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電脳コイル 24話「メガネを捨てる子供たち」

  • 2007/11/18(日) 14:48:51

【感想概略】
今回の主役もヤサコであり、夜の学校での事件で魂が麻痺したようになりながらも胸の痛みをかんじるヤサコ、フミエのヤサコへの友情の厚さ、ヤサコを案じイサコ回復のため奔走する玉子、などなど各キャラクターが魅力的に描かれ、イサコの家庭の事情が明らかとなり、イサコに施された電脳医療の謎、カンナのメガネの情報の謎、ヤサコの過去の謎、などなど恐らく最後の鍵となるであろう謎が浮上し、おもしろかった。
次回、ヤサコの過去とイサコの電脳体救出の行方に期待したい。

【病院のヤサコ】
ヤサコは、病院のベッドで意識を取り戻した。
付き添っていたヤサコの母は、ヤサコの意識回復に安堵の表情を見せ、医師の元へ走った。
すると玉子が現れ、ほっとした様子を見せる。

だが、ヤサコの表情は虚ろで魂が抜けたようである。
電話をかけてきたフミエは、涙声でヤサコの無事を喜び、デンスケの死を伝え、ヤサコを一生懸命元気付けようとする。
が、ヤサコには実感が湧かない。
ただ唯一、イサコの安否を玉子に尋ねた時だけは、ヤサコは必死の形相を見せた。

間もなくヤサコは退院した。

【親たち、メガネを取り上げる】
イサコの入院は、夜に学校へ忍び込んでメガネ遊びをしていて、階段から落ちた、ということになっていた。

この事件をきっかけに、多くの親たちが子供からメガネを取り上げた。
フミエの母も、ダイチチも、子供を怒鳴りつけ、問答無用で没収する。

【ヤサコの母、ヤサコを諭す】
ヤサコの母は、他の親と少し違った。
ヤサコの母は、ヤサコの肩に手を回し、そのまま抱き寄せた。
抱きしめたまま、ヤサコの母はヤサコに語りかける。

「お母さんの身体、あったかい?
やわらかい?
ちょっと痛い?
こうして触れるものが、あったかいものが、信じられるものなの。
ぎゅっとやると、ちょっとくすぐったくて、ちょっと痛いの。
それが生きてるってことなの。
メガネの世界には、それがないでしょ?
戻ってきなさい。
生きている世界に。
あったかい世界に。」

「メガネはもうお終い」とやさしく諭す母。
「うん…」というヤサコ。
だが、必ずしも納得していない様子である。

【フミエたち、ヒマを持て余す】
メガネを取り上げられたフミエ、アイコ、アキラ。
そして元祖黒客のダイチ、デンパ。
5人は土手で退屈そうにしていた。

あまりメガネを使っていなさそうなアイコだが、メガネを取り上げられる時は抵抗したようであり、かなりショックを受けているのはちょっと意外である。

そこへ黒客のナメッチとガチャギリが合流。
やはりメガネを取り上げられていて、元気がない。

いつもクールなガチャギリも、本気の親には逆らえない子供なようで、可愛らしかった。

「敵」同士である元祖黒客と黒客であるが、メガネがないとケンカする気にもなれないというダイチ。
7人は全員でため息をつくのだった。

【玉子、病院のイサコに辿り着く】
玉子は、イサコの意識を回復させるため奔走する。
今のところ、状況は思わしくない。
まず、イサコの電脳体のリンクは全て切れている。
そもそもイサコがどこに入院しているのか分からず、猫目に尋ねても知らないという。
だが、猫目を尾行することでイサコの入院先を突き止めた。
「やはり嘘か…」とつぶやく玉子。

そしてイサコの病室の番号は「4423」。
そこで玉子は、イサコのおじと出会う。

病室のベッドには、無防備な寝顔のイサコ。
剥き出しのイサコの左腕には、大きな傷があった。

玉子は、イサコのおじにこれまで起こったことを全て話した。
だが、おじは特に驚かない。
既に何かを知っているようである。

おじは、イサコの家庭の事情を玉子に語った。

イサコの兄ノブヒコは、既に死んでいた。
イサコの父は、イサコが幼い頃に他界。
さらに母親が入院することになり、おじ夫婦がイサコと兄ノブヒコを預かることになった。

ところが引越しの日、イサコとノブヒコは交通事故にあい、二人とも意識不明となった。
この時治療を担当したのが、ヤサコの祖父・小此木先生であった。
この時、イマーゴによる治療を行なったらしい。
そしてイサコだけは意識を取り戻したが、その時の記憶は思い出せなかった。

玉子は、ノブヒコはその時どうなったのか尋ねるが、イサコのおじはメガマス社との契約で言えないという。
イサコのおじは、「ニジュウニ」という言葉を玉子に伝えた。
今はこれしか言えないのだと。

【フミエ、ヤサコに声をかける】
夕暮の土手で、デンスケの映る小型端末を眺めるヤサコに、フミエが声をかけた。
フミエと歩くヤサコ。
フミエは、何とかヤサコを元気付けようと一生懸命である。
一方ヤサコは虚ろな表情で、デンスケが死んだという実感が湧かない、イサコのことも、という。
ただこの辺が痛いと、ヤサコは胸を押さえる。

その時ヤサコは犬の鳴き声を聞き、デンスケの声が聞こえたと血相を変えた。
ヤサコは声の聞こえる方へ急ぐが、土手のフェンス越しに目に映ったのは、デンスケとは似ても似つかぬ現実の犬だった。

ヤサコは改めてデンスケを失った喪失感に襲われ、金網を掴んでひざをついた。
フミエは、何も言えなかった。

【ヤサコ、マユミに会いに行く】
夜。
ベッドの中でヤサコは、デンスケの映った小型端末を握り締め、「手で触れられるものだけが本物」という母の言葉に自問自答する。
イサコも同じことを言っていた。
何が本物で何がまやかしなのか?
一瞬、「これからは触れられるものだけを信じよう」と心につぶやく。
が、ヤサコはデンスケの映った小型端末を決して離そうとしない。

手で触れられないものは本物ではないのか?

そしてヤサコは、胸の痛みは本物だと思った。
この胸の痛みをかんじる方向に、本当の何かがある。

翌朝。
ヤサコは、祖父の電脳メガネを持ち出し、学校へは行かず、以前住んでいた金沢へ向かった。
転校前は最も仲の良い友人であったマユミに会うためである。
だが、目的はイサコの電脳体救出と無関係ではないだろう。

以前玉子に見せられたハラケンの描いた絵「4つのマンホールがある場所」は「はざま交差点」にあるそうなのだが、どうもこれがマユミと不仲となったことと関係があるらしい。

【玉子、カンナのメガネの情報に気付く】
玉子はなおもイサコの意識回復のため、精力的に活動。
記録にあるコイルドメインは全て消滅、残るは都市伝説にある「はざま交差点」くらいかと頭を痛める。
八方塞かと思えたが、玉子はカンナのメガネにある情報が含まれていることに気付き、何者かに連絡を入れる。
その時、ハラケンが目を醒ました。
そしてハラケンは、疲れて眠りこけている玉子のメガネを持ち出して姿をくらます。
ハラケンは「はざま交差点」へ向かったのだろうが、何のためだろうか。

そして、ハラケンとヤサコの出奔を知った玉子はバイクを飛ばす。

【猫目とタケルの朝食】
同じく朝。タケルの朝食を準備する猫目。
タケルは猫目に尋ねる。
自分たちのやっていることは本当に父の名誉のためになるのだろうか

カンナの死は、猫目が原因だった。
1年前、「通路」を開いた時、カンナが近くに現れ、電脳体が分離した。
自動車の電脳ナビは電脳体をよけて現実のカンナを轢いてしまった。
そしてカンナもイマーゴを持っていたという。

タケルはカンナの死に今でも心を痛めている。
一方、猫目は仕方の無かったことと割り切っているようである。

「ぼく、兄ちゃんのためなら何でもするよ」というタケルが健気である。

そしてタケルに、学校には病欠と届けたという猫目。
猫目とタケルの行き先は、ヤサコと同様金沢だろうか。

【フミエ、ヤサコをかばう】
小学校の旧第一小のワルガキたちは、ヤサコの欠席を「駆落ち」と囃していた。
ハラケンと駆落ちしたと言いたいのだろうか。

フミエはヤサコの名誉を守るため、ワルガキたちを注意する。
するとワルガキたちは、フミエの手首を乱暴に掴み、「お前なんかメガネがなけりゃ何にもできないくせに!」と凄んだ。
髪の毛を引っ張られ、涙ぐむフミエ。
デンパは意地悪しないよう抗議するが、ワルガキたちはデンパを突き飛ばし、声を荒げて凄むばかりである。
アイコも抗議するが、全く聞く耳を持たず、怒鳴り声を上げるワルガキたち。

そこへダイチ登場。
ワルガキたちに背負い投げを決め、「こっちの生徒に手を出すな!」と一喝した。
意外と頼りになるダイチだが、チャックが開いていることをナメッチに指摘されるのだった。

ヤサコのために怒れるフミエは何ていい子なんだろう、ヤサコは何ていい友達に恵まれたんだろうと思った。
そして、自分だって怖いだろうに、フミエのため身体をはるデンパとアイコは何ていい子達なんだろうかと思った。

【ヤサコ、マユミと再会】
金沢に着いたヤサコは、かつての母校の前に辿り着いた。
そしてヤサコはマユミの留守電に、「会いたい、あなたがわたしをいじめていたなんて、もう思っていない」というメッセージを残す。
すると背後から「いじめていたのはあなたの方じゃない?!」という声。
振り向くと、つり目の少女が、怒ったような表情で立っていた。

【予告】
予告映像を見ると、ヤサコは前の学校で、多くの女子からイジメにあっていたようである。
まずヤサコとマユミの再会の続きが気になるところである。
また、真っ暗な電脳空間にイサコが一人立ち尽くしていたが、イサコの電脳体がどこかにいて、現実の身体に戻れば意識は回復するということだろうか。
次回に期待したい。

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電脳コイル 第24話「メガネを捨てる子供たち」

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  • From: SERA@らくblog |
  • 2007/11/20(火) 17:47:08

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