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風林火山 第25回「非情の掟」

  • 2007/06/25(月) 00:01:04

勘助、謀略により寅王丸を駿河へ追放!
大井夫人、晴信を危ぶむ!
晴信、甲州法度を制定!
ついに明らかになった勘助の最終目標!
由布姫の子・四郎に武田家家督を継がせる!

【感想概略】
今回は、駿河今川家をも巻き込んだ武田家内部の権力闘争であり、同時に甲州法度の制定作業が描かれていた。
甲州法度制定に見られる、晴信の為政者としての謙虚な姿勢を失っていない姿と、慢心しつつある心、そして勘助をはじめとする晴信を巡る人々が描かれ、おもしろかった。

【由布姫、情より道理を優先】
由布姫は、諏訪家次期当主はあくまで亡父の遺児・寅王丸であり、我が子・四郎には寅王丸を支えさせたいと勘助に語る。

由布姫は、現存する資料にはその人柄を伺わせる記述は全く無い。史料では「諏訪御料人」と呼ばれ、由布姫という名は、本作での創作である。
このため、由布姫をどのような人物に描くかは、全く自由である。「風林火山」では従来の儚げな姫君とは異なる人物として描かれており、由布姫がどんな一面を見せてくれるかは、楽しみの一つである。

今回の「風林火山」では、由布姫を、我が子のためなら何をしても許されると思うような人物ではなく、情より道理を優先する人物として描写していた。
美化しすぎと言われるのかもしれないが、儒教道徳の見本とは異なる人物造型であり、よかったと思う。

【勘助、駿河で外交交渉】
勘助は、由布姫の言葉に従わず、四郎の諏訪家家督相続を画策。
諏訪家次期当主・寅王丸を、駿河今川家の雪斎の元へ追放し、僧とすることを晴信へ進言、了解を得る。

早速、勘助は駿河の今川家を訪れ、義元、雪斎、寿恵尼の面前で、寅王丸の件をきりだす。
義元は渋るが、雪斎と寿恵尼は了承。
デスラー雪斎は、「仏は、来る者は拒まず」などととぼけたことを言うが、寿恵尼は勘助に「寅王丸は武田家からの新たな人質。寅王丸を諏訪家当主として武田へ攻め入ることが有り得るが、構わぬのだな」と念を押す。

「女戦国大名」と呼ばれた寿恵尼が、知恵のある人として描かれ、格好良かった。

寅王丸は駿河へ旅立つのだが、別れ際、かわいがってくれた祖母・大井夫人に抱きつく幼い寅王丸の姿には、権力闘争に何の罪も無い子供すら利用することの残酷さが象徴され、「風林火山」を、単なる陣取り合戦、立身出世物語以上のものにしている気がする。

【三条夫人、晴信につめよる】
勘助は、晴信の長男・太郎の稽古を覗いているのを傅役・飯富虎昌に気付かれ、そこに三条夫人が通りかかる。このとき、三条夫人ははじめて、寅王丸の駿河追放、四郎の諏訪家次期当主相続を知る。
背後に勘助がいることを察した三条夫人は、質問が終わると勘助に冷然と「下がれ」と命ずる。
おっとりしたお姫様だった三条夫人だが、いつも間にか凄みすらかんじさせる奥方様に成長していたようである。

我が子・太郎の武田家家督相続に危機を覚えた三条夫人は、武田家次期当主は太郎と宣言してほしいと晴信に詰め寄るが、晴信は「誰に家督を継がせるかは儂の胸三寸じゃ!」と声を荒げる。
三条夫人は怒鳴られても決して怯まず、冷たい目で晴信を見つめた。

三条夫人もまた、人柄を伺わせる史料は全く無く、どう描くかは作家の自由である。
他作品の三条夫人は、諏訪御料人に嫉妬し、いじめる人物と描かれることが多かった気がするが、「風林火山」の三条夫人は、従来の単なる嫉妬深い女とは異なる人物として描かれている。今後も様々な人間性を見せてくれることを期待したい。

【人望厚い大井夫人】
大井夫人は重臣たち、それも特に重きをなす老臣たちに人望が厚いようで、今回は老臣たちが大井夫人のもとに集まり、寅王丸追放と最近の晴信について意見交換していた。
甘利虎泰は、勘助の悪影響を案ずるが、大井夫人は勘助を全く問題にしておらず、肝の太さと頼もしさをかんじた。

【甲州法度の制定】
甲州法度は、武田家の定めた戦国時代の有名な分国法である。
晴信は、駿河の今川家の今川仮名目録を参考に、甲州法度原案を作成させるが、家臣から法度に背けば晴信自身も罰せられるとの条文追加を進言されると、笑顔でこれに応えた。
史実を物語におりこみ、同時に晴信は慢心しつつあるが、為政者としての謙虚さをまだ失わず、完全な暴君にはなっていないという描写がおもしろかった。これが今後の展開につながるのだろう。

【風雲急を告げる信濃】
ラストで真田幸隆が登場。同じ信濃出身の相木市兵衛から、信濃で謀反の動きありとの知らせを聞く。
次回は合戦のようだが、どうも後味のよくない戦いになりそうである。

【次回予告】
今回、長尾=Gackt=影虎はお休みで残念だったが、次回は登場するようなので、活躍を期待したい。

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風林火山~第25話・跡目争い!

風林火山ですが、武田家に朝廷より勅使がやって来たようです。武田晴信(市川亀治郎)も礼服に身を包んで勅使を迎えますが、寄進をする代わりに諏訪攻めの大義名分を得ようとします。しかし、戦国時代に勅旨・綸旨にどれほどの効果があるかは疑問で、三条夫人(池脇千鶴)も

  • From: 一言居士!スペードのAの放埓手記 |
  • 2007/07/02(月) 00:26:59

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