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クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第20話「神の求魂」

  • 2015/02/22(日) 20:43:55

【感想概略】
今回は、精神を破壊されそうになっても決して屈しないアンジュの気合と根性、かつてアンジュを陥れたリィザにすら優しいモモカの人間性、ヒルダとロザリーがそれぞれの想い人を取り返すことを決意する姿が描かれ、ジル司令が全てを仲間たちに明かしヒルダにリーダーの座を委ねる姿が描かれ、アンジュにどれほど嫉妬してもアンジュを助けるサリアの姿が描かれ、おもしろかった。

そしてラスト、アンジュとモモカの絶体絶命の危機に、サラが焔龍號を駆り、蒼龍號と碧龍號を率いて駆けつける場面は、かつての「最強の敵」が「頼もしい味方」となってピンチにかけつけるという、正に少年マンガの王道といえる燃える展開であり、見ていて精神が高揚した。


【タスクとヴィヴィアン、アウローラの独房に収監】
前々回、アンジュ、ヴィヴィアン、タスクは、ラグナメイルを駆るエルシャとクリスからアウローラを守るために激戦を展開。
アウローラは海中に潜行してラグナメイルから逃れるが、アンジュとモモカは捕まり、ヴィヴィアンとタスクは機体を損傷した。

そして今回、タスクとヴィヴィアンは、救助要請を発信してアウローラに回収されたのだが、ジル司令はアンジュを逃したタスクに激怒。タスクとヴィヴィアンを独房に放り込んだ。

ヴィルキスがなければエンブリヲを倒せず、リベルタスはもう終わりだと怒り心頭のジル司令に、ヒルダはアンジュ救出を提案する。
だがジル司令は、逃げ回るだけが精一杯という戦力でどうやってアンジュを奪い返すのか、仮にアンジュを奪還してもアンジュは自分の命令には従わないと言い、ヒルダの提案を却下した。そしてアルゼナルに向かうことを命じ、補給を行なってから今後の作戦を通達すると言い渡す。

一方ヒルダは、戦力不足は認めるが、アンジュが言いなりにならないことに怒るジル司令には納得できない様子である。

【エンブリヲ、アンジュに求婚】
ミスルギ皇国の皇宮では、アンジュはモモカを伴い、エンブリヲに招待され、彼の元を訪れていた。
アンジュはテーブルにつき、エンブリヲの淹れた紅茶を口にするが、モモカの淹れてくれた紅茶の方が何百倍もおいしいと一蹴、要件を早く言うよう促す。

するとエンブリヲは「君を妻に迎えたい」とアンジュに申し出た。
これにアンジュは「はぁ?」とバカにしたような表情を浮かべる。
一方、窓の外で聞き耳を立てるサリアは嫉妬と怒りに表情を歪める。

エンブリヲは、自分は妻の願いを叶え、世界を壊そうと言う。
そして人類再生の計画について語り始めた。

かつてエンブリヲは、欲のために戦争を繰り返す、旧世界の人類に絶望した。
そして人類を争いを好まぬように作り変え、マナの力と物に溢れた世界を与えた。

だが今度は人類は堕落してしまった。
与えられることに慣れ、自ら考えることを放棄し、誰かに命じられれば簡単に差別し、虐殺さえ行なうありさまである。

エンブリヲは、人間は何も変わっていない、本質的には邪悪で愚かなままなのだと思い、今の人類にも失望した。だが自分とアンジュの生み出す人類なら、きっと正しく良きものとなるはずだと言うのである。

アンジュは、どうやって世界を壊すつもりなのか問う。
するとエンブリヲは語り始めた。
ミスルギ皇国に伝わる歌「永遠がたり」は、宇宙を支配する法則をメロディに変換したものである。「永遠がたり」の旋律をラグナメイルで増幅し、アウラのエネルギーを使って平行宇宙の二つの世界を一つに融合し、一つの地球に作り直すのだと。

以前、ドラゴンたちの地球で、アンジュはサラと、都を襲った不可思議な竜巻に立ち向かい、ヴィルキスと焔龍號による収斂次元砲の砲撃で竜巻を消滅させ、人々を守ったことがあった。実はあの竜巻は、地球の融合の実験だったとエンブリヲは明かす。
つまりエンブリヲの言うように、二つの世界を一つに融合することは、いま生きる人類の抹殺を意味するようである。

【アンジュ、求婚にナイフで返答する】
このエンブリヲの求婚に、アンジュは行動で応えた。
まずエンブリヲの手を掴むと小型ナイフで手の甲を突き刺し、テーブルに縫い付ける。アンジュはテーブルに飛び乗ると足で小型ナイフを踏みつけ、エンブリヲの手をさらに深く刺す。
「この世界に未練はないわ。でも、あなたの妻になるなんて死んでもゴメンなの!」

そしてアンジュはエンブリヲの前髪を乱暴に掴むと無理やり顔をあげさせ、「調律者さん、あなたが死になさい!」と言うと、ナイフでエンブリヲの喉を掻き切った。
エンブリヲは血を吹き出して倒れた。

ところが次の瞬間には、エンブリヲはアンジュのそばに平然と立ち、「血の気の多いことだ」と言って笑みを浮かべるのである。
そしてアンジュのこめかみを指で軽く突くと、アンジュは絶叫を上げて倒れ、全身に脂汗を浮かべて苦しみ始めた。何とアンジュの痛覚を五十倍にしたのだという。

次にエンブリヲは、アンジュの額を軽く突く。
するとアンジュは頬を紅潮させて熱っぽい表情を浮かべ、胸と股間に手を回し、全身を汗ばませて身をよじり始めた。
モモカは慌ててアンジュに駆け寄って助け起こすが、アンジュは潤んだ瞳でモモカに「もっと触って…」と言う。
今度は痛覚を全て快感に変換したというエンブリヲである。

モモカは怒り、エンブリヲにアンジュを今すぐ元に戻すよう要求する。
だがエンブリヲは冷笑を浮かべると、アンジュとともに一瞬で姿を消した。

【ヒルダとロザリー、アンジュとクリスの奪還を誓う】
アウローラ艦内のヒルダとロザリーの相部屋では、ロザリーはヒルダのベッドに潜り込んでヒルダに口づけし、「いいだろう?」と誘う。

だがヒルダはロザリーに謝り、気分じゃないと拒んだ。
ヒルダの反応に、ロザリーはヒルダのアンジュへの想いを確信した。
そしてロザリーもまた、クリスへの想いを打ち明けた。

するとヒルダは、ロザリーに手を差し伸ばす。
「取り戻しに行こうぜ。クリスも、アンジュと一緒に」

ロザリーはヒルダの手をとり、自分たちの想い人を取り戻すことを決意した。

【ヒルダ、タスクに協力を求める】
アウローラの独房で眠るタスクは、何者かが自分に馬乗りになっていることに気付いて目を覚ました。
何と下着姿のヒルダである。
ヒルダは、タスクのことを見境なくアンジュの股間に顔を埋めるケダモノだと思っている。
そこでアンジュ救出に成功したら自分の身を差し出すことを条件に、力を貸してほしいと申し出たのである。

だがタスクは「やめてくれ!」と言いながらヒルダを押しのけた。
思わぬ反応に少し驚くヒルダに、タスクは激しく狼狽しながら、初めてはアンジュと決めている、いや戦いが終わるまでエロスはご法度、いや騎士として色仕掛けには屈しない、いやそもそもセクハラと言われることは全て事故で自分にやましいつもりはないと必死で訴えるのである。

これにヒルダは「要はただのヘタレってこと?」と言うと大笑し、タスクはアンジュを大事におもう純情な少年であることを理解した。
そして改めてタスクに、アンジュ救出に力を貸してほしいと申し出、ジル司令はどうも信用出来ないと打ち明けた。

その時、アウローラが突然浮上を開始した。

【ジルVSヒルダ、ロザリー、ヴィヴィアン、タスク】
アウローラのパラメイル格納庫に、パラメイルライダー姿のジル司令が現れた。
そこにヒルダが現れ、「あ~ら司令、お出かけ?」と声をかけた。
さらにロザリー、ヴィヴィアン、タスクも姿を見せる。
そしてヒルダは、ジル司令がうなされ、「エンブリヲ様」とつぶやくのを聞いたこと明かした。

するとジル司令はヒルダに牽制射撃。
ヒルダたちが身を隠した隙にパラメイルに飛び乗り、発進シークエンスを開始しようとする。

これにヒルダたちは、束になってジル司令に立ち向かう。
まず機上のジル司令を、ヒルダが右から、ロザリーが左から牽制射撃。
そしてジル司令の注意がロザリーに向いた隙に、ヴィヴィアンが機上のジル司令に飛びついて引きずり下ろす。
ジル司令はすぐに立ち上がるが、タスクが先端にオモリのついたワイヤーを発射。ワイヤーはジル司令の鋼鉄の右腕に巻きつき、行動を制限する。
そしてヒルダとロザリーが二人がかりでジル司令の足に組み付いて押し倒し、銃を突きつけた。

【モモカ、リィザを介抱】
モモカはミスルギ皇宮内で、根気強くアンジュを探していた。
すると女性の悲鳴と、鞭打つ音が聞こえてきた。
覗きこむとそこは拷問部屋であり、リィザが両手を拘束されて釣りされげられ、シルヴィアに鞭打たれていた。
実はシルヴィアは、美しい女性を痛めつけたい、苦痛に表情を歪ませ、悲鳴をあげさせたいという欲求を以前から抱いており、リィザに対してその欲求を爆発させているのかもしれない。

やがてシルヴィアは立ち去り、吊り下げられたまま気絶したリィザが残された。
モモカは拷問部屋に忍び込み、リィザを床におろして横たわらせ、楽になるよう上半身を抱きかかえ、意識朦朧とするリィザに水を与えた。

リィザは夢中で水を飲み干すとようやくモモカに介抱してもらっていることに気付き、「どうして…」と問う。

モモカは厳しい表情で「ジュリオ様と一緒にアンジュリーゼ様をおとしめたこと、忘れていません」と言う。そして「だから、アンジュリーゼ様に謝ってください。それまでは絶対死んではダメです」と言い、屈託のない笑みを浮かべる。

リィザはモモカに心を動かされ、アンジュが捕らえられていると思われる場所をモモカに教えた。

【ジル、全てを明かす】
アウローラの一室、左腕を手錠でベッドに拘束されたジル司令は、ジャスミン、マギ軍医、ヒルダ、ロザリー、メイ、タスクたちに、かつてのエンブリヲとの戦いで、エンブリヲの術に堕ちて身も心も奪われたこと、そしてジルを助けるために仲間たちがみな死んだこと、自分にできる弔いはエンブリヲを殺すことなのだと、初めて明かした。

これにマギ軍医は怒り、ジルを引っぱたいて叫ぶ。
「アタシはあんただから一緒に来たんだ。あんたがダチだから…ずっとついて来たんだ。なのに、利用されてただけなんてさ…何とか言えよ!アレクトラ!」

激怒し、深く傷ついている様子のマギ軍医であるが、ジルを深く思えばこそだろう。
そして黙って殴られるジルは、マギ軍医を、仲間たちを傷つけてしまったことを申し訳なく思うと同時に、長年誰にも言えず一人で抱え込んでいたことを知ってもらうことが出来、すっきりしているように見えた。

ジャスミンはマギ軍医をなだめ、かつてエンブリヲの術に堕ちたことのあるジルをボスに据えてはおけない、指揮権を剥奪すると言い渡した。
これにジルは同意し、次期リーダーにヒルダを指名、「お前なら、間違えたりしないだろう…」という。
ヒルダは驚くが、ジルに敬礼し、指名を受け入れた。

ジルは、エンブリヲは今、アンジュという新しいオモチャに夢中になっており、隙が出来ている、今が攻める好機と言う。ヒルダたちは、実はジルはエンブリヲを一人で討ちに行くつもりだったことを理解した。そしてアンジュ奪還に行動開始するのである。

【エンブリヲ、アンジュを責める】
ミスルギ皇宮の一室でアンジュは床に転がされていた。
エンブリヲは椅子に腰掛けて紅茶を飲みながらアンジュの感覚を操り、ある時は激痛を与え、ある時は快感を与え、発狂寸前に追い詰めていた。
アンジュは絶え間ない苦痛のあまりエンブリヲに屈しそうになるが、すぐに正気を取り戻し「くたばれ、クズ野郎」とエンブリヲを罵倒。精神が壊れそうになっても決して屈服しようとしない。

エンブリヲはアンジュの強靭な精神力に感嘆して喜び、アンジュが屈するまでまだ時間がかかりそうだと思い、一仕事済ませてこようと考え、席を外した。二つの地球を融合して人類を抹殺する計画を、早速実行するつもりなのである。

【サリア、アンジュを逃がす】
すっかり衰弱したアンジュの前に、サリアが姿を見せた。
エンブリヲの術は永続するものではなく、時間が立つと解けるもののようで、今のアンジュに術はかかっていないようである。

サリアは、エンブリヲに求婚されたアンジュに激しく嫉妬したが、アンジュが苦しむことには耐えられず、アンジュを逃しに来たのである。

ヨロヨロと立ち上がったアンジュは、サリアの背後に回ると首に腕を回して締め上げた。見事な裸締めであり、サリアは頸動脈を圧迫されて気を失った。サリアはアンジュを逃したのではなく、逃げられたことを装うためであり、アンジュのサリアへのせめてもの思いやりである。

そこへモモカが駆けつけた。アンジュはサリアの服を脱がせて身につけ、モモカの肩を借りて脱走を開始するのである。

【サラ、アンジュ救出に駆けつける】
エンブリヲは、ミスルギ皇国地下の奥深くで、二つの地球を融合して人類を抹殺する作戦を実行しつつあったが、アンジュ脱走に気付いた。さすがのエンブリヲも舌打ちし、エルシャたちにラグナメイルでアンジュ捕獲を命じた。

アンジュとモモカは屋外に出るが、ラグナメイルを駆るエルシャに発見された。
二人は走ってラグナメイルから逃れようとするが、絶体絶命の状況である。

その時、アンジュの指輪が光るとヴィルキスが目の前に瞬間移動で出現した。
アンジュはヴィルキスに搭乗、モモカを席の後ろに乗せて飛び立つ。

だがアンジュは、エンブリヲの拷問から逃れたばかりでまだまだ回復出来るものではなく、エルシャ機、クリス機の追撃を振りきれない。

その時、上空にワープゲートが開き、光線砲がラグナメイルを牽制射撃した。
そして三機の龍神機が出現した。
サラの駆る焔龍號、そして蒼龍號、碧龍號である。

サラは焔龍號を駆り、ラグナメイルに襲いかかった。
「借りを返しに来ましたよ、アンジュ」


【予告】
次回「遺されるもの」

予告ナレーションでは、モモカとタスクが「死亡フラグかと思いました~」「俺たちが死ぬわけないよね!」などと明るく言っているのが不吉である。次回タイトルも不吉である。
次回どうなるのか、注目したい。

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( ^0^)θ~♪歌って地球合体計画 ~クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 EPISODE 20 神の求魂~

あらすじ(公式HPから抜粋) 本性をあらわにしたエンブリヲに圧倒されアンジュの心は追い詰められる。 一方、アウローラにおいてはジルの周辺で確執が広がり、ヒルダが行動をおこす。

  • From: 悠遊自適 |
  • 2015/02/23(月) 00:18:01

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第20話「神の球魂」

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  • From: MAGI☆の日記 |
  • 2015/02/23(月) 10:53:18

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 20話「神の求魂」

評価 ★★★★ ダイアモンドローズ騎士団よ……!                 

  • From: パンがなければイナゴを食べればいいじゃない |
  • 2015/02/23(月) 18:58:09

この記事に対するコメント

ジルの過度な専横

皆を露骨に「道具」扱いし、モモカを人質に取って、アンジュに無理矢理従わせようとするなど、度を越した専横の限りを尽くしたジル。

そのせいでアンジュに逃げられ、彼女がエンブリヲのところにかっさらわれても、反省もせず、タスクに責任転嫁する、ヴィルキスを唯一使いこなせるアンジュは自分の思い通りに行かないからと切り捨てる、挙げ句の果てには皆を置き去りにして、単独でエンブリヲを倒しに行こうとする始末(。・´_`・。)

ジルの過度の専横は、決して許されるようなモノではありませんが、むちゃくちゃ焦っていたのでしょうね。

永遠語りでヴィルキスを真の力を発揮することが出来た以上、ジルにとってはやっはとリベルタスが実行に移せると確信したのでしょう。

しかし、ドラゴンが人間であったことを秘匿していた件と、リベルタス不参加のノーマを半ば見放した件で反発されていたとはいえ、彼女はヴィルキスで無断出撃し、ジュリオの率いていた軍隊を殲滅した後、そのままロスト。

アンジュが行方不明になったことは、大きな痛手となったわけですし、何日も続いてましたから、ジルもかなり焦っていたのかもしれませんね。

  • 投稿者: 苦労すアンジュ
  • 2015/10/01(木) 22:41:27
  • [編集]

Re: ジルの過度な専横

苦労すアンジュさん、コメントありがとうございます。

ジルの専横な行動は焦りからかもしれないとのご指摘、言われてみれば理にかなっていると思いました。

これ以前のジルは、アルゼナルにサラたちが攻めてきても、ジュリオ艦隊が攻めてきても、冷静さを失わず、部下たちの心情を考えた上で指揮をとっていたと思います。ですがモモカを人質にとるあたりでは部下たちの心情に配慮しているようには見えず、これが焦りのためというのも分かる気がします。ただ、一人でエンヴリオを倒しに行こうとしたのは、自分一人の犠牲で済ませたいと思ってのことであり、独りよがりの行動かもしれないけれど部下や仲間たちを大事に思っての行動なんでしょうね。

  • 投稿者: 矢文
  • 2015/10/05(月) 02:58:35
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