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電脳コイル 23話「かなえられた願い」

  • 2007/11/11(日) 23:58:48

ヤサコとイサコ、猫目の情報でコイルスの空間に辿り着くが?!

【感想概略】
今回は、ヤサコを大事に想いながらもその感情を何と呼んでよいのか分からないイサコ、常にイサコを大切に思うヤサコ、次々と明かされる謎、猫目の陰謀の正体、などなど、見応えのある回であった。
このような物語に出会えたことを幸せに思うのだが、イサコが大変なことになってしまった。
次回がとても気になる。

【ヤサコとイサコ、危地を脱する】
前回、ヤサコとイサコは、死病に侵されたデンスケを助けるため、コイルスの空間を探し回っていた。
だが途中、新型サッチーに追い詰められてしまった。
するとヤサコは、自らの電脳体にオジジのお札を取り込み、新型サッチーに反撃。
二人は危地を脱した。

かなり憔悴した様子のイサコは、ヤサコに、暗号式とイマーゴについての説明不足を詫びた。
そして暗号式の危険性について、ヤサコへ説明を始めた。

ヤサコの電脳体に暗号炉が生成されたのは、ハラケン救出の時、イサコのてのひらから暗号式を受け取った時らしい。
暗号式は、電脳体に暗号炉を組み込み、イマーゴを通じて使用する。
だが、暗号炉がイマーゴと直結している場合、新型サッチーの攻撃を受けると無事では済まないという。そして暗号炉が深く繋がると、それだけ危険が増す。
そしてヤサコの暗号炉は、イマーゴと直結しているという。

イサコは、ヤサコに、「お前はまだ暗号炉の繋がりが浅い、これ以上いじるな」と忠告する。
素直にうなずくヤサコである。

【ダイチ、逃げ回る】
ダイチは新型サッチーから必死で逃げ回り、どうにかデンスケを守り抜いた。
ここら辺は久々にコミカルで面白かった。
そしてヤサコとイサコは、ダイチからデンスケを受け取った。

ヤサコとイサコは夕方まで、古い空間への「道順」を捜した。
だが、見つからない。
イサコは二手に分かれることを提案した。

するとヤサコは、不安そうな表情を見せた。
具合の悪そうなイサコを心配してのことだった。

「わたしは心配される側なのか?」と自嘲的な笑みを浮かべ、「わたしにもイマーゴはある」というイサコ。

心配そうな顔をしながらもヤサコが承知したのは、イサコへの信頼、そしてイサコのプライドを傷つけて嫌われたくないからだろう。

そしてヤサコとイサコは二手に別れ、コイルスの空間への「道順」を探し始めた。

【イサコ、ヤサコに隠し事】
あせるイサコの元へ、何と猫目から連絡が入った。
イサコは、猫目の裏切りに怒りの言葉をぶつけた。

だが猫目は、自分は裏切ってなどいないと主張。
そして、イサコの兄ノブヒコは生きている、「道順」を見つけたので、デンスケを連れて一人で来るように告げた。

やがてイサコは、ヤサコと合流した。
ヤサコは「道順」を見つけられず、憔悴した様子である。
イサコはヤサコに、「道順」を見つけたと告げるのだが、これが猫目からの情報とは言えなかった。

この時イサコは、兄を助けられると信じたかったのだろうが、ヤサコから目を逸らし、隠し事がとても辛そうであった。

【ヤサコとイサコ、コイルスの空間へ】
コイルスの空間は、小学校のあるビルの、博物館のフロアにあった。

ヤサコとイサコはビルへ入り、エレベータで目的のフロアへ向かった。
だが、エレベータの扉が開くと、イサコはヤサコへ、少し待つように言う。
イサコは葛藤する表情を見せ、「すまない」とつぶやくと、デンスケを奪い、ヤサコをエレベータ内に突き飛ばし、暗号式で扉を閉めた。

ヤサコは玉子へ連絡。
即座に玉子はエレベータの扉を開くべくアクセスする。

そしてヤサコは、イサコへ連絡を入れた。
繋がった。

犬は必ず助けるというイサコに、「そうじゃない、どうしてこんなことを?」というヤサコ。
イサコは、危険が予想され、危険に会うのは自分だけでいいと言う。
どうもイサコは、猫目の言葉は全面的には信じられない思っているらしく、ヤサコを危険に近づけたくないようである。

イサコはヤサコに話す。

「お前とは、友達になれたのかどうか、よく分からない。
わたしには、友達というものがよく分からないから…。
でも、こんなに近くまで来てくれた他人は、お前が初めてだ。
でも…やはり…わたしが住む世界は…進む道が違うんだ…。

人と人の間には、距離がある。
遠い距離が。
わたしと兄さんの間にも。
でも、ゆっくりと丁寧に捜せば、隔たりを繋ぐ道が見つかるかもしれない。
その道はすごく細くて、ちょっと目をそらすと、すぐに見失ってしまう。
だから、必死に目を凝らして捜さなくちゃいけないんだ。
道があることを信じられなくなったら、その道は本当になくなってしまうかもしれない。
だから、必ず道はあると信じ続けなくちゃならないんだ。

すまない。
今までの出来事は、多分全て私が原因だ。
この犬も、原川も、そして多分、葦原カンナも。

メガネで見えるものなんて、全てまやかしだ。
もうメガネなんて捨てろ。
そして、手で触れられるものだけを信じるんだ。
さもないとわたしのように、メガネに殺されるぞ。」

「さようなら」と言い残し、イサコは通話を切った。

イサコにとって別れの挨拶を言うことは、最大限の親愛の表現に思える。
そして、これまで友達がいなかったであろうイサコは、自分のヤサコへの感情を何と呼んでいいのか分からないのかもしれないが、これだけの言葉が出てくるのは、ヤサコをよほど大事におもっているからこそという気がする。

【イサコ、デンスケの治療を試みる】
イサコはコイルスの空間に辿り着き、出現させたデバイスにデンスケを置いた。

すると電脳空間上に青く光る鍵が出現。
この鍵をデンスケの首輪の鍵穴に入れて回すと、首輪は青い光の粒子となって消滅。
そしてデンスケの身体に浮いた斑の染みが消えていく。
イサコは、これでデンスケは助かると安堵した。

だが、デンスケの身体の表面に青く光る結晶が噴出。
結晶は光の粒子となって崩壊していく。
明らかに様子がおかしい。

「これはまるでキラバグ」とつぶやくヤサコ。
すると、これを肯定する猫目の声が響いた。

【猫目の告白】
イサコは猫目を問い詰める。

すると猫目は、真実を語り始めた。
コイルドメインでは、コイルスノードはキラバグの代わりに「通路」を開く燃料となるというのである。
猫目の目的は、デンスケを「通路」を開く燃料として利用することであり、デンスケを治療する気など最初から無かったのである。

デンスケを救おうとするイサコだが、障壁にはじかれてしまう。
そして周囲の空間が黒い染みに侵食されていく。
真っ黒な空間からヌルたちが次々と現れる。

猫目は言う。
イサコの兄・天沢ノブヒコは、肉体的には死んでいる。
但し、電脳体は「あっち」で生きている。
やっとお前はノブヒコに会える。

気が付くと、イサコの目の前には、「通路」が開いていた。

猫目は続ける。
これはミチコさんも喜ぶことであり、彼女はイサコに会いたがっている。
そして猫目は、ミチコさんと契約したと驚くべき事実を明かす。

猫目の目的は、「あっち」の存在を実証することだったようである。
イサコが「あっち」へ行き、兄と再会することは、現実世界でのイサコの死も同然である。
だがそれはイサコの本来の願いがかなうことであり、イサコにとって祝福すべきことだと、猫目は本気で思っているようである。

【イサコ、デンスケ救出】
イサコはデバイスを破壊、デンスケを救出した。
だがヌルに掴まれ、ひざをついてしまう。

デンスケはヨロヨロと走るが、出入口付近で倒れてしまう。
イサコは出入口の前に立ち塞がり、「通路」を閉じなければ自分の暗号炉を暴走させると猫目を脅迫する。

「そんなことをすればお前は死ぬ、ノブヒコに会いたくないのか?」
猫目はイサコの行動が心底不思議そうである。

【イサコ、思い出す】
玉子の遠隔操作により、ヤサコが閉じ込められているエレベータの扉が開いた。
ヤサコはエレベータを飛び出し、イサコの後を追った。

一方、玉子は、二人のいるビルへバイクを飛ばした。

ヤサコが辿り着いた先で見たのは、開いた「通路」。
瀕死のデンスケ。
そして、ヌルに取り囲まれたイサコ。

イサコは、自分自身が瀕死であるにも関わらず、デンスケを救えなかったことをヤサコに詫びた。
そしてイサコは、思い出したとヤサコへ言う。
イサコの兄の電脳体が分離したのは、実は幼いイサコが願ったことなのだと。
イサコは、兄と二人だけで暮らしたいと願い、ミチコさんがその願いをかなえ、兄の電脳体を「あっち」へつれていき、兄は戻れなくなったのだと。

イサコは最後に「逃げろ!」とヤサコに言うと「通路」に突撃、猛爆発が起きた。

だがヤサコの周囲にもヌルが次から次へと出現。
ヤサコはヌルに掴まれてしまい、電脳体が分離しかけ、へたり込んでしまう。

デンスケはヤサコを守るためヌルに飛び掛る。
が、ヌルは次から次へとデンスケに襲い掛かった。
やがてデンスケの声は聞こえなくなった。

ようやく玉子が駆けつけた。
新型サッチーも飛来し、ヌルの群れを次々と光線で消去していく。

玉子はコイルタグで、ヤサコの電脳体のズレを治した。
だがヤサコは、イサコの姿が見えないことに気付くと、ふらつく我が身を顧みず、通路の出現した場所へ踏み込んだ。

そこには、電脳体が生身の身体から分離し、全く動かないイサコが横たわっていた。
ヤサコは絶叫した。

視聴者も、このままでは治まらない気分である。

【予告】
病院のベッドに横たわるヤサコは無論気になるが、やはりイサコがどうなるのか、デンスケがどうなったのか、気になるところである。
「あっち」からのイサコ救出が行なわれるのだろうか。
またコイルスの空間ならば、コイルスのデバイスでデンスケを治療できるのであり、デンスケが生きているなら、まだデンスケを救う望みはあるのだろうか。
猫目の明かしていない謎も、まだありそうである。

次回に期待したい。

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電脳コイル 第23話「かなえられた願い」

デンスケを助けるためにコイルスの空間を目指すヤサコたち。 猫目はイサコに兄の存在をほのめかし、デンスケをコイルドメインに繋がせようとする…。 向こうへの扉を開くために――。 電脳世界と関わったために起きた

  • From: SERA@らくblog |
  • 2007/11/12(月) 22:14:05

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