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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第28話「夜明け前の戦い」

  • 2016/10/17(月) 01:00:47

【感想概略】
今回は、鉄華団及びギャラルホルン石動部隊と大海賊団「夜明けの地平線団」が宇宙で激戦を繰り広げるお話である。
鉄華団と海賊団との知恵比べの面白さ、三日月とオルガの相変わらずの特別な絆、スペースデブリの少年兵の命を何とも思っていない海賊団の外道ぶり、ギャラルホルン内ではマクギリスの指揮する地球外縁軌道統制統合艦隊とラスタル・エリオンの率いるアリアンロッド艦隊が事実上それぞれ独立の勢力でありギャラルホルンは一枚岩ではない実態が描かれ、三日月の斬撃を受け止めるジュリエッタ・ジュリスの強さの一端が描かれ、面白かった。

【桜農場のクーデリアとクッキー、クラッカ】
今回のお話は、鉄華団とビスケットの祖母・桜子の共同経営する桜農場から始まる。この農場では、バイオ燃料用のトウモロコシを栽培している。
そして桜農場には、海賊団の目を逃れたクーデリアが避難していた。
そんなクーデリアに、ビスケットの双子の妹、クッキーとクラッカは栽培されているカボチャを見せ、これは三日月が育てたものであり、三日月は農場だけで食べていくことを目指してトウモロコシ以外の作物の栽培を試みているのだと言う。

かつて三日月は農場の経営が夢だといい、そのために文字を読めるようになりたいとクーデリアに文字を教わったが、三日月はオルガと共有する理想を実現するために戦うだけでなく、自分自身の夢に向かって少しずつ前進しているようである。

【鉄華団、ギャラルホルンの石動艦と合流】
火星付近の宇宙空間では、団長オルガの乗る強襲装甲艦イサリビ、ホタルビの鉄華団艦船二隻が、ギャラルホルンの戦艦一隻と合流した。ギャラルホルン艦を指揮するのは、マクギリスの副官、石動・カミーチェである。
オルガたちはギャラルホルン艦との合流が予定時刻より早いこと、そして艦船は5隻の予定なのに一隻であることを訝しみながらも、ユージン、メリビットを同行し、石動と対面した。

そこで石動はオルガたちに、エイハブウェーブの反応から現在「夜明けの地平線団」の艦船三隻が付近の宙域を航行中であることを探知し、その艦隊を海賊団の団長サンドバル・ロイターが率いていると思われること、そこで海賊団の戦力が集中するまえに叩きたいと考え、足の早い艦を先行させたので一隻なのだと説明した。

ユージンは、分散している敵を各個撃破することは戦いの基本だと言い、石動の提案に筋は通っていることは認めるが、ギャラルホルンの戦力が予定の五分の一であることに慎重な様子である。
そしてオルガは、ギャラルホルン艦も鉄華団の指揮下に入ることを条件に、石動の要請を受け入れた。

【オルガとメリビット】
メリビットはオルガの強攻策に賛成ではない。
だがメリビットは、犠牲が避けられないなら最短距離で理想を実現する、今回の場合はギャラルホルンを指揮下におければ手柄は自分たちのものというオルガの考えにも一理あると思っているようで、もはや反対はせず、作戦時間までに団員たちに交代で休息を取らせることを進言、オルガはこれを了承した。

するとメリビットはオルガに6時間の休息を言い渡した。
さらにメリビットは、意表を突かれて「はぁ?!」というオルガに、すでに36時間働いていることを指摘し、言うことを聞かせるのである。

【オルガと三日月とアトラ】
間もなくオルガはモビルスーツデッキを訪れて三日月に声をかけ、「休めって言われてヒマなんだよ」と正直に言うと、三日月は自分もなのだという。

今度も厳しい戦いが予測されるのだが、三日月は「オルガの道は俺が作るよ」と言って笑う。
するとオルガは右拳を三日月の左拳と軽くぶつけ合い、「頼りにしてるぜ、いつもどおりにな」と言って笑い合う。
そんな二人を物陰から見つめるアトラは「あそこには入れないな」とつぶやき、複雑な表情である。

【海賊団の策略】
作戦開始時間が迫る中、鉄華団の艦船では、エイハブウェーブの反応から敵艦は3隻ではなく10隻であることを感知した。何と海賊団は、エイハブリアクターを停止した7隻を3隻で牽引するという方法で艦船の数を誤魔化し、鉄華団の艦船をおびき寄せたのである。
一方、海賊団旗艦の艦橋で団長サンドバル・ロイターは「敵戦力の各個撃破は戦いの基本であろう」と凶悪な笑みを浮かべる。

そしてサンドバルは、鉄華団の強襲装甲艦イサリビのブリッジに通信し、降伏を勧告した。
だがオルガはこれを拒否、それどころか海賊団の戦力では鉄華団の相手をするには不十分だと挑発する。
サンドバルは激怒し、通信を切った。

【海賊団との戦闘開始】
海賊団は10隻の艦船を中央艦隊、右翼艦隊、左翼艦隊の三艦隊に分けており、その作戦は、鉄華団及びギャラルホルン艦船の包囲殲滅である。
これに対し、オルガは艦隊の指揮をユージンに任せ、三日月の駆るバルバトスの出撃を指示、包囲される前に中央突破を目指すのである。

鉄華団側では三日月の駆るバルバトスが先陣を切って出撃。
敵モビルスーツの群れに斬り込み、敵機を次々と撃破していく。

続いて昭弘の駆るグシオンリベイクフルシティが配下のモビルスーツ二番隊を率いて出撃。
グシオンリベイクは四本の腕それぞれでモビルスーツ用ライフルを構えて砲撃、敵機に確実に打撃を与えていく。

さらにシノの駆る流星号がモビルスーツ一番隊を率いて出撃。
敵機と斬り結び、ダンテの駆る獅電が加勢して敵機に止めを刺す。

ギャラルホルンの石動もシュヴァルベ・グレイズで参戦。
操縦の難しい高性能機を巧みに操り、三日月のバルバトスを援護して敵機を撃破する。
鉄華団のモビルスーツ隊は、数で勝る海賊団のモビルスーツ隊を圧倒、敵機の数を確実に減らしていき、敵を鉄華団艦船に近づけない。

そしてユージンは阿頼耶識システムでイサリビとホタルビを操艦。
ナノミラーチャフを射出して敵の目を眩まし、膨大な情報のフィードバックによる負荷で鼻血を流しながらも敵艦隊の中央を突破。
そのまま敵の左翼艦隊に突撃、猛攻を浴びせ、敵艦三隻を戦闘不能に陥れた。

【鉄華団側モビルスーツ、大兵力相手に消耗が蓄積】
鉄華団は阿頼耶識による艦船の高機動運動により海賊艦隊を撹乱して敵戦力を分断、敵艦及び敵モビルスーツ隊を各個撃破し、確実に敵戦力を削り取っていく。
とはいえ、戦艦もモビルスーツも通常は一撃で撃破できるものではなく、一機一機をそれぞれ撃破するまで腰を据えて戦う必要がある。

長引く戦いに、鉄華団のモビルスーツには弾を撃ち尽くすものが現れ始めた。
弾を撃ち尽くした昭弘のグシオンリベイクに海賊団のモビルスーツが襲いかかる。
が、グシオンリベイクは巨大なペンチを取り出すと敵モビルスーツの腕もろとも上半身を挟み、そのまま怪力で締め上げ始めた。このままいけば敵機はパイロットもろとも真っ二つである。
だが昭弘は敵機からの降伏信号を検知、思わず「またかよ」と舌打ちする。

するとラフタ機から通信が入り、敵機は武装解除してその辺に転がしておくよう、そして昭弘は補給に戻るよう言い渡した。
これに昭弘は、自分はまだ平気だと抗議する。
が、ラフタとアジーは昭弘が根性で無理をして非合理な戦いをすることを許さず、ここは自分たちが保たせると言い、昭弘は補給に戻るのである。
補給と休息の重要性を理解しているラフタとアジーは、鉄華団では重要な存在だろう。

だが、大兵力を相手に激戦を繰り広げる鉄華団側モビルスーツのダメージはやはり大きいようで、グシオンリベイクもライド機も整備に時間がかかり、なかなか戦線に復帰できない。

【海賊団、外道モビルスーツ出撃】
海賊団の旗艦では、団長サンドバルは、モビルスーツ隊では一般兵よりヒューマンデブリの少年兵たちの方が敢闘することに複雑な様子である。
サンドバルの副官は、スペースデブリたちには降伏を許していない、彼らに帰る場所はなく、だから必死なのだと当たり前のように言う。
サンドバルは、膠着する戦況に「奴らに本物の海賊ってもんを教えてやれ」と両脇に立つ二人の副官に言う。
するとこの二人は「了解」と不敵な笑みを浮かべ、モビルスーツ「ユーゴー」で出撃するのである。

【海賊団のモビルスーツ、シノたちを翻弄】
流星号を駆るシノは、三日月の駆るバルバトスを補給に戻らせ、自分たち一番隊が守りについた。
その時、海賊団のモビルスーツ、ユーゴー2機が飛来した。
このユーゴーは、両方の太ももにクローを射出するアンカークローを装備し、足首がクローになっており、背中には大型の円月刀を装備している。
ユーゴーはダンテ機にアンカークローを射出、右腕を絡め取って動きを封じ、即座に間合いに踏み込んで攻撃を繰り出す。

ダンテ機はシノの指示で腕を切り離して何とか攻撃をかわす。
そしてシノは、初めて見るタイプの機体を警戒し、態勢を立て直すため、一番隊を率いて一時後退するのである。

一方、バルバトスはイサリビに帰還すると推進剤と弾薬の補充を受け、三日月はアトラから弁当を受け取って食事を取っていた。補給する新兵ハッシュは、バルバトスが一番激しく動いているのに一番推進剤の減りが少ないことに驚愕するのである。

【アリアンロッド艦隊、戦闘に乱入】
海賊団では、ギャラルホルンの新手の艦船5隻から砲撃を受けていた。
ラスタル・エリオンの率いるアリアンロッド艦隊である。

一方アリアンロッド艦隊では、交戦中の艦隊のうち、一隻はギャラルホルンの地球外縁軌道統制統合艦隊の艦船、二隻は民間組織の艦船であることを確認していた。

アリアンロッド艦隊の旗艦でラスタルは部下から、民間組織は鉄華団との報告を受け、マクギリスとつながりがあるという噂は本当のようだと確信していた。
すると、ラスタルの脇に立つ仮面の男は鉄華団の名に反応すると、執務室を出ていってしまった。
そして仮面の男は、モビルスーツデッキのガンダムタイプと思われる機体の前に立ち、「待っていろ…マクギリス」とつぶやくのであるが、その声はガエリオに思える。

【ジュリエッタ・ジュリス出撃】
アリアンロッド艦隊で一隊を率いるイオク・クジャンは民間組織の艦船に首をかしげながらも、自らモビルスーツで出撃しようと指揮官席を立ち、モビルスーツデッキに向かう。

これに部下たちは、指揮官自ら戦うことを思いとどまらせようとする。
だがイオクは、敵を全力で叩き潰すのがクジャン家の教えだと不敵に笑い、部下の制止など全く気にしていない様子である。

一方、ジュリエッタ・ジュリスは、イオクを戦場で必ず守るつもりであり、「お守りは私がしますのでさっさと出してください。彼らに先を越されます」と言い、自らはモビルスーツ「レギンレイズ」を駆り、ラスタルのために戦うのだと言いながら出撃した。

【海賊団の団長サンドバル、自ら出撃】
海賊団の旗艦では、アリアンロッド艦隊が参戦してきたことに団長サンドバルが激怒していた。
サンドバルの価値観では、ギャラルホルンに援軍を頼むというのは卑怯ということのようである。

そしてサンドバルは自らモビルスーツで出撃することを決意した。
海賊団の艦隊を逃がすため自ら囮になるつもりならば、敵ながら天晴であるが、何か策があるのだろうか。

一方鉄華団側もアリアンロッド艦隊から出撃したモビルスーツが自分たちを攻撃してくることに困惑し、石動・カミーチェに問合せた。
そして石動から、アリアンロッド艦隊は石動とは命令系統が異なる部隊であることを知らされ、石動の目的はアリアンロッド艦隊が来る前に海賊団のボスの身柄を確保することだったのだと理解するのである。
オルガは鉄華団に、ギャラルホルンのモビルスーツとはなるべく戦闘を避けるように指示するが、思わぬ事態にやり辛そうである。

その時、海賊団の団長サンドバルがモビルスーツ「ユーゴー」で出撃した。
サンドバルの駆るユーゴーは、ギャラルホルンのモビルスーツに襲いかかると脚部クローで敵機を捕らえ、両手に一本ずつ握る円月刀を振り下ろし、敵機の両腕を斬り飛ばした。

サンドバルは通信機ごしに大音声で「聞け!夜明けの地平線団に刃向かう愚かなる者たちよ!これが貴様らの末路である!!」と吼えながら円月刀を振り下ろしてギャラルホルン機に止めを刺す。
そして「命を捨てる覚悟のある者だけ、かかってこい!」と叫び、敵を求めて戦場を飛翔するのである。

オルガは「やっちまえ、ミカ!」と叫び、三日月はバルバトスで両手にツインメイスを握り、サンドバル機を目指して突撃する。
その時、ジュリエッタ・ジュリスの駆るレギンレイズがバルバトスの前に立ち塞がり、バルバトスのツインメイスを刀剣で受け止め、接触通信で「これは…私の獲物です」と淡々と言う。
これに三日月は「邪魔だな…あんた」と言い、バルバトスの目が光るのであった。

【予告】
次回「出世の引き金」

次回、まずは三日月とジュリエッタ・ジュリスの戦いはどうなるのか、サンドバルの身柄は誰が確保するのか、三つ巴の戦いの行方はどうなるのかに注目したい。

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  • 2016/10/19(水) 21:21:17

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