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篤姫 第4回「名君怒る」

  • 2008/01/27(日) 23:57:29

新藩主・斉彬、薩摩にお国入り!
斉彬、民生安定策を進めるが、お由羅騒動で処罰された人々を赦免せず!
於一、斉彬との対面の儀で真意を問うが?!

【感想概略】
今回は、お由羅騒動の終結後、藩主となった斉彬がお国入りした薩摩のお話である。
すっかりお馴染みとなった於一たちの人物の魅力のおもしろさがあり、幕末前夜の薩摩独特の政略劇のおもしろさがあった。

お由羅騒動が終結したとはいえ、まだまだ藩内に残る人心の不安。
藩主に就任したからといって強権を振るうわけにはいかない斉彬及び薩摩藩内の事情。
決して期待通りではない斉彬の人事に失望の色を見せる忠剛や西郷などの斉彬支持派の苛立ち。
そして藩内権力闘争による恣意的処分が未だ改められないことへの疑問を直接斉彬にぶつける於一。
於一の問いに「争いは争いを生むだけ」と報復的人事やかつての対立派閥への処罰は藩内を乱れさせるだけと説く斉彬。
などなど、まさに当時の薩摩ならではの物語であり、おもしろかった。

また、本作で描かれる薩摩は、建物も街並みもどこか南国風であり、ある種の異国情緒を漂わせている。
江戸期日本は、藩という「大名を君主とする独立国家」が日本全国に分立、いわば小さな国際社会を形作っていた。
「篤姫」では、この江戸期日本ならではの地方の多様性が描かれ、これも本作のおもしろさの一つである。

【斉彬のお国入り】
お由羅騒動による藩内の混乱の責任を問われ、島津斉興は幕府から隠居に追い込まれた。
代わって藩主に就任した斉彬が、ようやく薩摩にお国入りした。

さっそく斉彬は、藩の政治にリーダーシップをとりはじめた。
まず民政では、米価の改革など、民衆生活の安定をはかる政策を推し進めた。
そして政略面では、まず藩の重役たちに民を第一とする政治の実現を訴えた。
同時にお由羅騒動で抗争を繰り広げた両派に対し、藩内融和を訴え、今まで斉彬に敵対していた一派への処分を行なわなかった。
その一方、お由羅騒動の最中に不当な処罰を受けた斉彬派の人々を赦免する様子を見せなかった。
大久保正助もいまだ許されず、蟄居謹慎のままであった。

【西郷と大久保、尚五郎に懇願】
忠剛や西郷といった斉彬支持派は、斉彬の仕置に苛立ちを隠せない。
西郷は、大久保家を訪れていた尚五郎に、斉彬の真意を探って欲しいと訴える。
下級藩士である西郷たちには、藩主・斉彬はあまりにも遠い存在であり、これは上級藩士の子弟である尚五郎にしか頼めないというのである。
土下座までされて、尚五郎は断れなかった。

【尚五郎、斉彬側近・小松清猷と対面】
いかに上級藩士の子弟とはいえ、尚五郎も直接斉彬に真意を尋ねることは出来ない。
西郷たちの頼みにどうやって応えるか、死ぬほど思案する尚五郎だが、ふと、丁度良い知人がいることに気付いた。
それはかつての学問の師・小松清猷(きよもと)である。
清猷は、現在は斉彬の側近であった。

尚五郎は、於一、そして於一の三兄・忠敬とともに、清猷を尋ねた。
久々の再会を喜ぶ於一と清猷たち。
だが、清猷は斉彬の真意を明かそうとせず、主君を信じることが忠義の道と説くのみだった。
於一は、清猷の言葉に納得出来ない。

【忠剛、於一に挨拶の稽古をつける】
ちょうどその頃、忠剛は、於一たちに驚くべきことを伝えた。
斉彬が、島津家の分家の人々を城に招待し、一人一人と対面してくれるというのである。

於一は、西郷たちが高く評価する斉彬に会えると喜ぶ。
だが父・忠剛は、於一の日頃の元気すぎる振る舞いと言動に不安を覚え、於一が斉彬に粗相を働かぬよう、毎日みっちりと、藩主との対面作法の稽古をつけるのだった。

ここら辺では、声色まで使っておしとやかな姫の振る舞いの手本を見せる忠剛、そんな忠剛を見てケラケラ笑い、おしとやかとは正反対の元気な受け答えをしてしまう於一がおもしろかった。

【於一、斉彬と対面】
そして登城の日。
於一は斉彬と対面し、やはり元気に受け答えをし、「史書を読むのが大好きです!」とこたえ、斉彬の目を一瞬白黒させるとともに大いに興味を抱かせる。
そして於一は、藩内権力闘争による恣意的処分が未だ改められないことへの疑問を、直接斉彬にぶつけた。
於一の問いに斉彬は、いずれ赦免すると明言。
そして「争いは争いを生むだけ」と、報復的人事やかつての対立派閥への処罰は藩内を乱れさせるだけと説く。
於一は、斉彬の主張に納得すると同時に、藩主に就任したからといって強権を振るうわけにはいかない斉彬及び薩摩藩内の事情も理解したようである。
が、斉彬は於一に、自分を信じらないなら薩摩から出て行けと激しい言葉をぶつけて立ち去る。
於一は、少し言い過ぎたのではと後悔するのだが、どうも斉彬は、於一の言葉に腹を立てたという訳ではないようである

【西郷と大久保、於一に大感謝】
於一は斉彬に叱責されたことに鬱々としながらも、尚五郎を通して、西郷と大久保に、斉彬の真意を伝えた。
西郷と大久保は於一に大感謝し、藩主・斉彬に食い下がったという於一に敬意を抱いた様子である。

間もなく、お由羅騒動で斉興に処罰された斉彬派の人々の赦免確定が明らかになった。
喜ぶ於一、尚五郎、そして西郷と大久保たちであった。

【予告】
次回「日本一の男」
次回、於一の嫁入問題のお話のようである。
於一の結婚観、男女間、人生観が描かれるようであり、楽しみである。

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