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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第32話「友よ」

  • 2016/11/14(月) 01:56:32

【感想概略】
今回は、アーブラウとSAUの紛争の最中、鉄華団地球支部を利用してマクギリスの命を狙うガラン・モッサの謀略を、鉄華団火星本部からの援軍が間一髪で阻止、そしてガラン・モッサには昭弘がグシオンリベイクフルシティで引導を渡し、裏切者ラディーチェにはタカキがけじめをつけさせるが、生き延びた者たちの心の傷は深く…、というお話であり、見応えがあった。
アストンが命を失ったこと、そしてタカキとフウカのこころの傷の深さをおもうと心が痛んだ。

【アーブラウとSAUの紛争】
アーブラウとSAUとの間で紛争が始まってから一ヶ月。
戦いは長引くばかりで決着がつく様子は全くなく、アーブラウの軍事顧問として参戦した鉄華団地球支部は終わりの見えない戦いに疲弊、既に多くの犠牲者が出ていた。
またアーブラウは一切の外交ルートを閉ざしており、SAU及びギャラルホルンのマクギリス陣営は、外交による紛争終結を図ることもできない。
全ては、マクギリスを政治的に追い詰めるためのガラン・モッサの策である。

ついにマクギリスは自らモビルスーツ「グレイズリッター」を駆り、配下のモビルスーツ隊を率いて出撃した。
これをアーブラウ防衛軍はモビルスーツ「フレッグ・グレイズ」の群れで迎え撃つ。
が、ただでさえ実戦経験の無いアーブラウのモビルスーツは、高性能機の能力を最大限に引き出して戦うマクギリスの敵ではなく、次々と撃破されていく。
マクギリスが目指すのはアーブラウ軍の前線司令部であり、敵軍中枢を制圧して紛争を終わらせるというのがマクギリスの作戦のようである。

そこにアーブラウ側の指揮官ガラン・モッサが配下モビルスーツの群れ、そして鉄華団地球支部のタカキおよびアストンの駆るランドマン・ロディ二機を率いて出現、マクギリス機に襲いかかった。

マクギリスはグレイズリッターで二刀を振るい、敵機の攻撃をしのぐが、ランドマン・ロディの生物のような動きから、目の前に立ち塞がるのは阿頼耶識で戦う鉄華団と理解した。

そしてマクギリスはランドマン・ロディに対し、拡声器で自らの名を名乗り、オルガに自分を討つよう命じられたのか、誰の指示で戦っているのか聞かせてほしいと問うた。
マクギリスの言葉にタカキは躊躇するが、アストンは敵の言葉と動じず、タカキに目の前の敵を倒すことに集中するよう促す。

タカキは腹をくくるが気負いが大きく、一人でマクギリスに突撃、刀剣で猛攻を繰り出す。
これにはマクギリスも苦戦、手加減などできる状況ではない。
やむなくマクギリス機は、タカキ機から刀剣を奪うと逆手に握って斬り上げた。

その時、アストン機が割って入ってタカキ機を救う。
が、マクギリス機が斬り上げた刀剣はアストン機の装甲を斬り裂き、コックピットを直撃した。
しかしアストンは重傷を負いながらもマクギリス機に組み付き、マクギリス機の両腕の動きを封じる。

アストンの働きにガラン・モッサは「さすがは飼い犬、よく躾けが出来ている」と喜び、マクギリスに銃口を向けた。
さすがのマクギリスも今度ばかりは絶体絶命である。
だがその時、上空からバルバトスが出現、着地するとマクギリス機をかばってガラン・モッサ機の前に立ち塞がった。
ガラン・モッサは、鉄華団火星本部の援軍出現に、自らの策略が破られたことを知り、部下を率いて戦場を離脱した。

【タカキとアストン】
タカキはアストン機の胸部装甲を開き、コックピットの隙間に腕を差し込み、必死にアストンへ呼びかけ、アストンを救助しようとするが、アストンは既に虫の息である。

もはや動けないアストンは、ぽつりぽつりと言う。
自分はタカキたちに出会いたくなかった。
自分たちヒューマンデブリは感情など持っていたら生きていけない、仲間が殺されても悲しんでいたら潰される、だから心を殺して生きてきた、なのにタカキたちに出会ってしまった。おかげで、死にたくないと思いながら死ななければならない、と。

アストンの思いは複雑である。
長い間アストンはブルワーズで奴隷として最低の生活環境で虐げられ、生きるか死ぬかの戦いを強いられ、仲間は次々と殺され、未来に何の希望もない、そんな人生を強要されてきた。

何の希望もないのならば、せめて感情を無くしてしまえばいい。
喜びも悲しみも、全ての感情が無ければ、ひどい目にあっても感じるのは肉体の痛みだけ、心は痛まずに済む。ブルワーズにいた頃のアストンにとって死は、全ての苦痛から解放してくれる唯一の救いだったのではないか。

だがアストンは鉄華団に仲間として受け入れられ、タカキ、フウカと出会った。
そして三人で毎日のように夕食を囲み、穏やかな時間を過ごす中で、それまで押し殺していた「楽しい」という感情を思い出し、生きることを楽しいと思うようになり、生きることも悪くはない、もっと生きていたいと思うようになったのだとおもう。

そしてアストンは最後に「ありがとう」とタカキに言い残し、息絶えた。
アストンは死にたくないと思うと同時に、そう思わせてくれたタカキとフウカに、皆が与えてくれた温かいものに感謝しながら眠りについたのだと思いたい。

【ラディーチェの裏切り発覚】
鉄華団地球支部のラディーチェは、ガラン・モッサと連絡が取れず焦っていた。
そこにユージンと昭弘が出現、火星からの通信に一切応答しないとはどういうことかとラディーチェに詰め寄った。

ラディーチェは二人の出現に驚愕、全てはガラン・モッサの差し金であり、自分は言うとおりにしただけと主張するが、そんな言葉で誤魔化せるはずもない。
さらにラフタから通信が入り、アストンがタカキを守って戦死したことを告げると昭弘は激怒、ラディーチェの胸ぐらを掴み、ガランの居場所を問い詰める。
恐れをなしたラディーチェは、SAU領内のガランの隠れ場所を言うのであった。

【鉄華団VSガラン一味】
夜、SAU領内のゴーストタウンで、ガランは部下たちと一息ついていた。
ガランとしては、鉄華団の追跡は振り切ったと思っており、ラスタルのための次の戦場へ向かおうと考え、不敵な笑みを浮かべていた。
その時、何者かがガランたちの野営地を襲撃した。
三日月の駆るバルバトスをはじめとする鉄華団モビルスーツの群れである。

ラフタとアジーはガラン配下のモビルスーツを次々と撃破、歴戦の傭兵が相手でも危なげのない戦いぶりを見せる。

一方、これがモビルスーツによる初めての実戦である新兵ハッシュは、獅電で敵モビルスーツに立ち向かう。
だが、敵は実戦経験豊富な傭兵であり、的確にハッシュ機の防御を奪い、攻撃の手段を封じ、止めを刺そうと刃を向ける。いくらモビルスーツが頑丈とはいえ、戦闘でコックピットに身体のあちこちをぶつけるとかなり痛いようで、ハッシュは痛みと恐怖にすくみ、何もできない。
が、間一髪で三日月がバルバトスで飛来してハッシュ機を蹴り飛ばし、敵機の攻撃を空振りさせて救う。
そして三日月はため息をつくと「邪魔」と言い残し、ハッシュを残して敵機の追撃を再会した。

そして昭弘はグシオンリベイクフルシティでガラン機の前に立ち塞がり、重装甲にものを言わせて敵機の砲撃を跳ね返しながら間合いに踏み込んでモビルスーツ用ライフルを破壊し、四本の腕で殴りまくって圧倒、さらにガラン機の不意打ちを巨大ペンチで防ぐ。
そしてガラン機の胴体を巨大ペンチで挟み、怪力で締め上げ始めた。
もはやガラン機に抵抗の術はなく、ガランはラスタルに詫びると自爆した。
これにラフタは慌てるが、グシオンリベイクは平然としており、昭弘は無傷、ラフタは安堵した。

【タカキ、けじめをつける】
鉄華団地球支部の一室ではユージンたちが、縛り上げたラディーチェを尋問していた。
同席するのは、昭弘、三日月、ラフタとアジー、そしてタカキである。

ユージンはラディーチェに、地球支部を裏切る代わりにラディーチェの金銭と安全を保証する契約書を突きつけて問い詰める。それでもラディーチェは地球支部を守るため仕方がなかった、ガランを欺くための駆け引きだったのだと主張、何とか言い逃れようとする。

ユージンは「話になんねえ」とラディーチェに呆れるが、三日月は「話なんてする必要あるの?」と怒気を発しながらいい、ラディーチェは鉄華団を裏切り、仲間を無駄に死なせたというと懐から銃を取り出した。

その時タカキが、ラディーチェと話しをさせてほしいと申し出た。
三日月は話してどうするのかと不満げだが、タカキはこれは地球支部の問題であり、けじめは自分がつけると三日月の目を真っ直ぐみて言う。
三日月は、銃をタカキに渡す。
そしてタカキとラディーチェだけが部屋に残された。

ラディーチェは、タカキならば言いくるめることが出来ると思っているようで大喜びである。
そして、ここは地球であり火星本部とは遠く離れている、オルガの指示があったとしても我々自身で判断し、選択するしかないと主張、自分の独断を正当化しようとする。
するとタカキは「その通りです。俺も選びます」というとラディーチェに銃を向けて発砲、射殺した。

【ハッシュとデイン】
鉄華団地球支部の倉庫前では、ハッシュが今回の戦闘について落ち込んでいた。
そして自分が何の力も無いと思い知らされた、三日月と自分は全く違う、阿頼耶識の手術など関係なくそもそもモノが違うと、新兵仲間のデインに言う。

するとデインは言う。
自分の置かれた状況を正しく判断できることは、きっとパイロットの素質の一つだと。

ハッシュは自分の実力を認識できたのであるが、ここからハッシュの本当の成長がはじまるのだろうか。
引き続きハッシュについても注目したい。

【予告】
次回「火星の王」

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  • From: MAGI☆の日記 |
  • 2016/11/14(月) 05:49:16

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ♯32「友よ」

評価 ★★★ よかったなぁ……アンタはマトモで!           

  • From: パンがなければイナゴを食べればいいじゃない |
  • 2016/11/18(金) 22:02:22

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