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機動戦士ガンダムOO 25話「刹那」
- 2008/03/30(日) 16:32:02
国連軍ガンダム掃討作戦、終結!
2312年、地球連邦平和維持軍が創設される!
【感想概略】
今回は「ガンダムOO」第1シーズンの最終回である。
ほぼ全編戦闘場面の連続であったが、今回展開された戦いは全て、ガンダムと対等あるいははガンダム以上の攻撃力や防御力を有する敵機との戦いである。
ジンクスを駆るソーマ少尉及びセルゲイ中佐とアレルヤ及びハレルヤとの戦い、アルバトーレとの戦い、アレハンドロ専用MSとの戦い、そしてGNフラッグとの戦いという強い者同士の戦いは、まさに「ガンダムOO」世界における最強頂上決戦であり、その戦闘描写は大変迫力があった。
そして人物それぞれについても、ひとまずの決着がつき、おもしろかった。
前々回、前回とあまりにも犠牲者が多いので、今回はどうなるのか心配だったのだが、ソーマもセルゲイも生き残り、カティ・マネキンも生き残り、何とコーラサワーも生きており、スメラギもフェルトもイアンも生き残り、マリナもシーリンも健在であり、ネーナも生き残り、グラハムは生きていることが期待できそうであり、一安心した。
刹那、アレルヤ、ティエリアたちは生死不明のようだが、サーシェスがあの状況で生きているのだから、無事なのだと思う。
25話を迎えてもなお、いまだ明かされない謎、答えの出ない問題は数多く、ラストで新たな謎まで浮上してきた。
これらをどのように描ききるのか。
第2シーズンも楽しみである。
【ソーマ機とセルゲイ機、キュリオスを捜す】
前回、国連軍部隊は、12機の「GN-Xジンクス」及び巨大MA「アルバトーレ」で、プトレマイオス側へ第二次攻撃を敢行。
そして激戦の末、ジンクス部隊は、プトレマイオスを大破させ、ナドレを大破させ、キュリオスの片腕片足を奪った。
だが、ジンクス部隊の損害も大きく、部隊はほぼ壊滅。
もはや残存するジンクスは2機、セルゲイ機とソーマ機のみである。
だが、キュリオスは満身創痍であり、二対一ならば、ジンクスがキュリオスを討ち取ることは可能と思われた。
キュリオスを捜すセルゲイ中佐とソーマ少尉。
一方キュリオスは、衛星の影に隠れていた。
【ハレルヤとアレルヤ、超兵の力を発揮】
キュリオスは既に右腕右足を根元から失い、スクラップ寸前である。
舌打ちするハレルヤに、アレルヤは声をかける。
ハレルヤは「ひっこんでいろ」と言い捨て、「俺は生きる!他人の血を啜ってでもな!」と言い放つ。
だが、アレルヤは引き下がらない。
「この戦いの意味を知るまで死ねない」というアレルヤの言葉に、ハレルヤは「ようやくその気になりやがったか」と不敵で満足げな笑みを浮かべる。
そしてハレルヤとアレルヤはキュリオスを駆り、ソーマ機及びセルゲイ機へ向けて討って出た。
ソーマ機とセルゲイ機は、キュリオスへビーム砲を猛射。
だがキュリオスは、敵砲撃をことごとくかわし、たちまちソーマ機の間合いに踏み込む。
どうやらアレルヤとハレルヤの心が一つになった時、「超兵」の真の力が発揮されるようである。
キュリオスは、ソーマ機に強烈な蹴りを入れると同時に、クローを突き出してセルゲイ機の腕の付け根を掴む。
そしてそのまま振り回し、セルゲイ機をソーマ機と激突させた。
衝撃で、クローに掴まれたセルゲイ機の片腕がもぎ取られる。
セルゲイ中佐は瞬時に反撃する。
が、キュリオスは敵砲撃を、もぎ取ったセルゲイ機の腕を盾に防ぎつつ即座に後退。
飛行形態に変形して敵機と距離を取る。
キュリオスは高機動戦闘を展開。
敵機に猛接近し、すれ違いざまにセルゲイ機の残る腕一本も奪い、確実に敵の力を削いでいく。
ソーマ少尉は驚愕する。
完全な超兵であるはずの自分が、何故出来損ないである「被検体E507」に圧倒されるのか。
納得がいかず戸惑う。
ハレルヤは、通信でソーマへ告げる。
ソーマは、反射神経に思考が追随できず、動物のように本能で戦っているだけなのだと。
そして、反射と思考の融合こそ、超兵のあるべき姿なのだと。
キュリオスはトランザムを発動。
ソーマ機の攻撃を全てかわす。
ハレルヤはソーマ少尉の砲撃をかわすと、ビームサーベルを抜き、ソーマ機へ斬撃を浴びせ、手足の自由を奪った。
さらにハレルヤ、シールド内蔵クローで渾身の一撃を繰り出す。
だが、セルゲイ中佐が割って入り、キュリオスのクローはセルゲイ機の胴体に喰い込んだ。
セルゲイ中佐はソーマ少尉に、この一瞬の攻撃を叫んだ。
ソーマ少尉は、キュリオスへ向けて砲撃、次々と命中する。
キュリオスは全身に直撃弾を浴び、コクピット内部も破損、破片がアレルヤの右目を傷つけた。
キュリオスは、力を失って宇宙を漂い、遠ざかり始めた。
【ソーマ・ピーリス、命令を拒む】
ソーマ少尉は、キュリオスとのこれ以上の戦闘を放棄。
セルゲイ機のコクピットを開き、セルゲイ中佐の救出を優先する。
するとセルゲイ中佐、ソーマ少尉にキュリオス攻撃を命じた。
職業軍人としての責務を重んずるセルゲイ中佐としては、自分の命より任務を優先するのは当然なのだろう。
一方、ソーマ・ピーリスは幼い頃から人間兵器として育てられ、命令絶対を叩き込まれ、上官の命令に背くなどありえないはずである。
だがソーマ少尉は、セルゲイ中佐を見捨てて戦い続ける命令は、断固拒否した。
「出来ません!中佐がいなくなったら、わたしは、一人になってしまう…」
セルゲイ中佐は、これまでソーマ少尉に与えられたあまりに非人道的な人生を、納得できなかった。
ソーマ少尉は人間兵器として育てられ、人の情けを知らず、戦いに勝つことだけを己の存在意義と信じて生きてきた。
そして、本人の意思とは無関係に戦闘に投入されても疑問をかんじることも出来ず、自分に与えられた人生が非人道的であることを、自覚すら出来なかった。
そんなソーマ・ピーリスが初めて、好ましく思う人間を失いたくない、孤独になりたくないという人間らしい感情をはっきりと見せた時、セルゲイ中佐は軍令に従う軍人の義務を説くことは出来なかったようである。
【エクシア対巨大MAアルバトーレ】
前回、刹那とラッセ・アイオンは強襲用コンテナで、アレハンドロの駆る巨大MA「アルバトーレ」への攻撃を開始した。
このアルバトーレ、その巨体に少なくとも7機以上の擬似太陽炉を搭載。
機体に装備する巨大粒子ビーム砲の威力は、衛星を消滅させ、かすっただけでガンダムの手足を吹き飛ばす凄まじさである。
さらにアルバトーレは、強力なGNフィールドを展開。
刹那たちのミサイル攻撃もビーム攻撃も、ことごとく跳ね返してしまうのである。
刹那とラッセは、まだアルバトーレに一太刀も浴びせていない。
すると刹那とラッセ。
強襲用コンテナでアルバトーレへ体当たりを浴びせ、敵GNフィールドを強引にこじ開け、ビーム砲を放つ。
が、アルバトーレは強靭な装甲で、強襲用コンテナのビームを跳ね返してしまう。
さらにアルバトーレ、折りたたんでいた二本の腕を展開。
この腕で強襲用コンテナを掴み、とてつもない怪力で真っ二つに引き裂いてしまう。
刹那とラッセは、それぞれエクシアとGNアームズに搭乗して強襲用コンテナから脱出。
エクシアはGNソードを抜き、アルバトーレへ向けて構える。
だが次の瞬間。
アルバトーレの機体上部から多数のビーム砲がせり出し、エクシアを猛射。
エクシアは高機動性を発揮して、敵砲撃をことごとくかわす。
まさに全身凶器のアルバトーレである。
アルバトーレの巨腕は、引き裂いた強襲用コンテナを掴んだままである。
刹那とラッセは、強襲用コンテナを砲撃、猛爆発がおこる。
だが、爆炎の中から現れたアルバトーレは無傷である。
【GNアーマーVSアルバトーレ】
アルバトーレの圧倒的な攻撃力、防御力に攻めあぐねる刹那とラッセ。
一方、アルバトーレの圧倒的な強さに、アレハンドロは笑いが止まらない。
アルバトーレは、エクシアへビーム砲を猛射。
さらに多数のGNファングを放ち、四方八方からエクシアへビーム砲を連射する。
エクシアはGNファングの攻撃を高機動性でかわしつつビーム砲で反撃。
だが、元来近接戦闘用のエクシアには、砲撃戦は若干不利な様子である。
エクシアは、ラッセの駆るGNアームズと合体。
GNアーマーとなり、火力を強化してアルバトーレへ攻撃を敢行する。
GNアーマーはGNフィールドを展開して敵砲撃を弾き返し、GNファングを次々と撃破。
アルバトーレの巨大粒子ビーム砲の砲撃をかわして猛接近、懐に飛び込み、ビーム砲を突きつけた。
アレハンドロは「馬鹿の一つ覚え」とGNアーマーの戦い方を嘲笑。
アルバトーレの巨腕でGNアーマーのビーム砲を掴んだ。
するとエクシア、GNソードを抜き、GNアーマーを掴む敵機の巨腕に渾身の斬撃を浴びせ、敵機の腕一本を斬り飛ばした。
さらにラッセはGNアーマーのビーム砲で、もう一本の腕に猛砲撃を浴びせ、破壊した。
が、GNアーマーもアルバトーレの砲撃を浴び、被弾。
GNアーマーはアルバトーレの猛砲撃をかわし切れず、直撃弾を浴びながらも敵機へ突撃し、すれ違い様に敵機へ腕を突き刺す。
直後、GNアーマーは爆炎に消えた。
だが、次の瞬間。
アレハンドロは頭上から襲い掛かる敵機に気付いた。
刹那はエクシアでGNソードを振りかざし、猛然と突撃。
敵砲撃をことごとくかわしつつ敵機の懐へ飛び込み、GNソードでアルバトーレへ渾身の一撃を浴びせた。
さらにエクシア、アルバトーレにGNソードを突き入れると、そのまま特殊合金製の装甲もろとも内部機械部を破壊。
アルバトーレは猛爆発を起こした。
【エクシアVSアレハンドロ専用MS】
刹那は、ラッセへ通信し、無事か声をかける。
だが次の瞬間、破壊されたはずのアルバトーレからビーム砲が放たれた。
爆炎が晴れる中、アルバトーレの残骸の中から黄金色のMSが姿を表した。
何とアルバトーレ、内部にMSを格納していたのである。
アレハンドロはMSの左手にビーム砲を、そして右手にビームサーベルを構え、エクシアへ猛然と斬撃を振り下ろす。
刹那は、エクシアのGNソードで刃を受け止める。
エクシアと刃を押し合うアレハンドロは、エクシアの性能を讃え、刹那の腕を侮辱する。
「流石はオリジナルの太陽炉を持つ機体だ。
未熟なパイロットで、ここまでわたしを苦しめるとは。」
刹那は敵機と通信が通じていることに気付き、アレハンドロを問い詰める。
「貴様か!イオリアの計画を歪めたのは!」
「計画通りさ。ただ、主役がわたしになっただけのこと。そうさ。主役はこの、アレハンドロ・コーナーだ!」
自分が黒幕だと自慢げに名乗る、あくまで余裕のアレハンドロである。
アレハンドロ機は蹴りを放ち、エクシアを突き飛ばす。
エクシアは態勢を立て直しつつ、ビーム砲を砲撃する。
「何が望みだ?!」
が、エクシアのビーム攻撃は、敵MSのGNフィールドに弾き返されてしまう。
鉄壁の防御に余裕のアレハンドロ、自分の計画を得意げに明かす。
「破壊と再生だ。ソレスタルビーイングの武力介入により、世界は滅び、統一という再生が始まった。そしてわたしは、その世界をわたし色に染め上げる!」
アレハンドロはビーム砲を猛射。
刹那は、エクシアの高機動性で敵砲撃をかわしつつ「支配しようというのか?!」と叫ぶ。
アレハンドロは、エクシアと距離を取ると、ビーム砲へエネルギーをチャージする。
「正しく導くと言った!だが、その新しい世界に、君の居場所は無い!」
次の瞬間。
アレハンドロ機は大破壊力のビーム砲を砲撃。
この一撃でエクシアは消滅したかに見えた。
アレハンドロは勝利を確信し、「残念だったな!イオリア・シュヘンベルグ!」と高笑いである。
が、次の瞬間。
トランザムを発動させたエクシアが、通常を遥かに上回る高機動性を発揮しつつ突撃。
刹那はエクシアのビーム砲で砲撃を浴びせながら叫ぶ。
「見つけたぞ、世界の歪みを。お前がその元凶だ!」
だがアレハンドロ機はGNフィールドを展開。
エクシアのビームを弾き返し、ビーム砲で応戦する。
刹那は、ビーム攻撃ではアレハンドロ機を攻めあぐねてしまう
【エクシア、アレハンドロ専用機を撃破】
戦闘の最中。
刹那はロックオンの言葉を思い出していた。
ロックオンはいう。
エクシアが、ビームサーベルだけでなく、実体剣をも装備している理由。
それは、エクシアが対ガンダム戦をも想定した機体であり、実体剣はGNフィールドを装備した敵と戦うためのものなのだと。
エクシアは、トランザムによる高機動運動で敵砲撃をすべてかわしつつ、敵機へ突撃する。
そしてエクシア、アレハンドロ機の間合いに踏み込むと、実体剣を構え、敵GNフィールドへ猛然と刃をつき込む。
エクシアの実体剣は、敵GNフィールドを貫通。
そのまま敵機の左肩に刃を突き込んで破壊。
まずは敵の左腕1本を奪った。
アレハンドロは右腕のビームサーベルで反撃を試みるが、刹那は瞬時に刀剣で一撃。
敵の右腕も破壊した。
刹那はすかさず刀剣を二本抜き、敵機の胴体に突き刺す。
続いて刀剣二本を敵機に突き刺す。
さらに刀剣二本を敵機に深々と突き刺す。
そしてGNソードで渾身の斬撃を浴びせた。
形勢は完全に逆転。
アレハンドロ機は全身に刃を突き込まれ、内部機械部はズタズタに破損。
破壊はコクピット内部にまで達し、アレハンドロは全身に破片を浴び、今や虫の息である。
【リボンズ、アレハンドロへ通信】
すると、大破したアレハンドロ機に通信が入った。
リボンズからである。
リボンズは嘲笑を浮かべ、もはやアレハンドロへの侮蔑を隠さない。
「あなたは、いい道化でしたよ。
これはイオリア・シュヘンベルグの計画ではなく、僕の計画になっていたのさ。」
アレハンドロは、リボンズに踊らされていたことを今更ながらに知らされ、屈辱に激怒。
だが、もはや後の祭りである。
全身に何本ものエクシアの刀剣を突き刺されたアレハンドロ機は、爆発四散した。
【GNフラッグ飛来】
アレハンドロ機の撃破に一瞬安堵する刹那。
だが、レーダは新たな機影の接近を探知した。
猛スピードで飛来するのは何と、グラハム大尉の駆るフラッグ。
それも、擬似GNドライブを装備した「GNフラッグ」である。
グラハムはエクシアを発見すると狂喜して叫ぶ。
「会いたかった!会いたかったぞ!ガンダム!
ハワードとダリルの仇、討たせてもらうぞ!
このGNフラッグで!」
ここで刹那、敵機と通信が通じていることに気付いた。
さらに通信映像から、敵パイロットは、かつてアザディスタンで出会ったユニオンのパイロットと気づき、驚く刹那である。
一方、グラハム大尉もまた、通信映像に映る敵パイロットの姿を見て、ガンダムパイロットの正体が、かつてアザディスタンで出会った少年であることを知った。
グラハムは叫ぶ。
「何と?!あの時の少年か!
やはり、わたしと君は、運命の赤い糸で結ばれていたようだ!
そうだ、戦う運命にあった!」
グラハムは、ビームサーベルを抜くとエクシアの肩口に猛然と斬撃を浴びせ、まずはエクシアの左腕を、根元から斬り飛ばした。
さらに猛烈な一撃を放つグラハムの刃を、刹那はGNソードで受け止める。
刃を押し合いながら、グラハムは叫ぶ。
「君の圧倒的な性能に、わたしは心奪われた!
この気持ち、まさしく愛だ!」
「愛?!」
グラハムのあまりの発言に思わず繰り返す刹那。
猛攻を繰り出しながら、なおもグラハムは叫ぶ。
「だが、愛を超越すれば、それは憎しみとなる。
行き過ぎた信仰が、内紛を誘発するように!」
【激闘!エクシア対GNフラッグ】
刃を交え、押し合うエクシアとGNフラッグ。
が、エクシアは一瞬で一歩引くとGNフラッグの腰へ猛烈な斬撃を浴びせ、敵機の右足を付け根から斬り飛ばす。
一瞬バランスを崩すグラハムだが、そのままブースターを吹かして距離を取る。
そして猛然とエクシアへ突撃。
グラハムはビームサーベルで猛烈な突きを浴びせ、エクシアの顔面を貫通、そのままエクシアの頭部を斬り飛ばす。
が、エクシアは攻撃後の一瞬の隙を突き、GNフラッグの首を斬り飛ばす。
エクシアとGNフラッグは拳と蹴りを撃ち込みあっての近接戦闘の後、互いに距離をとった。
刹那は、GNソードを構えて猛然とグラハム機へ突撃。
グラハムもまた、ビームサーベルを構えてエクシアへ突撃する。
エクシアとGNフラッグは激突、互いの刃で互いを突き刺した。
両機ともわずかにコクピットへの直撃はかわしているが、互いに機体は大破。
グラハムは、ハワードとダリルの仇を討てたと確信し、笑みを浮かべた。
そしてGNフラッグは爆発した。
激闘の末、大破したエクシアは、刹那を乗せて宇宙を漂流する。
【アレルヤ、大破したキュリオスで漂流】
ソーマ機の攻撃により大破したキュリオスは制御を失い、アレルヤを乗せてソーマ機から遠ざかっていた。
そしてアレルヤは、セルゲイ中佐を助け出すソーマ少尉の姿に驚愕。
ソーマを「マリー」と呼ぶアレルヤである。
どうやら二人の間には何らかの因縁があるようである。
アレルヤは、ハレルヤに、このことを知っていたのか尋ねる。
するとハレルヤ、「知ったら、お前はもう戦えねえ。死ぬだけだ」とこたえた。
驚くアレルヤだが、ハレルヤは「先に逝ってるぜ…」と力なく笑い、目を閉じた。
キュリオスは、なす術も無く宇宙を漂い続ける。
【ティエリア、ナドレからGNドライブを切り離す】
前回、ティエリアはナドレを駆ってプトレマイオスに襲い来るジンクスの群れと交戦。
敵巨大MAアルバトーレの砲撃に脚部を破壊されながらも、交戦した敵機を全て撃破した。
だが、ナドレは大破して制御不能となり、ティエリアを乗せて宇宙を漂っていた。
ティエリアは、ナドレからGNドライブを切り離し、宇宙空間へ放った。
計画の遂行を生き残った人びとに託すと、ティエリアは呟いた。
「これでやっと逝ける。あなたの元へ。ロックオン…。」
【マリナ、刹那の手紙を受け取る】
中東アザディスタン王国の王宮。
マリナ・イスマイールは、刹那からの手紙を読んでいた。
前回、刹那は、手紙を出したい人はいないとフェルトに答えていたが、そうではなかった様子である。
刹那は、言葉によるコミュニケーションが苦手である。
それでも刹那は、手紙で、マリナに精一杯、自分の気持ちを伝えようとしていた。
「マリナ・イスマイール。
あなたがこれを読んでいる時、俺はもうこの世には…。
武力による戦争の根絶。
ソレスタルビーイングが、戦うことしか出来ない俺に、戦う意味を教えてくれた。
あの時のガンダムのように。
俺は知りたかった。
何故、世界はこうも歪んでいるのか。
その歪みは、どこから来ているのか。
何故、人には無意識の悪意というものがあるのか。
何故、その悪意に気付こうとしないのか。
何故、人生すら狂わせる存在があるのか。
何故、人は支配し、支配されるのか。
何故、傷つけあうのか。
なのに何故、人はこうも生きようとするのか。
俺は、求めていた。
あなたに会えば答えてくれると考えた。
俺と違う道で、同じものを求めるあなたなら。
人と人とが分かり合える道を。
その答えを。
俺は求め続けていたんだ。ガンダムとともに。」
刹那の手紙を抱きしめ、マリナは泣いた。
そして刹那は、大破したエクシアとともに宇宙を漂う。
【2312年 沙慈、ルイスにメールを送信】
国連軍ジンクス部隊によるガンダム掃討作戦から4年後。
2312年。
この年、沙慈は宇宙で働きはじめていた。
沙慈は、宇宙で働きたいという夢を、現実のものとしたのである。
宇宙に建造された施設から地球を眺めながら、沙慈はルイスへ久々にメールを送信する。
だが、ルイスから返信が来なくなってから2年になるのだという。
沙慈はルイスへ、宇宙で待っているというメッセージを送った。
その時、沙慈の同僚は、宇宙空間を飛翔するGN粒子の光に気付く。
だが沙慈は、その光が擬似GNドライブの赤い光ではないことに気付いた。
【2312年 地球連邦平和維持軍が創設される】
前年に国際連合は、地球連邦と名を改めていた。
そして、この年。
地球連邦加盟国はそれぞれ自国軍隊を解体。
各国軍隊は、連邦管理下の地球連邦平和維持軍として再編成された。
どうやら地球連邦は、擬似太陽炉の量産に成功したらしい。
連邦軍創設式典には、多くのジンクスが隊列を組み、整列している。
そして式典で敬礼する連邦軍将兵の中には、カティ・マネキン、セルゲイ、そして何とコーラサワーの姿が見える。
運の強さは天下一のコーラサワーである。
途中、ブロンド短髪で仮面姿の男性が見えた。
グラハムに似ていた気がするのだが、どうなのだろうか。
戦争屋サーシェスは、やはり生きていた。
だが、飲んだ暮れ、不満そうな様子である。
サーシェスの様子を見ると、世界から紛争は確実に減ったようである。
だが、サーシェスがこのまま引き下がるとも思えない。
第2シーズンでは一体何をやらかすのだろうか。
リボンズはソファに腰かけ、地球連邦軍創設式典の映像を眺めながら、何やら企んでいるような笑みを浮かべる。
さらにリボンズの背後には、5人の若そうな男性が立っている。
彼らは何者で、何を狙っているのだろうか。
そして、一見ティエリアにみえる人物が姿をみせた。
だがこの人物、ティエリアではなく、リジェネ・レジェッタという名の瓜二つの別人なのだという。
その背後に立つ、ブロンドでショートカットの女性はルイスのようであるが、浮かないの表情である。
このリジェネという人物。
ルイスらしき女性へ横目で見て、「ふっ」と笑うのだが、この人物は何者で、まずは何をやらかすのだろうか。
【2312年 マリナとシーリン】
中東アザディスタン王国では、シーリン・バフティヤールが、マリナ王女の元を去っていた。
マリナもシーリンも、別れがたい様子である。
シーリンはいつもマリナに対し、政略について辛辣な言葉を浴びせ、シーリンをすがるように見つめるマリナに、嗜虐的な笑みを浮かべることが多かった。
だがこれは、シーリンにしてみれば、マリナを思っての行動だったのだろう。
そんなシーリンが、こんなにせつなそうな目でマリナを見つめるのは、初めての気がする。
マリナは別れ際に、シーリンへすがるような視線を送り、一人になると暗い表情で俯いてしまった。
マリナとシーリンの歩む道は、一度それぞれの方向へ分かれたということだろうか。
思えば、シーリンの真意は、ついに第1シーズンでは明かされなかった気がする。
第2シーズンでの、シーリンの活躍に、マリナの活躍に期待したい。
【2312年 ソレスタルビーイングの秘密基地】
一方、ソレスタルビーイングもまた、4年で様変わりしている様子である。
ソレスタルビーイングの一大拠点の一つ。
ラグランジュ1の衛星に築かれた秘密基地を、王留美と紅龍が訪れた。
出迎えるのは、技師イアン・ヴァスティである。
「よかったら見せて下さらない?第一世代の機体を」という王留美に応え、イアンは格納庫の巨大な扉を開く。
そこには、GNドライブを搭載して初めて稼動した機体「Oガンダム」の姿があった。
王留美もちょっと感動の様子である。
王留美たち三人を基地内カメラで眺め、勝気な笑みを浮かべるのは、ネーナ・トリニティである。
トリニティ三兄妹ただ一人の生残りであるネーナだが、どうやら組織の一員となっている様子である。
そして、秘密基地のさらに奥にある機体こそ、「OOガンダム」である。
王留美はつぶやく。
「世界を変える機体…。ダブルオー…ガンダム…」
【機動戦士ガンダムOO ひとまず終了】
「機動戦士ガンダムOO」は、これにてひとまず終了である。
「ガンダムOO」第1シーズンは、全体としては楽しませてもらった作品であり、個人的には好きな作品である。途中、お馴染みの人物が大変なことになってしまい、おもしろさより心の痛みの方を強くかんじることもあったが、戦いをテーマとしていることを考えると、戦いの暗部も描く方が良心的なのだろうとおもう。
第2シーズンでは、どのような物語が展開されるのか。
「武力による戦争根絶」というテーマを、どのように描くのか。
第2シーズンに期待しており、楽しみである。
テーマ:
- 機動戦士ガンダムOO -
ジャンル:
- アニメ・コミック
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この記事に対するコメント
最後にルイスといたのはティエリアではなく、リジュネという別な人です。
通りすがりの人さん、人物についての情報ありがとうございます。
手直しの参考にさせて頂きました。