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「イメイザーの美術」3巻(灰原とう/ガガガ文庫)を購入

  • 2008/09/30(火) 23:05:09

特殊能力をもつ「イメイザー・チルドレン」と呼ばれる永遠の子ども達。
イメイザー・チルドレンをめぐる大人たちの陰謀と巻き起こる事件。
そして事件に巻き込まれ、立ち向かう子ども達の冒険を描く、ファンタジー小説作品の第三巻。

本作「イメイザーの美術」は、子どもの内面の葛藤をリアルに描くことを試みている作品であり、これがおもしろさの大きな部分の一つであり、読んでいると自分自身の子供の頃の心の動きが思い出され、これもおもしろいところである。

さて前巻では、公園の砂場でのこどもたちの謎の失踪事件が頻発。
その背後には、地下の「ドロンコ王国」とドロイド王子を名乗る少年と、ドロンコ大王と呼ばれる異形の巨人の姿があった。
まずは事件解決に乗り出すのは、おばあちゃんを名乗るイメイザー・チルドレンの少女アーニャと、相棒の青年・直純である。
そして、怪獣ケロピーを従える少女・砂夜も、ドロンコ王国へ乗り込んだ。

アーニャは炎のメタモルフォス「茜丸」でドロンコ大王と激突、激戦の末、敗れ去ってしまう。一方、砂夜は、ドロイド王子の放つ4人の刺客を退け、ドロンコ王国の深奥へ近づこうとしていた。
これが、前巻の大まかなすじである。

砂夜の冒険の行方は、アーニャと直純の運命は、そしてドロイド王子とその弟と自ら信ずるコロイド王子はどうなるのか。
ドロンコ王国を自分たちのいるべき場所と信じて疑わない子ども達と、子供たちの謎の失踪事件はどうなるのか。

今巻でドロンコ王国を巡る冒険は、どのようなドラマを見せ、どのような結末を迎えるのか、楽しみである。



携帯電話の不要なサービスについて

  • 2008/09/29(月) 23:59:46

【携帯料金について、携帯会社へ問い合わせる】
ここ数ヶ月、携帯電話の利用料金が、以前より1500円ほど多く請求されていた。知らずに料金の発生することをしたのだろうかと思い、料金の内訳を携帯会社のHPで閲覧したのだが、今ひとつ分かりにくい。

そこで、先日、携帯電話の問い合わせ窓口に電話をかけた。
10数分待たされた末、ようやく担当者とつながったので、料金内訳にある各サービスの意味を尋ねた。すると、私はほとんど利用しないサービスが1500円分ほどあったので、これらを解約する手続きを行なった。これは10/20分の料金から反映されるとのことである。

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コードギアス 反逆のルルーシュ R2 第25話「Re;」

  • 2008/09/28(日) 23:59:55

【感想概略】
今回は、世界を敵に回してのルルーシュとスザクの戦いに、ついに決着がつくお話である。
ルルーシュとスザクの真意が明かされ、ランスロット・アルビオンと紅蓮聖天八極式とのナイトメア頂上対決が描かれ、それぞれの人物たちの生き様と、生き延びた人びとのその後が描かれ、見応えがあった。

今回最終回を迎えたこの「コードギアス 反逆のルルーシュ」であるが、お話はバリエーション豊富であり、毎回疾風怒濤の展開で飽きさせるということがなく、人物たちは魅力的に描かれ、とても楽しませてもらった作品であり、好きな作品である。おもしろい作品に出会えたことを感謝している。


【ルルーシュ、ナナリーと対面】
皇帝ルルーシュの軍勢は、黒の騎士団及びシュナイゼル一派と、富士山周辺で激突。
まずはルルーシュ、火山爆発を利用した奇策で、黒の騎士団をほぼ壊滅させた。
だが、シュナイゼルの座乗する天空要塞ダモクレスは、フレイヤ弾頭を射出し、ルルーシュの軍勢を確実に削り取っていく。

すると皇帝ルルーシュは、ナイトオブゼロ・スザクとともに天空要塞ダモクレスに突入。
シュナイゼルの前に現れ、「ゼロに従え」というギアスをかけ、配下としてしまう。

続いてルルーシュは、フレイヤ弾頭の起動スイッチ「ダモクレスの鍵」を持つナナリーと対面し、鍵を渡すよう呼びかけた。
するとナナリーは、皇帝シャルルにギアスで封じられたはずの両目を開いた。

【ルルーシュ、ナナリーと対決】
目を開いたナナリーは、ルルーシュに言う。
「八年ぶりにお兄さまの顔を見ました。
それが、人殺しの顔なのですね…。
おそらくわたしも、同じ顔をしているのでしょうね」

ナナリーがフレイヤ弾頭を炸裂させたことを、ナナリーがその手を血に染めたことを知り、ルルーシュは心を痛めている様子である。

ナナリーは、ルルーシュがこれまでやってきたことを、ギアスで人の心を捻じ曲げ、多くの人を殺してきたことを非難する。
ルルーシュは、ではあのままで良かったのか、暗殺に怯え続ける日々がつづいても良かったのかと問う。

ナナリーは言う。
自分はルルーシュさえいれば、それで良かったのだと。

ナナリーがフレイヤ弾頭のスイッチを押し、多くの将兵を殺めたのは、ルルーシュが人殺しの大罪人と知り、ならば自分も同じ人殺しとなり、せめてルルーシュと一緒に地獄へ堕ちようと思ってのことだろうか。

【スザクVSカレン】
一方、スザクの駆るランスロット・アルビオンと、カレンの駆る紅蓮聖天八極式が激突。
両機は、ダモクレス間近を飛翔しながら激闘を展開。

さらにダモクレス外壁をランドスピナーで疾走しつつ、技の限り、力の限りを尽くして戦う。
互いにかわしきれず、それぞれの片腕が吹き飛ばされる。

カレンは叫ぶ。
「スザク、わたしはあなたを誤解していた。
やり方は違うけれど、あなたはあなたなりに日本のことを考えていると思っていた。でも…」

するとスザクは言う。
「俺とルルーシュには、やらなければならないことがある」
激闘の末、両機は武器のほとんどを失っていた。

そしてカレンは紅蓮を駆り、ランスロットへ突撃。
輻射波動を打ち尽くした左腕で猛烈な拳を突き出す。
一方スザクも腰のスラッシュハーケンを放つ

スザクの一撃により紅蓮は大破、機能停止に追い込まれた。
だが紅蓮の一撃は、ランスロットのコクピットに達していた。

力を失って墜落する紅蓮を、ジノの駆るトリスタンが受け止める。
そしてランスロットは、爆発四散した。

【ルルーシュ、ナナリーにギアスを使う】
ルルーシュは、人の心を操るギアスは卑劣と言うナナリーに問う。
ダモクレスは、強制的に人を従わせる卑劣なシステムではないのかと。

するとナナリーはこたえる。
ダモクレスは憎しみの象徴になる、皆で明日を迎えるため、憎しみはここに集めるのだと。

ルルーシュは、ナナリーの真意を理解した。
そしてナナリーにギアスをかけた。

ナナリーは必死でギアスに抗う。
だが間もなく笑みを浮かべ、ダモクレスの鍵をルルーシュに差し出した。
ルルーシュはナナリーの前にひざまずくと、恭しく鍵を受け取った。

直後、ナナリーは正気を取り戻した
そしてルルーシュにギアスをかけられたことを理解し、激怒。
「待ちなさい!」と叫び、背を向けて立ち去るルルーシュを追う。

だが車椅子は階段の手前で停止。
ナナリーはルルーシュを追って身を乗り出し、階段に転げ落ちてしまう。

ナナリーは階段にはいつくばり、ルルーシュに怒りの言葉をぶつける。
「お兄さまは悪魔です!卑劣です!卑怯で…、なんて、なんて酷い…」

ルルーシュは無言で、ナナリーとの距離を広げていく。

【ルルーシュ、世界に勝利宣言】
ルルーシュは、ダモクレスから世界に宣言した。

「全世界に告げる。
私はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。

シュナイゼルは、我が軍門に降った。
これによってダモクレスもフレイヤも、全て私のものとなった。

黒の騎士団に、私に抵抗する力は残っていまい。
それでも抗おうというならば、フレイヤの力を知ることになるだけだ。

我が覇道を阻む者は、もはや存在しない。

今日この日、この瞬間を以って、世界は我が手に落ちた。
ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる、世界は我に従え!」

【皇帝ルルーシュ、戦勝の行列】
二ヵ月後。
皇帝ルルーシュは、世界を事実上統一。
逆らう者は許さず、言論の自由など一切認めず、まさに強権的な支配を断行。
人びとは、恐怖に口をつぐみながらも、誰もが皇帝ルルーシュとその支配に反感を抱き、憎悪の目を向けていた。

そして皇帝ルルーシュは、戦勝パレードを開催した。
親衛隊に守られた皇帝ルルーシュの玉座自動車を中心に、毒々しい行列が大通り進む。

行列の目玉は、皇帝ルルーシュに逆らった者たちを並べて縛り上げた晒し車の群れである。
扇やカレンをはじめとする黒の騎士団のメンバー、神楽那や天子など超合集国の首脳たち、シュナイゼルが、自動車の上に縛り上げられている。

そして皇帝ルルーシュ、ナナリーにも容赦は無い。
ルルーシュの玉座の遥か下。
ナナリーは赤い拘束服を着せられ、手錠を嵌められ、鎖でつながれて晒され、俯いて座り込んでいる。
特にナナリーが皇帝ルルーシュの足元に晒されるのは、皇帝を僭称した罪は、妹でも許しがたいというアピールだろうか。

【ゼロ出現】
沿道の人びとの憎悪の視線の中、皇帝ルルーシュの行列は傲然と進む。
一方、沿道のビルにはコーネリアたちが潜んでいた。
だが行列の守りは鉄壁の固さであり、ルルーシュを討てる見込みは皆無である。

その時、行列の前に仮面の人物が立ち塞がった。
何と、ゼロである。

【ゼロ、皇帝ルルーシュに突撃】
直後、ゼロは行列めがけて駆け出した。

護衛のナイトメア部隊は、ゼロめがけて猛然と砲撃。
だがゼロは超人的な動きで敵弾を全てかわす。

ジェレミアは部下に発砲せぬよう指示し、自らゼロめがけて刃を繰り出す。
が、ゼロは刃をかわし、ジェレミアの肩を踏んで跳躍、皇帝ルルーシュ目指して疾走する。

ジェレミアは笑みを浮かべてつぶやく。
「行け、仮面の騎士よ」

ゼロはルルーシュ目指して猛然と走る。
そして超人的な跳躍。
ついにゼロは、皇帝ルルーシュの前に降り立ち、剣を抜いた。

ルルーシュは「痴れ者が!」と叫び、懐から拳銃を抜く。
が、ゼロは剣で銃を弾き飛ばす。

そしてゼロは剣を構える。
その瞬間、ルルーシュは笑みを浮かべた。

【ルルーシュとスザク】
これより前。
ルルーシュはスザクと、ゼロレクイエムの最終確認をしていた。
ルルーシュは言う。
「スザク、約束通り、俺を殺せ。

予定通り、世界の憎しみは今、俺に集まっている。
あとは俺が消えることで、この憎しみの連鎖を断ち切るだけだ。

黒の騎士団には、『ゼロ』という伝説が残っている。
シュナイゼルもゼロに仕える。

これで世界は軍事力でなく、話し合いという一つのテーブルにつくことができる。明日を迎えることができる。

スザク、お前は英雄になるんだ。
世界の敵、皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアから世界を救った『救世主ゼロ』に」

【ゼロ、皇帝ルルーシュを討つ】
ゼロは渾身の一太刀をルルーシュの胸に突き刺した。
剣はルルーシュの身体を貫通。
ルルーシュはゼロに倒れかかり、血まみれの手で仮面に触れた。
もはや息も絶え絶えのルルーシュは、仮面の中で涙をにじませるスザクに言う。

「これはお前にとっての罰だ。
お前は、正義の味方として仮面を被り続ける。
枢木スザクとして生きることは、もうない…。
人並みの幸せを、全て世界に捧げてもらう、永遠に…」

スザクは、ルルーシュからの最後の言葉を受け止めて言う。
「そのギアス、確かに受け取った」

ゼロは、ルルーシュの身体から剣を引き抜く。
すると力を失ったルルーシュは、血を撒き散らしながらナナリーの足元まで転がり落ちた。

【ナナリー、ルルーシュの真実を知る】
ナナリーは、朦朧とした目のルルーシュの手に触れ、思考と記憶を読んだ。
そしてナナリーは、ルルーシュの真意を理解した。
「そんな…、お兄さまは今まで…」

ナナリーは、血まみれのルルーシュの手を、両手で握りしめた。
「お兄さま!愛しています!」
「ああ…。俺は、世界を壊し…、世界を創る…」
ルルーシュは、ナナリーの声にこたえると、目を閉じ、動かなくなった。

コーネリアたちは行列に突撃。
縛り上げられた捕虜たちを救い出す。

一方、ジェレミアは部下たちに、このまま撤退するよう指示を下す。

沿道の人びとが、暴君を倒したゼロに歓呼の声を上げる。
ナナリーは、血まみれのルルーシュに取りすがり、ルルーシュのために泣いた。

【暴君亡き後の世界】
ゼロが暴君を討った後、世界には平和が訪れた。
カレンは母と一緒に暮らし、また学校に通っている。

カレンはルルーシュに、心中で語りかける。
「あれから世界は、随分とマシになったわ。
戦争に向いていたエネルギーは、今、飢餓や貧困に振り向けられている。
いろんな憎しみや悪事は、ほとんどあなた一人に押し付けられて。

みんな、ダモクレスというシステムより、名前のある一人の方が、分かり易かったってことかしら。
調子のいい話よね。

でも、だからこそ、みんなは過去に囚われず、先に進めるのかもしれない。
計算通りだって、あなたは笑うのかしら?
もちろん、いろんな問題は残っているけど。
それでも」
この頃、ダモクレスは宇宙に放棄され、太陽に突入、消滅した。

その他の、お馴染みの人びとの、身の振り方は様々である。
扇とヴィレッタは結婚した。
双方の友人知人一同、黒の騎士団にブリタニア、そしてアッシュフォード学園の生徒たちという様々な顔ぶれから、随分祝福された様子である。

玉城はバーを開店。
店には以前の黒の騎士団の仲間たちが入り浸っているようである。

ナナリーは、ブリタニアの代表的な立場にあるようで、シュナイゼルたちを率いて日本を訪問。
何と、首相となった扇と会見。精力的に役割を果たしている様子である。

ジェレミアは、田舎でオレンジ農園を経営。
何とアーニャも農作業を手伝っている。

そしてC.C.は、夏の田舎で、藁を満載した馬車の荷台に寝転んでいた。
のんびりと進む馬車に揺られながら、C.C.は空を眺めている。
「ギアスという名の王の力は、人を孤独にする…。
少しだけ違っていたか?
なあ、ルルーシュ」
C.C.は空に向かって語りかけ、穏やかな笑みを浮かべた。


おわり

篤姫 第38回「姑の心 嫁の心」

  • 2008/09/27(土) 16:41:26

【感想概略】
今回は、将軍・家茂の上洛をめぐるお話である。
天璋院は義母として、家茂が将軍の責務を果たせるよう、ある時は政略について相談にのり、またある時は時局を踏まえて助言し、厳しくも温かく家茂を支え、見守っている。
だが、妻として家茂を大事に思う和宮は、場合によっては家茂に苦難の道をすすめる天璋院に対し、複雑な感情を抱く。そして和宮は、家茂上洛が天璋院の発案と知って激怒、家茂に大事にされる天璋院の姿に激しく嫉妬し、深く怨まずにはいられない。

史上の事件が人物たちの人生に直結した出来事と描かれて、人物たちのそれぞれの内面が描かれ、人物たちの視点から幕末を追体験でき、おもしろかった。

政略面では、幕府側では家茂の上洛が描かれ、諸藩の動きとしては長州の台頭と薩摩の後退が描かれていた。
久光が江戸へ出府している間に、長州の政治工作により親長州派の公卿が朝廷を牛耳ってしまう様子が描かれ、一方、薩摩は朝廷から締め出され、こうなっては久光にはどうすることもできず悔しがる姿が描かれていた。京は天誅を叫ぶ人斬りが横行する無法地帯と化し、まさに新選組の登場前夜の様相である。
ここら辺、幕末の政略劇がテンポ良く描かれており、興味深かった。

また薩摩側の動きとしては小松帯刀がいよいよ家老に就任する姿が描かれていた。
「知られざる英傑」若き家老・帯刀の、これからの活躍が楽しみである。
幕府側の改革派の動きとして、松平春嶽がこれまで将軍候補として支持してきた一橋慶喜に違和感を抱く姿が描かれていた。
春嶽の動きと内面がこれからどのように描かれるのか、楽しみである。
そして藩を越えた志士たちの動きとして、勝麟太郎と坂本竜馬との出会いが描かれ、こちらもおもしろかった。

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「ぱんほー!」(ゆうきりん/HJ文庫)を購入

  • 2008/09/26(金) 23:59:08

物語の舞台は、第二次世界大戦終結から間もない欧州である。
この世界、史実とは少し異なる歴史を歩んでいる。

まず太平洋戦線では、日本と米国は休戦。
そして欧州戦線では、ドイツ第三帝国は崩壊したが、欧州各国は自国の復興に手一杯なため、敗戦国ドイツを放置してしまっていた。
このため戦災で荒廃したドイツは無法地帯と化し、人びとは身を守るため、何と「戦車」で武装。そして、少女ヒルデガルドをはじめとする三人のヒロインたちは「戦車」を駆り、荒廃した大地で戦いを繰り広げるのである。

物語の舞台が興味深く、戦車同士の戦いが期待できそうであり、面白そうなので購入。



「空色動画」2巻(片山ユキヲ/講談社)

  • 2008/09/25(木) 23:59:47

本作は、自主制作アニメのおもしろさに目覚めた三人の女子高生のドラマを描き、彼女たちが作り出すパラパラアニメをはじめとする様々な自主制作アニメのおもしろさを描く漫画作品である。

【三人の少女】
本作は、まず人物たちが魅力的である。
物語の中心となる三人の少女は、それぞれ全くタイプが異なる。

パラパラアニメ制作に非凡なセンスを見せる内向的な少女ヤスキチ。
好奇心と行動力旺盛なアメリカ娘・ジョン。
パンク娘・ノンタ。

三人は奇妙な縁によって結ばれ、いつの間にか一緒にアニメ制作に没頭している。
だが元々一人でいることの多かったヤスキチは、ジョンとノンタにまだまだ打ち解けることが出来ないところのある様子である。

今巻では、さまざまな出来事にぶつかり乗り越えるうちに、三人の絆が深まり、たとえアニメが無くとも互いに一緒にいたいと強く思う姿が描かれ、良い話だったと思う。

【自主制作アニメのおもしろさ】
この2巻でも、本作のテーマである自主制作アニメの描写がおもしろかった。
個人レベルで作るアニメに重要なのはセンスとリズムであり、これによって見るものに新鮮な驚きと楽しさを与えるアニメ作品が出来るという描写が好きである。
本作を見ていると、自分もシンプルな絵でパラパラアニメを作りたい気分になるのである。

【文化祭で自主アニメ上映を目指す】
今巻では、文化祭を中心にお話が繰り広げられている。
ジョン、ノンタ、そしてヤスキチの三人を中心とするクラス一同は、高校の文化祭で、自主制作アニメをクラスの出し物として発表しようとする。
クラス担任のハルカ先生は、生徒たちに理解を示すが、理解の無い学校上層部により、クラスは文化祭不参加とされてしまう。
ハルカ先生は何も出来ない自分に苦しむ。
一方、三人とクラスの有志は、自主制作アニメのゲリラ上映を目論むのである。


【以下続刊】
3巻ではどのようなドラマを見せてくれるのか、そしていよいよ、みんなで作り上げた自主制作アニメがゲリラ上映されるのだが一体どうなるのか、楽しみである。




箱舘妖人無頼帖ヒメガミ【第2巻】(環望/講談社)

  • 2008/09/24(水) 23:57:15

彪とヒメガミ、米国騎兵隊と戦う!

【感想概略】
本作は、戊辰戦争から8年後の蝦夷地を舞台に、二人の少女の絆と戦いを描く物語である。
今巻では、米国の騎兵隊が「新選組の封印」の謎を求めて箱舘近郊の村を襲撃した。
この騎兵隊、かつて北米大陸でネイティブアメリカンの集落を襲撃し、非戦闘員数百人を虐殺した連中であり、当然襲撃した村も皆殺しにするつもりである。
この騎兵隊に対し、彪(ヒョウ)とヒメガミが戦いを挑み、激戦を繰り広げるお話である。

彪とヒメカの絆の深まりが描かれ、ヒメカの彪への強い思いが描かれ、戊辰戦争の終結からまだ10年経っていないという時代の雰囲気が描かれ、彪とヒメガミのタッグが軍隊と戦うという迫力ある戦闘が描かれ、そしてヒメガミの仲間が登場、ヒメガミの正体の一端が描かれると同時に新たな謎が浮上。
人物のドラマと時代独特の雰囲気と戦闘の迫力と謎ときと謎のふかまりが楽しめ、おもしろかった。

【彪とヒメカ】
舞台は、戊辰戦争から8年後の蝦夷地。

主人公は、土方歳三を父とする少女剣士・彪(ヒョウ)。
そして彪にまとわりつく謎の女性ヒメカ。
その正体は、精霊を宿す謎の女戦士ヒメガミである。

この蝦夷地の最大都市・箱舘には、多くの外国領事館が立ち並んでいた。
だが領事館は表の顔。
外国勢力は、裏では「妖人」と呼ばれる異能の怪人たちを手兵に、「新選組の封印」をめぐって暗闘を繰り広げていた。
この「新選組の封印」を解放できれば、世界を手に入れることも不可能ではないという。

そして彪とヒメカは、「新選組の封印」を狙う諸勢力と戦うのである。

【騎兵隊、村を襲撃】
今巻では、米国が箱舘近郊の村を騎兵隊で襲撃した。
村に潜伏する元新選組隊士から「新選組の封印」についての情報を聞き出すためである。
だがこの騎兵隊、かつて北米大陸でネイティブアメリカンの集落を襲撃、数百人を虐殺した連中であり、村を皆殺しにする気全開である。

ここら辺、箱舘戦争からまだ8年ほどであり、幕末維新の空気が色濃く感じられて興味深い。
そしてネイティブアメリカンへの侵略と虐殺という、アメリカ合衆国の暗部を、物語にうまく取り込んでいて興味ぶかい。

【彪・ヒメガミVS騎兵隊】
彪とヒメカは、騎兵隊による村の襲撃を知ると密かに村に乗り込んだ。
そして村人を虐殺しようとする騎兵隊と激戦を繰り広げるのである。

だがこの騎兵隊、将兵が皆「妖人」であるばかりでなく銃火器で武装。
小銃を主武装とし、さらにガトリング砲やロケット砲をも装備するまさに「軍隊」であり、これまでにない強力な敵である。

そして騎兵隊の将兵は「妖人」に変化すると、ある者は4本の腕に銃を構えて撃ちまくり、ある者は巨体怪力に何本ものロケットを抱えて斉射、またある者は巨体でガトリング砲を構えて猛射。
まさに妖人ならではの豪快な戦い振りを見せるのである。

そしてこの妖人軍団に、彪とヒメガミは日本刀をはじめとする刃物のみで戦いを挑むのであり、どうやって戦うかが大きなおもしろさである。
同時に、敵将とヒメガミとの因縁、妖人の正体、そしてヒメガミの正体の一端が描かれており、こちらもおもしろかった。

巻末の描き下ろしも、普段はぶっきらぼうで不器用な彪のヒメカへの思いが描かれ、ヒメカの彪への思いが描かれ、彪とヒメカの絆が描かれ、良い話だったと思う。



ブログのトラックバックの不具合

  • 2008/09/23(火) 19:10:45

最近、このブログへトラックバックを張れなくなっていることに気付いた。
(トラックバックを張って下さるブログ様にはご迷惑をおかけ致しております)
事象として確認できるのは以下①②である。

①このブログのトラックバックURLを選択できない。
トラックバックURLを選択しようとすると、他の文章まで選択されてしまう。
それではとトラックバックURLをクリックすると、今度は全く異なるウインドウが開いてしまう。
②試験的に作成したブログから、このブログへトラックバックを張ることを試みた。だが上手くいかない。

ブログ管理ページのヘルプを見ても、テンプレートの設定を見ても、どうすれば直るのか良く分からない。

そこで本日、まずはテンプレートを変更し、再度このブログへトラックバックを張ることを試みた。上記事象①②の改善状況は以下の通りである。
①トラックバックURLは選択できるようになった。
②他のブログの適当な記事に、このブログのトラックバックURLを貼り付けて上書きし、このブログへトラックバックを張ってみた。だが、リンクが生成されたことは20分経っても確認できない。

極力ブログの引越しをせずに、この問題を解決したいところである。

「紅顔」(井上祐美子/中公文庫)を購入

  • 2008/09/22(月) 23:59:38

17世紀中期から後半。
明末清初の中国を舞台に、「売国奴」と呼ばれた武将・呉三桂、その側室で「傾国の美女」と呼ばれる陳円円、そして時代そのものを描く中国歴史小説。
中国の歴史に興味があり、明末清初にも興味があり、この井上祐美子の中国歴史小説もしっかりした時代考証と品のある人物の描写が好きなので、本書を購入した。

本作の作者・井上祐美子による明末清初を舞台とした小説としては「摂政王ドルゴン」や明の女性武将・秦良玉を描いた「女将軍伝」などが挙げられる。

だが、呉三桂を主人公とした作品は、他の作家の作品でもあまり見かけたことが無く、この呉三桂の視点から明末清初を三藩の乱まで描いた作品も珍しい気がする。
本作はどのような呉三桂を、どのような明末清初を見せててくれるのか、これがまず楽しみである。

さらに、陳円円を意思を持った人物として描いた作品は、より珍しい気がする。この作者は女性を活き活きと描くことに巧みなので、どのような陳円円を見せてくれるのか、楽しみである。



コードギアス 反逆のルルーシュ R2 第24話「ダモクレスの空」

  • 2008/09/21(日) 23:38:29

【感想概略】
今回は、ルルーシュとシュナイゼルの勝負に決着がつくお話である。フレイヤ弾頭を砲撃する天空要塞ダモクレスと皇帝ルルーシュの軍勢との戦闘が楽しめ、ルルーシュとスザクの息のあったコンビぶりが描かれ、ルルーシュとシュナイゼルの決着が描かれ、おもしろかった。

次回は、ルルーシュとナナリーの対決が描かれ、そしてナイトメア最強頂上決戦であるスザクのランスロット・アルビオンとカレンの紅蓮聖天八極式との戦闘が描かれるようである。
物語がどのような結末を迎えるのか、楽しみである。


【星刻、一隊を率いアヴァロンに突入】
富士山周辺地域での、皇帝ルルーシュの軍勢と、シュナイゼルが指揮する黒の騎士団及び天空要塞ダモクレスとの戦闘は依然として続いている。

ルルーシュは、富士山のサクラダイト鉱山を爆破して火山噴火を起こし、火山弾の雨を降らせ、黒の騎士団に壊滅的な打撃を与えた。

するとダモクレスに座乗するシュナイゼルは、ルルーシュの軍勢に対し、フレイヤ弾頭による攻撃を開始。
フレイヤ弾頭が炸裂するたびに、ルルーシュの軍勢は確実に削り取られていく。

さらにシュナイゼルは、フレイヤ弾頭の照準を敵軍の旗艦アヴァロンに合わせた。
これに血相を変えたのが星刻である。
アヴァロンには捕虜として、天子も捕らえられているのである。

神虎を駆る星刻は一軍を率い、ルルーシュの軍勢を背後から奇襲。
スザクの駆るランスロット・アルビオンと激闘を繰り広げるが、翼を斬り飛ばされてしまう。
すると、藤堂が満身創痍の斬月でスザクに突撃、斬り結ぶ。

一方、星刻は神虎で砲撃。
アヴァロンのフロートを破壊、航行能力を奪った。
そして星刻たちはアヴァロンに殴り込み、天子目指して突き進む。

【ルルーシュとニーナ】
ルルーシュは星刻たちのアヴァロン突入に、いよいよ自ら敵本陣へ突撃することを決意。
咲世子たちに後を託し、蜃気楼に搭乗するため、旗艦アヴァロンの格納庫へ向かう。
この蜃気楼には、ニーナの作り上げたフレイヤに対抗する秘策が搭載済みである。

途中、ニーナが姿を見せた。
そしてニーナは、自分も一緒に行くと言う。

だがルルーシュはニーナに言う。
「もう十分だよ、ニーナ。ユフィの仇である俺に、ゼロに、よく付き合ってくれた。」

するとニーナは言う。
自分はゼロを許しはしない。
だが、それとは別に、自分自身の答えを出さねばならないと思ったのだと。

ルルーシュは、立ち去るニーナの背中につぶやいた。
「君は立派だよ」

【ルルーシュ、蜃気楼で出撃】
アヴァロンの格納庫にルルーシュが姿を見せた。
ピンクのランスロットの傍に立つのはC.C.である。

C.C.はルルーシュに問う。
自分を恨んでいないかと。
だがルルーシュは、C.C.に礼を言う。
C.C.がいたから、自分は歩き出すことができたのだと。

その時。
壁をブチ破り、カレンの駆る紅蓮聖天八極式が殴り込んできた。
目的は、ルルーシュの首である。

いまや紅蓮の強さは突出しており、対抗できるのはスザクの駆るランスロット・アルビオンのみ。他の機体が紅蓮にケンカを売るのは自殺行為である。

だがC.C.の駆るランスロットが、紅蓮の前に立ち塞がり、必死の抵抗を試みた。
そしてルルーシュは、C.C.が時間を稼ぐ間に蜃気楼で飛び立ち、天空要塞ダモクレスへ向かう。

一方、C.C.はランスロットを駆り善戦。
だがやはりカレンの駆る紅蓮の敵ではなく、撃破されてしまう。

【ルルーシュとスザク、フレイヤを無力化】
シュナイゼルは、ルルーシュの駆る蜃気楼に照準を合わせ、フレイヤを射出した。
だがルルーシュには秘策があった。
それは、ニーナが作り上げたフレイヤを無力化する装置である。

だがこの装置。
フレイヤ炸裂19秒前の環境情報を入力せねばならず、さらにこの装置はフレイヤ炸裂0.4秒前にフレイヤ弾頭に接触させねばならない。

並みの人間には到底不可能な芸当だが、ルルーシュは環境情報を入力。
そしてスザクはこの装置をフレイヤに投擲、接触させ、見事フレイヤを無力化してしまうのである。
まさに息のあったコンビぶりを見せるルルーシュとスザクである。

さらにルルーシュとスザク、敵の攻撃を打ち破って生じた敵要塞ダモクレスの隙を逃さない。
ダモクレスは強力なブレイズルミナスを展開し、鉄壁の防御を誇るが、唯一、フレイヤ弾頭の射出口のみは、ブレイズルミナスを解除している。

ルルーシュとスザクは、このブレイズルミナスの死角を通り抜け、ついにダモクレスの懐に飛び込んだ。
さらにダモクレスの外壁をブチ破り、内部へ突入。
シュナイゼル目指して突き進むのである。

【蜃気楼、大破】
ルルーシュの駆る蜃気楼は、スザクの駆るランスロットに守られながら、ダモクレス内部をシュナイゼル目指して疾走する。
その時、ジノが強化改造されたトリスタンを駆って出現。
ジノは守るべきものがあると言い、ルルーシュとスザクの前に立ち塞がった。

スザクはランスロットでトリスタンに応戦。
この隙にルルーシュの駆る蜃気楼は、前進を開始する。

するとトリスタンは、蜃気楼めがけて剣を投げた。
剣は命中、蜃気楼に突き刺さり、機能停止に追い込んだ。

だがルルーシュは、コクピットから飛び降り、走って司令室へ向かうのである。

【スザクVSジノ】
スザクとジノは、ダモクレス内部から飛び出し、空中戦を展開する。
だがランスロット・アルビオンを駆るスザクは圧倒的に強い。

ジノはトリスタンのスラッシュハーケンを射出。
だがスザクはこれをかわして突撃。
すれ違いざまにトリスタンを腰から両断した。
上半身のみで飛行するトリスタンには、もはやランスロットと戦う力は無い。

だがジノは笑っている。
何と、先ほど放ったトリスタンのスラッシュハーケンが、ブレイズルミナスのシステムを破壊しているのである。
その直後、ブレイズルミナスに穴が開いた。

そして、紅蓮を駆るカレンが飛び込んできた。
ジノの目的は、スザクとカレンを引き合わせることだったのである。

カレンは凄みのある声音で言う。
「スザク、決着をつける時が来たようね。
わたしたちのすれ違いに!!」

【シュナイゼル、チェックメイトをかけられる】
シュナイゼルは、天空要塞ダモクレスもろともルルーシュを葬り去ることを決定。
カノン及びディートハルトとともに格納庫へ移動し、脱出艇に搭乗した。
何とシュナイゼル、ナナリーもルルーシュもろとも葬り去るつもりである。

その時、機内のモニターにルルーシュの姿が映った。
ルルーシュは司令室を占拠し、ダモクレスの制御をほぼ手中に収めた様子である。
何と、シュナイゼルを警護する将兵たちにも、ギアスがかかっている。

シュナイゼルは観念し、笑みを浮かべた。

【ルルーシュとシュナイゼル】
モニターの中のルルーシュは、シュナイゼルに問う。
ダモクレスによる世界の支配が目的なのかと。

するとシュナイゼルは答える。
目的は平和なのだと、皆がそれを望むからだと。

これにルルーシュは言う。
皇帝シャルルは昨日を求めた。
シュナイゼルは今日を求めている。
そして自分は明日を求めるのだと。

シュナイゼルにとって、ルルーシュの考え方は納得できるものでない様子である。
そしてシュナイゼルは、自分を殺せと言い、笑みを浮かべた。
自分も死ぬがルルーシュもフレイヤで死ぬ、これで平和が実現するのだと。

だがその時。
何とシュナイゼルの前に、ルルーシュが姿を見せた。
モニターに映るルルーシュは、シュナイゼルの受け答えを予測して事前に録画した映像だったのである。

ルルーシュは言う。
シュナイゼルは、自分が殺されるとばかり思っていた。
それが敗因だと。

そしてルルーシュはシュナイゼルに「ゼロに仕えよ」というギアスをかけた。
するとシュナイゼルはルルーシュにひざまずき、忠誠を誓うのである。

ディートハルトは、これに我慢ならず、「あなたの物語は、既に完結している!」と叫び、ルルーシュに銃を向ける。
だが次の瞬間、ディートハルトは銃撃を受け、血を吹き上げて倒れた。
何と、シュナイゼルが撃ったのである。

死の間際、ディートハルトはルルーシュに、せめて自分にもギアスをかけてもらえるよう懇願した。
だがルルーシュはディートハルトを傲然と見下ろし、お前にはギアスを使う価値も無いと言い放つ。
間もなく、ディートハルトは死んだ。

そしてルルーシュは、フレイヤの制御スイッチを持つナナリーの元へ向かう。

【ルルーシュ、ナナリーと対面】
ルルーシュは、ナナリーの前に姿を見せた。
そしてルルーシュ、フレイヤはナナリーには危険なものだという。

するとナナリーは言う。
「だからです。もう目を背けていられないから…。お兄さま、わたしにもギアスを使いますか」
ナナリーは、ギアスで封じられたはずの両目を開いた。


【予告】
次回「Re;」