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電脳コイル 8話「夏祭り、そして果し合い」

  • 2007/06/30(土) 21:39:54

夏祭り、浴衣の女子と色気づく男子ども!
イサコ女王様、ラブコメ粉砕!

【感想概略】
今回は、「電脳コイル」のラブコメ化をイサコ女王様が粉砕する痛快な回であった。

【オバちゃん、再登場!】
冒頭はヤサコの夢、そして朝の小学校からはじまる。
遅刻せずに済んだと喜びあうフミエとヤサコ。

そこへ爆音を轟かせながら正門に滑り込む二人乗りバイク!
ハラケンを送ってきたオバチゃんだ!

抗議する教師を完全黙殺するクールさだが、相変わらずハラケンにはデレデレ。
さらにオバちゃん、公衆の面前でハラケンのおでこにキス!

唖然とする小学生たちだが、視聴者も唖然だ。
とてもNHKとは思えない、度肝を抜く再登場であった。

なお終業式の後、ハラケンはカンナの母から、カンナのメガネを託されていた。
カンナのメガネにはロックがかけられており、この謎解きも楽しみである。

【イサコ、フミエの排除を画策】
イサコは大黒黒客に作戦準備を指令!
フミエに果し合いを申し込めと命じた。
そして、しぶるダイチたちを「逆らうのか…」の一睨みで従わせるのである。

さらにイサコは、ダイチへ言い渡す。
勝ったら、暗号屋の技をいくつか教えてやる。
だが負けたら、大黒黒客から追放だ!

アメとムチを使い分けるが、イサコ女王様のムチは一撃即死の破壊力だ。

【夏祭りのはじまり】
さて夏祭り開始である。
ここにヤサコ、フミエ、さらにイサコが浴衣で登場。

するとハラケンや大黒黒客の男子どもは、頬を赤らめてしまう。
生意気にも色気づいているようである。

【京子、容赦無し!】
京子は、ハラケンには懐いている(以前助けられたからか)。
一方、ダイチに対しては、敵意を全く隠さない。

まず石を鷲づかみにし、藪の中のダイチへ投石!
続いてダイチの足の指を踏み付け!
さらにダイチの背中へラムネを豪快に注ぎ込む!

京子には迷いも容赦も全く無く、いっそ清々しかった。

なおヤサコは京子へ「変な人に近づいちゃいけないって言ったでしょ!」と注意する。
つまり京子の身を案じ、ダイチへの乱暴狼藉は全く問題にしていないのである。
この姉にしてこの妹ありなのか?

【イサコ、ラブコメ粉砕】
今回は、ダイチがフミエに好意を抱いていることがはっきりと描かれていた。
だが結局はイサコの命令通り、フミエに果し合いを申し込む。
そして「お前なんかだいっきらいだ!」と叫ぶのである。

イサコはダイチの気持ちに気付いているのだろうか?
そうならば、まさに鬼。
さすがは情無用、覇王の道を突き進むイサコ女王様である。

今後もイサコ女王様のラブコメ粉砕に期待したい。

あるいはイサコはそもそも、恋愛感情というものが、よく分からないのかもしれない。
余談だが、私は小学生の頃、友情は理解できるが恋愛感情は心に存在せず、「好きな子」などいるはずもなく、他人の恋愛感情も全く理解できなかった。

【ヤサコ、ハラケンに興味なし?】
ヤサコは、フミエを鈍感呼ばわりする。
だが、自分に向けられるハラケンの好意には全く気付かない。
屋台の相性判断マシーンで、ハラケンとの相性100%と出ても、全く意に介さず、「ひどいわー」と素で迷惑がるのである。

なおハラケンは、カンナの元ペットらしきイリーガルから、赤く光る電脳物質を託された。
だが次の瞬間。
そのイリーガルはキュウちゃんの光線で焼き殺された。

電脳ペットがイリーガルに変化するのだろうか?
託された電脳物質の正体は?
カンナのメガネの謎ともども、この謎解きも楽しみである。

【次回予告】
次回は、イサコ一味VSヤサコ一派の肝試し対決である。
久々の電脳バトルを期待したい。

コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー 1巻(たくま朋正/角川コミックス・エース)

  • 2007/06/29(金) 23:43:48

アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の設定と登場人物を、独自の解釈で描く物語。

アニメの主役は、ブリタニア帝国の皇子・ルルーシュだが、本作の主人公は、ルルーシュの妹・ナナリーである。
ストーリーの始まりはアニメとほぼ同じだが、ごく初期の段階からナナリーを主人公とする独自の展開を見せ、これが本作の大きな見所となっている。

【感想概略】
絵が上手く、アニメと同じエピソードが登場しながらも独自の物語が展開され、おもしろかった。
物語はまだはじまったばかりであり、今後の更なる意外な展開が楽しみである。

【天才少年ルルーシュ】
身分を偽り隠れ暮す皇子ルルーシュは、帝国の支配にも、自分自身にも不満を抱いていた。
屈折した天才少年であるところ、ナナリーを溺愛し、シスコン気味なところは、アニメのルルーシュと同じである。

【主人公ナナリー】
さて本作の主人公、ルルーシュの妹・ナナリーは、母の暗殺事件に巻き込まれた時に重傷を負い、視力と脚の自由を失っていたが、兄との平穏な日々を、心の支えとしていた。
アニメのナナリーはブラコン気味だったが、本作のナナリーはそれ以上である。

【ルルーシュ、生死不明となる】
ある日ルルーシュは、ブリタニア軍に追われる謎の少女CCと出会い、助けようとするが、機密保持のための大規模爆破攻撃により、いきなり生死不明となり、物語から退場してしまう。

ここら辺から、独自の展開を見せ始める。

【ナナリー、ギアス能力者となる!】
兄の異変をかんじたナナリーは、ルルーシュを探して事件現場に辿り着くが、無差別爆破による多くの人の死をかんじるのみ、兄の姿は無かった。

兄を奪われた怒りと絶望に震えるナナリーは、そこで謎の存在・魔導機ネモと出会い契約、ギアス能力に目覚め、異形のナイトメア・フレームに搭乗する。

怒りに燃えるナナリーは、襲い掛かるブリタニア軍のナイトメア部隊を圧倒的な戦闘力で撃破。そのまま敵軍の本陣に斬り込み、虐殺を命じた第三皇子クロヴィスに刃を突きつけるが、命を取らずに去るのである。

これだけでも驚きの展開だが、この直後、何とアニメ同様「ゼロ」が登場、クロヴィスを殺害するのである。ゼロの正体は、ルルーシュか?CCか?
そして、この時点で皇女コーネリアが登場。エリア11の新総督となり、反対派へ強硬姿勢で臨むのである。

【心痛のナナリー】
気がつくと、ナナリーの目の前には、ナナリーそっくりの少女が立っていた。彼女は姿を変えた魔導機ネモであり、ナナリーの騎士だと言う。

以後、ルルーシュ行方不明のまま、ナナリーを主人公として物語は進むが、ナナリーはルルーシュのようにブリタニア帝国を倒してやろうと思っているわけでもない。
ナナリーは、兄の無事を祈って胸が張り裂けそうになる普通の少女であり、兄を奪ったブリタニア帝国へ戦いを挑む、という話には、1巻の時点ではなっていない。

【姉的存在、ミレイ】
そんなナナリーを案ずるのは、年上の友人ミレイである。

アニメのミレイは、ナナリーとの接点はそれほど多くなかったが、本作ではナナリーの手を取って涙し、旧日本軍残党に連行されるナナリーの身代わりになろうとし、結局何もできないと気の毒なほど肩を落すなど、ナナリーとの絆の強さが描かれている。

【親友アリス】
ナナリーの親友アリスは、本作オリジナルの登場人物である。
アリスはイジメに会うナナリーを庇い、何かとナナリーの力になろうとする。

だがアリスは普通の少女ではなく、ギアス能力者のみで構成された特殊部隊の一員である。アッシュフォード学園に通うのも、ミレイを監視対象とするなど何らかの任務のためである。

ただアリスがナナリーを大事にするのは、1巻の時点では任務だからではなく、本心からの行動のようである。

【特殊名誉外人部隊(イレギュラーズ)】
アリスの所属するイレギュラーズは、本作独自の存在であり、異形の集団である。

まず指揮官マッドは、スキンヘッドにサングラスという怪しいおじさん。隊員たちはみんな少女である。
そして隊員たちは、それぞれ特色のあるギアス能力を持ち、まるで「ジョジョの奇妙な冒険」のスタンド使いである。

イレギュラーズの登場により、いよいよ本作独自色が強まってくるのである。

【篭城事件】
ナナリーは、ミレイやアリスをはじめとする生徒会の年上同年の友人たちと小旅行へ行く。
だがそこで旧日本軍残党による篭城事件に巻き込まれてしまう。

アニメでは、人質の中に皇女ユーフェミアがおり、妹を溺愛するコーネリアは強硬策を取れなかったが、本作では1巻にユーフェミアは登場しない。
このためコーネリアは強襲を企て、作戦の一環として、イレギュラーズに対し、鉄壁の守りの敷かれた地下坑道への突撃を命ずる。

ここでナナリーはアリスの危機を目にし、ギアス能力を発動させる。
一方ゼロは、爆弾を片手に、旧日本軍残党との交渉に向かう。

1巻はここで終わっている。ギアス能力を発揮させたナナリーはどうなるのか、続きが気になり、楽しみである。
ナナリーは、今のところは自分から行動して物語を動かすことはないが、ナナリー自ら物語を引っ張る姿を期待したい。



スズナリ! 2巻(石見翔子/芳文社)

  • 2007/06/28(木) 22:29:55

「まんがタイムきららMAX」に連載された同名4コママンガの単行本。

【あらすじ】
少女・楓(かえで)のもとに、ある日突然、楓と同じ顔の猫耳少女・鈴(すず)が現れる。鈴は楓を熱烈に慕い、楓もまんざらではない。楓の父母は鈴を自分たちの娘とし、平穏な日々が続くかと思われたが…。

【感想】
連載中、楓と鈴の日常ストーリーが好きだったのだが、鈴が突然現れたこと、そして猫耳であることには理由があり、これと密接に関わる別れをかんじさせるイメージが時折見られた。いずれ悲劇的な結末が来るのではと思っていたが、予想を裏切られ、連載時に大変嬉しかった作品である。
本書「スズナリ」2巻は、結末を知っていても、楽しめた。

そして、本誌最終回以後を描いた書下ろしの短編は、最終回の出来事を経て少し変わった楓と鈴が描かれており、こちらも大変気に入った。

電脳コイル アクセスガイドBOOK(アニメージュ編集部・編/徳間書店)

  • 2007/06/27(水) 22:25:43

本書「電脳コイル アクセスガイドBOOK」は、アニメ「電脳コイル」の公式ガイドブックである。値段は良心価格の800円。
ページ数は80P強と少な目かもしれないが、ほとんどカラー頁である。
ビジュアルも記事も楽しめる内容であり、5月の放映開始から一月半ほどで、このようなガイドブックを刊行してくれたことに喝采を送りたくなった。

主な内容は以下の通り
◆ヤサコ・イサコ・フミエ・オバチャンなど、主要なキャラクターのカラー及び白黒の設定資料
◆電脳グッズ及び背景美術などの設定資料
◆1~9話までのストーリーガイド
◆折笠富美子・桑島法子・朴ろみ・小島幸子などメインキャスト6名のコメント集
◆磯光雄監督のロングインタビュー

今後も、「電脳コイル」のおもしろい関係書籍の登場を期待したい。



ヴァルハラの戦姫~戦闘国家の饗宴~(著:深闇文貴/イラスト:野上武志/ワニノベルス)

  • 2007/06/26(火) 23:26:46

【あらすじ】
舞台は、神話世界ヴァルハラ。
戦乙女ヴァルキューレは、戦いに未練を残して散った英雄の魂を、ヴァルハラに導く。

第二次大戦の戦車エース、ミヒャエル・ヴィットマンは1944年8月に作戦行動中、敵軍の攻撃を受け戦死。やがてヴァルキューレに導かれ、ヴァルハラに転生した。
ただし、戦場乙女として!

ここ神話世界は、戦の真っ最中だった。
ヴィットマンの転生したアースガルズは、ヨトゥンヘイムの侵攻を受け、苦戦していた。
ヨトゥンヘイムを率いるのは、何と第二次大戦時の独ソそれぞれの戦争指導者、ヒトラーとスターリンの二人だった。
おまけに、それぞれ美少女アドルフィーネ・ヒトラーとスターリナとして転生していたのである。
アドルフィーネとスターリナの目的は、神話世界から人間世界へ侵攻し、支配することであった。

ミカエラとして復活したヴィットマンは、やはり女性として転生したかつてのドイツ軍の上官・同僚・部下たちとともに、再びティーガー戦車を駆り、ヨトゥンヘイムの地上侵攻を阻止するために戦うのである。

【感想】
ヴィットマンをはじめとする第二次大戦の有名な将兵をかわいい女の子に転生させるというストーリーに、まず笑ってしまったが、戦記小説としておもしろかった。

作品の面白さの大きな要素は、キャラクターの魅力である。
ヴィットマンのストイックな人柄には好感を抱いた。ヴィットマンの上官や同僚・部下も皆、魅力的に描かれていた。
そして敵であるアドルフィーネとスターリナには、悪の魅力があった。

戦記小説の魅力は、戦闘兵器の戦闘描写の格好よさである。
ミカエラはティーガー戦車に搭乗し、実はデリケートというティーガーの短所を補いつつ、並外れた攻撃力と装甲防御という長所を最大限に引き出して戦うのだが、戦闘描写はテンポよく迫力があり、ティーガーの魅力全開だった。

そして架空戦記の面白さの一つは、幻の兵器との夢の取り組みである。
実戦で使用されることのなかった超重戦車マウスが敵として登場するなど、架空戦記ならではの勝負も、楽しめた。


物語は、ヴィットマンたちの反攻作戦が一段落したところで終わっているが、戦いはこれからである。
次巻が刊行されることを期待したい。



押井守・映像機械論 メカフィリア(著:押井守/画:竹内敦志/大日本絵画)

  • 2007/06/25(月) 22:33:19

本書「メカフィリア」は、「攻殻機動隊」などのアニメ監督として有名な押井守が、1999~2001年に渡って、模型誌「モデルグラフィックス」で連載した押井守監督作品に登場したメカについてのコラムを単行本化した本である。
扱うメカは、レイバー、プロテクトギア、戦車、攻撃ヘリ、銃、などなど。

押井守監督作品「アヴァロン」に登場した多砲塔戦車ツィタデルの記事を目当てに購入したのだが、他の記事も皆おもしろかった。

押井守と言えば、ガンマニア、戦車マニア、軍事マニアとして有名だが、コラムにはマニアのこだわりがかんじられ、読み応えがあった。
そして、ドラマを生み出すメカを求める演出家のこだわり、メカデザイナーと演出家の火花散るやりとり、などなど、作品製作秘話としてもおもしろかった。

なお、本書「メカフィリア」は、初版が2004年10月5日という少し前の本なのだが、近所の書店に新品が置いてあったのは、押井守の新作映画「スカイ・クロラ」の製作にあやかってのことだろうか(「スカイ・クロラ」も楽しみである)。

風林火山 第25回「非情の掟」

  • 2007/06/25(月) 00:01:04

勘助、謀略により寅王丸を駿河へ追放!
大井夫人、晴信を危ぶむ!
晴信、甲州法度を制定!
ついに明らかになった勘助の最終目標!
由布姫の子・四郎に武田家家督を継がせる!

【感想概略】
今回は、駿河今川家をも巻き込んだ武田家内部の権力闘争であり、同時に甲州法度の制定作業が描かれていた。
甲州法度制定に見られる、晴信の為政者としての謙虚な姿勢を失っていない姿と、慢心しつつある心、そして勘助をはじめとする晴信を巡る人々が描かれ、おもしろかった。

【由布姫、情より道理を優先】
由布姫は、諏訪家次期当主はあくまで亡父の遺児・寅王丸であり、我が子・四郎には寅王丸を支えさせたいと勘助に語る。

由布姫は、現存する資料にはその人柄を伺わせる記述は全く無い。史料では「諏訪御料人」と呼ばれ、由布姫という名は、本作での創作である。
このため、由布姫をどのような人物に描くかは、全く自由である。「風林火山」では従来の儚げな姫君とは異なる人物として描かれており、由布姫がどんな一面を見せてくれるかは、楽しみの一つである。

今回の「風林火山」では、由布姫を、我が子のためなら何をしても許されると思うような人物ではなく、情より道理を優先する人物として描写していた。
美化しすぎと言われるのかもしれないが、儒教道徳の見本とは異なる人物造型であり、よかったと思う。

【勘助、駿河で外交交渉】
勘助は、由布姫の言葉に従わず、四郎の諏訪家家督相続を画策。
諏訪家次期当主・寅王丸を、駿河今川家の雪斎の元へ追放し、僧とすることを晴信へ進言、了解を得る。

早速、勘助は駿河の今川家を訪れ、義元、雪斎、寿恵尼の面前で、寅王丸の件をきりだす。
義元は渋るが、雪斎と寿恵尼は了承。
デスラー雪斎は、「仏は、来る者は拒まず」などととぼけたことを言うが、寿恵尼は勘助に「寅王丸は武田家からの新たな人質。寅王丸を諏訪家当主として武田へ攻め入ることが有り得るが、構わぬのだな」と念を押す。

「女戦国大名」と呼ばれた寿恵尼が、知恵のある人として描かれ、格好良かった。

寅王丸は駿河へ旅立つのだが、別れ際、かわいがってくれた祖母・大井夫人に抱きつく幼い寅王丸の姿には、権力闘争に何の罪も無い子供すら利用することの残酷さが象徴され、「風林火山」を、単なる陣取り合戦、立身出世物語以上のものにしている気がする。

【三条夫人、晴信につめよる】
勘助は、晴信の長男・太郎の稽古を覗いているのを傅役・飯富虎昌に気付かれ、そこに三条夫人が通りかかる。このとき、三条夫人ははじめて、寅王丸の駿河追放、四郎の諏訪家次期当主相続を知る。
背後に勘助がいることを察した三条夫人は、質問が終わると勘助に冷然と「下がれ」と命ずる。
おっとりしたお姫様だった三条夫人だが、いつも間にか凄みすらかんじさせる奥方様に成長していたようである。

我が子・太郎の武田家家督相続に危機を覚えた三条夫人は、武田家次期当主は太郎と宣言してほしいと晴信に詰め寄るが、晴信は「誰に家督を継がせるかは儂の胸三寸じゃ!」と声を荒げる。
三条夫人は怒鳴られても決して怯まず、冷たい目で晴信を見つめた。

三条夫人もまた、人柄を伺わせる史料は全く無く、どう描くかは作家の自由である。
他作品の三条夫人は、諏訪御料人に嫉妬し、いじめる人物と描かれることが多かった気がするが、「風林火山」の三条夫人は、従来の単なる嫉妬深い女とは異なる人物として描かれている。今後も様々な人間性を見せてくれることを期待したい。

【人望厚い大井夫人】
大井夫人は重臣たち、それも特に重きをなす老臣たちに人望が厚いようで、今回は老臣たちが大井夫人のもとに集まり、寅王丸追放と最近の晴信について意見交換していた。
甘利虎泰は、勘助の悪影響を案ずるが、大井夫人は勘助を全く問題にしておらず、肝の太さと頼もしさをかんじた。

【甲州法度の制定】
甲州法度は、武田家の定めた戦国時代の有名な分国法である。
晴信は、駿河の今川家の今川仮名目録を参考に、甲州法度原案を作成させるが、家臣から法度に背けば晴信自身も罰せられるとの条文追加を進言されると、笑顔でこれに応えた。
史実を物語におりこみ、同時に晴信は慢心しつつあるが、為政者としての謙虚さをまだ失わず、完全な暴君にはなっていないという描写がおもしろかった。これが今後の展開につながるのだろう。

【風雲急を告げる信濃】
ラストで真田幸隆が登場。同じ信濃出身の相木市兵衛から、信濃で謀反の動きありとの知らせを聞く。
次回は合戦のようだが、どうも後味のよくない戦いになりそうである。

【次回予告】
今回、長尾=Gackt=影虎はお休みで残念だったが、次回は登場するようなので、活躍を期待したい。

ハヤテのごとく! 第13話「夏を制する者は受験を制するらしいっすよ」

  • 2007/06/24(日) 13:00:38

ハヤテ、試験勉強!
クラウスとタマ、勉強を妨害!
久々登場、桂雪路先生!

【感想概略】
今回は、桂雪路先生が登場。その無茶苦茶ぶりが好きだ。

【ヤセの大食い西沢さん】
冒頭、ハヤテは西沢さんのことを考えていた。

一方、西沢さんは飲食店を次々と覗き、客層をチェックしていた。
そして客のいない甘味処へ入ると、すごい量を注文。
平然と平らげてしまうのだが、西沢さんにとっては普通の量のようだ。

あれだけ食べるとカロリーもかなりのものだと思うが、西沢さんは太らない体質らしい。食べたいものを好きなだけ食べられるのは、羨ましい限りである。

【ハヤテの試験勉強】
ナギは、ハヤテの白鳳学園編入手続きを進めていた。
するとハヤテは、また学校へ通えることに大感激。
喜びのあまり涙するのだが、編入試験に合格する必要があった。

そして執事長クラウスは、不合格ならクビと言い出す。
さらにクラウスとタマは、試験前夜のハヤテの睡眠を妨害、寝不足に追い込むのである。

【久々登場、桂雪路!】
今回は、久々に桂雪路先生が登場したが、相変わらず強烈なキャラクターであった。

まず、学園内路面電車に乗るナギとハヤテの前に、電車の天井に張り付いて雪路登場!(普通に現れることができない?)

続いて雪路は、試験内容を説明するのだが、ただの説明なのに気合が入りすぎて暑苦しいところが好きである。

そしていよいよ試験室の扉を開くと、天井からバナナが吊り下げられ、その下には箱と棒。さらに飢えた猿の群れ。
ハヤテはバナナを奪取、襲い掛かる猿軍団と戦うが、白凰学院というより、男塾の編入試験だ。

結局これは「緊張をほぐそうと思った」という雪路のイタズラであった。
だがハヤテは、寝不足プラス猿どもとの戦いによる疲労困憊という最悪のコンディションで受験することになってしまい、あと1点で不合格となってしまう。
この手のマンガでは、結局は合格になるケースが多い気がするが、「ハヤテのごとく!」は一筋縄ではいかないようである。

そして雪路は、理事長からハヤテ不合格を伝えられ、これを本人に伝えにいくよう指示されるのである。
さすがの雪路も、責任と罪悪感を大いにかんじているようで、顔が引きつっていた。

一方、何も知らないナギたちは、ハヤテの合格パーティーを開くと盛り上がっていた。

次回、盛り上がる合格パーティーの場で、雪路はハヤテに不合格を伝えるのだが、おもしろいことになりそうである。

【今回気付いた小ネタ】
今回は、前作「メルヘヴン」ネタが多かった気がする。
予告ナレーションの言葉「絶対運命黙示録」は、「少女革命ウテナ」挿入歌から。

電脳コイル 7話「出動!コイル探偵局」

  • 2007/06/23(土) 22:09:39

メガばあの指令発動!
ヤサコとフミエ、一攫千金の鍵を握る(?)電脳ペットを追う!
イサコ女王様、今日もイリーガルの捕獲作戦!大黒黒客クラブへ早速命令!
密室のヤサコとイサコ、急接近?!

【感想】
前回はハラケンの友達の死など結構シリアスだったが、今回はコミカル寄り、そしてヤサコとイサコの絡みが多く、おもしろかった。

【いじめっこイサコ】
今回の物語は、授業中からはじまる。
ハラケンの研究にどうやって協力するか、ヒソヒソと相談するフミエとヤサコを、ダイチが告げ口。先生に注意されるヤサコとフミエを見て薄笑いを浮かべるイサコは、とても楽しそうであった。

【出動!コイル探偵局】
下校途中、メガばあから、ヤサコとフミエに召集がかかり、迷子の電脳ペット探しを依頼される。
このペットが一攫千金の鍵を握るかもしれないと聞いたフミエは、迷子のペットを求め、ヤサコとともに廃工場へ入り込む。

ヤサコはフミエと二手に分かれるが、密かについてきた京子と出くわす。
「きょうこもいっしょにあそぶのー」という京子を見ると、上の兄弟について行きたがる小さい妹の行動が、リアルに表現されている気がした。

【廃工場の女王様】
廃工場の大黒黒客クラブの場面は、いきなり玉座のイサコが登場である。4話の学校屋上の玉座といい、イサコの好きなイスはリクライニングシートなどではなく、玉座なのだろう。

玉座のイサコ女王様は、「暗号式の発動まで、廃工場に誰もいれるな」とダイチたちに命令。ダイチたちが冗談じゃねえと逆らうと、いきなり地獄必定の電脳攻撃、力づくで言うことを聞かせていた。
力と恐怖で部下を支配するイサコ女王様は、まさに電脳世界のラオウである。

ダイチたち大黒黒客クラブも、イサコといれば、いずれキラバグというお宝にありつけるに違いないと見込み、だからついて行くのだが、この即物的なところが好きだ。

【密室で急接近?!】
電脳ペットを追って廃工場に入り込んだヤサコは、イサコのトラップにかかってしまうが、同時にイサコも罠にかかり、二人で電脳的に遮断された部屋に閉じ込められてしまう。

ヤサコは以前イサコから手ひどく拒絶されたが、あっさり回復したようで、今回は二人きりなのをいいことに「お友達になりましょう」と手をさし伸ばし、断られると「私、天沢さんに憧れちゃうなあ。弟子にして!」とアプローチの仕方を即座に切替え。
さらに、机の下に潜り込んだイサコの服の背中が、コードに引っかかり往生すると、「しょうがない子ねえ」と言いながらコードをとるなど、イサコとの距離を縮めようとしていた。

イサコは嗜虐性をヤサコに対しかき立てられるようで、「イリーガルは子供の魂を喰っちまうのさ!」と吹き込み、蒼白で「やめてよ!」と本気で怯えるヤサコを楽しみ、こらえきれなくなって「信じた?アハハハ」と腹を抱えて爆笑。ヤサコは「もぉ!いじわるっ」と拗ね腕をジタバタと振り回すが、二人とも楽しそうに見えた。

ヤサコが腕を振り回すと一時的に通信が回復、イサコはもう一度同じポーズをとらせようとするが、「脚を開け!」「やめなさいよエッチぃ」「言うことを聞け!」というやり取りも楽しそうだった。

【イサコと京子】
ヤサコとイサコは脱出に成功するが、イサコは半壊したキャットウォークを進む京子に気付く。
イサコもさすがに放っておけないが、「おい!幼児!こっちへ来い!」といつもの調子で乱暴に声をかけ、京子を怯えさせてしまう。イサコは少し困った表情を見せると、今度は極力怯えさせないように声をかけ、間一髪で京子を救っていた。

【ヤサコとイサコ】
京子を救ってくれたことに礼を言うヤサコだが、イリーガルを追って去ろうとするイサコに言わずにいられない。
「私たち…、やっぱり友達になれないのかな」
「それは…、無いと言ったはずよ。私の必要なものを、あんたは持ってないわ」
「そう…」
「でも…、先のことは分からないわ。この世界の誰にも」

今回の件で、ヤサコとイサコの心の距離が少し(実はかなり)縮まった気がする。

【次回予告】
次回は夏祭りのようで、女子一同の浴衣姿登場のようである。
また、ハラケン及びその伯母ちゃんも登場。特におばちゃんは甥に対し青少年保護育成条例などの点で大丈夫か?というかんじで、楽しみである。

FC2ブログのアクセス解析機能について

  • 2007/06/23(土) 14:05:06

FC2ブログのテンプレートを変更した場合、アクセス解析機能を設定しなおさないと、アクセス解析されないことに、今日気付いた。
ある日から、自分自身によるアクセスも含めアクセス件数がゼロだった理由が、やっと分かった。

最近暑いので、涼しげなテンプレートに変更しようかと思っているのだが、今度はアクセス解析機能の再設定を行ないたい。

アクセス解析機能が充実しているという理由で、FC2ブログへ引越し中なのだが、まだまだFC2ブログの機能について分からないことが多い。