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電脳コイル 22話「最後のコイル」

  • 2007/10/27(土) 23:58:21

イサコ、ヤサコにより危地を脱する!
明かされるデンスケの秘密!
猫目とタケルの意外な関係!
新型サッチー襲来、イサコとヤサコ共闘!

【感想概略】
今回はイサコとヤサコのお話である。
これまで、ヤサコが差し伸べた手を、イサコは拒絶してきたが、今回、友達になりたいというヤサコの言葉を、イサコは無言だが拒絶しなかったというお話であり、おもしろかった。
イサコとしては、友達の申し出を受け入れたつもりだったのかもしれず、あるいは自分に友達など許されるのだろうかと躊躇しているのかもしれない。

人を傷つけない接し方に慣れていないイサコは、慎重に言葉を選んでヤサコと接するのだが失言の度に謝って言い直し、それでも余裕がなくなるとこれまでのきつい口調に戻ってしまう。
ヤサコを受け入れたからといって、そう簡単にイサコという人間は変われないという描き方は、興味深かった。

映像的には、新型サッチーVS直進くんの戦いが迫力があり、シンプルな形のCGであっても、充分以上に迫力ある映像を作れることが証明されており、おもしろく、興味ぶかかった。

【イサコ、危地を脱する】
前回イサコは、裏切られていたことと兄の死を告げられ、新型サッチーに追われ、神社で狙撃寸前まで追い詰められた。
撃たれる寸前。
ヤサコがお札を投げ、サッチーの動きを封じた。
イサコはヤサコの手引で逃れ、ヤサコ宅にたどり着いた。
神社にまで侵入する新型サッチーも、個人の住居には侵入できないようである。

【イサコ、号泣】
ヤサコはイサコがひざを擦りむいていることに気付き、恐る恐る家に上がるよう誘った。イサコは黙ってついて来た。玄関まで入るイサコだが、立ったままである。
ヤサコはやはり恐る恐る「よかったら上がって」といいながら、救急箱を取りに一度家の中に走ろうとした。

するとイサコは、唐突にヤサコに話し掛けた。
「あの時、初めて会った時、騙して悪かった…」
「さらにあの時の犬は元気か?」と尋ねた。
イサコは、ヤサコを騙し利用することなど何とも思っていない訳ではなく、ずっと気にして忘れられなかったようである。
ヤサコは「お兄さんのためよね」と、イサコの行動に理解を示し、「変なこと聞いちゃってごめんなさい」とイサコのプライベートに踏み込んだことを謝りさえした。

もし敵意の只中に孤立していたら、イサコは虚勢を崩さなかったかもしれない。
だが、安全な家の中に匿われ、一緒にいるのは自分を全面的に受け入れるヤサコだけである。
イサコはついに声をあげて大泣きした。

これにはヤサコも驚き、玄関に飛んで引き返してきたのだった。

【イサコ、手当てを受ける】
居間でイサコは、大人しくヤサコから傷の手当てを受けた。
涙の痕が痛々しいイサコに、ヤサコは「いたい?」と尋ねた。

ヤサコはいう。

「もし良かったら私に話して。ちょっとでも気持ちが楽になるかもしれない。
わたし、ハラケンを天沢さんが一緒に助けてくれて、思ったの。
みんなのしている噂は本当じゃない。
カンナちゃんのこととか、ヌルってイリーガルを呼び出したこととか。
全部ウソなんでしょう?
一緒にみんなの誤解を解きましょう?
おぼえている?
越して来てすぐ、下駄箱でわたしに言ったこと。
悔しかった。
でもずっと気になっていた。
わたし、あなたとお友達になりたい。
気安い気持ちで言ってるんじゃないの。
天沢さんにどんな秘密があっても、絶対逃げずに受けとめるから。」

イサコは弱弱しく「大した…話じゃない」というが、敵意は示さない。

イサコはこれまでずっと人に心を許さずに生きてきたため、打ち明け話など照れくさいのかもしれず、自分に友達など許されるのだろうかと思うのかもしれず、更に話はメガマス社の機密に関わることであり、ヤサコを巻き込みたくなかったのかもしれない。

「そう…。でも…。もし、もし天沢さんがその気持ちになったら、話して」
ヤサコとしては、イサコの助けになりたく、そしてイサコの口から友達になると言われない限り、友達としれ受け入れられたとは思えないようである。

ヤサコはモジョの怪我にも気付き、治療用のメタタグを出そうとした。
するとイサコは、「お前じゃ無理だ」とぶっきらぼうに言う。

ちょっと傷ついた様子のヤサコを見て、イサコは慌てて訂正する。
「あ、いや、違うんだ、これは、普通のペットじゃないから…。」

イサコはこれまで、人間不信の荒野を突き進んできたためか、事実を手短にいう話し方がすっかり染み付いてしまっており、相手を傷つけないような言い方に簡単には切り替えられないようである。

【京子、イサコにデンスケの診察を頼む】
大黒市では、電脳局による大規模な空間フォーマットの真っ最中であり、新型サッチーがあちこちを飛び回り、容赦なくフォーマットを強行していた。
ヤサコは、外の様子を見に居間を離れた。

入れ替わるように、京子が顔を出し、恐る恐るイサコに尋ねた。
「あんごうのおねえちゃん…。あんごうって、デンスケ、なおせるの?」
京子はイサコにデンスケを見せた。
何と、デンスケは死ぬので新しいペットはどうか?と紹介するペット会社のウインドウが表示されていた。

京子はイサコへ、デンスケをなおしてと訴えた。
イサコは、「暗号では普通のペットは直せない、私は何も出来ないんだ…」と涙ぐむが、ふと隣を見ると京子は大泣き直前。
「分かった、何とかしてみる、だまれ、泣くな」と慌てて京子をなだめるイサコである。

【猫目とタケル】
猫目は、イサコを追ってヤサコ宅の近くにたどり着いた。
「例の電脳体さえ手に入れば」とつぶやく猫目。

すると、桃色のミゼットが猫目を伺うことに気付く。
猫目は暗号式をミゼットに向けて放ち、かわされると声をかけた。
「タケル、いるんだろう。何故こんなことをした?!」

姿を見せたのは、何とタケルであった。

タケルは猫目に抗議する。
「兄ちゃんには僕がいるじゃないか!なぜあんな女を!」

桃色のミゼットの主がタケルということは、イサコに対する学校でのイジメをはじめとする残虐な仕打ちは、タケルの仕業だったのだろう。
また、猫目はイサコを裏切ったわけではないらしい。

タケルには、兄をイサコに取られるような気持ちがあったのだろうが、タケルの猫目への愛情の深さ、その裏返しのイサコへの激しい嫉妬と憎悪が伺える。

自分の言うとおりにすることが「父さん」のためになるのだと諭す猫目。
猫目はタケルを抱き寄せた。

この「父さん」とは何者か、気になるところである。

【イサコ、京子の頼みでデンスケを診察】
ヤサコが居間にいないイサコを探して子供部屋に現れると、イサコはいきなり一声「ウソをついていたな」。
相手の自尊心への配慮に欠けたいつもの口調に戻っているイサコだが、隠し事をされたことにちょっと怒ったのだろうか。それてもデンスケを治そうという必死さのあまり、言葉遣いへの配慮が吹っ飛んだのだろうか。

だがイサコ、ヤサコがデンスケの症状を知らなかったことを知ると、ちょっと驚き、再びデンスケの治療を続行する。

いまだ自虐的なイサコだが、ヤサコはたまに夢で「4423」と名乗る少年の声を聞くと話す。
その夢はメガネをかけ、デンスケが側に居る時であることを知ったイサコは、デンスケの異常さに気付き始める。

イサコは、デンスケが特殊な改造を加えられた電脳ペットであることに気付く。
「このペットを誰からもらった?」
「オジジよ」
「そいつをここに連れて来い」
すっかりいつもの口調のイサコ。

だが、亡くなったわと聞くと、「そうか…悪かった」と謝罪。
言葉遣いはぶっきらぼうだが、ヤサコを気遣う気持ちは本物のようである。

【タケルの問い】
タケルは猫目に、「キラバグって本当はなんなの?」の問うた。

猫目はタケルへ答えて言う。
ある実験が行なわれ、呪われた生命体がコイルドメイン生まれた。
生命体は、生存を要求した。この生命体が「ミチコ」なのである。
コイルス社の倒産後、メガマス社は何度もコイルドメインのフォーマットを試みたが、出来なかった。キラバグは、この時生まれた異常空間のカケラだという。

【オジジの部屋】
ヤサコは、イサコをオジジの部屋に案内した。
イサコは「いいのか?」と、人の部屋に無断で入ることに躊躇するのだが、ここら辺からも、イサコ本来の人間性が伺える気がする。
そしてイサコは、ヤサコには妹だけでなく祖母までいることを知ると、「お前には家族が多いんだな…」とぽつりと洩らした。肉親の情に恵まれないイサコの孤独の深さがかんじられた。だが、あのイサコのおばは、悪い人ではない気がする。

オジジの部屋でイサコは、背表紙に「4423」と書いてあるカルテを見つけ血相を変えた。
そこに、メガバアが現れた。
「お主が最近暗号で街を荒らしておる小娘じゃな」
「あんたが古流の親玉か」

どっちもどっちの無礼な物言いだが、ヤサコはイサコのためにメガバアの非礼に抗議する。
「ちょっとオババ!失礼でしょ!私のともだち…、クラスメイトの天沢さん!」

ヤサコは、イサコの口から友達になると聞いていないので、即座に言い直す。
イサコに嫌われないよう、大変な気の遣いようである。

メガバアは、この部屋の主であったオジジについて、オジジは医師であり、メガマス社と契約し、研究を行なっていたと話す。

イサコこれを聞くと、猫目のいう「先生」とはヤサコの祖父のことではと思い至った。
そしてイサコは、猫目から盗み出したパスワードで関係すると思われるフォルダにアクセスした。
すると、オジジの部屋の電脳空間に、さまざまな機器が出現した。

これらの機器は、最初のメガネ会社・コイルス社のデバイスであった。
そしてオジジはメガマス社の依頼で、コイルス社のメガネ技術を調べていたのである。

一方猫目は、この様子をミゼットで盗み見し、デンスケはコイルス製であり、コイルドメインと接続する能力を持つ実験電脳体「コイルスノード」と気付いた。

イサコは、オジジの部屋の資料を調べればデンスケを治せるかもしれないと自信に満ちた笑みを浮かべた。

すると、オジジの部屋の壁に、裏返しの「法」の字が浮かび上がり、新型サッチーが出現。
京子の抱くデンスケめがけて狙撃、かわされると逃げる京子を執拗に追跡する。

メガバアはオジジのお札を投げると、新型サッチーは緊縛された。
オジジのお札の威力は絶大である。

メガバアはお札の束をイサコに渡した。
ヤサコとイサコは、京子を追った。

一方、メガバアは何者かに連絡を入れた。

【玉子、出動】
玉子は、何者かから連絡を受けた。
メガバアだろうか。
そして、追跡班に出動を命じるのだが、それは何とダイチであった。
前回ダイチに頼んだこととは、自分の部下となることだったようである。

【ヤサコとイサコ、京子を追う】
イサコとヤサコは京子を追う。
するとメガバアから連絡が入った。
メガバアはヤサコたちに、オジジの資料によればコイルスの電脳空間ならばデンスケを治療できると伝えた。

ヤサコとイサコが、デンスケの位置をナビゲータから調べるため立ち止まった時。
イサコは、オジジのお札を分析、暗号式と互換性があることを知ると、お札を胸に押し当てた。
するとお札は光を放ちながら、イサコの電脳体に吸収された。
お札は一回しか使えないが、こうすれば暗号式として何度でも使用可能だという。

ヤサコは「じゃあわたし」と訴えるが、イサコは鋭い口調で止め、「お前には無理だ」と言う。
あるレベル以上の暗号式は、電脳体に暗号路を組み込んで使用。
イマーゴを通じて、思考から直接暗号を取り出すのだという。

だがヤサコは、黒客のみんなも暗号を使っていると噂で聞いたと言い、なかなか引き下がらない。
するとイサコ、「いいから私の言う通りに動け!」と一喝。
命令口調に、少しとまどうヤサコである。

イサコはヤサコに納得してもらおうと、事情を説明する。
黒客の暗号は、イマーゴを使わないコピーに過ぎない。
さらに、イマーゴには危険な副作用があり、使いすぎると肉体や神経を傷つけてしまう。
イサコはヤサコがお札を取り込むことに強行に反対する。

イサコは、ヤサコにオジジのお札を一枚渡した。
「お前は私が守ってやる。それが最後の一枚だ。大事に使え。」
ヤサコは、イサコに全面的に従うが、有無を言わさぬ命令口調に、ちょっと悲しそうである。

【京子の逃走劇】
京子は、神社に逃げ込んでいた。
が、新型サッチーは神社にも侵入、ちょこまかと逃げ回る京子を執拗に追い、何度も光線で狙撃する。
猫目は、デンスケを抱える京子を狙うサッチーを操りデンスケを守ろうとするが、数秒しか妨害できない。

それでも京子は更に逃走。別の神社へ駆け込んだ。
社の階段の影に隠れる京子に、サッチーが迫る。
その時、無数のミサイルが次々とサッチーの背後に命中、爆発する。
宙に浮かんでミサイルを撃ちまくる白い立方体の群れは、かつて大黒黒客がイサコとの戦争に使用した「直進くん」であった。

だがこの猛攻にもサッチーの頑丈さはびくともせず、反撃開始。
強力な光線で「直進くん」の群れをたちまち撃破した。

が、この隙にダイチは京子をかかえて神社を離脱した。

【ヤサコの電脳体の暗号路】
ミサイル音を聞きつけたヤサコとイサコは神社に駆け込む。
ヤサコは境内を探すが、京子の姿はない。
その時、イサコは胸を押さえて苦しみ出し、ひざをついてしまう。
ヤサコは血相を変えて駆け寄り、イサコに触れようとする。
が、しばらく躊躇してから、ようやく肩に触れた。
触ったら怒らせるのでは、嫌われるのでは、と思ったのだろうか。

その時、サッチーが2機出現した。
オジジのお札は残り一枚。このままではイサコを守りきれない。

ヤサコは、お札を胸に押し当てた。
苦しむヤサコだが、お札は光るとヤサコの電脳体に吸収された。
ヤサコの腕に、暗号式が青白く光り浮かび上がった。

お札を吸収した苦しみがおさまらないが、ヤサコは暗号式をサッチーに放ち、緊縛。
残る一機は、イサコが暗号式を投げ、緊縛した。

だが、イサコは血相を変え、ヤサコに詰め寄る。
「なぜ、お前の電脳体に暗号路があるんだ?!」
イサコはヤサコのシャツの首を掴み、乱暴に引き下げた
ヤサコの右腕付け根付近、白い肌に暗号式らしきものが青白い光りを強く放っていた。


今回はここで終了である。
ヤサコの秘密とは何か。
イサコとヤサコの間には、もう一波乱あるのか。
玉子と「追跡班」は、さらにどう動くか。
猫目の狙いは何か。
猫目の背後にいるのは何者で、何を狙っているのか。

続きがとても楽しみなのだが、次回は総集編である。
再来週に期待したい。

【予告】
次回は総集編「電脳コイル総復習」である。
これまでの総集編同様、ただの総集編でなく、何らかの付加価値のあるおもしろいお話であることを期待したい。

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電脳コイル 第22話 「最後のコイル」

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  • From: SERA@らくblog |
  • 2007/10/28(日) 10:51:56

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  • From: Powerd BYエコール・ド・サンファル |
  • 2007/10/28(日) 15:12:46

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