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風林火山 第43回「信玄誕生」

  • 2007/10/30(火) 23:59:27

長尾家重臣・大熊朝秀、武田に臣従!
景虎、信濃へ侵攻し第三次川中島合戦勃発!
晴信出家し、信玄と名乗る!勘助、真田幸隆、原虎胤も出家!
上杉憲政、景虎に上杉の名跡と関東管領職の委譲を打診!
宇佐美定満、信玄暗殺を計画!

【リツ、勘助一家に参加】
前回ラストで、リツが養女として山本家に加わった。
そして今回、リツはすっかり山本家になじんでいた。
日頃から勘助屋敷に出入りしていた成果である。

早朝、早く起きて勘助の寝顔を覗き込むリツ。
目を醒ました瞬間、びっくりする勘助である。

「勘助どの」と呼ぶリツを、精一杯重々しく「父じゃ」とたしなめる勘助。

が、まだ朝も早いのにリツがすっかり身支度を整えていることに感心した勘助は、早起きを誉めると「早きこと、風の如きでございます!」と切り返すリツ。

勘助は、その言葉はそのように言うものではないとたしなめるが、ではどのように?と真顔で尋ねられ、ちょっと考えてから、もっと、心を込めて、といい、直後、テーマ曲の孫子朗読に突入した。
この辺り、コントのようでおもしろかった。

そして引き続き、摩利支天像を磨き、勘助の世話をするリツ。
娘になっても依然として熱烈なリツにやりづらそうな勘助である。

【長尾家重臣・大熊朝秀、晴信に臣従】
前回、長尾景虎に謀反を起こした長尾家重臣・大熊朝秀が、晴信と対面した。
長尾家臣団内部で孤立した大熊は、武田の調略を受けて寝返ったのである。

晴信は、信濃の長尾家勢力圏への経略について、大熊に質問するが、同席している真田幸隆は既に調略を進めていると報告する。

【真田はあてにせず】
真田幸隆の屋敷を訪れた勘助。
嫁との暮らしはどうじゃ?!と勘助に尋ねる真田。
娘です!と言い返されると、嫁にしてしまえ!とハレンチなことをけしかける真田である。
リツを養女にしても、結婚しろという圧力をかけられる勘助。

さらに真田、次男三男は山本家にはやらんぞ!と断言。
真田はあてにしません、という勘助。
どんなあてがあるのか全く言わないが、よもや茂吉を婿に考えているとは予想外である。

山本家に跡取がいないなら、真田が武田家の軍師になるという幸隆。
ここら辺、幸隆の数々の調略も軍師的であったり、後の真田昌幸や幸村の活躍を暗示しているようでおもしろい。

【第三次川中島合戦】
信濃における、長尾家の勢力圏への調略に対し、景虎が自ら軍勢を率いて出陣した。
第三次川中島合戦の開幕である。
だが、武田軍は正面衝突を避け、あくまで守りに徹し、戦線は膠着した。
このため、決戦を望む長尾軍は、ひとまず撤退した。

すっかりタカ派の馬場信春は、正面衝突を避ける晴信の戦ぶりに不満そうであった。

ここら辺、合戦がほとんど描かれないのは残念であったが、軍兵の行軍や鎧武者が集結しての軍陣の描写が楽しめた。

【晴信、信濃守護に就任】
晴信は、長尾軍撤退後、室町幕府将軍・足利義輝の仲介による景虎との和睦を受け入れる。
その際、引き換えに信濃守護職を幕府に望み、許された。

当初、タカ派・馬場信春は、この長尾家との和睦にも不満を露骨に示していた。

が、勘助はこれで越後と堂々と戦えると主張する。
晴信の信濃守護叙任により、武田家は、幕府により信濃支配を正式に認められ、大義名分を得た。
これにより、晴信に逆らう信濃衆は、正統な統治者である信濃守護に逆らう反逆者なのだ。
そして、信濃に攻め入る長尾軍は、信濃への侵略者としてその本拠地越後まで攻め入り成敗することも、大義名分の上では許されるようになったのである。

刃を交えての戦いだけが戦ではないという謀略のおもしろさがあった。

【景虎、関東管領へ】
一方、長尾景虎は、晴信の信濃守護叙任により、信濃出兵の大義名分を失ってしまう。
だが、北条に敗れ長尾の庇護を受けている関東管領・上杉憲政は、景虎に上杉の名跡と関東管領職を譲りたいと打診。
関東管領は、信濃守護より遥かに上位であり、信濃出兵の大義名分を得ることができるのである。
この時、憲政が示した条件は、関東管領として上州に残留した憲政の家臣領民たちを救うこと、北条を倒すことであった。
普段は遊女たちを呼んで遊んでばかりいる憲政だが、今回は結構存在感のある武将として描かれており、興味深い。

ここで景虎は、まずは上洛し、将軍から関東管領就任の承諾を得てからと発言。
だがそれは単なる就任手続きのためではなく、幕府の実権を握り将軍を圧迫する三好長慶、松永久秀たちを駆逐するためであり、そもそも今回の武田との和睦を将軍が仲介したのも、このためだというのである。

【景虎、浪に無神経発言】
上杉憲政との対面の後、景虎は宇佐美に相談する。
関東管領となり、関東の秩序を守るため戦うことになると、信濃の武田にばかりはかまっていられなくなる。武田の動きを封ずる策はないか、と。

このとき、飲み物を供する浪に、景虎は上洛するのでまたみやげを持ち帰ろう、何がよい?と尋ねる。
何もいりませぬ、ご無事でお戻りをという浪。
景虎は宇佐美に尋ねる。浪に良い嫁ぎ先はないものか、このままワシの身の回りの世話をしているのでは不憫じゃ。

義に生きる義将・景虎に恋愛の二文字はない。
そして、浪の思慕に全く気付かず、浪に良かれと思って、浪を傷つけるような発言を連発する。
相手は景虎であり、浪の想いが実らないは仕方ないのだろうが、それにしても浪が気の毒に見えた。

【リツ絶叫「茂吉はイヤじゃ!」】
リツを良き若者と結婚させるという勘助だが、婿と考えていたのは、何と太吉とおくまの息子・茂吉である。
てっきり重臣の次男三男を婿養子に貰い受けるつもりなのかと思っていたが、茂吉は、勘助が見込むだけの優れたものを持つ若者ということなのだろうか。
それとも、勘助の発想が安直なのか?

茂吉を婿にと聞き、難色を示すリツ。
一方、勘助は茂吉の何がいけないのか、心底分からない様子である。

なら伝兵衛なら良いのかと、脅すようにいう勘助。
瞬時に断るリツ。
いつの間にか結婚したくない男の代名詞にされている気の毒な伝兵衛である。

するとおくまが怒鳴り込み、茂吉を山本家の跡取とすることに猛然と抗議した。
自分たちの跡取がいなくなるのは武家の妻として耐えられないというおくまだが、他の息子たちは養子にやってしまい、娘たちはみな嫁に行き、せめて茂吉は手元に置きたいというのが、本心なのかもしれない。
茂吉はリツとの結婚にまんざらでない様子だが、リツは「茂吉はイヤじゃ!」と絶叫。
きっと茂吉は傷ついただろう。

が、「誰でもイヤなのじゃ…」というリツ。
これがリツの本心なのだろう。
これからリツはどうなるのだろうか。
気になるところである。

【晴信出家、「信玄」誕生】
晴信は出家を宣言、その理由を自ら勘助に語る。

どうも由布姫を存分に慈しめなかったこと、そして由布姫の死も出家のきっかけらしい。
信濃守護となったのは、由布姫のために堂々と信濃を治め、守るためなのだという。
守護として正しく領国を治めねばならん、国の基は人、さらに正しく己が身を修め、家臣領民を慈しむため、出家して己を律していく、という晴信。
これを聞き、家臣領民は晴信をさらに崇め奉りましょうという勘助である。

戦国時代を描いた作品で、出家する武将が描かれることはあるが、出家の理由を本人が語る描写はかなり珍しく、興味深かった。

そして晴信は出家し、「信玄」と号した。
これにならい、勘助も出家して「道鬼」と号した。
さらに原虎胤、真田幸隆も出家。それぞれ「清岩」「一徳斎」と号した。

だが全員人相が凶悪なため、僧侶というよりデンジャラスなスキンヘッド集団にしか見えなかった。

【勘助出家の理由は?】
坊主頭の勘助は、出家したからには女人を断つとリツに言うのだが、随分前から断っていることを指摘され、ぐうの音も出ない。

私のために出家など、というリツに、自分のためじゃ!という勘助。
由布姫一筋の勘助は、他の女性との結婚など考えられないのか、妻候補のリツを養女として結婚を逃れたが、出家したのは結婚させられる可能性を徹底的に排除したかったからだろうか。
リツはそう思っているようである。

【平蔵とヒサ】
久々に平蔵とヒサが登場。
村上義清の配下として越後に逃れた二人だが、兄・十吾郎、妹・ミツという二人の子供に恵まれている。それぞれヒサの父、そして平蔵がかつて好きだった少女の名である。

ヒサは相変わらず平蔵を呼び捨てなところがおもしろい。

平蔵は、村上義清は越後に領地を与えられてからはすっかり越後の地侍となってしまったと不満をもらす。そして、また百姓に戻るのはイヤじゃ、勘助は40歳を過ぎて武田に仕官し、軍師となった、ワシも遅いことはない、と口にする。

ヒサは、平蔵と十吾郎とミツが一番大事だ、というのだが、家族が元気に暮らせれば充分という考えに、平蔵は必ずしも満足できない様子である。

武田への恨みに凝り固まっていた平蔵だが、どうも今はそれだけではなく、自らの功名心、勘助への憧れや対抗意識なども抱いているようである。

もともと平蔵は、葛笠村の百姓の少年であり、諸国を放浪し、各地で雑兵として戦ってきたが、やがて矢崎十吾郎、村上義清に見出され、義清の家臣となるという、いわば「風林火山」における下層からの出世頭なのである。そんな平蔵にしてみれば、自分の出世はこれで終わりではない、という欲が生まれてきたのかもしれない。

【景虎上洛】
景虎は、兵5000を率いて上洛する。
関東管領就任の承諾を得るため、そして三好長慶、松永久秀に圧迫されている将軍・義輝を助けるためである。この兵5000という数だが、京から天下の大名たちに号令するには少ない。道々の大名たちが景虎の軍勢の通行を認めたのも、この兵数なら上洛と見せかけ自分たちを攻撃したりすまいと思ったからだろう。
それでもかなりの大軍勢であり、三好、松永らを威圧するには充分な兵数である。

一方、上洛で景虎不在の越後では、浪が出家した。

【宇佐美定満、平蔵と対面】
景虎の上洛中、留守を預かる宇佐美定満は、居城・琵琶島城に平蔵を招いた。
甲斐の地理に明るく、勘助と旧知の仲とのことなので平蔵を招いたという宇佐美。

ここで平蔵は宇佐美に、軍学を授けて欲しい、勘助のような軍師になりたいと頭を下げる。
宇佐美は、平蔵の願いを聞き入れることをにおわせつつ、駿河へ行き、信玄を討つべき者と会い、いざなってみよ、と語りかける。
この信玄を討つべき者とは、諏訪頼重と晴信の妹・禰々の忘れ形見・寅王丸であり、今は出家して長笈と名乗っていた。

次回は、平蔵が駿河に潜入し、寅王丸を刺客に仕立て上げ、信玄の命を狙う話のようであり、楽しみである。

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風林火山ですが、山本勘助(内野聖陽)と養女のリツ(前田亜季)は、まだ慣れてないのか二人きりだとギコちないです。リツは勘助と一緒にいるだけで嬉しそうですが、父親としては見ていない気もします。リツは勘助の座右の銘でもある「疾きこと風の如し」を軽々しく使い、...

  • From: 一言居士!スペードのAの放埓手記 |
  • 2007/11/01(木) 01:02:55

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