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篤姫 第15回「姫、出陣」

  • 2008/04/15(火) 23:59:17

斉彬、病に倒れる!原因はお由羅の呪詛?!

【感想概略】
今回は、「篤姫VSお由羅・斉興」という、まさに夢の取り組みである。

まず今回は、薩摩藩の人びとが「斉彬を呪詛する犯人はお由羅」と決めつける中、「みんな」がそう言っているからといって決して無批判に噂を信じない篤姫の冷静さ、騒動を静めるために起こす行動力、そして幾島や西郷の力を最大限活用しながらのまさに「大将」としての政略的手腕が描かれていた。
人の上に立つ者として着実に成長する篤姫の姿が描かれて興味深く、おもしろかった。

そして幾島は困難と思われた斉興邸の訪問を実現してしまうなど非凡さを見せ、英姫の本心では斉彬を大事に思う内面の一端が描かれ、斉興とお由羅は権力を握ると大迷惑なのだが実は悪い人ではない人間性の一端が描かれ、斉彬と西郷の主従の絆が描かれ、尚五郎と大久保の友情が描かれ、人物たちそれぞれの内面が描かれ、見せ場があり、おもしろかった。

また、政略面では、徳川斉昭は老中・阿部正弘に対し、島津斉彬は朝廷と幕府を同時に手中に収めようとしているのではないかと吼え、薩摩に油断するなと露骨に反感を示していたが、「篤姫」屈指のブチ切れ男・斉昭が、次回、篤姫とどのようなぶつかり合いを見せるのか、楽しみである。

【篤姫と虎寿丸】
江戸の薩摩藩邸。
篤姫は、斉彬の嫡男・虎寿丸とすっかり打ち解け、仲良くなっていた。
まだ幼い虎寿丸は、篤姫を「あねうえ」と呼び、なついている。
篤姫は、あるときは虎寿丸と相撲をとって遊ぶのだが、決してわざと負けたりしない篤姫であった。

以前、鶴丸城の大奥で篤姫は、奥女中から庭に出てはならないと注意されていた。
だが、虎寿丸の遊び相手をつとめる場合は、庭で相撲をとっても許されるようである。

一方、西郷は、斉彬から庭方役に任じられ、篤姫の嫁入り道具の調達を命じられた。
いよいよ西郷、幕末の政局に登場してくるのである。

すると、斉彬と西郷の対面の場へ、虎寿丸が駆け込み、さらに篤姫まで走ってきた。
そして篤姫、西郷に気付き、ともに再会を喜ぶのである。
一方、虎寿丸は、巨体の西郷に興味津々。
西郷の肩にのせてもらって遊ぶ虎寿丸である。

【尚五郎と大久保】
一方、薩摩の大久保家。
肝付尚五郎と大久保の元にも、西郷が庭方役に任ぜられたことは伝わっていた。

尚五郎は西郷を祝福し、同時に羨ましくおもった。
ここで尚五郎、黒船に密航してアメリカへ行こうとした吉田松陰を取り上げ、松陰の行動に感銘を受けたと熱く大久保に語った。

大久保は、そんな尚五郎を好ましい目で見ながら苦笑する。
そして大久保、尚五郎は将来のことをどう考えているのか訪ねた。

すると尚五郎、斉彬の傍で広い世界を見て、いずれは藩のため役立つ仕事をしたいと言う。
だが尚五郎は、自分の長所に気付いておらず、尚五郎の持ち味を生かした仕事をしようとは思い至らない様子である。

大久保は言う。
尚五郎は、誰とでも分け隔て無く接することができる人間であり、人と人とを結びつける力があり、必ずやそれが認められると信じていると。

ここら辺、後の若き家老・小松帯刀を伺わせる人物評であり、興味ぶかい。

ここで尚五郎、大久保に将来のことなどをどのように考えているのかたずねた。
尚五郎としては、大久保ならば、きっと立派なことを考えているのではないかと思ったのかもしれない。
だが大久保は、遠島となった父が帰ってこない限り、自分に未来はないという。

この頃、西郷が幕末の政局に登場したのに対し、大久保は不遇であり、二人は対照的で興味ぶかい。

【虎寿丸の死、斉彬、病に倒れる】
斉彬の嫡子・虎寿丸は、病となり、あっというまに亡くなってしまった。
そして悲しみに暮れる斉彬も、病に倒れてしまった。

斉彬の正室・英姫は、日頃はめったに人前に姿を見せないのだが、斉彬の大ピンチとあっては話は別のようである。
英姫は、斉彬の側室たち及び奥女中たちを招集し、全員へ斉彬の病気平癒のため神仏の加護に祈るよう指示した。
この時代、医学は未発達であり、また神仏の加護も本気で信じられていた。
そして英姫は自ら先頭に立ち、一心に経を唱えるのである。
英姫、斉彬を大事には思っているようである。

だが、斉彬の病はいっこうに回復へ向かわなかった。

【お由羅の呪詛が疑われる】
薩摩藩の人びとは、斉彬の病は、前藩主・斉興の側室・お由羅の仕業だと考えた。
何と、お由羅が斉彬を呪っているというのである。

お由羅は、斉彬の支持派には評判が悪い。
前藩主・斉興の頃、お由羅は、自身の子・忠教を次期藩主としてほしいと斉興におねだりしたことがあったからである。
そして、その頃藩主であった斉興は、なかなか藩主の座を嫡子・斉彬に譲らなかった。

このため薩摩藩内は、誰を次期藩主に支持するかで分裂。
ついに斉興は反対派に激怒し、大粛清を行なった。
「お由羅騒動」と呼ばれる事件である。

そしてこの頃、斉彬の子供が何人もあいつで死去したのだが、斉彬派の人々はこれを「お由羅の呪い」と呼び、おそれた。

だが斉興の大粛清は、やり過ぎであった。
幕府は、藩を乱したことを問題視して斉興を隠居へ追い込んだ。
これにより斉彬は、ようやく藩主となることができたのである。

だが斉彬が藩主となっても依然として、斉彬支持派は、お由羅と斉興への強い反感を抱いているようである。

【有馬のお由羅暗殺計画】
薩摩では、有馬たちが、お由羅の暗殺を計画していた。
尚五郎は必死に、止めるよう有馬たちへ訴える。
だが、有馬たちは斉彬を大事に思うあまり頭に血が上っていた。
尚五郎の言葉も、今の有馬たちには届かない。

すると大久保、止めろとは言わず、薩摩藩はお取り潰しじゃといい、藩内で問題がおこれば、幕府は必ずや薩摩藩を取り潰すと理路整然と語った。

有馬は、お由羅と斉興は、大久保の仇も同然ではないかと訴えた。
お由羅騒動の際、斉彬を支持していた大久保家は窮地に追い込まれ、大久保の父はいまだに島から帰ることを許されないのである。

だが大久保は我が身の不幸を小さなことといい、もっと大きな目で大局を見ることを説いた。
有馬たちは、大久保の言葉の正しさは認めざるを得ず、おもしろくなさそうな顔で引き上げた。

尚五郎、大久保に感嘆、尊敬のまなざしである。
だが大久保、江戸にいる人びとの方が大変だろうといい、西郷たちを案じた。

今回の大久保は、格好良かった。

【西郷の暗殺計画】
江戸の薩摩藩邸。
斉彬の病は治らず、寝込んだままだった。
おもいあまった西郷は、ついにお由羅の暗殺を計画する。

ところがある日、西郷は斉彬に召し出された。
そして何と、斉彬から、暗殺計画を断念するよう言い渡されたのである。
斉彬、藩邸内に密偵を放っているようである。

そして西郷は斉彬から、目先のことに囚われず、広い視野を持つよう諭された。
西郷は、ここまで自分を見込んでくれる斉彬に、感動の様子である。

だが、だからといって西郷のお由羅への怒りが消えるものではない。

【篤姫、斉興とお由羅訪問の手配を幾島に依頼】
西郷や有馬をはじめとする薩摩藩の人びとは、お由羅をすっかり犯人扱いしている。
幾島までも、お由羅を疑いの目で見ているのである。

だが篤姫は冷静である。

篤姫は、今泉の母に「一方聞いて沙汰するな」と言われたといい、「向こうには向こうの言い分があろう」という。
篤姫は、お由羅と斉興に会って確かめたいと考えた。
そして篤姫は幾島に、お由羅たちを訪問できるよう手配を頼むのである。
かなり困難な話なのだが、幾島に絶大の信頼を寄せる篤姫である。

それから間もなく、斉興から招待状が届く。
どうやら幾島の工作の結果のようである。

一方、斉興は、田舎娘を笑ってやろうと意地の悪い笑みを浮かべていた。
お由羅もそんな斉興をみてニコニコしている。
もしかしたら幾島は、斉興が篤姫に対し、どのような形であろうと興味を持つように誘導したのかもしれない。

【篤姫、西郷に供を許す】
篤姫が斉興とお由羅の屋敷を訪れる当日。
西郷はどこからか、この話を聞き入れ、篤姫に供を申し出た。

篤姫は西郷に、何のために供を望むのか訪ねた。
その口調は、いままでにない威厳を自然に帯びている。
そして西郷から、姫を守るためと聞くと、供を許した。

江戸に来てから一年。
篤姫は、親しみやすさだけではなく、人の上に立つ者に相応しい威厳も備わってきたようである。

そして篤姫は、斉興邸へ出発する。
斉彬や英姫には心配をかけたくないといい、内緒である。

【篤姫、斉興及びお由羅と対面】
駕籠に乗った篤姫とその一行は、斉興邸に到着。
そして篤姫は、斉興とお由羅に対面した。

篤姫のすぐ傍には幾島が控え、西郷は庭に平伏している。
篤姫と斉興・お由羅たちの会話は、全て西郷にも聞こえるのである。

まずは篤姫、斉興とお由羅へ、作法に則り堂々と挨拶をはじめた。
今日まで二人への挨拶が遅れたことを謝し、そして今日対面できたことに礼を申し述べた。

斉興とお由羅は、篤姫を田舎娘とおもっていたが、その立ち居振短いと貫禄に少し驚いた様子である。篤姫の礼儀作法は、幾島の特訓の成果なのだろう。

ここでお由羅、斉彬の具合について尋ねた。
篤姫は、斉彬の病はいまだ回復へ向かわないという。

これを聞いた斉興。
子供が死んでいつまでも寝込んでしまうとはひ弱い、そのようなもの乗り越えないでどうすると吼えた。
斉興の発言に、斉彬を敬愛する西郷は、かなり怒っている様子である。

ここで篤姫、我が子の死はもっとも悲しいことといいますといい、お由羅に同意を求めた。
お由羅は、しみじみとうなずき、深く理解を示した。

すると斉興、先ほどは我が子の死など乗り越えろと吼えていたのだが、お由羅の言葉にコロッと態度を変え、そなたは優しいゆえな、とお由羅を気遣うのである。
斉興は、口が悪く短気だが、裏表はなさそうである。

そしていよいよ篤姫、単刀直入に、薩摩藩邸には、斉彬の病はお由羅の呪詛ためとの噂があり、斉彬の子供が4人亡くなったのもお由羅の呪詛の仕業という噂があると告げた。

あまりの単刀直入さに、頭を抱える幾島である。

【斉興、お由羅を庇う】
呪詛という言葉に、斉興は無礼な!と激怒した。
そして、お由羅はそのようなおなごではない、とお由羅をかばった。
斉興の怒りは、お由羅を大事に思えばこそのようである。

お由羅は、いくらなんでも酷い言われ様だと嘆く。
すると斉興は、お由羅に「分っておる…」といい、自分だけはお由羅のことを理解しているのだと、不器用になぐさめた。

篤姫は、この斉興とお由羅の様子を見て、二人は呪祖を行なうような人間ではないと確信した。

そして篤姫、無礼を詫び、呪詛は根も葉もない偽りだと薩摩藩邸に伝えると話す。
どうやら篤姫は、斉興とお由羅の人間性を浮き上がらせるため、わざと挑発するようなことを言ったようである。

そして篤姫は、西郷に、下々の者へはそなたが伝えよと指示した。
実はこれが、西郷を連れてきた目的なのかもしれない。
西郷、すっかり篤姫に感服である。

ここで幾島、これで篤姫は安心して嫁ぐことが出来るといい、篤姫は将軍へ嫁入りの予定と斉興とお由羅へ告げた。

斉興とお由羅は仰天。
なにやら力強い笑みを浮かべる篤姫へ驚嘆の視線を送る。
御台所とは、よほど重みのあるもののようである。

そして帰りの挨拶に両手をつく篤姫に、斉興とお由羅は頭を下げるのであった。

【薩摩藩邸に、斉興とお由羅から見舞いが届く】
篤姫が、斉興とお由羅の屋敷を訪問したことが、英姫の耳に入った。
英姫は「誰が許したのじゃ?!」と少々立腹の様子だが、英姫もお由羅の呪詛を疑っているようである。
その時、斉興とお由羅から、斉彬への見舞いの品々が届いたと報告が入った。
見舞いの品々は立派なものであり、高僧が念じたという法具もあった。

英姫は、眠っている斉彬を心配そうに覗き込み、斉興から送られた法具を鳴らした。
今回の件で、薩摩藩邸の人びとの篤姫を見る目は、そして英姫の篤姫を見る目は、少し変わったようである。

間もなく、斉彬の病は快方へ向かい、やがてすっかり回復した。

【大久保の父、島から帰還】
一方、薩摩では、遠島となっていた大久保の父が帰ってきた。
お由羅騒動で遠島となってから5年、ようやく帰還が実現したのである。
そして、これが大久保の人生の新たな一歩となるようである。

【予告】
次回「波乱の花見」
次回は夢の対決、篤姫VS徳川斉昭である。
楽しみである。

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