1. 無料アクセス解析

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第31話「無音の戦争」

  • 2016/11/06(日) 23:54:09

【感想概略】
今回は、タカキとアストンを中心とするお話である。
アーブラウとSAUとの間で紛争が勃発した。鉄華団地球支部は火星本部と連絡が取れないままアーブラウ側として参戦、タカキとアストンをはじめとする少年兵たちは善戦するが、ガラン・モッサの謀略に翻弄されて疲弊していく。ユージンたち火星本部からの援軍はやきもきしながら地球に急行、膠着する紛争にマクギリスは遂に自らモビルスーツで出撃するが、ガラン・モッサは敵将を討ち取る好機到来を喜び、配下部隊及び鉄華団に出撃を命じ、というお話であり、見応えがあり、面白かった。
今回を乗り切ったタカキとアストンだが、次回のガランとラディーチェの謀略も何とか切り抜けて欲しいと思っている。次回も引き続き注目したい。

【アーブラウとSAUの紛争勃発】
地球では、アーブラウとSAUがついに開戦した。
もともとこの二国は対立していたが、SAU側は今回の問題をモビルスーツが出撃するほどのものとは思っておらず、通常の偵察機で強行偵察をおこなったところ、潜伏していたアーブラウ側モビルスーツのエイハブリアクターの干渉によって動力が停止し、墜落してしまった。これを発端として軍事衝突が勃発したのである。

アーブラウの主力は、実戦経験のない正規軍、鉄華団地球支部、そしてガラン・モッサ率いるモビルスーツ隊である。
一方、SAUの主力は実戦経験のない正規軍、ギャラルホルンのSAU駐屯部隊、そしてギャラルホルン地球外縁軌道統制統合艦隊からの派遣部隊であった。

アーブラウ側は、国境地帯各所で鉄華団を中心とするモビルワーカー及びモビルスーツの小部隊を次々と繰り出して敵部隊を攻撃、打撃を与えると撤退するという戦いを繰り返し、既に半月が経過していた。

この戦いでアーブラウ正規軍及び鉄華団を実質的に指揮するガラン・モッサの目的は、とにかくアーブラウとSAUとの戦いを長引かせることであり、そのことでいつまでも紛争を収束できないマクギリスを政治的に窮地へ追い詰めることであった。

無論ガランの背後で糸をひくのは、ギャラルホルンのアリアンロッド艦隊の司令官ラスタル・エリオンである。
艦隊旗艦でラスタルは、ガランの手並みに凶悪な笑みを浮かべておもしろそうな様子である。
そして海賊退治でマクギリス配下に出し抜かれたイオク・クジャンは、マクギリスが困っていることに大はしゃぎである。

だが、ガランの策略のために戦力として都合の良いように利用される鉄華団の少年兵たちはたまったものではない。
タカキをはじめとする少年兵たちは、連日の戦闘に満足な休みもとれず、その上勝っているのか負けているのか分からず長引くばかりの戦いに、肉体的にも精神的にも疲労の色を濃くしていく。

タカキもまた、この戦いはこれまでくぐり抜けてきた戦いとは違うものを感じ、何かに気付きかけているようである。
これにガランは鉄華団の中心となって戦っているタカキとアストンに声をかけ、二人を褒め称え、ある時には鉄華団の戦死者に哀悼の意を表し、ある時は敵モビルスーツに狙われたタカキの危機を救う。
ここまでしてもらうと、元々人の良いタカキはガランを味方として信用してしまっているようである。

だがこれは、ガランの鉄華団の少年兵たちを信用させるための芝居であった。
ガランは鉄華団の裏切者ラディーチェとの通信時、「彼らは獣、犬と同じだ。餌を与え、たまに頭をなでてやれば、何も考えずに主人の命に従う」と少年兵の純真さを嘲笑するのである。

【ギャラルホルン陣営、戦線膠着に困惑】
SAU側のギャラルホルン陣営では、将校たちが困惑していた。
当初は、ギャラルホルンが武力介入して一気に事態を終息させるつもりだった。
だがアーブラウ側が予想外の抵抗を見せ、戦線が膠着、そしていつまでたっても決着がつかないのである。

正規の外交ルートで解決を図りたくても、アーブラウの代表・蒔苗はテロで負傷して意識不明、さらにアーブラウとの外交ルートは何者かに閉ざされており、だからこそSAUはギャラルホルンに調停を依頼してきた。
マクギリスは、アーブラウ側の戦い方を、大規模衝突を避け、局地戦に終始する見事な戦術と評するが、苦い表情である。

【タカキとアストン】
開戦から一ヶ月。
タカキは、隊長として少年兵たちを率いて戦い続ける重圧に、そして既に少年兵の犠牲者が12人を数えることに心身がすっかり疲弊し、やっと睡眠時間を確保できても神経が張り詰めてなかなか眠れない。

アストンは、そんなタカキを気遣い、タカキが今回の戦いに違和感をかんじると言っていたことについてずっと考えていた、もしかして今回はオルガが指揮していないからそう思うのでは、と自分なりに考えたことを言い、タカキの心を少しでも軽くしようとする。
そしてアストンは、自分は誰の命令でもいい、ヒューマンデブリは戦うことが仕事だからという。アストンとしては、タカキはただでさえ疲労困憊している、せめてあまり難しいことを気にせず、少しでも心を軽くしてほしいと思ってのことだろうか。

だがタカキは、アストンが自分をいまだにヒューマンデブリと呼んで自分の命を軽く考えていること怒り、死を最初から受け入れることだけはやめてほしいと強く言う。
そして「あと少しで家に帰れるんだよ。絶対に一緒に帰ろう、アストン」と穏やかにいって笑いかけた。

アストンは、自分の命をタカキがここまで大事に思ってくれること、そしてまた穏やかな日常に一緒に戻ろうと思ってくれることに、何かを深く感じている様子である。

【鉄華団の援軍、地球軌道に到着】
鉄華団の援軍は、ようやく地球軌道上のステーションに到着した。
早速ユージンはアーブラウに着陸許可を求めるが、アーブラウ側のオペレーターは非常事態宣言を発令中のため、全てのシャトル発着場への着力許可は出せないの一点張りであり、全く話しが通じない。
しかしユージンは慌てず、「昔の俺たちじゃねえんだ。道はいくらでもある」といい、何か策がある様子である。

【マクギリス出陣】
翌日の早朝。SAUを支援しているマクギリスは、自らモビルスーツで出撃することを決意、グレイズリッターに搭乗し、配下を率いて出陣する。マクギリスとしては、自らを囮として敵軍の主力を引きずり出して戦闘で屈服させ、紛争をこの一戦で終結させるという作戦だろうか。

一方、ガランの偵察隊はマクギリス自ら出撃したことを察知、ガランに報告した。
これにガランは、マクギリスを討ち取る好機がやって来たと喜び、配下のモビルスーツ隊に出撃準備を命じ、そして鉄華団に出撃を要請した。

間もなく、鉄華団の少年兵たちは次々とモビルスーツに搭乗していく。
アストンもまた、いつも通りにモビルスーツに乗り込むが、タカキもモビルスーツに搭乗していることに気付き、複雑な表情を見せる。
だがタカキは、これが最後の戦いなら指揮する者などいらないだろう、自分が行くという。

そして鉄華団及びガラン配下のモビルスーツの群れは、青空のもと、野の花を蹴散らして出撃した。

【予告】
次回「友よ」

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第31話 『無音の戦争』 マクギリスと鉄華団地球支部が敵対、どーすんのこれ!?

アリアンロッド艦隊のラスタル・レミオン。彼とマクギリスの権力闘争に端を発し、鉄華団火星本部と地球支部に離間の策。 アーブラウとSAUの関係は悪化の一途を辿り遂に開戦。でも最初からグダグダ。何故なら双方ビギナーだから。歴戦の勇者が鉄華団しか居ない上、リーダー代理のタカキの統率力が今ひとつ。これらの要員が重なって戦争は消耗戦へ。でも悪いことばかりじゃありません。時間を掛けてしまう事は時...

  • From: こいさんの放送中アニメの感想 |
  • 2016/11/07(月) 08:45:43

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ #31「無音の戦争」

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズの第31話を見ました。 #31 無音の戦争 アーブラウとSAUによる経済圏同士の紛争は両軍が睨み合うバルフォー平原で開戦し、ガラン・モッサの指揮の元、鉄華団も戦闘に加わるが、連日続く消耗戦に疲弊していた。 「不鮮明な回線理由を逆手に取り、見事な膠着状態を成立させた…。つまり、それが目的か…?」 いつまで戦うのか、勝ってるのか負けてる...

  • From: MAGI☆の日記 |
  • 2016/11/07(月) 08:53:21

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ♯31「無音の戦争」

評価 ★★★ たまに頭をなでてやれば……           

  • From: パンがなければイナゴを食べればいいじゃない |
  • 2016/11/12(土) 21:37:51

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する