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今日の買い物

  • 2007/10/31(水) 22:09:44

「電脳コイル」(久世みずき/ちゃおコミックス)
話には聞いていたマンガ版電脳コイルの単行本を見かけたので購入。
表紙は、可愛らしいヤサコに、美少女のイサコとフミエ、そして美少年・ハラケンである。
絵柄はアニメとは異なるが違和感はかんじない。

「活字倶楽部」2007秋号(雑草社)
ヤングガン・カルナバルなどの作者、小説家・深見真のロングインタビュー目当てで購入。

風林火山 第43回「信玄誕生」

  • 2007/10/30(火) 23:59:27

長尾家重臣・大熊朝秀、武田に臣従!
景虎、信濃へ侵攻し第三次川中島合戦勃発!
晴信出家し、信玄と名乗る!勘助、真田幸隆、原虎胤も出家!
上杉憲政、景虎に上杉の名跡と関東管領職の委譲を打診!
宇佐美定満、信玄暗殺を計画!

【リツ、勘助一家に参加】
前回ラストで、リツが養女として山本家に加わった。
そして今回、リツはすっかり山本家になじんでいた。
日頃から勘助屋敷に出入りしていた成果である。

早朝、早く起きて勘助の寝顔を覗き込むリツ。
目を醒ました瞬間、びっくりする勘助である。

「勘助どの」と呼ぶリツを、精一杯重々しく「父じゃ」とたしなめる勘助。

が、まだ朝も早いのにリツがすっかり身支度を整えていることに感心した勘助は、早起きを誉めると「早きこと、風の如きでございます!」と切り返すリツ。

勘助は、その言葉はそのように言うものではないとたしなめるが、ではどのように?と真顔で尋ねられ、ちょっと考えてから、もっと、心を込めて、といい、直後、テーマ曲の孫子朗読に突入した。
この辺り、コントのようでおもしろかった。

そして引き続き、摩利支天像を磨き、勘助の世話をするリツ。
娘になっても依然として熱烈なリツにやりづらそうな勘助である。

【長尾家重臣・大熊朝秀、晴信に臣従】
前回、長尾景虎に謀反を起こした長尾家重臣・大熊朝秀が、晴信と対面した。
長尾家臣団内部で孤立した大熊は、武田の調略を受けて寝返ったのである。

晴信は、信濃の長尾家勢力圏への経略について、大熊に質問するが、同席している真田幸隆は既に調略を進めていると報告する。

【真田はあてにせず】
真田幸隆の屋敷を訪れた勘助。
嫁との暮らしはどうじゃ?!と勘助に尋ねる真田。
娘です!と言い返されると、嫁にしてしまえ!とハレンチなことをけしかける真田である。
リツを養女にしても、結婚しろという圧力をかけられる勘助。

さらに真田、次男三男は山本家にはやらんぞ!と断言。
真田はあてにしません、という勘助。
どんなあてがあるのか全く言わないが、よもや茂吉を婿に考えているとは予想外である。

山本家に跡取がいないなら、真田が武田家の軍師になるという幸隆。
ここら辺、幸隆の数々の調略も軍師的であったり、後の真田昌幸や幸村の活躍を暗示しているようでおもしろい。

【第三次川中島合戦】
信濃における、長尾家の勢力圏への調略に対し、景虎が自ら軍勢を率いて出陣した。
第三次川中島合戦の開幕である。
だが、武田軍は正面衝突を避け、あくまで守りに徹し、戦線は膠着した。
このため、決戦を望む長尾軍は、ひとまず撤退した。

すっかりタカ派の馬場信春は、正面衝突を避ける晴信の戦ぶりに不満そうであった。

ここら辺、合戦がほとんど描かれないのは残念であったが、軍兵の行軍や鎧武者が集結しての軍陣の描写が楽しめた。

【晴信、信濃守護に就任】
晴信は、長尾軍撤退後、室町幕府将軍・足利義輝の仲介による景虎との和睦を受け入れる。
その際、引き換えに信濃守護職を幕府に望み、許された。

当初、タカ派・馬場信春は、この長尾家との和睦にも不満を露骨に示していた。

が、勘助はこれで越後と堂々と戦えると主張する。
晴信の信濃守護叙任により、武田家は、幕府により信濃支配を正式に認められ、大義名分を得た。
これにより、晴信に逆らう信濃衆は、正統な統治者である信濃守護に逆らう反逆者なのだ。
そして、信濃に攻め入る長尾軍は、信濃への侵略者としてその本拠地越後まで攻め入り成敗することも、大義名分の上では許されるようになったのである。

刃を交えての戦いだけが戦ではないという謀略のおもしろさがあった。

【景虎、関東管領へ】
一方、長尾景虎は、晴信の信濃守護叙任により、信濃出兵の大義名分を失ってしまう。
だが、北条に敗れ長尾の庇護を受けている関東管領・上杉憲政は、景虎に上杉の名跡と関東管領職を譲りたいと打診。
関東管領は、信濃守護より遥かに上位であり、信濃出兵の大義名分を得ることができるのである。
この時、憲政が示した条件は、関東管領として上州に残留した憲政の家臣領民たちを救うこと、北条を倒すことであった。
普段は遊女たちを呼んで遊んでばかりいる憲政だが、今回は結構存在感のある武将として描かれており、興味深い。

ここで景虎は、まずは上洛し、将軍から関東管領就任の承諾を得てからと発言。
だがそれは単なる就任手続きのためではなく、幕府の実権を握り将軍を圧迫する三好長慶、松永久秀たちを駆逐するためであり、そもそも今回の武田との和睦を将軍が仲介したのも、このためだというのである。

【景虎、浪に無神経発言】
上杉憲政との対面の後、景虎は宇佐美に相談する。
関東管領となり、関東の秩序を守るため戦うことになると、信濃の武田にばかりはかまっていられなくなる。武田の動きを封ずる策はないか、と。

このとき、飲み物を供する浪に、景虎は上洛するのでまたみやげを持ち帰ろう、何がよい?と尋ねる。
何もいりませぬ、ご無事でお戻りをという浪。
景虎は宇佐美に尋ねる。浪に良い嫁ぎ先はないものか、このままワシの身の回りの世話をしているのでは不憫じゃ。

義に生きる義将・景虎に恋愛の二文字はない。
そして、浪の思慕に全く気付かず、浪に良かれと思って、浪を傷つけるような発言を連発する。
相手は景虎であり、浪の想いが実らないは仕方ないのだろうが、それにしても浪が気の毒に見えた。

【リツ絶叫「茂吉はイヤじゃ!」】
リツを良き若者と結婚させるという勘助だが、婿と考えていたのは、何と太吉とおくまの息子・茂吉である。
てっきり重臣の次男三男を婿養子に貰い受けるつもりなのかと思っていたが、茂吉は、勘助が見込むだけの優れたものを持つ若者ということなのだろうか。
それとも、勘助の発想が安直なのか?

茂吉を婿にと聞き、難色を示すリツ。
一方、勘助は茂吉の何がいけないのか、心底分からない様子である。

なら伝兵衛なら良いのかと、脅すようにいう勘助。
瞬時に断るリツ。
いつの間にか結婚したくない男の代名詞にされている気の毒な伝兵衛である。

するとおくまが怒鳴り込み、茂吉を山本家の跡取とすることに猛然と抗議した。
自分たちの跡取がいなくなるのは武家の妻として耐えられないというおくまだが、他の息子たちは養子にやってしまい、娘たちはみな嫁に行き、せめて茂吉は手元に置きたいというのが、本心なのかもしれない。
茂吉はリツとの結婚にまんざらでない様子だが、リツは「茂吉はイヤじゃ!」と絶叫。
きっと茂吉は傷ついただろう。

が、「誰でもイヤなのじゃ…」というリツ。
これがリツの本心なのだろう。
これからリツはどうなるのだろうか。
気になるところである。

【晴信出家、「信玄」誕生】
晴信は出家を宣言、その理由を自ら勘助に語る。

どうも由布姫を存分に慈しめなかったこと、そして由布姫の死も出家のきっかけらしい。
信濃守護となったのは、由布姫のために堂々と信濃を治め、守るためなのだという。
守護として正しく領国を治めねばならん、国の基は人、さらに正しく己が身を修め、家臣領民を慈しむため、出家して己を律していく、という晴信。
これを聞き、家臣領民は晴信をさらに崇め奉りましょうという勘助である。

戦国時代を描いた作品で、出家する武将が描かれることはあるが、出家の理由を本人が語る描写はかなり珍しく、興味深かった。

そして晴信は出家し、「信玄」と号した。
これにならい、勘助も出家して「道鬼」と号した。
さらに原虎胤、真田幸隆も出家。それぞれ「清岩」「一徳斎」と号した。

だが全員人相が凶悪なため、僧侶というよりデンジャラスなスキンヘッド集団にしか見えなかった。

【勘助出家の理由は?】
坊主頭の勘助は、出家したからには女人を断つとリツに言うのだが、随分前から断っていることを指摘され、ぐうの音も出ない。

私のために出家など、というリツに、自分のためじゃ!という勘助。
由布姫一筋の勘助は、他の女性との結婚など考えられないのか、妻候補のリツを養女として結婚を逃れたが、出家したのは結婚させられる可能性を徹底的に排除したかったからだろうか。
リツはそう思っているようである。

【平蔵とヒサ】
久々に平蔵とヒサが登場。
村上義清の配下として越後に逃れた二人だが、兄・十吾郎、妹・ミツという二人の子供に恵まれている。それぞれヒサの父、そして平蔵がかつて好きだった少女の名である。

ヒサは相変わらず平蔵を呼び捨てなところがおもしろい。

平蔵は、村上義清は越後に領地を与えられてからはすっかり越後の地侍となってしまったと不満をもらす。そして、また百姓に戻るのはイヤじゃ、勘助は40歳を過ぎて武田に仕官し、軍師となった、ワシも遅いことはない、と口にする。

ヒサは、平蔵と十吾郎とミツが一番大事だ、というのだが、家族が元気に暮らせれば充分という考えに、平蔵は必ずしも満足できない様子である。

武田への恨みに凝り固まっていた平蔵だが、どうも今はそれだけではなく、自らの功名心、勘助への憧れや対抗意識なども抱いているようである。

もともと平蔵は、葛笠村の百姓の少年であり、諸国を放浪し、各地で雑兵として戦ってきたが、やがて矢崎十吾郎、村上義清に見出され、義清の家臣となるという、いわば「風林火山」における下層からの出世頭なのである。そんな平蔵にしてみれば、自分の出世はこれで終わりではない、という欲が生まれてきたのかもしれない。

【景虎上洛】
景虎は、兵5000を率いて上洛する。
関東管領就任の承諾を得るため、そして三好長慶、松永久秀に圧迫されている将軍・義輝を助けるためである。この兵5000という数だが、京から天下の大名たちに号令するには少ない。道々の大名たちが景虎の軍勢の通行を認めたのも、この兵数なら上洛と見せかけ自分たちを攻撃したりすまいと思ったからだろう。
それでもかなりの大軍勢であり、三好、松永らを威圧するには充分な兵数である。

一方、上洛で景虎不在の越後では、浪が出家した。

【宇佐美定満、平蔵と対面】
景虎の上洛中、留守を預かる宇佐美定満は、居城・琵琶島城に平蔵を招いた。
甲斐の地理に明るく、勘助と旧知の仲とのことなので平蔵を招いたという宇佐美。

ここで平蔵は宇佐美に、軍学を授けて欲しい、勘助のような軍師になりたいと頭を下げる。
宇佐美は、平蔵の願いを聞き入れることをにおわせつつ、駿河へ行き、信玄を討つべき者と会い、いざなってみよ、と語りかける。
この信玄を討つべき者とは、諏訪頼重と晴信の妹・禰々の忘れ形見・寅王丸であり、今は出家して長笈と名乗っていた。

次回は、平蔵が駿河に潜入し、寅王丸を刺客に仕立て上げ、信玄の命を狙う話のようであり、楽しみである。

今日の買い物

  • 2007/10/29(月) 23:40:04

「オイレンシュピーゲル」参 Blue Murder冲方丁/角川スニーカー文庫)
「スプライトシュピーゲル」Ⅲ いかづちの日と自由の朝(冲方丁/富士見ファンタジア文庫)

両作品ともに、2016年の欧州の国際都市ミリオポリスを舞台に、警察組織の戦闘サイボーグ少女で構成されるケルベロス小隊、スプライト小隊の、テロや凶悪犯との戦いを描いた作品。

このサイボーグ少女たちが生まれた背景は、社会の超少子高齢化による労働力不足を解消するため、サイボーグ化した児童の労働を法律で認めた、というものであり、現代の社会問題に対する社会派的な側面を持つところも好きである。

前巻は、複数のテロ組織が協力し、衛星軌道上の原子炉衛星をミリオポリスに落下させて原子炉を奪い、これを用いて原子爆弾を製造して二千五百万都市を壊滅させようとする陰謀と、これを阻止せんと警察組織及びサイボーグ少女たちが戦う物語であり、両作品は事件をそれぞれ違う視点から描き、おもしろかった。

今度の3巻も両作品がリンクしているとのこと。楽しみである。

ブログ拍手の不調

  • 2007/10/29(月) 02:22:09

【不具合の内容】
先程ブログを見ると、以下①②の記事のブログ拍手ボタンが、表示されていないことに気付いた。
①「ハヤテのごとく 31話」
②「電脳コイル 22話」

【不具合への対応】
そこで、管理画面でブログ拍手の更新ボタンを押したところ、ブログ拍手が表示された。
現在ブログ上に表示されている最新記事10件については、ブログ拍手が表示されていることを確認した。

【今後確認する予定の事柄】
このブログ拍手の不具合について、ブログ拍手機能の「拍手」「コメント・公開・非公開」などを、この記事及び上記①②の記事、さらに他の複数の記事について、日を改めて試す予定である。

【10/29(月)0:10にブログ拍手で送信して頂いたコメントについて】
なお、10/29(月)0:10にブログ拍手で送信して頂いたコメントについては、管理画面で受信を確認しています。
近日中に、このブログ上で拍手返信させていただく予定です。

機動戦士ガンダムOO 4話「対外折衝」

  • 2007/10/29(月) 02:06:51

感想TOPへ

【あらすじ】
人類革新連盟、ソレスタルビーイングをテロリストと断定!
セルゲイ中佐、ガンダム捕獲を拝命!
南米タリビア国、ユニオンからの離脱を宣言!
米国中心のユニオン軍、タリビア侵攻!
ガンダムの動きは?!

【南米のタリビア国、ユニオンから脱退宣言】
世界に三大勢力が割拠する24世紀初頭。
だが、三大勢力内部も、決して一枚岩ではなく、内部に様々な対立があった。
今回は、南米タリビア国の動向と、これに対するソレスタルビーイングの対応のお話であった。

ユニオン加盟国であるタリビア国は、米国がユニオンの実権を握っていることを批判。
そしてユニオンからの脱退と、太陽光発電エネルギーの供給を要求した。

タリビアに対し、ユニオンの武力侵攻が予想されたが、タリビアは自国の戦争にソレスタルビーイングを利用するつもりであった。

間もなく、米国を中心とするユニオン軍が出撃、タリビア間近に大軍を展開。
タリビア軍と睨み合う。

【ガンダム、戦争幇助国へ武力介入】
さて、ソレスタルビーイングはどうするのか。
ユニオン軍を攻撃すれば、今後ソレスタルビーイングを自国の戦争に利用しようとする国が現れ、収拾がつかなくなるだろう。
また、紛争を放っておけば、「武力による戦争根絶」という自らの理念に反することになる。

ところが、ガンダム3機はタリビア軍を攻撃、圧倒的な機体性能と操縦テクニックで、タリビアMS部隊を壊滅させてしまう。
以前、ソレスタルビーイング創設者イオリア・シュヘンベルグは声明で「戦争を幇助する国も武力介入の対象」と言明していた。
この言葉通り、ソレスタルビーイングはタリビア国を戦争幇助国と断定し、武力介入したのである。あの声明がちゃんと伏線になっているのは大したものである。

ソレスタルビーイングはどうするのか?!と思いながら見ていたので、タリビア軍に対するガンダムの思い切りの良い戦いぶり、ガンダム3機がMSの大部隊を上空から撃ち下ろして次々と撃破する圧倒的な強さが楽しめた。
また、アレルヤはこの戦闘が一方的であることに心を痛めており、これが救いとなっている気がした。

【強襲!カスタム・フラッグ】
武力介入が終了し、離脱するエクシアに、グラハム中尉の搭乗するカスタム・フラッグが襲い掛かる。
「打倒ガンダム」という単一目的に特化したカスタム・フラッグは、空中戦ではエクシアとの戦いを優勢に進めた。
だが、旗色悪しと見たエクシアは、高度を下げ、海中に逃走した。
ガンダムの想像を絶する汎用性に、思わず舌を巻くグラハム中尉である。

この戦闘には、現用MSを遥かに抜きん出たガンダムに対し、現用機を極限までチューンアップして、空中戦という限定された戦場ならば互角以上の勝負に持ち込むという、知恵と工夫の面白さがあった。

だがソレスタルビーイングも、ガンダムを追い詰める機体の出現に対し、このままでは済まさないのだろう。
カスタム・フラッグ登場に対するソレスタルビーイングの対応もまた、楽しみである。

【タリビア事変における戦争根絶の行方】
今回のガンダムによる戦争への武力介入では、一見すると、タリビアが損をしているように思える。

だがタリビアのように、武力で利益を引き出そうとすることがそもそも間違っているというのが、ソレスタルビーイングの考えなのかもしれない。

今後ユニオンを、米国のみが突出して利益を享受する体制から変えるには、地道に気長に、言論の力で行なうしかなくなるのだろう。
社会改良は武力ではなく言論を手段とするよう誘導することも、戦争根絶というソレスタルビーイングの目的に適っていると言える気がする。

【セルゲイ中佐と、「超兵1号」ソーマ・ピーリス】
前回、ガンダムと刃を交えたセルゲイ中佐が、今回も登場した。
ビームサーベルで斬られた程度では死なない、タフなセルゲイ中佐である。

セルゲイは、上官に意見を求められると、現在世界にはガンダムに対抗できるMSは無いと断言。
すると上官は、ならばガンダムを奪えと命じ、ガンダム捕獲部隊への着任を命令。
さらに「超人機関」の作った「超兵1号」ソーマ・ピーリスを、セルゲイ配下に配属させる。

このソーマ・ピーリス、見た目は少女なのである。
歴戦の武人セルゲイは、いくらなんでも若すぎることに戸惑いを隠せない。

人類革新連盟では、「超人機関」とやらで、何やら怪しげな研究を行なっているようである。旧ソ連で研究されていた超能力者研究のようなものだろうか。
「超兵1号」ソーマ・ピーリスが、どんな活躍を見せてくれるのか、そもそも彼女は何者か、期待したい。

【エクシア、海底から出撃】
今回は、刹那のガンダム搭乗場面がすごかった。
まず、エクシアの格納庫は、大都会間近の海底に隠してある。
それも数十メートルの深さはありそうである。
出撃時、何と刹那は海に飛び込み、格納庫まで潜るのである。

刹那も、ロックオンやアレルヤのように、絶海の孤島に隠れていれば良さそうなのに、なぜわざわざ大都会に潜伏し、海に潜って出撃するのだろうか。
ここら辺が明かされることも期待したい。

また、公園で刹那は、ルイスとデート中の沙慈と出会う。
だが、ルイスは刹那に対し、何やら警戒感を示していたのは何故であろうか。
ルイスにも複雑な過去があり、刹那から戦場のにおいをかんじたのか。
何か新たな謎があるのか、期待したい。

ハヤテのごとく! 第31話「お金持ちでキレイなお姉さんは好きですか?」

  • 2007/10/28(日) 18:43:34

咲夜、ナギ邸を来訪
迷子(?)の小さな二兄弟、ナギ邸に招き入れられる!
ナギ、子供たちを世話してお姉さんらしいところを見せようとするが?!

【感想概略】
原作未読。今回の影の主役は咲夜であったのだが、ナギと咲夜の少し意外な過去、いつもトラブルを面白がってばかりいるように見える咲夜の、実は子供の面倒見がよいという意外な一面や、いつもナギをからかってばかりいるが、実はナギを大事に思い、ナギが傷つくまいと影ながら奔走し、ナギのために怒る姿が描かれ、おもしろかった。

また、イツキとシュンジの小さな兄弟だが、兄イツキは危険をかんじると一歩前に出て弟をかばう描写が随所に見られ、幼いながら何て立派な兄なんだろうと思った。

【咲夜来訪】
ナギ邸に遊びに来た咲夜。
その時、ナギはタマに火の輪潜りを強要している真っ最中。
咲夜は、動物をいじめるなとナギを怒鳴る。
助けられたタマは、咲夜に擦り寄った。

咲夜が動物の扱いが上手なことに感心するハヤテだが、動物だけじゃないと言いながらニヤニヤとナギに同意を求める咲夜。咲夜には下の兄弟が何人もおり、子供の扱いは得意だった。
実はナギも、以前は咲夜になついていたとマリアが明かすと、真っ赤になってさえぎるナギである。

ナギは自分より小さな子供の面倒を見たことが無いから、いつまでも子供なのではないかと指摘する咲夜。
これにムキになったナギ。
自分にも弟か妹がいれば立派に世話できると断言する。

まずはハヤテに、ランドセル・三つ編みおさげ髪・スカート姿という女子小学生の女装を強要。
かなりマニアックな女装だが、目を輝かせるマリアには好評。
咲夜は呆れるが、ナギは大満足で言う「喜べ!よく似合っているぞ!」
早速ナギは、さあお前は私の妹だ、私の胸で泣けとハヤテに命令。
命令どおりにナギにすがりつくハヤテだが、手がナギのまっ平らな胸にあたっていることに気付かない。

ナギは怒り狂ってハヤテをどつき倒すと、やはり本物の子供がいい、子供を見つけて来いとハヤテに命令。
まるで、手下に児童誘拐を命ずる聖帝サウザーみたいなナギに、呆れる咲夜とマリア。
だが、ハヤテは命令通りにすっ飛んでいき、間もなく、幼い二兄弟を連れて戻ってきた。

【迷子の兄弟、イツキとシュンジ】
一瞬、本当にさらってきたのかと驚く咲夜とマリアだが、この二兄弟は、ナギ邸の前で迷子になっていたので保護したというハヤテ。
この二兄弟、警察を嫌がるので、迷子として通報も出来ない。
するとナギは自分が子供たちの世話をすると言い出した。
動物の子供じゃないんだからと反対する咲夜だが、子供たちは、ナギを「お金持ちのお姉ちゃん」と呼んで懐いた。
二兄弟を不信の目で見る咲夜だが、世話をするとはりきるナギを見守ることにした。

だが、子供たちの親が心配しているというマリアの言葉には一理ある。
ナギは、三千院家SP部隊を召集。
瞬く間に集合したスーツ姿の厳つい男たちに、ナギは子供たちの親を見つけることを命じた。
さっそくナギ邸の地下駐車場から、十数台の装甲車両が発進、親探しに向かう。
その物々しさは、大資産家というより武闘派ヤクザであった。
SPたちは、精力的に聞き込みを行い、子供たちの親を捜すが、なかなか見つからない。

【ナギ、子供を世話する】
子供たちをどう世話したらよいか考え込むナギ。
そこに咲夜がアタッシュケースを手にやって来た。そして、子供たちにこれ見よがしに凄い価値があると強調し、ナギに預からせた。何やら考えがあるようである。

さて、ナギは子供たちの世話を開始する。
だがナギの世話は、レア物同人誌を見せびらかして困惑させたり、ホワイトタイガーのタマを遊び相手に連れてきて泣かせるなど、子供本位ではなく、ナギ本位のもの。
それでもナギを傷つけないよう笑ってみせる子供たちが健気である。

咲夜はナギに、子供には絵本を見せるべき、部屋の中にいるより外で遊ばせた方が子供は喜ぶと助言するが、嫌がるナギ。
咲夜は子供たちに外に出たいか聞くと、二兄弟はともに咲夜に抱きついた。
多数決で決まりだと、咲夜はナギを子供たちとともに庭に連れ出した。
そして、子供たちと缶ケリをはじめたナギは、運動不足のため息を切らせ、からかう子供たちに恩を忘れおって…と呪いの言葉をつぶやきながらも、今度こそ捕まえてやるぞとすっかり没頭していた。

そんなナギを見つめる咲夜は、意外な過去を口にする。
実はナギは幼い頃、人見知りが激しく、咲夜とも容易に打ち解けようとしなかった。
もっとも当時、ナギの周りは財産目当ての大人ばかり、対人恐怖症気味となっても仕方のないこととナギに理解を示す咲夜。
実は咲夜、ナギをとても大事に思い、理解しようとしていることが、はっきりと伺えた。

【ナギの手料理】
夕方。
ずっと子供たちと缶ケリをしていたナギだが、外で子供たちと身体を動かすことも、意外と楽しかったようである。
兄弟っていいものだな、とつぶやいたナギは、今度は子供たちに手料理を振舞うと宣言、ハヤテとマリアの手伝いも断った。

今度は以前のような失敗はしないというナギだが、出来上がったものは、溶岩のようにボコボコと煮えたぎり、緑色の不穏な瘴気を放っていた。
マリアはスプーンでひとさじ掬い、ナギに「あーん」と声をかけ、雛鳥のように口を開けたナギに味見させた。
味見したナギは、ひっくり返った。

作り直しだが、今度はマリアの手伝いを受け入れるナギである。

だがいつの間にか、料理の完成を待っていた子供たちが姿を消していた。

【子供たちの正体、咲夜の真意】
咲夜は、子供たちに凄い価値があると強調したアタッシュケースを置いた部屋へ向かう。すると、子供たちはアタッシュケースを盗もうとしていた。
子供たちに厳しい表情で、ウチの相方泣かすような真似しくさったら許さへんからな!という咲夜。
逃げ出す子供たち。

ハヤテは咲夜と合流、事実を知り、ナギに伝えようとするが、咲夜に遮られる。
咲夜はとっさに、屋敷に泥棒が忍び込み、子供たちを誘拐したとウソをついた。
ナギは血相を変え、ナギ邸は警備ロボットが敷地内を走り回る厳戒態勢へ移行した。

子供たちの保護を待つナギを残し、咲夜とハヤテは子供たちを捜して走る。
なぜあんな嘘をと尋ねるハヤテに、真実を知ればナギが傷つくという咲夜
頬を緩めるハヤテだが、咲夜の真実の一端を知り、咲夜への印象が多少変わったかもしれない。

茂みに隠れる子供たちだったが、警備ロボットたちに取り囲まれてしまう。
が、警備ロボットたちは、咲夜の執事に日本刀で両断され、ハヤテの蹴りで撃破され、子供たちは事なきを得た。

咲夜は、ハヤテたちと口裏を合わせ、子供たちを見逃した。
そしてナギには、子供たちの両親が迎えに来たが、急用のためすぐに出立してしまった、子供たちはナギに感謝していたと告げた。

子供たちが親に会えたことを喜びながら、少し寂しそうなナギ。
咲夜はナギの肩に手の乗せ、あんたにはウチラが居るやないか、と微笑みかけた。


咲夜の奔走と奮闘は、子供たちのためもあっただろうが、最優先はナギを傷つけないことだった。
だが、ナギがそれを知ることはない。
そして、咲夜が陰でナギのためどれほど頑張っているか、目に見えない咲夜のナギへの愛情がいかに深いかを、これからもナギ自身は決して知ることは無いのかもしれない。
そう思うと、少し切ないお話でもあった。

【今週の執事バトル】
ハヤテとミニ四執事とのミニ四駆対決であった。


【今回気付いた元ネタ】
◆タマに火の輪潜りを無理強いするナギのナース風衣装は、「からくりサーカス」の猛獣使いリーゼ。
◆迷子の二兄弟の兄イツキと弟シュンジは、それぞれ「聖闘士星矢」のフェニックス一輝とアンドロメダ瞬。
◆ナギ邸の3000万円の絵は、「メルヘヴン」のバッボに首から下がついたもの?。
◆面倒くさがるナギの顔は「クレヨンしんちゃん」。
◆街中に「メルヘヴン」のギンタとドロシーの後姿。
◆執事バトルのミニ四執事のマシン・エンペラーは、「ダッシュ四駆郎」。
◆執事バトルの実況中継者は、「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」のミニ四ファイター(声優も同じ森久保祥太郎)。
◆執事バトルでハヤテが受け取った優勝トロフィーは、「聖闘士星矢」のアテナ像。

電脳コイル 22話「最後のコイル」

  • 2007/10/27(土) 23:58:21

イサコ、ヤサコにより危地を脱する!
明かされるデンスケの秘密!
猫目とタケルの意外な関係!
新型サッチー襲来、イサコとヤサコ共闘!

【感想概略】
今回はイサコとヤサコのお話である。
これまで、ヤサコが差し伸べた手を、イサコは拒絶してきたが、今回、友達になりたいというヤサコの言葉を、イサコは無言だが拒絶しなかったというお話であり、おもしろかった。
イサコとしては、友達の申し出を受け入れたつもりだったのかもしれず、あるいは自分に友達など許されるのだろうかと躊躇しているのかもしれない。

人を傷つけない接し方に慣れていないイサコは、慎重に言葉を選んでヤサコと接するのだが失言の度に謝って言い直し、それでも余裕がなくなるとこれまでのきつい口調に戻ってしまう。
ヤサコを受け入れたからといって、そう簡単にイサコという人間は変われないという描き方は、興味深かった。

映像的には、新型サッチーVS直進くんの戦いが迫力があり、シンプルな形のCGであっても、充分以上に迫力ある映像を作れることが証明されており、おもしろく、興味ぶかかった。

【イサコ、危地を脱する】
前回イサコは、裏切られていたことと兄の死を告げられ、新型サッチーに追われ、神社で狙撃寸前まで追い詰められた。
撃たれる寸前。
ヤサコがお札を投げ、サッチーの動きを封じた。
イサコはヤサコの手引で逃れ、ヤサコ宅にたどり着いた。
神社にまで侵入する新型サッチーも、個人の住居には侵入できないようである。

【イサコ、号泣】
ヤサコはイサコがひざを擦りむいていることに気付き、恐る恐る家に上がるよう誘った。イサコは黙ってついて来た。玄関まで入るイサコだが、立ったままである。
ヤサコはやはり恐る恐る「よかったら上がって」といいながら、救急箱を取りに一度家の中に走ろうとした。

するとイサコは、唐突にヤサコに話し掛けた。
「あの時、初めて会った時、騙して悪かった…」
「さらにあの時の犬は元気か?」と尋ねた。
イサコは、ヤサコを騙し利用することなど何とも思っていない訳ではなく、ずっと気にして忘れられなかったようである。
ヤサコは「お兄さんのためよね」と、イサコの行動に理解を示し、「変なこと聞いちゃってごめんなさい」とイサコのプライベートに踏み込んだことを謝りさえした。

もし敵意の只中に孤立していたら、イサコは虚勢を崩さなかったかもしれない。
だが、安全な家の中に匿われ、一緒にいるのは自分を全面的に受け入れるヤサコだけである。
イサコはついに声をあげて大泣きした。

これにはヤサコも驚き、玄関に飛んで引き返してきたのだった。

【イサコ、手当てを受ける】
居間でイサコは、大人しくヤサコから傷の手当てを受けた。
涙の痕が痛々しいイサコに、ヤサコは「いたい?」と尋ねた。

ヤサコはいう。

「もし良かったら私に話して。ちょっとでも気持ちが楽になるかもしれない。
わたし、ハラケンを天沢さんが一緒に助けてくれて、思ったの。
みんなのしている噂は本当じゃない。
カンナちゃんのこととか、ヌルってイリーガルを呼び出したこととか。
全部ウソなんでしょう?
一緒にみんなの誤解を解きましょう?
おぼえている?
越して来てすぐ、下駄箱でわたしに言ったこと。
悔しかった。
でもずっと気になっていた。
わたし、あなたとお友達になりたい。
気安い気持ちで言ってるんじゃないの。
天沢さんにどんな秘密があっても、絶対逃げずに受けとめるから。」

イサコは弱弱しく「大した…話じゃない」というが、敵意は示さない。

イサコはこれまでずっと人に心を許さずに生きてきたため、打ち明け話など照れくさいのかもしれず、自分に友達など許されるのだろうかと思うのかもしれず、更に話はメガマス社の機密に関わることであり、ヤサコを巻き込みたくなかったのかもしれない。

「そう…。でも…。もし、もし天沢さんがその気持ちになったら、話して」
ヤサコとしては、イサコの助けになりたく、そしてイサコの口から友達になると言われない限り、友達としれ受け入れられたとは思えないようである。

ヤサコはモジョの怪我にも気付き、治療用のメタタグを出そうとした。
するとイサコは、「お前じゃ無理だ」とぶっきらぼうに言う。

ちょっと傷ついた様子のヤサコを見て、イサコは慌てて訂正する。
「あ、いや、違うんだ、これは、普通のペットじゃないから…。」

イサコはこれまで、人間不信の荒野を突き進んできたためか、事実を手短にいう話し方がすっかり染み付いてしまっており、相手を傷つけないような言い方に簡単には切り替えられないようである。

【京子、イサコにデンスケの診察を頼む】
大黒市では、電脳局による大規模な空間フォーマットの真っ最中であり、新型サッチーがあちこちを飛び回り、容赦なくフォーマットを強行していた。
ヤサコは、外の様子を見に居間を離れた。

入れ替わるように、京子が顔を出し、恐る恐るイサコに尋ねた。
「あんごうのおねえちゃん…。あんごうって、デンスケ、なおせるの?」
京子はイサコにデンスケを見せた。
何と、デンスケは死ぬので新しいペットはどうか?と紹介するペット会社のウインドウが表示されていた。

京子はイサコへ、デンスケをなおしてと訴えた。
イサコは、「暗号では普通のペットは直せない、私は何も出来ないんだ…」と涙ぐむが、ふと隣を見ると京子は大泣き直前。
「分かった、何とかしてみる、だまれ、泣くな」と慌てて京子をなだめるイサコである。

【猫目とタケル】
猫目は、イサコを追ってヤサコ宅の近くにたどり着いた。
「例の電脳体さえ手に入れば」とつぶやく猫目。

すると、桃色のミゼットが猫目を伺うことに気付く。
猫目は暗号式をミゼットに向けて放ち、かわされると声をかけた。
「タケル、いるんだろう。何故こんなことをした?!」

姿を見せたのは、何とタケルであった。

タケルは猫目に抗議する。
「兄ちゃんには僕がいるじゃないか!なぜあんな女を!」

桃色のミゼットの主がタケルということは、イサコに対する学校でのイジメをはじめとする残虐な仕打ちは、タケルの仕業だったのだろう。
また、猫目はイサコを裏切ったわけではないらしい。

タケルには、兄をイサコに取られるような気持ちがあったのだろうが、タケルの猫目への愛情の深さ、その裏返しのイサコへの激しい嫉妬と憎悪が伺える。

自分の言うとおりにすることが「父さん」のためになるのだと諭す猫目。
猫目はタケルを抱き寄せた。

この「父さん」とは何者か、気になるところである。

【イサコ、京子の頼みでデンスケを診察】
ヤサコが居間にいないイサコを探して子供部屋に現れると、イサコはいきなり一声「ウソをついていたな」。
相手の自尊心への配慮に欠けたいつもの口調に戻っているイサコだが、隠し事をされたことにちょっと怒ったのだろうか。それてもデンスケを治そうという必死さのあまり、言葉遣いへの配慮が吹っ飛んだのだろうか。

だがイサコ、ヤサコがデンスケの症状を知らなかったことを知ると、ちょっと驚き、再びデンスケの治療を続行する。

いまだ自虐的なイサコだが、ヤサコはたまに夢で「4423」と名乗る少年の声を聞くと話す。
その夢はメガネをかけ、デンスケが側に居る時であることを知ったイサコは、デンスケの異常さに気付き始める。

イサコは、デンスケが特殊な改造を加えられた電脳ペットであることに気付く。
「このペットを誰からもらった?」
「オジジよ」
「そいつをここに連れて来い」
すっかりいつもの口調のイサコ。

だが、亡くなったわと聞くと、「そうか…悪かった」と謝罪。
言葉遣いはぶっきらぼうだが、ヤサコを気遣う気持ちは本物のようである。

【タケルの問い】
タケルは猫目に、「キラバグって本当はなんなの?」の問うた。

猫目はタケルへ答えて言う。
ある実験が行なわれ、呪われた生命体がコイルドメイン生まれた。
生命体は、生存を要求した。この生命体が「ミチコ」なのである。
コイルス社の倒産後、メガマス社は何度もコイルドメインのフォーマットを試みたが、出来なかった。キラバグは、この時生まれた異常空間のカケラだという。

【オジジの部屋】
ヤサコは、イサコをオジジの部屋に案内した。
イサコは「いいのか?」と、人の部屋に無断で入ることに躊躇するのだが、ここら辺からも、イサコ本来の人間性が伺える気がする。
そしてイサコは、ヤサコには妹だけでなく祖母までいることを知ると、「お前には家族が多いんだな…」とぽつりと洩らした。肉親の情に恵まれないイサコの孤独の深さがかんじられた。だが、あのイサコのおばは、悪い人ではない気がする。

オジジの部屋でイサコは、背表紙に「4423」と書いてあるカルテを見つけ血相を変えた。
そこに、メガバアが現れた。
「お主が最近暗号で街を荒らしておる小娘じゃな」
「あんたが古流の親玉か」

どっちもどっちの無礼な物言いだが、ヤサコはイサコのためにメガバアの非礼に抗議する。
「ちょっとオババ!失礼でしょ!私のともだち…、クラスメイトの天沢さん!」

ヤサコは、イサコの口から友達になると聞いていないので、即座に言い直す。
イサコに嫌われないよう、大変な気の遣いようである。

メガバアは、この部屋の主であったオジジについて、オジジは医師であり、メガマス社と契約し、研究を行なっていたと話す。

イサコこれを聞くと、猫目のいう「先生」とはヤサコの祖父のことではと思い至った。
そしてイサコは、猫目から盗み出したパスワードで関係すると思われるフォルダにアクセスした。
すると、オジジの部屋の電脳空間に、さまざまな機器が出現した。

これらの機器は、最初のメガネ会社・コイルス社のデバイスであった。
そしてオジジはメガマス社の依頼で、コイルス社のメガネ技術を調べていたのである。

一方猫目は、この様子をミゼットで盗み見し、デンスケはコイルス製であり、コイルドメインと接続する能力を持つ実験電脳体「コイルスノード」と気付いた。

イサコは、オジジの部屋の資料を調べればデンスケを治せるかもしれないと自信に満ちた笑みを浮かべた。

すると、オジジの部屋の壁に、裏返しの「法」の字が浮かび上がり、新型サッチーが出現。
京子の抱くデンスケめがけて狙撃、かわされると逃げる京子を執拗に追跡する。

メガバアはオジジのお札を投げると、新型サッチーは緊縛された。
オジジのお札の威力は絶大である。

メガバアはお札の束をイサコに渡した。
ヤサコとイサコは、京子を追った。

一方、メガバアは何者かに連絡を入れた。

【玉子、出動】
玉子は、何者かから連絡を受けた。
メガバアだろうか。
そして、追跡班に出動を命じるのだが、それは何とダイチであった。
前回ダイチに頼んだこととは、自分の部下となることだったようである。

【ヤサコとイサコ、京子を追う】
イサコとヤサコは京子を追う。
するとメガバアから連絡が入った。
メガバアはヤサコたちに、オジジの資料によればコイルスの電脳空間ならばデンスケを治療できると伝えた。

ヤサコとイサコが、デンスケの位置をナビゲータから調べるため立ち止まった時。
イサコは、オジジのお札を分析、暗号式と互換性があることを知ると、お札を胸に押し当てた。
するとお札は光を放ちながら、イサコの電脳体に吸収された。
お札は一回しか使えないが、こうすれば暗号式として何度でも使用可能だという。

ヤサコは「じゃあわたし」と訴えるが、イサコは鋭い口調で止め、「お前には無理だ」と言う。
あるレベル以上の暗号式は、電脳体に暗号路を組み込んで使用。
イマーゴを通じて、思考から直接暗号を取り出すのだという。

だがヤサコは、黒客のみんなも暗号を使っていると噂で聞いたと言い、なかなか引き下がらない。
するとイサコ、「いいから私の言う通りに動け!」と一喝。
命令口調に、少しとまどうヤサコである。

イサコはヤサコに納得してもらおうと、事情を説明する。
黒客の暗号は、イマーゴを使わないコピーに過ぎない。
さらに、イマーゴには危険な副作用があり、使いすぎると肉体や神経を傷つけてしまう。
イサコはヤサコがお札を取り込むことに強行に反対する。

イサコは、ヤサコにオジジのお札を一枚渡した。
「お前は私が守ってやる。それが最後の一枚だ。大事に使え。」
ヤサコは、イサコに全面的に従うが、有無を言わさぬ命令口調に、ちょっと悲しそうである。

【京子の逃走劇】
京子は、神社に逃げ込んでいた。
が、新型サッチーは神社にも侵入、ちょこまかと逃げ回る京子を執拗に追い、何度も光線で狙撃する。
猫目は、デンスケを抱える京子を狙うサッチーを操りデンスケを守ろうとするが、数秒しか妨害できない。

それでも京子は更に逃走。別の神社へ駆け込んだ。
社の階段の影に隠れる京子に、サッチーが迫る。
その時、無数のミサイルが次々とサッチーの背後に命中、爆発する。
宙に浮かんでミサイルを撃ちまくる白い立方体の群れは、かつて大黒黒客がイサコとの戦争に使用した「直進くん」であった。

だがこの猛攻にもサッチーの頑丈さはびくともせず、反撃開始。
強力な光線で「直進くん」の群れをたちまち撃破した。

が、この隙にダイチは京子をかかえて神社を離脱した。

【ヤサコの電脳体の暗号路】
ミサイル音を聞きつけたヤサコとイサコは神社に駆け込む。
ヤサコは境内を探すが、京子の姿はない。
その時、イサコは胸を押さえて苦しみ出し、ひざをついてしまう。
ヤサコは血相を変えて駆け寄り、イサコに触れようとする。
が、しばらく躊躇してから、ようやく肩に触れた。
触ったら怒らせるのでは、嫌われるのでは、と思ったのだろうか。

その時、サッチーが2機出現した。
オジジのお札は残り一枚。このままではイサコを守りきれない。

ヤサコは、お札を胸に押し当てた。
苦しむヤサコだが、お札は光るとヤサコの電脳体に吸収された。
ヤサコの腕に、暗号式が青白く光り浮かび上がった。

お札を吸収した苦しみがおさまらないが、ヤサコは暗号式をサッチーに放ち、緊縛。
残る一機は、イサコが暗号式を投げ、緊縛した。

だが、イサコは血相を変え、ヤサコに詰め寄る。
「なぜ、お前の電脳体に暗号路があるんだ?!」
イサコはヤサコのシャツの首を掴み、乱暴に引き下げた
ヤサコの右腕付け根付近、白い肌に暗号式らしきものが青白い光りを強く放っていた。


今回はここで終了である。
ヤサコの秘密とは何か。
イサコとヤサコの間には、もう一波乱あるのか。
玉子と「追跡班」は、さらにどう動くか。
猫目の狙いは何か。
猫目の背後にいるのは何者で、何を狙っているのか。

続きがとても楽しみなのだが、次回は総集編である。
再来週に期待したい。

【予告】
次回は総集編「電脳コイル総復習」である。
これまでの総集編同様、ただの総集編でなく、何らかの付加価値のあるおもしろいお話であることを期待したい。

雑記

  • 2007/10/26(金) 23:58:08

報道によると、夕方から夜は雨とのことだった。
今日も帰りが遅かったのだが、夜9時半頃に外に出ると、雨は止んでいた。

また、台風が関東地方に接近中とのこと。
土曜は一日中雨、日曜は晴れ時々雨らしい。
明日は洗濯物の乾き具合が気になるところである。

今日の買い物

  • 2007/10/25(木) 23:37:59

「一年生になっちゃったら」1巻(大井昌和/芳文社)
連載中断片的に読んで面白かったので購入。
未読のエピソードが多いので楽しみであり、さらに通して読むとよりおもしろさが増すだろう。


「ヤングガン・カルナバル 開催・バンケットの死闘」深見真/徳間書店)
高校生の殺し屋を描く小説作品の9巻。
ついこの前に7・8巻が刊行されたばかりだと思っていたら、もう9巻である。この刊行ペースの速さは、すばらしいと思う。

今日の買い物

  • 2007/10/24(水) 22:37:15

「共鳴せよ!私立轟高校図書委員会」2巻(D・キッサン/一迅社)
轟高校(とどろきこうこう)、通称「どろ高」の図書委員会を描いた4コママンガ。1巻が面白かったので購入。

「もうすこしがんばりましょう」4巻(山口舞子/白泉社)
三人の女子高生、むつ、ふみ、ひよのおバカな日常を描いた4コママンガ。前巻まで面白かったので購入。