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篤姫 第3話「薩摩分裂」

  • 2008/01/21(月) 23:58:00

薩摩藩主・島津斉興、お由羅騒動の責任を問われ、隠居!
嫡男・斉彬、藩主に就任!
大久保正助、お由羅騒動の余波で蟄居謹慎!
於一は大久保家を見舞うが?!

【感想概略】
今回は、幕末前夜の薩摩藩のお家騒動であるお由羅騒動を背景としたお話である。
於一は真っ直ぐな気性の少女であるが、上級武士の娘であり、お嬢様育ちのため、どうしても世間知らずなところがある。
今回はお話では、この世間知らずから来る、人の心への認識不足のため、気付かずに大久保正助の母フクを困らせてしまう。
於一を欠点のある人間として描き、だが失敗に直面すると何かを学び、人の心について理解を深めていくという描き方をしており、おもしろかった。

また、若き日の維新志士たちも魅力的に描写されており、これもおもしろさとなっている。
有馬=的場浩二=新七は、親なんぞ斬ってでも大久保の見舞いに来るべきだった、などと、凶悪な発言が似合いすぎであった。
そして西郷は、他者を受け入れる包容力のある心の大きな若者と描かれており、好感を抱いた。

【お由羅騒動】
1840年代の薩摩藩は、次期藩主の座を巡って二代派閥に分裂し、対立していた。
一つは、側室・お由羅の子、久光の藩主就任を支持する一派である。
藩主・斉興は、このお由羅一派に肩入れしていた。
そしてもう一派は、嫡男・斉彬を支持する一派である。

1840年代、両派の対立は激化。
ついに藩主・斉興は、斉彬を支持する藩士たちへの大弾圧を開始。
ある者は切腹、ある者は流罪、またある者は蟄居謹慎に追い詰められた。

このお家騒動は、「お由羅騒動」と呼ばれる。
今回は、このお由羅騒動を背景とするお話である。

於一の父・島津忠剛は斉彬を支持していた。
このため、忠剛は自分もいつ粛清の対象にされるかと、不安を隠しきれない様子である。
そして、下級武士・大久保正助は斉彬の支持者と見なされ、いつ解けるか分からぬ蟄居の身となり、正助の父は遠島にされてしまう。

【於一、大久保家へ差し入れ】
於一は尚五郎から、お由羅騒動の背景と現在の状況についての情報を入手していた。
侍女・菊本は於一が政治情勢に興味津々なことに眉をひそめている様子だが、於一の母・幸は「知りたいのでしょう」と理解を示し、暖かく見守る姿勢である。

於一は、尚五郎が西郷たちの元に出入し、刺激を受けていることを聞く。
同時に、大久保がお由羅騒動の余波で働き手を奪われ、困窮していることを知る。

於一は、屋敷の台所からこっそりと鰹を持ち出し、大久保家へ差し入れた。
困惑する大久保の母・フクだが、なにせ於一は藩内有数の名家の姫なのである。
断りきれず、恐縮しながら受け取るフクである。
が、大久保家の人々は、なかなか箸をつけることが出来ない。
すると西郷、率先して箸をつけるのであった。
ここら辺、於一を傷つけまいと配慮する西郷は立派だとおもった。

一方、於一は人の役に立てたと満面の笑顔である。
利発で行動力があり、物怖じしないところが於一の長所である。
だが今回は、このフットワークの軽さと決断の速さが裏目に出てしまい、思慮の浅い軽率な行動となってしまっている様子である。

【斉興隠居】
斉興はやり過ぎた。
藩内の乱れの責任を問われ、隠居に追い込まれてしまったである。
こうしてようやく、斉彬が薩摩藩主に就任した。

老中・阿部正弘は、斉彬の幕政への協力に期待を示す。
幕政の建て直しに意欲を燃やす老中たちだが、将軍・家慶の嫡男・家祥を暗愚と案じ、表情を曇らせる。
だが、斉彬は謁見の時に家祥の一瞬見せた鋭い分析から、家祥に対し、老中たちとは異なる認識を抱いている様子である。

【フク、於一に諫言】
斉彬の藩主就任を耳にした於一は、またまた屋敷の高級食材を大久保家に差し入れた。
そして、大久保の妹たちから、団扇の内職で細々と収入を得ていることを聞き、フクに自分の笄を与えようとする。
於一としては、大久保家の人々の役に立ちたい一心だったのだろう。

が、フクはこれを断った。
そして於一に礼を尽くしつつも、自分たちに誇りのあること、誇りを守ることだけは譲れないことを訴えた。

フクたちにしてみれば、於一に逆らわない方が安全であろう。
少なくとも姫の機嫌を損ねて罪に問われる危険はない。
だがそれでは於一はいつまで経っても人の心を知らぬままである。

フクが於一に諫言したのは、どうしても譲れない一線があるというだけでなく、於一の自覚できない問題点を指摘しなければ、於一の心の成長の機会を奪うことになるとかんじたというところもあると思う。

於一は自分の愚かさを恥じ、傷ついた。
だが、大久保家を退出した於一と尚五郎を、大久保が呼び止め、片膝をついた。
西郷も大久保の脇に膝をつく。

大久保は、母への許しと理解を訴えた。
そして謹慎中に何度も尋ねてくれたことへ最大の感謝を伝え、於一の大事には一命を賭して助けると誓った。
西郷は、ただ黙って控えていた。

大久保の言葉に、西郷の見送りに、於一は随分救われたと思う。
ここら辺、誠実な大久保と、包容力の西郷が格好良かった。

【於一、母に誇りについて尋ねる】
帰宅した於一は、母の前で、侍女・菊本にどこへ行っていたのか問い詰められる。
が、於一は、言えないが母上に羞じることはしていないと頑として口を割らない。
これには母・幸も少し困った様子である。

事情を話さない於一だが、母に誇りについて尋ねる。
唐突な問いに、少し面食らった様子の幸。
だが幸は、たとえ詳しい事情が分からなくても、於一の問いに誠実に答えた。
しかもその言葉は、人の心への理解を踏まえて説得力があった。

相手が誰であろうとも人の心への尊重を忘れず、子どもであっても誤魔化さず、誠意を持って接する幸は立派だと思った。

すっかり立ち直った於一は、大人しく墨を摺り、無言で熱心に机に向かっていた。
姫らしく書に勤しんでいると喜ぶ菊本は、於一に書を見せてもらえるよう声をかけた。
が、振り返った於一は、墨でまぶたに目を描いていた。
仰天する菊本だが、これで眠っても起きているように見えると大喜びの於一。
まるで若手お笑い芸人のような芸風である。
そして、兄上にも見せよう、と屋敷の廊下を走っていくのだった。

【予告】
次回は、薩摩藩主となった島津斉彬と於一が対面するお話のようである。
予告を見ると、於一は斉彬と激論になるようである。
次回に期待したい。

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