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小説「電脳コイル」4巻(宮村優子/トクマ・ノベルズEdge)を購入

  • 2008/01/22(火) 23:42:14

TVアニメ「電脳コイル」の人物及び設定を、独自の解釈で描く小説作品の第4巻。

この小説「電脳コイル」では、ヤサコやイサコをはじめとするアニメ版でお馴染みの人物の内面がより深く描写され、人物たちがより魅力的に描かれている。
そして話の筋はアニメ版とだいたい同じであるにも関わらず、独自の展開を見せており、これもまたアニメとはまた違った小説版ならではの大きなおもしろさである。

小説という表現技法は、人の内面を深く描くことを得意とするが、小説「電脳コイル」は、この小説ならではの利点を最大限に生かし、アニメ版とは異なった小説ならではのおもしろさをもつ独特の作品となっている。

小説「電脳コイル」はまさにヤサコとイサコの物語である。
互いに強く意識しあう二人の内面がより多く描かれ、ヤサコとイサコが何を思うか、そしてどう動くかが、物語を左右するのであり、ヤサコとイサコはまさに物語の主導権を握っているのである。

また、ハラケンやダイチといった各人物は、本質的にはアニメ版と同じ魂を持っていると思うのだが、表に現れてくる性格は微妙に異なっており、内面が深く描かれることもあって、その印象は独特のものとなっており、これもおもしろさの一つである。

例えば、前巻でダイチは、イサコの命令により、フミエに果し合いを申し込むのだが、命令されたからというだけではない、ダイチ独自の意志による行動として描かれており、ダイチがより賢い印象を受けた。
賢いということは、容易に他者の手駒にはならないということである。
手駒として扱おうとしても、独自の行動を取り得るということであり、予測のつかないおもしろさがある。

前巻では、肝試し直前までが描かれた小説「電脳コイル」であるが、アニメで描かれた物語がこの4巻ではどのように描かれるのか、楽しみである。



篤姫 第3話「薩摩分裂」

  • 2008/01/21(月) 23:58:00

薩摩藩主・島津斉興、お由羅騒動の責任を問われ、隠居!
嫡男・斉彬、藩主に就任!
大久保正助、お由羅騒動の余波で蟄居謹慎!
於一は大久保家を見舞うが?!

【感想概略】
今回は、幕末前夜の薩摩藩のお家騒動であるお由羅騒動を背景としたお話である。
於一は真っ直ぐな気性の少女であるが、上級武士の娘であり、お嬢様育ちのため、どうしても世間知らずなところがある。
今回はお話では、この世間知らずから来る、人の心への認識不足のため、気付かずに大久保正助の母フクを困らせてしまう。
於一を欠点のある人間として描き、だが失敗に直面すると何かを学び、人の心について理解を深めていくという描き方をしており、おもしろかった。

また、若き日の維新志士たちも魅力的に描写されており、これもおもしろさとなっている。
有馬=的場浩二=新七は、親なんぞ斬ってでも大久保の見舞いに来るべきだった、などと、凶悪な発言が似合いすぎであった。
そして西郷は、他者を受け入れる包容力のある心の大きな若者と描かれており、好感を抱いた。

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ハヤテのごとく! 第42話「それは犬と鼠とブルドッグのように」

  • 2008/01/20(日) 23:58:41

ナギとマリア、ハヤテの弱点を探るが?!
ハヤテとワタル、それぞれマリアとナギに勉強を見てもらうのだが?!

【感想概略】
原作未読。
今回は、前半はナギたちがほとんど完璧に見えるハヤテの弱点を探るお話、後半はハヤテとワタルが、それぞれマリアとナギに勉強を見てもらうお話である。
ゲストの咲夜、伊澄、ワタルたちによって物語はにぎやかに進行、咲夜の自分のことより友人のことを優先する一面、そんな咲夜に恩義をかんじているワタルの内面、ナギとワタルが道を踏み外そうとしていると誤解して珍しく眉を吊り上げるハヤテ、などなど、人物それぞれの内面も描かれており、おもしろかった。

■ハヤテの弱点とは?
【ハヤテ、贋作を見抜く】
ナギ邸の一室に、絵画が飾ってあった。
クラウスが知人から譲り受けた一品であり、2億円の価値があるとクラウスは自慢げである。
が、ハヤテはこれを一目で贋作と断言。
怒るクラウスだが、この直後に鑑定家が登場、やはり贋作と鑑定した。

ナギとマリアは、絵画の鑑定までこなすハヤテに驚嘆する。
ふと、ナギは疑問を抱く。
何でもこなしてしまうハヤテだが、何か弱点はないのか。

ナギはマリアを無理矢理付き合わせ、物陰からハヤテを観察し、弱点を探る。
だが、目に映るのはナギの食べ物の好き嫌いの多さに頭を悩ませるハヤテ、そして数学の問題集を解き、苦手箇所を克服していくハヤテの姿である。

【ナギ、オバケをハヤテの弱点と確信するが…】
早々と打つ手に窮したナギだが、少し考えると、オバケに扮装した。
オバケが怖くない者はいないだろうと確信するナギ。
「それはあなたの弱点なのでは…」と突っ込みを入れるマリアである。
ここら辺、自分を基準に物事を考えてしまうナギが可愛らしかった。

夜を待つとつぶやき、ナギは邪悪な笑みを浮かべる。
ハヤテを驚かす気全開である。

だが、そんな必要はないとマリアはカーテンを閉めた。
部屋が薄暗くなると、ナギはとたんに怯えた表情を見せる。
が、引きつった笑みを浮かべ、精一杯マリアに強がって見せた。
マリアは、背を向けたままナギの虚勢を聞いていたが、ゆらりと振り向いた。
マリアの顔はのっぺらぼうになっていた。
腰を抜かし、目を硬く閉じて震えるナギ。
マリアはのっぺらぼうのお面を外すと、ナギの怖がりぶりに苦笑気味である。

【咲夜と伊澄、ハヤテの弱点調査に参加】
すると、何故か天井から咲夜が飛び降りてきた。
弱点ならうちも負けん!と弱点の多さを誇示する咲夜は、ハヤテの弱点探しに協力してやろうと乗り気である。

さらに伊澄も登場。
ハヤテの弱点を突き止める方法として、伊澄はハヤテに直接聞くことを提案する。

そして、皆を代表して伊澄が、ハヤテに直接、怖いものは無いか尋ねる。
するとハヤテ、お茶が怖いと答え、江戸時代のオチか!と咲夜からハリセンを叩き込まれるのであった。

ハヤテ撃沈後、咲夜の興味は伊澄に移り、伊澄に怖いものを尋ねる。
以前咲夜は、伊澄が巨大な妖怪を瞬殺する現場を目撃している。
天下無敵のゴーストスイーパーに怖いものなどあるのか?と興味津々の咲夜。

すると、イモムシが怖いという伊澄。
だがそれは単なるイモムシではなく、何と怪獣モスラ。
突っ込みをいれる咲夜であった。

なお、余談であるが、実はモスラは、自衛隊や某超大国だけでなく、唯一ゴジラに勝利した怪獣である。
伊澄が脅威を覚えるのは、そこら辺も原因であろうか。



■ハヤテとワタル、それぞれマリアとナギに勉強を見てもらうが…

【ハヤテとワタル、白皇期末試験に顔面蒼白】
昼食後、ハヤテはマリアに、試験勉強のため少し休憩をもらえるよう頼む。
マリアは快く承諾、さらに数学の過去問を参考までにハヤテに貸し与えた。
ところが試験問題はドイツ語で書かれている。
驚愕するハヤテ。

ところがナギは、白皇学院は名門校なのだから難しいのは当然では?と当たり前のようにいう。
実はナギたちは皆、数カ国語に通じており、英語も怪しいというハヤテのことが不思議そうである。

ここにワタルも登場。
問題文が外国語など、難しいなどというレベルではない、とナギに訴える。
名門校は大変やなあ、ウチは普通の学校でよかったわ、と冗談めかして笑う咲夜に、ワタルは複雑な表情を見せる。

ナギは苦笑すると、ワタルにドイツ語を教えてやろうという。
咲夜は、伊澄がいるとワタルが勉強に集中できないといい、不思議そうな顔の伊澄の背中を押して、部屋を出て行った。

ハヤテは自分も一緒に教わりたいと何度も言いかけ、すがるような視線をナギに送るのだが、何故かナギの耳には届かない。
ナギはワタルと部屋を出て行ってしまった。

残されたハヤテはマリアに土下座、マリアから外国語を教えてもらうのである。

【伊澄とワタル、飛び級の事情】
ハヤテの勉強を見ながら、マリアは伊澄やワタルが飛び級した事情を明かす。
ナギは、友だちがいなければ学校へ行かなくなってしまうことが確実だったので、伊澄やワタルに頼み、飛び級してもらったのである。

当初は、咲夜と伊澄が飛び級する予定だったが、咲夜は自分の受験枠をワタルに譲っていた。
実はワタルの飛び級はかなり無理矢理だったそうなのだが、ワタルが飛び級したかったのは、伊澄と同校同学年でいたかったからのようである。

咲夜は、好き勝手に振る舞っているようだが、実は常に自分よりも友人を優先し、自分の差し出せるものを譲っている。
ナギは自分が咲夜に守られていることに、咲夜がそのことに何の見返りも求めていないことに気付いていないようだが、ワタルに受験枠を譲ったことは、ナギも知っている。
実は咲夜、友人たちからはかなり人望が厚く、友人たちとの絆はよほど強いのではないか。

【ハヤテ、ナギがワタルと二人きりなのを危ぶむ】
マリアの明かした、ナギたち四人について話に、ハヤテは「仲がいいんですね」とつぶやき、頬を緩める。

だが、ハヤテは急に真面目な表情になり、まだ子どもとはいえ、若い男女を二人きりにするのはどうか、ナイスタイミングでコーヒーなどを出した方が良いのでは?と言い出す。
マリアは笑って問題にせず、若い男女というなら自分たちも同じであることを指摘。
が、マリアは自らの言葉で、自分たちの状況に気付いて赤面。
ハヤテとともにナギたちへコーヒーを差し入れに行く。

【ナギとワタル、急接近?】
一方、ワタルは、いつも勉強を見てくれることに対し、ナギに礼を言う。
いつもそのくらい素直だったらなと、ナギはワタルを指差して意地の悪い笑みを浮かべる。
ワタルは真っ赤になって、指差すナギの手首を掴む。

そこへ、コーヒーの差し入れにハヤテとマリアが現れ、手を握り合うナギとワタルを見て硬直。
ハヤテはわなわなと、なぜ手を握り合うのか尋ねる。
指摘されて、ナギとワタルはようやく自分たちが接近しすぎていることに気付いた。

違う、これは違うぞ、と弁解するナギとワタル。
だが、二人のあまりの必死さに、ハヤテはかえって疑念を募らせる。

焦ったワタルは、「これは成り行きで…」と誤解を招くような発言。
「成り行き?!」とハヤテは眉を吊り上げる。
この時のハヤテの心にあるのは、まだ子どもであるナギとワタルには、節度というものをわきまえてもらわねばならない、という使命感だろうか。

ワタルはあせりまくり叫ぶ。
ナギに何かしようなんておもわねえよ!
俺は伊澄が好きなんだから!

ところが、ハヤテとマリアの背後に、いつの間にか伊澄が立っていた。
ワタルの言葉に顔を真っ赤にする伊澄。
が、「…冗談だよ~…」というワタルの言葉をあっさり信じてしまう。

すると、咲夜がいきなり天井から飛び降り、ワタルにハリセンを叩き込む。
こうして、ハヤテの抱いた、ナギとワタルの不純異性交遊の疑いは晴れた。

これで分かったろう、と笑うナギに、笑顔のハヤテ。
そしてハヤテは、これでマリアさんと勉強できるとにこやかに言う。

この発言にナギは激怒。
恐れをなして逃げるハヤテに鉄拳制裁を下さんと襲い掛かる。

マリアは、乙女心に鈍感なことがハヤテの弱点と、結論付けるのであった。

【今回気付いた元ネタ】
◆オバケに扮装したナギのいた部屋のオブジェは、「ニニンがシノブ伝」の音速丸。
◆咲夜の想像の中の、目から光線を出すハヤテの群れは、アニメ映画「風の谷のナウシカ」の巨神兵。

機動戦士ガンダムOO 15話「折れた翼」

  • 2008/01/19(土) 23:58:00

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【あらすじ】
三大勢力合同軍、約1000機のMSでガンダム4機に襲い掛かる!
圧倒的物量の前に、ガンダム絶体絶命の危機に陥る!

【感想概略】
今回は、三大勢力合同によるMS大軍団とガンダム4機が戦うお話である。
ほぼ全編メカ戦であり、MSどうしの撃ち合い・斬り合い・どつき合いが楽しめた。

もっとも、さすがのガンダム4機も、MS約1000機に取り囲まれ、猛砲撃を10数時間浴び続けては、パイロットが肉体の限界に達してしまうようである。
ラストで、新たなガンダムが登場し、この危機を乗り切るようであるが、これがない場合、ガンダム4機は自爆するしかない。

今回のソレスタルビーイング側の戦いは、「戦争根絶のための武力介入を断固として実行することが最優先、そのためにガンダムを失っても構わない」という行動に見える。

だがガンダムを失っては、戦争根絶のための武力介入は出来なくなってしまう。

スメラギや王留美たちがソレスタルビーイング上層部から与えられた任務は、例えガンダムを失うことになっても、戦争根絶の武力介入を実行すべし、というものなのだろうか。
するとスメラギの真意は、そしてソレスタルビーイングの真意とは何なのであろうか。

また、監視者アレハンドロ・コーナーは、ガンダム大ピンチを知ると、他の監視者たちの意見を聞くといい、いずこかへ向かっていた。
どうやら「監視者」は、複数いるようである。
実はソレスタルビーイングにはガンダムを保有するチームが複数あり、それぞれを監視者がみているのであろうか。

謎は深まるばかりである。
戦いの行方とともに、これらが明かされることが楽しみである。

【三大勢力の大軍勢、集結】
ユニオン、AEU、人革連の三大勢力は、三軍合同による大規模演習のため、人革連領内のタクラマカン砂漠に集結。
その総兵力はMS約1000機である。

だが、この演習は、ガンダム鹵獲のための罠であった。
三大勢力合同軍は、砂漠地帯の空に陸に、ガンダム探知のためのセンサーを大量に散布。
念入りに準備を仕込み、てぐすね引いてガンダムを待つ。

グラハム大尉は、圧倒的な兵力でガンダムを追い詰めようとするこの作戦を卑怯とかんじながらも、軍の決定には従うとつぶやく。
個人のこだわりに振り回されず、文民統制のもとにある軍人の本分を見失わず、ユニオン全体の公益を優先して考えることのできるグラハムは格好良かった。

【三軍合同ガンダム鹵獲作戦、開始】
三大勢力合同演習場ちかくの砂漠地帯で、MS及び兵員輸送トラックで武装したテロリストの一団が、核物質保管施設を襲撃した。
すると空からキュリオスとデュナメスが飛来。
テロリストのMS及び兵員輸送トラックは、上空からの狙撃で次々と撃破され、瞬く間に壊滅した。

だがこのテロリストたちは、ガンダムをおびき寄せるためのエサであった。
戦争根絶のための武力介入を終えたガンダム2機に、三大勢力合同軍は猛攻を開始する。

人革連のセルゲイ中佐たちは、命令を受けてはじめて、今回の大演習のための大兵力動員はガンダム鹵獲が目的と気付く。
ここら辺、初めから目的を知っているグラハム大尉のユニオン陣営やコーラサワー少尉たちのAUE陣営とは対照的である。

【エクシア、ヴァーチェ参戦】
ソレスタルビーイング側も、今回の三大勢力合同軍事演習が罠と予測していた。
デュナメスとキュリオスが猛攻にさらされると、隠れていたエクシアとヴァーチェが姿を現す。
ヴァーチェはGNバズーカで砲撃。
極太の光線が放たれ、砲撃の軸線上の敵MSをことごとく撃破。
大地にはMS数機が並んで通れるほどの深い溝が刻まれていた。

キュリオスとデュナメスは、ヴァーチェの砲撃で出来た攻囲の隙間からの脱出を図るが、敵軍の攻撃は激しく、容易に敵地から離脱できない。

さらに、エクシアとヴァーチェにも攻撃が集中。

4機のガンダムは二手に分断されたまま、集中砲火を浴び続ける。

【ソーマ少尉、参戦】
人革連は、セルゲイ中佐とソーマ・ピーリス少尉を中心とするMS部隊を投入。
キュリオスとデュナメスに襲い掛かった。
するとアレルヤが苦しみだす。
ソーマ少尉の搭乗するティエレン・タオツーが近づいたためだった。

どうやらソレスタルビーイングでは、超兵が近づくとアレルヤが苦しみだすことへの対策を、全く講じていなかったようである。

ティエレン・タオツーは、デュナメスの銃撃をかわすとたちまちキュリオスの間合いに踏み込み、112トンの巨体で強烈な体当たりを浴びせると、力相撲で視界の彼方まで押しまくった。

デュナメスは追おうとするが、敵MSの猛砲撃で足止めされ、キュリオスと分断されてしまう。

そして、倒れたキュリオスをティエレン・タオツーは踏み付け、コクピットへ銃を猛射する。
悲鳴をあげ続けるアレルヤ。

だがここで、アレルヤの第二の人格・ハレルヤが目覚める。
ハレルヤは、ティエレン・タオツーへ無線して名を尋ねる。
ここでソーマ、正直に本名を名乗った。
するとハレルヤ、凶悪な笑みを浮かべ、「いい名前だ。殺しがいがある!」と喜ぶ。

そして次の瞬間、キュリオスの目が光ると、隠し刀剣で奇襲。
ティエレン・タオツーは間一髪でかわした。

その時、セルゲイ中佐たちがティエレンでキュリオスに猛射を浴びせて牽制。
この隙に、ソーマ少尉はキュリオスから距離を取った。
キュリオスのトリッキーな攻撃を警戒しての行動である。
ハレルヤは、「つまんねえなあ」と引っ込んでしまい、アレルヤに身体を返す。

【コーラサワー少尉、参戦】
コーラサワー少尉は、なかなか出撃命令が下らないことに不満を抱き、出撃の許可をカティ・マネキン大佐に求める
が、カティ大佐は出撃を許さないが、不敵に笑っていう。
信用しろ。
わたしがお前を男にしてやる。

三大勢力合同軍は、次々と新手を繰り出し、ガンダム4機に間断なく砲撃を浴びせ続ける。
これを何と15時間続行。
さしものガンダムマイスターたちも、肉体の限界に達しつつあった。

頃合は良しと見たAEU軍及びユニオン軍は、それぞれ温存しておいた精鋭部隊を投入する。

MS部隊突入のため、砲撃が止んだ。
エクシアとヴァーチェは、この隙に、それぞれ脱出を図った。

AEUはカティ大佐の命令により、コーラサワー少尉たちのMS部隊が出撃し、ヴァーチェを襲撃。
さしものヴァーチェも動きに切れがなく、ついに捕らえられてしまう。
コーラサワーは満面の笑みを浮かべ、「俺のおかげだな」と大喜びである。

一方キュリオスは、ティエレン・タオツーの前に倒れた。
ソーマ少尉は慎重に鹵獲を試みる。

【グラハム大尉、参戦】
ユニオン陣営では、オーバーフラッグス隊が出撃。
デュナメスに狙いを定めた。
が、オーバーフラッグス隊の一人、ジョシュアはグラハム大尉の命令を無視し、勝手に編隊を離脱した。
このジョシュア、前回グラハムを侮辱する言葉を放ち、グラハムの部下を怒らせた男である。
ジョシュアはグラハムへの嘲りの笑みを浮かべながら、一人でデュナメスに襲い掛かった。
が、あっさりとデュナメスに返り討ちにされてしまう。

グラハムは即座に編隊を組みなおし、疲労困憊したロックオンの搭乗するデュナメスを襲撃。
デュナメスは、グラハム大尉のカスタム・フラッグを狙撃。
が、グラハムは狙撃を全てかわしつつ猛接近。
「抱きしめたいな!ガンダム!」と言いつつ66トンの巨体で、デュナメスにボディプレスを叩き込んだ。
デュナメスは動かなくなった。

【戦争屋サーシェス、参戦】
敵地からの離脱を図るエクシアの前に、何やら禍々しい姿の赤いモビルアーマーが出現した。
戦争屋サーシェスの駆るMAアグリッサである。
アグリッサは体当たりを浴びせ、エクシアを地面に叩きつけた。
そして6本の足を開き、エクシアへ強烈な電撃を放つ。
サーシェスはアグリッサを駆り、手も足も出ないエクシアを嬲る。

電撃に絶叫を上げながら、もはや霞む意識の中、刹那は自問する。

死ぬ…死ぬのか?
この歪んだ世界で…
何にもなれぬまま…
失い続けたまま…
朽ち果てるのか?

すると突然、何者かがアグリッサを狙撃。
アグリッサのカニのような下半身に次々と命中。
サーシェスは被弾箇所を即座に切り離して離脱する。

刹那が空を見ると、赤く光る翼のガンダムが見下ろしていた。

【予告】
次回「トリニティ」
次回は、新たなガンダム3機が登場するようである。
ガンダム側の、三大勢力合同軍への大反撃を期待したい。

天璋院と徳川将軍家101の謎(川口素生/PHP文庫)

  • 2008/01/18(金) 23:58:11

天璋院は、幕末の薩摩藩主・島津斉彬の養女であり、13代将軍・家定の正室である。
その人生は幕末・維新の激動と密接にかかわり、江戸幕府の終焉を見届け、明治以降も生き抜いた女性である。
本書は、今年のNHK大河ドラマの主人公でもある天璋院について、そして彼女の生まれ育った薩摩および島津家、嫁ぎ先である徳川将軍家、嫁である和宮、などについて紹介した文庫である。

【感想概略】
本書は、天璋院とその時代について、101の記事で紹介している。
一つの記事は見開き2ページ強ほどで読みやすい。
そしてどの記事も結構よみごたえがあり、記事の内容が薄いということは全く無く、おもしろかった。

本書を読んで、天璋院は歴代大奥の御台所の中では、個人についてのエピソードが多く伝わっている方なのだろうが、それでも確実に分かっていることは限られているのだろうとかんじた。
だが、本書は天璋院について分かっていることをかなり網羅しているようであり、天璋院の人物像を伺わせる様々なエピソードについて、そして天璋院と幕末維新期の有名人との交流について知ることができた。

特に、明治以降、江戸幕府滅亡後も生き延び、文明開化の時代を生きた天璋院と徳川将軍家についての各記事は、天下を失っても人としての前向きさを失わない天璋院と徳川宗家の生き様が興味深かった。

同時に本書では、幕末維新期の薩摩や徳川将軍家、そして大奥及び大奥の人脈に連なる公家や朝廷についても結構詳しく扱っており、徳川将軍家及び大奥からの視点から幕末維新を眺めることが出来、近世から近代への過渡期という新旧両時代のせめぎあうおもしろさ、魅力的な人物が多数活躍した幕末維新期のおもしろさを、改めてかんじた。

なお本書の巻末には、島津家家系図、徳川将軍家家系図、そして人物辞典と史跡辞典を掲載。
天璋院とその時代について調べるのに便利である。



今日の買い物

  • 2008/01/17(木) 22:37:04

「さらい屋 五葉」第一集(オノ・ナツメ/小学館)

江戸時代、幕府の首府・江戸。
貧窮している気の弱い浪人・政の元に、遊び人風の男・弥一の用心棒の仕事が舞い込む。
だがこの弥一、実は「五葉」と名乗る営利犯罪集団の頭目だった。

歴史好き・日本史好きで時代劇も好きなので、興味を惹かれてお試し版一話を読んだところ、独特な絵柄で描かれた大江戸絵巻は粋であり、政の謙虚さと意外性な格好良さ、謎めいた弥一などなど、人物は魅力的に描かれ、おもしろかったので、購入。
単行本一冊を通して読むのがたのしみである。

今日の買い物

  • 2008/01/16(水) 21:44:07

魔法少年マジョーリアン 2巻(石田敦子/双葉社)

対照的な二人の少年、大人しく可愛らしい男の子のイオリ、そしてガキ大将でいじめっ子のマサル。
二人は、宇宙から来たと称する二羽のウサギ(?)、ジェンとダーから、超常の力を持つ少女に変身する能力を与えられる。
突然出現する正体不明の巨大な敵・イムドと戦うイオリとマサル。
いじめられる側といじめる側という二人の関係は容易には変わらず、二人の日常も平穏では済まない。

同名マンガ作品の第二巻。
一巻がおもしろかったので購入。

バンブーブレード 15話「初合宿と初銭湯」

  • 2008/01/15(火) 23:58:41

室戸高校剣道部、他校と合同合宿!

【感想概略】
原作未読。13話から視聴開始。
今回は、他校との合同強化合宿のお話であった。

この合宿、泊まる場所は学校であり、行なうことは剣道の稽古であり、極めて真面目な部活動である。
それでも、両校の部員たちはとても楽しそうであった。
同年代の生徒同士で並んで夕食をとり、デザートを差し入れしてもらい、枕を並べて床につき、帰宅時間を気にせずにおしゃべりすることが、とても楽しそうである。
その楽しさを見ていて追体験でき、おもしろかった。

珠姫たちが合宿を楽しく過ごせるのは、虎侍先生が面倒を見ているというのも、大きいと思う。
もし、もっと厳格な先生が監督していたら、消灯までの時間、部員たちはあれほど羽を伸ばすことは出来ないのではないか。

また、両校の女子部員たちが楽しくにぎやかに過ごす一方で、男子部員二人は虎侍先生と、早々と床につく。
その対照的な姿は、何やら物悲しくはあるが、確かにジェントルマンの振る舞いであり、立派だとおもう。

【キリノについて】
今回、いつも天真爛漫なキリノの内面の一端が伺えた。
夜、屋上で稽古をしているキリノのもとへ現れた珠姫に、キリノは心からの笑みを浮かべ、本心を告白する。
珠姫のおかげで剣道部が変わった、今、剣道部が楽しいのは珠姫のおかげと礼を言うキリノ。

前回の回想を見ると、当初、剣道部の部員は事実上キリノ一人だけだったようである。
珠姫という、高校生のレベルを超えた強さを備え、その上強さにおごらず謙虚さを失わない部員が加わったことは、剣道部にとって大きなことだっただろう。

だが、先輩より強い後輩である珠姫に、そして他の部員たちに居心地の悪さを感じさせないキリノも、たいしたものに思える。
そして、後輩である珠姫の力を素直に認めることができ、自分の本心を素直に言葉にでき、後輩である珠姫に素直に感謝を伝えることのできるキリノは、立派であり、なんていい子なんだろうとおもった。

【珠姫について】
キリノに心からの感謝を告白された珠姫。
珠姫も、入部して楽しいことをキリノに伝えたいようなのだが、上手く表現できない様子である。

珠姫は、感情がストレートに表情へ表れず、内心をどう表現していいのかよく分からないのであり、感情の動きが乏しいという訳ではないようである。
自分の気持ちを表現しようとするが、上手く表現できず頬を赤らめる珠姫は、可愛らしかった。

なお、普段はあまり強い感情を見せない珠姫だが、好きな特撮ドラマ「超剣戦隊ブレードブレイバー」には並々ならぬ情熱を見せ、タイマー録画をセットしたDVDレコーダを絶対触らないよう、父に釘をさす。
この時の珠姫の目には、大事なものを守ろうとする強い意志がかんじられた。

そして、合宿の朝。
特撮ドラマの始まる前にはしっかりと目がさめ、テレビの前に正座し、大音量で特撮ドラマを真剣に視聴する珠姫。
その表情は決然と凛々しく、瞳の中には情熱の炎が燃え盛っていた。

珠姫は、喜びや好意といった感情を表現するのは苦手だが、情熱は自然とにじみ出てくるようである。
そして、他の部員が目をさまし、特撮ドラマを視聴しているところを見られても決して恥じず、堂々としている珠姫は立派であった。

【珠姫の父】
今回、珠姫父もいい味を出していた。

珠姫父は、合宿に男子も参加することを心配。
だが、珠姫はそもそも父が娘を心配していることが分かっていない様子である。

思い余った珠姫父は、ついにはこっそり学校へ潜り込んで様子を伺い、珠姫が男子と話をしているところを見ると、鬼の怒気をたちのぼらせる。
この時、珠姫は、誰かに見られている気配に気付くのだが、これは戦国時代や江戸時代の剣客に通ずる、鋭敏な知覚というものなのだろうか。

ほとんどストーカーの珠姫父であるが、最後には娘が楽しそうなことを見届けて帰路につく。
合宿の雰囲気から、心配することはなさそうだと思ったようであり、珠姫父は、娘おもいのいいお父さんだとおもった。

【町戸高校剣道部】
室戸高校剣道部とは、また違った味が出ており、おもしろかった。
特に、灰色狼のようなワイルドな少女・横尾と、礼儀正しい常識人のため部員たちの恨みを買ってしまう小夏、気の弱い少女・西山、などが特に印象的であった。

【次回】
今回のラスト、帰宅したキリノは、茶の間で倒れている母を見つける。
キリノはどうなるのであろうか。
次回も注目である。

篤姫 第2話「桜島の誓い」

  • 2008/01/14(月) 14:31:20

薩摩藩家老・調所広郷、自害!
薩摩藩内で家督を巡る争い「お由羅騒動」勃発!
肝付尚五郎、下級武士の子弟・西郷、大久保たちと出会う!
調所の死に様は、於一の心に何を残す?!

【感想概略】
今回は、薩摩藩および幕府の政略劇を背景に、調所広郷の信念、生き様から何かを受け取る於一の内面が描かれ、肝付尚五郎と西郷、大久保たちとの出会いと交流がえがかれ、おもしろかった。

作中の時間は1847年であり、幕末前夜なのであるが、幕末維新に活躍する人々が登場。
下級武士である若き日の西郷・大久保たちが描かれ、興味ぶかくおもしろい。
そして彼らと於一との交流が違和感なく描かれ、これもおもしろさとなっている。

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ハヤテのごとく! 第41話「先生さよなら絶望~卒業スペシャル」

  • 2008/01/13(日) 23:58:21

雪路先生退職?!
ヒナギク激しく動揺!
辞職の真相は?!

【感想概略】
原作未読。
今回は、雪路先生とヒナギクの姉妹がメインのお話であり、おもしろかった。

普段は優等生で、常に他者のことを考え、自分のことを後回しにするヒナギクだが、今回は雪路と離れたくないという気持ちで頭が一杯になり、常に雪路のことだけを考え、自分の想いだけでなりふり構わず突っ走る姿がほとんどはじめて描かれていた。

そして雪路も十年前の幼いヒナギクとの約束を決して忘れておらず、また実は授業が上手いという先生として優れた一面が描かれていた。

なお、ハヤテが雪路先生を引き止めて口にする言葉、「先生がいないと、命の危険が減って、張り合いがないです」が好きである。

【ヒナギクの不安】
朝。
登校中のハヤテとナギは、ヒナギクを見かけ、声をかけた。
ところがヒナギク、二人の声になかなか気付かない。

ようやくナギとハヤテに気付いたヒナギクは、姉・雪路からお年玉をもらったと、打ち明けた。
あの姉が、人に何かを与えるなど、何かあったのではないかと不安そうな顔をするヒナギクである。

そこへ雪路先生が登場。
なぜか上機嫌の雪路先生は、三人に遅刻しないよう声をかけ、職員朝礼があると先に学校へ向かった。

その時、雪路先生は封筒を落としていった。
封筒には「辞表」と書いてあった。

驚くハヤテとナギ。
そして動揺するヒナギクである。

【雪路先生、「辞める」と断言するが…】
休み時間。
生徒会三人娘は、ハヤテから雪路先生が教師を辞めてしまうと相談されても、全く信じない。
が、辞表を見て、血相を変えた。

生徒会三人娘は、花壇に雪路先生を見つけ、「先生を辞めるのは冗談だよな?!」と尋ねた。
ところが雪路先生、あっさりと、今日辞めるとこたえた。

ヒナギクは、雪路に詰め寄った。
「教師をやめて一体どうするつもりよ?!
どうして一言相談してくれなかったの?!」

だが雪路は、やることくらいいくらでもある、それくらい大人なんだからいちいち相談などしないといい、少し寂しそうに微笑んだ。

雪路の言葉に、ヒナギクは、見捨てられたような傷ついたような表情を見せ、叫んだ。
「お姉ちゃんのバカ!
お姉ちゃんなんか、勝手にどこかで野垂れ死ねばいいわ!」

いつもらしくない言葉を残し、ヒナギクは走り去った。
あっけにとられたような様子の雪路である。

【ヒナギクの想い出】
ヒナギクは生徒会室で、雪路と二人で映っている写真を眺めていた。
写真の中には、6歳くらいのヒナギクと、高校生くらいの雪路が笑っている。
ヒナギクは、幼い日のことを思い出していた。

ある冬の日、寒々とした公園で、幼いヒナギクはブランコに腰かけていた。
幼いヒナギクは、怒ったような傷ついたような表情を浮かべている。
すると雪路があらわれ、優しく声をかけた。
そして雪路は、幼いヒナギクに「お年玉だよ」と飴玉を与えた。

ヒナギクは、飴玉を不思議そうに見る。
雪路は、「今年はそれで許してね」と申し訳無さそうな笑みを浮かべた。

そして雪路は言った。
「お姉ちゃんだけは、絶対に、ヒナギクとさよならなんかしないから。」

雪路の言葉に満面の笑みを浮かべるヒナギクを、雪路は背負う。
雪路の背で、ヒナギクは飴玉を口に含み、雪路と笑いあった。

ヒナギクは、写真をずっと見つめ続けている。
そしてつぶやく。
「お姉ちゃんの、うそつき!」

【最後の授業?】
雪路先生の退職に、生徒会三人娘はショックを隠せない。
だが、生徒たちには何も出来ない。
とうとう最後の授業である、ホームルームの時間になってしまう。

ハヤテは、生徒会三人娘は、生徒たちは、せめてもう一度、雪路先生の世界史の授業を受けたいと願った。
雪路先生の世界史の授業は、実は生徒たちに支持されていたのである。

そして、牧村先生が、ホームルームをはじめようとしたその時。
突然ハヤテは、世界史のフランク王国について、雪路先生に質問した。
続いて、生徒会三人娘をはじめ、生徒たちは次々と雪路に質問する。

少し驚いた顔を見せる雪路先生。
だが、不敵な笑みを浮かべると、要点を板書しながら、的確にテンポよく、授業を進めていった。
何の準備もしていないのに、授業が出来てしまう雪路先生の教師としての優秀さは、超人的である。

だが、ふと見ると生徒たちは目尻に涙を浮かべている。
すると雪路先生、歴史は人の涙の積み重ねであり、人は一人では生きてはいけないという。

ヒナギクは、廊下で雪路の授業を聞いていた。
雪路の言葉に、ヒナギクはつぶやく。
「わたしも、お姉ちゃんがいないと…」

【辞表の真相】
授業が終わった。
ヒナギクは教室に乱入し、「お姉ちゃん、いかないで!」と叫んだ。

生徒たちも次々と立ち上がり、口々に、先生をやめないよう雪路に訴えた。
状況が理解できない雪路先生。

すると突然、牧村先生が泣き出し、叫んだ。
「ありがとうみんな。
わたしのこと、そんなにおもってくれるなんて。」

牧村先生は、切々と語る。
教師の仕事は、思ったよりハードであり、続ける自信がなく、辞職願いを雪路先生に預けたことを。
だが、雪路先生と生徒たちの絆を見て、やはり続けることを決意したと。

辞職するつもりだったのは、牧村先生であった。
なお、牧村先生が挫けそうになった原因は、雪路先生が私用に牧村先生をこき使ってみたり、酔いつぶれて迷惑をかけたことである。

そういえば、ハヤテたちは雪路に、先生を辞めるんですか?とはいったが、「誰が」とは聞いていなかった。
言葉の行き違いから生ずる誤解である。
そして、雪路が上機嫌だったのは、朝から茶柱がたち、四葉のクローバーのような幸運の象徴に次々と出くわしたからであった。

生徒たちは安心を怒りとして表現、雪路をどつき倒した。
訳が分からず、拗ねる雪路である。

そしてヒナギクは、皆に頭を下げ、雪路の言動を詫びた。
だがヒナギク、嬉しそうである。
ハヤテは、雪路のお年玉の件について尋ねると、それはもう解決済みと微笑むヒナギクである。

そしてヒナギクは、雪路を背負って帰路についた。

ヒナギクは、雪路に背負われた幼い日に、雪路とかわした約束を思い出した。
幼いヒナギクに、雪路は飴玉をお年玉と与えた。
そして、雪路はヒナギクに約束した。
「いつか本当のお年玉をあげるからね。
10年後のお正月には、絶対あげる。」

雪路は、約束を忘れていなかった。
ヒナギクは約束を思い出し、背中で眠る雪路に微笑んだ。

【マリア、西沢さんと出会う】
マリアは、ワタルのレンタル店からの帰り道、西沢さんを見かけた。

その時、西沢さんは、筋肉の化け物のようなモヒカン頭の男たちにぶつかってしまい、絡まれている真っ最中だった。

が、マリアは微笑みを浮かべ、「西沢さんのお友だちですか?」と尋ねた。
「何でそう見えるかな~」と顔面蒼白の西沢さんである。

モヒカン男たちは、マリアが自分たちを侮りバカにしていると判断。
巨漢のモヒカン男が、マリアの胸倉に手を伸ばした。

その瞬間。
モヒカン男の巨体は宙で一回転。
あらぬ方向へ飛ばされ、もう一人の男に激突。
二人は倒れ、動かなくなった。

驚愕し、「何だ今のは?!」と叫ぶモヒカン男。
マリアは「ただの形意拳ですわ、不意討ちくらいにしか使えませんけど」と少し怒気をこめてこたえた。

残ったモヒカン男は、ナイフを構えた。
マリアの強さを認め、素手では敵わないと判断したようである。

が、マリアは全く動じない。
何といつの間にか、モヒカン男の背後に、三千院家SP部隊の猛者たちが居並んでいるのである。
マリアが手を下すまでも無く、不逞の輩は退治されるのであった。

西沢さんは、あらためてマリアに憧れの感情を抱き、頬を赤らめた。
マリアは、西沢さんにケガの無いことを確認すると、微笑んで去った。
マリアを見つめ続ける西沢さんである。

ここら辺、マリアが凛々しく、格好良かった。
そして今後、西沢さんとマリアの間に、どのようなドラマが展開されるのか、期待したい。

【予告】
次回は、ナギたちが、ほとんど何でもこなしてしまうハヤテに何か弱点はないか探るお話のようである。
咲夜や伊澄も一緒に、ハヤテの謎に迫ろうとするようであり、楽しみである。

【今回気付いた元ネタ】
◆予告のハヤテのセリフ「ボーグ!ゲット!オン!」は1988年のアニメ「超音戦士ボーグマン」の予告ナレーションのキメ台詞より。