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電脳コイル 25話「金沢市はざま交差点」

  • 2007/11/26(月) 23:58:27

ヤサコ、イサコ救出のため「通路」の向こうへ!
玉子とハラケン、ヤサコに全面協力!
猫目、目的のためならヤサコ抹殺も辞さず!
「ミチコ」登場、イサコの取込み、ヤサコの排除を画策するその真意は?!

【感想概略】
今回も含め残すところ後二話なのであるが、ヤサコの内面、イサコの内面、それぞれの過去とあらたな秘密、猫目の真の目的、最終強化型サッチーと新型サッチーの大空中戦、などなど、おもしろかった。
次回にも大期待である。

【ヤサコ、マユミと再会】
前回、ヤサコはイサコ救出のため金沢市のかつての母校を訪れ、かつての友人マユミに連絡を入れた。
だが、なかなか応答してもらえない。
すると目の前に、マユミ本人が現れる。
ヤサコはマユミに、友だちの命がかかっている、はざま交差点の場所を教えて欲しいと訴えた。

だがマユミは、ヤサコの言葉の一つ一つを批判する。
かつてマユミが嘘つき呼ばわりされた時、ヤサコは周囲に同調し、マユミから離れた。
それも含め、マユミはヤサコを許せない。

「それって本当に友だち?
わたしの時と同じで、あなたが友だちのふりしているだけなんじゃないの?
あの時は、聞きたくないって言ったくせに。
みんなと一緒に、わたしのこと無視したくせに。
あなたはいつだってそう。
表向きはいい顔して、裏では友だちを呼び捨てしたりしている。
ずっと、ずっと、あなたのそういうところ、嫌いだった。
優しいふりして、でも困った時には助けてくれなかった。 」

ヤサコを否定し、ヤサコを許さず、ヤサコを拒否。
自分で何とかしたというマユミは、あなたもそうして、と言い残し去った。

ヤサコは、マユミがイジメにあった時の自分自身の振る舞いを、かなり後悔しているように見える。 だからこそ、イサコがイジメにあったとき、自分自身もいじめられることを省みず、イサコの味方をしたのではないか。

【玉子とハラケン、合流】
ハラケンは、ヤサコを追って金沢駅に辿り着いた。
ハラケンの目的は、「はざま交差点」へ行こうとしているヤサコを止めることだった。
が、ヤサコのメガネを追跡しきれない。

すると背後に、玉子が出現。
何とサッチーを引き連れている。
「わたしをなめるんじゃないわよ!」と怒鳴る玉子である。

ハラケンは、子供たちのため奔走し疲れ果て眠りこける玉子から、黙ってメガネを持ち出した。それにハラケンは病み上がりである。
これではハラケンは、玉子に怒られ、連れ戻されても仕方のないところである。

だが、玉子は苦笑いをすると、より的確にヤサコのメガネを追跡できるようアドバイスした。
そして玉子は、ヤサコの安全確保、そしてイサコの電脳体救出のため、ハラケンとともに、ヤサコの行方を追うのである。

【ヤサコ、「はざま交差点」へ】
ヤサコは自力で「はざま交差点」を探す。
胸の痛みのする方向へ急ぐヤサコ。
その胸は、暗号炉で青白く光っている。
イマーゴ機能によって、ヤサコの心が電脳体に反映されているのだろうか。

そして、ヤサコは「通路」の間近に辿り着いた。
その脇には、何とヌルが立っている。
これまで出会ったヌルは、どれも皆いきなり襲い掛かって来たが、このヌルは紳士的である。

実はヌルの正体は、電脳コイル現象を利用して「あっち」へと意識を送り込む電脳の乗り物「ヌル・キャリア」なのである。ヤサコの目の前のヌルこそ、ヌル本来の姿なのだろう。

このヌルは、ヤサコを小此木先生と呼び、「試験領域」へアクセスするか尋ねてきた。
ヤサコが祖父の電脳メガネをかけているためであった。
ヤサコは、ヌルにエスコートされ、「通路」を通った。

【サッチー、「通路」へ突入】
はざま交差点に辿り着いた玉子とハラケン。
だが既にヤサコは「通路」の向こう側へ行った後だった。

ハラケンは、ヌルに触って電脳体を分離させようとする。
だが、ヌルに触れることができない。
正常に動いている「ヌル・キャリア」が電脳コイル現象を発生させるのは、コイルスのメガネに設定されたアクセス権を持つ者だけなのである。

その時、2機の新型サッチーが飛来、「通路」へ突入していった。
即座に玉子はサッチーにお札を貼り、「通路」へ突入させた。

玉子は表情を緊張させ、確信する。
本社は、イマーゴと電脳コイルの存在が世間に知られることを恐れ、ヤサコもろとも空間を消す気なのだと。

【ヤサコ、赤いサッチーと合流】
「通路」の向こう側には、広大な無人の街が広がっていた。
ヤサコは、胸の痛みのする方へ、イサコのもとへ向かう。

すると猫目の操作する新型サッチーが2機、飛来。
猫目は凶悪な笑みを浮かべ、新型サッチーでヤサコへ発砲。
ヤサコは暗号式を放ち、新型サッチー1機を大破させ、逃走を続けた。

即座に猫目は、新型サッチーの手動修復をタケルに指示。
もう一機で執拗にヤサコを追う。

そこに赤いサッチーが出現。
新型サッチーを攻撃、光線で一機を撃破した。

サッチーからは、ハラケンと玉子の声が呼びかけてきた。
二人の声に、ほっとした表情のヤサコである。

ハラケンの顔は、これまでのどこか思いつめたような表情ではなく、本来の自分らしさを取り戻したような表情である。 これまではカンナの死に自責の念を抱いていたが、カンナ自身からカンナの気持ちを伝えられたためかもしれない。

【ヤサコ、サッチーで空へ】
サッチーは、ヤサコを体内に取込むと、スピードを上げ、そのまま離陸。
指を羽に、ボディを流線型に変形させ、大空へ舞い上がった。
このサッチーを持ち出す時、色々改造したという玉子である。

イサコにもらった胸の暗号が教えるというヤサコ。
ヤサコは、胸の痛みをかんじる方向へ、サッチーを飛行させる。

【イサコ、鳥居の階段を上る】
イサコは、鳥居の林立する山の斜面の石段に立ち尽くしていた。
山の上の方から、イサコを呼ぶ兄の声が聞こえる。
イサコは、階段を上り始めた。

イサコは、兄と過ごした幼い日を思い出す。
幼いイサコは兄に訴える。
「お母さん、ときどきこわいの。
わたしをぶつの。 」

兄ノブヒコは、涙ぐむイサコを勇気付けた。
そして勇子に、兄だけが呼ぶ秘密の名前「イサコ」を与えた。
これが、イサコがその名で呼ばれると怒りの色を見せる理由のようである。

【ミチコ、姿を現す】
イサコは階段を上る。
もうすぐ兄に会えると思うと、自然と笑みが浮かぶが、その表情はどこか儚げである。

一方、ヤサコは胸の痛みにイサコの存在をかんじ、イサコの名を呼ぶ。
ヤサコの叫びは、イサコに届いた。
不思議そうに振り向くイサコ。

すると、謎の声がイサコに、迷わずそのまま進めと囁く。

間もなくイサコの前に、黒い影が現れ、兄の声でイサコを迎えた。
イサコは嬉し涙をにじませ、黒い影に駆け寄った。
この時、ヤサコの声を聞いたことは、イサコの頭から吹き飛んでいただろう。

謎の声は、イサコに語りかける。
「この世界は、もうすぐ滅ぶはずだった。
あちこちが壊れ始め、わたしも兄弟たちも、みんな死んでいく運命だった。
猫目が、この世界を守るために何が必要か教えてくれた。」

いつの間にか、イサコの背後には、亡霊のような髪の長い女性が立っている。
彼女こそ、ミチコである。

【空中戦!サッチーVS新型サッチー】
空飛ぶサッチーを、猫目の新型サッチーが襲う。

赤いサッチーをポンコツ呼ばわりする猫目は、サッチーに光線を連射。
かわしきれず赤いサッチーは被弾、機体後部から炎を上げた。

が、赤いサッチーは高度を下げながらも反撃。
新型サッチーに直撃弾を浴びせた。
そして赤いサッチーは一時着地し、ヤサコを降ろすと、再び空に舞い上がった。

直撃を受け、身動きの取れない猫目の新型サッチー。
だが猫目は、さらに大技を繰り出そうとする。

が、技を放つ直前の一瞬を突き、赤いサッチーが急接近。
両腕で新型サッチーを捕まえた。
滅茶苦茶に光線を乱射する新型サッチー。
だが、赤いサッチーは決して離さない。

赤いサッチーは、敵機を掴んだまま街外れに落下、敵機もろとも大爆発をおこした。

【タケル、離反】
ヤサコを取り逃がし、舌打ちする猫目。

そして猫目は、新型サッチーが何者かの干渉を受けたことに気付き、タケルを問い詰めた。
だが逆にタケルは、猫目に、ヤサコを殺すつもりだったことを指摘する。
猫目は、少し後ろめたそうにタケルの言葉を認めるが、父と母のためだと開き直った。

猫目は、怒りに声を震わせ、メガマス社への怨みを叫ぶ。
イマーゴを開発し、世界で初めて、集合的無意識を電脳空間化した父の研究成果を、メガマス社は奪い、捨てた。

父の名誉を回復する、それが病気の母を救う道なのだと叫ぶ猫目だが、同時にメガマス社への激烈な復讐心と激しい憎悪を隠さない。
「あっち」を維持するため、イサコをミチコへの生贄にしたという猫目。
さらに猫目は、無関係の人間を犠牲とする恐るべき復讐計画を、狂気の笑みを浮かべ嬉々として語る。

猫目のあまりの悪逆さに、タケルはとうとう逃げ出した。

【イサコとミチコ】
山の上には、小さな祠。
穏やかな表情でブランコに腰かけるイサコ。
そしてイサコの背後には、黒い影が無言で立っている。

この黒い影、先ほどはイサコの兄ノブヒコの声で呼びかけたのだが、以後全く無言である。
そして、少し離れたところには、幼いイサコが兄に髪を結ってもらっている。

この空間は、イサコが「幸せだった…と思う」という過去を映し出しはするが、兄と言葉を交わすことはできないらしい。

髪をなびかせ佇むミチコは、イサコに囁く。
「この空間が何のためにあるのか、なぜ生まれたのか、それは私にもわからない。
でも、あなたがここで、お兄さんと幸せに暮らすことで、この空間は守られる。
永遠に…。 」

イサコにとって、今ここにいるのは、「兄」と自分と、そしてミチコだけ。
イサコに嫌な思いをさせるものは、何も無い。
この世界こそが、イサコが安らげるただ一つの場所のようである。

だが、ヤサコが鳥居の階段に辿り着き、上り始めると、幼いイサコが何かに気付いた。
イサコも何かに気付く。

階段を上るヤサコは、イサコの存在をかんじ、呼びかけた。
そしてイサコも、ヤサコが呼ぶ声に気付く。

ヤサコの声にただならぬ執着を見せるイサコに、ミチコは囁く。
「あれは、あなた達の幸せを壊す声。 」

ヤサコは階段を駆け上がるほどイサコの存在を強く感じ、イサコに呼びかけた。
腰かけていたイサコは立ち上がり、ヤサコの声に向かって歩き出す。

すると、空間が軋み始めた。
景色が滲み、亀裂が入った。

この空間は、イサコの自発的意志によって維持されるらしい。
そして、イサコの心がヤサコへ向くと、崩壊をはじめるようである。
この空間にとって、イサコとヤサコはよほど特別な存在であるらしい。
だからミチコは、イサコの心を繋ぎとめようとし、イサコがヤサコを憎悪するよう仕向けるのだろうか。

【ヤサコを憎め、拒め】
ミチコは、イサコの心がヤサコへ動いていくことを制止する。
「勇子、勇子…。どこに行くの?
この空間が壊れたら、あなたのお兄さんも死んでしまうの。
勇子、あなたはこの世界を守らなくてはならない。
あの女は、お兄さんと幸せに暮らせるこの世界を、壊そうとしているのよ。 」

「なぜ、そんなことを… 」
呟くイサコは、ミチコの言葉を、ヤサコが自分と兄との幸せを破壊しようとしているという話を、信じ切れない様子である。

するとミチコは、幼い日のヤサコとノブヒコの映像を、イサコに見せる。
ノブヒコから秘密の名前を与えられるヤサコ。
ノブヒコの頬に口づけするヤサコ。

ミチコは囁く。
「あなたがお兄ちゃんを取られたくないという気持ち。
あなたがあの子を憎む気持ち。
その気持ちから、わたしは生まれたの…。
この世界だけが、あなたを優しく包んでくれる。
あの子は、それを壊そうとしているもの。」

イサコは、兄と幼いヤサコの映像を茫然と眺める。
そしてイサコは、ミチコの言葉を信じ、受け入れた。
だが、その表情に悲壮さはあっても、かつてのような不敵さも凄みも見られない。

【イサコ、ヤサコを拒絶】
ヤサコは必死に、一緒に帰ろうとイサコに訴える。
だがイサコは、ヤサコに拒絶の言葉をぶつけた。

「来ないで!帰って!
わたしの居場所はもう、ここしかないの。
もどっても、わたしはお兄ちゃんを死なせたバカな妹になるだけ…。
ここでお兄ちゃんと暮らすの。 ずっと…。
もう来ないで。
大っ嫌い! 」

イサコはヤサコを、涙ながらに拒絶した。
だが、以前のイサコは絶対に弱みを見せず、本心を決して明かさなかった。
イサコが感情を露わにしたのは、ヤサコになら自分の心をさらけ出してもかまわないという気持ちが心の底にあるからに思える。

一方ヤサコは、ミチコの存在に気付いた。
ミチコの声に耳を傾けないよう、必死でイサコに訴える。

間もなく、階段が崩壊をはじめた。
崩れ去った空間は、真の闇と化す。

足元から闇に侵食される空間を、ヤサコは走った。

【イサコ、ヤサコを拒んだが…】
ブランコに腰かけ、すすり泣くイサコ。
兄と幸せに、永遠に暮らせる世界を守ったはずなのに、何故泣くのか。
兄との幸せな暮らしを奪うはずのヤサコを憎み、ヤサコを拒んで何故悲しむのか。
ヤサコを拒絶してしまったことに、イサコは深く傷ついているように見える。

悲しむイサコに、ミチコは囁きかける。
「これでよかったのよ。
これはあなたが、「勇子」が望んだことなのよ…。
ここで一緒に暮らしましょう。
三人で、永遠に。 」

だが、イサコはつぶやく。
「違う…。何かが、違うわ…。 」

【イサコのおじ、メガバアを訪ねる】
玉子の目の前で、ヤサコの電脳体のリンクが全て途切れた。
メガバアに連絡し、必死で打開策を探る玉子。

その頃、イサコのおじが、メガバアの元を訪れた。
イサコのおじは、「通路」の向こう側に広がる空間について話があるといい、イサコとノブヒコの入院資料を提供する。

資料に目を通し、メガバアは意外な事実に気付く。
ノブヒコの患者番号は「4222」であり、交通事故直後に死亡していた。
そして、患者番号「4223」は、イサコ。
「4423」とは、何とイサコ自身だったのである。

一方、イサコはつぶやく。
「思い出した。わたしはお兄ちゃんとさよならするはずだった。それなのに…」

【ヤサコ、幼い日の記憶に再会】
ヤサコは、闇の中を走り続けた。
そして辿り着いた場所は、何と、改築前のメガバアの家である。
ヤサコの目の前には、幼い日の自分自身の記憶の光景が、再現されていた。

祖父の葬儀の日。
デンスケとの出会い。
謎の少年「4423」との出会い。
闇に襲われ、逃げたこと。
迷子になり、デンスケと歩く幼いヤサコ。
そして、幼いヤサコと歩くイリーガル。
イリーガルは言う。
「わたしは、『4423』を…、『天沢勇子』を捜している… 」


【予告】
ヤサコとイサコの二人の物語は、どのような結末を迎えるのか。
いよいよ次回、最終回が楽しみである

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電脳コイル 第25話「金沢市はざま交差点」

痛みの先に答えがある――。 金沢市に帰ったヤサコは、はざま交差点からコイルドメインへ。 胸の痛みが指し示す先にイサコがいる…。 イサコと4423、ミチコとの関係――コイルドメインができた理由は。 いよいよ

  • From: SeRa@らくblog |
  • 2007/11/27(火) 19:28:46

電脳コイル 第25話「金沢市はざま交差点」(感想)

こちらは感想です。内容は前半・後半。(少し追記しました)いじめていたのはあなたの方だと言ったマユミ。マユミがはざま交差点を見つけたことが悪い噂となって流れたようです。ヤサコがつい話してしまったのかも知れません。マユミがヤサコに助けてもらいたかった時、ヤ...

  • From: からまつそう |
  • 2007/11/29(木) 09:10:03

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