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クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第23話「ゆがむ世界」

  • 2015/03/15(日) 23:59:22

【感想概略】
今回は、ノーマ及びアウラの民の同盟と、エンブリヲ一味との最終決戦がいよいよ幕を開けたお話である。戦闘では、同盟とエンブリヲ側の総力をあげたぶつかり合いが描かれ、まずこれが大きな見どころであった。
そしてヒルダの想いをアンジュは真正面から受けとめ、アンジュとリィザは和解し、エマは自らの意志でリベルタスへの参加を決意し、これまでの迷いや苦悩に各人がそれぞれ自らの意志で決着をつけるところも見どころだったと思う。

さらに、ロザリーはクリスとの対決に臨み、ジルはサリアと真正面から向き合い、アンジュはシルヴィアと本音でぶつかり合い、これまでこじれにこじれた思いに各人は、見栄や世間体をかなぐり捨てて本当の心でぶつかっていくところも見どころであった。
なおロザリーとクリス、ジルとサリアの決戦は次回であり、楽しみである。

【ノーマ、アウラの民と同盟を結ぶ】
前回、エンブリヲは自らの理想の世界を実現するため、いよいよ二つの地球の時空融合を開始、これに伴い、世界各地で天変地異が巻き起こっていた。

エンブリヲはミスルギ皇都の沿岸に艦隊及び空飛ぶ殺人円盤の大群を配置し、手ぐすねひいてアンジュたちを待ち受ける。

そしてアウローラ艦内では、ヒルダはサラの手を取り、アウラの民との同盟を結んだ。時空融合を阻止するため、アウラを奪還するためである。
ヒルダは同盟を結ぶのはアンジュを連れ戻してからとの条件をつけていたが、事ここに至ってはそうも言っていられない。
「地球が無くなったら、ブッ壊す世界も無くなっちまうしな」と不敵に笑うヒルダである。

その時、アウローラに何者かが通信で呼びかけてくる。
アンジュであった。

【アンジュたち、アウローラに帰還】
間もなく、アンジュ、モモカ、タスクはアウローラにの発着場に着艦。
ヒルダ、ロザリー、ヴィヴィアン、メイ、そしてマギ軍医とジャスミンが出迎え、アンジュの無事を喜ぶ。

エマもまた姿を見せ、モモカの無事を喜ぶ。
そして自ら、リベルタスへの参加を申し出た。
これにアンジュは笑顔を浮かべる。

アンジュは、ラグナメイル・レイジアが飛翔形態で駐機していることに気付き、少し驚く。
するとヴィヴィアンは、エルシャが帰ってきたのだという。
エルシャ復帰を喜ぶアンジュである。

その時、サラが、ナーガ、カナメ、そしてリィザを伴って姿を見せた。
サラはアンジュに、アウラの民とノーマが同盟を結んだことを伝え、「あなたは如何なさいますか?」といたずらっぽく問うた。
無論、アンジュは参加を了承する。
サラは「共に戦う時が来たのですね、互いの世界を守るために」と言い、友アンジュと一緒に戦えることに感慨深げである。

するとアンジュは「違うわ、サラ子。私はあの変態男に世界を好き勝手にされるのが我慢できないだけよ」といたずらっぽく笑い、サラと固く握手を交わした。
『世のため人のため』などという大義名分は胡散臭いと思い、自分が戦うのはあくまで個人的な怒りのためとの立場をとるアンジュである。

だが、サラの部下として同席するリィザは、申し訳無さそうな表情で俯き、アンジュを見ることが出来ない。
かつてリィザはジュリオと共謀してアンジュを陥れたが、その後モモカに助けられ、モモカの敬愛するアンジュに対し罪悪感を抱いているようである。

アンジュはリィザに気付くと彼女の前に立った。
そして先日、リィザがモモカにアンジュの監禁場所を教えてくれたことに謝意を表し、「忙しくなるわよ、あの男を抹殺しないといけないんだから」と言って笑う。
アンジュの度量の広さにリィザは深く感動した様子である。

アンジュはジルがこの場にいないことに気付き、司令はどこかとヒルダに問う。
するとヒルダは司令は自分であると答えた。

アンジュはまずはヒルダと一緒に、ジルの元へ向かった。

【アンジュ、ジルと再会】
ジルの部屋。
アンジュはアウローラ脱走以来、しばらくぶりにジルと再会した。
「よく帰ってこられたな」というジルに、「みんなのおかげよ」と答えるアンジュである。

アンジュはジルに、どうすればエンブリヲを殺せるのか問うた。
エンブリヲは殺されるたびに、不確定領域の多重存在と入れ替わる、これをどうすれば討てるのか。

するとジルは言う。
不確定世界にエンブリヲの本体がある。「歌」を知り、ヴィルキスを解放したアンジュであれば、と。
アンジュはジルの言葉を理解した。

これはアンジュにとって、ジルへの用件の一つ目であり、用件はもうひとつある。
アンジュはジルに、これからどうするのか問うた。

ジルは、司令官はヒルダに譲ったと言い、そっぽを向く。
これにアンジュは怒り、ジルの胸ぐらを掴み、「腑抜けたこと言ってるんじゃないわよ!あなたの復讐に巻き込まれて、どれだけの人が人生を狂わされたとおもっているの!」と詰め寄る。

ジルは、革命にも復讐にも失敗した自分に何が出来るのかと自嘲する。

これにアンジュは怒り、ジルを引っぱたいて言う。
「私を逃してくれたのはサリアよ。哀れだったわ…。あなたを忘れるために、エンブリヲに入れ込んじゃって…責任ないとは言わせないわよ、アレクトラ・フォン・レーベンヘルツ」

言い残し、アンジュはヒルダを伴って去った。
残されたジルは、苦い表情で唇を噛み締めた。

【ヒルダの告白】
アウローラ艦内の廊下を歩きながら、ヒルダはアンジュに司令をやってくれと言う。
これにアンジュは当惑しながら「別にいいけど?」とあっさり承知した。

だがヒルダの様子が少しおかしい。
ヒルダは、アンジュもサラもジルも、生まれながらのリーダーはやはり違う、黙っていても人が集まってくると言って寂しそうな表情を浮かべ、「アタシはやっぱ、鉄砲もって敵に斬り込むのが性にあってるよ」と少し投げやりに、自分を卑下するようなことを言う。

ヒルダの様子がおかしいことにアンジュは気付き、何を拗ねているのかと尋ねた。
「別に、すねてねえよ…」と言いながらヒルダは動揺。
するとアンジュはヒルダの頬をつまみ、思っていることを言ってくれるよう促した。

ヒルダは背を向け、「言ったら、嫌われる…」と弱々しく言うが、もうアンジュを誤魔化せないと覚悟を決めた。ヒルダは俯いたまま、ついに本心を明かした。

「アンジュ、アンタはね、アタシの王子さまなんだ。
でも、アンタにはお姫様のダチもいて、男もいて…
わかってる…変だよな…女同士なんて…」

ヒルダはせめて、自分はヘンなのだと自分自身を笑う。
だが、これでアンジュに嫌われた、アンジュを失ったと思うと涙があふれて止まらない。
アンジュは自分を笑うだろうか?軽蔑するだろうか?嫌悪するだろうか?

だがアンジュは笑わない。
ただ真剣な表情でヒルダを見つめる。
そしてアンジュはヒルダを抱き寄せ、唇を重ねた。

アンジュはヒルダから顔を少し離す。
そして「変だなんて、誰が言ったの?そういう下らない世界をブッ壊すんでしょう?二人で」と言い、凛々しい笑みを浮かべる。

ようやく笑ったヒルダを、アンジュは再び抱きしめた。
「ヒルダ、新しい世界には、あなたもいてくれないと困るわ」

【タスク、アンジュのお守りを受け取る】
アウローラ艦内。
作戦開始が迫る中、アンジュはタスクがいつも守ってくれることに改めて礼を言い、何かしてほしいことは無いかと尋ねた。

これにタスクはアンジュの肩を掴み、「君が無事ならそれで…」と格好良いことを言う。
だがアンジュはあまり感銘を受けた様子はない。
タスクの腕を鬱陶しそうに押しのけ、そういうのはいいので何か言えと促す。

これにタスクは困りながら、何かお守りになるものをと遠慮がちに言う。
だがアンジュは、今とくに持っているものが無い。

アンジュはちょっと考えると、タスクに向こうをむかせた。
そしてパンツを脱ぐとタスクのズボンのポケットに押し込み、絶対見るな、出すな、調べるな、必ず返すよう念を押し、立ち去った。

タスクはポケットの中に手を入れ、何やら温かいことに首をかしげる。
そして、一瞬見ようとするが、すぐに思い直し、必ずこれをアンジュに返すことを心に誓うのである。

【総司令アンジュの訓示】
アウローラは、ミスルギ皇国の暁の御柱に急行していた。
舵を握るのはジャスミン、戦闘管制はエルシャ、艦の制御管制及び索敵は、パメラ、ヒカル、オリビエのオペレーター三人娘。
そしてリィザと、真実を知り自らリベルタスへの参加を申し出たエマも艦橋にいる。

アウローラ艦橋では、敵の大艦隊の接近を探知した。
間もなく、最終決戦の幕が上がる。

ヴィルキスに搭乗したアンジュは、総司令として全員に語りかける。
「反社会的なバケモノと呼ばれたノーマと、互いに戦い合っていたアウラの民、私たちと一緒に来てくれる人たちと、古の民。
迫害されてきた私たちが、世界を守るために一緒に戦うなんて、痛快じゃない?

戦いましょう。
私たちが、私たちの意志で、生きるために。

戦わずに滅ぼされる私たちじゃないでしょう?
作戦名『ラストリベルタス』。
神様だろうが、なんだろうが、殺して、勝って、生きるわよ、みんなで!」

アウローラの全員は鬨の声をあげた。

【敵艦隊と戦闘開始】
敵の大艦隊はアウローラを探知、アスロック魚雷を猛射。
魚雷多数がアウローラに迫る。

これにアウローラは冷却魚雷を発射。
敵魚雷群の目前で爆発すると巨大な氷が多数発生、敵魚雷群は氷に衝突し、次々と爆発する。

この隙にアウローラは海上に浮上。
同時に全砲門を開き、ミサイルを猛射。
ミサイルは次々と敵艦を直撃、撃沈していく。

そして海上を疾走するアウローラは、航空モードに変形、海面から離陸した。
続いて量子フィールドを展開、艦全体を半透明の膜が覆うのだが、一種のバリアーのようである。

【アンジュ、敵艦を次々と撃沈】
エンブリヲは自軍艦隊が大損害を受けても冷笑を浮かべる。
そして第二陣として、空飛ぶ円盤型の自動戦闘機械を多数、出撃させた。

この空飛ぶ円盤は、直径2メートルほど。
攻撃方法は、機関砲で銃撃、円盤の淵から棘々を生やして猛スピードで回転しながらの体当たり、そして自爆攻撃である。

アンジュはヴィルキスを駆り、パラメイル隊を率いて離陸。
敵艦隊及び空飛ぶ殺人円盤の大群に襲いかかった。

アンジュの駆るヴィルキスは、装甲が赤くなり、光学障壁を展開する。
ヴィルキスの大技の一つ、『ミカエル・モード』である。

アンジュはヴィルキスで敵艦を体当たりで撃沈。
さらに剣で敵艦を横薙ぎにして撃沈。
続いて敵艦の艦橋を剣で真っ二つにして撃沈。
次々と敵艦を撃破していく。

そして、空飛ぶ無数の殺人円盤にはヒルダたちが応戦。
敵機は群れをなして連携し、素早い動きで襲い掛かるが、ヒルダたちは変幻自在の高機動戦闘を展開、敵の大群をかわし、次々と撃墜していく。

【アウローラ、冷線破壊砲を発砲】
飛行するアウローラは、暁の御柱を射程圏内にとらえた。
これにジャスミンは冷線砲の発射準備を指示。
すると船体下部が開き、巨大な砲塔がせり出し、エネルギーを充填していく。
これぞアウローラの秘密兵器、冷線破壊砲である。

一方エンブリヲはラグナメイル・ヒステリカを駆り、ダイヤモンドローズ騎士団を従え、暁の御柱の前に陣取った。
エンブリヲは「沈み給え、古き世界とともに」と笑い、「永遠がたり」を歌い始めた。
するとヒステリカの肩のパーツが開いて大破壊兵器「ディスコード・フェイザー」がせり出し、アウローラに狙いを定め、エネルギーを充填していく。

これにアンジュはヴィルキスでエンブリヲ機の前に立ち塞がり、アウローラを背に庇い、ディスコード・フェイザーを展開、エネルギーを充填していく。

間もなく、エンブリヲはディスコード・フェイザーを発砲するが、アンジュも発砲。
両機の大破壊光線は空中でぶつかり合い、相殺して消滅した。

そしてアウローラは冷線破壊砲を発砲。
光線は暁の御柱を直撃、巨大な御柱は倒壊した。
そして御柱の基部に、巨大な穴が姿を見せた。

アウローラ艦橋のリィザは叫んだ。
「あれが、アウラへ続くメインシャフトです!」

【アンジュVSサリア】
アンジュは、再びヴィルキスでミカエル・モードを発動。
自ら先陣となり、全機を率いて突撃を敢行する。

これにエンブリヲは、ダイヤモンドローズ騎士団に迎撃を命令。
4機のラグナメイルがアンジュたちの前に立ち塞がる。

ナーガとカナメは、ターニャ機とイルマ機と交戦。
この間にサラはアウラを目指す。

市街地を低空飛行するロザリーとヒルダの前には、クリスが立ち塞がった。
するとロザリーは抜刀、クリス機に斬撃を浴びせ、猛然と襲い掛かる。

そしてアンジュとタスクの前には、エンブリヲの駆るヒステリカが立ち塞がった。
タスクはパラメイルでエンブリヲ機に襲いかかり、アンジュにアウラの元へ行くよう叫ぶ。
アンジュはこれを了承、ヴィルキスを加速し、メインシャフトへ向かう。

だがアンジュの前に、ラグナメイル・クレオパトラを駆るサリアが立ち塞がった。
「待っていたわよ、アンジュ」
サリアは、アンジュを倒して自分の勝ちをエンブリヲに認めさせる、もはやその一念のみにすがり、アンジュへの憎悪を燃やし、猛然とアンジュに襲いかかった。

【ヴィヴィアン、ノンナを助ける】
アウローラは冷線破壊砲を展開した時、量子フィールドを解除していた。
冷線破壊砲の発泡後、フィールドはすぐには展開できないらしく、ヴィヴィアン、そして新兵ノンナと新兵メアリーが、敵の放った殺人円盤を迎撃する。

この殺人円盤の数は尋常ではなく、数で押しまくる。
メアリーとノンナはパラメイルで応戦するが、ノンナ機は円盤をかわしきれず、左腕に被弾、失速してしまう。
落下していくノンナ機に、次々と敵機が襲い掛かる。

その時、ヴィヴィアンがパラメイル・レイザーで飛来、ブーメランを放つ。
ブーメランはノンナ機に襲い来る敵機を次々と撃墜、この間にノンナ機は機体を立て直して上昇、戦列に復帰した。

強く凛々しいヴィヴィアンに、ノンナもメアリーも惚れなおしたようである。

【ジル、出撃】
アウローラはようやく量子フィールドを展開しはじめるが、対空砲火をくぐり抜けた一機の円盤がアウローラの発着場装甲に特攻、自爆した。

衝撃に吹き飛ばされるメイを何者かが抱きとめ、受け身をとる。
何とライダー姿のジルである。
ジルはアンジュの言葉に、心を動かされ、出撃を決意したようである。

ジルは、メイの無事を確認し、これまで腑抜けた姿を見せてしまったことを詫びた。
そしてジルは、メイと、着弾現場に駆けつけてきたマギ軍医に言う。
「行ってくるよ、私たちのリベルタスを終わらせる。」

ラグナメイル・レイジアに搭乗したジルを見送るマギ軍医は「私はアンタを許しちゃいない。だから、帰ってきたらちゃんと愚痴につきあいな」と言い、ジルと笑い合う。

そしてジルは「アレクトラ、出撃する」と言い、レイジアで出撃。
大空に舞い上がると、空飛ぶ円盤の群れに発砲、次々と命中弾を浴びせ、撃墜していく。
ジルの圧倒的な強さに、第一中隊のエース・ヴィヴィアンも感嘆の様子である。

【アンジュとシルヴィア】
ミスルギ皇宮には銃を持った市民たちが乱入した。
市民たちは、車椅子を失って動けないシルヴィアを見つけると、為政者は何をしていたのか、何とかしろと責め立て始めた。
これにシルヴィアは、「知りません、そんなこと!私は何も悪くありません!」と言い返す。

そこに轟音が轟き、分厚い壁を突き破って巨大な戦闘機械が姿を見せた。
アンジュの搭乗するヴィルキスである。

市民たちは、今度はアンジュを責め立て、皇室は民を守る義務があると言い、自分たちを守ることを求める。
そして、この騒ぎはノーマの仕業だろうと決め付け、自分たちが死んでもよいと言うのかと叫ぶ。

するとアンジュは「ええ」と即答。
これに怒った市民の一人はアンジュに銃を向けた。
するとアンジュは躊躇なく発砲、この市民を射殺した。
市民たちは恐怖して逃げ去り、シルヴィアだけが取り残された。

アンジュはシルヴィアに、「あなたもとっとと逃げるのね」と言う。
だがシルヴィアは、自分はアンジュのせいで歩けなくなったのだと言い立てる。

これにアンジュは激怒、シルヴィアに威嚇射撃して叱りつけた。
「甘ったれてるんじゃないわよ!何でもかんでも人のせいにして。
宮廷医師が言ってたわ、あなたの怪我、完全に治ってるって。
あなたは自分で立とうとしないから立てないだけ」

それでもシルヴィアは「助けて…私はあなたの妹なのですよ!」と言い、これまでアンジュをバケモノだの殺人鬼だのと罵り、鞭打ち、処刑しようとしたことを棚に上げ、アンジュの情けにすがろうとする。

アンジュはさらに威嚇射撃し、「死ななきゃ治らないのかしら、その腐った性根は…」と言い、眉を釣り上げた。

シルヴィアは恐怖のあまり腕で這い、立ち上がり、走って逃げ出した。
そして自分が歩けることに気付き、茫然とした様子である。

通常、筋肉というのは使わないと衰えてしまう。
長期間歩いていない場合、リハビリしなければ歩くことは困難である。
シルヴィアの場合、多分マナの力で足の筋力が維持されていたのだろう。

アンジュはシルヴィアが歩けるようになったことを見届けると、笑みを浮かべ、その背中に声をかけた。
「戦いなさい!一人で生きていくために!
もう会うことはないわ。さようなら、たった一人の、私の妹…」

アンジュはヴィルキスで去った。
一人残されたシルヴィアは、「お姉さま…」とつぶやき、立ち尽くして泣いた。

【ジルVSサリア】
大空に舞い上がったヴィルキスを、サリアがラグナメイル・クレオパトラで待ち構えていた。
凶暴な笑みを浮かべ「ずいぶん遅かったじゃない」というサリアに、アンジュは「野暮用を片付けていただけよ」と答える。

サリアは殺気をみなぎらせて抜刀、ヴィルキスに渾身の斬撃を叩き込む。
だがサリア機の斬撃を、ラグナメイル・レイジアが剣で受けとめた。

サリア機はレイジアに剣で押し返され、距離をとる。

そしてサリア機の前に立ち塞がるレイジアのコックピットが開き、ジルが姿を見せた。
驚愕するサリアに、ジルは不敵な笑みを浮かべて言う。
「エンブリヲの騎士というから、どれほど強くなったかと思ったが、期待はずれだな、サリア」

【予告】
次回「明日なき戦い」

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離れ離れになっても

それぞれ、別々の地球で生きることになったアンジュとシルヴィア。

威嚇射撃してまで、シルヴィアを自力で歩けるようにさせ、かつ叱咤激励したのも、アンジュのシルヴィアへの情愛がまだあったと言っても、過言ではありません。

もし仮に、シルヴィアへの情愛が全く無かったのなら、自力で歩こうとしない彼女に対し、これ以上威嚇射撃せず、「もう知らん」と言わんばかりに、そのまま捨て置いて飛び去っていけば良いだけの話です。

  • 投稿者: 苦労するアンジュ
  • 2015/09/13(日) 01:08:16
  • [編集]

Re: 離れ離れになっても

苦労するアンジュさん、コメントありがとうございます。

私も、アンジュがシルヴィアに銃口を向けて激怒してみせたのは、シルヴィアへの愛情からだろうと思いました。

荒療治であっても、とにかくシルヴィアが歩けるようにすることが、アンジュが出来るせめてものことだったのでしょうね。

  • 投稿者: 矢文
  • 2015/09/14(月) 01:19:23
  • [編集]

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