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クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第9話「裏切りの故郷」感想・レビュー

  • 2014/11/30(日) 18:23:59

今回は、物語の一つの区切りとなるお話だと思うのだが、アンジュとヒルダ、それぞれが故郷で信じていた人々に「ノーマである」という理由で裏切られ、それぞれの人間性が浮かび上がり、さらに故郷で再会した人々、シルヴィア、アキホ、ヒルダ母の本心の一端が垣間見え、見応えがあった。また今回のヒルダを見ると心が痛むのだが、同時に、ただ母に愛してほしかったヒルダが可愛かった。

後述するが、アキホは本心では以前からアンジュが嫌いだったのではないか、シルヴィアは本心ではアンジュを恨んでいたのではないか、それまで表に出せず抑圧していたマイナスの感情を、アンジュがノーマと公表されたことで、アンジュにぶつけてきたのかもしれないと思った。
特にアンジュに恨み言をぶつけるシルヴィアは、解放されたように憎悪の表情豊かで、これまでで最も活き活きしているように見えた。

【ヒルダ故郷に帰る】
ヒルダは子供の頃、自分がノーマであることを知らず、家庭的で優しい母と、リンゴ園の広がる田園地方に暮らしていた。木登りが好きな活発な女の子であり、母のつくるアップルパイに大喜びし、何より母のことが大好きだった。

ヒルダ母はヒルダがノーマであることを知りながら、そのことを隠してヒルダを育てていた。だがそれは、ついに公権力の知るところとなった。
そしてある雨の日、ヒルダの家に検疫官たちが乗り込んできた。
ヒルダ母は、雨でぬかるむ泥道に平伏し、見逃してもらえるよう検疫官たちに必死で訴えた。
「たとえノーマでもヒルダは私の子!大切な私の娘です!娘を返して…」

だが、聞き入れられるはずもなく、小さなヒルダは連れ去られた。
ヒルダ母は、ヒルダを追って転倒し、泥まみれでヒルダの名を叫び続けた。
それが、ヒルダがアルゼナルへ連れ去られる前に最後に見た、母の姿だった。

ヒルダは、母は今でも自分を愛してくれていると信じた。
母と引き離されてから11年。
ヒルダはついにアルゼナルを脱走し、故郷に帰ってきた。
服飾店に忍び込み、故郷にいた頃に近いイメージのワンピースを盗み出したのも、母と過ごした頃と同じツインテールをずっと通していたのも、母に愛されていた頃の自分こそ本当の自分と思っていたからだろうか。

11年ぶりに再会したヒルダ母は、ヒルダが誰か分からず、娘の友人と勘違いしてもてなす。
ヒルダもまた、自分が娘とはなかなか言い出せない。ヒルダとしては、ひと目で娘と気づいてほしかっただろう。
やがて、かつてのヒルダより少し大きな女の子が現れた。ヒルダ母は、この女の子を「ヒルダ」と呼ぶのである。

ヒルダは思わず、自分は娘のヒルダだと名乗った。
「ヒルダは私!ヒルデガルト・シュリーフォークト!11年前に離ればなれになったママの娘よ」

だがヒルダ母は、あなたがここに現れたことは誰にも言わないから帰って欲しいと懇願する。思いがけない母の言葉に、ヒルダは動けない。
するとヒルダ母はアップルパイを投げ付け、「帰れ!生まれてこなきゃよかったのよ、あんたなんか」と言い放った。

ヒルダは走って逃げ出した。

間もなく、雨降りの田舎道を力なく歩くヒルダの前に官憲たちが現れた。ヒルダ母が通報したということだろうか。

官憲は何の警告もなくヒルダを殴りつけ、泥道に倒れたヒルダを集団で殴打する。だが、ヒルダにはもはや抵抗する気力もない。
泥の中に倒れ、虚ろに灰色の空を眺めるヒルダは、ただアンジュのことをおもい、アンジュが妹に再会できたことを願った。

【ヒルダ母について】
ヒルダ母は、連れ去られたヒルダがアルゼナルで生きているとは全く思っていなかった。そもそもアルゼナルのことは一般人には秘密であり、この世界の人々は、隔離されたノーマは殺処分されると思っていても無理はない気がする。

ヒルダ母が、次女に「ヒルダ」と名付けたのは、ヒルダは連れ去られてすぐに処分されてしまったと思っており、だからこそ次女が生まれれるとヒルダが帰ってきたと思い、奪われた娘と同じ名前をつけたのだろうとおもう。

今回ヒルダ母は、帰ってきたヒルダを拒んだが、ヒルダも妹ヒルダも自分の娘であり、そして妹ヒルダは決してヒルダの代わりではないことは分かっていると思う。
ヒルダ母は、いかにノーマとはいえ、母を慕って帰ってきてくれた自分の娘を突き放し、見捨てたことに今後苦しむのではないか。

【アンジュ、旧友アキホと再会】
アンジュとモモカは、旧ミスルギ皇国の皇都に潜伏した。
夜を待つアンジュはヒルダをおもい、ヒルダは母に会えただろうかと思った。

夜になるとアンジュとモモカはエアリアの倉庫に忍び込み、旧友アキホに再会する。
だが再会したアキホはアンジュに怯え、許しを請う。
アンジュは「ノーマになっても、私は私。何も変わってないわ。私が何かするとでも思ったの?友達であるあなたに」と言い、アキホに手を差し伸べた。
だがアキホはアンジュの友情を全く信用せず、隙を見て官憲に通報するのである。

【アキホ、以前からアンジュが嫌いだった?】
アキホがアンジュを信用出来ないのは、本当はずっと以前から、本心ではアンジュのことが嫌いであり、実は心を許していなかったからではないかと、ちょっと思った。

アキホはアンジュのことを、いつも綺麗事しか言わない、自分たちのミスや力不足のために試合に負けても決して怒ったりしないが、本心では自分たちのことを見下していると思い、内心ではアンジュを嫌っていても不思議は無い気はする。

だからこそアキホは、アンジュがノーマと発表されると、これで心置きなくアンジュを嫌いと言える、「ノーマは人間ではない」のだから、どんな酷いことを言っても誰にも非難されないと、後ろめたさを感じずにアンジュを罵ることが出来たのかもしれない。

これはアキホに限らず、マナの人々全般に言えることかもしれない。
マナの人々の社会は、人を悪く言ってはいけない、妬んだり恨んだりしてはいけない、みんな仲良くしよう、絆を大事にしようということを建前としているようにおもえる。

人々は本当は、マイナスの感情を抱えているのだがそれを表に出せず、そのはけ口としてノーマを虐待しているというところはあるような気がする。

【アンジュ、シルヴィアと再会】
アンジュとモモカは王宮に突入、守備兵の追跡と防御を突破し、ついにシルヴィアの元に辿り着いた。だがシルヴィアは、無事を喜ぶアンジュにナイフで斬りつけた。

シルヴィアからの救けを求める通信が、そもそも罠だったのである。

状況が理解できないアンジュに、シルヴィアは言う。
「この化物!!あなたさえ生まれてこなければ…あなたがいなければ…歩けなくなることも、お母様が死ぬこともなかった」

アンジュは座り込んでしまい、モモカと一緒に拘束された。
そして兄ジュリオが姿を見せ、まんまと罠に落ちたアンジュをあざ笑うのであった。

【シルヴィア、以前からアンジュを恨んでいた?】
シルヴィアは、かつてアンジュと一緒に乗馬して落馬し、足が不自由になった。
それでもアンジュを責めず、それどころかアンジュを気遣っていた。

それはシルヴィアの本心だろうが、同時にアンジュを恨む気持ちも本心だろう。また、亡き母・ソフィア皇后は心優しい人物であり、シルヴィアはアンジュを責めて母を悲しませたくない、母に悪い子だと思われたくないという気持ちもあったとおもう。
だからこそ、アンジュがノーマだと分かると、これまで言えなかった本心を、抑圧して隠し続けてきた恨みをぶつけてきたように思える。
アンジュを罵るシルヴィアは、初めて本心を解放することができ、これまでになく活き活きしているように見えた。

また次回予告でシルヴィアは、アンジュを鞭打っていた。
身動きできないアンジュに暴力を振るい、苦痛の表情を引き出したい、悲鳴をあげさせたいというのも、シルヴィアの本心なのだろうか。

ただシルヴィアは、アンジュに救いを求めれば、アンジュが駆けつけることを疑わなかった。これはアンジュがシルヴィアを愛していることを確信しているからこそであり、実はシルヴィアはアンジュに甘えていると言えるかもしれない。

【ジュリオの陰謀】
今回の陰謀はアンジュの兄ジュリオの策であった。
アンジュをアルゼナルから旧ミスルギ皇国におびき寄せて捕らえ、最終的にはアンジュを公開処刑にするつもりのようである。
ジュリオはアンジュに随分執着しているが、これはアンジュはノーマであるという以上の危険な存在と見なしているから、それともそれほどアンジュが憎い?

ジュリオとしては、アンジュをアルゼナルに送り込めばすぐに始末できると思っていたがしぶとく生き残るので、脱走するように誘導し、脱走犯として始末されても良し、運良く旧ミスルギ皇国まで辿り着いたら公開処刑、という計画なのだろうか。

そんなジュリオの傍らに控えるのが、側近リィザ・ランドッグなのだが、ジュリオを見る目は無表情で冷たく、主君に敬意や忠義の心を抱いているようにはあまり見えない。リィザはジュリオすら利用して何かを企んでいるのだろうか。

【予告】
次回「絞首台からサヨナラを」

捕らえられたアンジュとモモカ、そしてヒルダはどうなるのか。次回に注目したい。

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最近の体調(痔)

  • 2014/11/30(日) 01:29:06

先週火曜日から軟便材だけ服薬しているのだが、排便時に出血は無く、痛みもかゆみも無い。
今は軟便材を止めるタイミングを見計らっているのだが、止めた途端に出血したことが以前あったので、ちょっと様子を見ている。

頭痛

  • 2014/11/28(金) 23:29:41

頭痛のため一回休み。

今日買った漫画

  • 2014/11/27(木) 22:21:05

今日買った漫画、雑誌は以下の通り。

■阿・吽(1)(ビッグコミックススペシャル)
著者:おかざき 真里

平安時代初め、日本史の二人の巨人、最澄と空海を描いた漫画作品。
背表紙のあらすじ、帯にプリントされた本編抜粋のコマ、そして表紙を見てこれは面白そうと思ったので購入。




■きんいろモザイク (5) (まんがタイムKRコミックス)
著者:原 悠衣

毎月連載を楽しみにしている作品なので購入。




■ユリイカ 2014年12月号 特集=百合文化の現在
今野緒雪、天野しゅにんた、月子、綾奈ゆにこ、西UKO、中里一、牧村朝子、エリカ・フリードマン 等

表紙は「青い花」などの志村貴子。
特集記事に集結した豪華な顔ぶれから、大変興味をひかれて購入。




インターネットに接続できない

  • 2014/11/26(水) 23:06:03

本日、帰宅してPCでインターネットへのアクセスを試みたが、接続できない。モデムのステータスというランプが消えているのだが関係あるだろうか?
という訳で携帯より簡易更新である。自力での復旧は難しそうなので、早めに業者に連絡する予定。

【追記】
2014/11/27(木)7:20頃、インターネットに接続できるようになっていることを確認した。
モデムを見ると、「ステータス」など全てのランプが点灯していた。

安彦良和の漫画「ヤマトタケル」Web配信中

  • 2014/11/25(火) 23:41:31

安彦良和の漫画「ヤマトタケル」がWebコミックサイト「コミックウォーカー」で連載再開した。現在10話、11話を配信中である。

「ナムジ」「神武」など、安彦良和による古事記の時代の古代日本を描いた作品が好きであり、本作も続きが読めるのを楽しみにしている。

今日買った漫画

  • 2014/11/24(月) 23:09:52

本日購入した漫画は以下の通り。

■ガールズ&パンツァー コミックアンソロジー(2) (MFコミックス フラッパーシリーズ)
著者:才谷屋 龍一 他

アニメ「ガールズ&パンツァー」が好きであり、才谷屋龍一のコミカライズ作品、これまでのアンソロジーも面白かったので、本巻も期待して購入。アニメキャスト15名が漫画及びイラストで参加しているとのことであり、こちらも楽しみである。




■新世紀エヴァンゲリオン 第14巻(プレミアム限定版) (カドカワコミックスA)
著者:貞本義行

アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」をキャラクターデザインの貞本義行がコミカライズした作品だが、キャラクターの人柄が貞本義行の解釈による描き方になっており、絵とエピソードは同じでも印象はアニメと大分異なるものになっており、それが漫画版「エヴァンゲリオン」の大きな面白さの一つだと思う。
本巻が最終巻であり、どのような結末を迎えるのか楽しみである。




■ホークウッド(6)(MFコミックス フラッパーシリーズ)
著者:トミイ 大塚

14世紀のフランス、イギリス軍とフランス軍の間で繰り広げられる百年戦争を舞台に、イギリスの王太子エドワードに雇われた傭兵隊長ホークウッドと彼の率いる傭兵隊「白鴉隊」の戦いを描く中世戦争絵巻の第6巻。



クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第8話 「ビキニ・エスケイプ」

  • 2014/11/23(日) 20:27:17

今回は、アンジュの妹シルヴィアに対する強い想いが描かれ、そしてヒルダの本当の人間性の一面が描かれ、クリスがヒルダを大事に思う気持ちは本物である姿が描かれ、ロザリーの情に篤く涙もろい姿が描かれ、モモカのノーマであっても差別せず相手を思いやる姿が描かれ、おもしろかった。

【アンジュ、妹シルヴィアを案ずる】
前回のラスト、アンジュの妹シルヴィアから助けを求める通信がモモカの元に入った。
そして今回、アンジュはシルヴィアのことが気になって仕方がなく、第一中隊の演習にも身が入らない。一方ヒルダもまた、何か考えているようで、ロザリーに話しかけられても全く反応しない。そして離陸した第一中隊のパラメイル群は、ローゼンブルム王国の慰問団の航空機群とすれ違う。

ローゼンブルム王国は代々アルゼナルの管理を任されており、慰問団の団長はアンジュの旧友、ミスティ王女である。
まもなく、年に一度のマーメイド・フェスタが開催される、そのために来訪した慰問団なのだという。

【マーメイド・フェスタ開催】
アンジュはサリアから、マーメイド・フェスタについて説明を聞いていた。
それは、人間がノーマに休むことを許した唯一の日である。
この日は海辺の砂浜に様々な露店が数多く立ち並び、イベントが開催され、ノーマたちは水着姿で祭りを楽しむのである。

アンジュはフェスタについてサリアの説明を聞くと、「奴隷のガス抜きって訳ね」と率直な感想を口にする。
アンジュはノーマは奴隷であり、自分もまた奴隷と認識しているのだが、以前はノーマを虫呼ばわりしていたことを思うと大きな変化だとおもう。そしてアンジュは、いつまでも奴隷の運命を大人しく受け入れはしないように思える。

【アンジュ、キグルミで変装】
アンジュはビーチパラソルの日陰の椅子に腰掛け、モモカとフェスタを眺めるのだが、やはりシルヴィアのことが気になり、浮かない表情である。アンジュとしてはシルヴィアを助けに行きたいが、その方法がない。

その時、モモカにエマ監察官からマナの通信が入った。
慰問団の団長ミスティ・ローゼンブルムがアンジュに会うことを強く希望しており、連れてきてほしいという。ミスティは、皇女だった頃のアンジュの旧友である。

だがアンジュは、いまさら会ってどうするのか、わたしを笑おうというのかと言い、近くに置いてあってペロリーナのキグルミを着ると、モモカに付いて来るなと言い、人混みの中に紛れてしまう。
そんな二人の様子を、ヒルダが鋭い目つきでうかがっていた。

【クリス、ヒルダを案ずる】
クリスは、最近ヒルダの様子がおかしく、フェスタにも顔を見せないことを心配し、ロザリーに相談していた。ロザリーは、目の前で繰り広げられる子豚のレースに熱中しつつも、ヒルダが理解し難い振る舞いをするのはいつものこと、話しかけてこないのは一人になりたいからであり、そういう時は一人にさせた方がいい、放ってけば元にもどるだろうという。
ロザリーがヒルダに干渉しないのは、ヒルダを信頼しているからに思えた。だがクリスは、ロザリーの言葉に必ずしも納得できないようである。

【アンジュ、女の子を助ける】
祭りに賑わう砂浜を、アンジュはペロリーナのキグルミ姿でうろつく。
一方、エマ監察官はミスティ王女に強く言われ、アンジュを探しまわるのだが、まさかペロリーナがアンジュとは見抜きようがなく、アンジュの作戦は大成功である。だがキグルミ内の環境は過酷であり、アンジュは汗まみれになりながら「暑い、蒸れる、酸っぱい…」と思わずつぶやく。

目の前には、メリーゴーラウンドが回っており、小さな女の子たちが木馬や馬車に乗って目を輝かせている。その時、目の前の回転木馬でトラブルが発生、小さな女の子が木馬から落下、アンジュはとっさに女の子を受け止めた。
行儀よく礼を言う女の子に、アンジュはシルヴィアのことを思い出さずにはいられない。

【アンジュ、駐機場に隠れる】
アンジュは涼を求めて航空機の発着場に辿り着いた。
ひと気の無い発着場では、二人の女性がデッキチェアで横になり、愛しあおうとしていたのだが、アンジュは二人を気迫で圧倒し、追い出してしまう。

そしてアンジュは、キグルミの頭部を脱いで顔に風を浴び、デッキチェアに横になってようやく人心地つく。だがやはりシルヴィアのことが頭を離れない。
かつてアンジュはシルヴィアを乗せて乗馬した時、シルヴィアは落馬してしまった。シルヴィアの足が不自由なのは、この事故が原因らしいのだが、シルヴィアは決してアンジュを責めず、それどころか責任を感じて押し潰されそうなアンジュを気遣ってくれた。

何気なく周囲を見回したアンジュは、駐機する航空機にローゼンブルム王家の紋章が描いてあることに気づいた。

【アンジュ、ミスティ王女を脱走準備に協力させる】
ミスティ王女のいる応接室の前に、キグルミの頭部をかぶった水着姿の女が現れた。
この怪しい女は、護衛達に襲いかかるとたちまち叩きのめし、ミスティの部屋に踏みいると、キグルミの頭部を外し素顔をさらした。この女は、もちろんアンジュである。怪しい扮装は、護衛を油断させるためだろうか。

ミスティはアンジュとの再会を喜ぶと、アンジュへの想い、そしてアンジュがノーマなどということは簡単には信じられず、どうしても確かめずにはいられないということを熱く語りはじめた。実はミスティ、かなり情熱的なお嬢さんである。

するとアンジュは自分はノーマであり、それが全てだと言い、話を切り上げてしまう。そしてナイフを片手に笑顔で、脱走を手伝ってほしいと言うのであった。

【大運動会がはじまる】
砂浜では、フェスタ最大のイベント、大運動会がはじまった。
この大運動会の優勝賞金は何と100万、参加者たちの意欲は尋常ではなく、ジャスミンの景気の良い司会進行の元、フェスタ最大の盛り上がりを見せるのである。

大運動会では、様々な競技が競われる。
まずは、水に溶ける水着でパン食い競争!
続いて、胸で卵を運ぶ競技である。サリアは胸のサイズのため苦戦、エルシャは有利に勝負を進め、ロザリーはせっかく載せた卵がポロポロと落ちてしまい、なかなか簡単にはいかない。

一方クリスは、それまで思い悩む表情だったが、何かを決意した表情を見せると、意外なバランス感覚の良さと俊敏さを発揮、素晴らしいプレイを見せる。これにはロザリーもサリアも、そしてジャスミンも、驚きを隠せない様子だ。

【アンジュ、武器を調達】
アンジュはミスティを連れて無人のジャスミンモールに現れると、ショッピングカートに次々と武器を積み込み、レジに大量の札束を放り込んだ。盗んだりせずちゃんとお金を払うという、結構律儀なアンジュである。武器を調達しながらアンジュはミスティに、シルヴィアについて聞いた。するとミスティは言う。
旧ミスルギ皇国の皇族は、国民を欺いていた罪で、いずれ処刑されると。

アンジュは武器を満載したショッピングカートにミスティを乗せ、駐機場に走りだした。

【ヒルダ、モモカを脅迫】
モモカは、ペロリーナのキグルミを着て姿を消したアンジュを探すのだが、なかなか見つからない。さすがのモモカも、アルゼナルに来て日が浅く、まだアンジュの行きそうな場所の見当を付けづらいというところだろうか。

フェスタで人が出払ってしまい、ひと気の無い廊下で、アンジュを探して歩くモモカの前に、ヒルダが現れた。そしてヒルダは、モモカに銃をつきつけて航空機の発着場に連れて行き、機体の操縦を要求するのである。マナの力があれば、航空機も操縦できるという。これはマナの力により、機械の操作方法も頭にダウンロードでき、操縦できるということだろうか。

【アンジュ脱走】
モモカは、自分が従うのはアンジュリーゼさまだけと言い、ヒルダの要求を受け入れようとしない。

するとそこに、ショッピングカートに大量の武器、そしてミスティを載せたアンジュが姿を見せた。アンジュとヒルダは銃を向け合うが、ヒルダはアンジュも脱走が目的と知るとに共闘を提案した。
アンジュはヒルダに、あなたは信用できないと断る。
するとヒルダは言う。航空機の車輪はロックされており、ロックを解除しなければ機体が損傷する、自分はロック解除の方法を知っている、ここは協力しようと。

アンジュはシルヴィアのため、渋々ヒルダの提案を了承した。

早速ヒルダは管制室に忍び込み、留守番のオリビエを殴って昏倒させた。そしてフェスタのラストを飾る花火の打ち上げがはじまると、機体のロックを解除した。機体の発進音を花火の音でかき消す作戦である。
するとアンジュはモモカに、離陸するよう指示する。
モモカは、まだあの方が乗っていないといい、躊躇するが、アンジュに強く言われ、離陸開始した。

ヒルダは、機体が走りだしたことに驚き、必死に走って後を追う。
アンジュは後部ハッチからヒルダに厳しい目つきで言う。

あなたはやはり信用できない。
ヴィルキスの吸気口にブラジャーを詰めて墜落させた、後ろから撃つ、手下を使って嫌がらせをする、ペロリーナのキグルミがくさかった、などなど、これまでの恨みを列挙するのである。
これにヒルダは、「そんな昔のこと…」と言い、キグルミについては「最後の何!?」とツッコミをいれる。

ヒルダは決して諦めず、地面を蹴って驚異的な跳躍をみせ、後部ハッチに何とかへばり付いた。
後部ハッチを這い上がりながらヒルダは叫ぶ。
「このために、何年も、何年も待ったんだ!生き残るためならゾーラのオモチャにもなった、面倒な奴らと友達にもなってやった。なんだってやってきた。ずっと、待ってたんだ…この日を、絶対に帰るんだ、ママのところに!」

ヒルダの叫びを聞いたアンジュは、もはやヒルダを追い出そうとはしない。

ところが、さすがのヒルダも全力疾走と大ジャンプで無理をし過ぎたらしく、離陸時に機体が揺れるとバランスを崩し、足を滑らせた。
だがヒルダが機体から落下するその瞬間、アンジュはヒルダの腕を掴み、機内に引っ張りあげた。アンジュもヒルダも、互いの本当の人間性の一面を初めて知り、互いに対する心情がいろいろと変化しつつあるようである。
そしてモモカは、もう一人乗せるというアンジュの言葉を笑顔で承知した。

一方、アンジュ脱走という事態に、ジル司令をはじめとするアルゼナル首脳陣は苦い表情であり、ジル司令は「坊やに連絡を」とジャスミンに指示を出す。どうやら、タスクに連絡をとるようである。ジル司令たちとしては、自分たちの計画のためにはアンジュという手駒をまだまだ失うわけにいかず、人間たちの国で何事かを画策するということだろうか。

【クリス、大運動会で優勝】
マーメイド・フェスタの大運動会では、何とクリスが優勝、見事賞金100万を手にしていた。普段は自信の無さそうなクリスも、今日は誇らしげである。

ヴィヴィアンもエルシャもサリアも、隊のメンバーは皆、クリスの大胆にして繊細な戦略戦術を、その力戦奮闘を称え、優勝を心から祝福する。

そしてクリスはロザリーに言う。これでみんなで、ヒルダも一緒に、美味しいものを食べようと。ロザリーは思わず涙ぐむのであった。

ヒルダは、ロザリーとクリスを友達とは思っていないようだが、クリスとロザリーはヒルダを大事に思っている。この三人が、本当に心を許しあえる日がきてほしいと思った。

【故郷への道】
航空機はモモカの操縦により、無事人里離れたに森林地帯に着地した。
間もなく追手の兵たちが航空機に乗り込み、拘束されたミスティ王女を発見するが、脱走者の姿は既に無かった。

アンジュとモモカ、そしてヒルダは森の中の道の前に立っていた。
道は二つに分かれており、アンジュとモモカは旧ミスルギ皇国に向かう。そしてヒルダはバイクに跨がり、故郷を目指す。
別れ際、ヒルダとアンジュはわかれの言葉を交わす。
「アンジュ、命だけは大事にしなよ」
「そっちもね、ヒルダ」

ヒルダの言葉は皮肉ではなく、本心だとおもう。
そしてアンジュがヒルダの名を呼び、ヒルダの無事を願うことも本心だろう。

【予告】
次回「裏切りの故郷」

大変気になるタイトルである。アンジュとモモカ、そしてヒルダ、それぞれの故郷では何が待つのだろうか。特にヒルダは、母から受け入れられるのだろうか。次回も楽しみである

今日買った漫画

  • 2014/11/22(土) 23:46:33

本日書店で見かけ、同じ作者の近未来ポリスアクション「EXーVITA」(全2巻)が好きなので手にとって裏表紙のあらすじを見たところ面白そうだったので購入。

■D'z (ヤングジャンプコミックス)
著者:古味 慎也, HiRocK


今日買った漫画

  • 2014/11/22(土) 00:47:42

本日勤め先からの帰りに最寄駅の駅ビル内の書店に数日ぶりに寄ったところ、買おうと思っていた作品がいろいろと発刊されていたので以下の漫画及び雑誌を購入。


■おしえて! ギャル子ちゃん(1)(MFコミックス)
著者:鈴木 健也




■じごくあね(1) (サンデーGXコミックス)
著者:吉田丸 悠




■マンけん。(7)(サンデーGXコミックス)
著者:加瀬 大輝




■ユリ熊嵐 (1) (バーズコミックス)
著者:イクニゴマキナコ、森島明子




■まんがタイムきららMAX 2015年1月号
芳文社




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