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電脳コイル 19話「黒い訪問者」

  • 2007/10/06(土) 23:58:55

京子の電脳体、黒い影に連れ去られる!
ヤサコとフミエ、黒い影に追い詰められながらも、京子奪還を敢行!

【感想概略】
今回は、前回以上に怖いお話であったが、妹をおもう気持ちは恐怖を圧倒し毅然と行動し続けるヤサコの格好よさ、恐怖に震えながらも決してヤサコを見捨てず行動をともにするフミエ、本来の人間性が段々と見えてくるイサコ、幼児なりに前向きに行動する京子、などなど、おもしろかった。

【黒い影、ヤサコとフミエに迫る】
停電で真っ暗になったヤサコ宅。
子供部屋から夕焼けのような光が洩れてくる。
ヤサコとフミエは子供部屋へ駆け込むと、黒い影が京子の電脳体の手を取り、連れ去ってしまった。

メガネをかけた状態で京子の姿を見ると、電脳体を失って真っ黒であり、「NO DATA」の文字が見える。

すると、電脳霧から黒い影たちが現れた。
「京子を返して!」と訴えるヤサコ。

だが黒い影はこたえず、ヤサコとフミエに手を伸ばす。
フミエはメガビームを放つが、効果がない。
次にお札を放つと、黒い影は苦しみ始めた。

ヤサコは生身の京子を抱きかかえ、フミエと子供部屋を逃げ出した。

【メガバアの結界】
黒い影は一体だけではなく、何体も姿を現す。
暗い廊下の壁から、床から、次々と現れる黒い影は、かなり怖い。

デンスケは、ヤサコを助けようと黒い影に飛び掛り、霧の中へ消えてしまう。

追い詰められたヤサコとフミエは、メガバアの部屋のある棟へ逃げ込んだ。
一方、追ってきた黒い影たちは、廊下で立ち往生してしまう。
何と、メガバアの結界が、黒い影の侵入を阻んだのである。

廊下のガラス戸の向こう、電脳霧の立ち込める庭にも黒い影たちが見える。
結界のため、侵入はしてこないのだが、不気味である。

ここら辺は、手に汗握った。

【イサコ、ハラケンと会う】
イサコはいまだ「通路」を見つけられない。

猫目の話にある、「通路」を開く未知の要因がハラケンかもしれないと思ったイサコは、ハラケンの家の前に来た。
すると窓が開いてハラケンが顔を出した。

公園に移動したイサコとハラケン。
ハラケンは、勝手に動いたことを詫びるが、「あんな取引、すべきじゃなかった」とイサコ。

もうこれ以上関わらないよう忠告するイサコ。
メガネを取り上げられ、もう何も出来ないと自嘲的に言うハラケン。

ここら辺、イサコはいつものように偽悪的に振舞っているが、本当は誰にも傷ついてほしくないというのがイサコの本心のように思えた。

今後、イサコの隠された本心が描かれれば、これまでの冷酷非情な振舞いが違ったものに見えるのかもしれない。

【ヤサコとフミエ、メガバアの部屋へ退避】
少し落ち着いたヤサコとフミエ。

ヤサコは、電脳体が「あっち」へ行って戻れなくなり、意識が戻らなくなるという話は、単なる都市伝説ではなく、京子の電脳体を取り戻さねばならないという。

フミエは、それは単なる都市伝説であり、京子ちゃんは眠っているだけであり、朝になれば目を醒ますというが、その言葉はどこか自信なさそうである。
サッチーに撃たれて死んだ子供などおらず、メガネの世界の出来事は全てただの映像だというフミエ。

だがヤサコは言う。
「カンナは死んだわ」

フミエは、反論できない。

ヤサコは自分の腕をフミエに見せる。
電脳体が少しずれている。
さっき黒い影に触れられたためだった。

メガネを外すというフミエに、ヤサコはいう。
「フミエちゃんは、メガネをはずしていいよ…。私は、京子の電脳体を取り返すまで、外さない。」

危機的状況であるにも関わらず、フミエを巻き込むことを潔しとせず、京子は自分ひとりで奪還するつもりのヤサコ。
妹のためならば命すら惜しまぬ決然としたヤサコは、姉として立派だと思う。
そして、家族の事情に、他人であるフミエを巻き込むまいとするヤサコは、友として立派だと思う。

フミエは、ヤサコに最後まで付き合い、ともに戦うことにした。
怖いことが大の苦手なのに、他人の妹のために義理立てする必要はないかもしれないのに、一人で逃げ出してもおかしくはないのに、ヤサコと行動をともにするフミエは、立派だと思う。

【ヤサコとフミエ、メガバアへ連絡】
ヤサコとフミエは、メガバアへ連絡を取ろうとするが、指電話は繋がらない。
すると黒電話が鳴り、受話器を取るとメガバアだった。
ヤサコとフミエは、状況を説明し、メガバアに対策を請うた。

メガバアはいう。
黒いメタタグ「コイルタグ」を電脳体に貼れば、電脳体と生身の身体のずれは治る。

【ヤサコ、メガシ屋へ潜入】
ヤサコは京子をフミエに預け、コイルタグを取りに行く。
一緒に行こうかと言うフミエに、京子を見ていて欲しいというヤサコ。
怖くないの?というフミエに、怖いわ、死ぬほど、というヤサコだが、その表情は決然としていた。

ヤサコはメガシ屋の店舗へ入り込み、コイルタグを探す。

お札の束を見つけるヤサコだが、イリーガルが出現。
ヤサコはコイルタグ以外のお札を黒い影に投げつけた。
黒い影は苦しむと消えた。

だが、電脳霧の中から、一人、また一人と、黒い影が現れる。
暗闇の店内で、「おいで…おいで…」とつぶやきながらヤサコへ迫ってくる黒い影たちは、かなり怖い。

壁にぶつかったヤサコは、隠し扉に気付き、内部へ入り込み、扉を閉めた。

そこは隠し廊下であり、壁には夥しい結界のお札が貼られ、緑色の光を放っていた。
ここには黒い影もしばらくは侵入できない。

【ヤサコ、メガバアの部屋へ帰還】
引き続きメガバアとの通話中のフミエ。
メガバアは言う。
電脳体と生身の身体の距離は3メートル以内でないと、コイルタグは発動しない。

が、通話中、電話が切れてしまう。
10円が切れたためだった。
2020年代に10円電話というのは、すごく珍しいのかもしれない。

フミエは着信履歴を探すが、黒電話にそんなものがあるはずがなかった。
ここら辺はおかしかった。

するととつぜん壁のお面がガタガタと揺れだし、壁が開き、ヤサコが現れた。
思わず悲鳴をあげるヤサコとフミエである。

隠し廊下は、メガシ屋とメガバアの部屋をつないでいたのである。

京子を元に戻すため、ヤサコは指電話で京子との連絡を試みる。

【ヤサコ、京子との通話に成功】
京子は、たくさんの鳥居の立つ石の階段を登っていた。
階段の両脇にはたくさんの屋台が並んでいるが、店の人はみな黒い影。
黒い影から、京子はりんご飴をもらう。

京子が飴に口をつけようとしたとき、ヤサコとの指電話がつながった。

「おねえちゃん?」とこたえる京子の声が、フミエにも聞こえる。
が、フミエは生身の京子を見て顔を引きつらせる。
指電話から京子の声は聞こえるが、生身の京子の口は動いていないのである。

ヤサコは京子へ必死で呼びかける。
「そこから逃げて!」

ここら辺、黄泉の国の食べ物をたべると、死者の国の住人になってしまうというイザナミの神話を思い出した。

【京子、逃走】
京子はヤサコの言葉に素直に従い、飴を投げ捨てた。

すると、それまで魂を抜かれたようだった京子は、周囲の異常さに気付き、階段を駆け下りた。
転ぶが泣かない京子。

本当に身の危険をかんじている時は、幼児であっても危険からの離脱を最優先し、泣くことを後回しにする京子の姿にはリアリティをかんじる。

路地を走る京子は、霧の中に自分を探す黒い影たちを見て、気付かれぬよう声を殺す。

いつもなら、普段は騒ぎまくりの京子が怯え、隠れ、声を殺す姿は、恐怖に直面した幼児のリアリティが描かれていて興味深いと思うところだが、今回ばかりは京子の恐怖が伝わってきた。

ついに黒い影に取り囲まれた京子は、必死の形相で指差し、「ウンチ!」と叫んだ。
この声を聞き、デンスケが走ってきた。
デンスケは京子を背負うと猛然と駆け出し、黒い影の群れから離脱した。

【ヤサコとフミエ、隠し廊下へ退避】
一方、ヤサコとフミエも追い詰められていた。
黒い影は、とうとうメガバアの部屋へ入り込んで来た。

ヤサコとフミエは、隠し廊下へ退避する。
ここはオジジが建てた家なのだと説明するヤサコ。

二人は、隠し廊下が古い空間と繋がっていることに気付く。
廊下の彼方に広がる空間から、デンスケの声が聞こえた。

【京子の電脳体、奪還成功】
必死でしがみつく京子を背に、デンスケは隠し廊下へ駆け込んだ。
デンスケの背から転げ落ちた京子に、フミエはコイルタグを貼り付ける。

すると京子の電脳体は、生身の身体と重なり、元に戻った。
京子の奪還は成功した。

だが、黒い影たちは、隠し廊下をも侵食しはじめた。
フミエはお札を手に、強行突破の構えを見せる。


今回の出来事で、ヤサコがイサコの話を疑う理由は無くなった。
そして、イサコの兄の電脳体を元に戻す方法も、その糸口が明らかになったように思える。
次回以降、ヤサコとイサコの関係がどうなるのか、楽しみである。

【予告】
ヤサコとフミエは、京子の奪還には成功したが、黒い影の大群に取り囲まれ、依然として状況は危機的である。
予告映像を見ると、ヤサコが大ピンチのように見える。
ヤサコ、フミエ、京子たちは、どうやって黒い影の大群の包囲から脱出するのか?

イサコの加勢はあるのか?

次回は玉子も登場するようであり、楽しみである。

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