1. 無料アクセス解析

スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

篤姫 第13回「江戸の母君」

  • 2008/04/05(土) 23:59:51

篤姫、京で近衛忠煕と出会う!
そして江戸で斉彬正室・英姫と出会う!

【感想概略】
今回は、篤姫が京で近衛忠煕と対面し、そして江戸で斉彬の正室・英姫と出会うお話である。
逆境の中で篤姫と幾島の絆が強まる姿が描かれ、薩摩では、江戸行きから外されたことへの尚五郎の失意と落胆からの立ち直りが描かれ、尚五郎に相談された小松清猷も実は苦悩したのだがその苦悩を乗り越えたことが明かされ、人物たちのそれぞれの内面が描かれおもしろかった。

そして、篤姫の将軍への嫁入はすんなりとは進まない様子を見せ、史上にも有名な幕末の一幕が描かれ、時代性がかんじられ、興味深かった。

【篤姫、船酔いに苦しむ】
前回、篤姫は江戸へ向け、大船5隻の船団で出発した。
そして今回、物語は荒れる海を航行する篤姫船団からはじまる。

篤姫の座乗する大船は、荒波にもまれ、大きく傾き、激しく不規則に揺れる。
たちまち篤姫は船酔いに陥ってしまう。
そして篤姫の船酔いは治まらず、とうとう寝込んでしまった。
健康が取り得の篤姫が、ここまで衰弱する姿を見せるのは、珍しい気がする。

【篤姫船団、瀬戸内海へ到達】
篤姫が目をさました時、海は穏やかだった。
船団は、海の穏やかな瀬戸内海に達したのである。

篤姫の枕もとには、篤姫が母・幸から与えられた普賢菩薩の小像が置いてある。
そして傍には、幾島が控えていた。
だがよく見ると、髪が少し乱れていた。

幾島は、不眠不休で篤姫を介抱していたのである。
そして、普賢菩薩を置いておいたのも幾島であった。

篤姫は、幾島が我が身を顧みず篤姫を心配し介抱してくれたこと、そして篤姫にとって母の形見である普賢菩薩を幾島が大事にしてくれたことに、感動の様子である。

【尚五郎、今泉島津家に忠剛を見舞う】
その頃、薩摩の今泉島津家では、篤姫の父・忠剛が寝込んでいた。
忠剛は、篤姫との水入らずの対面の直後に倒れて以来、伏せったままであった。

そんな忠剛を、肝付尚五郎が見舞いに来た。
忠剛の枕もとには、夫を世話する妻・お幸と、三男・忠敬も顔を揃えている。
見舞いに来てくれた尚五郎を歓迎する今泉島津家一家である。

尚五郎は、藩主・斉彬へ江戸への供を願い出ていることを明かす。
そして江戸に行くことが出来れば、篤姫を近くから見守ることが出来、様子を伝えることが出来ると忠剛たちにいう。
それはありがたいと喜ぶ忠剛とお幸である。

この時、尚五郎は、自分の江戸行きを確信している様子である。

【斉彬、尚五郎を召し出す】
間もなく尚五郎は、藩主・斉彬に召し出された。
斉彬の傍には、側近・小松清猷が控えている。
この清猷は、尚五郎の学問の師でもあった。尚五郎は今も清猷を「先生」と呼んで慕い、頼りにしていた。

まずは斉彬、尚五郎に若い藩士たちの様子を尋ねた。

藩主である斉彬が、西郷などの下級武士と直接会うことは簡単ではない。
そこで斉彬は、上級武士である尚五郎に、下級武士を含む若い藩士たちと、斉彬との窓口の役目を任せたのである。
その後も尚五郎は、定期的に若い藩士たちの様子を斉彬に報告している様子である。

ここで尚五郎、斉彬の江戸出発が近いと聞いていると伝えた。
尚五郎としては、江戸への供に加えられることを斉彬に確認したかったのだろう。
だが斉彬、江戸へは西郷を連れて行くといい、尚五郎は連れていかないという。

動揺する尚五郎、小松清猷へ視線を向けた。
清猷は、尚五郎から江戸へ行きたいとの相談を受け、斉彬にはたらきかけていたのである。
尚五郎に対し清猷は、申訳なさそうな気の毒そうな表情を見せた。

一方、斉彬は、なぜ尚五郎を薩摩に残すのかについて、詳しい事情は一切説明しない。
そしてこの件を西郷へ内々に伝えるよう指示すると、立ち去るのであった。

【尚五郎、西郷を訪ねる】
尚五郎は、西郷宅を訪れた。
そして西郷に、江戸行きの供に選ばれたことを伝えた。

西郷は、下級武士の自分を斉彬が認めてくれたこと、そして自分を見込んで江戸への供に選んでくれたことに大感激の様子である。
普段は冷静な大久保も興奮し、西郷の大抜擢を我がことのように大喜びである。
西郷との友情に篤い大久保である。
ここら辺、西郷が幕末の政局に登場する第一歩が描かれており、おもしろく、興味深い。

だが西郷、尚五郎が江戸行きから外されたことを知ると、申訳無さそうな表情をする。
それでも尚五郎は、西郷と大久保の前では笑ってみせ、祝いの品を渡し、西郷を祝福した。

だがやはり、尚五郎は平気ではなかった。
一人になると、落胆のあまり大声で叫ばずにはいられないのだった。

【尚五郎、小松清猷を訪ねる】
尚五郎は、小松清猷の屋敷を訪ねた。
そして、なぜ自分が江戸へ行けなかったのかどうしても合点がいかない、どうしても納得のいかない気持ちが湧き上がってきてしまうと清猷へ訴えた。

清猷は、誰でも望みが打ち砕かれれば、気持ちのやり場を失うものといい、尚五郎に理解を示す。
だが清猷の言葉にも、尚五郎はやり場のない気持ちを持て余す様子である。

清猷は、これは他言無用だが、と前置きして、斉彬から琉球行きを命じられたことを、尚五郎に明かした。
さらに清猷、琉球にはアメリカが来航、拠点としようと画策していると驚くべき事実を明かす。
清猷は困難な琉球情勢に対応する役割を任されたのである。

これはまさに藩の機密であり、重要機密を明かされたこと、そして清猷に課せられた任務の重さに驚く尚五郎である。

そして清猷は、尚五郎に明かす。
当初は、敬愛する藩主・斉彬の側近の役を解かれること、そして斉彬の傍を離れての琉球行きに、強い不満を抱いていたのだと。
何故自分がと悩みに悩み、斉彬に直接真意を聞こうとすら思ったのだと。
だが、斉彬の判断を信じ、自分に与えられた役割を果たそうと思ったのだと。

そして清猷は、尚五郎に語りかける。
斉彬が尚五郎を薩摩に残すのは、尚五郎が薩摩に必要な人間だと思えばこそなのだと。

尚五郎は、清猷の言葉で、失意の底から立ち直った。
そして清猷は、尚五郎に薩摩のことを託した。

【篤姫一行、京の薩摩藩邸に到着】
篤姫の一行は、京の薩摩藩邸に到着した。
ここで篤姫に、プレゼントが届いた。

プレゼントは最上級の西陣織。
そして送り主は、江戸にいる斉彬正室・英姫である。

幾島はプレゼントの素晴らしさを讃えた。
そしてこれは英姫の優しさ、さらに篤姫への好意の表れであると、英姫を大絶賛した。

この幾島の発言は、自分たちの言葉や反応が英姫側に伝わることを見越した上での社交辞令という側面もあるのだとおもう。

一方篤姫はすっかり喜び、英姫は素晴らしい人物に違いないと信じた。

篤姫のイメージする奥方は、まず第一に篤姫の母・お幸、そして大久保の母・フクなのだとおもう。
篤姫は英姫について、敬愛する斉彬の正室なのだから、きっと素晴らしい奥方なのだろうとおもい、幸やフクを基準に、薩摩藩の女性の頂点に立つに相応しい人間像を想像したのかもしれない。

【篤姫、近衛忠煕と出会う】
京で篤姫は、公家の名門・近衛忠煕を尋ねた。

その家格の高さから、近衛家は、将軍の御台所を何人も出していた。
さらに近衛家は、外様大名・島津家と深い関わりを持つ公家である。
篤姫はこの近衛家の養女となり、近衛家の姫として将軍へ嫁入する予定なのである。

篤姫は、近衛忠煕と対面した。
忠煕は、家格はもの凄く高いのだが、気さくでフレンドリーな人物である。
篤姫は忠煕に、薩摩の名産品・レイシをプレゼントした。

すると忠煕、まずはレイシを見て大喜び。
さらにその味を料理番組のコメンテイターのようなリアクションで大絶賛するのであった。

この忠煕の亡き正室・郁姫は、斉彬の姉であった。
そして幾島は、この亡き郁姫に仕えていたのである。

ここで篤姫、郁姫とはどのような人物であったのか忠煕に尋ねた。
幾島に聞いても教えてくれないという篤姫である。
すると忠煕、遠い目をしながら郁姫を良く出来た女性だったと語った。

忠煕はすっかり篤姫が気に入った様子で、お茶を点てるといい、篤姫を茶室へ案内するのだった。
篤姫と忠煕の対面は終始なごやかであり、互いに好印象を抱いた様子である。

【幾島、近衛家老女・村岡から情報を伝えられる】
一方、幾島は、近衛家の老女・村岡に声をかけられた。
この村岡、幾島とは旧知の仲である。

村岡は、幾島の江戸城大奥の老女就任について徳川側の了承が得られたと、幾島に伝えた。
礼を言う幾島である。

ここで村岡、幾島に驚くべき情報を伝えた。
徳川方は、将軍の御台所には、公家の姫を望んでいるとの噂があるというのである。

つまり、篤姫の将軍への嫁入は、実は確定していないのだという。
そもそも幕府方は、外様大名の姫ではなく、公家の姫を御台所に望んでいるというのである。

村岡からの不吉な情報に、幾島は複雑な表情を見せる。

【篤姫、富士山をみる】
篤姫一行は、東海道を東へ進み、江戸を目指した。

途中、篤姫は、初めて富士山を眺めるのだが、感動の様子である。
幾島は、天気が良ければ江戸からも富士は見えること、そしてこれからは富士のお山が篤姫を見守ってくれると告げた。

すると篤姫、富士山にこれから見守ってもらえるよう、大声で挨拶した。
幾島は、そんな篤姫をニコニコと見つめていた。

【老中・阿部正弘、徳川斉昭の説得を試みる】
篤姫の将軍への嫁入を巡り、江戸幕府内部では意見が対立していた。

幕府の老中・阿部正弘は、斉彬の娘を御台所とすることを支持していた。
阿部は、徳川一門の有力者・水戸の徳川斉昭の説得を試みた。
だが、上手くいかない。
斉昭は、外様大名家の女性が御台所となることに頭から反対である。

それでも阿部は、これは家祥の生母・本寿院の意向でもあり、江戸城大奥の意向であることも伝え、斉昭に理解を求めた。

ところが斉昭、そもそも大奥が嫌いであった。
大奥の維持費でいくつ砲台が作れるかと忌々しげであり、大奥を無益に予算を食いつぶす集団と見なしている様子である。
斉昭は、大奥の意向に配慮する必要など微塵も認めていなかった。

そして仮に家祥が御台所を迎え、男子が誕生したとしても、その子が治める国は無くなっていると発言。
これは、家祥を長期間将軍とすることに反対であるという意味だろうか。

ここでは、阿部の斉昭への説得は、不調に終わった。

【老中・阿部正弘、家祥の説得を試みる】
阿部は、徳川宗家の当主・家祥に謁見した。
そして御台所を迎えることを勧めた。

家祥は、暗愚で通ってはいるが、徳川宗家の当主なのである。
当主・家祥の意思ならば、いかに水戸の斉昭といえども従わない訳にはいかない。
いきなり本丸を突く阿部の高等戦術である。

この時、家祥は、火鉢で豆を炒りながら、阿部の話を聞いていた。
だが家祥は、正室を迎える話に全く関心を示さない

豆を炒りながら、御台所より火力の強い火鉢がほしい、という家祥である。
阿部は、家祥のあまりの発言に「火鉢でござりまするか…」と困惑した様子である。

すると家祥、豆を炒るには現在手元にある火鉢は火力不足なのだと力説。
そして、新しい火鉢をすぐに取り寄せよと阿部に指示した。
もはや話題は、御台所から火鉢へ、完全にすりかわっていた。

阿部の家祥への説得は、不調に終わった。

【篤姫、江戸の薩摩藩邸に到着】
ついに篤姫一行は、江戸の薩摩藩邸に到着した。
篤姫は次々と、薩摩藩邸に仕える人びとの挨拶を受けた。
だが、篤姫の義母となる英姫との対面は明日以降になるのだという。

篤姫は、英姫をすばらしい人物とすっかり信じ、直接会えることを道中楽しみにしていた。
すぐには英姫に会えないと知ると、がっかりした様子の篤姫である。

だが幾島は、人を元気付けるのが上手い。
幾島は、篤姫を、薩摩藩邸内に設けられた篤姫の部屋に案内した。
その部屋は、内装は薩摩風であり、薩摩ビードロをはじめ、薩摩の産物が数多くそろえてあった。

幾島は、この屋敷は薩摩の出城であり、お望みとあらば、他の薩摩の産物も取り寄せることが出来ると力強く宣言。

薩摩風の部屋に、懐かしい薩摩の産物に、すっかり機嫌を直す篤姫である。

【篤姫、英姫と出会う】
何日も待たされた末、篤姫はようやく英姫と対面できることになった。
期待に胸を膨らませる篤姫である。

篤姫は、幾島をはじめとする奥女中たちと、英姫との対面の間に通された。
上座には、御簾が下ろされている。

そして、両手をつく篤姫の前に、英姫が姿を見せ、上座に着座した。
だが御簾越しなので、影がうっすらと見えるばかりである。

篤姫は、「諸事お導き下さりますよう」と礼儀正しく挨拶した。

だが、英姫の態度は素っ気無い。
「何を導けというのだ」と篤姫に尋ねた。

英姫の素っ気無さは、篤姫の想像した英姫とはあまりに異なるのか、篤姫は困惑している様子である。
篤姫の動揺を察した幾島は、言葉を引き継ぎ、英姫に御台所の件を伝えた。

ところが英姫、驚くべきことを篤姫たちに告げた。
篤姫の将軍への嫁入は、斉彬が一人で思い定めているに過ぎないのだと。
そして、外様大名の分家の娘が、徳川一門の、それも将軍に嫁ぐなど、誰も認めはしないのだと。
英姫は、「肝に銘じよ」と気だるげに言い放ち、去った。

【篤姫、英姫の言葉に動揺】
篤姫は、英姫との対面に激しく動揺した。

まず、篤姫の将軍への嫁入である。
確定した話と思っていたのだが、そもそもどこまではっきりした話なのか。

篤姫は動揺のあまり苛立ち、幾島を問い詰める。
だが、幾島も事情が分からず、はっきりと答えられない。
とうとう篤姫は幾島に八つ当たりし、「分からぬではわからぬ!」とヒステリックに怒鳴ってしまう。

そして、英姫の冷淡とも思える態度である。
英姫が御簾越しに対面し、顔も見せてくれなかったことにも、篤姫は傷ついた様子である。
篤姫は、自分が分家の娘だから嫌われるのではと、不安そうな表情を見せた。

篤姫は、英姫をすばらしい人物に違いないと信じていた
だが、実際に対面した英姫は、気だるげな有閑マダムという雰囲気の貴人であった。
英姫は、これまで篤姫が出会ったことの無いタイプの人物のようである。

さらに英姫は、斉彬の構想も、そして斉彬自身のことも、冷ややかに見ているようである。
そもそも斉彬は、島津家の姫を徳川宗家の御台所とする計画について、英姫の理解を必ずしも得ていなかった。
篤姫にとって、夫婦が協力関係を築けていないらしいことも、全く予想外の事態であったようである。

人間は、まずは自分の経験を基準に物事を考える。
篤姫のイメージする夫婦は、篤姫の父母、忠剛と幸なのだとおもう。
そのため篤姫は、夫と妻は互いを深く理解しあっているものと無意識に思っており、英姫は当然斉彬の計画に協力的と思っていたのかもしれない。

【幾島、決意を明かす】
篤姫は、英姫の言葉に動揺し、不安のあまり苛立ち、自分を見失いかけていた。

すると幾島は、篤姫に、この部屋は、亡き郁姫が幼少の頃過ごした部屋なのだと話しはじめた。
篤姫は、何故こんな時にそんな関係のない話をと苛立った表情を見せる。

それでも幾島はいう。
郁姫を見送らねばならなかったことを、幾島は悔い、今でも自分を責めているのだと。
篤姫の老女に望まれた時、悩んだのだと。
だが、老女とは、命に代えても主を守るものであり、郁姫の御霊にかけて、今度こそ老女の役割を完遂しようと思ったのだと。

命に代えても篤姫を守るという決意を明かした幾島に、篤姫は心打たれた様子である。
そして幾島は、今回の件の裏の事情を突き止めると篤姫に宣言するのであった。

【予告】
次回「父の願い」
次回は、江戸の薩摩藩邸に斉彬も登場するようである。
篤姫と英姫のドラマはどうなるのか。
裏の事情を突き止めるという幾島はどのような手腕を見せてくれるのか。
次回も楽しみである。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。