FC2ブログ
  1. 無料アクセス解析

今日の買い物

  • 2008/05/26(月) 22:39:13

「月刊モデルグラフィックス」7月号(大日本絵画)

装甲騎兵ボトムズのクメン篇の特集「ザ・リアルクメン」を最大の目当てに購入。

装甲騎兵ボトムズ AT Stories(画:曽野由大/作:岡島正晃/ACTION COMICS)

  • 2007/08/10(金) 23:58:13

アニメ「装甲騎兵ボトムズ」の世界を舞台に、ATの活躍を描いた外伝マンガ短編集。
雑誌「グレートメカニック」に連載されたエピソードと、描き下ろしエピソードが掲載されている。

【感想概略】
こだわりのメカ描写で、戦場の兵器、バトリングにおける鋼鉄の巨人剣闘士、そして害獣退治の切り札として活躍するATの姿と、ATに関わる人々が描かれている。

ボトムズ本編ではあまり描かれることのなかったATによる軍事作戦のようすや、実はそんなに多くは描かれていないバトリングでの戦いと熱狂する客、バトリング選手の明かされぬ真意、バララントからの亡命者の二世など、これまで描かれることのなかったATの戦い及びボトムズワールドが描かれ、おもしろかった。


【各話あらすじと感想】
◆Episode-1. the last bitch standing at Tyglem,7213
士官学校を卒業後、後方勤務の続いたハリス少尉は、念願の戦場に配属される。
ハリス少尉が支給されたATは、配備されてから15年以上たつ古株であり、街の娼婦の名で呼ばれていた。
初めての実戦にハリス少尉は…。

戦闘経験のない新任少尉の視点から、はじめての実戦の恐怖や緊迫感がかんじられた。
キリコのような戦闘能力の無茶苦茶高いパイロットが、ばったばったと敵ATを撃破する話も好きだが、このような話も好きである。

◆Episode-2. ここじゃないどこか
暗殺を任務とする女性ボトムズ乗り、イエナ・アティラスの物語。

敵軍の支配領域である惑星トーキンのヴィラ市。
バララントの将軍の暗殺を準備するイエナは、バララント兵の若者ナタフから市中でさかんに声をかけられる。
つれない態度を崩さないイエナに、全くめげないナタフは百年戦争を終わらせる夢を語る。

だが任務決行の時が訪れ、イエナは、停戦派である将軍に狙撃砲を向け…。

寡黙な主人公イエナが魅力的であった。
狙撃と、敵地からの強行脱出のために徹底的にカスタマイズされたATも格好よく、どこかで立体化してほしいところである。


◆Episode-3. "Death from Above" at Sol highlland,7209
ソル高地の敵基地の攻略作戦において、ギルガメス軍ガラン方面隊のレンジャー部隊は、敵基地後方への降下を命じられる。

作戦が発動すると、レンジャー部隊ATを吊り下げたATフライは、大挙して敵地上空へ強引に突撃していく。
敵基地後方へAT部隊を降下させ、正面から攻める友軍と敵軍を挟撃するためである。
敵軍の猛烈な対空砲火により、次々と撃墜されながらも、ATフライは降下作戦を強行する。

実戦で活躍するATフライが描かれるのだが、迫力と緊迫感、兵の命を惜しげもなく消費する戦争の非情さがかんじられた。


◆Episode-4. 我らのいる場所
惑星サンサの軍事基地、キャンプ・ドントル。
隊員の大半は、亡命したバララント人の二世である。
二世であるコッヘ・バモール先任少尉は、敵軍の砲撃による司令官戦死のため、急遽基地を指揮することになる。
が、状況は絶望的に劣勢であった。

めぼしい兵器は既に破壊されており、戦力は圧倒的に不足。
しかも明朝にも敵軍の大攻勢が予測されるが、スクラップのATを組み立てる時間すらない。

コッヘ先任少尉は、手に入る道具は全て利用し、知略の限りを尽くして敵軍を迎え撃つ。

まず、圧倒的な不利に置かれたコッヘ少尉の、楠木正成や真田昌幸の如き知恵と工夫と知略と、基地の将兵たちの守城方を思わせる一致協力に、おもしろさがあった。

次々と策を生み出す生真面目なコッヘ少尉も、ボトムズワールドの智将というかんじで好きである。
ボトムズ作品では、パイロットや野戦指揮官として優れた者が描かれることが多く、コッヘ少尉のような知略を得意とする指揮官は、珍しい気がする。

そして、バララントからの亡命者の二世の苦難といったこれまで描かれなかったボトムズワールドの側面も描かれ、お気に入りのお話である。


◆Episode-5. "Starved Pack" at Jingle,7212
敵軍に襲撃された補給部隊を、戦闘部隊が救出する話。

「ATによる軍事作戦」が、丁寧に描かれている。
ATが部隊を組み、それぞれの役割を果たしながら連携して戦うチームワークのおもしろさがあり、戦闘には緊迫感と迫力がかんじられ、楽しめた。


◆Episode-6. 帰るべきところ
クメン内乱の最中。
アッセンブルEX10の二人の傭兵、アイク・ナガッシュとシドは戦闘中、上官・カン大尉(カン・ユーか?)に捨て駒とされ、敵地に置き去りにされてしまう。

二人はマーシィドッグ1台で友軍の勢力圏を目指し、ビーラーゲリラの勢力圏であるジャングルの中を進むのだが…。

まず、戦闘により消耗したマッスルシリンダーや装甲及び武器弾薬を、倒した敵ATから拝借する知恵と工夫とたくましさに、大きなおもしろさがあった。

さらに二人の会話がおもしろく、友情の描写が好きである。


◆Episode-7. "Giant footsteps" at Alemor,7208
惑星アレモーのバララント軍リンスベン港湾基地。
暗号コードを狙って執拗に追いすがるスタンディングトータスと、必死で逃げるバララント兵。
基地内で追い詰められるバララント兵は、屋内という地の利を活かし、ATに立ち向かう。

ATに追われる生身の人間の恐怖がかんじられた。


◆Episode-8. "the Killing Field" at Woode,7214
ウドの街のバトリング闘技場。
ベテラン選手の駆るスタンディングトータスと、新人選手の搭乗するスコープドッグは、ブロウバトルを戦う。
観客の多くは、トータスのベテランの勝利を疑わないが…。

観戦するバトリングマニアの視点から描かれる話。
まず、熱狂するバトリング狂たちがおもしろく、好きである。ボトムズ4話や「ビッグバトル」のバトリングファンたちも好きだが、本エピソードのバトリング狂たちにも味があった。

戦闘描写では、ローラッダッシュやアームパンチさらには降着機構といったAT独自の機能を、時には正攻法で、時には意外な方法で、最大限活用しての白兵戦闘が展開されている。

バトリング場の雰囲気と、「戦争ではない」バトリングならでは、ボトムズならではの戦闘が楽しめた。

そして軍から放り出されたパイロットが求めるのは、決して強さの頂点ではないという展開がおもしろかった。


◆Episode-9. 魂のゆく先
惑星バンドルにおける、12万の兵を投入してのブリムロー反攻作戦。
その影で繰り広げられる、戦局を左右する戦いの物語。

Episode-2・4・6に登場したはみ出し者ボトムズ乗りたち、イエナ、コッヘ、アイクの3人が、極秘任務のため集められた。
3人に、まだ少年のようなメリル技術少尉を加えた小隊は、所属不明部隊を装って出撃。
惑星バンドル衛星軌道上に浮かぶマーティアルの保有する小惑星基地を襲撃した。
この小惑星の地表監視システムを無力化しなければ、友軍の作戦行動が敵軍に筒抜けだからである。

だが、この極秘作戦の影には、巨大な謀略があった。
絶体絶命の危機に陥った4人だが、命令ではなく自分たちの心で決断する。

はじめはほとんど打ち解けなかった4人だが、危機に直面し陰謀を知る中で真の仲間となり、各キャラクターがそれぞれの得意とする戦闘技術を、圧倒的な大部隊相手に存分に発揮する展開が好きである。
ラストも小気味良かった。


◆Episode-10. "a Fisherman's Tale" at Cove,7222
辺境の亜熱帯。
軍事的価値が皆無なため、戦争とは無縁の漁村が舞台。

機械いじりの得意な少年ポランは、ろくに泳げないため、村では役立たず扱いされていた。
村はずれに遺棄されたマーシィドッグの修理を試みるポランは、数十年ぶりに出現した村を脅かす巨大な怪魚に、ATで立ち向かうのだが…。

戦争ではないATの物語である。
ポランの内面の描写、そして素人がATの戦闘力を引き出すことの難しさや、ちょっとしたことで凄い力が発揮できてしまう姿が描かれ、おもしろかった。

ポラン少年と、その友達の少女エリンも好ましく思えた。



装甲騎兵ボトムズAT完全報告書(双葉社MOOK グレートメカニックスペシャル2007)

  • 2007/05/28(月) 21:28:11

「装甲騎兵ボトムズ」は、私にとって別格の作品である。
「高橋良輔と大河原邦男のロングインタビュー」と「スコープドッグ タイプ21C報告書」に惹かれ、この本を購入した。

この本の主な記事は、以下のようなものである。

◆ペールゼン・ファイルズ設定資料
 新作に登場するCGのスコープドッグにもっとも惹かれた。

◆スコープドッグ タイプ21C報告書 最終決定間近!
「スコープドッグ タイプ21C」とは、サンライズのプロジェクトのこと。
当初は、これまでのスコープドッグのマーキングを統合・整理しつつ、新たなマーキングを作り出すプロジェクトとして始まった。
しかし、マーキングに書かれるのはスコープドッグの機械的な仕組みに基づくものであり、スコープドッグの内部機構が分からなければ、マーキングは書けない。
このため、スコープドッグの構造を一から検討し、組み上げるプロジェクトへとなっていったものである。
スコープドッグは、現実的に考えると無茶な機械だと思うのだが(例えば、ローラーダッシュで走り回ったら、たちまち足の裏が削れるのでは?とか)、これを実在しても無理の無い機械として検討する過程で描かれたスコープドッグの内部構造図に心惹かれた。

◆高橋良輔/大河原邦男/スペシャルインタビュー
大河原邦男は、以下のようなことを言っていた。
「ボトムズが長く愛されるには、ガンダムが宇宙世紀というしばりから抜けるきっかけとなったGガンダムのような、次の世代の作り手によるボトムズの世界を広げる作品が、ボトムズにも出てきてくれれば」
私もボトムズには長く続いて欲しいので、高橋良輔と大河原邦男以外の作り手によるボトムズの新作アニメを見たいと思う。ただ、初めは高橋良輔と大河原邦男を監修としてほしい。
最近のボトムズの新作は、「コマンド・フォークト」と「AT Stories」であろうか。

◆バンダイ 1/20スコープドッグレポート
この記事を読んで、「1/20スコープドッグ」がほしくなった。

◆コマンド・フォークト
「ホビージャパン」と「ノベルジャパン」で展開中のボトムズ外伝小説。小説1巻を読んだが、私は好きである。
http://yaplog.jp/yabumi/archive/129

◆ボトムズ関連商品調査報告
当然アクティックギアも紹介されていたが、「将来的には全ATを登場させたい」というメーカのコメントに喝采を送りたくなった。バーグラリードッグを出したのだから、オーデルバックラーとエルドスピーネを出して欲しいところである。

◆AT Stories
新兵の視点から、戦場におけるATの運用が描かれており、面白かった。

ボトムズ好きにとって、おもしろい本であった。
「ペールゼン・ファイルズ」に期待したい。



装甲騎兵ボトムズ コマンドフォークト~群狼邂逅~(野崎透/HJ文庫)

  • 2007/04/16(月) 22:29:04

アニメ「装甲騎兵ボトムズ」のオフィシャルスタッフによる、ボトムズの外伝小説。

【あらすじ】
アストラギウス銀河を二分した百年戦争の末期。
惑星テゲンの国家ヒュロスに、200機以上撃破のスーパーエースのみで構成された部隊「コマンドフォークト」が創設された。
本作は、部隊誕生以前の隊員たちの戦いを描いた連作短編集である。

【感想概略】
どの短編もストーリはテンポ良く展開し、メカ描写や戦闘描写も迫力があり、ATの戦局に果たす役割が各話で描かれ、人物も魅力的に描かれており、楽しめた。

【挿絵】
挿絵は塩山紀生。
塩山紀生の絵があると、正に「ボトムズ」に見えるから不思議である。

【AT】
テレビシリーズのATは、電子系センサーを利用しているように見える描写はあまりなく、もっぱらターレットレンズを通しての目視で行動しているように見えた。「青の騎士」も同様だったと思う。
第二次大戦中の光学系観測器のみを頼りとする時代の兵器が、ATのイメージだったのかもしれない。

一方、「コマンドフォークト」では、ATはセンサー技術及びコンピュータ技術の塊として描かれている。
21世紀の現代では、兵器は索敵も情報処理も高度に電子化・IT化されている。
「コマンドフォークト」のATは21世紀の兵器をイメージしたものに思えた。

「コマンドフォークト」に描かれるATは、各種センサーを装備し、金属探知機で地雷原の存在を察知、爆発に含まれるポリマーリンゲル液の濃度でAT撃破を確認する。

そして指揮官機ATは、部隊各機の機体状況をモニタリングし、高度な部隊運動を行い、AT部隊は地上の戦闘機と呼べる機動戦闘を展開するのである。
ここら辺は「ガサラキ」のタクティカルアーマーの部隊行動を思い出させるが、戦闘指揮車両なしで変幻自在の部隊戦闘を行ってしまうのが、ATのすごいところである。

テレビシリーズと「コマンドフォークト」のAT描写の違いは、作品の作られた時代を反映してのことなのだろう。

【軍人】
テレビシリーズでは、軍は軍の都合で戦うものであり、民間人など全く考慮していない。兵の多くは、自分の意思とは無関係に戦わされているように見える。「青の騎士」では、軍の非情さはより徹底している。
これは歴史の中で多くの軍隊が見せてきた姿を反映しているのだと思う。

一方、「コマンドフォークト」では、軍は国民の生命財産を守るために存在するもの、少なくとも本来はそうあるべきものとして描かれている。そして軍人は何らかの目的意識を持って軍に身を置いている。
これは、現代民主国家の軍隊の理想的なありように思えるが、このような軍の描き方もあると思う。
ただ一歩間違えると、軍や戦争を美化しているように見えてしまうので、そうならないことを期待している。

テレビシリーズと「コマンドフォークト」の軍や軍人の描き方の違いも、ベトナム戦争の記憶がまだ新しく、アフガニスタン内戦へのソ連軍介入は継続中という東西冷戦の1980年代前半と、超大国アメリカが発展途上国へ軍事介入し泥沼化する2000年代という時代を反映してのものなのだろう。

【女性】
テレビシリーズには、女性が極端に少ない。「コマンドフォークト」でも女性は二人だが、一人はパイロットの一人に恋愛感情を抱いているようだ。

あとがきを見ると、作者は何とかストーリーに女性を登場させたいようである。個人的には、ボトムズに恋愛は無用と思うので、今後も恋愛は最低限にしてほしいところである。

次巻が楽しみである。
そして、いずれはアニメ化してほしい。