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機動戦士ガンダムOO 5話「限界離脱領域」

  • 2007/11/03(土) 23:46:28

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【あらすじ】
人革連の軌道エレベータへ知らずに集まる人々!
セルゲイ中佐とソーマ少尉、沙慈とルイス、そしてアレルヤ!
ソーマ少尉の暴走により、人を乗せた重力ブロックが地表へ落下開始!
沙慈とルイスを含む232名の生死の行方は?!

【感想概略】
今回は、セルゲイ中佐とソーマ少尉、沙慈とルイス、そしてアレルヤのお話であった。

セルゲイ中佐の健全な良識と漢気、自分の境遇に疑問をもつことすら出来ないソーマの切なさと「超兵」及び「超人機関」の非人道的な実体の一端、沙慈とルイスの目を通して追体験する無重力と宇宙、宇宙で事故に巻き込まれた力無き民間人の恐怖、そしてアレルヤの過去と秘密の一端などが描かれ、おもしろかった。

また今回は珍しく人命救助のお話であり、戦闘による死者の出ない回であったが、このようなお話も悪くない気がした。

【セルゲイ中佐、超人機関に怒りを抱く】
今回の舞台は、人革連の低軌道ステーションであり、これまで接点の無かった人々が知らずに集結して物語は展開した。

まず、セルゲイ中佐とソーマ・ピーリス少尉は、ソーマ専用MSの性能テストのため、低軌道ステーションを訪れた。
今回の影の主役の一人は、セルゲイ中佐である。

出発前、セルゲイ中佐は、超人機関の技術者からソーマについて説明を受けるが、その内容はあまりに非人道的なものだった。
「超兵1号」ソーマは、ナノマシンの体内内蔵及び神経系統の人工的強化によって、飛躍的に身体能力を向上させたのだと、誇らしげに語る技術者。
その口調は、人間ではなく、自分たちの開発した機械の性能を誇るものだった。

人間を改造して戦争の道具とする「超兵」の非人道性に怒りの色を見せるセルゲイ中佐。
ここら辺、セルゲイの反応には大変好感を抱いた。

【ソーマ・ピーリス、出生の秘密】
そして低軌道ステーションへ向かうリニアトレインの車中。

セルゲイ中佐は、ソーマ少尉に超人機関に志願した理由を尋ねる。
が、ソーマの答えはショッキングなものだった。

ソーマは、超兵計画のために生み出された「デザインベイビー」であり、志願はしていないという。つまり、兵器として人工的に生み出された人間ということらしい。
複雑な表情を見せるセルゲイに、不思議そうな顔のソーマ少尉。
その表情には無垢なあどけなさがあった。

「超兵」として生まれ、人の形をした兵器として育てられたソーマは、自分の境遇を当然と思い、その非人道性に疑問を抱くことすらできないようである。
そう思うと、ソーマは何て切ない少女なのだろうとおもった。

ソーマが自分に与えられた運命の非人道性に気付き、人間性を回復する日は来るのだろうか。
今後もソーマ・ピーリスの動きに注目したい。

【アレルヤ、任務地へ向かう】
アレルヤの今回の任務は、新型MSの性能試験の監視と、場合によっては破壊である。

低軌道ステーションへ向かうリニアトレインの車中。
客室乗務員が世間話にソレスタルビーイングを批判すると、いやだよね、と相槌を打つアレルヤ。
アレルヤが「嫌」なのは、戦争根絶のためとはいえ、人を殺し続けること、殺人の罪を重ね続けることだろうか。

【沙慈とルイスと沙慈の姉】
そして、民間人代表の沙慈とルイスである。
奨学金による低軌道ステーションの見学に出かける沙慈とルイスを、沙慈の姉が見送りに来た。
わざわざ姉が見送りに来たことに困惑気味の沙慈。
一方、姉の方は、物怖じしないルイスとそりが合わないようである。
この姉、弟が可愛くて仕方が無く、ルイスに弟を取られるような気がして不愉快なのかもしれない。

そして低軌道ステーションへ向かうリニアトレインの車中。
車中が無重力となると、ルイスはシートベルトを外して宙に浮き、ポテトチップスを浮かべてパクパク食べたり、表面張力で球形となった飲み物を浮かべて飲んでみたりと、無重力をおもしろがっていた。どうもこれをやってみたかったようである。

そして低軌道ステーションでは、宇宙服を着用して宇宙空間に出て外壁からステーションを見学、端っこに行くと、はるか眼下に巨大な地球が広がっていた。
ここら辺、ルイスと沙慈の視点から、無重力と宇宙から地球を眺める目のくらむような高さと壮大さを追体験でき、おもしろかった。

【ソーマ暴走、重力ブロック落下開始】
低軌道ステーションで、セルゲイ中佐とソーマ少尉は、さっそくソーマ専用MSティエレン・タオツーの性能試験を開始する。
問題なく性能試験は進行するが、突然ソーマが激しい頭痛を訴えて苦しみだし、規定コースを外れて飛行、いきなり銃を乱射。低軌道ステーションに何発もの命中弾を浴びせた。
この衝撃で、沙慈とルイスを含む232人を乗せた重力ブロックが低軌道ステーション本体から離れてしまい、地球に向けて急速に落下をはじめた。

【アレルヤ、二重人格?】
ソーマが苦しみ出した頃、アレルヤも頭痛に苦しんでいた。
どうもアレルヤとソーマは、近づくと互いに激しい頭痛に襲われるようである。

そして苦しみながらアレルヤの人相は凶暴になっていき、頭痛の原因に対し「殺すぞ!」などと凶悪な殺意を叫んだ。いつもの、「殺し」を嫌うアレルヤとはまるきり別人である。

さらにアレルヤ、漂流する重力ブロックを目にすると残虐に笑いながら「ご愁傷さま」などと口にする極悪さ。まるで危ない薬を注射しすぎた危険な人である。
が、自身の良心の声により正気にもどるアレルヤ。
過去の記憶が甦るアレルヤであるが、かつて子供の頃、宇宙空間で漂流し、九死に一生を得る恐怖体験を味わったようである。
そして独断で重力ブロックに閉じ込められた人々の救出を決意する。

「超兵」ソーマに反応したアレルヤは、実はどこかの機関の兵器人間の生き残りか何かで、ソーマと影響しあうのは、超能力研究の成果を適用されたテレパシーのせいだろうか。
アレルヤとソーマの秘密が今後明かされることに、期待したい。

【共闘、セルゲイとアレルヤ】
セルゲイ中佐は、落下する重力ブロックをMSで軌道上に戻そうとする。
が、重力ブロックはあまりに巨大で大質量なため、セルゲイ機の推力では支えきれない。

そこにアレルヤの搭乗するキュリオスが飛来。
重力ブロックをキュリオスの大推進力で支え、まずは落下を止めた。
が、現状を維持できているだけであり、このままでは重力ブロックは地表へ激突である。

するとアレルヤ、重力ブロック内部の人々に呼びかけて、構造物の中心に移動させた。

そして無人となった区画は地表から狙撃され、切り離された。
何と、ロックオンの搭乗するデュメナスの仕業であった。

射線上の雲をエクシアが斬り払うと、デュメナスは第二射を狙撃。
重力ブロックの無人の区画がもう一つ、切り離された。

そして軽くなった重力ブロックを、キュリオスとセルゲイ機は安全な高度まで押し上げた。
人命救助成功である。
そしてセルゲイは、離脱するキュリオスを見逃した。
さすがは義の男、セルゲイ中佐である。

一方、地上では、ずっと張り詰めた表情だった沙慈の姉が、安堵の色を見せた。
この姉の弟・沙慈への愛情は、よほど深いことが伺えた。

【情け無用のティエリア】
この人命救助を、ティエリアは終始渋い顔で見ていた。
ティエリアは、作戦を放棄しての人命救助を指示したスメラギを批判。
さらに、アレルヤはガンダムに搭乗する適性に欠けると断じる。

戦争根絶のためには、罪の無い人間を見殺しにしても止むを得ないという姿勢のティエリア。
ティエリアがここまで非情なのは、よほどの理由があるのではないか。
ここら辺がいずれ明かされることも期待したい。

一方スメラギは、ティエリアと打ち解けようとしつつも、彼の非情さには批判的である。
このスメラギの内面がより描かれることも期待したい。

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