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舞-乙HiME-Zwei(阿倍野ちゃこ/チャンピョンREDコミックス)

  • 2007/07/23(月) 23:45:14

アニメ「舞-乙HiME」の続編「舞-乙HiME-Zwei」の漫画化作品。
「舞-乙HiME」は毎回楽しみにしていた作品である。
「舞-乙HiME-Zwei」は未視聴であるが、是非とも見たいとおもっている。

【感想概略】
マンガ「舞-乙HiME-Zwei」は、アリカとマシロ、ハルカとユキノという、二組のオトメとマスターの物語とも言える。
アリカとマシロの心は一時すれ違い、そのため危機に陥るのだが、逆境が二人の絆をさらに強める展開がおもしろかった。
また、ハルカとユキノの揺ぎ無い絆は、ある意味アリカとマシロとは対照的であり、そこにおもしろさがあった。

なおビジュアル的にも充実しており、カラーイラストに加え、コミックスのカバーを外すとニナのかなり大胆なイラストが拝めるのである。

【若き英雄アリカ】
ナギ大公の巨大な陰謀「ヴィント事変」から1年後。
アリカは未だガルデローベ学園の学生ではあるが、マシロ女王の正式なオトメとなっていた。
さらに、惑星エアルに落下しつつある巨大隕石を迎撃、粉砕に成功。
今やアリカは、若き英雄であった。

アリカはマシロと深い絆で結ばれ、一見順風満帆だが、まだまだ若い二人の関係には、危なっかしいところがあった。

【アリカとマシロのすれ違い】
マシロは女王として日々内政外交に取り組んでおり、政治的理想に近づくための大局的思考という面では、かつてとは全く比較にならぬほど格段に成長していた。

一方アリカは、未だ学生ということもあり、ものの見方・考え方に幼いところがあった。

また、マシロはものの見方・考え方は大きく成長したが、言葉が足りず相手に真意が伝わらないところは、あまり変わっていなかった。
特にアリカに対しては、分かってくれて当然と思うあまり、説明不足になりがちだった。

これが、二人のすれ違いを生むことになる。

マシロ女王は「最低賃金保障撤廃法」などの、社会的弱者切捨てともとれる政策を推し進め、アリカはマシロに違和感をかんじていた。

貧しい庶民がお給料を下げられるかもしれないのは可哀想というアリカに、情け心だけで政治はできないというマシロ。
マシロの言葉を、アリカは納得できない。

マシロは、アリカなら自分の真意を分かってくれると信じたいのだが、どこかで不安を感じてしまう。

アリカとマシロの関係がギクシャクしていたちょうどその頃、謎の敵が出現、惑星各地のオトメが次々と石化されてしまう事件が発生する。

そして、心がすれ違ったままアリカとマシロは敵の襲撃を受け、絶体絶命の危機に陥る!
お互いの信頼が揺らぐと「蒼天の青玉」の力を失うという設定も、ドラマに生かされていた。

【ハルカとユキノ】
ハルカとユキノは二人とも、物事を大局的にとらえ、公のためなら私情を捨てることのできる大人であり、お互いの信頼は揺ぎ無いものである。
ここら辺が、まだまだ不安定なアリカとマシロとは大きく異なる点である。

そして最大の危機に際し、ハルカとユキノの絆の深さが現れるのである。

惑星エアル存亡の危機に直面した時、ユキノは大統領として、ハルカに、作戦のため捨て駒となることを命じる。
全てを納得し、笑顔で受け入れるハルカ。
責務をまっとうすることに悔いは無くても、決して平気ではいられないユキノ。

私情にとらわれず冷静に行動するが、非情にはなれないユキノとハルカの描写が、よかったとおもう。

風林火山 第29回「逆襲!武田軍」

  • 2007/07/22(日) 23:21:09

武田軍、上田原の戦いで大敗!
信濃守護・小笠原長時、信州武田領へ侵攻!

【感想概略】
今回は、これまで常に強気の姿勢をくずさなかった晴信が、父親的存在であった板垣信方の討死をきっかけに、初心にかえり本来の自分を取り戻していく内面が描かれており、おもしろかった。

また、小笠原長時と高遠頼継の信州最凶コンビであるが、こういう人たちが、私は大好きである。

【武田軍、撤退】
前回、武田軍は信濃へ侵攻。
猛将・村上義清の軍勢と激戦に及び、武田家の二人の重臣、板垣信方と甘利虎泰を失った。

晴信は、村上方が撤退した後も、軍を上田原にとどめ続けた。
勘助の「退き陣を」との言葉を退けたのは、負けを認めたくなかったからだという。
だが、母・大井夫人から撤退を促す書状を受け取り、ようやく撤退した。

甲斐へ帰還した晴信は、大井夫人の厳しくも暖かい言葉を受け、改めて自らを見つめ直した。

【大喜び、小笠原長時と高遠頼継】
武田軍大敗に大喜びしたのは、小笠原長時と高遠頼継たちであった。
いっそ両者共倒れになればよかった、いやいや共倒れも同然とおおはしゃぎ。

思えば、小笠原長時のこんなに嬉しそうな顔ははじめて見た気がする。

高遠頼継も喜びのあまり、いつにも増して目がギラギラ。
武田への攻勢を主張し、嬉しさのあまり場を仕切りだし、小笠原にたしなめられるお茶目な高遠頼継であった。

そして小笠原長時率いる軍勢は、信州の武田占領地へ侵攻。
土豪たちは次々と武田を離反した。

【武田軍、出陣】
小笠原が軍勢を率いて攻め込んだとの報を受け、晴信は武田軍を率いて出陣した。

だがすぐには信濃へ攻め入らない。
しばらく甲斐と信濃の国境にとどまった。

勘助は、敵を油断させるためであり、夏の暑さと油断が武田に味方すると主張する。
小山田信有は即時進軍を主張するのだが、渋々勘助の策を認めるのである。

【死しても活躍、板垣信方】
やがて武田軍は、密かに信州へ進軍。
諏訪の上田城へ入城した。

ここで諏訪衆が、武田方への味方を申し出た。
武田軍に掲げられる諏訪神号旗ゆえだという。

この諏訪神号旗は、討死に直前の板垣信方の願いにより、晴信が揮毫したものだった。
死してもなお晴信に味方する板垣は、格好よかった。

【小笠原方、大油断】
一方、小笠原長時の陣営では、油断と夏の暑さのため、兵たちは具足を解いて水浴びするなど、ゆるみきっていた。
勘助の目論見どおりである。

ひとり高遠頼継は、かつて武田と戦った経験から危機感を抱いた。
そして小笠原長時へ注進するのである。

だが、小笠原自身が具足を解いてゆるみ、この暑さでは兵たちが具足を脱ぎ水浴びしても仕方ないと、下の者たちへ意外な寛大さを見せる。
そして小笠原、いきり立つ高遠頼継へ、そちも飲めと酒を勧めるのである。

戦乱の時代では、小笠原長時は愚かな武将かもしれないが、平和な時代なら、下の者に寛大な良い殿様なのかもしれない。

【武田軍、奇襲】
頃は良しと、武田軍は小笠原勢の陣へ夜襲を敢行!
不意を突かれた小笠原勢は、油断しきり具足すら身に付けていない兵も多く、一方的に斬り伏せられ、たちまち大敗。
小笠原長時は命からがら逃れ、高遠頼継は捕らえられるのであった。

この時、高遠頼継の家臣たちは、命を捨てて武田方に立ち向かい、高遠が落ち延びる時間を稼ごうとした。
高遠頼継、部下には人望が厚かったのかもしれない。

【人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり】
こうして晴信は、小笠原勢との戦いに勝利し、周辺諸侯へ武田健在をアピールできたのであった。
同時に、武田家中の結束も強まったようである。

そして戦勝後、晴信は亡き板垣へ、「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」を武田の大方針とすることを誓うのであった。

【次回予告】
さて、次回から再び長尾=Gackt=景虎が再登場である。
景虎の重臣となる緒方拳演ずる宇佐美定満もいよいよ登場。
今川、北条といった諸大名も、若き英雄・景虎を意識し始めるようである。

次回、長尾=Gackt=景虎の活躍に期待したい。

ハヤテのごとく! 第17話「あなたのためにメイっぱいナギ倒します?」

  • 2007/07/22(日) 13:53:56

ナギ、漫画賞落選に激怒!
人生経験を積むためマリアのお手伝い!

【感想概略】
原作未読。前回ナギは傍観者だったが、今回はナギの苦悩と葛藤が描かれており、おもしろかった。

【ナギ激怒】
漫画賞に落選し、激怒するナギ。
「人生経験が足りない」との審査員コメントにも、いたくご立腹である。
怒りのおさまらぬナギは、審査員への悪口雑言を連発するが、ここら辺は作者の経験が反映されているかもしれず、興味深かった。

ハヤテはちょっと可哀想に思うが、マリアは、お金ではどうにもならないことの存在を知る良い機会だと語る。
マリアの言葉には、強い説得力をかんじる。

【ナギの人生経験値上昇作戦】
一方ナギは、人生経験の不足を補う策を立案。

まずは、いかにも人生経験豊富そうなハヤテに聞き込みである。
13歳の頃、何をしていたかと聞かれ「麻雀の代打ちをしていました」と、笑顔で恐ろしいことを言うハヤテ。
また、漫画賞に応募して賞金を稼いでいたとも。
想像を絶し過ぎのハヤテの人生経験である。

続いてナギは、普段やらないことを行なって人生経験を積むことを画策。
最もやらないことであるマリアの手伝いをすると言い出す。

メイド姿ではりきるナギだが、ハヤテは困った笑顔。
そしてマリアは笑顔で「ハ~ヤ~テ~く~ん(怒)」と、怒りのどす黒いオーラをハヤテに浴びせていた…。

【ナギのお手伝い】
案の定、ナギのお手伝いはマリアの仕事を激増させていった。

まず掃除では、花瓶類を破壊し尽くす。
続いて蔵の掃除では、蔵を勝手に憩いの場としていたクラウスと遭遇!
扉を釘で打ちつけ、クラウスを閉じ込めた。

ナギは一仕事終えた爽やかな笑顔だが、ハヤテは困った笑顔である。

次は接客だ!というナギ。

【ナギの接待】
ちょうどそこへ伊澄が現れた。
自宅の庭で探し物をしていたところ、気がついたらナギ邸の敷地内だったという。
伊澄はいきなりどこに出現しようと「迷子になった」の一言ですんでしまい、他に何の理由もいらないという、すごいキャラクターであった(例え舞台が月の裏側の回があったとしても、伊澄はいきなり現れるのではないか)。

まずナギは、自ら紅茶を淹れて伊澄にふるまおうとするが、ハヤテは密かに味見、絶句。こっそり自分の淹れた紅茶とすりかえた。
そして、笑顔でおいしいと言う伊澄に、ナギも笑顔である。

さらにナギは、もっと手厚く伊澄をもてなすため、何と大勢の紳士淑女の集まる大パーティーを開催。
咲夜、ワタル、サキ、生徒会三人娘、ヒナギク、雪路先生まで招待されるのであった。
特に咲夜、ワタル、サキは久々の登場である。

ナギは手料理を来客へふるまおうとするのだが、ハヤテはこっそり味見、その味にまたもや絶句した。
そして…ふるまわれた料理は大好評、ナギは大喜びである。
しかしヒナギクは、料理を作ったのはハヤテと気付く。

【ナギの弱音】
大成功だったパーティーに大満足のナギだが、出されたのはハヤテの料理、自分の料理は激マズということを知ってしまう。
ナギは怒り、やがて、本当は自分には漫画の才能が無いのではないか?とつぶやく。

ハヤテは言う。
漫画を何本も描き上げ賞に応募するのは、才能があるということ。
1本も描き上げることの出来ない人は少なくない、と。

ここら辺は、作者自身の経験も反映されているように思え、説得力をかんじた。

そして気を取り直したナギは、再び「レベルの高い」漫画を精力的に描き始め、伊澄だけは本気でナギの漫画にどきどきするのであった。

【ナギの漫画について】
ナギの漫画だが、画力は13歳としては高い気がするし、13歳で何度も投稿するのは大したものではないか。
丁寧にペン入れし、応募誌を変えて投稿すれば、入選できるかもしれず、ストーリーを変えれば同じ応募誌でも入選の可能性は皆無ではないと思う。

ナギの作品は、内容に独りよがりなところがあるかもしれないが、13歳という年齢を考えれば、無理からぬことかもしれない。

また、ちょうど反抗期にあたる13歳の少女を相手に、「自分の描きたいことだけでなく、いま読者が好むものにも目を向けよう。周りの人の声も聞こう」などとアドバイスしたところで、なかなか耳を傾けてもらえなくても無理はない気がする。

【気付いた小ネタ】
◆ナギは、ファースト「ガンダム」の何話で何があったなどと引用。ハヤテも平気でついていった。二人のオタク濃度は、濃縮したカルピスなみ?
◆西沢さんが訪れた飲食店の店員は「メルヘヴン」のドロシー?
◆蔵にあった、全てクラウスがモデルの絵画彫刻は、「ギレン元帥」「モナリザ」、ムンクの「叫び」、ロダンの「考える人」。
◆ハヤテが麻雀の代打ちをしていたと語る場面のイメージ映像は「アカギ」
◆ハヤテの料理に感動する生徒会三人娘は「おいしんぼ」?雪路先生は「ミスター味っ子」の味皇
◆ナギの料理を食べ、泡になって消える雪路先生は、「仮面ライダー」ショッカー怪人の断末魔?

電脳コイル 11話「沈没!大黒市」

  • 2007/07/21(土) 23:56:14

イタズラ坊主の思いつきが、大事件を呼ぶ!
ダイチ、金魚のイリーガルを捕獲!飼育!巨大化!
いま明かされる、オバちゃんとメガバアの衝撃の過去!

【感想概略】
今回は、まさに「コイル電脳探偵局」と「元祖大黒黒客」という子供同士のグループの物語であり、ちょっとしたイタズラが大事件へ発展、子供だけでは手がつけられなくなるが、大人の力を借りつつも、最後は子供がカタをつける展開は、スリリングで笑えておもしろかった。

また、古い空間を空中に浮かぶ巨大な水の塊と描く表現も、ビジュアル的におもしろかった。今後も、バリエーション豊かな電脳世界を見たいところである。

【ダイチの大儲け作戦】
今回の影の主役はダイチであった。

さて、「元祖黒客」を旗揚げしたダイチだったが、メタバグが簡単には見つるはずもなく、資金不足に苦しんでいた。

心配する真の友デンパだが、ダイチは得意げに大儲けの作戦を語る。
それは、イサコのようにイリーガルからメタバグを採集することであった。

ダイチは、アキラに電脳ペット「ミゼット」でフミエとヤサコの会話を「収集」させ、イリーガルからメタバグが採集できること知ったのだと自慢げに明かす。
デンパは冷静に「盗聴だね…」と鋭いツッコミをいれていた。

但し、ダイチが盗聴で得た情報は、かなり大雑把なものだった。
なのであるが、ダイチはこれを自己流に解釈。

イリーガルの生き胆はメタバグと断言!
イリーガルに手を素早く突っ込めばメタバグを採集できる!
素早く手を突っ込む練習もした!と力強く言い切るのである。

困った様子のデンパは、ダイチの解釈と作戦に、いまいち納得できない様だが、それでもダイチに付き合う、まさに真の友であった。

【金魚型イリーガルを捕獲】
さてダイチとデンパ、イリーガルからメタバグ採集と決めたはよいが、イリーガルがそう簡単に見つかるはずもない。

ここに思わぬ味方(?)が登場する。スーパー幼女・京子であった。

黒い生き物を見たこと無いか?とダイチから聞かれ、京子は「あるよ」と即答。
京子はイリーガルのいそうな古い空間を探し当て、ダイチはそこで何と金魚型イリーガル捕獲に成功するのである。

ダイチと京子、実は名コンビ?

【イリーガルを飼育】
ダイチ宅へ金魚型イリーガルを持ち帰ったダイチとデンパだが、この金魚、自力で周囲に古い空間を電脳水の塊として発生させ、少し大きくなった。

これを見たダイチは、金魚が大きくなればそれだけ大量のメタバグが手に入ると喜び、金魚の飼育をはじめるのであった。

間もなくダイチは、金魚にテクスチャを餌として与えると大きくなることを発見。
さらに、この金魚は赤い餌が好きで黒い餌は嫌いなことまで突き止めるのである。
ここら辺は、さすが生物部というところだろうか。

ダイチはデンパを連れて、餌用に建築物などのテクスチャを剥がして廻るのだが、ここでダイチが語った電脳講座は「電脳コイル」の電脳世界の仕組みを知るうえで勉強になり、素直にダイチに関心した。

せっせと金魚の世話をして、その成長を喜ぶダイチだが、デンパは不安げである。
金魚を見つめるダイチの目が危なくて好きだ。

ダイチの目論見どおり、金魚はどんどん成長した。
が、しまいには恐竜のように巨大化。
巨大魚となってダイチ宅を飛び出し、攻撃してきたキュウちゃんをバリバリと喰らい、古い空間を次々に増殖させ、大黒市を混乱に陥れはじめるのだった。

【フミエの要求「報酬は土下座だ」】
茫然自失のダイチを救うため、デンパはフミエに助けを求めた。
引き受けても良いと言うフミエだが、報酬として、何と土下座を要求。

真の友デンパは、ダイチのためならと躊躇せず土下座。
ヤサコはその友誼の厚さに心打たれるが、フミエにはそんな男気は微塵も理解されなかった…。

ダイチも土下座だ!ダイチはどこだ?!と無情な要求のフミエであり、ヤサコのとりなしにも全く耳を貸さないのであった。

【巨大魚VSサッチー】
さてその頃、ハラケンとラブラブ電話中のオバちゃんの元へ、緊急事態発生の報告が入った。
オバちゃんは、勇ましく出動!
まずは事件発生地へ急行し、矢吹丈との試合後のホセ・メンドーサのようにやつれたダイチを逮捕するのである。

続いて巨大魚イリーガルを倒すため、サッチーを電脳水へ突撃させた。
ところがサッチーは、電脳水にプカプカと浮かんでしまい、普段の素早い動きが発揮できない。
それでもサッチーは光線を発射、見事巨大魚に命中させる。
ところが、これまではあらゆる敵(イサコを除く)を葬ってきた必殺光線も、巨大魚のあまりの巨体に致命打とならない。
水中では向かうところ敵無しの巨大魚は、恐竜のような顎でサッチーに喰らいつき、圧勝するのであった。

【イサコ、傍観】
イサコも悠々と泳ぐ巨大魚イリーガルに気付いたのだが、さすがにその大きさにはちょっとびびったようである。

しかし、巨大魚の体内にメタバグが無いことを冷静に分析、そのまま放置した…。
大怪獣が街で暴れようと、自分の得にならないことはしないイサコ女王様であった。

【オバちゃんとメガバアの因縁】
サッチーを撃破されたオバちゃんは、目の前に現れたメガバアに協力を要求する。
ここでオバちゃんとメガバアの、衝撃の過去が明かされる。
何とオバちゃんこと原川タマコは、かつてコイル電脳探偵局・会員番号弐番だったのである。

ところがメガバア、タマコのことを全く思い出せない。本当か?とぼけているのか?
「メガバアに過去はないのよ!昔のことは次々と忘れるんだから!」と、何故か勝ち誇ったように宣言するフミエ。

「ワシは過去よりも、未来に生きる女なのじゃよ」と前向き発言(?)のメガバアであるが、ふいにタマコのことを思い出し、メガバアの家のコタツでお漏らしした過去を暴露した。
さらにタマコへ頭を下げて頼めと要求するのである。
4年前に貸しがあったな、とメガバア。
タマコは、あの時のことを許してくれるのかとつぶやき、深々とメガバアへ頭を下げた。

メガバアとタマコの過去に何があったのか、いずれ明かされることを期待したい。

【巨大魚退治!その前に土下座だ】
メガバアは、メタバグを練って電脳お札を作成。
これで巨大魚が退治できると思った瞬間、フミエはお札を奪い、タマコにダイチの無罪放免を要求する。
事は急を要する非常事態であり、タマコはこれを渋々受け入れた。

フミエはやはりダイチを心配しているのか?と思った瞬間!
フミエは、さらに要求を突きつけた。
それはダイチへの謝罪要求であった。

ヤサコのとりなす声も、フミエには全く届かない。

さあ土下座しろ、早く謝れとフミエとタマコは、ダイチを責め立てた。この二人実は似てる?
そして遂にダイチは、土下座してフミエへ謝罪するのである。
フミエは、心の底からから嬉しそうであった。

【巨大魚退治!】
ここからがコイル電脳探偵局及び元祖大黒黒客の活躍である。

電脳探偵たちは、電脳お札が効力を発揮する場所を探り当て、お札を貼ると巨大な水の栓が出現!
栓を抜くと電脳水はどんどん排水されていき、水を失った巨大魚はたちまち小さくなり、遂にサッチーの光線で退治されたのである。

【燃え尽きたダイチ】
ダイチは、真っ白に燃え尽きたように空ろな目で座り込んでいた。

しかし、フミエはダイチへ一片の同情も示さず、「ヤサコぉー、そんなの放っといて早く乗りなさいよー」と終始カラッとしているであった。
ヤサコは、あまりの気の毒さにダイチへ励ましの声をかけるが、その時の横顔が水木しげるの絵に似ているところが好きだ。

金魚を失い、落ち込むダイチ…
と思ったら、「へっへっへ…誰が本気で謝るか!」と邪悪な高笑いのダイチであった。


次回も笑える話のようであり、楽しみである。

電脳コイル 2巻(宮村優子/トクマ・ノベルズEdge)

  • 2007/07/20(金) 23:43:53

アニメ「電脳コイル」の設定と人物を、独自の解釈で描く物語の2巻。
この2巻では、アニメの5・6話(「メタバグ争奪バスツアー」「赤いオートマトン」)に相当するエピソードが描かれている。

【感想概略】
物語は、ヤサコ、イサコ、タマコなどといった人物の一人称で語られ、人物の内面が深く描かれており、おもしろかった。

小説「電脳コイル」はテーマを、「ヤサコとイサコの物語」「何かを失った人々の物語」に絞り込まれているように思えるのだが、小説版独自の描き方が随所に見られ、アニメとは微妙に異なっており、新鮮な気持ちで楽しめた。

【ヤサコとイサコ】
小説では、ヤサコもイサコも相手に対し強い感情を抱いており、まさに「反発しあいながらも惹かれあう」者同士である。
二人の精神的な関係は、小説版ではより深いものに思えた。

ヤサコとイサコの関係は、どうなるのか。
そしてフミエ、タマコ、ハラケンなどなどといった人々がどうなるのか。

3巻は10月に発売とのことであり、楽しみである。



学園キノ 2巻(時雨沢恵一/電撃文庫)

  • 2007/07/19(木) 22:53:23

小説「キノの旅」の作者・時雨沢恵一自身によるパロディ作品の続編。
現代の日本を舞台に、本編でお馴染みのキノ、エルメス、シズ、陸、ティーが登場。それぞれ変身して魔物と戦うのだが、魔物そっちのけでお互いに戦うことも多い。

【感想】
まず、シリアスな本編「キノの旅」とはうって変わり、徹底的にバカバカしいところがおもしろく、本編では決してくずれることのないシズや陸が崩れまくっていた。
そして「学園キノ」作中では、作者自身が本編では発揮することの無いオタク趣味が平然と投入されているのである(これでもまだ抑えているのかもしれない)。

本編「キノの旅」は人の生死にかなりシビアだが、「学園キノ」は激しい銃撃や日本刀による戦闘が繰り広げられるにも関わらず、シリアスに死人が出ることはまずなく、心から気楽に楽しめた。

あとがきでは、作者が読者からの「どうすれば作家になれますか?」という質問に答えるということで、作者自身の経験を紹介している。
ワープロソフトで毎日日記をつけることや、作者自身の一年のスケジュールと、それぞれの時期のようすなど、興味深かった。

夕日ロマンス(カトウハルアキ/フレックスコミックス)

  • 2007/07/18(水) 22:57:25

「ヒャッコ」の作者カトウハルアキの漫画。
オビにはでかでかと「アタシが愛しているのは弟でございます」の文字。さらに「ユウは姉、ヒロは弟。これは、禁断の恋の物語」の文字。
一見すると近親相姦を耽美に描いた作品のようだが、実は弟が大好きで欲情すら抱く、勉強は出来るがおバカではっちゃけた姉の話であり、おもしろかった。

物語のおもしろさの大きな要素は、登場人物の魅力であるが、本作の人物には独特の味があって好きである。

まず、主人公の少女・ユウ(紅夕暮)は、弟ヒロが大好きである。
ユウの弟への好意は熱く、女友達に弟の素晴らしさを嬉々として語り、内容が暴走してドン引きさせたりするほどである。
また黒髪の美形であるユウは、特別注文の黒い制服を愛用。黒ずくめの異形の姿から、「暗黒姫」などと呼ばれている。

ユウは一見すると、常識など既に超越し血の壁を平然と越えてもおかしくなさそうだが、決してそんなことはなく、弟には決して自分の気持ちを伝えることはできず、弟は決して自分の想いに応えることはないことに悶々としたりする。
ユウの一見すると奇抜な振舞いは、実はマイペースさの現れであり、ここら辺がユウというキャラクターの可愛らしさであり、おもしろさである。

このユウに溺愛される弟・ヒロ(紅緋色)も、独特である。
この手の作品では、超絶美形文武両道の超人的な弟が出てきそうだが、ヒロはそんな超人からは程遠い少年である。
ヒロは、顔は良いが誰もが惚れるほどではなく(姉の女友達からは「そこまで言うほどいいかな?」と評される)、運動も勉強も苦手で不器用という、普通寄り、あるいはダメ気味の弟であるが、ここら辺に愛嬌がかんじられる。

巻の後半から登場する、ユウとヒロの腹違いの妹トモ・(旭名灯)もまた、異母兄ヒロが大好きである。
ただ、トモの目には、生まれてはじめて会う兄ヒロが他人に見えても、それは仕方のないことかもしれず、トモが好意を抱くのはユウとは少し事情が違うのかもしれない。
ヒロを巡り、ユウをライバル視するのだが、決して陰湿にならないところが面白さである。

その他、ユウとヒロの母(紅紅色)、トモの母(旭名燈)、ユウの友人たち、トモの友人たち、マコト先生(女性)とツトム先生(女性)などなど、個性的でその行動・発言・内面を見ているとおもしろかった。

少年サンデー公式ガイド「ハヤテのごとく!」

  • 2007/07/17(火) 23:26:22

漫画「ハヤテのごとく!」の公式ガイドブック。同作のアニメしか見たことがないのだが、原作未読でもおもしろかった。

内容は、多少はアニメ版のネタバレになっているかもしれないが、先が分かったことでアニメの楽しみに影響がでることはないと思った。

今後の展開や登場人物及び登場メカは、情報量を適度に抑えて紹介している。
このため想像力を刺激され、これらがどのように描かれるのか、かえって楽しみになった。

公式ガイド「ハヤテのごとく!」の内容はだいたい以下の通りである。

◆描き下ろしピンナップ「女装ハヤテ」「水着ヒナギク」
◆コミック未収録の読切版「ハヤテのごとく!」全頁掲載
 おもしろかった。マリアの性格が、アニメ版よりはっちゃけている気がした。
◆本誌掲載カラーイラスト
 原作未読なので、原作者によるイラストは新鮮に見えた。カラフルで可愛らしかった。
◆WEBサンデーに連載された作者コラム及びイラストのよりぬき掲載(及び作者ツッコミ)
 作者の謙虚な人柄がかんじられ、好感をいだいた。
◆マリア及びハヤテの1/6関節可動フィギアを多数の写真で紹介
 顔は特徴がよくとらえられており、髪も原作どおりに再現してある。そして布による衣装の出来が素晴らしく(特にエプロンの質感)、カフスボタンなどのアクセサリーや、靴なども手抜きなしの造型。すばらしい出来のフィギアであり、写真を見ているだけで楽しめた。
◆マリア役田中理恵のマリアコスプレ写真
 原作どおりにマリアの衣装を作成し(写真を見る限り、大変しっかりしたつくりである)、それをマリア役の声優が着てしまうところがすごい。
◆原作者、アニメ監督、マリア役田中理恵(マリアのコスプレによる)の対談
 作品に対するそれぞれの思い入れがかんじられる対談が展開されており、おもしろかった。
◆人物設定(及び作者コメント)
◆メカ設定
 個人的には、巨大ロボ7号と12号が大変気に入った。
7号は正面図からは「ザクレロ」のイメージをかんじた。
12号は、下半身が蛇という所をはじめ全体のフォルムから、「機甲界ガリアン」のオリジナルストーリー「鉄の紋章」に登場した「邪神兵」のイメージをかんじた。
これらのメカは、よく動くとすごく面白そうである。アニメに登場する日が楽しみである。
◆原作各話サブタイトルの元ネタ紹介及び考察
 作者のこだわりと豊富なオタク知識がおもしろかった。

グレートメカニックDX 2007 SUMMER(双葉社)

  • 2007/07/16(月) 23:28:05

「グレートメカニックス」はメカ物アニメのロボット兵器などを紹介・考察する雑誌である。「装甲騎兵ボトムズ」「機甲界ガリアン」「太陽の牙ダグラム」などが好きであり、最近は「コードギアス 反逆のルルーシュ」などが好きなので、毎号楽しみにしている。

今号から雑誌のサイズも大きくなり、リニューアルオープンしたのだが、最初はガンダムを特集した別冊かと勘違いし、当初は購入しなかった。
いつもの「グレートメカニックス」と大きさが違う上(確かに前号でそんなことを予告していたが、すっかり忘れていた)、ガンダムの表紙に「V作戦とRX計画」という大きな文字ばかりが目に入ったためである。

様々な作品のメカを扱ういつもの「グレートメカニック」とようやく気付いて購入した。
ガンダム・ボトムズ・ダグラムといったある意味古典的な作品ばかりでなく「コードギアス 反逆のルルーシュ」といった新しい作品が取り上げられ、自衛隊という現実の存在も特集され、模型の記事もあり、おもしろかった。

今号の記事は、だいたい以下の通りである。
◆V作戦とRX計画
一年戦争~地球連邦軍のMS戦略とRX-78ガンダム/RGM-79ジム~
◆陸上自衛隊~陸自の装備とその戦略、生活を徹底解剖~
◆AT Stories
 これまでは毎号読みきりであったが、今号は続き物の第一話である。
舞台は惑星ランプレアード、主人公はメルキア軍AT部隊のキースル・ザック曹長である。
ザック曹長の部隊の隊長が戦死した。後任の隊長が着任するまで、古参のザック曹長がAT部隊を指揮するが、敵軍の猛攻を受け、危機に陥る!
無骨なザック曹長が渋い。ATのデザインもおもしろく、次回にも期待である。
◆AT道場(装甲騎兵ボトムズ)
 ATの装甲は「薄くて弱い」と言われることが多いが、実は結構丈夫なのでは?という考察は、おもしろかった。
◆ナイトメアフレーム~その兵器としての歴史と有用性~(コードギアス 反逆のルルーシュ)
 「コードギアス 反逆のルルーシュ」に登場する人型兵器「ナイトメアフレーム」はいかなる要求に基づき開発されたか、さらに開発時に強行された軍産複合体によるアッシュフォード財団の乗っ取りとアッシュフォード家の没落にも触れている。この視点から描かれた恋愛無用の硬派な「コードギアス」外伝を見てみたいものである。
◆設定画全部載せ!コンバット・アーマー・ダグラム(太陽の牙ダグラム) 
 「グレートメカニック」でも、ダグラムが特集されるのは久しぶりである。ダグラムというメカの設定画が全て掲載され、メカについての細かな解説や、放映当時における画期性などにも触れられいる。



風林火山 第28回「両雄死す」

  • 2007/07/15(日) 23:53:33

武田軍VS村上義清の軍勢、信州上田原で激突!
甘利虎泰、討死!
板垣信方、激闘!討死!

【感想概略】
今回は、ほぼ全編合戦であり、野外ロケのエキストラとCGを活用して描く大軍勢同士のぶつかり合い、信念に死を賭す板垣信方、そして甘利虎泰の生き様・死に様が描かれ、大変盛り上がった回であった。
「風林火山」で印象に残った回をアンケート調査すれば、今回は間違いなく上位に入るであろう。

【出陣前夜】
これまでの晴信の戦は、謀略で既に勝敗が決していた。
しかし今回の村上義清との戦は、軍事力のみのぶつかり合いとなることは避けらず、それを理解している重臣・板垣信方と、同じく重臣・甘利虎泰は、心中何事かを決していた。

板垣信方は、勘助に「まことの武田家の軍師となれ」との言葉を残す。

甘利虎泰は、大井夫人を訪ねた。
大井夫人の何としても再び甲斐へ戻ってくるようにとの言葉に、甘利は生還を誓えなかった。

【武田家、信濃へ出陣】
晴信は家中へ言い渡した通り、信州最強の猛将・村上義清を討つべく1万の軍勢で出陣した。信濃の覇権を握るためである。
一方、村上方も8000の軍勢で即座に出陣。
両軍は上田原で対陣した。

晴信は早速軍議を開き、先陣を重臣・板垣信方と、同じく重臣・甘利虎泰に命じる。

【村上方、士気高し!】
布陣した村上義清は、将兵に対し、大音声で訴えかけた。
虐殺と捕虜の奴隷化を常とする無道な侵略者、武田を討つべし!

これまでの武田方の残虐な戦い方と無慈悲な振舞いは、憎悪とともに信濃全土へ知れ渡っており、村上方の士気は盛り上がった。

そして上田原は村上方のよく見知った土地である。
地の利を握る村上方は、必勝の地へ武田の軍勢をおびき出しての包囲殲滅を企てていた。

【先陣激突】
まずは武田方、村上方双方の先陣がぶつかり合った。

ここでは平蔵が徒歩弓兵として活躍、もはや弓の名手である。
武田・村上、双方互角の戦闘が繰り広げられるが、勝敗はつかない。

戦線は一時膠着。にらみ合う先陣であるが、板垣は兵を退かず、戦場にとどまった。

【甘利虎泰、狙うは敵将の首ひとつ!】
その夜、重臣・甘利虎泰は、かねてからの秘策を実行。内応を装い、村上義清の本陣へ駆け込んだ。目指すは村上義清の首一つである。

なかなか隙を見せぬ村上義清だが、一瞬を突き、甘利は斬撃を打ち込む。しかし平蔵に腕を射抜かれ、将兵たちに取り押さえられてしまう。甘利の策は破れた。

命が危なかったにもかかわらず、村上は死を決した甘利の忠勇を惜しみ、武田を討った後はまことの家臣になってもらうと言い放つ。

謀略を嫌う村上の潔さ、命を狙った敵であっても惜しむ豪胆さは格好よかった。

【晴信ブチ切れ】
武田方の相木市兵衛は、密かに放っていた密偵から甘利虎泰裏切りの報告を受け、軍議の席で晴信に伝える。

動揺する諸将だが、晴信は「あ~ま~りぃ~」と目玉をひん剥き超ブチ切れ。甲斐の甘利一族を捕らえよ、甘利の軍勢を皆殺しにせよと叫ぶ。

ここで勘助は、村上を討つのが甘利様の策ではと、晴信に告げた。
晴信も諸将も、納得の様子である。

【板垣信方、将兵に策を明かす】
同夜、板垣は、先陣に敵軍を引き付け本軍で撃滅する策を、先陣の将兵たちに明かした。
敵軍をひきつければ、後は本陣の勘助が何とかしてくれるだろうと。
そして確実に敵軍を引き付けるべく、伝兵衛を晴信の影武者に仕立た。
先陣の将兵たち、そして伝兵衛は、板垣の策を受け入れた。

村上方は、武田家先陣に夜襲を敢行するが、板垣率いる将兵たちはこれを撃退した。

【甘利虎泰、討死】
翌早朝。
村上を討つことに失敗した甘利虎泰は、敵陣を脱出。
間もなく始まる村上方の大攻勢を板垣率いる先陣に知らせるべく、馬を駆けさせるが、何本もの追っ手の矢を深々と背に浴びた。

瀕死の甘利は、武田軍先陣へ辿り着き、板垣へ撤退すべしと伝え、息絶えた。

【板垣信方、最後の戦い】
甘利の言葉に承知とこたえた板垣であったが、そのまま踏みとどまり敵軍を迎え撃った。
影武者を晴信本人と思い込んだ村上義清は全軍を率いて武田軍先陣へ猛攻を加える。戦況は、板垣の狙い通りとなりつつあった。

本陣の晴信は、自ら出陣すると叫ぶ。孤軍奮闘する先陣の板垣を救うためである。
勘助の制止を振り切り、晴信は全軍に突撃を命じた。

【板垣信方、討死】
村上方全軍を投入しての猛攻に、兵数で劣る武田家先陣は徐々に削り取られていった。
板垣は、自ら刀槍を振るって戦うが、ついに敵の将兵に取り囲まれた。

襲い掛かる敵兵を次々と斬り倒す板垣だが、村上方も精兵、攻撃の手を緩めない。
村上方は多くの兵を討たれながらも、一太刀浴びせ、二太刀浴びせ、板垣へ確実に傷を負わせていった。
鬼神の如く戦い続ける板垣だが、動きは徐々に鈍っていく。
そして遂に、何本もの槍を突き入れられ、全身に矢を浴びた。
「若…」とつぶやき、板垣は絶命した。


【次回予告】
恐らく次回で、「晴信暴君篇」は一段落であろう。
次回は、大井夫人の活躍、晴信の更生、そして久々の勘助の活躍、前回謀略を巡らしていた小笠原長時の活躍(?)が見れそうであり、楽しみである。