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電脳コイル 16話「イサコの病室」

  • 2007/09/15(土) 23:58:40

イサコ、兄の秘密をヤサコに明かす!ヤサコ、かつて出会った少年はイサコの兄と知る!
ハラケン、意識不明となったメガネの子供がイサコの親族らしきことに気付く!
猫目、玉子の上司として着任、イサコの兄について明かす!
キラバグを集めるまでイサコを泳がせる玉子と猫目、何を狙う?!

【感想概略】
今回は、謎の少年「4423」の謎の一端、イサコの兄の秘密の一端が明かされ、イサコが頑なに他者との交わりを拒む理由の一端が垣間見えた。
いよいよ謎が明らかになりはじめ、そしてイサコの内面の真実の一部が描かれ、おもしろかった。

イサコは、ヤサコとは、本心では親しくなりたいと思っており、拒まれるのが怖くて、自分から拒絶しているような印象を受けたのだが、どうなのだろうか。
二人の関係がどうなるのか、これからも注目したい。

【ダイチ、しごかれる】
今回はダイチが久々の登場である。
ダイチは小学校の体育館で、ダイチチから柔道の稽古を受け、しごかれていた。

稽古の後、ダイチは疲れ果てて寝転んでしまう。
そんなダイチを心配する真の友・デンパである。

ダイチは、柔道の稽古に参加する理由を、デンパに明かした。
自宅の電脳空間を滅茶苦茶にしたため、毎日稽古に出ないと父にメガネを使わせてもらえないのだという。

ここでデンパ、ガチャギリとナメッチは、イサコから暗号式の特訓を受けているとダイチに伝えた。
この話にダイチ、「イサコにすっかり手なずけられおって…」と、すっかりイサコの弟子となってしまったかつての大黒黒客の仲間たちの様子に悔しげである。

いずれガチャギリとナメッチが、イサコ軍団の精鋭として戦う日が来るのだろうか。

【ヤサコとフミエ、一緒に勉強】
場面変わってヤサコ宅。

夏休みもあと一週間。
ヤサコとフミエは一緒に宿題を片付けていた。
宿題が大問題という普通に小学生らしい姿を見せる二人である。
だがそれもほぼ片付いた。

フミエは宿題が一段落したことに伸びをする。
一緒にいるのは、すっかり気心のしれたヤサコだけなので、フミエは無防備にリラックスしまくりである。

残る宿題は、自由研究のみである。
だが、これが難物であった。

ヤサコとフミエは、ハラケンを手伝ってイリーガルの自由研究を行なっていた。
だが、なかなか研究がまとまる目処が立たない。
ハラケンのこだわりも原因の一つらしい。

フミエはヤサコに、ハラケンは放って置いて自分たちだけで自由研究をまとめることを提案する。
「これじゃいつまで経っても終わんないわ」というフミエである。

するとヤサコ。
イリーガルの研究は、もともとハラケンのはじめたものなので、自分たちだけでまとめるわけにいかないと、フミエをたしなめた。

フミエはヤサコに、魚・ヒゲ・クビナガを自由研究のネタにすれば終わるではないかと提案する。

が、ヤサコは全て却下した。
「魚」と「ヒゲ」は、大事件となったため、自分たちが関係者と明かせない。
「クビナガ」は、デンパがそっとしておいてほしいというから、公表できない。

イリーガルに優しさを示すヤサコに、フミエは呆れて言う。
イリーガルとはコンピュータウイルスであり、ウイルスに気を遣ってどうするのかと。

するとヤサコ、「クビナガの時はフミエちゃんも号泣したでしょう?」と、フミエの痛いところを突いた。
真っ赤になって「あれは空気を読んであわせてやったのよ」というフミエである。

提案をことごとく却下され、フミエは、自由研究のアイデアに行き詰まってしまった。
手洗いに立ったフミエだが、ふと居間から聞こえるテレビの声に足をとめた。

居間でテレビに見入っていたのは京子であった。
京子が見ているのは、交差点のイリーガルを霊現象のように扱うワイドショー番組である。
普段の暴走ぶりから一変、無言でテレビに集中の京子である。

いつの間にか、フミエも京子の隣でワイドショー番組に食い入っている。
そしてフミエ、「これだ!」とひらめいた。

何事かを思いついたフミエは、ヤサコのところへ駆け戻った。
だがその時ヤサコは、メガバアが病院で一大事との連絡を受けていた。

ヤサコとフミエは、急いで病院へ向かった。

【メガバア、自由に生きる女】
病院でヤサコとフミエが見たもの。
それは、秋刀魚を七輪で焼こうとし、看護士に羽交い絞めにされるメガバアであった。

メガバアは、力づくで看護士を振りほどこうとする。
だがその瞬間、ぎっくり腰になってしまった。
もはや電脳アイテムとは無関係に騒動を巻き起こすメガバアである。

呆れたフミエは、ヤサコにメガバアの世話を任せた。
そして先に図書館へ向かうのだった。

【ヤサコの祖父も重要人物?】
「最近の医者や看護士には年寄りへの敬意がかんじられんわい!
ウチのオジジの病院への貢献を思えば、秋刀魚を焼くくらい小さなことよ!」
メガバア、怒り心頭である。

ヤサコは、メガバアの言葉から、亡き祖父・オジジのことについて尋ねた。
するとメガバアはヤサコへ話す。
オジジは、病院で、電脳メガネを医療へ役立てる研究を行なっていたのだと。
ヤサコは、オジジが人のための立派な仕事をしていたことを知ると、眼を輝かせた。

ヤサコの祖父は電脳メガネ開発に深く関わった人物のようである。
ここらへんも、今後の伏線となるのだろうか。

【アキラ、盗撮をヤサコに知られる】
ヤサコは、薬を受け取るのを忘れたメガバアを見送り、薬を受け取りに病院に残った。
すると、また妙な声が聞こえてきた。

ここにも古い空間が?とヤサコは声のする方を探す。
だがヤサコが見つけたのは、フミエの弟アキラであった。
アキラは、不気味な笑い声を立てながら、盗撮の成功を喜んでいた。

隠し撮りを見られてしまったアキラは、ヤサコに土下座。
盗撮は姉から自分の尊厳を守るためであり、どうか姉には内密に、と頭を下げた。

ヤサコは「なかなかおもしろく撮れているわ」と大量のフミエ盗撮画像を眺めた。
そして、土下座するアキラに苦笑しながら、反省しているようだとアキラを見逃すつもりであった。

ところがヤサコ、画像の中に、自分がドブに片足を突っ込んだり、犬に追われる姿を発見。
ヤサコは画像に映った自分の屈辱的な姿に激怒。
顔を真っ赤にして、「盗撮なんて許しません!全部消去しなさい!」と怒り心頭である。

だがヤサコ、画像の中に、病院を訪れるイサコの画像に気付いた。
ヤサコは、自分の屈辱的な姿を収集されたことへの怒りも忘れ、イサコの画像に注目する。

【ヤサコ、イサコの盗撮をアキラへ命令】
アキラはいう。
イサコが見舞う病室は、暗号式の結界が張られていて中をのぞけない。
いかにも怪しい病室だというアキラである。
だがアキラは、暗号よけのパッチを作ったという。

これを聞くとヤサコは即座にアキラへ、イサコの盗撮を指示した。
この言葉にアキラ、「盗み撮りの是非はどうします?」とヤサコをジト目で見た。
するとヤサコは「フミエちゃんにばらすわよ」とアキラを脅迫。
無理矢理従わせるのであった。

アキラは、「どうしてイサコさんをそんなに気にするんです?」とヤサコへ尋ねる。
だがヤサコは、画面に映る病室番号に驚き、アキラの声も耳に入らない。

イサコが訪ねた病室の部屋番号は、何と「4423」であった。
そして、ヤサコが幼い頃に出会った謎の少年は、自らを「4423」と名乗っているのである。
これらが無関係とは思えない。

【病室「4423」】
アキラの放ったミゼットは、イサコが訪れた病室へ忍び込んだ。
ミゼットは室内を映し出す。
そこには意識不明で寝たきりの少年が横になっていた。

そして少年の手首の傷を見て、ヤサコは驚く。
かつて出会った少年「4423」にも同じ傷があったのである。

ヤサコは、病室へ、イサコの元へ駆け出した。

【図書館のハラケンとフミエ】
フミエは図書館で、ハラケンに合流した。

早速フミエは、交差点のイリーガルを幽霊扱いするワイドショー番組をハラケンに見せた。
そしてフミエ、「こいつを丸写しすれば、あっという間に終わると思わない?」と何やら邪悪な笑みを浮かべ、ハラケンに提案するのである。

だが、ハラケンはフミエの案を却下したようである。
そればかりか、電脳ナビからメガネの事件全般へ、研究の調査範囲を広げていた。
フミエは、「わたしの言うとおりにすれば楽できるのに~」と言いながらも、気なる情報があったかハラケンに尋ねた。

ハラケンは言う。
4年前、子供たちが短時間意識不明になる事件が各地で発生した。
だが、すぐに意識を取り戻したので大騒ぎにならかった。
ただ、被害者全員が電脳メガネを使っていたらしく、その時奇妙な幻覚を見たらしい、と。

するとフミエ、「なんか裏がありそうね」とハラケンの話に関心を示す。
そして早速資料を探しに行くのであった。
自分の意見が退けられても根に持たず、他者の考えを素直に認められるフミエは、偉い気がする。

ハラケンは、事件を報じた記事の中に「天沢」の名を見つけた。
その時、フミエが何か資料を見つけてもどってきた。
だが何とハラケンは、見つけた記事をフミエから隠してしまったである。

ハラケン、やはり猫目の指摘どおり、研究はカンナと会うためなのだろうか。
そしてフミエにもヤサコにも真の目的を隠し、事実上利用しているだけなのだろうか。

一方、フミエが見つけた資料。
それは、4年前の事件の被害者の子供達が、事件直後に描いた絵などの載った本であった。

【猫目、玉子の上司として着任】
大黒市役所に勤務する玉子の前に、猫目が現れた。
何と、玉子の上司として着任するというのである。

玉子は思い切り驚くが、猫目が上司と聞いて嫌そうである。

玉子は猫目に尋ねる。
イサコは何のためにキラバグを集めるのか?

猫目は言う。
イサコの兄が意識不明で入院中だと。
そして猫目は玉子に、自分たちには警察権が無い以上現行犯現場をおさえるしかないと言い、イサコがキラバグを集めきるまで泳がせるという方針を再確認するのである。

玉子と猫目は、何かを守ろうとしているように見える。

玉子と猫目の因縁、二人の目的、4年前に何が起きたのか。
明かされるのが楽しみである。

【ヤサコ、イサコと接触】
ヤサコは、イサコを追って病院の敷地内を走った。
だが、見失ってしまう。
すると、「さっきから何故私をつける?」とイサコが現れた。

ヤサコは動揺し、イサコへ支離滅裂なことを口にする。
イサコへ伝えたいことがたくさんありすぎて、そしてイサコを盗撮したことの後ろめたさもあるためのようである。

が、ヤサコは、イサコへ一気に告げる。
イサコのいた病室にいた人に、会ったことがあるかもしれない、と。

イサコはヤサコの胸倉を乱暴に掴み、壁に押し付け、問い詰めた。
「貴様!どういうことだ?!兄のことを、なぜ知っているんだ?!」

が、「兄?」とヤサコがつぶやくと、イサコは手を離した。

ヤサコは一気に尋ねた。
幼い頃にイサコの兄に会った。
その時「何か」があった。
イサコの兄に「何」があったのか教えてほしい、と。

【イサコ、兄のことを明かす】
イサコは、必死に教えて欲しいと訴えるヤサコの様子に、秘密を打ち明ける決心をした。
「そんなに知りたいなら、教えてやる。でもお前は信じない…。きっと、私がおかしなことを言っているとしか…」

イサコは、ヤサコに明かした。
「私の兄は、戻れなくなったんだ…。魂は電脳の身体とともに、あっちに行ったままだ。今も…」

「あっちて都市伝説に出てくる…そんなことって…」
ヤサコは思わずつぶやく。

イサコは、ヤサコの様子をじっとうかがっていた。
だがヤサコは、イサコの打ち明けた話をにわかに信じられない様子である。

「やはりな」
信じてもらえなかったことにイサコは、自嘲的な笑みを浮かべ、つぶやいた。

「思ったとおり、お前も、大人たちと同じだな…」
イサコは怒りをあらわにし、ヤサコを見ようとしない。

イサコはやけになったように、震える声で、ヤサコへ怒りの言葉をぶつけた。
「ああ、お前の言うとおり、都市伝説さ!
バカバカしい話だろう?
気が済んだろう?
私がおかしな子だって分かって、満足だろう?」

「満足したなら…もう二度と近づくな!」
イサコはそういうと、ヤサコに背を向けて去った。


もしかしたらイサコは、兄が「あっち」から戻れなくなったと周囲に訴えるが、大人にも子供にも相手にされなかったのだろうか。
一番助けてほしい時、信じてほしい時に全く信じてもらえなかったから、他人を頼らず信じず心を閉ざすのだろうか。

以前、「私たち、お友達になりましょう!」と自分の心に踏み込んで来ようとしたヤサコを、イサコが拒絶したのは、ヤサコだって自分の言うことを信じないだろう、変な子と白い目でみるだろうと、心を開いても裏切られ傷つくだけだと思ったからだろうか。

今回、ヤサコはイサコの話を否定した訳ではないのに、イサコはかなり傷ついたように見えた。これは、全面的に信じてほしいと思えばこその反応に思える。

今回のイサコの反応は、ヤサコは信じなかったが、予想とは少し違う反応?、という態度にも見えた。

【予告】
次回は久々にガチャギリとナメッチが登場するようである。
暗号式による電脳バトルが展開されるのだろうか。
楽しみである。

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