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ヴァルハラの戦姫~戦闘国家の饗宴~(著:深闇文貴/イラスト:野上武志/ワニノベルス)

  • 2007/06/26(火) 23:26:46

【あらすじ】
舞台は、神話世界ヴァルハラ。
戦乙女ヴァルキューレは、戦いに未練を残して散った英雄の魂を、ヴァルハラに導く。

第二次大戦の戦車エース、ミヒャエル・ヴィットマンは1944年8月に作戦行動中、敵軍の攻撃を受け戦死。やがてヴァルキューレに導かれ、ヴァルハラに転生した。
ただし、戦場乙女として!

ここ神話世界は、戦の真っ最中だった。
ヴィットマンの転生したアースガルズは、ヨトゥンヘイムの侵攻を受け、苦戦していた。
ヨトゥンヘイムを率いるのは、何と第二次大戦時の独ソそれぞれの戦争指導者、ヒトラーとスターリンの二人だった。
おまけに、それぞれ美少女アドルフィーネ・ヒトラーとスターリナとして転生していたのである。
アドルフィーネとスターリナの目的は、神話世界から人間世界へ侵攻し、支配することであった。

ミカエラとして復活したヴィットマンは、やはり女性として転生したかつてのドイツ軍の上官・同僚・部下たちとともに、再びティーガー戦車を駆り、ヨトゥンヘイムの地上侵攻を阻止するために戦うのである。

【感想】
ヴィットマンをはじめとする第二次大戦の有名な将兵をかわいい女の子に転生させるというストーリーに、まず笑ってしまったが、戦記小説としておもしろかった。

作品の面白さの大きな要素は、キャラクターの魅力である。
ヴィットマンのストイックな人柄には好感を抱いた。ヴィットマンの上官や同僚・部下も皆、魅力的に描かれていた。
そして敵であるアドルフィーネとスターリナには、悪の魅力があった。

戦記小説の魅力は、戦闘兵器の戦闘描写の格好よさである。
ミカエラはティーガー戦車に搭乗し、実はデリケートというティーガーの短所を補いつつ、並外れた攻撃力と装甲防御という長所を最大限に引き出して戦うのだが、戦闘描写はテンポよく迫力があり、ティーガーの魅力全開だった。

そして架空戦記の面白さの一つは、幻の兵器との夢の取り組みである。
実戦で使用されることのなかった超重戦車マウスが敵として登場するなど、架空戦記ならではの勝負も、楽しめた。


物語は、ヴィットマンたちの反攻作戦が一段落したところで終わっているが、戦いはこれからである。
次巻が刊行されることを期待したい。



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