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マクロスF 第2話「ハード・チェイス」

  • 2008/04/19(土) 23:59:57

【感想概略】
「超時空要塞マクロス」は、1982年の放映以来の人気作品であり、何度も新作が作られている。本作は、テレビアニメとしては「マクロス7」以来の新作である。
本作「マクロスF」の舞台は西暦2059年、宇宙を航行する移民大船団「マクロスフロンティア」である。
このマクロスフロンティア船団は、新統合政府の推し進める移民政策による25番目の超長距離移民船団であり、1000万人以上の人びとが宇宙船に暮らしていた。

前回は見逃してしまい、この2話から視聴開始したので、良く分からないところもあったのだが、おもしろかった。
まずやはり、CGによるメカ描写及び戦闘描写、居住艦内部に広がる街並みの描写が素晴らしかった。次回以降、さらなる戦闘描写が楽しみである。

人物については、まず主人公・早乙女アルト、二人のヒロイン、ランカ・リーとシェリル・ノーム、そして私設特務軍事機関「S.M.S」のオズマ・リーが印象的であった。
主人公・早乙女アルトは、美星学園のパイロット養成コースに通う高校生であり、美形で文武に優れるという、天が二物も三物も与えたようなすごい男性なのだが、アルト自身は自分の美貌にさほど興味が無いようであり、今回のお話を見る限りでは、かなり生真面目な性格のようである。

シェリルのマネージャの女性も、苦労が多そうで気になるところである。
多くの人物たちが登場したが、それぞれどのようなドラマを展開するのか、楽しみである。

【アルトVSバジュラ】
今回の冒頭。
物語は、異形の敵「バジュラ」の襲撃を受けたマクロスフロンティア船団の居住艦内市街地での戦いからはじまる。

主人公・早乙女アルトはバルキリーに搭乗し、バジュラからヒロインの一人ランカ・リーを守って戦う。
アルトがバルキリーを駆って善戦できるのは、美星学園パイロット養成コースの次席の腕は伊達ではないということのようである。

そしてバジュラの群れからマクロスフロンティア船団の人びとを守って組織的に戦うのは、私設特務軍事機関「S.M.S」のバルキリー部隊である。
軍隊より民間軍事会社が武力の中心というところは興味深い。
そしてS.M.Sのスカル小隊を率いて戦うパイロットが、オズマ・リーである。
オズマは、VF25を駆り、バジュラと戦う。

まず、このバルキリーとバジュラとの戦闘描写が素晴らしかった。
バルキリーの戦闘描写は、変幻自在の動きが素晴らしく、同時に巨体の戦闘機械としての重量感をかんじさせ、さらに装甲防御の硬質感をもかんじさせるものなのである。

そして、敵であるバジュラであるが、なかなかに手強い。
バルキリーの銃で猛射しても、動きを抑える牽制にはなるが、致命打とはならないのである。
オズマはVF25を駆って猛然とバジュラに突撃、ナイフを突き刺し、仕留めるのである。

そして戦いの最中、バジュラは何故か撤退し、ひとまず危機は去った。

【バジュラについて】
敵であるバジュラは、公式HPによると「宇宙生物」とのことである。
このバジュラもまた、プロトカルチャーの生み出したものの末裔なのだろうか。

バジュラについては、謎が多い。

例えば、バジュラがマクロスフロンティア船団を襲撃した理由である。
これは、マクロスフロンティア船団が、バジュラたちの縄張りに踏み込んできたからだろうか。
だが、私設軍事特殊機関「S.M.S」のオズマ・リーたちは、バジュラのことを知っており、バジュラたちの縄張りに知らずに踏み込んだ訳ではなさそうである。

バジュラとは何者か。
なぜマクロスフロンティア船団を襲うのか。
オズマたちはなぜバジュラのことを知っていたのか。
明かされるのが楽しみである。

【アルト、連行される】
バジュラ襲撃の翌日。
アルトは、美星学園に姿を見せた。

だが学園に、新統合軍のキャシー・グラス中尉が兵を率いて現れ、アルトは連行されてしまう。

キャシー中尉はいう。
民間人であるアルトが、戦闘機に搭乗し、武器を振るって戦ったことは告発に値すると。
そしてキャシー中尉は、アルトの戦闘行為を不問に付すことを交換条件に、アルトを軍に勧誘するのである。
キャシー中尉がアルトを勧誘するのは、本人の言葉通りにアルトのパイロット能力の高さを評価してのことだろうか。それとも何か裏があるのだろうか。

だがそこへ、S.M.Sのオズマ・リーが出現する。
驚くキャシー中尉だが、何とキャシー中尉はオズマと顔見知りなのである。
この二人には、何か因縁がありそうである。

そしてオズマは、アルトを強引に連れて行ってしまう。

【アルト、S.M.Sの本拠へ】
アルトはオズマに連れられて、S.M.Sの本拠地へ来た。
このS.M.Sであるが、兵器会社から兵器の供与を受けるなど装備は充実し、武力集団としてかなりの戦闘力を持つ様子である。

オズマがアルトをS.M.Sへ連れて来た理由。

それは、アルトが搭乗したS.M.S保有バルキリーのパイロットの死に様を、語らせるためだった。
生き残った者は、死んだ者の最後を仲間に伝えることが、S.M.Sの流儀なのだという。

ところが、バジュラが再びマクロスフロンティア船団の宇宙船を襲撃した。
実はバジュラ、巨大な宇宙船の影に潜んでいたのである。

アルトは、自分もバルキリーに乗せるようオズマに迫る。
だがオズマは、アルトを一喝して殴り飛ばし、アルトを安全区域に放り出すのである。

【ランカ・リーについて】
本作のヒロインの一人、ランカ・リーは、お嬢さま学校に通う高校生である。
そして歌手「シェリル・ノーム」に憧れ、自身も歌手になりたいという夢を密かに抱いている。

このランカ、髪が緑色なのだが、実はゼントラーディ人のクォーターなのだという。
つまり、ランカの祖父か祖母がゼントラーディ人ということなのだが、ゼントラーディ軍との接触から約50年が経過し、とうとうゼントラーディ人と地球人との孫の世代が登場してきたのである。

なお、ランカはS.M.Sのオズマ・リーの妹である。
オズマは、ランカに心配をかけないため、S.M.Sの戦闘部隊ではなく人事部に勤務しているとウソをついているのだが、オズマはランカを溺愛しており、ランカにとってオズマは、妹思いの優しい兄のようである。

【シェリル・ノームについて】
もう一人のヒロイン、シェリル・ノームは、近隣の「マクロス・ギャラクシー」船団出身のトップアイドルである。
近隣の船団というところを見ると、移民船団同士は、相互に協力しあえる程度の距離を保って航行しているということかもしれない。

今回のお話では、シェリルはマネージャの目を盗み、変装して出かけていた。
このシェリルを見ると、エキセントリックなところのある人物と思えたのだが、歌手とは、歌という手段で自らを表現する一種の芸術家であり、シェリルの一面は芸術を生み出す者に見られる激しさなのかもしれない。

【ランカとシェリル】
今回、ランカは、変装したシェリルと出会った。
そして本人と知らずに、シェリル・ノームの魅力を大いに語り、ランカ自身の秘めた夢を明かした。

シェリルはランカに好感を抱いた。
そして展望公園で、シェリルは、ランカのために一曲披露するのである。

ランカは、目の前の女性がシェリルの変装と気付く。
そしてシェリルの歌に、ランカのためだけに憧れのシェリルが唄ってくれたことに、涙を浮かべて大感激である。

するとそこへ、オズマから放り出されたアルトが現れた。
アルトの姿を見て驚くランカ、喜ぶシェリルである。
そして三人の前に、バジュラが姿を見せた。

【予告】
次回「オン・ユア・マークス」
今回のラストで、再びバジュラがマクロスフロンティア船団を襲撃した。
同じ場所に居合わせたアルト、ランカ、シェリルはどうなるのか。
次回が楽しみである。


【マクロスF前史 星間戦争から宇宙移民の開始まで】
本作「マクロスF」で描かれる宇宙移民が開始されるまでの経緯は、以下の通りである。

第一作「超時空要塞マクロス」で、地球人類は、初めて地球外知的生命体「ゼントラーディ人」による軍事組織「ゼントラーディ軍」と遭遇した。西暦2009年のことである。

このゼントラーディ人だが、平均身長10mという巨人種族であり、短時間ならば真空の宇宙空間でも活動できる強靭な肉体を持つ。
そしてゼントラーディ人の社会は、何とゼントラーディ軍という軍隊のみで構成される社会であり、歌をはじめとする文化活動というものが存在しない世界であった。
実はこのゼントラーディ人、太古に銀河で高度な科学を誇った種族「プロトカルチャー」が兵器として生み出した種族なのである。
そして50万年前にプロトカルチャーが滅亡した後も、ゼントラーディ軍は戦い続けていた。

ゼントラーディ軍の将兵は、地球側の宇宙戦艦マクロスと交戦する中で、地球側のアイドル歌手リン・ミンメイの歌をはじめとする地球の文化に、初めて触れた。

当初、マクロス艦内には、戦闘から逃れた民間人が多数居住、とてつもなく巨大な艦内に街を築き、市民生活を営んでいた。
この避難者の中にはテレビ局のスタッフもおり、「マクロステレビ」を開設した。
ミンメイは、マクロステレビによる「ミス・マクロスコンテスト」で優勝して以来、歌手として活動。やがてその歌声は、ゼントラーディ軍の知るところとなったのである。

そしてゼントラーディ軍の将兵たちはすっかり地球文化の虜となり、ついには地球統合軍の宇宙戦艦マクロスへ亡命する者たちまで現れ出すのである。

これに対し、ゼントラーディ軍の実力者・ボドルザー司令は、地球人類の文化を、ゼントラーディ軍の存続を危うくする重大な脅威と判断した。
そしてボドルザー司令は、配下の大艦隊「ボドル基幹艦隊」を率いて地球を包囲。
無数の宇宙戦艦で地表へ猛烈な砲撃を浴びせ、地球人類を滅亡の一歩手前まで追い詰めたのである。

絶望的な状況の中、地球統合軍から除け者扱いの宇宙戦艦マクロスが、ボドル基幹艦隊に立ち向かった。
この時、ボドル基幹艦隊の前に立ち塞がったのは、マクロスだけではない。
何と、それまで地球側と戦っていたゼントラーディ軍ブリタイ艦隊とラプラミス艦隊、及びカムジン艦隊も、地球側として参戦したのである。
ブリタイ艦隊の指揮官ブリタイは、自分たちは既に地球の文化に「汚染」されており、ボドルザー司令はいずれ自分たちも抹殺すると見抜き、地球側に味方したのである。

この戦いでは、地球側はどうにか敵の大艦隊を壊滅させ、ボドルザー司令を戦死に追い込んだ。
だが、地球側の被害もまた甚大であった。

地球では、生き残った人びとは、新統合政府を設けた。
この新統合政府には、ブリタイ艦隊をはじめとするゼントラーディ人たちも合流。
ゼントラーディ人も、人類の一員に加わったのである。

そして新統合政府は、人類が生き残る道を模索した。
ボドルザーの大艦隊は壊滅させたとはいえ、ゼントラーディ軍そのものは依然として存続しており、再び人類が、そして文化が、滅亡の危機に直面する可能性は、消え去っていないのである。

新統合軍は、ゼントラーディ軍の工場衛星を接収するなど、軍備増強も図った。

だが新統合政府の首脳たちは考えた。
人類が、ゼントラーディ軍の大艦隊と武力で対抗することを推し進めれば、いずれ地球は、ゼントラーディ軍のように「戦うためだけの社会」になってしまうのではないかと。

そして、新統合政府は人類存続のため、人類を銀河の各方面へ移民させる事業を推し進めていく。
マクロスフロンティア船団もまた、この移民事業による大船団の一つなのである。

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  • From: ぺろぺろキャンディー |
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  • From: F-Shock DL Blog |
  • 2011/04/14(木) 12:40:31

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