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暴れん坊少納言Ⅲ【山吹の巻】(かかし朝浩/ガムコミックスプラス)

  • 2008/08/21(木) 22:43:50

本作は、10世紀、平安時代中期の平安京を舞台に、型破りな少女・清少納言の破天荒な生き様と冒険を描く痛快平安絵巻である。
今巻では、エネルギッシュでスリリングは平安京を舞台に、中宮定子の懐妊から中宮彰子の入内までの時期を繰り広げられる、少女・清少納言の爆走宮中ライフを6話収録している。

【感想概略】
本作では、清少納言や紫式部をはじめとする実在の人物たちを、独自の解釈で豪快に描写。
破天荒な少女・清少納言をはじめとする人物たちは、ある時は宮中で、ある時は街で、またある時は山中で、活き活きと活躍する。
そして物語では、史上に有名な人物やエピソードを独自の解釈と味付けで描き、平安時代独特の文化的な雰囲気と人物たちの元気な活躍が楽しめ、おもしろかった。

【豪快な平安絵巻】
歴史を題材とする作品は、史実の正確な描写にこだわるあまり、人物やお話が無味乾燥になってしまう場合がある。

だが、本作は人物を活き活きと魅力的に描くこと、そして、平安時代特有の雰囲気の中でおもしろいお話を描くことを最優先。
そのためにあえて厳密に史実を描くことにこだわらず、清少納言をはじめとする実在の人びとを、独自の解釈で豪快に描写している。

本作で描かれるのは、史上の人物そのものではない。
ところが、ここまで豪快に異なるといっそ清々しく、むしろこれにより平安時代特有の雰囲気が活き活きとかんじられるものとなっている。

なお1・2巻に引き続き、今巻にも、描き下ろし1ページ漫画「平安高校課外補習」を掲載。
本作「暴れん坊少納言」と史実との違いや、作中で描かれた平安時代のもろもろについて少し詳しく紹介。興味深くておもしろく、本編同様こちらも楽しめた。



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