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コナン・ザ・グレート(1982年)

  • 2007/05/12(土) 22:34:37

私が小学生の頃、我が家のチャンネル権は父が握っていた。
そして、父が見たいものを見ることが多かった。

父は映画が好きなので、私は幼い頃から映画をよく見ていた。

この「コナン・ザ・グレート」も、私が高校生の頃、日曜洋画劇場か何かで放映したものを、家族全員で、つまり父・母そして弟と妹と私で見た。
父はこの作品が結構すきらしく、テレビで放映するたびに見ている。
この作品のあらすじと感想は以下のようなものである。

【あらすじ】
筋骨隆々とした荒々しい蛮族が割拠する、荒涼とした古代風世界が舞台。
少年の頃、自分の部族を滅ぼされ奴隷とされたコナンが、脱走して親の仇を討ち自分の国を建てるため冒険と闘いの旅を続ける。

【感想】
この作品は一見すると古代オリエントが舞台のように見える。
国名や民族名には、古代オリエントと同じものが出てくる。

コナンの活躍した時代は、冒頭のナレーションによると「アーリア人が移動をはじめる2000年前」であり、これは紀元前4000年である。

しかし作中には、紀元前4000年には存在しないものが色々と出てくる。
この点から、映画「コナン・ザ・グレート」は架空の世界の話と思われる。

コナンの世界が古代オリエントと異なる点は、以下の通りである。

【貨幣】
貨幣は紀元前8世紀ころ、アナトリア半島のリディア王国で初めて鋳造されたものである。
紀元前4000年代には存在しない。

【騎乗】
馬に乗った人があちこちに出てくるが、騎乗の習慣は紀元前4000年代には存在しない。
これは紀元前10世紀ころに発生するものである。

【キンメリア】
コナンの出身民族は「キンメリア」というが、これは紀元前10世紀ころに出現した最初の騎馬民族である。紀元前4000年ころには存在しなかったと思う。

【キタイ】
「キタイ」という国名が出てくるが、これは紀元10世紀にユーラシア大陸東部の草原地帯に出現した契丹のことである。
契丹の根拠地・北部中国はキタイと呼ばれた。
やがてキタイの語は、ロシア語・ペルシア語・トルコ語に取り入れられ、中国全体を指すようになったのである。
紀元前4000年代のコナンの時代に「キタイ」という国はないと思う。

【両刃長剣】
コナンの世界では、両刃長剣を使う人が多い。
しかしこの種の剣は、紀元前9世紀以降のケルト人が使っていたものである。紀元前4000年代には、存在しなかったと思う。


コナンの世界のような、長剣を振り回し騎馬で戦う蛮族が割拠する世界を強いて挙げれば、ゲルマン民族大移動(4世紀~6世紀)期のヨーロッパだと思う。
この時代を舞台にした冒険アクション映画が見たい気がする。

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