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シムーン1巻(岡崎純子/イラスト:西田亜沙子・スタジオディーン/2006年7月28日発売/メガミ文庫)

  • 2007/06/05(火) 21:43:17

TVアニメ「シムーン」の小説化作品。

アニメの1クール分である9話までを、小説では5話に再構成して描いている。
文章は読みやすく、ページ数もそれほど多くないので、短時間にアニメをおさらいするには、よい本である。

ただ、ページ数が少なく、全体的に描き方があっさりして読みやすいのは、各キャラクターや世界観の描き方が浅いということでもある。
著者に大きな裁量が委ねられ、よりページ数が多ければ、小説ならではの付加価値、アニメでは描ききれない部分を描けたかもしれない。


以下は、小説「シムーン」への妄想希望である。

【異世界観】
アニメ「シムーン」は世界設定にとても凝っており、独特の専門用語も多く、小説向きに思える。
シムーン世界の社会についての描写をもっと増やせれば、より異世界感が出たような気がする。

【服装】
巫女(シムーン・シヴュラ)のパイロット・スーツは、各人が思い思いにカスタム化している。
各巫女に装束の改造が許されている宗教的・慣習的な根拠や、それぞれどのような好みからカスタム化しているかの描写も見たかった。
また、役職ごとの服装や室内の装飾などには、社会的・宗教的な意味があると思うので、そういった描写があってもよかった。

【門閥制度】
アニメ「シムーン」では、シムラークラム宮国は、未だ家柄による差別が厳然として存在する世界として描かれている。
ネヴィリルやロードレアモンの家は、代々シムーン・シヴュレを輩出する名家である。
庶民出身のマミーナがシムーン・シヴュラになれたのは、戦時下だからである。
どのような家が名家とされるのか、特に有力な家など描かれると、雰囲気が出たと思う。

【専門用語】
小説では、「最強の巫女」に「シヴュラ・アウレア」というルビをふっていた。
このような、漢字に専門用語のルビをふる手法をもっと使うと、より雰囲気が出たと思う(「操縦士」に「アウリーガ」、「航法士」に「サジッタ」とか)。

アニメの小説化で1冊で1クールを描いた小説といえば、装甲騎兵ボトムズを思い出す。
小説「ボトムズ」は、アニメと同じ話数、同じサブタイトルで描いており、この構成はアニメのおさらいに便利だった。
小説「シムーン」もアニメと同じ9話で描けば、アニメのおさらいがしやすかったかもしれない。

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