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クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第22話「Necessary」

  • 2015/03/08(日) 20:28:50

【感想概略】
今回は、アンジュが復活し、タスクとモモカが生還し、アウラの民とノーマが同盟を結び、エンブリヲがいよいよ世界を壊して作りなおす作戦を開始し、エルシャがアウローラに投降するなど盛りだくさんのお話であり、おもしろかった。

なお、タスクが自爆して助かった方法について全く説明が無く、予告ナレーションで「どうせ俺の忍法はご都合主義だよ!」などと発言していたが、これが全ての説明のようであり、やることが豪快すぎて笑ってしまった。

【エンブリヲ、サリアをお仕置き】
ミスルギ皇宮内、周囲をぎっしりと書籍に囲まれた薄暗い一室。
サリアはエンブリヲの膝の上でうつ伏せになり、お尻を叩かれていた。
前々回、アンジュを逃したお仕置きである。

なぜアンジュを逃したのか、エンブリヲは問う。
だがサリアは答えず、逆に質問する。
「どうしてアンジュが必要なんですか…私はもう、用済みなんですか」

エンブリヲは冷笑し、サリアは嫉妬からアンジュを逃したのだと理解した。
そして微笑を浮かべ「私の新世界を作るのは、強く賢い女たちだ。だから君たちを選んだ。アンジュも同じ理由だ」と人材の選考基準を語った。

エンブリヲが思い浮かべるのは、裸エプロンで料理の腕を振るうターニャ、エンブリヲをモデルに絵筆を振るうイルマ、エンブリヲとゲーム機を楽しむクリスである。
エンブリヲは彼女たちをそれぞれ、強く賢いと考えているようである。

そしてエンブリヲは険しい表情で「愚かな女に用はない」と言い放つのだが、サリアにはショックな様子である。
エンブリヲはサリアを膝から突き落とすと、「サリア、君が本当に賢く強いなら、やるべきことはわかるね?」と問う。
これにサリアは敬礼し、「アンジュを捕らえ、服従させます」と答えた。
エンブリヲはサリアの言葉を了承し、成果を見届けるつもりのようである。

だがサリアは内心では、エンブリヲはサリアを評価しておらず、サリアを愛してもいないことが分かっていた。
サリアは自室でコンバットナイフを抜くとプリティサリアンの衣装に突き刺す。
そして、自分がアンジュを倒せば、エンブリヲは自分の勝ちを認める、それが出来れば何もいらないと思い定め、アンジュを倒すことを決意するのである。

【ヒルダたち、アウローラに帰還】
ヒルダたちはサラたちを連れてアウローラに帰還した。
アウローラの発着場では、整備兵たちがパラメイルの整備で大忙しである。

そして発着場の隅では、移送車に寝かされたリィザが、エンブリヲは二つの地球を時空ごと融合させて新しい地球を作ろうとしていることをヒルダたち、サラたちに伝えていた。

だがリィザが奴隷生活で受けたダメージはかなり重いようであり、マギ軍医は尋問を中断させ、リィザを病室に運んでいった。
たとえ怪しげな初対面の人物であっても、病人のことを第一に考え、治療を優先させるマギ軍医である。

【ノーマとアウラの民、同盟を結ぶ】
サラはヒルダたちに、エンブリヲの作戦が完遂すれば人類は滅亡してしまことと伝えた。そして、自分たちの龍神機だけではエンブリヲの防衛網を突破することは不可能であることを認め、ヒルダにノーマとの同盟を求めた。
ヒルダもまた、自分たちだけではラグナメイルに敵わないことを認め、ドラゴンとの同盟を了承した。但し、アンジュを連れ帰ってからだと言う。

その時、虚ろな目のエマが近づいてきて、男性の声で「おや?アンジュは戻っていないのか」と話しかけてきた。そしてエマの右脇の空中に長方形の画面が出現し、エンブリヲの姿が映し出された。

ジャスミンの番犬バルカンは、唸り声をあげてエマ監察官に飛びかかるが、エマは裏拳をバルカンに浴びせ、一撃で叩きのめす。

ヒルダは銃を抜いてエマに狙いを定めるが、サラはヒルダを制し、エマは操られているだけと言う。
サラは「逃げた女に追い縋るなど、無様ですわね、調律者殿」とエンブリヲを嘲笑した。

これにエンブリヲは冷笑で答えるが、サラは不敵な笑みを浮かべると刀を突き付け、「焦らずとも、すぐにアンジュと共に伺いますわ、その首貰い受けに!」と宣戦布告。
そしてサラは、エマに雄叫びを浴びせると、空中の画面は粉々に砕け、エマは気を失った。

サラは不敵に笑ってアンジュは必ず帰ってくるという。
なぜ断言できるのか、ヒルダが問うと、サラは自信に満ちた笑みで「友ですから」と答えるのであった。

【エルシャ、子供たちの再生をエンブリヲに懇願】
ミスルギ皇宮では、エルシャはエンブリヲに、先の戦闘に巻き込まれて亡くなった子供たちをもう一度生き返らせてもらえるよう懇願していた。

だがエンブリヲはこれを拒否、新しい世界は新たな人類のものであり、あの子供たちは連れていけないと言い放つ。
そしてエルシャに「君には新たな世界で、新たな人類の母になって貰いたい」と笑う。

エンブリヲとしては、エルシャに大変な名誉を与えているつもりかもしれない。
だがエルシャにとって、子供たち一人一人がかけがいのない存在であり、「新たな人類」などと代えられるものではない。
人の心を読むエンブリヲであるが、エルシャが子供好きということは分かっても、子供たち一人ひとりに、人間一人ひとりに代わりなど無いという気持ちが分からないようである。

あまりの絶望に、エルシャは声にならない悲鳴をあげ、涙が溢れてとまらない。
エルシャはエンブリヲに駆け寄って跪き、自分はどうなっても構わないので子供たちを生き返らせてもらえるよう必死で訴える。

だがエンブリヲは手を触れずにエルシャの喉を締めあげると宙に浮かせ、「もう少し物分かりの良い女かと思ったが…」と言うとエルシャを落下させた。
倒れて打ちひしがれるエルシャに、エンブリヲは「これ以上手をかけさせないでくれ。私は忙しいんだ」と苛立ったように言い、立ち去った。

エルシャは泣き崩れた。

【ヒルダとロザリー】
アウローラ艦内、ヒルダとロザリーの相部屋。
ロザリーはヒルダに、ドラゴンと一緒に出撃すると言う。
クリスを殺すためなら、マリカの仇を討つためなら何でもするというロザリーに、ヒルダはかける言葉がない。
「何でこんなことになっちまったんだろうな…教えてくれよ、ヒルダ…私、バカだからわかんねえよ…」と言って泣くロザリーの肩を、ヒルダは無言で抱いた。

【ジルとジャスミン】
司令を解任されたジルの元を、ジャスミンが訪れていた。
ジャスミンは、ヴィルキスを撃墜したのはクリスであることを告げると、ジルは少し驚いている様子である。
ジルが、クリスをあまり高く評価していないことが伺える。

クリスがダイヤモンドローズ騎士団で活躍しているのは、ラグナメイルの性能だけでなく、自分に自信をもつことで本来持っている力が出せるようになっているところもあると思う。

ジャスミンが、敵は兵隊も隊長も優秀だと言うと、ジルはそっぽを向いて「何が言いたい」と不機嫌そうである。

サリアたちは元々はジルの部下であり、ジャスミンの言葉は、ジルへの皮肉ともとれる。
ジルは彼女たちの力を十分引き出すことができず、リベルタスを重視するあまり彼女たちの心に配慮をせず、道具扱いした。そのため彼女たちは、表面的には自分たちの心に配慮するエンブリヲに寝返ってしまった。
だがジャスミンの言葉は、ジルに全て委ねたとはいえ、ジルのやり方について来たジャスミン自身への反省もあるだろう。

おもしろく無さそうなジルに、ジャスミンは静かに言う。
サリアにもっと優しくしていれば、あの子が敵になることは無かったのではと。

無言のジルを残し、ジャスミンは立ち去った。

残されたジルは、かつてエンブリヲとの戦いに敗れ、ただ一人重傷を負いながらも生還した時、幼いサリアが自分のために涙を浮かべてくれたことを、仇をとると言ってくれたことを思い出していた。

【エンブリヲ、世界の破壊を開始】
マナ諸国では、突然マナが使えなくなった。
エンブリヲがアウラのエネルギーを全て世界再編作戦に投入しているためである。

このため制御を失った自動車があちこちで事故を起こす。
同時にビルでは火災が発生し、世界はいきなり混乱に放り込まれた。

その頃、マナ諸国の首脳陣は、エンブリヲと会見。
首脳たちは、自分たちが新世界の住人になれると信じて疑わず、脱出の方法を笑顔でエンブリヲに問う。
だがエンブリヲは「誰が諸君を連れて行くと言ったかね?」と言い放つ。

動揺する首脳たちに、エンブリヲは「新たな世界は賢い女達が作る。出来損ないどもは、世界を混沌にした責任をとりたまえ」と言い、困惑を黙殺する。
そして、出席者たちは次々とドットに分解されて姿を消していった。

【エルシャとクリス】
雨の中、エルシャはスコップを握り、ミスルギ皇宮の庭に、亡くなった子供たちの人数分の墓穴を掘った。
そして子供たち一人ひとりを埋葬し、一人ひとりの墓標をたてて名前を刻み、それぞれの子供が好きだったものを墓前に備えた。一人には熊のぬいぐるみを、一人には花を、一人にはスケッチブックを。

埋葬を終え、バルコニーに立ち尽くすエルシャを、クリスが呼びに来た。作戦がはじまるという。

だがエルシャは、子供たちを亡くしたことで、改めて自分自身とは何なのか、見つめなおし考えることを突き付けられていた。

エルシャは思う。
自分には、子供たちしかいなかった。だから利用されたのだと。
エルシャは自分自身を「何もない…浅くて薄くて…ちょろい女」と自嘲する。

そしてエルシャは暗い笑みを浮かべ、クリスに問う。
「いいの?このまま友達を…ヒルダちゃんとロザリーちゃんを殺すことになっても?」

クリスは、ロザリーとヒルダの名を聞くと怒り出し、「望むところだけど?!」と言い放つ。
エルシャは「そう…」と言い残し、ロザリーとヒルダを思い出して怒るクリスを残して立ち去った。

間もなく、エルシャはラグナメイル・レイジアで脱走した。
そして機首に白旗がわりの白いブラジャーを括りつけて、アウローラに通信で呼びかけ、投降の意志を伝えた。

【アンジュ、孤島に辿り着く】
自動操縦の小型飛行機で、アンジュはある島に辿り着いた。
そこは、かつてヴィルキスが墜落した時に漂着し、タスクと過ごした島だった。

島の小屋は、以前と同じままである。
アンジュは、タスクを、モモカを失ったことに打ちひしがれ、心には絶望しかない。
そしてアンジュは、タスクの日記を見つけた。
そこには、最後の仲間が死んで一人になってしまったことへの絶望。
アンジュと出会ったことの喜び、アンジュを守ることが自分だけの使命と思い定めたことが書き綴られていた。

アンジュはタスクの愛情の深さを知り、モモカを想い、改めて絶望に打ちひしがれ、銃を自分自身に突き付け、引き金に指をかけた。
だが母が、モモカが、タスクが自分を守ってくれたこと、これまで出会った仲間たちのことを、多くの戦いと絶望を乗り越えてきたことを思い出すと、どうしても引き金を引くことができない。

海辺で沈む太陽を眺めながら、アンジュは悲しみにくれていた。
すると背後に若い男性が現れ、明るく声をかけて来た。
何とタスクである。

タスクは笑顔なのだが、アンジュは「タスクは死んだわ!これはエンブリオの見せてる幻」と言い、なかなか信じようとせず、タスクを引っ叩くのである。
タスクは殴られても笑顔で「俺は生きてるよ」と語りかける。
するとアンジュは「確かめるわ」というと全裸になってタスクを押し倒し、そのまま一夜を過ごすのだった。これでアンジュは、タスクが生きていることを確信出来たようである。

そして翌朝、小屋に戻るとモモカが笑顔で出迎えた。
目を丸くするアンジュに、モモカは懐から銃弾のめり込んだフライパンを取り出す。
エンブリヲに撃たれた時、服の中にこのフライパンを忍ばせていたので助かったのだと言うモモカである。
アンジュはモモカを抱きしめ、モモカが生きていたことを喜ぶのであった。

だがモモカの、マナの力が使えなくなったという言葉にアンジュとタスクは何事かを直感。
そして突然雷鳴が轟き始める。
海を見ると、地平線の彼方には巨大な黒雲が巻き起こり、稲妻が見える。
二人は、エンブリヲがいよいよ世界の破壊と再生を開始したことを理解した。

アンジュは、タスクの亡き母のライダースーツを身にまとっていた。
まずはヴィルキスを回収に行こうと言うタスクに、アンジュはその必要は無いというと右手をあげ、「おいで、ヴィルキス」と呼びかけた。
するとヴィルキスが目の前に瞬間移動して出現した。

【予告】
次回「ゆがむ世界」

不死身のエンブリヲを、アンジュたちはどうやって倒すつもりなのだろうか。
そして、サリアとジル、クリスとロザリーそれぞれの対決の行方はどうなるのだろうか。
次回も注目したい。

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クロスアンジュ 天使と竜の輪舞の第22話を見ました。 第22話 Necessary エンブリヲによる新世界の創造が始まり、二つの世界の崩壊が進む。 時空融合を阻止すべくサラとヒルダは手を ...

  • From: MAGI☆の日記’ |
  • 2015/03/08(日) 21:52:28

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 22話「Necessary」

評価 ★★★★ 人は一人では生きていけない……               

  • From: パンがなければイナゴを食べればいいじゃない |
  • 2015/03/10(火) 19:50:36

30年前の少女漫画か?!「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」

今時の男の子なら兎も角も「大きな少女たち」は、処女喪失ぐらいじゃ吃驚しません。 それより、一発目の初弾命中で、避妊具も無しに孕んだりしたら興醒めでしょう。ちゃんと性教育してるんか?タクトが種無し体質じゃなかったらどうすんだ?!と、成り行き任せの主人公に批難轟々というものです。 アンジュの純潔を疑わないのなら、このまま問題は無いのですが、エン公は何でもアリのルール無視野郎ですから、...

  • From: Anime in my life 1号店 |
  • 2015/03/16(月) 21:17:11

この記事に対するコメント

BDでは・・・

>するとアンジュは「確かめるわ」というと全裸になってタスクを押し倒し、そのまま一夜を過ごすのだった。

BD(8巻)では、12時間に及んだ、アンジュとタスクの○○○シーンが映ってるらしいです(^^;

  • 投稿者: 苦労すアンジュ
  • 2015/11/05(木) 23:37:25
  • [編集]

Re: BDでは・・・

苦労すアンジュさん、コメントありがとうございます。

作画修正ではなく新規場面追加とは、すごい力の入れようですね・・・
本放映時は、あえて描かず視聴者の想像に委ねるという描き方であり、直接描かないからこそ余韻があって良かったと思いました。BDではどんな印象を与えるものになっているのか、TV版と比較してみると面白いかもしれないですね。

  • 投稿者: 矢文
  • 2015/11/07(土) 16:22:39
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