1. 無料アクセス解析

スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

篤姫 1回「天命の子」

  • 2008/01/06(日) 23:58:07

嵐の前の1830・40年代!
のちの篤姫、於一の誕生!
快活・天真爛漫に成長!
家老・調所広郷、於一の父を蟄居へ追い込む
於一、調所の屋敷へのりこむが?!

【感想概略】
2008年の大河ドラマは、幕末に活躍した女性、13代将軍家定の正室・篤姫の物語である。

篤姫というと、目立ったエピソードは幕末に集中しているイメージがある。
どうやって一年お話を保たせるのだろうかと思ったが、第一回はなかなか上手い出だしに思えた。

今回は篤姫の誕生から10代初めあたりまでが描かれ、同時に当時の日本社会の情勢と、薩摩藩の情勢、政略面が描かれていた。
篤姫は、当時の社会と密接に関わりながら成長し、元気に走り回る快活さと天真爛漫さ故に社会矛盾を目にする機会が多く、社会的な視点がかんじられ、結構おもしろかった。

まず物語序盤、篤姫の少女時代には、外国船の日本接近、1830年代後半~40年代半ばの調所広郷の薩摩藩藩政改革、薩摩藩のお家騒動であるお由羅騒動を描くようである。

【篤姫、島津分家・今泉島津家に誕生】
1835年、薩摩藩の藩主・島津家の分家で、女の子が生まれた。
後の篤姫である。

一(かつ)と名付けられた女の子は、目を離すと元気に走り回る幼女となる。
幼女・於一は、薩摩の港へ来航した米国船モリソン号の乗員と薩摩藩役人との交渉の場へ駆け入って走り回り、「モリソン号の姫」とあだ名された。
そしてそのまますくすくと、天真爛漫で活動的な童女となるのである。

なおこの於一、後の薩摩藩家老・小松帯刀と同い年であり、作中では幼馴染の間柄である。
これが、今後「篤姫」を盛り上げてくれるのだろう。

童女・於一は、お付の者たちを置き去りにして領内を駆け回る中で、重税に苦しみその日の食事にさえ事欠く百姓たちの姿を目にし、その困窮を知り、深く心を痛める。
幼いながら社会矛盾に気付くのである。
一生懸命働く農民たちは食べる物が無い。
なのに、なぜ何もしてない自分がご飯を食べることができるのか。
強い疑問を抱くのである。

人にはそれぞれ役割がある、武士と農民にはそれぞれ異なる役割があるという母の言葉に、ひとまずは納得した於一である。
だが於一は、全面的に納得したわけではない。

さらにすくすくと、快活な少女へと成長する於一。
於一は男装して兄の通う塾へ潜り込み、世界情勢を知って目を輝かせるのである。

【将軍家慶、島津藩主・斉興と斉彬を叱責】
さて、この頃は、12代将軍・徳川家慶の治世である。
家慶は、異国船の接近について、薩摩藩主・島津斉興とその子・斉彬を厳重注意していた。
薩摩の責任ではないかという家慶。
平伏して叱責を受ける斉興と斉彬である。
この頃は、幕府の威光はまだまだ健在である。

この時、家慶の子・家祥が謁見の間に現れるが、うつけ者全開である。
将軍謁見の後、老中・阿部正弘は、斉彬に、薩摩の琉球に於ける動きついて調査するよう依頼する。

ここら辺、12代将軍・家慶や、藩主就任以前の斉彬、そして斉彬の父・斉興などは、幕末を扱った作品でもあまり描かれないところであり、おもしろかった。

【島津斉興、老いてなお盛ん】
薩摩藩主・島津斉興は、将軍の前ではひたすら恐縮していたが、側室・お由羅の前では強気の姿勢。
まだまだ斉彬には家督を譲らんぞと鼻息を荒げていた。
お由羅は、我が子・忠教を次期藩主にと斉興に吹き込み、悪女全開である。
この忠教こそ、のちの島津久光である。

一方、薩摩では、斉彬と忠教は良好な関係を築いていたが、これから巻き起こるお家騒動では、特に忠教の内面はどのように描かれるのだろうか。
いわゆるお由羅騒動がどのように描かれるのか、楽しみである。

【薩摩藩家老・調所広郷、於一の父を蟄居へ追い込む】
この頃、薩摩藩では、家老・調所広郷が藩の財政建て直しを推し進めていた。
調所は領民に重税を課し、さらに於一の父・島津忠剛にも重い献金を課していた。

献金を納めるには、忠剛は領民に重税を課し、家臣への俸禄を削るしかない。
が、農民の負担はあまりに重かった。
この時、農民の困窮を訴える下級武士が、後の西郷隆盛である。
忠剛は、苦しい表情を浮かべ、西郷に何も言えなかった。
家臣・領民と藩庁との板挟みとなり、苦しむ忠剛。

忠剛は分家とはいえ藩主一族であり、上級武士といえると思うのだが、あまり言葉に出さなくても領民の困窮を深く理解している姿が描かれ、決して選ぶらない人柄に好感がもてた。

結局、調所は忠剛が農民に手ぬるいと厳しく批判。
忠剛はこれを受け、蟄居謹慎した。

【於一、調所屋敷へ乗り込む】
於一は、父が責任を問われることに納得がいかない。
ずんずん歩く於一は、流れで付いて来た幼馴染の肝付尚五郎(後の小松帯刀)を伴い、調所の屋敷の門前に辿り着く。
そして於一、父の何がいけないのか、大声で問いかけはじめた。

たちまち屋敷から侍たちが飛び出し、於一を押さえつけ、巻き添えで尚五郎も捕らえられてしまう。
調所は、於一の無礼を怒らず、それどころか琉球で密貿易を行なっていることを明かした。
一見すると家臣領民に苛斂誅求を課す悪家老のような調所だが、それは信念に基づいての行動であり、決して私欲のためではないという描き方をしており、調所が格好良かった。

於一は、調所の言葉に反論できない。
それでも、困窮する百姓たちの姿、領民と家老・調所広郷との板挟みとなって苦しむ父の姿を見ると、役割という言葉では納得しきれないものをかんじ、役割を越えた方法があるのではと考えずにはいられない。
おそらく、身分を越えて上手くやっていく方法を模索することが、「篤姫」のテーマの一つなのだろう。


次回も視聴の予定であり、楽しみである。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。