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今日買った漫画:低俗霊狩り【完全版】(3)

  • 2015/03/31(火) 23:11:16

漫画家・奥瀬サキの伝奇アクション「低俗霊狩り」のうち、1994年に雑誌掲載された「自動人形−中編−」、そして完全新作「自動人形−後編(1)−」などを収録した単行本。前巻が面白かったので、続きに期待して本巻も購入。

◼︎低俗霊狩り 【完全版】 3巻 (ガムコミックスプラス)
著者:奥瀬 サキ

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最近の体調(痔)

  • 2015/03/30(月) 23:57:09

本日、お通じの時に出血、トイレの水が薄っすらと赤くなった。
昨日のお通じは固く、本日も固かったので肛門を傷つけたのだろうかと思う。
今晩から軟膏の使用を二週間くらい続け、様子を見るつもりである。

それにしても、痔の手術(2012年3月末、4月初め)からそろそろ3年たつのだが、すっかり良くなったかと思えば出血するということを何度も繰り返している。
今回の件では改めて初心にかえり、軟膏と軟便材に加え、睡眠を大事にすることにも気をつけたいと思う(医師から聞いたのだが、肛門は起きている間にむくみ、寝ている間にむくみがとれていく。なので、睡眠時間が短いとむくみが十分とれず、肛門が傷つく危険度が高まるのだという)。

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第25話「時の彼方で」

  • 2015/03/29(日) 22:16:56

【感想概略】
今回は「クロスアンジュ」の最終回である。

まず戦闘描写は迫力があり、アンジュ、サリア、ヒルダ、サラがそれぞれ敵ラグナメイルと激突。
技の限り、力の限りを尽くして激闘を繰り広げ、そして強い意志と想いによって逆境を乗り越えて勝利を掴み、まさにクロスアンジュ世界の最強決戦が楽しめた。

そして、ジルは最後の時にサリアと和解し、主な人物たちは最終決戦を生き延びることが出来、ラストでは各人の新生活の様子が描かれ、後味のよいラストだったと思う。
また、桑島法子の演ずるヴィヴィアンが生き延びることができてほっとした。

当初、アンジュの行動には自分勝手で思いやりに乏しいという印象を抱き、あまり好感をもてず、だが彼女の境遇を考えれば、人間不信に陥り、ヴィヴィアンが差し伸べた手を拒むのもやむを得ないのだろうと思っていた。

だがアンジュは、ノーマたちサラたちとぶつかり合う中で成長し、どんな逆境にあっても前向きさを失わず、自分の生き方は自分で考え、自分の意志で決める、自分の運命は自分で切り拓く生き様を行動で実践するようになり、その生き様には共感を抱いた。

この「クロスアンジュ」、全25話を通して退屈することはなく、毎回楽しませてもらい、そして素晴らしいラストを見せてもらった。見応えのある、おもしろい作品に出会えたことを感謝している。


【サリアとジル、和解】
前回、ジルはエンブリヲの駆るラグナメイル・ヒステリカに撃たれ、重傷を負った。

そして今回。
アウローラにサリア機が着艦した。
サリアはぐったりしたジルに肩を貸し、駆けつけたマギ軍医に早く担架を持ってきてくれるよう訴える。
だがジルは、もはや自分は長くないことを悟り、治療を断るとタバコを一本もとめた。

マギ軍医は、ジルが楽になるよう上半身を起こして抱きかかえる。
そしてタバコに火をつけ、ジルに咥えさせた。

ジルの傍らにはサリアが座り込んで離れない。
謝罪するサリアにジルは笑いかけ、サリアの頬に手を触れ、サリアへの想いを明かした。
「ホント、あんたは私にそっくりだよ…。まるで、妹みたいに…。
真面目で、泣き虫で、思い込みが激しいとこから、男の趣味までね…
だから、巻き込みたくなかった…
ごめんね…辛く当たって…」

ジルの全身から力が失われ、口からタバコが落ちた。
サリアはジルを抱きしめ、ジルのために泣いた。

【アンジュ、時空の狭間で目覚める】
前回、アンジュはエンブリヲにさらわれた。
そして今回、アンジュは、豪華な部屋のベッドの上で目を覚ました。

するとアンジュは早速行動を開始。
部屋を駆け出し、まずは屋外に出た。
そしてここがアルゼナルであることに気付く。
だがこのアルゼナル、島が宙に浮いており、明らかにおかしい。

その時、エンブリヲが姿を見せ、アンジュに語りかけた。
ここはオリジナルのアルゼナルなのだと。

敵意を燃やすアンジュに、エンブリヲは余裕の表情で語りだす。
「少し昔話をしようか。

この島は世界最高の素粒子研究所でね。
私はここで多くの物を発見し、生み出した。
別世界への進出は、新たな大航海時代の幕開けとなる。

有人次元観測機「ラグナメイル」。
この機体で、別世界への扉を開く計画だった。

だが、突如発生した局所的インフレーションによりシステムが暴走。
この島は時空の狭間に取り残された。

だが、それこそが全ての始まりだった。
ここは、時が止まった世界だったからね。
無限の時間を持つ私だけの庭。
宇宙で最も安全な場所。

私はここからラグナメイルを操り、世界への干渉を始めた。
戦争を終わらせ、新たな地球を用意し、人間を作り直したんだ。人類を導く調律者としてね。

残念ながらマナによる高度情報化社会は失敗したが、君だけは違った。
私に相応しい強く賢い女。イレギュラーから生まれた天使」

睨みつけるアンジュをエンブリヲは引っぱたいて言う。
「これからは二人っきりなんだよ、永遠に、ここで」

【アウラ、アウローラ艦内に語りかける】
時空融合による世界の崩壊が進み、アウローラは不気味に振動する。
その時、振動が止まり、何者かがアウローラ艦内に語りかけた。
「時間と空間の狭間、虚数の海…。エンブリオはそこにいます」

謎の声に、ヒルダは周囲を警戒。
一方サラは、声の主がアウラであることに気付いた。

だがヒルダたちはアウラの言葉に困惑してしまう。
エンブリヲは時空の狭間にいるなどと言われても、どうすれば彼の元の行けるのか、見当すらつかない。

するとアウラは、ヒルダたちに語りかける。
ヴィルキスならば時空の狭間に行ける、自分が時空融合を抑えている間に早く行くようにと。
だがタスクは、ヴィルキスはアンジュにしか扱えないと言い、苦い表情を浮かべる。

これにアウラはこたえる。
「いいえ…。人類の未来を照らす光、ラグナメイルはそのために作られしもの。強き意志、人の想いに応えてくれるはずです」

ヒルダは、タスクにヴィルキスを託した。
今アンジュと最も強くつながっているのはタスクと認めてのことである。

そしてタスクはヴィルキスに搭乗。
指輪を手に、ヴィルキスに何度も呼びかける。
だがヴィルキスは全く反応しない。

【アンジュ、戦意を失わず】
時空の狭間。
アンジュはエンブリヲから逃亡を図り、走り回るが、逃げ切れない。
ならば戦うのみ。

アンジュはエンブリヲに鋭い蹴りを放つ。
だがエンブリヲは右手でアンジュの蹴りを平然と受け止める。
同時にアンジュの服が裂け、アンジュは一糸まとわぬ姿にされてしまう。

思わず胸と局部を隠すアンジュを、エンブリヲは引っぱたいて言う。
「君は汚されてしまった。浄化しなければね、私の愛で」

どうやらエンブリヲ、アンジュがタスクと一線を超えたことに心底激怒しているらしく、この場でアンジュと結ばれることでそれが浄化されるという理屈のようである。
だがこれはアンジュにとって絶対に受け入れられないことである。

その時、アンジュの右腕、続いて左腕に蔦がからみつき、両腕を左右に引っ張り、アンジュを地面に固定した。

それでもアンジュは戦意を失わず、エンブリヲを睨みつけて罵る。
「この暴力ゲス男!偉そうなこと言って!結局はやりたいだけなんでしょ!」

エンブリヲはアンジュを引っ叩き、宙に四角い画面を表示させる。
そこには、アウラが結界を展開し、アウローラを守る姿が映しだされた。だがアウラの羽根の先端は浸食されつつあり、このままでは長く保ちそうにない。

アンジュの左足、そして右足に蔦がからみつき、両足を左右に引っ張る。
エンブリヲは冷笑を浮かべ、アンジュの足の間に立つ。
するとアンジュは、「永遠がたり」を歌い始めた。

どれほど絶望的な状況であっても、アンジュは戦う意志、抵抗する意志を決して失わない。

【タスクたち、時空の狭間へ】
タスクの呼びかけに、ヴィルキスは全く反応しない。
それでもタスクは諦めず、何度も何度もヴィルキスに呼びかける。
ついにタスクは涙をにじませ、涙が指輪に零れ落ちるが、それでもヴィルキスに呼びかけることを諦めない。

すると指輪が光り、タスクにアンジュの声が聞こえた。
そしてヴィルキスが起動、機体色が黒くなり、機体各所に赤い線が浮かび上がる。
これでヴィルキスは、時空の狭間に突撃できるようになった。

一方サラは焔龍號に搭乗、ヴィルキスと一緒に敵の本丸に斬り込むつもりである。

クリスは自分のラグナメイルをヒルダに託す。
ロザリーはヒルダに「絶対死ぬんじゃねえぞ」と声をかけた。
ヒルダはこれに応え、ラグナメイル・テオドーラに搭乗した。

サリアもラグナメイル・クレオパトラに搭乗。
アンジュ奪還、そしてアレクトラの仇・エンブリヲ打倒に闘志を燃やす。

そんなサリアにエルシャとヴィヴィアンが駆け寄る。
そしてエルシャは、サリアの肩に手を触れ、笑顔で見送る。
「サリアちゃん、必ず帰ってきて」

そしてタスクの駆るヴィルキスは、サリア機、ヒルダ機、サラ機と共に発光、姿を消した。
次の瞬間、4機は時空の狭間を航行していた。

【タスクたち、アンジュの歌声を聞く】
時空の狭間をタスク、サリア、ヒルダ、サラは飛行する。
だがアンジュがどこにいるのか分からない。

するとサラが「永遠がたり」を歌い始めた。
そして、タスク、サリア、ヒルダは必死でアンジュの気配を感じ取ろうと四方に感覚を研ぎ澄ます。

一方、アンジュはエンブリヲに組み敷かれ、恐怖と嫌悪のあまり声も出ない。
だがその時、アンジュにサラの歌が聞こえてきた。
アンジュは再び「永遠がたり」を歌い始めた。

するとタスクたちに、アンジュの歌声が聞こえてくる。
タスクたちは歌声に向かって急行。
間もなく、宙に浮かぶ島を発見した。

【タスク、アンジュ救出】
オリジナルのアルゼナルの空が発光、ゲートが開き、ヴィルキスを始めとする4機が飛び出した。

そしてタスクはヴィルキスで突撃。
手裏剣でアンジュの手足を拘束する蔦を切断し、アンジュを掴むと飛翔。
女の敵・エンブリヲの魔手からアンジュを救い出した。

ヴィルキスの機上で、アンジュは全裸でタスクの膝の上に乗り、助けてくれた礼を言う。
するとタスクは笑顔で、アンジュからお守りとして借りた、アンジュのパンツを返すのだった。

一方ヒルダは、アンジュとタスクを見て、拳を振り回して怒っているようである。
ヒルダとしては、今アンジュと最も強くつながっているのはタスクと認めはしたが、アンジュを諦めたつもりはなく、アンジュが誰かとひっついているなど我慢ならないというところだろうか。

【アンジュ、ヴィルキスで飛翔】
タスクはヴィルキスを着陸させ、機体から降りるとコンバットナイフを抜き、サーベルを構えるエンブリヲに向き合う。
だがナイフでは、サーベル相手に不利である。

するとサラは帯剣をタスクに投げ渡す。
タスクは、サラの剣を受け取ると抜刀、エンブリヲの振り下ろす剣を受けとめた。

そしてアンジュはヴィルキスの座席にまたがり、操縦桿を握った。
すると機体色が白く変化。
同時にアンジュの身体が光りに包まれ、その光はライダースーツとなっていく。

こうしてアンジュは一瞬で戦支度を整えるとヴィルキスで飛翔、駆逐形態に変形、戦列に加わり、サラたちに伝えた。
「皆、時空を操っているのはあのラグナメイルよ。それをエンブリヲが操作している!」

アンジュの言葉にサラたちは、ヒステリカとエンブリヲ、両方倒さないと世界を守れないことを理解した。
そしてサラ機、サリア機、ヒルダ機も駆逐形態に変形、ヴィルキスと並び、ヒステリカの前に陣取る。

だがエンブリヲはアンジュたちを冷笑すると、3機のラグナメイル、レイジア、ビクトリア、エイレーネを召喚し、アンジュたちを迎え撃つ。
そして自身はサーベルを振るい、タスクと戦うのである。

【アンジュたち、二手に分かれる】
サラは焔龍號で牽制射撃しつつ、自分たちは召喚された3機と戦う、アンジュはヒステリカを倒すよう叫ぶ。

これをアンジュは承知、ヒステリカに襲い掛かる。
そしてサリアはエイレーネ、ヒルダはビクトリア、サラはレイジアを迎え撃ち、激闘を繰り広げる。

一方、エンブリヲはサーベルでタスクを猛攻。
タスクは斬撃を受け止めつつ、エンブリヲに一太刀浴びせた。
ところがエンブリヲは、いつものように不確定世界の本体と入れ替わらない。
タスクは、目の前のエンブリヲが本体であることを悟った。

ところがエンブリヲは一瞬で姿を消し、次の瞬間には別の場所に出現してタスクに拳銃を発砲。テレポーテーションで移動しながら銃で撃つという攻撃を繰り返す。

【エンブリヲ、サリア機とヒルダ機の制御を奪う】
サリアはクレオパトラで抜刀、エイレーネに斬撃を浴びせ、刃で押し合う。
すると、エイレーネからエンブリヲの声が語りかけてきた。
「戻って来てくれると信じていたよ、サリア」

これにサリアは「ええ、あなたを倒すためにね!」と叫び、刃で敵機を押し返して距離をとる。
そして瞬時に敵機の間合いに踏み込み、「これはアレクトラの仇!」と叫び、必殺の斬撃を振り下ろす、まさにその瞬間。

突如、サリア機が停止してしまう。
何と、エンブリヲがラグナメイルのコントロールを操っているのである。
エンブリヲは「君は私に従っていればいいんだよ」と冷笑。
そしてサリア機は銃口をサラに向けて発砲。
間一髪、サラは砲撃をかわす。

一方、ヒルダ機もコントロール不能に陥ってしまう。
これもエンブリヲの仕業である。
ヒルダは操縦桿を握り、必死で操作を取り戻そうとする。

【エンブリヲVSタスク】
エンブリヲは、銃弾で傷ついたタスクを再びサーベルで攻撃しながら、呪いの言葉をぶちまける。

「なぜアンジュを抱いた!?
女など、現実の世界にはいくらでもいる!
いくらでも選べたはずだ!

私は千年待った…
私には、アンジュしかいなかったのに…」

エンブリヲは瞬間移動でタスクの背後に出現、タスクの右腕の付け根を刺す。
だがタスクは刀を逆手に持ち、エンブリヲの胴を刺し貫いた。

【サリアとヒルダ、機体の制御を取り戻す】
アンジュはヴィルキスでヒステリカに斬撃。
だが剣は光の盾に受けとめられ、ヴィルキスとヒステリカは刃で押し合う。
やはりヒステリカは強敵であり、そのスピード、パワーともに尋常ではない。

ヒステリカは、エンブリヲの声で語りかける。
「アンジュ、君も人間だ。私が導かねば幸福にはなれない。」

この言葉にサラは激怒、エンブリヲを罵倒する。
「だから無理やり拐かし、暴力で支配しようとした、と。恥ずかしい男ですね、調律者よ」

ヒルダも激怒、「そんな卑怯な男にコマされるアンジュじゃねえっての!」と叫ぶ。

二人の言葉にアンジュは笑みを浮かべ、ヴィルキスでヒステリカを刃で押し返す。
さらに強烈な蹴りを入れて距離をとり、決然と言う。
「その通りよ!私は、誰の思い通りにもならない」

アンジュの言葉に、サリアも叫ぶ
「そうよ、私だって…。
アウラが言ってた。ラグナメイルは、人の想いに応えてくれるって。
私は私よ!もう誰の支配も受けない!」
すると、サリアの指輪が発光。
サリア機の機体色が青色になり、エンブリヲの呪縛を破り、コントロールが復活した。

ヒルダも「私も、クソみたいな男の思い通りにはならねえ!」と気合一声!
するとヒルダの指輪が輝く。
テオドーラの機体色が赤色になり、機体の制御を取り戻す。

ヒルダは瞬時にビクトリアの間合いに踏み込み、渾身の斬撃を繰り出す。
ビクトリアは胴体を横一文字に両断され、爆発四散した。

そしてサリアはエイレーネに突撃、渾身の突きで敵機を刺し貫く。

【サリアとヒルダ、敵ラグナメイルを撃破】
エンブリヲは、アンジュたちの行動が心底理解できないようであり、疑問が口をつく。
「何故だアンジュ?
無限の時間に無限の愛。
私に支配されることの何が不満というのだ?」

これにアンジュは叫ぶ。
「人間だからよ!
支配をブッ壊す。
好戦的で反抗的なイレギュラー。
それが人間なの!」

一方サラは、レイジアに突撃。
銃剣で敵機を刺し貫き、発砲。
レイジアは爆発四散した。

サリア機は、エイレーネの砲撃を瞬間移動でことごとく回避して翻弄。
その一瞬の隙に、ヒルダ機はエイレーネに渾身の斬撃を浴びせる。
エイレーネは爆発四散。
ヒルダは親指を立ててウインクし、サリアに笑いかける。
これにサリアも笑顔でこたえた。

【アンジュVSエンブリヲ】
アンジュはヴィルキスでヒステリカの攻撃をかわしつつ、間合いに踏み込み、銃を持つ右腕を斬り飛ばす。
「今ならわかるわ。
なぜノーマが生まれたのか…
人間は、アナタなんかに操作されないという遺伝子の意志。

なぜノーマが女だけだったのか。
愛する人と子を成し、あなたの世界を否定するため。

だからお母様は歌と指輪を託してくれたのね。
最悪な創造主が作った、この腐りきった世界を壊すために!」

だがエンブリヲはあくまで上から目線である。
「千年の中から選んでやったのに…」と恩着せがましいことを言う。

そして「私の愛を理解できぬ女など、最早不要!」と叫び、ヒステリカはディスコード・フェイザーを展開、エネルギーを充填していく。
どうやっても思い通りにならないアンジュを、機体もろとも消滅させるつもりである。

これにアンジュは激怒、エンブリヲを徹底的に罵倒する。
「何が愛よ!
キモイ髪型でニヤニヤしてて、服のセンスも無くて、いつも斜に構えてる恥知らずのナルシスト!!
女の扱いも知らない、千年引きこもりの変態オヤジの遺伝子なんて生理的にムリ!」
アンジュはヴィルキスでディスコード・フェイザーを展開、エネルギーを充填していく。

そしてヒステリカはディスコード・フェイザーを発砲。
続いてヴィルキスも発砲。

光線は空中でぶつかり合い、押し合う。
だがヴィルキスの光線が押し勝ち、ヒステリカにディスコード・フェイザーが直撃した。
爆炎が晴れ、姿を見せたヒステリカは、両足も翼も吹き飛ばされ、機体表面は溶け落ち、かろうじて宙に浮いている。

エンブリヲは、ただでさえタスクとの戦いで大分消耗していたが、ヒステリカ敗北がよほどショックだったようで、隙が生じた。
タスクはこれを見逃さず、「父と母と、仲間の無念!」と叫び、エンブリヲの間合いに踏み込むと剣光一閃。
エンブリヲは脳天から真っ二つになり、血を吹き上げて倒れた。

ヒステリカは左手を突き出し、ヴィルキスに向けて加速。
するとアンジュは、ヴィルキスで加速して叫ぶ。
「私を抱こうなんて、1000万年早いわ!」

アンジュは渾身の斬撃をヒステリカに浴びせる。
ヒステリカは真っ二つに斬り裂かれ、爆発四散した。

【アンジュ、建国宣言】
アンジュたちはオリジナルのアルゼナルに着陸した。
見上げると、空は青空になっている。
そしてアウローラも現れ、海上に着水した。

大空をゆったりと飛翔するアウラが、アンジュたちに語りかける。
「ようこそ、我々の星。真なる地球へ。
時空が解放され、全てがあるべき場所に戻ったのです。
時空融合は停止し、世界は解放されました。
戻ってきたのです、世界が。あなた達の手に。」

アンジュに、サラが笑顔で問う。
「これから、どうされるのですか?
あなたたちが戦う必要も、私たちが殺し合う理由も、もうないのです」

アンジュは少し考え、答えた。
「国を作るわ、ここに。私たちだけの国。
ノーマも、人間も、ドラゴンも関係ない。
皆が自分の意志で生きる、厳しくて当たり前の国」

これにヒルダは笑顔で言う。
「アタシは、アンタと一緒に行くよ。どこだってさ。」

だがモモカは、元の地球の人々がどうなるのか気になるようであり、「あちらの地球は、どうなるのでしょうか?」と心配そうに言う。

これにアンジュは表情を曇らせるながらも言う。
「知ったこっちゃないわ。
エンブリヲは死んだ。
これからはもう、誰も導いてくれない。
自分たちの力で生きていかなければ、のたれ死ぬだけよ。」

モモカは、「そう…ですね…」と言い、アンジュの言葉を止むを得ないとは思うが、それでも破壊された世界に残された人々を思うと心が痛むようである。

その頃、元の地球は時空融合でことごとく破壊され、国家も崩壊。
秩序が失われ、荒廃した世界と化していた。
そして廃墟の一角では、3人の男達が、子供たちから食料を略奪。
手に入った食料に凶悪な笑みを浮かべて喜ぶ。

その時、何者かが男達に銃を向けた。
何と野戦服姿のシルヴィアである。
シルヴィアは、自動小銃を背負い、拳銃を手にし、五人ほどの仲間を率いている。

男達は懐から銃を取り出して構えるが、全員瞬時に射殺された。
すると子供たちは大慌てで、男達に奪われた自分たちの食料を拾い集める。
シルヴィアは子供たちに「死にたくなければ、戦いなさい」と声をかけ、去り際に小さく笑った。

そしてアルゼナルで、アンジュは全員に呼びかけた。
「私達も行きましょう、自分の道を、自分の足で」

【解放後の世界】
その後。

サラは大勢の見守る中、今回の戦いでの功を大巫女に賞された。
これには普段クールなナーガも、嬉し泣きである。

ヴィヴィアンは、実家にサリアたちを招待した。
出迎えるのはヴィヴィアンの母ラミアであり、サリアは花束、エルシャは菓子折りを手に訪ねているが、近くには大型ドラゴンもおり、サリアはかなりびっくりしているようである。
サリアたちは、改めてラミアとも親交を深めたことだろう。

都市の廃墟では、ジャスミンがアウローラを着地させ、広報用ロボットと何か話しているようである。
アウローラの周囲では、パラメイルが資材運搬に活躍している。
ロボットが持っているのはドラグニウムに見えるが、ジャスミンはこの地で何か事業をはじめるのだろうか?

ロザリーとクリスは、売店のアクセサリーを二人で覗いている。
可愛い髪留めを探しているようである。
この店舗、結構大勢の客で賑わっているが、営業再開したジャスミンモールだろうか?

アルゼナルの墓地には、マリカ、ターニャ、イルマ、アレクトラの墓標が建てられた。
墓には花が供えられ、友人知人たちが詣でていた。
故人を偲ぶのは、ジャスミン、マギ軍医、メイ、サリア。
ノンナ、メアリー、ロザリー、クリス。
そしてエルシャ。
ロザリーはマリカを思うと涙が抑えられないようで、後輩思いの良い先輩であることが伺える。クリスもまた、マリカの墓標を前に、罪悪感に苦しんでいるようである。

海の近くには、「喫茶アンジュ」が開店した。
ウェイターはタスク。
ウェイトレスは、アンジュとモモカ。
そしてオペレーター三人娘、パメラ、ヒカル、オリビエである。

この喫茶アンジュの目玉はやはり、モモカの手料理だろう。
多分、当初の客層の多くはノーマたちで、アルゼナル食堂に加えて昼食を食べに来店する気がする。ヒルダなどは、入り浸っているかもしれない。
さらにアウラの民にも客層を広げていくのだろう。
サラが来店すれば、アウラの民へのよい宣伝になる気がする。

休日は、アンジュとサラのカラオケ対決である。
同席するのはヴィヴィアン、そしてナーガとカナメである。
サラを見つめるナーガは、目尻を下げて蕩けそうな表情であり、その愛情の深さが伺える。

マギ軍医は、病院を建設している。
建設現場では、ドラゴンとパラメイルがクレーン車の代わりに鉄骨などを運んでおり、メイはフォークリフトを運転。
さらに現場には、エマも作業着姿で働いている。
エマも、自分の意志で、自分の出来ることを見出していくのだろう。

アウラの民の神殿前では、アルゼナル司令姿のアンジュ、サラ、そして大巫女が握手を交わし、これをアウラが見守っている。
最終決戦でサラとヒルダが結んだのは、一時的な軍事同盟だが、改めてアウラの民とアルゼナルは、平和共存のため正式に手を取り合うということなのだろう。

そして、戦いが無くなってもパラメイルには平和目的の役割があり、元第一中隊とサラたち、そしてタスクで、編隊を組んで飛行することもあるようだ。

飛行任務を終え、滑走路を歩くアンジュたちの目はみな輝いている。
アンジュたちはこれからも、自分で考え、自分の意志で行動し、厳しくて当たり前の世界で、自分の運命を切り拓いていくのだろう。

ノーマたちと、古の民、モモカたち元マナの民、アウラの民、そしてシルヴィアたちに、幸多からんことを。


おわり

今日買った漫画:ジョニー・ライデンの帰還(10)

  • 2015/03/28(土) 23:59:27

本日、駅ビルの書店で見かけたので購入。本巻の発売日は3/24であり、ようやく入手できた。
本巻ではどのようなメカが登場し、どのような戦いが繰り広げられ、どのようなドラマが展開されるのか、読むのが楽しみである。

◼︎機動戦士ガンダムMSV-R ジョニー・ライデンの帰還 (10) (カドカワコミックス・エース)
著者:Ark Performance


遅くに帰宅

  • 2015/03/27(金) 23:59:19

今日は勤め先を退勤するのが遅くなったのだが、帰り道を急ぎ、夜10時まで開いている書店にどうにか閉店間際にたどり着き、本日発売のまんがタイムKRコミックス以下5冊を購入できた。
土日にかけてのんびり読みたいと思う。


◼︎落花流水 (9) (まんがタイムKRコミックス)
著者:真田 一輝




◼︎NEW GAME! (2) (まんがタイムKRコミックス)
著者:得能 正太郎




◼︎Aチャンネル (6) (まんがタイムKRコミックス)
著者:黒田 bb




◼︎幸腹グラフィティ (5) (まんがタイムKRコミックス)
著者:川井 マコト




◼︎スクール・アーキテクト (1) (まんがタイムKRコミックス)
著者:器械

行きたい展覧会:メカニックデザイナー大河原邦男展(8/8〜9/27)

  • 2015/03/26(木) 23:21:32

機動戦士ガンダム、装甲騎兵ボトムズなど、多くのアニメのメカニックデザインを手がけたメカニックデザイナー大河原邦男の40年に渡る仕事を振り返る展覧会。
ダグラム、ボトムズ、ガリアン、レイズナーなどなど、これまで大河原邦男のデザインしたメカに魂が高揚したことは数知れず、まだ4ケ月以上先の話であるが、是非とも行きたいと思う。

http://www.okawara-ten.com

最近ほしい漫画

  • 2015/03/25(水) 22:19:28

「機動戦士ガンダム」の外伝。絵がとても上手く、メカ戦は大変迫力があり、人物たちはそれぞれ何らかの信念を持っており、時代そのものもまた主人公というところが気に入っている。
最寄り駅の書店では見かけないので、明日は勤め先の最寄り駅の書店に行ってみようかと思う。

◼︎機動戦士ガンダムMSV-R ジョニー・ライデンの帰還 (10) (カドカワコミックス・エース)
著者:Ark Performance

今日買った漫画:シン・マツナガ(5)

  • 2015/03/24(火) 23:25:13

本作の主人公シン・マツナガは、元々はサンライズとバンダイによるプラモデル中心のシリーズ企画「モビルスーツ・バリエーション」に登場するジオン軍の凄腕パイロットであり、ゲーム「ギレンの野望」では髭面の厳つい30代前半くらいの男性として描かれている。
一方、本作ではシン・マツナガを20代前半くらいの、文武両道だが知的で理性的な青年と描いており、ゲームなどとは違ったイメージの人物として描いているところがまず面白い。
そして本作は、戦争という巨大な渦に巻き込まれながらも自分なりに最善を尽くそうとし、時に苦悩する青年の物語であり、シン・マツナガの目を通してジオンの視点から描かれる一年戦争とジオン公国の物語でもあり、ここら辺も興味深く楽しめるところである。

◼︎機動戦士ガンダムMSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ (5) (カドカワコミックス・エース)
著者:虎哉 孝征

今日買った漫画:のんのんびより(8)、マジノ戦です‼︎(1)

  • 2015/03/23(月) 23:59:25

本日購入した漫画は以下の通り。


◼︎のんのんびより(8)(MFコミックス アライブシリーズ)
著者:あっと




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クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第24話「明日なき戦い」

  • 2015/03/22(日) 22:36:50

【感想概略】
今回は、ノーマ及びアウラの民の同盟と、エンブリヲ一味との最終決戦の第二ラウンドである。
戦闘では、激戦につぐ激戦が繰り広げられ、圧倒的物量に追い詰められるアウローラに味方してドラゴンが参戦、かつてボス級の圧倒的な強敵であった大型ドラゴンたちが頼もしい味方として敵機を撃破しまくる戦いぶりと展開は見どころの一つであり、見ていて精神が高揚した。

そして、こじれにこじれたクリスとロザリー、ヒルダが本心でぶつかり合って和解する姿は、今回の大きな見どころだったと思う。

サリアとジルの戦いでは、サリアは初めてジルに本心をぶつけ、どんなに頑張ってもジルが選んでくれなかったこと、ジルが愛してくれなかったことに傷つき、絶望し、なのに今になって姿を見せたジルへの怒りをぶちまけていたが、サリアは言いたいことを言って少しはすっきりしたのではと思う。

一方ジルは、サリアの怒りをひたすら受け止め、エンブリヲは誰も愛さず利用するだけと訴えるが、ジルはサリアへの心をまだ明かしてはいないと思う。
サリアもまた、ジルが全力でぶつかってきたこと、大型ドラゴンの突撃からジルが助けてくれたことに心を動かされつつあるようだが、まだまだ心が揺れているように思える。
サリアとジルについては、次回決着をつけることを期待したい。

また、タスクとエンブリヲの戦いでは、自分はアンジュの全裸を見ただの、自分は一線を超えただの、世界の命運を賭けた戦いの真っ最中にこの二人は下品なことで張り合い、エンブリヲがタスクの言葉に心底ショックを受け、タスクに激怒するところはバカバカしくて思わず笑ってしまった。

次回、ついに最終回である。
どのような結末を迎えるのか、最後まで見届けたい。

【サリアVSジル】
前回ラスト、アウラの元へ飛ぶアンジュの前に、ラグナメイル・クレオパトラを駆るサリアが立ち塞がり、アンジュに猛攻を繰り出す。そこにジルがラグナメイル・レイジアを駆って割って入った。

そして今回。
ジルはサリアに、自分がかつてエンブリヲの愛人であったことを明かし、エンブリヲに会いに来たという。
この言葉にサリアは激怒、エンブリヲの元には行かせないと叫ぶ。

するとジルは不敵な笑みを浮かべ、エンブリヲのところには行かせないが、アウラの元には行っていいらしいとアンジュに言う。
アンジュはニヤリと笑い、ヴィルキスを急加速、サリア機を迂回し、アウラへ続くメインシャフトに突入した。

【エンブリヲVSタスク】
エンブリヲはラグナメイル・ヒステリカを駆り、タスクの駆るパラメイル、アーキバス・バネッサ・カスタムと激闘を繰り広げていた。

エンブリヲは、人を精神的に追い詰め、心を折るのが好きなようである。エンブリヲは闘いながら、自分はアンジュの全裸を見たと自慢し、アンジュを飼い慣らすのが楽しみと豪語、タスクに精神的打撃を与えようとする。

ところがタスクは、自分はアンジュと一線を超えた、三日三晩愛しあったと反撃してきた。

これにエンブリヲは激しく動揺、そして激怒。
「なんたる卑猥で破廉恥な真似を…貴様の存在…全ての宇宙から消し去る!」と叫び、本気でタスクを殺しにかかかるのである。

【サラ、メインシャフトに突入】
前回、サラは竜神機・焔龍號を駆り、メインシャフトに突入。
襲い掛かる殺人円盤の群れを撃破しつつ突き進み、ついに地下の最奥部、アウラの捕らえられた巨大な水槽に辿り着いた。

サラは焔龍號の銃で、巨大な水槽を撃つ。
が、水槽には傷一つつかない。
続いてサラは抜刀、水槽に斬りつけるが、何のダメージも与えることが出来ない。

その時、地下最奥部にも殺人円盤の群れが次々と出現。
サラに襲い掛かるのである。

【エルシャ出撃】
ミスルギ上空のアウローラは、機銃で円盤の群れに応戦。
ヴィヴィアン、メアリー、ノンナもパラメイルで敵機を次々と撃墜し、アウローラを守る。

だが円盤はやられてもやられても次々と新手を繰り出して数で押しまくり、ついにアウローラは被弾、機関部を損傷、高度を保てず海面に着水してしまう。

身動きとれず、対空砲座も動かないアウローラに円盤の群れが殺到。
ヴィヴィアンはさすがに手堅く戦い続けるが、新兵メアリーは弾切れになってしまう。
攻撃の手段を失ったメアリーに、殺人円盤が襲来。
が、円盤はメアリーの目前で爆発する。
パラメイルで出撃したエルシャの仕業であった。

【アンジュ、サラに加勢】
ミスルギ地下の最奥部では、サラは襲い来る円盤の群れを次々と撃墜。
だが敵は次々と新手を繰り出し、サラは防戦に追われ、アウラ奪還に取り掛かれない。

そこにアンジュがヴィルキスで駆けつけ、円盤の群れを撃墜。
「何てこずってるのよ、あんなおもちゃに」とサラを叱咤する。

するとサラは、「遅いですよ」と言うと、アンジュに円盤の群れを任せ、自分は焔龍號で収斂時空砲の発射準備をはじめた。
何と、かつてアルゼナルの半分を消滅させた大破壊兵器で、アウラを閉じ込める水槽を破壊しようというのである。

これにはアンジュも驚き、「アレ打つつもり?アウラごと吹き飛ばさない!?」と言う。
するとサラは「3割引で撃ちますから、ご安心を」と笑うと、「永遠がたり」を歌い始めた。
直後、焔龍號が金色に輝き始め、肩のパーツが開いて収斂時空砲がせり出し、エネルギーが充填されていく。

【アウラの民、アウローラを援護】
アウローラを守るパラメイル部隊は疲労の色が濃い。
エルシャが参戦し、一時は持ち直したが、敵は次々と殺人円盤の群れを繰り出し、このままでは包囲殲滅されてしまう。

エルシャはヴィヴィアンに新兵二人を託すと敵の大群に突撃。
円盤の群れを引きつけてヴィヴィアンたちが逃げる時間を稼ぐ。

だが多勢に無勢。
ついにエルシャ機は四方八方から襲い掛かる円盤に右腕を斬り飛ばされ、左足を斬り飛ばされ、行動不能に陥る。
そしてエルシャ機のコックピットに円盤が命中。
エルシャ機の装甲はこの一撃には持ちこたえるが、円盤は猛スピードで回転しながらコックピットの装甲を斬り裂いていく。エルシャは死を覚悟し、目を閉じた。

その時、大型ドラゴンが出現し、魔法陣を展開。無数の光線を放つ。
ドラゴンの光線は、エルシャ機を斬り裂く円盤を破壊し、エルシャ機に殺到する円盤を全て撃墜した。

空を見ると、複数のワープゲートが開き、ドラゴンたちがゲートから出現し、円盤の群れを攻撃している。
驚くアウローラ艦橋に、アウラの大巫女が通信、アウラの民はアウローラを援護することを宣言した。

そしてアウローラの周囲に、かつて圧倒的な強敵であった大型ドラゴンたちが陣取り、襲い来る敵機を次々と撃破していく。
メイがアウローラ機関部の修復を終え、アウローラが飛翔すると、大型ドラゴンたちも共に飛び立ち、エンブリヲへの突撃を再開するのである。

【エンブリヲ、サリアたちを捨て駒にする】
いまやエンブリヲ一味のラグナメイルは、エンブリヲ機を含めて5機。
うち、サリア機はジルに釘付け。
クリス機はロザリーとヒルダに釘付け。
ターニャ機とイルマ機はナーガとカナメに釘付け。
エンブリヲ自身はタスクに釘付けであり、さらにアウラの民も参戦。

いまやエンブリヲ一味に、ミスルギ地下最奥部に突入したサラのアウラ奪還阻止に向かえる者はいない。

「形勢逆転だな、エンブリオ!」とタスクは叫ぶ。
だがエンブリヲは涼しい顔で「そう見えるかい?」と笑う。

そして次の瞬間、エンブリヲは配下のラグナメイル4機を瞬間移動させ、ドラゴンの群れの真っ只中に放り込んだ。
大型ドラゴンにぶつけられたターニャは、ドラゴンの反撃で即死。
ターニャの死に動揺するイルマも、ドラゴンの反撃で戦死した。

何とエンブリヲ、ダイヤモンドローズ騎士団を盾として時間を稼ぎ、その間にアンジュを迎えに行こうというのである。

動揺するサリアに、大型ドラゴンが突撃。
が、間一髪でジルがサリアを突き飛ばして救う。
ジルは「これがエンブリヲの本性だ。目を覚ませ、サリア。私のように、全てを失う前に…」と言い残し、メインシャフトに飛び去った。

【クリス逆上】
クリスは、自分がエンブリヲに捨て駒とされたことに動揺。
「また捨てられた…」とつぶやき、絶望と怒りで自暴自棄となり、ラグナメイル・テオドーラであたり構わず発砲。次々とドラゴンたちを撃ち殺していく。

ロザリーとヒルダはクリス機を牽制。
攻撃をかわしながらヒルダはクリスに呼びかける。
「自分から友達だって名乗る奴が、本物の友達なわけねえだろ」

だがクリスは、「アンタ達が私を見捨てたからでしょ!」と怒鳴り、それもこれも皆ロザリーとヒルダのせいだと叫ぶ。

ロザリーは、「私は見捨ててなんかいない!」と呼びかける。
だがクリスは聞く耳を持たず、「よってたかって、私のことバカにして…私がこんなにも辛くて、苦しんでるのに…どうして分かってくれないのよ!」と叫んだ。

が、ヒルダは、クリスの一瞬の隙を突き、クリス機に急接近すると組み付き、「いい加減にしろ、この根暗ブス!」と一喝。
続いてヒルダ機は、クリス機のコックピットハッチを鋼鉄の腕でこじ開け、引きちぎり、ハッチを放り捨てた。

ハッチを失い生身の姿を晒すクリスに、ロザリーは「そうだよ!言わなきゃ分かんないんだよ!私、バカなんだから!」と叫び、パラメイルを飛翔形態に変形してクリス機に突撃した。

動揺したクリスが発砲。
ロザリー機は被弾しながらも、クリス機に急接近する。
そしてロザリーはパラメイルのコックピットから飛び出し、クリスに飛びついた。
二人は勢い余ってラグナメイルから落下、地上に向けて落ちていく。

【ロザリー、クリスに告白】
落下しながらも、ロザリーはクリスを抱きしめ、離そうとしない。
「離して…落ちてる…」というクリスに、ロザリーは「いいよ、一緒に死んでやる」と言い、唇を重ねた。

驚くクリスに、ロザリーは告白する。
「私は、アンタがいなくちゃダメなんだ!
アンタが好きなんだよ!
私がアンタのこと見捨てるわけねーだろ!
私達だけじゃねーか。
アンタの胸のサイズも、弱い所も、ヘソクリの隠し場所も全部知ってるのは。
もう一回信じてくれよ…
もう一回友達になってくれよ…クリス…」

地上に激突寸前。
ヒルダは急降下してロザリーとクリスをキャッチ、胴体着陸で機体を損傷しながらも無事着地、どうにか二人を救助した。

クリスはロザリーを抱きしめ、ロザリーの想いを受け入れた。
だがクリスは、改めてマリカを手にかけてしまったことを後悔し、表情を曇らせる。

罪の意識に苦しむクリスに、ロザリーは言う。
「マリカのお墓買って、一生憶えておいてやろうぜ、私たちでさ」

「ばかみたい…世界が終わろうってのに、何してるの、私たち?」と泣き笑いのクリスに、ヒルダは「仲直り、だろう?」と言い、微笑んだ。

【サラ、アウラを解放】
ミスルギ地下最奥部で、サラは焔龍號の収斂時空砲を発砲、アウラを閉じ込める水槽を破壊した。ついにアウラは解放され、空高く飛び立った。

一方、ミスルギ地下のエンブリヲの元に、ジルが姿を見せた。
ジルはエンブリヲに、「私も、連れて行って」と言う
だがエンブリヲは険しい表情で拒絶。そして「その右腕で私を殺す気かい?」と問う。

ジルは「違うわ、だってあなたは死なないでしょう?」と言うとニヤリと笑い、右腕をエンブリヲに向けた。
直後、右手首がスライドして銃口が出現、発砲、エンブリヲに命中した。

すると、撃たれたエンブリヲの身体は凍結していき、たちまち凍りついた。
これぞ、死ぬと不確定領域の多重存在と入れ替わるエンブリヲの技を封ずる、ジルの秘策である。
ジルはエンブリヲ確保を通信で連絡した。

だが次の瞬間、無人のはずのラグナメイル・ヒステリカが動き出し、「こんな手を考えていたとはね」と嘲笑。
頭部から光線を発砲、ジルを撃ち抜いた。

ジルは倒れ、エンブリヲの本体はラグナメイルらしいことを悟った。

【アンジュ、エンブリヲにさらわれる】
アウラが解放され、エネルギー供給は止まっても時空融合は止まらない。
機体で飛行するアンジュ、タスク、サラは困惑する。

その時、ヴィルキスを駆るアンジュの背後から、何者かが親切に説明をはじめた。
「アウラのエネルギーは時空融合の起爆剤。あとは無限宇宙の位相エネルギーで、勝手に融合は進むのさ」

何とアンジュの背後、ヴィルキスの頭部にエンブリヲが腰掛けている。
アンジュは躊躇なく拳銃を発砲。
だがエンブリヲの姿は消え、次の瞬間にはアンジュの右側に出現し、アンジュに手を触れた。
するとエンブリヲは消え、アンジュも服を残して瞬間移動してしまった。

【予告】
最終回「時の彼方で」


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