。
キャンパスのベンチに並んで座るのは、ポニーテールの男性と少女である。

男性は、ビリー・カタギリ。
この頃から、変人学者風の風体である。

そして少女は、何とスメラギである。
スメラギは、このときわずか17歳。
そして、この若さで大学を卒業しようとしているのである。

ビリーはスメラギの論文を高く評価し、戦術予報の天才ぶりを誉めた。

するとスメラギは、頬を赤らめて照れながら言う。
「あたしなんて、まだまだです。カティの足元にも及ばない…」

【若き天才カティ・マネキン】
ビリーも、「戦術予報の天才」カティ・マネキンの名は聞いていた。

この頃、カティは、次々に発表した戦術で7つもの紛争に勝利。
そして、AEUに佐官待遇でスカウトされていたのである。

スメラギはビリーに、カティについて熱く語り始めた。
「あたしの目標です。
戦争が止められないのなら、戦術で早期解決を図る。
被害を最小限に抑え、人命を救う。
カティのようは戦術予報士に、わたしはなりたいんです。」

すると、カティ・マネキンが姿を見せた。
カティはスメラギの論文を高く評価。
そして、敵同士としては会いたくないわねと冗談を言って笑う。

スメラギは、カティに賞賛されたことが、心底誇らしい様子である。

【スメラギの苦悩】
そして現在。
スメラギは、アロウズの指揮官がカティと知り、思い悩んでいた。

なぜ、あのカティ・マネキンが、アロウズのような集団に参加し、戦術予報を行なっているのか。
スメラギとしては、カティの真意を測りかねてしまう様子である。

【カティ・マネキンの苦悩】
アロウズのグッドマン准将は、カティ大佐に、プトレマイオス追撃を命じた。
さらにグッドマン准将、人員と新型MSも補充するという。
拝命するカティ大佐だが、内心は複雑である。

カティ大佐は、スメラギことリーサ・クジョウのことを考えて悩んでいた。
かつて、カティとスメラギはAEU軍にいた頃、互いを敵軍と誤認して同士討ちに陥り、多大な犠牲者を出していた。

カティは考える。
あの同士討ち事件がきっかけとなり、スメラギはソレスタルビーイングの掲げる「紛争根絶」に、傾倒するようになったのだろうか。

だがカティとしては、紛争の根絶など不可能としか思えない。
なぜそんな怪しげな主張に、スメラギともあろう者が賛同するのか、理解し難い様子である。

そして悩めるカティは、ノックもせずに部屋に入ってきたコーラサワーを「勝手に入ってくるな!」と八つ当たり気味に怒鳴りつけるのであった。

互いの正体を知ったスメラギとカティの間で、今後どのようなドラマが展開するのか。
注目したい。

【カタロン、スイール王国との共闘を模索】
反政府組織カタロンのアジト。
クラウスとシーリンをはじめとするカタロン幹部たちは、中東地域の大勢力・スイール王国との共闘を検討していた。

このスイール王国は、地球連邦の推し進める中東再編に反対し、連邦と対立していた。
すると連邦政府は、スイールが行動を起こし、それに中東諸国が追随することを警戒。
セルゲイ大佐の率いる連邦部隊をスイール国境に配置し、国境を封鎖してしまう。

さらに連邦は、徹底した情報操作を行ない、この事実を連邦市民から隠していた。
どうやら連邦は、自分たちの政策は、公表されれば世論の批判を浴びるものとは、思っているようである。

カタロンとしては、スイール王国は、連邦の強引な政策に反対するもの同士であり、ぜひ力になりたいところである。
だが、いくらスイール王国が中東最強であっても、連邦軍の擬似GNドライブ搭載MSの群れに勝てるとは思えない。
また、たとえカタロンが、スイールに援軍を送ったとしても、やはり武力では連邦軍には勝てないだろう。

ここで、シーリンは一策を提案した。
それは、中東での連邦の悪政を、カタロンのネットワークによって公表、連邦市民の世論を味方にするという作戦である。
いかに連邦といえども、世論の批判を浴びては、強引な中東再編を推し進めることは困難であろう、これがシーリンの読みである。

この策を、他のカタロン幹部たちは支持、実行に移されることとなった。
早速カタロンは、共闘を呼びかける使者を、スイール王国に送るのである。

【マリナとシーリン】
マリナ皇女は、アザディスタン王国の滅亡以後、カタロンに身を寄せていた。
なかなか祖国滅亡のショックから立ち直れない様子のマリナである。

するとマリナの前に、シーリンが姿を見せた。
マリナはシーリンに、アザディスタンの様子を聞いた。

するとシーリンは言う。
「暫定政権樹立の発表以降、目立った報道はされてないわ。
連邦に都合の良いように、情報統制されているのよ。
アザディスタンの様子を見に行きたくても、国境は連邦軍によって封鎖状態、お手上げね。」

そしてシーリンは、マリナに訴える。
「マリナ、アザディスタンを再建するには、連邦を倒すしかないわ。戦うのよ。
皇女であるあなたには、そうする義務がある」

だがマリナは言う。
「駄目よ。戦いは戦いを呼ぶわ。
力でアザディスタンを取り戻して、それで皆が幸せになれると思う?」

マリナとしては、5年前、超保守派のクーデターを武力で鎮圧したが、国民の間に対立感情が残ったことが頭にあり、何とかして血を流さない方法を模索したいというところだろうか。

だがシーリンの目には、マリナは人命を尊重して戦うことに反対するが、代案を示すこともなく、結局は何もしようとしないように映ったようである。シーリンとしては、マリナはどうして分かってくれないのだろうか、何て頑固なのだろうかと思えたというところだろうか。

シーリンは、何かを言おうとするマリナをさえぎって言う。
「いいわ。あなたはそうやって、何もしないでいればいい。
わたしは戦う。
そうしないと、国は取り戻せないから」

【ブリング・スタビティ強襲】
宇宙を航行中のプトレマイオスは、高速で接近する機体を察知した。
イノベイターの一人、ブリング・スタビティの駆る新型MSである。

スメラギは敵機の信じがたい速度に驚きつつも即座に指示を下し、まずはダブルオーを出撃させた。

刹那はダブルオーを駆り、猛スピードで飛来するブリング機を砲撃。
だが、敵機はGNフィールドを展開。
ダブルオーの攻撃を弾き返してしまう。

驚く刹那に、ブリング機は猛然と襲い掛かり、変幻自在の高機動戦闘を展開。
ダブルオーを翻弄する。

そしてブリング機は、5本の刃のビームサーベルで強烈な斬撃を浴びせる。
ダブルオーは敵機の刃をGNソードで受け止める。
だが敵ビームサーベルは、5本の刃が一本に収束、そのままGNソードを断ち斬ってしまう。

窮地に陥るダブルオーだが、ここにケルディムが援軍に駆けつけた。
さらに、プトレマイオスは艦載砲をブリング機に猛射。

するとブリング機は、ダブルオーとの戦いを中断し、あっさりと撤収してしまう。
ラッセは敵機の意図を測りかねるが、スメラギはこれは警告なのだという。

そしてスメラギは、敵軍の意図を察知し、プトレマイオスを秘密基地へ急がせるよう指示を下した。

一方、ティエリアは、敵MSの性能と戦い振りから、敵パイロットはイノベイターであり、敵機はリボンズ一味の手によるものと確信する。
だがティエリア、このことをスメラギに告げるか葛藤、どうしても言い出すことができない。

【ブリングとリヴァイブ・リヴァイバル】
ブリング・スタビティはMSを駆り、カティ・マネキン大佐の座乗する宇宙艦に合流した。

リヴァイブ・リヴァイバルはブリングに声をかけた。
「まさか君までアロウズ入って来るとは。どういう風の吹き回しだい?」

一方、ブリングは無言である。
リヴァイブは、「無口なのは相変わらずか」と苦笑する。

するとブリング、リヴァイブに言う。
「メメントモリを動かす」

リヴァイブはこの言葉に、一瞬おどろく
だが、すぐに笑みをうかべ、リボンズがいよいよ計画を推し進めることを喜んでいる様子である。

またブリング・スタビティだが、無愛想だが凛々しい武人といった風であり、これまで登場した中性的な美形揃いのイノベイターたちとは少し異なる人物のようである。
一体どのような人物なのか、これから描かれるのが楽しみである。

【リボンズとリジェネ・レジェッタ】
リボンズ一味のアジトでは、リボンズは「メメントモリ」掃射の準備を進めていた。
リボンズは言う。
「これで中東計画は加速し、人類の意思が統一されていくことになる」

するとリジェネ・レジェッタはリボンズに「統一?画一のまちがいじゃないのかい?」とからかうように言う。
リジェネは、リボンズのやり方に納得できないところがある様子である。

【ネーナ、サーシェスと出くわす】
リボンズのアジトには、ネーナ・トリニティもいた。
何やら複雑な機械を操作するネーナだが、王留美の部下として、リボンズの事業を手伝っている様子である。

するとネーナの前に、アリー・アル・サーシェスが姿を見せた。
サーシェスは現在はリボンズに雇われており、アジトを訪れていたのだが、アジト内を好き勝手に歩き回っているのだろうか。

ネーナは、サーシェスを見た瞬間、わなわなと震え始めた。
このサーシェスこそ、4年前、ネーナの長兄ヨハンと次兄ミハエルを殺害した実行犯であり、まさに兄の仇なのである。

一方、サーシェスはネーナを見て、ようやくトリニティ三兄妹の一人と思い出すのだが、全く悪びれたところがない。
ネーナは激怒、即座に銃を抜く。

だがサーシェスは一瞬でネーナの間合いに踏み込み、銃を持つ腕を封じ、ネーナの首に銃を突きつけた。
「俺とやりあう気か?止めとけよ。
せっかく拾った命、散らすことになるぜ。」

ネーナはサーシェスを睨みつける。
一方サーシェスは、余裕の表情である。

次回以降、ネーナの動きにも注目したい

【アニュー・リターナー登場】
プトレマイオスは、小惑星秘密基地に辿り着いた。
出迎えるのは技師イアン、その妻リンダ、そして新メンバーのアニュー・リターナーである。

ミレイナはリンダを見ると目を輝かせ、「ママ!」というとリンダに抱きついた。

リンダの見た目はとても若く、これでミレイナの母というのは驚きである。
アレルヤは「犯罪ですよ」と指摘。
「どおいう意味だ?!」と怒りの色を見せるイアンである。
もっとも、リンダは老けにくい体質なだけで、実は30代後半なのかもしれない。

一方、スメラギは、イアンの怒りを無視。
補給と戦力の強化を急いでもらえるよう、イアンに言う。
これにイアンは、アロウズの脅威が迫っていることを理解、即座に本題に戻るのである。

そしてイアンは、新メンバー、アニュー・リターナーを紹介する。
このアニュー、王留美がスカウトしてきたとのことだが、イノベイターに見える。

もっとも、イアンに絶賛されて頬を赤らめるアニューは、何やらいい人のように見える。
今はオーライザーの調整などに貢献しているようだが、アニューの真意は何なのだろうか。

【オーライザーのテスト開始】
いよいよダブルオーにオーライザーを装備し、テストが開始された。
刹那はツインドライブでトランザムを発動。

するとツインドライブは、理論的限界値を超える値に到達した。
イアンたちは、これぞイオリアの予言したツインドライブの真の力と驚嘆の様子である。

【メメントモリ、掃射】
一方、アロウズは軌道上からメメントモリの掃射準備を完了、カウントダウンに入っていた。
目標は、スイール王国である。

このメメントモリ、超巨大な光線兵器であり、その破壊力は尋常ではない。
そしてついに、メメントモリは超巨大光線を掃射。
灼熱の光が地表へ到達。
スイール国王も、国王と会談するカタロン幹部も、街のひとびとも、首都もろとも消滅させてしまう。

さらに荒れ狂う爆風は、国境に展開するセルゲイ大佐率いる連邦部隊に襲い掛かった。

【ハレルヤ復活】
ツインドライブ全力稼動の影響か、メメントモリ砲撃の影響か、小惑星秘密基地の特殊人間たちに異変が発生していた。

マリーはセルゲイ大佐の危機を感知、必死で逃げるよう訴えた。
入浴中のティエリアは、強烈な違和感をかんじていた。

そして、アレルヤの第二の人格・ハレルヤが甦り、凶悪な笑みを浮かべてつぶやいた。
「おちおち寝てもいられねえぜ」


【予告】
次回「ダブルオーの声」

機動戦士ガンダムOOセカンドシーズン 第9話「拭えぬ過去」

  • 2008/11/30(日) 23:26:35

【感想概略】
今回は、ほとんど全身凶器のサーシェス専用MS・アルケーガンダムと、ダブルオー及びセラヴィとの戦闘が描かれ、ライルの実は理性的な一面が描かれ、カティ・マネキン大佐とスメラギの知略のぶつかりあいが描かれ、ビリー・カタギリとMr.ブシドーとの変わらぬ友情が描かれ、おもしろかった。

今回は特に、MSの充実が進んでいる様子が描かれており、今後の戦闘描写が楽しみである。


【全身凶器アルケーガンダム】
前回、ティエリアは女体化してアロウズ関係者のパーティを偵察した。
また刹那は運転手に変装、駐車場でティエリアをサポートしていた。

ところがティエリアも刹那も、それぞれトラブルをおこし、パーティ会場を脱出。
ダブルオーとセラヴィで、プトレマイオスに向けて飛行していた。

すると、二機の前に、赤い擬似太陽炉搭載MSが出現した。
何と、戦争屋アリー・アル・サーシェスの駆る機体「アルケーガンダム」である。

ティエリアと刹那は、敵機のパイロットがサーシェスと知り、闘志を燃やし、戦闘を開始する。
特にティエリアにとって、サーシェスは亡きロックオンの仇であり、撃破せねば気がすまないようである。

だがサーシェスは恐ろしく強い。
まずは大剣を振りかざしてダブルオーを圧倒。

さらにセラヴィの間合いへ瞬時に踏み込み、セラヴィのビーム砲を斬り飛ばした。
ところがティエリアはセラヴィを駆り、肩のビーム砲をサーシェス機に向ける。
サーシェス機は咄嗟に両手で敵ビーム砲をつかみ、セラヴィと押し合う。

するとセラヴィのスネから、隠し腕が現れ、ビームサーベルを握った。
どうやらティエリア、これを狙っていたようである。

ところが、サーシェス機も足に隠し腕を装備。
ビームサーベルを握ると、セラヴィの隠し腕を斬り飛ばすのである。

サーシェス機は、大剣を振るい、GNファングの群れを放ち、足に内蔵した二本の隠し腕にそれぞれビームサーベルを握り、変幻自在の攻撃を繰り出し、セラヴィとダブルオーを翻弄する。

その時、何者かがサーシェス機を砲撃した。
ケルディムおよびアリオスが援軍に駆けつけのである。
サーシェスは、さすがに4対1では分が悪いと判断し、撤退した。

【リボンズと、リジェネ・レジェッタ】
リボンズは、リジェネ・レジェッタに言う。
ティエリアがパーティを台無しにしてしまったと。

するとリジェネは、逆にリボンズに言い返す。
ティエリアを怒らせたのはリボンズのせい、上手くやればティエリアを仲間とすることが出来たのにと。

だがリボンズは、ソレスタルビーイングには戦ってほしいという。
アロウズに匹敵する武装集団が抵抗を続ければ、それだけアロウズが支持を得るというのである。

さらにヒリング・ケアは、リボンズの意見を支持。
そうでなければ、戦闘用である自分たちに活躍の場は無いと笑みを浮かべるのである。

ここでリジェネはリボンズに問う。
ツインドライブは、ソレスタルビーイングが独自開発したものか。
それとも、トランザムと同様、イオリア・シュヘンベルグの遺産なのかと。

これはリボンズにとって、触れられたくない話題らしく、一瞬不快そうな表情を見せる。
だがすぐに笑みを浮かべて言う。
「どちらにしても構わないよ。
あの程度の性能、ガデッサに遠く及ばない。
次の戦闘で、リヴァイブ・リヴァイバルが証明してくれるさ。」

リジェネとリボンズとでは、それぞれ思惑が異なる様子である。
この二人の今後の動向にも注目したい。

【ライル、仇について知る】
プトレマイオス艦内。
ティエリアはライルに、サーシェスはロックオンの仇であり、ロックオンの家族の仇であることを明かした。
ティエリアとしては、仇を取り逃がしたことに熱くなっている様子である。

だが、弟であるライルは、どちらかというと冷静である。
ライルは事情を聞くと兄さんらしいと笑い、そこまで家族を思い続ける兄を尊敬するという。

すると刹那、自身がKPSAに所属していたこと、ロックオンの家族を死に追いやったテロの実行犯である少年に、自爆テロを思いとどまるよう訴えたが、止められなかったことを明かす。

だがライルは、誰かがテロを行なっていただろうと言い、過去ではなく未来のために戦うと言う。

ティエリアは、ライルの言葉に、信じる道を突き進んで本当に良いのか、人類を宇宙に導くのだというイノベイターと敵対する先に本当の未来があるのかと、思い悩んでいる様子である。

【カティ・マネキン大佐、作戦を練る】
リント少佐はカティ・マネキン大佐に、プトレマイオス殲滅作戦を進言していた。
前回着任したイノベイターの一人、リヴァイブ・リヴァイバル大尉も同席している。

ここでリヴァイブ大尉、リント少佐の策に欠点があると指摘。
そしてカティ大佐は、リヴァイブ大尉の意見に同意するのである。

さらにリヴァイブ大尉、自分には免許状があるが、Mr.ブシドーと異なり、カティ大佐の戦術に従うと涼やかな笑みを浮かべる。
これに「それは有難いな」と笑うカティ大佐である。

一方、プトレマイオスでは、スメラギは敵が12時間以内に包囲殲滅作戦を実施するだろうと推測。
宇宙に脱出する策を立て、フェルトとミレイナに早速準備を指示するのである。

【Mr.ブシドー、ビリー・カタギリを訪ねる】
Mr.ブシドーは、空母を発進、アロウズのMS開発部門を訪れていた。
笑顔で迎えるのは、ビリー・カタギリである。

ビリーはMr.ブシドーの正体を良く知っているようで、思わず「グラハ…」といいかけて「Mr.ブシドー」と言い直すのだが、その面妖な姿に、つい笑ってしまいそうになるようである。

するとMr.ブシドー、「勝手にそう呼ぶ。迷惑千万だな。」と少し不満げである。
何と、「Mr.ブシドー」とは自ら名乗ったのではなく、ニックネームということであろうか。

Mr.ブシドーは、ビリーの開発主任就任の祝福に来たといい、さらに試作中の機体を「わたし色に染めてほしい」と言う。

ビリーはMr.ブシドーの希望を聞くと、確実にソレスタルビーイングを仕留めてほしいと言い、一瞬激しい怒りの色を見せる。
まだまだスメラギに怒っている様子のビリーである。

だがビリーは、すぐにいつもの穏やかな口調にもどり、アロウズ部隊は作戦行動中なのではと尋ねる。

するとMr.ブシドー、艦隊戦に興味はないと言い放ち、「心眼は鍛えている」という。
何とMr.ブシドー、どのような作戦が実施されるかを「心眼」で見抜き、それが興味の無い内容だったので、事前に抜け出したというのである。

謎の男・Mr.ブシドーの、今後の更なる活躍が楽しみである。

【アロウズ、プトレマイオス包囲殲滅作戦を開始】
リヴァイブ大尉が修正を加えた作戦が開始された。
リント少佐は、よほどプライドが傷ついたようで「私は本作戦に関わっていないことを、承知しておいて下さい」とカティ大佐にそっぽを向くのである。

まずは水中専用モビルアーマー「トリロバイト」6機が布陣。
水中を潜行するプトレマイオスへ、大型魚雷の群れを放つ。

するとスメラギ、格納庫内のセラヴィ、ケルディム、アリオスの三機にトランザム発動を指示。
同時に敵の攻撃時刻を予測して浮上開始した。

そして、トリロバイトが放った大型魚雷の群れは、互いにぶつかり合って次々と爆発、水中に猛爆発を巻き起こした。

するとプトレマイオスは、この爆発力を推力として更に加速。
海上に踊り出るとエンジンを全開にふかし、猛然と加速を開始した。

アロウズMS部隊は、プトレマイオスへ砲撃を加えるが、強力なGNフィールドにことごとく弾きかえされてしまう。
さらにプトレマイオスは、無数のGNミサイルを発射。
追いすがろうとするアロウズMS部隊に大打撃を与え、さらに加速する。

さすがのアロウズMS部隊も、大気圏を脱出しようとするプトレマイオスの動きにはついていけない。
プトレマイオスは、アロウズ部隊を振り切ったかに見えた。

【リヴァイブ大尉、出現】
ところが、雲の上にリヴァイブ大尉の駆るMS「ガデッサ」が待機していた。
そしてガデッサ、プトレマイオスに向けて大型砲を発砲。

砲撃はGNフィールドに弾き返されたが、リヴァイブの目的はプトレマイオスの撃沈ではなく、大気圏脱出コースを少し変えさせることだったのである。

プトレマイオスは、コースを外れた衛星軌道上に到達した。
そしてプトレマイオスの前に立ち塞がるのは、アロウズのジェジャン中佐の率いる巡洋艦とMS部隊である。

一方、プトレマイオス艦内のガンダム3機はトランザム発動後であり、即座の戦闘参加は困難である。
これはまさに、カティ大佐の読みどおりである。

【カティ大佐、伝言をつたえる】
ところが巡洋艦に、何者かが猛スピードで接近する。
ダブルオーガンダムである。
何とダブルオーは、大気圏脱出の途中、プトレマイオスから出撃していたのである。

そして刹那はダブルオーで敵艦を撃沈。
すると、母艦を失った敵MS部隊は撤退した。

だが敵MSは、プトレマイオスに通信を送っていた。
敵からの通信の内容は、スメラギの活躍を讃えるものであり、差出人はカティ・マネキン大佐を名乗っている。

スメラギは、知人であるカティ・マネキンがアロウズに加わっていることに、ショックを受け、過去からは逃れられないとつぶやき、複雑な様子である。

【ホーマー・カタギリ司令の苦悩】
一方、アロウズのホーマー・カタギリ司令は、巡洋艦撃破とジェジャン中佐戦死の報告に、ショックを受けている様子である。
そして、もはやこれ以上犠牲は出せないといい、イノベイターの力を借りざるを得ないとつぶやく。

ホーマー司令とリボンズとの間には、どのような秘密があるのか。
次回以降描かれるのが楽しみである。

【オーライザー完成】
ソレスタルビーイングの小惑星秘密基地。
イアンは、新たな秘密兵器オーライザーの完成に「こいつがあれば、ダブルオーは無敵だ」大喜び。
オーライザー完成に尽力した女性スタッフ・リンダに、良くやったと大感謝である。

次回以降、リボンズ一味の開発したガデッサ、サーシェスのアルケーガンダム、ビリーの開発したブシドー用新MS、そしてオーライザーを装備したダブルオーとの間で、激戦が繰り広げられると思われる。
まずは、セカンドシーズン第一次最強決戦が楽しみである。

【予告】
次回「天の光」

機動戦士ガンダムOOセカンドシーズン 第8話「無垢なる歪み」

  • 2008/11/23(日) 23:59:35

【感想概略】
今回は、リジェネ・レジェッタの言葉に葛藤するティエリアが描かれ、リボンズ一味の正体と計画の一端が明らかとなり、マリーに複雑な思いを抱かずにはいられないフェルトの内面が描かれ、女体化してパーティに潜入するティエリアが描かれ、ルイスの意外な事情と刹那との再会が描かれ、おもしろかった。

政略面では、連邦政府の推し進める中東政策と世界統治の一端が明らかとなった。
中東政策では何と、対立している勢力がある場合、そのどちらかを宇宙に移民させるというのである。
随分乱暴なやり方だが、当事者以外からは何の不満も出ないだろうというのがスメラギの見解である。

実は連邦の統治下では、エネルギー事情は太陽光発電により安定、各種事業によって経済も安定し、不満を持つ者はアロウズと保安局が黙らせ、多くの市民の生活は向上しているのだという。
どうやら地球連邦政府は、多数のために少数を切り捨てるという方法で、多くの人びとの支持を得ているようである。そして切り捨てられる少数の人々については、情報が統制されているのかもしれない。

自分さえ良ければ他人のことなどどうでも良いという考えが、問題になると思うのだが、ここら辺は今後どのように描かれるのか。今後も注目したい。


【リジェネ・レジェッタ、ティエリアと接触】
前回、ティエリアの前に、リジェネ・レジェッタが姿を現した。
普段は冷静なティエリアだが、自分と同じ姿のリジェネに、驚愕せずにはいられない。

一方、リジェネは余裕の表情で言う。
容姿が同じなのは、自分たちのDNAは同じだからだと。
何と、リジェネやティエリアは、イオリアの計画ために人工的に生み出された、宇宙環境に適応した人造人間なのだという。

そしてリジェネ、ティエリアが同類の存在を知らないと見ると、計画について語りだす。
この計画の第一段階はソレスタルビーイングの武力介入による世界の統合。
第二段階はアロウズによる人類意思の統合。
第三段階は人類を外宇宙へ進出させ、来るべき対話に備えることなのだと。

さらにリジェネは言う。
ティエリアたちは、計画の障害になっていると。

だがティエリアは、リジェネの言葉を聞いても、アロウズの行ないが許されるとは思わない。

するとリジェネは言う。
自分たちの存在意義は、計画を遂行し完遂すること。
だがティエリアは、自分の存在を自ら否定しているのだと。

「ティエリア・アーデ、共に人類を導こう。
同じイノベイターとして。
答えは急がないよ。また会いに来る。
君と僕は、いつだって繋がっているのだから」
動揺するティエリアに言い残し、リジェネ・レジェッタは去った。

【フェルト、マリーに恨み言をぶつける】
前回、アレルヤはマリーをプトレマイオスに連れ帰った。
ラッセたちは、これまで戦ってきた相手、それも超兵を受け入れて大丈夫なのか心配する。
だがスメラギは、アレルヤが戦うために必要なことだと押し通した。

とは言っても、マリーはこれまでソーマ・ピーリスとして、対ガンダム作戦の最前線に立ち、容赦なく刃を揮ってきた。
特に、フェルトの内心は複雑である。

4年前、マリーたちは国連軍としてプトレマイオスを襲撃。
この戦いでクリスティナが死に、リヒティが死に、モレノが死に、そしてロックオン・ストラトスが死んだ。

フェルトは、マリーに恨み言をいわずにはいられない。
だが、マリーは軍人として命令に従っていたのであり、マリーに罪はないことはフェルトも分かっている。
後日、フェルトはマリーに謝り、二人の関係はひとまず丸く収まったようである。

【カティ・マネキン大佐とルイス准尉】
カティ・マネキン大佐は、「戦死」と報告されたソーマ・ピーリス中尉の乗機、カスタム・アヘッドを見上げていた。
どうやらカティ大佐、ソーマ中尉の戦死が腑に落ちない様子である。

そこへルイス准尉が現れ、カティ大佐へ訴えた。
カスタム・アヘッドを任せてほしい、ソーマ中尉の仇を討ちたいと。

だがカティ大佐は、ルイスの申し出を即座に却下した。
カティ大佐としては、超兵専用に改修されたカスタム・アヘッドは、ルイスの身の丈に合った機体ではないという判断だろうか。
これにはルイス、がっかりした様子である。

そこにリント少佐が現れ、「良いではないですか」と言う。
そしてルイスに、特命を与えるという。

カティ大佐は、今パイロットが二人も減っては困ると反論。
するとリント少佐、補充のパイロットが到着すると何やら笑みを浮かべる。

【カティ・マネキン大佐、コーラサワーと再会】
間もなく、数機のMSが飛来、パイロットが姿を見せた。
一人はリボンズ一味のイノベイター、リヴァイヴ・リバイバルである。
そしてもう一人は、何とコーラサワーである。

カティ大佐は「貴官はどこまでバカなのだ!」と激怒。
アロウズには関わるなと言ったのになぜ来たのか、死ぬことになるぞとコーラサワーを怒鳴りつけた。
するとコーラサワーは元気に、カティ大佐を守りに来たといい、仲間からは「不死身のコーラサワー」と呼ばれていると自身満満である。

コーラサワーのおバカさと一途さに、苦笑するカティ大佐である。

【ティエリア、リジェネの言葉に悩む】
ティエリアは、リジェネ・レジェッタの言葉に葛藤していた。
自分たちは、イオリアの計画を阻害しているのではないか、自分の進む道はこれで正しいのかと。

その時、ティエリアは亡きロックオンが語りかける声を聞いた。
「しのごの言わずに、やりゃあ良いんだ。
自分の思ったことをがむしゃらにな。
俺たちは、イオリアの爺さんからガンダムを託されたんだぜ」

ティエリアは、心に聞こえたロックオンの声に、信じる道を突き進む決意を新たにするのである。

【ティエリア、偵察を志願】
王留美からプトレマイオスに、暗号通信が入った。
アロウズの関係者が出席するパーティが開催されるというのである。

するとティエリアは、自分も出席するという。
驚くスメラギたちだが、ティエリアの決意は固い。
さらに刹那は、自分がサポートに回ると名乗りを挙げる。

スメラギは、ティエリアの申し出を了承した。
「その代わり、わたしの指示に従ってもらうわよ」
何やら笑みを浮かべるスメラギである。

一方、王留美の屋敷には、リジェネ・レジェッタが姿を見せていた。
何と、アロウズ関係者のパーティの情報は、リジェネから流されたものだったのである。

王留美とリジェネ・レジェッタ、それぞれの真意は何か。
次回以降も注目したい。

【女体化ティエリア、登場】
いよいよ、アロウズ関係者の出席するパーティが開催された。
経済界の大物たちが出席しているようで、パーティは大盛況である。

アロウズからは、アロウズ司令官ホーマー・カタギリとビリー・カタギリが出席。
ホーマーにとってビリーは、自慢の甥のようである。

王留美も、紅龍をお供に出席している。
出席者たちは王留美の姿に、15歳であの王家を継いだ人物だとどよめく。

そして王留美は、一人の女性に目を留め、笑みをかわした。
このドレス姿の美貌の女性、何とティエリアである。

これぞ、ティエリアの美貌を最大限活用したスメラギの作戦なのである。
カティ大佐がこれを知ったら、「大胆にして繊細!」と感嘆するであろう。

ティエリアは柔らかな笑みを浮かべ、男性たちと談笑する。
もっとも内心では「連邦の利権に群がるクズどもめ!」と毒舌全開。
その一方、真の敵を見定めようと、パーティ出席者たちを油断無く観察するのである。

【リボンズ、ティエリアをダンスに誘う】
やがて、一人の上品な若者が、ティエリアに、一曲踊ってもらえるよう申し出た。
何と、リボンズである。

二人は、優雅に踊り始めた。
ティエリア、ダンスも完璧である。

出席者たちは、美形二人の姿に思わず見とれてしまう。
だが、ティエリアの問いは殺伐としたものであった。

ここでリボンズは、自分たちがヴェーダを支配していることを明かす。
そしてリボンズは、ティエリアを別室に招いた。

【ルイス、刹那と再会】
パーティには、ルイス准尉も参加していた。
これはリント少佐の特命であり、お供はアンドレイ少尉である。
実はルイスは、アロウズ最大の出資者なのである。

だがルイス、用事を済ませると駐車場へ足を向けた。
パーティには興味が無いというルイスである。

駐車場でルイスは、思わぬ人物に気付いた。
何と、かつて沙慈の隣人だった刹那である。
刹那は運転手に変装し、ティエリアをサポートしていた。

ルイスは刹那に声をかけた。
この再会に驚く刹那である。

刹那の知るルイスは、母が帰国したと言って泣き、刹那が「いつでも会える、死んだ訳じゃない」と刹那なりに慰めると「こいつキライ!」と喚き、立ち去る刹那に「帰れ帰れ!バーカバーカ!」と暴言を浴びせるバカップルの片割れである。
もっとも刹那としては、そんなルイスの振る舞いも、平和な社会ならではと思っていたのかもしれない。

一方、アンドレイ少尉は、何やらヤキモキとした様子で、刹那とルイスを伺う。

【ルイス、苦しみだす】
ルイスは刹那に、沙慈の消息を尋ねた。
刹那は、話せる範囲で一生懸命、沙慈が宇宙で働いていることを伝えた。
そして刹那は、ルイスの左腕が義手であることに気付き、沙慈の言っていたことに思い至った様子である。

刹那は、沙慈は今でもルイスを大事に思っていると伝えようとした。
ところが突然、ルイスは頭を抱えて苦しみだした。

これに気付いたのが、ビリー・カタギリである。
具合の悪そうな人がいたら放ってはおけない、善人ビリーである。

一方、刹那はルイスの背中をさすり、これで治らないか様子をみていた。
そこへビリーが、心配して様子を見に来た。

だがビリー、ルイスの傍らにいるのが刹那と知ると激怒した。
何せ刹那は、ビリーの元からスメラギをさらっていった実行犯なのである。

ビリーは大声で、刹那はソレスタルビーイングだと叫び、警備兵を呼ぶ。
刹那は逃走した。

一方、アンドレイ少尉もルイスの元にすっ飛んできた。
その時ルイスは、パニックに陥りながら、白い錠剤を飲み下していた。

【ティエリア、リボンズと対決】
パーティ会場の別室。
ここには、リボンズとティエリアの二人だけである。

リボンズは言う
擬似GNドライブ搭載MSを三大勢力に供与したのは自分たちであり、ソレスタルビーイングの滅亡もイオリアの計画の内なのだと。
ソレスタルビーイングは4年前に滅ぶはずだったのだと。

ティエリアは、イオリアの計画なのだと言われると、一瞬言葉に詰まってしまう。
だがティエリアは、リボンズたちのやり方には、やはり納得できない。
「イオリアにガンダムを託された僕は思う。
君たちは間違っていると。
そうさ、僕は、自分の信じた道を進む。
愚かだといわれようが、がむしゃらに!」
ティエリアは、他人の考えではなく、自分の心の声を信ずると宣言する。

するとリボンズは、ティエリアの言葉に嘲笑を浮かべる。
「君は思った以上に、人間に感化されてるんだね。
あの男に心を許しすぎた、ロックオン・ストラトスに。
計画遂行よりも、家族の仇討ちを優先した、愚かな人間に。」

するとティエリアは銃を抜き、リボンズに向けた。
ロックオンを侮辱されては黙っていられないティエリアである。

ところが、何者かが発砲、ティエリアの銃を弾き飛ばした。
リボンズ一味の一人、ヒリング・ケアの仕業である。

敵地で二対一は分が悪い。
ティエリアは窓を破ってパーティ会場を逃走した。

一方、リジェネ・レジェッタは無言で考えている。
「イオリア・シュヘンベルグは、第三段階までの計画を練りながらも、第一段階の紛争根絶に執着している。
リボンズ・アルマークの計画か、ソレスタルビーイングの理念か…」
どうやらリジェネは、単純にリボンズの味方という訳では無さそうである。

【サーシェス出現】
刹那とティエリアは、ダブルオーガンダムとセラヴィーを駆り、帰還の途上である。
刹那は、サポートできなかったことをティエリアに詫びた。
だがティエリアは、刹那を咎めず、つぶやく。
「だが見つけたぞ、世界の歪みを」

その時。
赤い擬似GNドライブ搭載MSが出現。
ダブルオーとセラヴィーの前に立ち塞がった。

何と、戦争屋サーシェスの駆る機体である。
「始めようじゃねえか、ガンダム同士によるとんでもねえ戦争って奴をよ!」


【予告】
次回「拭えぬ過去」

機動戦士ガンダムOOセカンドシーズン 第7話「再会と離別と」

  • 2008/11/16(日) 21:39:04

【感想概略】
今回の最大の見所は、セルゲイ大佐の漢気と人徳、ソーマとの絆であり、おもしろかった。これで、アレルヤとマリーは、丸く収まったようである。ところでソーマの立場がどうなるのか、気になるところである。かつての、アレルヤの中のハレルヤのような存在となるのだろうか。


【ルイス准尉、突撃】
前回、プトレマイオスは自ら囮となり、アロウズ部隊をひきつけた。
壊滅したカタロン秘密基地の人びとの脱出を助けるためである。

アロウズ部隊にガンダムが斬り込み、乱戦に陥る中、ルイス准尉は単機で飛び出し、プトレマイオスに向けて突撃を敢行する。

一方、プトレマイオスでは、沙慈が艦載砲の砲座で、引き金を握っていた。
沙慈は、自分の浅はかさのため多くの人を死なせた罪の意識に苦しみ、脱出するカタロンの人びとのために何かしたいとイアンに訴え、防空戦闘の手伝いを任されたのである。

だが沙慈は、どうしても引き金を引けない。
一方、ルイス機は、猛然とプトレマイオスに迫る。

その時、プトレマイオスはGNミサイルを多数発射。
ルイス機は敵ミサイルをことごとくかわすが、一発が左肩に命中。
片腕を吹き飛ばされてしまう。

さらにGNミサイルがルイス機に飛来。
だがアンドレイ機が敵ミサイルを弾き返し、ルイス機を守った。

なおも闘志を失わないルイス准尉だが、アンドレイ少尉は接近しすぎだとルイスを一喝、ルイスを連れてプトレマイオスから距離を取るのである。

沙慈は、結局引き金を引けなかった。
だがイアンは怒らず、「いいさ、それで」と笑うのである。

【刹那、トランザム発動】
刹那の駆るダブルオーガンダムは、Mr.ブシドーの駆る戦国武将風アヘッドの襲撃を受け、斬り結んでいた。
Mr.ブシドーは激しい斬撃で猛然と押しまくり、ダブルオーを撃破する勢いである。

追い詰められた刹那は、ついに奥の手であるトランザムを発動。
ダブルオーは驚異的な高機動戦闘を開始する。

さすがのMr.ブシドーも、ダブルオーの動きを捉えきれず、片腕を斬り飛ばされてしまう。
だがMr.ブシドー、いよいよ刹那が本気を出したことに喜ぶのである。

ところが、ダブルオーはGNドライブがオーバーロードを起こし、機能停止、海上に着水してしまう。
するとMr.ブシドーは、これでは討つ価値なしと剣を収め、引き上げてしまうのである。

アロウズ部隊の将兵はMr.ブシドーに、いくらなんでも勝手が過ぎるのではないかと抗議。
これに「聞く耳持たぬ」と胸を張ってこたえるMr.ブシドーである。

【アレルヤVSソーマ中尉】
前回、ソーマ・ピーリス中尉の率いる部隊は、アリオスに襲い掛かった。
ところがアレルヤは、ソーマを「マリー」と呼び、戦おうとしない。
ソーマ中尉は「わたしは超兵だ!」と叫び、発砲、アリオスに命中弾を与えた。

ところがアリオスは大破しながらもソーマ機に組み付き、そのまま機能停止してしまった。
そして両機は、墜落してしまうのである。

【スメラギ目覚める】
倒れていたスメラギが、目を醒ました。
すると、ガンダムとプトレマイオスはアロウズと交戦中であり、苦戦している様子である。

スメラギは早速てきぱきと指示を出し、煙幕弾を発射した。
この煙幕は、視界を封ずるだけでなく、通信も遮断し、レーダーや各種センサーも封じてしまうのである。
このため敵部隊は連携を遮断され、組織的な戦闘は続行不能となってしまう。

アロウズ部隊の指揮をとるカティ・マネキン大佐は、敵がいきなり戦い方を変えたことに驚くが、即座に信号弾で撤退を指示、速やかに兵を退いた。

ところがカティ大佐に、ソーマ中尉が未帰還との報告が入った。
カティ大佐はこれに驚愕、直ちに捜索を命じた。
セルゲイ大佐に申し訳が立たないと内心でつぶやくカティ大佐である。

捜索の任にあたるのは、ルイス准尉とアンドレイ少尉である。
ルイス准尉は、前回の出会いでソーマに強い印象を受け、情が移った様子である。

一方、プトレマイオス側も、ケルディムとセラヴィを発進させ、アレルヤを捜索する。

【カタロン、逃避行に成功】
壊滅したカタロン秘密基地の人びとは、別の拠点に無事到着した。
出迎える拠点の幹部は、クラウスたちの無事を喜んだ。

ここでマリナは、連邦がついに中東再編に乗り出し、アザディスタンに暫定政権を建てたこと、アザディスタン王国という国は既に消滅したことを知った。

マリナはショックのあまりひざをついてしまう。
シーリンはマリナを気遣い、同時にアザディスタンへの仕打ちに怒りの色を見せるのである。

これからマリナは、そしてシーリンはどうするのか。
また、カタロンの最終的な目的は何なのか。
次回以降も注目したい。

【ソーマ、アレルヤに襲い掛かる】
アリオスとソーマ機は、島嶼部に不時着した。
アレルヤはコクピットを降りると、ソーマ機に駆け寄ってコクピットを開け、ソーマに呼びかけた。

ソーマは目を醒ますが、目の前に「被検体E57」がいることに闘志を燃やし、アレルヤに襲い掛かった。
アレルヤはソーマに「マリー」と呼びかける。
だがソーマは聞く耳を持たず、アレルヤを組み敷いて馬乗りになり、アレルヤを叩きのめす勢いである。

その時、ソーマの内部で何事かがおこり、ソーマは倒れてしまう。

【アレルヤとマリー、再会を喜ぶ】
ソーマは気がつくと、テントの中で、寝袋に横たわっていた。
すると、アレルヤがテントに姿を見せた。
そしてソーマ、アレルヤに「マリー」と呼ばれると、あっさりと認めるのである。

実は「ソーマ・ピーリス」とは、少女マリーに上書きされたもう一つの人格だったのである。
だが今は、マリーの人格が現れている。
かつてマリーは、ガラスケースの中で横たわるのみ、五感というものが無く、脳量子波でアレルヤに呼びかける以外、他者と言葉を交わすことはできなかった。

マリーは言う。
超兵機関は自分に五感を取り戻すため、別の人格を植え付けたのだろうと。
そしてマリーは、ソーマの記憶を持ち、ソーマも自分なのだという。

アレルヤもマリーも、お互いに罪の意識を持っていた。
アレルヤは、脱走の際に仲間たちを殺したこと、さらに超兵機関の施設を襲撃し、同胞たちを皆殺しにしたことを。
そしてマリーは、ソーマ・ピーリスとしてアレルヤに銃を向け、本気で殺そうとし、ハレルヤを死に追いやったことを。

だが二人は、互いの行ないに理解を示し、許しあい、互いに生きていたことと再会を喜び合うのである。

【セルゲイ大佐、ソーマを発見】
その時、一機のジンクスが着地、機内からセルゲイ大佐が姿を見せた。
一方、テントから飛び出すマリーとアレルヤである。

そしてセルゲイ大佐は、アレルヤの声から、かつて低軌道ステーションの事故の時、人命救助に奮闘した若者がアレルヤであることを知った。

アレルヤはセルゲイ大佐に、マリーとソーマの関係を説明する。
マリーもまた、いまの自分はマリーであり、ソーマではないと訴えた。
するとセルゲイ大佐は、マリーの様子から、マリーは自分の知るソーマ中尉ではないと理解するのである。

【セルゲイ大佐、去る】
アレルヤは、マリーを置いていってほしい、マリーを戦いに巻き込まないでほしいとセルゲイ大佐に訴える。
だがセルゲイ大佐は、ソレスタルビーイングに行ってもソーマは戦うことになる、テロリストの言葉を信じるほど私は愚かでないと言い、アレルヤに銃を突きつけた。

するとアレルヤ、ならば自分を撃ってほしい、そしてマリーを争いに巻き込まないでほしいとセルゲイ大佐に訴える。

セルゲイ大佐は「承知した」と言うと、アレルヤに銃を向けた。
その時、マリーはアレルヤを庇い、銃口の前に踊り出た。

狼狽するアレルヤだが、セルゲイ大佐は発砲。
銃声が響き渡り、マリーは地面に倒れた。
ところがマリーには傷一つない。

何とセルゲイ大佐は、空に向けて発砲していたのである。

セルゲイ大佐は言う。
ソーマ中尉は名誉の戦死を遂げたと。

立ち去ろうとするセルゲイ大佐にマリーは言う。
「わたしの中のソーマ・ピーリスが言っています。『あなたの娘になりたかった』と」

セルゲイ大佐は「その言葉だけで十分だ」と言い残す。
そしてアレルヤにソーマを託し、去った。

間もなく、ケルディムを駆るロックオンは、一機のジンクスと遭遇した。
だがこのジンクスは、両手を挙げて敵意の無いことを示し、光点滅通信でアレルヤたちの居場所を伝え、飛び去った。

そしてロックオンは、アレルヤとソーマを発見、苦笑しながらつぶやいた。
「女連れか、やるじゃないか」

【リジェネ・レジェッタ現る】
ティエリアは、アレルヤが無事発見されたとの連絡を受け、ほっとした様子である。
その時、ティエリアの目の前に、何者かが姿を見せた。

何と、リボンズ一味のリジェネ・レジェッタである。
ティエリアは、自分と全く同じ姿のリジェネに、心底驚いている様子である。

リジェネの目的は何か。
ティエリアに接触して何を狙うのか。
次回も楽しみである。


【予告】
次回「無垢なる歪み」

機動戦士ガンダムOOセカンドシーズン 第6話「傷痕」

  • 2008/11/09(日) 23:59:10

【感想概略】
今回は、アロウズの第二次攻撃から避難するカタロンの人びとを守るため、スメラギが倒れる中、プトレマイオス側が自ら囮となり、アロウズ部隊と戦うお話である。

スメラギとカティ・マネキン大佐の因縁の一端が描かれ、シーリンとマリナの絆が描かれ、沙慈を叱りつつも保護するティエリアが描かれ、ソーマを気遣うセルゲイ大佐の人徳が描かれ、ソーマの苦悩が描かれ、アンドレイ及びソーマとルイスの出会いが描かれ、おもしろかった。


【カタロン秘密基地、壊滅】
前回、カタロンの秘密基地がアロウズMS部隊の奇襲を受けた。
沙慈が連邦軍に話した情報が、アロウズに伝わったためである。

プトレマイオス側はアロウズ来襲を知ると直ちにガンダムで加勢、アロウズMS部隊を退けた。
だがカタロン秘密基地は、アロウズ側が突入させた殺人ロボット「軍用オートマトン」が大殺戮を繰り広げ、大被害を受けてしまう。
せめてもの救いは、カタロンが保護している子どもたちは、シェルターに避難していて無事だったことだろう。

カタロン幹部クラウスは、3年以上かけて築き上げたものが大打撃を受けたことに、さすがにショックを受けている様子である。
それでも、今後のために即行動を開始する、前向きなクラウスである。

【刹那とマリナ、カタロン秘密基地に帰還】
前回、刹那とマリナは航空機で、アザディスタン上空にたどり着いた。
マリナが帰国するためである。

ところが二人の眼下に広がるのは、業火に包まれるアザディスタンの都市部と、赤いMSであった。
赤いMSを駆るのは、何と戦争屋アリー・アル・サーシェスである。
しかもサーシェス、航空機に刹那がいると分かったらしい。
撃墜しなかったのは、いずれ刹那との戦いを楽しみたいからであろうか。

一方、刹那はアザディスタンの様子から即断、マリナを強引に連れてそのまま引き返した。
そして今回。
刹那とマリナは航空機で帰還したのだが、今度はカタロン秘密基地の惨状に驚いている様子である。

【マリナとシーリン】
シーリンはマリナに、「アザディスタンにもどらなかったの?」と静かに声をかけた。
シーリンとしては、マリナが戻ってきてくれたことは嬉しいが、まずはマリナの気持ちを確認したいというところだろうか。

ところがマリナはシーリンに抱きつき、泣きはじめた。
マリナはシーリンを目の前にして、堪えていたものが我慢できなくなったようである。

泣きながら「アザディスタンが…」というマリナだが、これではシーリンに事情は分からない。
それでもシーリンは、無言でマリナを抱きしめた。


カタロン秘密基地の倉庫。
向かい合って座っているのは、マリナとシーリンである。

少し落ち着いたマリナはシーリンに、アザディスタンの惨状について、分かる事情を説明した。
都市部の機能は完全に麻痺、軍も警察も機能していなかったという。

そして、刹那が強引に連れ帰ったと聞くと、シーリンは「彼に感謝しなきゃね」と穏やかに言う。
するとマリナ、「なによ!」とシーリンに八つ当たり気味だが、「わたしは死んでもよかった!アザディスタンのためなら!わたしは…」と俯き、涙を流す。

シーリンは立ち上がると、マリナの名を呼び、マリナの頭に腕を回し、抱きしめた。
マリナが本当に参ってしまったときは、マリナを無条件で受け入れるシーリンである。

マリナはシーリンに抱きつき、シーリンのお腹に顔を押し当て、泣いた。
そしてシーリンは、黙ってマリナを受け入れた。

【ティエリア、沙慈から事実を聞き出す】
ティエリアは、沙慈の様子がおかしいことに気付いた。
そして沙慈に説明を求め、真相を知ると、まずはひっぱたいた。
ティエリアとしては、怒りの余り手が出たのではなく、一先ずこれで沙慈にケジメをつけさせたというところだろうか。

ティエリアは沙慈に言う。
「彼らの命を奪ったのは君だ。君の愚かな振る舞いだ。
『自分は違う、自分には関係ない、違う世界の出来事だ』。そういう現実から目を背ける行為が、無自覚な悪意となり、このような結果を招く」

一方、カタロン兵たちは、多くの仲間が無残に殺されたことを深く悲しみ、どこからアジトの情報が発覚したのかと怒り狂っている。
カタロン兵たちは、ガンダムマイスターたちにまで疑いの目を向け、ロックオンになだめられている。

これでは、沙慈のやったことがカタロン側に知れたら、カタロン兵たちは、沙慈に何をするか分からない。
ティエリアは、沙慈の姿勢を叱るが、放り出したりせず、プトレマイオスに保護した。

【ソレスタルビーイング、カタロン移転を支援】
プトレマイオス側は、カタロン側に、拠点移転の援助及びその間の護衛を申し出た。
ありがたく受けるクラウスだが、どこから情報が洩れたのかとロックオンことライルに言う。
すると、スパイである自分に聞くのかと自嘲するライルである。

一方、王留美のアジト。
紅龍は、カタロン移転支援の手配に名乗りを挙げた。
だが王留美、これはネーナ・トリニティに任せるという。

納得できない様子の紅龍だが、王留美は言う。
リボンズたちイノベイターを欺くには、脳量子波を操るネーナが不可欠だと。

そして王留美はからかうように言う。
「あなたでは分不相応なのよ、紅龍。いえ、お兄さま…」

【スメラギ倒れる】
スメラギは、カタロンアジトの惨状を見て衝撃を受けた。
さらに、カタロン兵の仲間への弔いの言葉を聞くと、過去の記憶が甦り、倒れてしまう。

実はスメラギ、かつてAEU軍の戦術予報士であった。
だが、誤った情報のため友軍を攻撃。
凄絶な同士討ちを繰り広げ、結果として多くの友軍将兵を死傷させたことがあったのである。

この時、スメラギを信じて戦ったエミリオという人物も亡くなっている。
そして、この出来事はスメラギにとって、未だに癒えない心の傷となっているようである。

なお、この時、スメラギと同士討ちした友軍部隊の戦術予報士こそ、カティ・マネキンなのである。

【カティ大佐、作戦に疑念を抱く】
リント少佐はカティ大佐に言う。
カタロン秘密基地掃討作戦は大成功であり、勲章ものの大功だと。

だがカティ大佐は、作戦そのものに渋い顔である。
するとリント少佐は、カティ大佐もかつて同じようなことをしていたではないかと指摘する。
どうやら、旧AEU軍での同士討ち事件のことのようである。

カティ大佐はこの言葉に怒り、リント少佐の胸倉を掴む。
するとリント少佐は「また味方を手にかけるのですか」と嘲笑。
あれほどのことがあれば、戦争に関わろうとは思わないだろうに尊敬しますよと笑う。

怒りに震えるカティ大佐だが、ガンダムの戦い方から、その戦い方はかつて戦ったクジョウことスメラギと似ていることに思い至る。
カティ大佐とスメラギの因縁は今後どのように描かれるのか、楽しみである。

【ソーマとセルゲイ】
セルゲイ大佐は、ソーマに暗号通信でメールを送信した。
何とセルゲイ大佐、今回のカタロンアジト掃討作戦は自分が入手した情報に基づくものと明かし、ソーマを苦しませたことを詫びているのである。

ソーマは、セルゲイ大佐がここまで自分を気遣ってくれることに泣いた。
そして、自分は兵器であることを自覚し、殺人兵器として生きることを、セルゲイの娘になりたいなどという人並みのしあわせを求めないことを誓うのである。

【リント少佐、やりたい放題】
アロウズは、連邦軍相手にもやりたい放題である。

リント少佐は、セルゲイ大佐を殴り、沙慈の脱走を叱責。
さらに、後ほど上層部より処分が降るという。

セルゲイ大佐の部下は、少佐が大佐を殴るなど無礼と怒るのだが、セルゲイは部下を抑える。
一方リント少佐は、アロウズは連邦政府直属であり、その階級の重みは軍と同じではないと嘲笑を浮かべる。

このリント少佐、前々回にプトレマイオス奇襲作戦を指揮して敗退。
MAトリロバイトをパイロットもろとも撃破されるという失態をやらかしたのだが、口頭で注意されたのみ、特に処分を受けてはいない。
軍とアロウズでは、失態に対する処分の基準も違うのだろうか。

【ルイス准尉、ソーマ中尉とアンドレイ少尉に出会う】
バラック・ジニンの率いるMS部隊は、カティ大佐の部隊に合流した。
ルイス准尉も一緒である。

そしてMS格納庫で、ルイス准尉はソーマ中尉と出会った。
するとソーマ中尉は、ルイスは心で泣いているといい、誰かを思っているという。
脳量子波で分かるというソーマ中尉である。

そこにアンドレイ少尉が姿を見せるが、ルイスを見ると釘付けとなった。
心中で(乙女だ…)と父と似たようなことをつぶやくアンドレイ少尉である。
この三人、今後どのようなドラマを繰り広げるのだろうか。

【カティ大佐、ブリーフィングを開く】
カティ大佐は、カタロン秘密基地への第二次攻撃のため、隊長たちを集めてブリーフィングを行なっていた。
「ワンマンアーミー」を名乗るMr.ブシドーも顔を出している。

ところがMr.ブシドーは、二基のGNドライブを搭載した機体とは自分が戦うと言い、「干渉、手助け一切無用」と言い放つ。

これにはカティ大佐、Mr.ブシドーの自分勝手な発言に怒りの色を見せる。
一方、バラック・ジニンは良いではないですかと笑う。
これは、Mr.ブシドーなど放っておいても、作戦は十分遂行可能との自信からだろうか。

【プトレマイオス、作戦開始】
プトレマイオス側は、スメラギ不在で作戦を立てた。
それは、プトレマイオスが自ら囮となり、アロウズ部隊をひきつけ、迎撃するというものである。

カティ大佐は、敵の動きが自分の知るクジョウのものでないことに困惑するが、MS部隊を出撃させ、作戦を手堅く進める。
今回の作戦には、バラック・ジニン部隊として、ルイス准尉も参加。
ルイスは機内で、父と母に、仇を討つことを誓うのである。

【プトレマイオスとアロウズ部隊、戦闘開始】
プトレマイオス側は、アロウズ部隊の接近を探知。
ガンダム4機を出撃させ、敵MS部隊に立ち向かう。

まずダブルオーとアリオス、セラヴィは敵MS部隊のふところに斬り込み、敵陣形をかき乱し、乱戦に引きずり込む。
そして、ケルディムは距離を取り、乱戦に陥った敵機を確実に狙撃、各個撃破していく。

だがここに、Mr.ブシドーが戦国武将風アヘッドで飛来。
ビームサーベルを抜くと、ダブルオーに襲い掛かり、猛烈な斬撃を繰り出す。

さらにソーマ中尉が部隊を率いて参戦。
アリオスに狙いを定め、襲い掛かる。
アレルヤは、相手がソーマと知ると「マリー」と呼びかけ、戦いどころではなくなり、一方的に攻撃を浴びてしまう。

【沙慈、手伝いを申し出る】
そしてプトレマイオス艦内。
沙慈は、自分の浅はかさから多くの人を死傷させた罪の意識に苦しむが、まずは目の前の人びとを助けたいと思い、イアンに何か手伝いたいと申し出た。
イアンは、沙慈の様子からこれを受け入れ、プトレマイオスの艦載砲に案内するのである。

【ルイス准尉、プトレマイオスに突撃】
一方、ルイス准尉はプトレマイオスを見ると、無謀にも一人突撃を敢行する。
父と母の仇を目にして、頭に血が上ったというところだろうか。

これに驚いたアンドレイ少尉は部隊を離れ、ルイス准尉のフォローに回る。
一方、プトレマイオスでは、沙慈がルイス機に照準を合わせていた。


【予告】
次回「再会と離別と」
次回、セルゲイ大佐とソーマ中尉がどうなるか、気になるところであり、注目したい。



機動戦士ガンダムOOセカンドシーズン 第5話「故国燃ゆ」

  • 2008/11/02(日) 23:59:27

【感想概略】
今回は、カタロンとソレスタルビーイングの対面が描かれ、マリナとの再会を楽しむシーリンが描かれ、歴戦の武人であるセルゲイ大佐の人徳が描かれ、リボンズ一味の陰謀の一端が描かれ、アロウズの非情な作戦に疑問を抱くカティ大佐とソーマ中尉が描かれ、「超兵」である自分が人並みのしあわせを求めることに罪悪感を抱くソーマの内面が描かれ、無差別殺戮を憎むライルの内面が描かれ、自分の行動によって結果として大勢の人間を死なせてしまった沙慈の苦悩が描かれ、おもしろかった。

【リボンズ、サーシェスを手先に企む】
リボンズ一味のアジトで、リジェネ・レジェッタは、リボンズに尋ねていた。
アロウズは、ソレスタルビーイングの再登場を理由に、さらなる権限拡大を推し進めている。
これはリボンズの考えなのか、それともヴェーダの意志なのかと。

だがリボンズは何か企んでいるような笑みを浮かべ、リジェネ・レジェッタの問いには答えない。

そこに一味の仲間、リヴァイヴ・リバイバルが姿を見せた。
リジェネ・レジェッタは、このリヴァイヴが嫌いなようである。

このリヴァイヴ、「ガデッサ」で出撃可能だとリボンズに報告する。
するとリボンズ、それには及ばないという。
どうやらリボンズは、戦争屋アリー・アル・サーシェスに強力なMSを与え、何かを企んでいる様子である。

【スメラギたち、カタロンアジトを訪れる】
前回、プトレマイオスはホルムズ海峡でアロウズ部隊の奇襲を受け、退けた。
この時、プトレマイオスに加勢したのが、反政府組織カタロンのMS部隊である。
カタロン幹部のクラウスは、ソレスタルビーイングとの共闘を構想し、二代目ロックオンことライルからの情報で、プトレマイオスの援軍に駆けつけたのである。

そして今回、スメラギは、4人のガンダムマイスターたち、そしてマリナと沙慈とともに、アラビア半島のルブアルハリ砂漠に設けられたカタロンアジトに招かれた。

この中東地域には、地球連邦がGN粒子発生装置を多数設置、電波通信が困難な状況にあった。これは、表向きの目的はテロ組織の通信遮断である。

だが連邦の真の目的は、連邦非加盟国の多い中東諸国の経済活動を麻痺させることであった。もっとも、索敵困難な中東地域は、カタロンがアジトを構えるのに打ってつけであった。

【スメラギたち、カタロン幹部と対面】
スメラギと刹那は、クラウスやシーリンをはじめとするカタロンの幹部たちと対面した。
マリナと沙慈も一緒である。

まずシーリンは、マリナを引き取ると申し出た。
戸惑うマリナに、シーリンは「ソレスタルビーイングにいたいの?」と何やら嗜虐的な笑みを浮かべる。
マリナとしては、シーリンがカタロンの構成員となっていることにいまだにショックを隠せない。
するとシーリン、「いけないこと?」と言い、にんまりと笑う。

シーリンとしては、これからマリナと一緒だと思うと嬉しくて仕方がなく、マリナを目の前にすると、ついついいじめて、マリナの可愛い反応を楽しみたくなるようである。

続いて刹那は、沙慈の保護をカタロンに頼んだ。
沙慈は、アロウズから一方的にカタロンと決めつけられ、追われる身になってしまったのだと。
するとクラウスは、沙慈のことも快く引き受けるのである。

【カタロンアジトの子供たち】
その時、会見の場に子ども達が乱入した。
そして子どもたちは、マリナを見ると目を輝かせ、「マリナさまだ!マリナさまだ!」とはしゃぎ、たちまち懐いてしまう。
以前、刹那がアザディスタン王国に潜入した時、マリナ皇女は子供たちの人気者だったが、マリナ人気は健在のようである。
一方、シーリンは、マリナの人気に「さすがはシンボル」とつぶやき、感心した様子である。
マリナはシーリンに頼まれ、子供たちを連れて別室へ移動した。

だが、刹那の目は険しい。
なぜ、武装組織のアジトに子どもたちがいるのか。
刹那は、戦闘員とするために子供たちを育てているのか問うた。
するとシーリン、あの子供たちは、アロウズの弾圧による孤児であり、だから面倒を見ているのだという。
シーリンとしては、自分たちが子どもをゲリラ兵に仕立てると思われるなど、心外というところだろうか。

刹那はカタロンの姿勢に一応は納得した。

【クラウスの手ごたえ】
カタロン幹部クラウスは、スメラギたちに対アロウズ戦での共闘を訴え、せめて物資補給や修理だけでも援助させてほしいと熱心に申し出た。

だがスメラギは、クラウスの申し出を断った。
ソレスタルビーイングは戦争根絶を目的とする組織であり、その武力介入はあらゆる国家や団体が対象であり、特定の政治的目的を持つ団体と組むことは、組織の理念に反するというところだろうか。
もっともクラウスとしては、手ごたえは悪くなかったようであり、いずれ共闘の道が開けると確信できた様子である。

【グッドマン准将、カティ大佐に指揮を委ねる】
アロウズのグッドマン准将は、リント少佐を叱責していた。
前回のプトレマイオス奇襲作戦に失敗した上、強力なMAトリロバイトまで失ったのである。
リント少佐としては、苦々しくはあるが、失態を認めるしかない様子である。

そしてグッドマン准将は、部隊の指揮をカティ大佐に委ねることにした。

これを受け、カティ大佐は、Mr.ブシドーに、自分の指揮に入るよう言い渡す。
ところがMr.ブシドーは、断固辞退するという。
何とMr.ブシドーは、司令部より「独自行動の免許」を与えられているというのである。

カティ大佐としては、指揮官として頭が痛くなってきたかもしれない。
なにせ副官リント少佐は、陰惨な作戦を好む人物。
そして、作戦とは無関係に好き勝手に戦うことを許されたMr.ブシドーなどという訳の分からない人物を、部隊に抱え込んでしまっているのである。

【セルゲイとソーマ】
セルゲイ大佐は通信で、ソーマ中尉と会話を交わしていた。
何と、セルゲイの率いる連邦部隊は、アロウズの手先扱いされているという。

ここでセルゲイ大佐はソーマに、実子アンドレイ少尉の様子を聞いていた。
ソーマは一瞬何と答えて良いか戸惑い、忠実に任務を果たしているとクソ真面目にこたえた

するとセルゲイ大佐は言う。
アンドレイがアロウズに入隊したのは自分への当てつけなのだ、自分は軍人ではあっても父親ではなかったのだと。

ここでソーマ中尉は、以前のセルゲイ大佐の申し出を受けたいと言う。
実はセルゲイ、ソーマに養子になってほしいと申し出ていたのである。
ソーマの言葉に、セルゲイは嬉しそうな様子である。

そして通信の後、ソーマはつぶやく。
「わたしは、幸せ者だ」

【マリナと子供たち】
マリナは、アジト内の子ども部屋で、子供たちの相手をしていた。
マリナは子どもに好かれる体質のようで、子供たちは大喜びである。
そんなマリナを、刹那は物陰から眺め、かつて手にかけてしまった母親とマリナを重ねていた。

【マリナ、刹那に頼む】
マリナは刹那に、アザディスタンへ連れて行って欲しいと頼んだ。
マリナとしては、まずは母国への帰還が第一である。
そして刹那たちも、そのためにここまでマリナを送り届けたのである。
刹那たちは、マリナの頼みを承知した。
なおマリナ、このことはカタロン側には明かしていなかった。

【シーリン、マリナを探す】
シーリンは、マリナがいないことに気付くと、アジト中を探し回った。
だがどこにも見当たらない。
ここでシーリンは、マリナの考えそうなことに思い至り、飛び去ろうとするソレスタルビーイング側と一緒にいると気付くと、止めさせろと叫ぶ。
だが、ソレスタルビーイングの航空機とガンダムは飛び去ってしまう。

シーリンとしては、マリナは是非とも安全な手元に置いておきたいというところだろうか。

【沙慈とセルゲイ大佐】
沙慈は、カタロンのアジトを抜け出した。
沙慈としては、ソレスタルビーイングであろうと、カタロンであろうと、暴力で目的を実現しようする集団の元にはいたくないということのようである。

だが沙慈は、セルゲイ大佐の指揮する航空戦艦に発見され、拘束されてしまう。

砂漠を軽装で越えようとしていた沙慈は、連邦軍将校の目から見ると怪しいことこの上ない。
しかも沙慈のバイオメトリクスは、連邦軍にカタロンの構成員として記録されてしまっているのである。
連邦軍将校は沙慈をカタロンと決めつけ、殴りつけた。
これでは、連邦軍もアロウズも、手荒なところは大差がない。

ここにセルゲイ大佐が現れ、部下の乱暴な尋問を嗜めた。
そしてセルゲイ大佐は、自ら沙慈に話しを聞くことにした。

セルゲイは沙慈に言う。
長年軍人をしていると戦う人間は目を見れば分かる。
だが沙慈はそうではない、だからカタロンでないことは承知していると。

そしてセルゲイは、嫌疑を解いてほしいという沙慈に、尽力しようと誠実に答えた。
沙慈はようやく自分の話しに穏やかに耳を傾けてくれる相手と出会い、これまでの事情を話しはじめた。

だが沙慈の話を、セルゲイの部下が盗み聞きしていた。
そしてアロウズに報告してしまうのである。

セルゲイ大佐は、部下が独断で沙慈の話をアロウズに報告したことを知った。
そして自分の権限では、超法規部隊アロウズから沙慈を守りきれないといい、沙慈を艦外に逃がした。

【グッドマン准将、非道の命令を下す】
一方、アロウズのグッドマン准将は、カティ大佐にカタロンアジトの掃討を命令した。
さらにグッドマン准将は、軍用オートマトンをキルモードで突入させることも指示した。
これはつまり、カタロンアジト内の人間を皆殺しにせよということである

カティ大佐は、グッドマン准将の非道な命令に納得できない。
だがリント少佐は涼しい顔である。

ソーマ中尉もまた、オートマトンをキルモードで使用との命令に動揺していた。
セルゲイ大佐が何故アロウズへの転属に反対したのか分かったという。
するとアンドレイ少尉は、ソーマ中尉は父を誤解していると冷ややかな笑みを浮かべる。

アンドレイは言う。
父セルゲイは、母を見殺しにしたのだと。

一方、王留美は、ネーナの報告からアロウズの動きを察知。
ちょっと考えると、プトレマイオスにこれを伝えた。

【アロウズ部隊、作戦開始】
アロウズ部隊は、カタロンのアジトへの攻撃を開始した。
まずは砲撃でアジトの天井に大穴を開け、迎撃に飛び出してきたカタロン側MSの群れを次々と撃破。
カタロン側のMSは、アロウズの擬似GNドライブ搭載MSと比べれば旧式であり、まともな勝負にならない。
ソーマ中尉は、一方的な虐殺に等しいこの作戦に心苦しい様子である。

そしてアロウズMSは、カタロンアジトの天井に空いた大穴へ、軍用オートマトンを突入させた。
オートマトンは直ちに戦闘開始。
視界に映る人間を見境無く殺していく。

【ガンダム、アロウズ部隊を撃退】
ここに、ガンダムが駆けつけた。
最優先すべきは、軍用オートマトンの排除である。

まずアリオスとセラヴィが、アロウズMS部隊に突入。
次々と撃破していく。

そしてロックオンはケルディム・ガンダムを駆り、カタロンアジトに降り立った。
そこで見たのは、無差別に殺された人々の無残な姿である。
ケルディムは銃を抜き、軍用オートマトンを次々と撃破していく。

そしてロックオン、オートマトンを全て撃破すると、茫然と滞空するソーマ機が目に映った。
怒りに燃えるロックオンはケルディムを駆り、ソーマ機に向けて砲撃。
一方、アロウズMS部隊には、撤退命令が下った。
ソーマ機は、ケルディムの砲撃をかわしつつ、飛び去った。

機内でソーマは苦悩する。
自分は戦うための存在である超兵。
それなのに自分は人並みのしあわせを求めた。
これは、その罰なのかと。

そしてカタロンアジトの近くにたどり着いた沙慈は、目の前に広がる惨状にショックを受けた。
この地獄は、自分がアジトのことを話したために起きたこと、自分のせいではないかと。

【刹那とマリナ、アザディスタンに到着】
刹那は、航空機にマリナを乗せて、アザディスタンへ向けて飛行。
雲を抜け、ついにアザディスタン上空に到着した。

だが眼下に広がるのは、無残に燃える街である。
その被害のあまりの規模の大きさは、到底テロによるものではない。

そして、刹那の視界に赤いMSが映った。
刹那はつぶやく。
「あの機体はまさか?!」

すると、赤いMSのパイロットは何故かこたえた。
「そのまさかよ!」
搭乗しているのは、何と戦争屋アリー・アル・サーシェスである。
どうやらサーシェス、現在はリボンズ一味の手先となっているらしい。

アザディスタンを壊滅させてリボンズ一味は何を狙っているのか。
刹那は、マリナはどうなるのか。
次回も楽しみである。


【予告】
次回「傷痕」



機動戦士ガンダムOOセカンドシーズン 第4話「戦う理由」

  • 2008/10/26(日) 23:59:28

【感想概略】
今回は、まず刹那やアレルヤ、そしてイアンたちそれぞれの戦う理由が描かれ、スメラギが戦う理由を見出してリント少佐の奇襲に臨機応変の知略で立ち向かう姿が描かれ、これが見所であった。
同時に、戦争に傷ついた者の言葉に複雑な様子の沙慈が描かれ、二代目ロックオンの一見軽薄だが実は心中複雑な様子が描かれ、シーリンのマリナへの思いが描かれ、おもしろかった。
戦闘描写では、水中専用モビルアーマーという強敵とガンダム4機との海中での戦いが楽しめた。

政略面では、ソレスタルビーイングとの共闘を模索するカタロンが、ついにプトレマイオスと接触。
次回以降、連邦の支配に異を唱えるカタロンと、戦争根絶を目指すソレスタルビーイングの間でどのようなドラマが展開されるのか、楽しみである。
そして混迷のアザディスタン王国に対し、ソレスタルビーイングはどのように動くのか、こちらにも注目したい。


【アレルヤ、ソーマ・ピーリスと出会う】
冒頭は、アレルヤの子ども時代の回想である。

アレルヤは脳改造を受けた直後、何者かの声に目を醒ました。
そしてアレルヤは、声の聞こえる方へ歩き、ガラスケースの中に横たわる少女の前にたどり着いた。

だがこの少女、無表情に目を見開いているが、何も見えない。
アレルヤの頭に直接語りかけることが出来ても、声を出すことは出来ない。

それでも少女は、自分の声にこたえてくれた人がいることを喜んだ。
少女はマリーと名乗り、アレルヤに名前を聞いた。

だがアレルヤ、自分が何者か思い出せず、自分の名前すらも思い出せない。

するとマリーは、「だったら、わたしが名前をつけてあげる」と言い、名前は「アレルヤ」がいいという。
アレルヤとは神さまへの感謝の言葉なのだとうれしそうに言うマリーである。

アレルヤは、何に感謝するのかと尋ねた。
するとマリーは明るい声で言う。
「きまっているじゃない、生きていることによ」

そして今、アレルヤは思う。
それは文字通り、自分にとっての「洗礼」だったのだと。

【マリナ、刹那たちに礼を言う】
前回、マリナ皇女は、要塞監獄から刹那たちによって助け出された。

そして今回。
海中を航行するプトレマイオス艦内で、マリナ皇女は刹那たちをはじめとするソレスタルビーイングのメンバーたちと対面。
そして、5年前のアザディスタン内紛への対応に対し、感謝の意を表していた。

ここでマリナ皇女、アザディスタン王国へ連れて行ってもらえるよう、刹那たちに頼んだ。

現在、アザディスタンは地球連邦に加盟しておらず、世界から見捨てられた国と化している。
さらに保守派の指導者マスードの死によって保守派に抑えがきかなくなり、再び保守派と改革派の対立が深まっている。
マリナ皇女としては、不安定な故国が心配である。

だがイアンをはじめ、プトレマイオスクルーたちは難色を示す。
マリナがアザディスタンに帰還すれば、再びアロウズが乗り出し、より危険に晒される可能性が高いのである。
それでもマリナ皇女は、危険を承知で、故国のために何かできることはあるはずと、帰国に強い意志を見せた。

マリナとしては、たとえ逮捕される危険があろうとも、皇女という公人が、国民を見捨てて自分一人安全なところに隠れるなど、国民に対し示しがつかないというところもあるのかもしれない。

刹那たちはマリナの覚悟を知った。
そしてプトレマイオスの進路を、アザディスタンへ向けるのである。

【リント少佐、登場】
アロウズの空母。
カティ・マネキン大佐は、上官アーサー・グッドマン准将から叱責されていた。
前回、要塞監獄からアレルヤたちを奪われ、カタロンの襲撃まで許してしまった、その責任を問われているのである。

ソレスタルビーイングの力を見誤ったというカティ大佐に、アロウズに無能な者はいらんと手厳しいグッドマン准将である。
ここでグッドマン准将、カティ大佐にリント少佐を紹介した。

今回、このリント少佐が、カティ大佐に代わって対ソレスタルビーイング作戦を指揮をとるのである。
リント少佐は、アロウズのやり方を教えて差し上げますと笑う。
このリント少佐、掃討作戦を得意とする悪名高い指揮官なのだという。

グッドマン准将は、カティ大佐を退出させ、リント少佐の作戦に耳を傾けた。

【リント少佐の作戦】
リント少佐はグッドマン准将に言う。
現在のソレスタルビーイングは私情で行動していると判断されると。
まず先日の監獄要塞の襲撃であるが、この事件は仲間の救出が目的であり、紛争への武力介入ではない。
またこの時、マリナ皇女を奪い去ったことも私情の表れと、リント少佐は見るようである。

リント少佐は、ソレスタルビーイングのメンバーには中東出身者もいるとの情報、加えてマリナ皇女奪取の件から、ソレスタルビーイングはアザディスタンへ向かうと分析し、通過地域を予測した。

グッドマン准将はリント少佐の作戦に満足したようで、擬似GNドライブ搭載モビルアーマー「トリロバイト」の投入を許可した。

するとリント少佐は、今回の作戦に参加させてほしい人物を紹介した。
何と、あの仮面に陣羽織の男性である。
この男、ミスター・ブシドーと呼ばれ、乙女座であること以外は一切不明である。

そしてリント少佐の作戦に基づき、トリロバイトは出撃。
さらにアロウズ部隊は予測地域に索敵網を巡らし、てぐすね引いてソレスタルビーイングを待ち受けるのである。

【マリナ、刹那に協力を求める】
マリナは刹那に、アザディスタンへ一緒に来てほしい、祖国の再建に協力してほしいと訴えた。
だが刹那は、自分にできるのは戦うことだけといい、マリナの申し出を断った。

マリナは、争いは何も生み出さない、無くしていくだけだと言う。
すると刹那は言う。
「破壊の中から生み出せるものはある。世界の歪みをガンダムで断ち切る。それが俺とガンダムの戦う理由だ」

【沙慈とイアン】
沙慈は、イアンに声をかけられ、プトレマイオスの整備を手伝っていた。
人手が足りない、それに働かざる者喰うべからずだと笑うイアンである。
沙慈としても、世話になるばかりでは居心地が良くないだろうし、これはイアンなりの気配りなのだろう。

一見すると、イアンは気のいいメカ好きのおじさんである。
沙慈としては、メカ好き同士、気の合うものを感じているようである。

沙慈はイアンに、なぜソレスタルビーイングに参加したのか尋ねた。
沙慈としては、イアンのような優しそうな人物が、なぜ暴力で世の中を変えようとする集団に参加したのか、不思議に思えたというところだろうか。

するとイアン、これまで戦場を嫌と言うほど見てきた、そして戦争を無くしたいと思ったのだという。
イアンは言う。
ソレスタルビーイングのメンバーは、戦争で大事なものを失った者ばかりなのだと。

沙慈は、実際に戦争で傷ついてきた者の言葉に、複雑な様子である。

【フェルトと二代目ロックオン】
訓練を終えた二代目ロックオンは、フェルトに見つめられていると気付いた。
ロックオンは軽薄そうな笑みをうかべ、フェルトに声をかけた。
これにハロが反応、「フェルト、ロックオン好き!」とでかい声でぶちまけた。

するとロックオンは、いきなりフェルトの唇を奪った。
そしてロックオンは、好色な笑みを浮かべて言う。
自分は兄ではないが、それでも良ければ付き合うと。

フェルトにとって亡き先代ロックオンは、仲間思いで、誰に対しても優しかった。
ところが目の前のロックオンの振る舞いは、仲間思いどころかただの軽薄で好色な男である。
フェルトはロックオンを引っぱたき、走り去った。

だがロックオンの真意は、自分は兄とは違う人間であることを分かってもらうことであり、敢えて悪者になったようである。

【スメラギとアレルヤ】
スメラギは、いまだソレスタルビーイングに復帰することを躊躇している。
するとワインを手に、アレルヤが訪ねてきた。

アレルヤは、ソーマ・ピーリスとの因縁を明かす。
そして、ソーマを取り戻すことが、戦う理由だという。

するとスメラギは言う。
自分はイオリアの理想に共鳴してソレスタルビーイングに参加した。
だが同時に、自分の忌まわしい過去を払拭したいという思いがあった。
しかし自分の戦術は、多くの人を傷つけただけ、自分には戦う理由が見出せないのだと。

だがアレルヤはスメラギに、あなたにならきっと戦う理由を見出せるといい、穏やかに笑うのである。

【シーリン、マリナ保護に意欲を燃やす】
カタロンでは、幹部クラウスの意見が通り、ソレスタルビーイングとの共闘を本格的に打診することとなった。
そしてプトレマイオスの出現予測地域に、部隊を派遣するが決定された。
これもまた、二代目ロックオンことライルの情報のようである。

クラウスはシーリンに、マリナ皇女を保護できるかもしれないという。
シーリンがマリナを大事に思っていることは、カタロン内部では有名なようである。

するとシーリン、自分も連れて行って欲しいとクラウスに申し出た。
マリナのためなら、命の危険も顧みないシーリンである。

かつてシーリンはアザディスタンにいた頃、マリナにいじわるを言い、マリナがすがるような目をすると嗜虐的な笑みを浮かべることが多かったが、実はマリナをよほど大事に思っていることが伺えた。

さらに今回、シーリンがマリナの元を去った事情が明かされた。
シーリンは、今の地球連邦の元では、アザディスタンに未来は無いと考え、自分のやり方でアザディスタンの未来を切り開くために、アザディスタンを去ったのである。
シーリンがカタロンへの参加をマリナに明かさなかったのは、マリナに危険が及ばぬようにとの配慮なのだろう。

【アロウズ部隊、プトレマイオスを奇襲】
ホルムズ海峡の海中を航行するプトレマイオスは、突如、魚雷の接近を探知した。
リント少佐の繰り出したMAトリロバイトの仕業である。
この深度で戦闘可能な機体に、プトレマイオス側は驚く。

プトレマイオスはGNフィールドを展開。
魚雷は弾き返され、次々と爆発する。
だが爆発した魚雷に含まれる物質により、ソナーが無効化されてしまう。

続けてトリロバイトは大型魚雷を発射。
大推進力の魚雷はGNフィールドを突破。
プトレマイオスを直撃、船体に突き刺さった。
たちまち猛烈な勢いで浸水、MS格納庫は水浸しになってしまう。

さらにこの深度では、MSは発進できない。
プトレマイオスは、浮上を開始した。

一方、アロウズの空母は、猛烈な爆雷攻撃を開始。
爆雷が爆裂するとトリモチのような物質が次々とプトレマイオスの船体上部に張り付き、武器と舵を封じた。
これこそ特殊爆雷「ケミカルボム」である。

プトレマイオスは、MSを出撃できる深度までの浮上を続けるが、次の一手を見出せない。
焦るラッセたちである。

【スメラギ、知略で立ち向かう】
すると戦闘艦橋に、スメラギが姿を見せた。
スメラギは、すぐに爆雷攻撃は止むと言う。

間もなくスメラギの言葉通り、爆雷は止んだ。
ところが、擬似GNドライブ搭載モビルアーマー「トリロバイト」が、プトレマイオスに襲い掛かった。

このトリロバイト、動きは素早く、攻撃力は強力であり、水中では恐ろしく強い。
そして遂に、トリロバイトは、プトレマイオスに取り付き、直接攻撃を開始。
巨大なハサミ腕を船体に突き刺した。

プトレマイオス、絶対絶命である。

だが、この絶望的な状況の中、スメラギは私たちはラッキーだと不敵に笑う。

まず、索敵不能の敵モビルアーマーは、今、船体に張り付き、止まっている状態である。
そしてプトレマイオスは、MSが出撃できる深度まで浮上できた。
さらに敵が格納庫に穴をあけたおかげで、注水の手間まで省けたのだと。

そしてティエリアがセラヴィで出撃。
トリロバイトに組み付いた。

これに敵パイロット、力比べでは負けぬと笑う。
するとセラヴィは、トランザムを発動。
怪力で敵モビルアーマーを力押しする。

続いてOOガンダムとアリオスが出撃。
OOガンダムはGNソードを抜き、トリロバイトの間合いに踏み込んだ。

トリロバイトは、巨大なハサミ腕を振り下ろす。
が、OOガンダムは敵の攻撃を全てかわし、敵のハサミ腕を次々と斬り飛ばし、敵機の脳天を切り裂く。
トリロバイトは爆発四散、海底に沈んだ。

【刹那VSミスター・ブシドー】
続いてアリオスは変形。
OOガンダムを引っ張って海面から飛翔。
敵空母に狙いを定めた。

すると、戦国武将のようなアヘッドが飛来。
ビームサーベルを抜き、OOガンダムに襲い掛かった。
ミスター・ブシドーの駆る機体である。

OOガンダムと斬り結ぶ中、ミスター・ブシドーは太刀筋から敵パイロットが刹那と知り、喜ぶのである。

さらに、ソーマ・ピーリスもMSで出撃。
アレルヤの駆るアリオスと斬り結ぶ。

その時。
何者かが、ミスター・ブシドー機とソーマ機を砲撃した。
カタロンMS部隊の仕業である。

ここでカティ大佐は撤退を指示。
部隊を後退させた。
退くべき時は退く、カティ大佐である。

【マリナ、シーリンと再会】
アロウズを退けた後、カタロン側はプトレマイオス側に、マリナとの対面を求めた。
浜辺に立つのは刹那とマリナ、そしてカタロン兵たちである。
刹那は、カタロンの保有する武力に少し驚いている様子である。

そしてマリナの前に、シーリンが姿を見せた。
シーリンがカタロンに参加していることに、マリナは心底驚いている様子である。

次回、マリナとシーリンはどうなるのか。
注目したい。

【ビリー・カタギリ、アロウズに参加】
ビリー・カタギリは、アロウズ司令官ホーマー・カタギリの前に立っていた。
何とホーマー司令は、ビリーのおじなのである。

ホーマー司令は、ビリーのアロウズ参加を喜んだ。
そしてビリーに、亡きエイフマン教授に代わり、MS開発を担当するよう命じた。

一方、ビリーは、スメラギのことを猛烈に怒っている様子である。
これまでスメラギは、ずっと自分を騙し、利用し、自分の気持ちを踏みにじったのだと。

本気になったビリーは、どのようなMSを開発するのであろうか。
次回以降、ビリーの繰り出す新型MSが楽しみである。


【予告】
次回「故国燃ゆ」



機動戦士ガンダムOOセカンドシーズン 第3話「アレルヤ奪還作戦」

  • 2008/10/19(日) 23:59:13

【感想概略】
今回は、大兵力に守られた地球連邦の要塞監獄を、ソレスタルビーイングがスメラギの作戦で奇襲、囚われているアレルヤとマリナを救出するお話である。
スメラギの知略が楽しめ、いよいよガンダム4機が揃い、ともに強敵と戦う姿が楽しめ、アレルヤとソーマ・ピーリスとの因縁の一端が描かれ、地球連邦政府とアロウズの影で動くリボンズの暗躍の一端が描かれ、アレルヤとティエリアの絆が描かれ、シーリンのマリナへの思いが描かれ、おもしろかった。

【地球連邦の反政府勢力収監施設】
前回、刹那は、スメラギと亡きロックオンの弟ライルをソレスタルビーイングに連れ帰った。
さらにOOガンダムが初陣を果たし、アロウズのMS部隊を相手に驚異的な強さを発揮した。
ソレスタルビーイングは、いよいよ人材を充実させ、戦力も強化している様子である。

そして今回、王留美は、地球連邦の反政府勢力収監施設をネーナ・トリニティに偵察させていた。

ネーナの目に映る収監施設は、三方を海に囲まれ、荒涼とした岩地にそびえ立つ巨大な監獄であり、大破壊力の粒子ビーム砲とMS部隊に守られ、ほとんど難攻不落の要塞である。

この要塞監獄に何と、4年前の戦い以来行方知れずとなっていたアレルヤが、捕らえられていた。
だが、この難攻不落の要塞監獄を破獄し、囚人を奪い去るのは、容易ではなさそうである。

もっとも王留美は、何やら企んでいる様子である。

【マリナ皇女、投獄される】
前回、アザディスタン王国のマリナ皇女がアロウズ兵に拘束された。
そして今回、マリナは何と、アレルヤと同じ監獄に投獄されていた。
理由は、ガンダムのパイロットと何らかの関係があるらしいことである。

マリナは囚人服を着せられ、意気消沈した様子である。
この背後には、リボンズの暗躍があった。

リボンズは、地球連邦政府高官の一部とつながり、連邦政府直属の軍事力であるアロウズの強化拡大に、ヴェーダの情報統制力で力を貸しているのである。

このアロウズであるが、今度は保安局を指揮下に置くのだという。
これはつまり、アロウズが秘密警察の役割をいよいよ本格的に担うということだろうか。

この調子では世界は、国家権力が民衆を監視し、一切の批判を許さぬ暗黒社会となりそうである。だがリボンズとしては、イオリア・シュヘンベルグの理想を忠実に実行しようとしているつもりらしい。
リボンズとしては、これはあくまで、イオリアの理想を実現するまでの過渡期の姿なのだろうか。

リボンズの真意と正体は何か、いずれ明かされるのが楽しみである。

【ソーマ中尉、アレルヤを尋問】
アレルヤが収監されている要塞監獄に、航空戦艦が飛来した。
カティ・マネキン大佐の率いる部隊であり、戦力は航空戦艦と艦内に搭載のMS部隊である。

実は4年前の戦いで、大破したキュリオスとともに宇宙を漂うアレルヤを捕虜としたのは、カティ大佐たちなのである。
だが、その後のアレルヤの行方は、カティ大佐にも全く不明だった。
何やら疑念を抱く様子のカティ大佐である。

一方、監獄に先行していたソーマ・ピーリス中尉は、アレルヤを尋問していた。
ソーマはアレルヤを「被検体E57」と呼ぶ。
だがアレルヤは、ソーマを「マリー」と呼ぶのである。

【ルイス、打倒ガンダムに闘志を燃やす】
アロウズの宇宙艦内。
ルイス・ハレヴィ准尉は、上官に食ってかかっていた。
なぜガンダム捜索を打ち切ったのかのと。

すると上官は、探す必要がなくなったのだという。
どうやらアロウズ、アレルヤとマリナを餌にガンダムを要塞監獄におびき出し、新ガンダムの戦闘力を見極めるつもりのようである。

一方、ルイスは、打倒ガンダムに執念を燃やしている様子である。
ルイスにとってガンダムは、父の仇、母の仇、親族一堂の仇、そしてルイス自身から幸せな日常を奪った、まさに憎き怨敵である。
リボンズ一味にそそのかされたにしても、ルイス自身の手で憎いガンダムを討ち取ってやりたいと思うのも無理はないかもしれない。

【沙慈と刹那】
沙慈は依然としてプトレマイオスに保護されている。

前回、沙慈は、ハロを通じてソレスタルビーイングのデータベースにアクセスし、ルイスを砲撃したのはチーム・トリニティであり、刹那たちの仲間でないことを知った。
そして今回、沙慈は刹那に尋ねると、刹那はチーム・トリニティが仲間でないことをあっさりと認めた。
沙慈は、ルイスの件で刹那を怨むのは筋違いであることは理解した。

だが沙慈は、やはり刹那たちを認めることができないようである。
沙慈はいう。
刹那たちは、沙慈と同じ境遇の人間をつくってきた。
世界は平和だったのに、ずっとあたりまえの平和な生活が続くはずだったのに、それを壊したのだと。

これは、刹那たち紛争地域に生きる人びとを無視した発言である。
刹那は沙慈に問う。
自分だけ平和なら、それでいいのかと。

沙慈としても、自分たちの国さえ平和なら他国の戦争などどうでも良いと思っている訳ではないが、「普通の日常」を失い、親しい人たちを失ったことを、受け止めきれない様子である。

【刹那、スメラギに戦術予報を頼む】
スメラギは、部屋に引きこもり、4年前のクリスやリヒティたちが一緒に映った写真を眺めながら、酒浸りになっている。
スメラギとしては、かつての仲間たちを大事に思いながらも、ソレスタルビーイングに戻ることが躊躇われるようである。

一方、プトレマイオスに王留美からアレルヤの居場所が判明したとの通信が入った。
これにフェルトやラッセをはじめとするプトレマイオスクルーたちは、大喜び。
さっそく艦内の仲間たちを戦闘艦橋に集めた。

そしてスメラギも、アレルヤの居場所が判明したと聞くとすっ飛んできた。

ここで刹那は、仲間を代表してスメラギに、戦術予報を授けてほしいと頼んだ。
ティエリアはスメラギに、アレルヤが復帰すれば、ガンダム4機による作戦が可能になるといい、作戦の意義を訴えた。

だがスメラギは、自分の戦術予報など、皆を危険にさらすだけといい、難色を示す。
スメラギの挫折感は、よほど深い様子である。

すると刹那は言う。
ミッションが失敗しても、スメラギのせいとは思わない。
自分たちはどんなことをしても、仲間を、アレルヤを助けたいのだと。
だから戦術予報を授けてほしいと。

ティエリアもフェルトもイアンもミレイナも、無言で刹那の言葉を支持する。

この刹那たちの思いと覚悟に、スメラギは何かを動かされた。
そしてスメラギはフェルトに、味方の戦力と敵の情報を送ってほしいと依頼、早速作戦を立て始めるのである。

【スメラギ、作戦を立案】
間もなくスメラギは、アレルヤ奪還作戦を立案した。
それは何と、作戦時間300秒での奇襲作戦である。

この電光石火の作戦計画に、ティエリアは「それでこそ、スメラギ・李・ノリエガ」と笑う。
さらにティエリア、目標の監獄にマリナ皇女が捕われていることを知ると、刹那に教え、助け出してはどうだと提案するのである。心を許した仲間に対しては、すっかり心優しいティエリアである。

そしてプトレマイオスクルーとガンダムマイスターたちは、スメラギ立案によるアレルヤ奪還作戦を開始した。

【ソレスタルビーイング、反政府勢力収容施設を奇襲】
航空戦艦で警戒するカティ大佐に、成層圏より敵機襲来との急報が入った。
何とプトレマイオス自ら、大気圏に突入して奇襲である。

さらにプトレマイオスはGNフィールドを最大出力で展開、速度を落とさず海に飛び込んだ。
ほとんど隕石の落下であり、猛烈な波が巻き起こって警備のMSを押し流し、膨大な水煙が巻き上げられた。
この水煙によって粒子ビームの威力は大幅に低下、事実上封じられてしまう。

つづいて間髪いれずにOOガンダムとセラヴィが飛来。
まずはMSの格納庫を破壊し、敵地上部隊を壊滅させた。

そして刹那はOOガンダムで監獄ビルに突入。
機体を降りるとアレルヤの元に向かった。

ティエリアは、OOガンダムの元に陣取って強力なGNフィールドを展開。
刹那の帰りを待つのである。

一方、カティ大佐の座乗する航空戦艦からは、次々と擬似太陽炉搭載MSの群れが飛翔。
ガンダムへの攻撃の手を緩めない。

すると何者かがアロウズのMS群を狙撃、撃破した。
二代目ロックオンの仕業である。

この二代目ロックオン、各能力が異常に高く、スメラギは何やら疑念を抱くほどである。
ロックオンことライル・ディランディには、どのような秘密があるのだろうか。

【カタロン、監獄を襲撃】
ソーマ中尉たちは、アレルヤの身柄を確保するため、独房へ走った。

すると突然、廊下が爆発。
大穴が開き、中から武装ゲリラが現れ、ソーマたちへ発砲する。

何とカタロン兵たちである。

カタロンは、ソレスタルビーイングの作戦に便乗して、監獄に捕らえられている同志たちを助け出すつもりである。
これは、二代目ロックオンことライル・ディランディの情報による行動である。

【アレルヤとソーマ】
刹那は、アレルヤの独房に達すると、戒めを銃で破壊。
アレルヤに小型情報端末を渡し、アリオス・ガンダムとの合流地点を教えると、走り去った。
一方、プトレマイオスは再び海面に浮上、アリオスを射出した。

合流地点にたどり着いたアレルヤの目の前に、アリオスが飛び込んできた。
ところが、アレルヤの目の前に、ソーマ・ピーリス中尉が姿を見せた。
ソーマはアレルヤに銃口を向け、「動くな!」と叫ぶ。

ところがアレルヤ、銃を向けられているのにソーマに歩み寄り、ソーマを「マリー」と呼んだ。
するとソーマは、「私はそんな名前ではない!!」と一蹴である。
だがアレルヤは、ソーマの本当の名は、マリー・パーファシーなのだと訴えた。

するとソーマの脳裏に、何やら幼い頃の記憶のような映像が浮かぶ。
その途端、ソーマは銃を取り落とし、頭を抱えて膝をついてしまう。

そこにアンドレイ少尉の率いる将兵たちが出現。
ソーマ中尉を守り、アレルヤ向けて発砲する。

アレルヤは、目の前のソーマをどうするか一瞬考えた。
そしてアレルヤ、ここは一端退くこととし、アリオスに乗り込み、飛翔した。
続いて、OOガンダムとセラヴィも飛翔する。

【ガンダム離脱】
OOガンダムは、敵MSの群れと高機動戦闘を展開。
敵砲撃をかわしつつ、敵機の間合いに踏み込み、GNソードで斬り捨てる。

セラヴィは、強力なGNフィールドを展開。
GNバズーカで砲撃を浴びせる。

そしてアレルヤもアリオスを駆って参戦。
猛烈な高機動戦闘を繰り広げ、砲撃で敵機を牽制し、ビームサーベルで敵槍もろとも撃破。
敵MS部隊を圧倒する。

変幻自在の高機動でありながら、息の合った戦い振りを見せる三機のガンダムである。

そろそろ空気中に巻き上げられた水分が薄れ、粒子ビーム砲の威力が回復する頃である。
敵航空戦艦は、ガンダムめがけて艦砲射撃を開始。
するとガンダム4機は、戦場を離脱した。

二代目ロックオンは、カタロンの同志たちが救出されたことにほっとした様子である。
そして刹那の駆るOOガンダムの機内には、救出されたマリナの姿が見えた。

【シーリン、マリナの消息を知る】
砂漠のカタロンのアジトでは、メンバーたちが同志たちの救出成功に大喜びである。
いつもはクールなシーリンも、嬉しそうな様子である。

だが幹部クラウスは、何やら申し訳なさそうな表情である。
そしてクラウスはシーリンに告げる。
解放された同志の中にマリナ皇女を見た者がいること、そしてマリナの保護は出来なかったことを。

これにはシーリン、「マリナが?!」と顔面蒼白である。
そしてシーリンは、マリナがガンダムのパイロットと何らかの関わりがあるらしいことに思い至った。

ここでクラウス、マリナがガンダムに連れ去られたことを告げた。
シーリンは、マリナが生きていることにほっとしながらも、マリナがとんでもない状況に陥ってしまったことに、複雑な様子である。

何せマリナは、今や牢破りの犯罪者であり、地球連邦が今のままである限り、マリナはずっとお尋ね者なのである。

【アレルヤとティエリア】
プトレマイオスの一室。
ようやく一息つくアレルヤに、ティエリアは飲み物を差し出す。
そこへ二代目ロックオンが姿を見せた。

なぜ宇宙に消えたはずのロックオンがこの場にいるのか。
これにはアレルヤ、思わず取り乱した。
だがロックオンの言葉と、落ち着いた様子のティエリアの態度に冷静さを取り戻し、頬を赤らめてしまう。

これにティエリア、アレルヤの様子に好ましい笑みを浮かべ、真っ直ぐアレルヤの目を見て言った。
「変わらないな、君は。無理に変わる必要は無いさ。お帰り、アレルヤ」
するとアレルヤもティエリアの目を見てこたえた。
「あぁ、ただいま」

ここら辺、ティエリアとアレルヤの美しい友情であった。

【刹那とマリナ】
プトレマイオスの格納庫。
刹那はマリナに、自分と関わったばかりに、面倒に巻き込んでしまったことを詫びた。

だがマリナは刹那に問う。
何故また戦おうとするのか。
戦いのない生き方など、いくらでもあるのではないかと。

刹那は言う。
自分は戦いしか出来ない、戦いの無い生き方が思いつかない。
自分の願いは、戦いでしか叶えられないのだと。

マリナは、刹那の言葉を悲しすぎるといい、泣いた。
だが刹那には、何故マリナが涙を流すのか、心底理解できず「なぜ泣く?」と聞く。
するとマリナはこたえた。
「あなたが泣かないからよ…」


【予告】
次回「戦う理由」



機動戦士ガンダムOOセカンドシーズン 第2話「ツインドライヴ」

  • 2008/10/12(日) 23:59:01

【感想概略】
今回は、ソレスタルビーイングが人材を充実させ、戦力を増強し、アロウズの奇襲部隊と真正面からぶつかり合うお話である。
今回もお話はテンポ良く進み、内容は盛り沢山であり、人物たちの生き様が描かれ、様々な謎が描かれ、おもしろかった。
戦闘描写では、OOガンダムが圧倒的な強さでアロウズ部隊のMSを次々と撃破する戦いぶりが楽しめた。

連邦側ではアロウズもまた、カティ・マネキン大佐やソーマ・ピーリス中尉など4年前の対ガンダム作戦の猛者たちをメンバーに加えて戦闘力を増強、アロウズの指揮官もまた何やら企んでいる様子である。
またカタロンは、ライル・ディランディを通じてソレスタルビーイングとの共闘を模索したい様子である。
アロウズの真意は何か、そしてこの手強そうな武装組織と刹那たちは紛争根絶を目指してどう戦うのか、楽しみである。


【刹那、ライル・ディランディを組織に迎える】
前回、刹那は4年ぶりにソレスタルビーイングと合流。
ティエリアやフェルト、ラッセやイアンたちと再会した。

そして刹那はさっそく次なる行動を開始。
地上に降下し、亡きロックオンの弟ライル・ディランディと接触した。
このライル、反政府組織「カタロン」のメンバーである。

刹那は自身がソレスタルビーイングのガンダムマイスターであること、そしてライルの亡き兄もまたそうであったことを明かす。
そして刹那は、ライルをガンダムマイスターとして迎えたいと言い、ソレスタルビーイングの情報を収めた記憶媒体を渡した。

だがライルとしては、簡単には信用できず、警戒している様子である。

すると刹那はライルに言う。
間もなく保安局は、ヨーロッパ中のカタロンのアジトに鎮圧作戦を行なうと。

結局ライルは、ソレスタルビーイングに参加することとした。
刹那のもたらした、欧州カタロン鎮圧作戦の情報が正しかったことも、理由の一つのようである。
だがこれは、カタロン幹部クラウスも、シーリンも知ってのことであり、ライルとしてはカタロンのための行動なのだろう。
クラウスは、ソレスタルビーイングとの共闘を考えているようである。

次回以降、ライル改め二代目ロックオンとカタロンの動きも楽しみである。

【カティ大佐とソーマ中尉、アロウズに着任】
前回、カティ・マネキン大佐はセルゲイに、アロウズへの着任を誘われていることを伝えた。
そして今回、カティ大佐は正式にアロウズに着任し、まずはアロウズのホーマー・カタギリ司令に着任の挨拶である。
カティ大佐は、何か考えがあって「謎の多い組織」アロウズに飛び込んだようである。

さてカティ大佐、士官食堂で思わぬ人物から声をかけられた。
何と、ソーマ・ピーリス中尉である。
これにはカティ大佐、よくセルゲイが許したものだと驚きを隠せない。

すると若い男性士官が、「上層部の命令は絶対です」という。
アンドレイ・スミルノフ少尉である。
カティ大佐は、この若者がセルゲイの息子であることに、驚いた様子である。

そして物陰で、カティとソーマたちの様子を伺うのは、乙女座生まれの仮面の男である。
仮面の男の真意は何か。
これからカティ大佐とソーマたちはどうなるか。
楽しみである。

【刹那、スメラギと再会】
この頃スメラギは、ビリー・カタギリの元へ身を寄せていた。
だが酒を飲み過ぎることが多いらしく、今日もビリー・カタギリにやんわりとたしなめられている。
スメラギは酒に逃げている様子である。
だがスメラギが何に苦しんでいるのか、ビリー・カタギリには分からない。

すると、呼び鈴を押す者がいる。
インターフォンのカメラに映るのは、何と刹那である。

スメラギは、思わず目を見開いた。
一方ビリーは、スメラギの知人が訪ねてきてくれたことを素直に喜び、刹那も一緒に三人で食事にでも行こう、たまにはむかし話に花を咲かせてはと提案する。
そしてスメラギの憂鬱を少しでも解消したいビリーは、扉を開け、刹那を招き入れた。

刹那はスメラギの目を見る。
だがスメラギは逃げ腰であり、挫折感が大きすぎるためか、ソレスタルビーイングに合流する姿勢は皆無である。

すると刹那、スメラギがソレスタルビーイングの戦術予報士であることをビリーに明かし、スメラギの逃げ道を全て塞いでしまう。
スメラギはビリーの元を去り、刹那とともにソレスタルビーイングへ向かわざるを得なかった。
刹那としては、スメラギも自分のしたことにけじめをつけて当然であり、泣き言をいう時間があったら行動するべきというところだろうか。

一方、残されたビリーは、怒りを覚えている様子である。

【沙慈、ルイス砲撃の真相の一端を知る】
沙慈は、依然としてプトレマイオス2の独房に収容されている。
まだ帰してもらえないことに沙慈は不満そうである。

すると様子を身に来たラッセは言う。
アロウズは、沙慈をカタロンの一員と見なしており、危険なのだと。
だがやはり沙慈は、ソレスタルビーイングが戦争根絶のためとはいえ戦うことに、目的達成の手段として暴力を用いることに納得できない様子である。

ここでミレイナは沙慈に、赤いハロを渡した。
このハロは、ソレスタルビーイングのデータベースを閲覧できる端末にもなっているのである。
そして沙慈は、4年前にルイスを砲撃したのはガンダム・スローネであることを知る。

いずれ、沙慈とネーナが対決する日が来るのだろうか。

【OOガンダム、起動せず】
プトレマイオス2では、イアンとティエリアたちが、OOガンダムに2基のGNドライブを搭載して同調させるマッチングテストを行なっていた。
これまでのマッチングテストは全て上手くいかなかったのだが、先日刹那がエクシアとともに帰還。
早速、エクシアのGNドライブでテストである。
だがやはり、安定稼動領域に達しない。
ティエリアは、トランザムを発動させて同調させてはどうかと言う。
するとイアンは猛反対、自爆してしまう危険すらあるという。

【アロウズ、プトレマイオス2の奇襲作戦を決定】
前回、王留美はリボンズ一味と接触した。
この時、王留美はリボンズに、何とプトレマイオス2の航行情報を伝えていたのである。

紅龍は、敢えてプトレマイオス2を危険に晒す王留美のやり方に、納得出来ない様子である。
だが王留美は涼しい顔である。
王留美は、旧世界の因習を全て、戦いの業火で焼き尽くそうとでも思っているのだろうか。
王留美の真意は何か、明かされるのが楽しみである。

一方、リボンズ一味のアジトでは、リジェネ・レジェッタは王留美のもたらした情報に興味津々である。
間もなくリボンズは、この情報をアロウズに流した。

そしてアロウズは早速プトレマイオス2の奇襲を決定。
戦闘部隊を急行させるのである。
一方、王留美は、アロウズ来襲の情報をプトレマイオス2に伝えた。

【OOガンダム、起動】
プトレマイオス2からは、ティエリアがガンダム・セラヴィを駆って出撃。
アロウズのMS部隊を迎え撃つ。

一方、プトレマイオス2は、無数のGNミサイルを射出した。
スメラギの作戦である。

アロウズ側は、突如GN粒子の発生源が激増したことに混乱。
さらにGNミサイルにより少なからぬ損害を蒙ってしまう。
そしてティエリアの駆るセラヴィが混乱に乗じて突撃、敵MSを次々と撃破していく。

この間に刹那は、プトレマイオス2に到達。
MSカタパルトのOOガンダムにたどり着いた。
だがOOガンダムは、いまだ2基のGNドライブの同調に成功していないのである。
すると刹那はトランザムを発動。
しかし2基のGNドライブは、安定領域に到達しない。

一方、アロウズ部隊の一部は、プトレマイオス2に狙いを定めると飛翔。
セラヴィの追撃をかわし、プトレマイオス2のMSカタパルトに到達。
そして艦内へ向けて砲撃した。

その時。
OOガンダムの2基のGNドライブは、安定領域に到達。
そしてOOガンダムは動き出した。

まずはOOガンダム、強力なGNフィールドを展開、敵MSの砲撃を弾き返す。
そして飛翔。
敵MSの群れに襲い掛かり、猛烈な高機動戦闘を展開。
アロウズのMSは00ガンダムの動きを捉えきれず、ビーム砲の一撃で撃破されてしまう。

するとアロウズ側のジンクスⅢは、ビームを無効化する物質を散布。
OOガンダムのビーム砲を封じてしまう。

するとOOガンダムは新生GNソードを構え、敵MSへ猛然と突撃。
槍で迎え撃つ敵MSにGNソードを振り下ろし、敵MSを槍もろとも真っ二つに両断。
敵MSは爆発四散した。

アロウズ側は作戦を中止し、撤退した。

一方、リボンズもツインドライブの凄まじさに驚き、何やら怒りの色を見せる。
そしてリジェネ・レジェッタは、リボンズがこれを知らなかったことをからかい、面白がっている様子である。

【ライルとスメラギ、ソレスタルビーイングに合流】
スメラギとライル・ディランディの搭乗した宇宙艇はプトレマイオス2に到着。
プトレマイオスのクルーたちは、ライルの姿に驚いた様子である。
そしてティエリアはつぶやく。
「違う、あの男は彼じゃない」

一方、地上では、アザディスタン王国のマリナ・イスマイール皇女の元にアロウズ兵たちが出現。マリナ皇女を拘束してしまう。
もはやアロウズ、国家元首に対しても容赦無しである。
マリナはどうなるのか、次回以降も注目したい。

【予告】
次回「アレルヤ奪還作戦」