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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第38話「天使を狩る者」

  • 2016/12/26(月) 01:43:10

【感想概略】
今回は、モビルアーマーと三日月の駆るバルバトスとの決戦、対モビルアーマー戦で三日月が後遺症を負ったことに苦悩するオルガ、場をわきまえずに証拠もなくマクギリスを批判するイオクを叱責するラスタル、これを侮蔑と思いその打開のためジャスレイと会うことを決意するイオク、そして三日月のモビルアーマーとの戦いぶりから根本的な世直しを決意するマクギリス、などなど盛りだくさんの内容であり、戦闘描写は「鉄血のオルフェンズ」における最強同士の頂上決戦で迫力があり、面白かった。

【バルバトス対モビルアーマー】
前回、クリュセ市へ進むモビルアーマーの前に、マクギリス、石動、ジュリエッタ、ライドがそれぞれモビルスーツで立ち塞がるが、ことごとく叩きのめされてしまう。
そこに三日月がバルバトスで出現、モビルアーマーのビーム砲からライドを救った。

そして今回、三日月はバルバトスでモビルアーマーに戦いを挑む。
マクギリスは援護を申し出るが、三日月はこれを断り、単機でモビルアーマーの間合いに踏み込んでいく。
これにモビルアーマーは刀剣を装着した長大な尻尾による斬撃を次々と繰り出す。

その死の壁の如き猛攻に三日月は、自分の命を顧みないかのような骨を斬らせて肉を断つ戦いぶりで、バルバトスに攻撃を浴びながらも敵機にはそれ以上の打撃を与え、自機の右腕を失い、コックピットを損傷しながらも、確実にモビルアーマーの力を削いでいく。

そして三日月はバルバトスで、石動のヘルムヴィーゲ・リンカ-の巨大な刀剣を握ると、モビルアーマーに渾身の一撃を浴びせ、続けて止めの斬撃を繰り出し、敵機の機関中枢を破壊した。
モビルアーマーは爆発炎上し、完全にその機能を停止。随伴機プルーマ-の群れも、全て動きを止めた。

三日月の人間離れした戦いぶりに石動とジュリエッタは驚愕、言葉もない。
そしてマクギリスは、三日月の戦う姿は自分の迷い晴らしてくれたと何やら吹っ切れたような笑みを浮かべるのである。

【オルガとマクマード】
一ヶ月後、オルガはテイワズの本拠地、巨大宇宙船「歳星」でボスであるマクマード・バリストンと対面していた。
オルガはマクマードに、自分たち鉄華団はこれからどう転ぶか分からない戦いに挑む、自分たちの存在がマクマードの邪魔になるようなら親子の縁を切ってもらいたいと、親子の盃を差し出した。

するとマクマードは言う。
盃は受け取っておく。テイワズとしても今火星のシノギを捨てる訳にはいかないのであり、咎めるつもりはない。だがテイワズを裏切るようなことがあれば、この盃を叩き割るだけでは済まないと。

【ギャラルホルン会議】
地球のギャラルホルン本部では、有力者会議が開かれていた。

席上、マクギリスは報告する。
自分が火星に行ったのはあくまでモビルアーマーの視察のため。
だがそれを邪推したイオク・クジャンの介入により、モビルアーマーが目覚めてしまった。
ファリド家が現地の武装組織と協力し、モビルアーマーを撃破したことで事なきを得たが、一歩間違えれば市街地が蹂躙され、火星は大惨事となっていただろう。

これにイオクは反論する。
すべてはマクギリスが野心のため、七星勲章欲しさのために仕組んだことと主張する。

だがマクギリスはこれを否定、出席者の誰も、ラスタルすらも、イオクの主張を支持しない。
それどころかラスタルは、マクギリスのモビルアーマー鎮圧を賞賛する。
イオクはこれに衝撃を受けている様子だが、出席者は皆、イオクのことを少し持て余しているようである。

会議の後、イオクはラスタルに訴える。
なぜ、マクギリスに野心ありとあの場で糾弾しないのかと。

するとラスタルは言う。
野心の正体を掴めないのに糾弾しても意味はない。
そもそも我々ギャラルホルンは秩序の番人。それが物事の順序を乱せば、必ずや足元をすくわれるだろう。
ラスタルはまるで厳しい父のようにイオクを諭し、「頭を冷やせ。イオク・クジャン」と言い残して立ち去った。

だがイオクは、ギャラルホルンは例え目的が正しくともルールを無視してはならないというラスタルの忠告が今ひとつ理解できなかったようで、ラスタルに侮蔑されたと思い込んだ。

そして、自分がラスタルに侮蔑されるようなことがあれば、散っていた部下たちに顔向けできないと思い込み、この状況を解消する方法として、テイワズのジャスレイと会うことを決意するのである。
ラスタルの願った方向とは全く違う方向に向かって全力疾走をはじめたイオクであるが、今後のラスタル陣営が心配である。

【オルガと名瀬】
マクマードとの対面の後、オルガは別室で名瀬に会っていた。
名瀬は、今回の件が上手く行けば自分は本部の若頭に昇進と明かし、鉄華団の兄貴分である自分に肩書をつけて鉄華団の手綱をしっかり握れということなのだろうと言う。

そして名瀬はオルガに問う。
火星の王とは、家族のために本当にオルガが目指すべき場所なのか。
家族のためならば、他にも方法はあるかもしれないではないか。
それでも結局のところ、鉄華団は戦うしか道はないのかもしれない。
だが今のオルガはこう叫んでいるように見えるのだ。
「目指す場所など関係ない。とにかく早く上がって楽になりたい」と。

【クーデリア、三日月を見舞う】
クーデリアは鉄華団本部に三日月を見舞っていた。
三日月はモビルアーマーとの戦いに勝利したが、阿頼耶識のリミッター解除の後遺症により、右半身の自由を失い、右足も動かなくなっていた。

兵舎の簡易二段ベッドで寝たきりの三日月に、アトラが差し入れのシュークリームを渡すと、三日月は無表情ながらも嬉しそうである。
かなり痛ましい状況の三日月であり、クーデリアは心を痛めているが、本人はあまり気にした様子がない。

そしてアトラもまた、三日月のことに心を痛め、その内面は全く平静ではない。
見舞いの後、クーデリアは一緒に歩くアトラに言う。
三日月が変わらないことをずっと恐れていた。だがこんなことになっても三日月は変わらなかった。これでまたどこかへ行ってしまったらと。

するとアトラは「クーデリアさんの前世って何ですか?」と唐突に尋ね、クーデリアを困惑させる。
さらにアトラは、後遺症が残っても三日月は変わらず、変わらないことは嬉しいはずなのに、次にどこかに行ったら三日月はもう戻って来ないような気がしてと言い、涙を流す。

クーデリアは、アトラも深く傷ついているのだと思ったようで、アトラを抱きしめようと近づく。
するとアトラは突然、クーデリアの両腕を掴み、三日月と子供をつくってほしいと頼み込んだ。
これにはクーデリアも驚愕である。

【マクギリスと石動】
ギャラルホルン地球本部でマクギリスは石動に、バルバトスを駆る三日月の戦いをどう思うか問うた。

すると石動は言う。
力量は認める。だが理性無く、ひたすら破滅へと突き進む、己が身まで食い潰すような、あの戦いざまには抵抗を覚えたと。

確かに三日月の戦い方は後のことを全く考えておらず、バルバトス及び三日月が今後も長く戦力となるという視点が無い。今後の鉄華団のことを考えても合理的とはいえない。

が、マクギリスは不敵に笑って言う。
「しかしあの強さは本物だ。バルバトスが、三日月・オーガスが再認識させてくれたよ。真の革命とは、腐臭を一掃する鮮烈な風だ。本物の強さだけが、世の理を正しい方向へ導く」

マクギリスとしては、ギャラルホルンの改革ではなく、ギャラルホルンそのものを解体しての世直しを決意したということだろうか。

【オルガと三日月】
オルガは、三日月がモビルアーマーとの戦いで後遺症を負ったことに苦悩していた。
そして名瀬の、とにかく早く上がって楽になりたいという気持ちがどこかにあり、それで生き急いでいるのではないか、という指摘も頭を離れない。

オルガは夜の兵舎を訪れ、一人眠る三日月を見つめながらつぶやく。
「俺は謝らねえぞ…」

すると三日月が目を開け、左腕左足だけで立ち上がろうとするが、バランスを崩してベッドから落ちてしまう。

オルガは驚き、腰をかがめて左腕を伸ばす。

すると三日月はオルガの左手を掴んで言う。
こうなっても悪いことばかりではないと思っている。
以前、クーデリアは戦わなくても済む世界を作ると言っていたが、考えてもよく分からなかった。
でも、もう考えなくてもいい。自分はもうバルバトス無しでは走れない。戦わなければ生きていけない。

そして三日月は言う。
「オルガ。俺を連れてって。オルガの指示があれば俺はどこへだって行ける。謝ったら、許さない。」

オルガは左手に力を込めて三日月を起こし、左手を握りしめて言うのである。
「分かってる。謝らねえよ。俺がお前を連れてってやる。」


【予告】
次回「助言」

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第37話「クリュセ防衛戦」

  • 2016/12/19(月) 01:15:56

【感想概略】
今回は、クリュセ市に迫るモビルアーマーの脅威に鉄華団は武略と知略を尽くして立ち向かうが、またまたイオクが余計なことをして状況をさらに悪化させてしまう。さらにガンダムはモビルアーマーに近づくとパイロットへの負荷を著しく高め、その身体機能や命を危険に陥らせることが発覚し、オルガは三日月に今回の作戦から外れるよう言い聞かせるが、三日月はバルバトスでモビルアーマーの前に立ち塞がる、というお話である。キャラクターそれぞれに見せ場があって見応えがあり、戦闘描写は迫力があり、面白かった。


【バルバトス、動かなくなる】
前回、ライドはモビルスーツを駆り、殺戮兵器モビルアーマーから農業プラントの人々を守ろうと奮闘する。
だがモビルアーマーはビーム砲で農業プラントを砲撃、人々を一瞬で全滅させた。
さらにモビルアーマーの随伴機プルーマ-の群れがライド機に襲いかかり、ライドは絶体絶命の危機に陥るが、三日月がバルバトスで駆けつけ、ライド機に群がるプルーマ-たちを叩きのめし、ライドを救った。
だがバルバトスはモビルアーマーを前に目を青く光らせると、三日月のコントロールを受け付けなくなってしまう。

【マクギリスとヴィダール】
モビルスーツで荒野を疾走するマクギリスと石動の前に、ヴィダールの駆るガンダム・ヴィダールが出現した。
このまま戦闘になるのかと思ったが、意外や意外、ヴィダールは、マクギリスを眼前にしたからといって冷静さを失うことは無い。

ヴィダールは通信で、グレイズリッターを駆るマクギリスに言う。
マクギリスを愛し、散っていったカルタ・イシューと同じ機体に乗るその気持が分からないと。
そしてヴィダールはジュリエッタから、イオク救出の応援に来るよう通信を受けると、あっさりと立ち去ってしまった。

ヴィダールの言葉に、マクギリスは何かを察しているようである。

【二番隊、モビルアーマーの進路変更に成功】
昭弘の率いるモビルスーツ二番隊はライドを助けるため、モビルアーマー及びプルーマ-たちの背後から猛砲撃を浴びせ、敵を引きつけようとしていた。
だが昭弘はグシオンリベイクで大砲の照準にモビルアーマーを捉えた途端、大量の血を鼻から吹き出して気を失ってしまう。

これにチャドはランドマン・ロディで飛び出してグシオンリベイクを受け止め、昭弘を救う。
さらにチャドはランドマン・ロディで巨大な鉈をモビルアーマーに投げつけて命中させた。

この一撃は少しは効いたようで、モビルアーマーは、チャド機の方を向くと進み始めた。
二番隊はモビルアーマーを作戦ルートへ進ませることに成功したが、グシオンとバルバトスに異常が発生しており、予断を許さない。

【ザック、ガンダム停止の原因を解明】
オルガは二番隊から連絡を受けると一番隊とラフタ、アジーに出撃を要請、そして雪之丞にバルバトスとグシオンの調査を依頼した。

間もなく雪之丞は、新兵ザックたちを引き連れてグシオン、バルバトスの元に駆けつけて調査を行なう。
するとザックはグシオン、バルバトスのシステムログを確認して言う。
ガンダムでは、機体出力を全開にしようとするシステムが動作している。
一方、阿頼耶識からパイロットにフィードバックされる情報力を制限するシステムも動作している。
この二つがぶつかり合っており、このため機体が正常に動作しなくなっているようだと。

ザックの知識に驚く雪之丞に、鉄華団に入る前にこの手のことを勉強していたと自慢げにニヘラと笑うザックである。

早速雪之丞はオルガに通信し、ガンダムにはモビルアーマーに反応するシステムが組み込まれており、悪くすればエドモントンの二の舞いだと伝えた。
かつてエドモントンの戦いで、三日月はバルバトスのリミッターを解除してグレイズアインと戦い、圧倒的な強さの敵を撃破した。
だがリミッター解除の代償は大きく、バルバトスからフィードバックされるあまりの情報量の負荷により、三日月は右目を失明し、右腕が動かなくなったのである。

【モビルアーマー急加速】
オルガはバルバトス、グシオン抜きで作戦遂行を決意、一番隊にモビルアーマーの足止め、ユージンには罠の設置を急ぐことを依頼する。

モビルスーツ一番隊、そしてラフタとアジーは苦戦しながらも敵モビルアーマーの進行を出来得る限り遅らせ、どうにかユージンたちによる罠の設置は間に合いそうである。

だがその時、モビルアーマー及びプルーマ-の群れが突如加速。
罠の設置地点をあっという間に通り過ぎてしまう。

またもやイオク・クジャンがレギンレイズでモビルアーマーを砲撃したのである。
イオクは部下の仇に一矢報いたつもりであり、ここで潔く死ぬつもりである。

だがそこにジュリエッタがモビルスーツで出現。
「バカは死んでも治らないのであれば、無駄なので生きて下さい」というとイオク機を救出し、離脱した。

一方ユージンは作戦失敗をオルガに報告、思わず「あのギャラルホルンのアホが…一体どうなってんだ?!」とつぶやくが、その気持よく分かると思った。

【オルガ、マクギリスに助力を依頼】
作戦本部でオルガはシノに連絡、ガンダム・フラウロスの出撃を要請した。
フラウロスでモビルアーマーとプルーマ-の群れを分断し、単機となったモビルアーマーを総力で撃破するのが、オルガの作戦である。

さらにオルガはマクギリスに連絡し、モビルアーマー撃破への参加を要請した。
これをマクギリスは快諾するが、マクギリスとしては、自分たちがモビルアーマー撃破の決定力となり、鉄華団に対してはあくまで自分たちが主導権を握るという作戦である。
これに石動は「最終的な名誉と功績は、全て我々が手にするということですか」と悪そうに笑う。

オルガは、マクギリスの戦闘参加に「これで何とかなる…」と言う。
だが雪之丞はオルガに問う。
今回の仕事は、鉄華団の力をギャラルホルンに見せつける機会であったはず。なのにエース級の戦力をギャラルホルンに依頼してしまってよいのか。今回の対応次第では、鉄華団がギャラルホルンと対等に渡り合えるか、それとも都合の良い駒になるか、今後の互いの力関係に影響が出るのではないかと。

これにオルガは「仕方ねえだろう…」と苦い表情で言う。
クリュセを見捨てるわけにはいかない、そもそも今回の作戦は、モビルアーマー本体とプルーマ-を分断できれば成功なのであり、面子の問題だけで危険な目に合うことはない。
それにいざとなれば、テイワズから貰ったオルガ専用のモビルスーツがあると。

すると三日月は「それはダメだ」と言う。
普段オルガの判断を当たり前のように受け入れる三日月だが、オルガが一兵卒として戦うことは、オルガの意志であっても認められないということだろうか。

【ガンダム・フラウロス、電磁投射砲で砲撃】
シノはガンダム・フラウロスで戦場へ急行していた。
その膝の上には、ヤマギが横座りし、タブレット端末でフラウロスの火器管制システムを確認している。

この作戦には、フラウロスの新装備を使用するのだが、シノはその使い方がよく分からないのでヤマギを同乗させたそうで「説明書がわりだ」と笑うシノであり、ヤマギは「もう…」とふくれて見せながらも嬉しそうである。

間もなく、フラウロスは砲撃予定地点に到着したが、砲撃可能範囲にモビルアーマーを確認できない。
するとライドはモビルスーツを駆って、モビルアーマーに飛びかかって挑発、そのままモビルアーマーを誘導して疾走。
ついにモビルアーマーをフラウロスの射界に引きずり出す。

するとフラウロスはヤマギの操作によって変形、四足の砲撃形態に姿を変えた。
そしてシノは「唸れ!ギャラクシーキャノン発射!!」と叫び、機体背面に装着した二門の電磁投射砲で砲撃した。
その砲弾は岩盤を貫通し、崖を大崩落させ、モビルアーマーはプルーマ-と分断された。

【モビルアーマーVS三日月】
残るはモビルアーマーのみである。
マクギリスのグレイズリッター、石動のヘルムヴィーゲ・リンカ-は、敵機に刃を向ける。

その時、ジュリエッタがレギンレイズでモビルアーマーに突撃した。
全ては、モビルアーマーを討ち取った者に与えられる七星勲章をラスタル・エリオンに献上するためである。

ジュリエッタは敵機の間合いに踏み込むと近接戦闘に持ち込む。
ジュリエッタとしては、いかにモビルアーマーといえでも張り付かれたら火器は使えず、打撃技を繰り出すことも難しく、勝機があると思ってのことだろう。

これにマクギリスのグレイズリッター、石動のヘルムヴィーゲ・リンカ-も、ラスタル・エリオンの配下に戦果を奪われてはならぬとモビルアーマーに鋭い斬撃を次々と繰り出す。

だがモビルアーマーは巨体に似合わず動きは俊敏であり、刀剣を装着した長い尻尾で変幻自在の攻撃を繰り出し、二本の足で鋭い蹴りを繰り出し、ジュリエッタ、マクギリスと石動、そしてライドをまとめて相手にしてもなお圧倒し、ことごとく叩きのめしてしまう。

そしてモビルアーマーは、右腕を失ったライド機に狙いを定め、ビーム砲を砲撃した。
その時、何者かがライド機の右腕を掴んでモビルアーマーのビーム砲に投げつけ、ライド機を救う。
三日月の駆るバルバトスの仕業である。
これにはマクギリスも驚愕である。

これより少し前、オルガは、バルバトスでモビルアーマーと戦うという三日月に大反対していた。
エドモントンでの戦いのようにリミッターで異常が発生したら、三日月はまた身体機能を失う危険性がある。オルガとしてはそんなことはさせられない。

だが三日月は、バルバトスが使えるのであれば身体の一部が動かなくなっても今とそう変わらないだろう、そもそもオルガは最短で行くと言ったではないかと淡々と言う。
しかしオルガには納得できることではなく、「そのためにお前が犠牲になるんじゃ…」と、もはや純粋に三日月を大事に思う本音を口にする。

すると三日月は言う。
「俺の命は、もともとオルガにもらったものなんだから。俺の全部はオルガのために使わなくちゃいけないんだ」

そしてモビルアーマーをバルバトスで迎え撃つ三日月は、愛機に語りかける。
「あれはお前の獲物なんだろう?余計な鎖は外してやるから見せてみろよ。お前の力」

三日月の右目から血が流れ、バルバトスの右目が赤く光った。

【予告】
次回「天使を狩る者」

予告映像を見ると、バルバトスは腰に打撃を受けており、三日月が横になっていたりと、三日月は大丈夫なのかと気になるところである。次回も注目したい。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第36話「穢れた翼」

  • 2016/12/12(月) 01:43:41

【感想概略】
今回は、甦ったモビルアーマー及びプルーマ-の群れに鉄華団とマクギリスが立ち向かい、これをイオクが悪気なく足を引っ張りまくるお話である。
死神のようなモビルアーマーを恐れるでもなく「すごくきれいだった。地球で見た鳥みたいだ。」と感性でとらえる三日月、久々の現場仕事に生き生きするオルガと、オルガは現場で皆と働くことが好きなことを理解しているメリビット、それぞれ有能なシノと昭弘、人命を守ろうと奮闘するライド、立場の弱い人々を見捨てて真っ先に逃げるわけにはいかないと踏みとどまるクーデリアとそんな彼女に笑顔でつきあうアトラ、イオクが自分のやっていることが全く役に立っておらずむしろ問題を悪化させていることを理解していないことに怒りの色を見せるジュリエッタが描かれ、見応えがあり、面白かった。
特にライドが無事でほっとした。

【イオク隊壊滅】
前回、オルガはマクギリスを鉄華団のハーフメタル採掘場に案内した。
採掘場から発掘された巨大な機体が、かつて厄祭戦で猛威をふるった無人の殺戮兵器「モビルアーマー」である可能性が高まり、事態を重くみたマクギリスがお忍びで火星を来訪、オルガに案内を要請したのである。
だがそこにイオク・クジャンの率いるモビルスーツ隊が出現、イオクはマクギリスの制止を無視してモビルアーマーに近づく。するとモビルアーマーはモビルスーツを検知して起動してしまう。

そして今回。
モビルアーマーは先端に刀剣を装着した尻尾でイオク機に強烈な一撃を繰り出し、大打撃を与えた。
これにイオクの部下たちは、イオクを守って果敢に戦う。
が、モビルアーマーは巨体・怪力・重装甲に加えて動きも素早く、その随伴機プルーマ-の群れもなかなかに強く、部下たちはイオクを庇って次々と討ち取られていく。
ついに僅かに残った部下たちは、自分たちが防ぐ間に落ち延びることを進言。
イオクは部下を見捨てることに強く躊躇するが、部下たちの必死の訴えに、ついに撤退した。

なおこのモビルアーマー、公式HPによると「ハシュマル」という名である。

【鉄華団とマクギリス、打倒モビルアーマーで共闘】
モビルアーマーとプルーマ-の群れは、イオク隊を壊滅させると立ち去った。
オルガは、シノの率いるモビルスーツ一番隊と合流した。そしてシノから、イオク隊のモビルスーツはことごとくコックピットを念入りに破壊され生存者はいないこと、採掘場の燃料タンクと資材倉庫が破壊されたとの報告を受けた。

するとマクギリスは言う。
モビルアーマーとは人を殺すことに特化した自動機械であり、だからモビルスーツのコックピットが徹底的にされたのである。モビルアーマーとは天使の名を持つ人類の厄災であり、かつて人類に敵対し、人口の4分の1を殺戮した化物なのだ。
そして半永久機関であるエイハブリアクターと異なり推進剤やオイルは消耗品であり、補給のために倉庫を襲ったのだと。

これにオルガは、補給が必要なら奴も機械であり、ならば鉄華団に倒せないことはないと闘志を燃やす。
するとマクギリスは、今回のことは我々ギャラルホルンの失態と言えるが、あれを掘り出したのは鉄華団というと、オルガは投げ出すつもりはないと言う。オルガとしては、自分たちの発掘したものが問題をおこしたことに責任を感じているようである。
こうして鉄華団とマクギリスは、打倒モビルアーマーの共闘を開始するのである。

【モビルアーマー迎撃作戦、発動】
副官・石動とマクギリスは、オルガたちに言う。
モビルアーマーの最も厄介な点は、無数に引き連れている子機プルーマ-である。プルーマ-は、攻撃だけでなく、モビルアーマー本体を修復する機能を持っている。
さらにモビルアーマー本体にはプルーマ-の生産機能があり、時間と資材さえあれば無限に増え続けるのだ。

そして今回のモビルアーマーであるが、修復を済ませ次第、人間を殺すため、人口密集地を目指すはずである。だから追撃するより、奴の進路に罠を張り、迎え撃つのが得策であると。

ここから一番近い人口密集地は、クーデリアも住んでいるクリュセ市である。
こうして鉄華団とマクギリスたちは、クリュセ市へ向かうモビルアーマー及びプルーマ-の群れを迎え撃つ作戦を発動するのである。

【クーデリア、市内に踏みとどまる】
三日月はクリュセ市へ急行、アドモス商会のオフィスを訪れ、クーデリアにモビルアーマーの脅威が迫っているのでシェルターへ避難するよう伝えた。

だがクーデリアは避難しないという。
そもそもシェルターはクリュセ市の全員を収容できる広さではない、そうなれば弱い立場の人々が爪弾きにされてしまうだろう、そういった人々の助けとなるようアドモス商会をたちあげたのに、真っ先に逃げ出してはこの先誰も信用してくれなくなると。
「三日月たちが命をかけて戦っているように、私も自分の仕事に命をかけたいのです」と微笑むクーデリアである。

これにアトラはなら自分も逃げない、この町には女将さんもいるし、クーデリアを放ってはおけないと笑う。

すると三日月は「分かった」と言い、立ち上がった。

【イオク、モビルアーマーを砲撃】
昭弘の率いるモビルスーツ二番隊は、谷底を進むモビルアーマー及びプルーマ-の群れを見張っていた。モビルアーマー及びプルーマ-たちは意外と速度が遅く、これなら作戦の準備に余裕が出来ると昭弘は頼もしい笑みを浮かべる。

その時、何者かがモビルアーマーを狙撃した。
イオクの駆るレギンレイズである。イオクとしては部下の仇に一矢報いたつもりなのだが、モビルアーマーは全くダメージを受けていない。それどころか、モビルアーマーは狙撃された方向へ進路を変更、鉄華団の作戦を狂わせるのである。

【ライドの奮闘】
モビルアーマーの進む先には、農業プラントがあり、少数だが人々が居住している。
二番隊のライドは農業プラントの人々を避難させようと、単機で先行した。
そして昭弘たちは、二番隊のモビルスーツでプルーマ-の群れを背後から砲撃、何とかモビルアーマーの進路を変更させようとする。
だがモビルアーマーはプルーマ-が次々と撃破されても無視、粛々と農業プラントへ向かう。

ついにモビルアーマーは、農業プラントを射程に捉え、ビーム砲の照準をあわせた。
ライドは人々を守ろうとモビルアーマーの前に立ち塞がる。

そしてモビルアーマーはビーム砲を発射した。
ビーム光線はライド機に命中、ナノラミネートアーマーの表面で弾かれ、複数の光線に分裂するが、進路はさして変わらず、次々と農業プラントに命中、大爆発を起こした。

ナノラミネートアーマーによりライド機はほぼ無傷だが、農業プラントは大炎上し、黒煙を上げている。
ライドは虐殺に激怒。
襲いかかるプルーマ-をモビルスーツの拳で殴り、剣で殴り、次々と撃破する。

だが多勢に無勢。
ついにライド機は飛びかかるプルーマ-の群れに埋まり、もはや抵抗の術を失ってしまう。

その時、ライド機に群がるプルーマ-が何者かに殴られ、次々と宙に舞っていく。
三日月の駆るバルバトスの仕業である。

その頃、マクギリスの駆るグレイズリッターと、石動の駆るグリムゲルデの改修機ヘルムヴィーゲ・リンカ-はモビルアーマー迎撃作戦に参加するため荒野を疾走していた。

すると二機の前に、一機のモビルスーツが着地した。
仮面の男ヴィダールの駆るガンダム・ヴィダールである。

【予告】
次回「クリュセ防衛戦」

まずはオルガがシノに与えた策と、シノの駆るガンダム・フラウロスの初陣、ガンダム・ヴィダールとマクギリスとの戦い、そして何より鉄華団が、いかにモビルアーマーと戦うかに注目したい。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第35話「目覚めし厄災」

  • 2016/12/05(月) 01:14:04

【感想概略】
今回は、テイワズの事実上のナンバーツー、ジャスレイが鉄華団と名瀬の足を引っ張るためにギャラルホルンのセブンスターズへ情報を流し、鉄華団のレアメタル採掘場で発掘された謎の兵器は、かつて厄祭戦で猛威をふるった無人の殺戮兵器モビルアーマー及びその付属品であること、そしてモビルスーツはモビルアーマーを倒すためだけに作られたものであることが明かされ、そのモビルアーマーを確認するためマクギリスは自ら火星に行き、オルガたちと採掘場を訪れるが、そこにイオク・クジャンの率いるモビルスーツ隊が乱入、マクギリスを拘束しようとするが、イオクのモビルスーツを検知してモビルアーマーが目覚めてしまい、というお話であり、面白かった。

【ジャスレイ一味の仁義なき集会】
今回のお話はテイワズの本拠地、超巨大宇宙船「歳星」の豪勢な屋敷からはじまる。

ここではテイワズの事実上のナンバーツー、ジャスレイと舎弟たちが、名瀬と鉄華団の悪口を言いながら酒を飲んでいた。
舎弟たちは、鉄華団のオルガがマクギリスの仲立ちで火星の有力者たちと会っていることに「名瀬が裏で手を引いてんじゃねえのか!?」「ジャスレイの叔父貴、名瀬と鉄華団に好き勝手やらせていいんですかい!?」と吼える。

これにジャスレイは「いいわけねえだろうが!?」と激怒。
が、策は既に考えているようで、ギャラルホルンのセブンスターズとつながりがあるのは鉄華団だけではない、彼らと渡り合う情報があればと真顔で言う。

まさに極道の内部抗争であり、「ガンダム」というよりは「仁義なき戦い」の世界である。

【ヤマギたち、謎の機体を調査】
同じく歳星の整備区画では、テイワズの老整備長と、鉄華団のヤマギ、そしてタービンズのエーコたちが、火星のハーフメタル採掘場で発掘された謎の機体を調査していた。
だがテイワズの記録にも、該当する機種の記録は無く、またこの機体には操縦室すらなく、生き字引のような老整備長にも調査はお手上げである。

するとエーコは、ではギャラルホルンに調べてもらってはどうか、鉄華団はマクギリスと組んでいるのだから頼めるのではと言う。
これに老整備長も同意、ヤマギはさっそく火星鉄華団本部に連絡するのである。

【マクギリス、火星に向かう】
マクギリスは、鉄華団から調査を依頼された謎の機体の正体を知ると驚愕、直ちにオルガに連絡し、その機体の出土した場所のさらに奥に巨大な機体が埋まっていると聞くと、すぐに発掘を中止することを依頼した。

訝しむオルガにマクギリスは、その巨大な機体は数億の人命を奪い、文明を滅ぼした兵器「モビルアーマー」であり、調査依頼された機体はモビルアーマーの付属品なのだという。
マクギリスのただならぬ様子に、オルガは発掘中止の依頼を了承する。
マクギリスはオルガに礼を言い、そして自分もただちに火星へ向かうという。
これにはオルガが驚愕である。

このマクギリスの動きを、ジャスレイの舎弟の一人が早速かぎつけ、ジャスレイに報告した。
ジャスレイには、ギャラルホルンの大物マクギリスともあろうものが内密に、「火星ごとき貧しい植民地」へ向かうことは理解し難い。が、マクギリスの隠密行動の情報は彼の政敵への手土産には十分と悪そうな笑みを浮かべる。
またジャスレイには、火星で出土した機体に何の価値があるのかさっぱりわからないが、手土産は多いほうが良いだろうと全て資料にまとめさせるのである。

【ラスタル、マクギリスの隠密行動を知る】
間もなく、イオク・クジャンの実家に、マクギリスの隠密行動を密告するメールが届いた。差出人は、イオクの父の代につながりのあった商社、JPTトラストであり、早速イオクはこれをラスタル・エリオンに報告した。

ラスタルはイオク宛に送られた資料の一つ、鉄華団のハーフメタル採掘場から出土した無人機の写真に目を止め、それがモビルアーマーとともに運用されていた無人ユニット「プルーマ-」と気付き、少し驚いた。

一方イオクは、プルーマ-のこともモビルアーマーのことも知らなかったようで、モビルアーマーとは厄祭戦を引き起こした巨大兵器と聞くと驚愕する。
だがジュリエッタが、ギャラルホルンの兵士なら知っていて当然の知識とジト目で言うと、「も、もちろん知っていたさ!」と引きつり笑顔で断言するのであった。

すると一緒にいた仮面の男ヴィダールは言う。
プルーマ-があるのなら、モビルアーマーも火星にあるのかもしれない。となるとマクギリスの狙いはモビルアーマーを倒した勇者だけに与えられる最高の称号「七星勲章」ではないか。そもそもセブンスターズの席次は七星勲章の数で決まったと言われているが、マクギリスが七星勲章を得れば300年ぶりに席次が変わる可能性が出て来ると。

ラスタルはヴィダールの推測を一理あるとみなす。
するとイオクは「そんなこと、断じて許してはなりません!」と言い、マクギリス追跡を志願するのである。

一方、ラスタルは、情報をもたらしたJPTトラストの代表は、テイワズのナンバーツー、ジャスレイであることを知ると、テイワズ内にはマクギリスと鉄華団が手を組んだことに不満を抱く一派がいるらしいことに興味を抱く。そしてジャスレイの名を覚えておこうとつぶやくと不敵な笑みを浮かべるのである。

【鉄華団の給料日】
火星の鉄華団の給料日、団員たちは給料の多さに驚いていた。
これにメリビットは、命をかけて戦ってくれる家族には、筋を通してきっちりその分の報酬を渡すというオルガの方針によるものだと笑顔で説明する。それだけ命のかかった危険な仕事ということなのだろう。

さっそくシノは夜の街に繰り出そうとユージン、チャドを誘う。
が、ユージンは愛は金じゃ買えねえと気付いたと言ってシノの誘いを遠慮する。
チャドは、メリビットと雪之丞が付き合っていることがまだショックのようで、「そうなんすか?メリビットさん」と尋ね、肯定されると自分もシノの誘いを遠慮した。
一方、新兵ザックはシノに付き合うと名乗りを挙げ、夜の店にとても詳しいという一面を見せるのである。

新兵ハッシュは、三日月とアトラが席を立ち、二人でどこかへ向かうことに気付くと後をつけた。そしてアトラと三日月が自動車に乗り込み、クーデリアのところへ向かおうとしていることを知ると、「三日月さん行くなら俺も行きます」と自分も強引に車に乗り込んだ。惚れ込んだら人に何と思われようと気にしない一途なハッシュであるが、三日月は「うざい」と迷惑そうである。

【三日月たち、クーデリアを訪ねる】
アドモス商会のオフィスを訪れた三日月たちを、クーデリアの秘書兼事務員のククビータは笑顔で迎えた。

広くは無いが小奇麗な応接室の壁には、プラントの写真、孤児院の写真など様々な写真が飾ってあり、ククビータは全てアドモス商会が行っている事業なのだと笑顔で説明する。その中には、フミタン・アドモス小学校と書いてある写真もある。これにはアトラは少し悲しそうな笑顔を浮かべ、三日月も決して平静では無いようである。

ククビータは笑顔で説明する。
この小学校は学費無料であり、給食も出る。そうすればあなた達のような、食べるために働かざるをえない子供たちを減らすことができる。全ての子供たちが平等に勉強できる場所があれば、将来的には戦争自体を無くすことだってできるかもしれませんよと。
だが三日月は、そうなったら自分は何をして働けばいいのだろうとぽつりと言う。

間もなく、クーデリアが現れ、久々に三日月、アトラと談笑する。
そこでハッシュは、三日月とアトラが、給料をクーデリアに管理してもらっていることを知った。
ハッシュは少し驚くが、三日月が金の使いみちは無いので預かってもらっていると言うと、確かに本部にいれば衣食住は出してもらえると納得した。
そしてアトラに「ハッシュも預かってもらう?」と言われると「そっすねえ…」と別にそれでもいいかと思っている様子である。
そんな三日月、アトラ、ハッシュを、クーデリアは少し悲しそうな笑みを浮かべて見つめる。

三人を見送ったあと、ククビータはクーデリアに言う。
クーデリアの言うとおり、あの子たちは無欲という訳ではないのに、お金の使い方すら分からない。彼らはあまりに何も知らなすぎる、そのためにも学べる場が必要だと。

クーデリアは「私はそう思っています。でも…」と言い、複雑な様子である。

【モビルアーマー起動】
火星の鉄華団本部を、マクギリスと副官・石動が訪れた。
お忍びなので、二人ともギャラルホルン制服ではなく、スーツ姿である。
これをオルガたちは出迎え、早速マクギリスを案内してモビルアーマーが埋まっている採掘場に向かった。
護衛は全てモビルワーカーだが、これは、モビルスーツの存在を検知してモビルアーマーが起動する可能性があるためである。道々マクギリスはオルガたちに、モビルアーマーは全自動の殺戮兵器であり、モビルスーツはモビルアーマーと戦うためだけに作られた兵器であることを説明する。

間もなく、オルガ一行は採掘場に到着、マクギリスはすり鉢状に掘られた巨大な穴の底に、一部分が露出するモビルアーマーをその目で見た。
その時、衛星軌道上からギャラルホルンのモビルスーツ隊が、巨大な盾を断熱材に地表に降下してきた。
イオク・クジャンの指揮する部隊である。

イオクはモビルスーツの狙撃砲をマクギリスに突き付けて、自信満々に言う。
「貴公がモビルアーマーを倒して七星勲章を手にし、セブンスターズの主席の座を狙っていることは分かっている!」

マクギリスはイオクの言葉に、「そんな誤解をしていたのか」と苦笑する。
が、イオクは「誤解ではない!」と断言、マクギリスに向かってモビルスーツを歩かせ始めた。
これにマクギリスは、それ以上モビルスーツを近づけないように言うのだが、イオクは聞き入れず、モビルスーツの歩みを進める。
どうもイオクは、モビルアーマーはモビルスーツを検知して起動することを知らないように思えるのだが、そんなイオクを差し向けたラスタルは何を企んでいるのだろうか。

その時、大量の土砂に埋まっているモビルアーマーが動き出し、地面を叩き割り、地表に禍々しい全身を晒す。
そして空に向かって光線を発射した。
「鉄血のオルフェンズ」では初の光線兵器であり、これまでの兵器との異質さを伺わせる。

【予告】
次回「穢れた翼」
圧倒的戦闘力のモビルアーマーを前に、モビルスーツの無い状態で、オルガたちはこの危機をどうやって乗り切るのか。次回も注目したい。


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