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電脳コイル 21話「黒いオートマトン」

  • 2007/10/21(日) 01:14:02

新学期開始、イサコ、ヤサコに謝罪!
目覚めないハラケン!
イジメにあうイサコ!
電脳メガネの事件の背後に見え隠れするメガマス社の影!
イサコ、裏切られ追い詰められる!

【感想概略】
前回で「通路」騒動は終結し、今回は久々に日常のお話である。
夜の闇の中のお話も悪くないが、昼間の太陽光の中での物語は久々であり、少しほっとした。

女友達同士でつるむヤサコとフミエとアイコ、ヤサコとイサコの接近とこれがおもしろくないフミエ、イジメに会い、更に協力者からも切り捨てられ追い詰められるイサコがはじめて見せる表情と、イサコの危機をかんじ駆けつけようと必死なヤサコ、などなど、おもしろかった。

また、ガチャギリとナメッチも登場。
ナメッチは、サッチーに勝ったことを女子生徒たちに自慢し、胡散臭い目で見られていた。
さらにイサコの強さも自慢しようとするナメッチだが、ガチャギリに耳を引っ張られていた。
二人とも無事だったようで、一安心である。
ガチャギリとナメッチについて、より踏み込んで描かれることも期待したい。

【ダイチ、久々に登場】
冒頭、ダイチは走って登校。
だが学校にたどり着くと、第三小学校の校舎は取り壊しの真っ最中であった。
今日から新校舎に登校と思い出し慌てるダイチだが、ここで玉子と出会い、何事かを頼まれた。
何を頼まれたのかは不明だが、次回に明かされるのだろうか。

なお、前回登場したフォーマットソフトに似た立方体がひっそりとダイチと玉子を伺っていた。
この立方体は、玉子を見張っているのだろうか。

【新学期開始】
夏休みが終わり、新学期の初日。
ヤサコたちは、第一小学校と合併された大黒小学校へ登校した。
学校はなんとビルの最上階にあり、一見するとちょっと落ち着かない印象を受ける。

久々にアイコも登場である。

「夏休みの宿題終わった?」とアイコに尋ねられ、フミエは自慢げに自由研究を見せた。
よくできていると感心するアイコだが、最近見たテレビ番組と似ていることに気付き、「丸写ししたの?」とちょっと咎めるように尋ねる。

「丸写しじゃなくてインスパイアよ、それに三割くらいはオリジナルよ」と必死で弁解するフミエの邪悪な引きつり笑いが好きだ。

女友達三人でつるむヤサコとフミエとアイコであるが、この位の年齢の頃は特に、同性の友人とのつながりを大事にするものであり、子供のリアリティがかんじられ、興味深い。

学校の再編成により、ハラケンも同じクラスになったのだが、欠席であった。
アイコは、残念な様子を見せるが、同じ生物部の仁義というものであろうか。

実はハラケン、電脳体の救出後、一度は目覚めたが、再び眠りについたままなのである。
とりあえずアイコには伏せるフミエとヤサコである。

【イサコ、ヤサコに謝罪】
休み時間。
ヤサコは廊下の窓辺で、ハラケンを案じている。
するとイサコが話し掛けてきた。

イサコは言う。
ハラケンの電脳体のリンクは正常であることを確認したので心配ないと。
イサコがヤサコを安心させようとするとは驚きなのだが、続いてイサコは何と、ヤサコに謝罪したのである。

ヤサコはちょっと驚き、やがて頬を緩めた。

ヤサコは、イサコの兄に何が起きたのか尋ねた。
するとイサコは、メガマス社の機密に関わることも含め、知っていることを誠実に答えた。

そして古い空間に近づかないよう、ヤサコに警告する。
だが、「近づかなければ危険は無い」とその内容はヤサコの身を案ずるものであり、その口調は穏やかである。

ヤサコは、イサコがハラケン救出に使った暗号は、ヤサコの兄の救出に必要だったのでは?と案ずる。
するとイサコは言う。
キラバグを使ったやり方には限度があり、次のやり方を探さざるを得ない、だから気にすることは無いと。

が、後でイサコはキラバグを集めることを猫目に相談する。
イサコはヤサコを気遣い、ヤサコの心痛の種を増やさぬための方便を使ったのである。

立ち去るイサコを、ヤサコは見つめ続けた。

【ヤサコ、タケルと再会】
掃除中。
ヤサコはタケルを見かけ、走りよって声をかけた。

見知らぬ男の子と親しげに会話するヤサコの姿に、アイコは興味津々。
一方フミエは面食らった様子である。
フミエは少なくとも、この情景を好ましくは思っていないようである。

人を待たせていると言って去るタケルであるが、何か裏がありそうである。

【駅向こうの少年たち、イサコを挑発】
イサコは猫目と連絡を取り、またキラバグを集めることを相談する。
だが猫目に今は一切動くなと言われ、一方的に通話を切られてしまう。

その時、イサコは、何者かが電脳へ干渉していることを察知、旧第一小学校のメガネの少年たちの仕業と見抜き、走り去る少年たちを追った。
そしてイサコは先回りすると、少年たちの一人の腕を掴み、説明を求めた。
腕力で男子の動きを封じるイサコは、普通にケンカしても相当強いのかもしれない。

だが「第三小の女子がイジメをしてます!」と大声で言われ、思わず力を緩めた瞬間、タックルを喰らって振り切られ、男の子の人形を奪われ、逃げられてしまう。

追うイサコだが、少年たちを見失う。
そして廊下で、綿のはみ出た人形を見つけた。

一方、少年たちは、桃色のミゼットをボスと呼び、イサコは思った以上の腕前と報告、次の指示を仰いでいた。
黒幕は、やはり猫目だろうか。

なお、イサコは途中でガチャギリとナメッチの近くを駆け抜け、ガチャギリに声をかけられても、こたえる余裕がなかったようだ。

【フミエの嫉妬】
ヤサコはフミエに、イサコのことを嬉しそうに話す。
だがフミエは、そんなヤサコがおもしろくない。

フミエはヤサコに、何で急にイサコの味方になったのかと不満そうに言う。
そして、今度の事件は全てイサコの自作自演かもしれない、イサコに気を許さぬよう忠告する。

いつも快活なフミエらしからぬ陰口じみた発言である。
これは、今までヤサコの一番の友達は自分だったのに、それをイサコに横取りされるような気分がして、嫉妬したところもあるのだろう。

【病室のハラケン】
ヤサコは、ハラケンの病室を訪れた。
迎えるのは玉子である。

前回までのここ数話、玉子はほとんど笑顔を見せなかった。
だが今回、玉子はヤサコに対し、穏やかな表情を見せていた。

ヤサコは玉子に、イサコの兄について尋ねた。
すると玉子は言う。
イサコの兄について病院に問い合わせたが、メガマス社に問い合わせて欲しいといわれた。何か裏があるようだと。

そして玉子はヤサコに、ハラケンが一度目覚めた時に描いた絵を見せた。
ヤサコは心当たりがないという。
だが、動揺を隠したその様子からは、何か知っていることが伺える。
この謎解きもまた楽しみである。

【イサコの家庭】
今回はじめて、イサコの家庭が登場した。
どうやらイサコは、おばと暮らしているようである。
おばは悪い人ではないようだが、イサコは心を閉ざしている。
このおばのいう「サチコさん」とは、イサコの母であろうか。

【イサコ、イジメにあう】
朝、登校中のイサコに、多くの小学生たちが悪意ある視線を送り、ひそひそと話していた。
教室に姿を見せたイサコを見て、ヤサコは不安そうな顔を見せる。

黒板には、「イサコと口をきくと呪われる」「カンナはミチコさんのイケニエにされた」と書かれている。
イサコは傷つくが、黙って黒板の文字を消していく。

ヤサコは手伝おうと立ち上がった。
だがイスにふんぞり返った男子から、お前もミチコに連れてかれるぞと脅され、硬直してしまう。

【ネット上でもイジメ】
イサコへのイジメは終わらない。
ネットの都市伝説関係の掲示板には、「通路」騒動についてイサコと思われる人物への中傷が書き込まれている。
生徒たちはひそひそと話し、イサコへ悪意ある視線を突き刺す。

イサコは完全に孤立してしまう。

【イサコ、走り去る】
ヤサコはイサコに話し掛けるのだが、イサコは「近寄るな!」と怒鳴る。
だがそれはヤサコもイジメに会うのを避けるためらしく、その声にヤサコへの敵意はかんじられないた。
イサコはヤサコに「私に話しかけたら呪われるんだろう?」と諭すようにいう。

だがイサコは悪意の只中で孤立することにかなり傷ついたようで、とうとう走り去ってしまう。

ここら辺、以前の女王様然としたイサコなら、視界に入る全生徒を強大な電脳力で屈服させ、イジメに会うどころか学年全体を仕切ってもよさそうなものだが、実はイサコはそこまで図々しくは無く、傷つくときは傷つくところは普通の女の子に見えた。

【ヤサコ、アキラと出会う】
ヤサコは、走り去ってしまったイサコが気になって仕方がない。
だがイサコに関われば、イジメに会うことは明白である。

ヤサコは、フミエにも引き止められ、一瞬躊躇うが、直ぐにイサコを追って駆け出した。
そして校門にたどり着くが、イサコの姿は既に無い。
だが、アキラとひょっこり出会った。

ヤサコはアキラに、事情を説明し、アキラもイサコの兄を見たことを確認する。
だがアキラは、あの病室で撮影した画像も動画も全て見えなくなってしまったという。
ヤサコはイサコが病院へ向かったと直感、駆け出した。

【イサコ、裏切られる】
イサコは猫目と連絡を取ろうとするが、全く応答が無い。

すると、ボイスチェンジャーで変換されたような声が語りかけてきた。
お前は見捨てられ、全ての罪を負わされ、逮捕され、切り捨てられるのだと。

イサコは、声の発信源に桃色のミゼットを見つけ、モジョたちに捕獲を命ずる。
だがミゼットは攻撃をかわし、捕獲用リングを破壊、傲然とイサコを見下ろした。

謎の声は、嘘だと思うなら病院に行ってみるがいいと高笑いする。

【無人の病室】
イサコは病院へ走るが、兄の病室には何も無い。
謎の声は、嘲るように続ける。

お前の兄・天沢ノブヒコは、数年前に死んでいる。
病室にあったのは無菌室ではなく、立体投影装置だ。
お前は実験に使われていたんだ。
お前は兄を助けるためと騙され、古い空間の調査に利用されていたんだ。
お前は用済みだ。お前は逮捕されるんだ。
原川研一の件も、葦原カンナの事件も、子供たちの失神事件も、全てお前の仕業になるんだ。

そして無人の病室の壁に「法」の文字が浮かび上がり、壁をずるずると通り抜け、立方体のフォーマットソフトが出現した。

どのやら、この威圧的な立方体が、サッチーに代わるウイルス駆除ソフトのようである。
郵政局管轄であるサッチー出現時は「郵」の文字が浮かび上がったが、「法」とは「法務局」のことで、このフォーマットソフトは「法務局」管轄なのであろうか。

そして立方体は、容赦なく光線をイサコへ発砲した。

【イサコ、新型サッチーに追われる】
逃げるイサコを、立方体は執拗に追跡する。
イサコは、猫目の裏切りを身を持って思い知らされた。
イサコは、目尻に涙を浮かべながら逃走し、反撃する。

モジョたちはイサコを庇い、立方体に集中砲火を浴びせる。
だが、一匹が被弾、動けなくなった。
イサコは、危険を顧みず駆け戻り、傷ついたモジョを左手に掴み、また走り出した。

するともう一体の立方体が道を塞ぎ、発砲してきた。
立方体の光線は強力で、イサコの障壁を侵食、ついには突き破り、イサコの腕を掠めた。

イサコは立方体を暗号式で緊縛し、神社の境内に駆け込む。
サッチーならば入り込めない神社であるが、立方体はずぶずぶと電脳空間の壁を通り抜け、侵入してきた。
立方体はエネルギーをチャージ、イサコに照準を合わせた。

イサコは追い詰められた。


今回はここで終了である。
まず、絶体絶命のイサコがこの危機をどう切り抜けるのか、気になる。

そして、これまでの事件の背後には、どうも電脳メガネのメーカー、メガマス社の影があるらしい。
巨大企業の陰謀の矛先が、イサコや玉子、そしてコイル電脳探偵局や大黒黒客に向けられるのだろうか。

デンスケが寝込んでなかなか回復せず、メガバアがなにやら難しい表情を見せる理由は何か。
ヤサコの右腕の付け根あたりが青く光ったのは、何故か。

謎と危機の行方が気になるところであり、来週土曜が待ち遠しい限りである。

【予告】
映像を見ると、ヤサコとイサコの関係に、更なる変化が起きるようにも見える。
楽しみである。

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電脳コイル 第21話 「黒いオートマトン」

新学期 & 緊迫の新展開。 ヤサコたちの小学校は統合されてビルに移転。 タケルとも再会するが…。 ミチコを呼んだのはイサコと怪情報を流され孤立…。 イサコを追い込む謎の声――。 猫目の背後にいたのは電脳メガ

  • From: SERA@らくblog |
  • 2007/10/21(日) 15:12:20

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