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機動戦士ガンダムOO 11話「アレルヤ」

  • 2007/12/15(土) 23:58:09

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【あらすじ】
アレルヤ、人革連・超兵機関への武力介入をスメラギに進言!
ソレスタルビーイング超兵機関への武力介入開始!

【感想概略】
今回はアレルヤが主役のお話である。
過去の記憶に苦しみ葛藤するアレルヤ、前回の苦戦に落ち込みまくりのスメラギ、実は情に厚い側面を垣間見せた刹那、自分以外の者がマリナをいじめることを許さないシーリン、セルゲイ中佐の見せる良識、などなど、各人物の内面と同時に、超兵機関の実態が描かれ、おもしろかった。

【ガンダム鹵獲作戦失敗の波紋】
前回、人革連・特務部隊とガンダムが衛星軌道上で激戦を繰り広げた。
そして今回、衛星軌道上を漂うデブリから、ユニオンはこの事件を察知、その情報はグラハム中尉とその部下たちにも伝えられた。。
この戦闘で少なくともティエレン20機が撃破されたとの知らせに、部下たちは驚嘆の色を見せる。
一方、グラハム中尉は闘志を燃やすのである。

さらにユニオンでは、エイフマン教授とビリー・カタギリが、ガンダムの動力機関の秘密に迫りつつあったが、その実態の一端に驚嘆を隠せない様子である。

一方、人革連のセルゲイ中佐は、ガンダム鹵獲作戦の失敗により何らかの処罰を受ける覚悟をしていた。
だが上官は、軍上層部でのセルゲイ中佐への評価は変わらず、処罰も無ければ辞表も受け付けないという。そして、人革連の上層部がユニオンと接触を図っているとセルゲイに告げる。

【ティエリア、スメラギに八つ当たり】
前回、プトレマイオスは、ガンダム鹵獲を狙う人革連特務部隊の大兵力の襲撃を受け交戦。
敵将セルゲイ中佐の采配に翻弄されたが、激戦の末、プトレマイオス及びガンダムは、どうにか敵軍を退け、危地を脱した。

そして今回、プトレマイオス艦橋に乗り込んできたティエリアは、この件はスメラギの責任だと非難。
スメラギは謝罪するが、ティエリアは許さない。

だがロックオンは、ナドレの姿を晒したのはティエリアの責任、スメラギの責任だけを追及しても問題解決にはならず、あの大兵力を相手に死者が出なかっただけで十分ではないかと指摘。

すると、ティエリアはぷいっとそっぽを向いて出て行ってしまった。

ティエリアの剣幕に、プトレマイオスクルーたちはドン引きである。
だが、わざわざ八つ当たりに来るなんて生真面目で可愛いと、ティエリアに理解を示すロックオンである。

【アレルヤ、超兵機関への武力介入を進言】
アレルヤは前回、ティエレンタオツーと交戦、敵パイロットは強化改造された人間と気付き、人革連では未だに人間を改造して兵士とする「超兵計画」が続いていることを確信した。

超兵機関は「紛争を幇助する団体」であり、間違いなく、ソレスタルビーイングの武力介入の対象である。だが、超兵機関を攻撃することは、「戦闘用に改造された」というだけで何の罪も無い少年少女たちに銃を向け、虐殺することを意味する。

苦悩するアレルヤに、アレルヤの中のもう一つの人格「ハレルヤ」は言い放つ。
迷わず超兵機関を潰せ。
超兵計画を推進する関係者たちを殺せ。
そして、超兵に改造された罪の無い少年少女たちも、全員殺せ。

アレルヤは、国家権力による非人道行為の被害者である自分の同類たちを殺すことに、どうしても納得できない。
アレルヤは、少年少女たちを何とか保護する道を模索しようとする
するとハレルヤは問う。
戦闘用に改造された人間に、どんな未来がある?!
お前がソレスタルビーイングへ来たのは、戦うことしか出来ないからだ。
それが俺たちの運命だ。

思わず叫ぶアレルヤ。
すると、いつの間にか刹那が後に立っていた。
少し驚くアレルヤに、刹那は「どうした?」とちょっと心配そうに尋ねた。
「何でもないさ」と誤魔化すアレルヤである。

刹那は、口下手で言葉によるコミュニケーションが苦手なため、血も涙もないと誤解されがちだが、実は情に厚く、仲間思いのいい子なんじゃないかと思う。

間もなくアレルヤは、スメラギに超兵機関への武力介入作戦を進言した。
それはアレルヤにとっては、自らの過去を、そしてハレルヤのことも全てスメラギに明かすことを意味していた。
神妙な顔のスメラギは、「本当にいいのね?」と尋ねる。
だがアレルヤは、揺らぐ様子を見せない。
これを受けてスメラギはこの作戦案を了承、実行へ移すのである。

二人の会話をティエリアは聞いていた(盗聴?)。
アレルヤの正体を知るティエリアだが、この時、瞳が金色に輝いていた。
ティエリアは一体何者なのか。明かされるのが楽しみである。

【アザディスタン王国にて】
アザディスタン王国では、マリナ皇女が、国連大使アレハンドロ・コーナーと対面していた。
側には、シーリンが立っている。

シーリンは、公にはマリナの侍女でしかなく、そもそもアザディスタン王国は、女性の政治参加を禁止している。
理不尽な理由から、シーリンは同じテーブルにつくことを許されず、座ることすら許されない。

コーナーは、太陽光発電の受信アンテナ建設現場をマリナが訪れることを提案。
するとシーリンは、「暗殺されるためにですか?」と鋭い言葉を浴びせる。

いつものシーリンは、マリナに意地悪を言ってばかりである。
マリナはシーリンに意地悪を言われると、そんなこと言わないで…といい、すがるような目をシーリンに向ける。
マリナとシーリンはまるで、姉にどんなに意地悪を言われても、姉が大好きで深く慕い続ける妹と、妹を誰よりも愛し、妹の傷ついたすがるような目が可愛くて意地悪ばかり言ってしまう姉のようである。
そんなシーリンだが、マリナを危険に晒すことは許せないようである。

さらにシーリンは問う。
中東にはエネルギー不足に陥っている国は数多いというのに、なぜ国連はアザディスタンだけを支援するのか。
何か裏があるのではという疑念を抱くシーリンである。

するとコーナーは笑顔で答える。
国連がアザディスタンを支援するのはあなたたちに要請されたからであり、国連はアザディスタンをエネルギー問題に苦しむ中東諸国を救済するモデルケースにしたいと考えている、と。

確かに表向きはコーナーの言う通りである。
だが、シーリンの目から険しさは消えない。

【エクシアとデュナメス、紛争へ武力介入】
ソレスタルビーイングは、再び紛争への武力介入を開始した。
南アフリカの国境紛争地域では、デュナメスとエクシアが武力介入を実行。
エクシアは、陸戦用MSアンフの群れに斬り込み、刀剣でアンフを次々と斬り捨てる。
エクシアに敵MSの注意が集中すると、少し離れた丘の上からデュナメスが狙撃を開始。
狙撃と斬撃で、敵MSを次々と撃破していく。

【アレルヤ、超兵機関へ武力介入】
一方、宇宙では、キュリオスとヴァーチェが、武力介入作戦を開始した。
標的は、人革連のスペースコロニーに設けられた超兵機関のビルである。

迎撃の敵MSにヴァーチェが応戦。
そしてキュリオスはスペースコロニーのセキュリティをたちまち解除し、難なくコロニー内へ侵入した。
コロニー内での重火器の使用は、コロニー在住者の死を意味するためか、敵の反撃はない。
キュリオスはあっさりと超兵機関ビルに辿り着き、ミサイルランチャーを向けた。

だが、ビル内に同類の存在をかんじたアレルヤは、撃つ事が出来ない。
どうにか同類の少年少女たちを保護できないかと思案するアレルヤに、ハレルヤは言い放つ。

どうやって保護する?
施設から逃げたお前が、まともに生きてこられたのか?
できもしないことを考えるな。

このままでは、彼らがあまりにも不幸だ、今は不幸をかんじてなくてもいずれ自覚するようになる、彼らは生きているというアレルヤを、ハレルヤは嘲笑する。

施設にいる奴らは、自分を不幸とは思っていない。
ティエレンに乗っていた女が、自分を不幸とかんじていると思うか。
自分の考えを、相手に押し付けるな。
そして奴らは、いつか俺たちを殺しに来る。

お前の優しさは、自己満足のための偽善だ。
俺は他人など、どうでもいい。
俺は、俺という存在を守るために戦う。

言葉に詰まるアレルヤに、「では何故お前はここへ来た?殺しに来たんだろう?」と問うハレルヤ。
「ガンダムマイスターとして…」と弱弱しく答えるアレルヤに、ハレルヤは言葉の刃で斬り付ける。
立場で人を殺すのか?!
引き金くらい感情で引け!
自分のエゴで引け!

アレルヤは、超兵機関ビルへミサイルを猛射。
巨大なビルは直撃弾を無数に浴び、紅蓮の炎に包まれ、業火の中で跡形も無く崩れ落ちた。

そしてスメラギは作戦成功を受け、超兵機関の情報をマスコミにリークする指示を出すのである。

キュリオスは作戦を完遂し、帰還する。
ハレルヤは、「それでこそ俺の分身」と高笑いをあげるが、その頬を涙が伝っていた。
実はハレルヤが憎悪し殺意を抱くのは、利益のためには争いも辞さぬ者、そして無批判に国家権力を肯定する者かもしれず、今回の改造兵士大量虐殺は、ハレルヤとしては精一杯の慈悲だったのかもしれない。

【アレルヤ、スメラギと乾杯】
作戦終了後、スメラギの自室を訪れたアレルヤは、相変わらず飲酒中のスメラギに一杯所望した。
だがスメラギは、アレルヤは未成年だと言い、頑として許さない。
するとアレルヤ、先ほど20歳になったとちょっと照れたように笑う。
スメラギは笑うと、アレルヤに琥珀色の液体の注がれたグラスを渡し、乾杯する。
誕生日を祝うスメラギに、アレルヤは礼を言う。
だが、何故こんな苦いものを?と腑に落ちない様子である。

スメラギは「そのうち分かるわよ、きっとね」と小さく笑うのであった。

【セルゲイ中佐、技術者を拘束】
セルゲイ中佐は、ソレスタルビーイングが超兵機関への武力介入を決行との報告を受けた。
だがセルゲイ中佐は、ソレスタルビーイングを非難しきれない様子である。

そしてセルゲイは、配下の超兵機関技術者を拘束した。
この技術者、アレルヤの存在に気付きながら、保身のため、アレルヤのデータを抹消していたのだが、セルゲイに発覚してしまったのである。

連行される技術者を見送るセルゲイ中佐の前に、何故かソーマ・ピーリス少尉が現れた。
セルゲイ中佐はソーマ少尉へ「待機中だぞ、持ち場へ戻れ」と声をかける。
大人しく従うソーマ少尉だが、いわば命令を無視してセルゲイ中佐に会いに来るというのは、恐らく命令絶対を叩き込まれたであろうソーマにとっては大きな変化なのではないか。
ソーマは、はじめて自分のことを親身になって考えてくれるセルゲイ中佐と接するうちに、敵意以外の人間的な感情が芽生えはじめているのかもしれない。


【予告】次回「教義の果てに」
次回はアザディスタンを舞台としたお話のようである。
刹那、マリナ、そしてシーリンの活躍に期待したい。

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