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箱舘妖人無頼帖ヒメガミ【第2巻】(環望/講談社)

  • 2008/09/24(水) 23:57:15

彪とヒメガミ、米国騎兵隊と戦う!

【感想概略】
本作は、戊辰戦争から8年後の蝦夷地を舞台に、二人の少女の絆と戦いを描く物語である。
今巻では、米国の騎兵隊が「新選組の封印」の謎を求めて箱舘近郊の村を襲撃した。
この騎兵隊、かつて北米大陸でネイティブアメリカンの集落を襲撃し、非戦闘員数百人を虐殺した連中であり、当然襲撃した村も皆殺しにするつもりである。
この騎兵隊に対し、彪(ヒョウ)とヒメガミが戦いを挑み、激戦を繰り広げるお話である。

彪とヒメカの絆の深まりが描かれ、ヒメカの彪への強い思いが描かれ、戊辰戦争の終結からまだ10年経っていないという時代の雰囲気が描かれ、彪とヒメガミのタッグが軍隊と戦うという迫力ある戦闘が描かれ、そしてヒメガミの仲間が登場、ヒメガミの正体の一端が描かれると同時に新たな謎が浮上。
人物のドラマと時代独特の雰囲気と戦闘の迫力と謎ときと謎のふかまりが楽しめ、おもしろかった。

【彪とヒメカ】
舞台は、戊辰戦争から8年後の蝦夷地。

主人公は、土方歳三を父とする少女剣士・彪(ヒョウ)。
そして彪にまとわりつく謎の女性ヒメカ。
その正体は、精霊を宿す謎の女戦士ヒメガミである。

この蝦夷地の最大都市・箱舘には、多くの外国領事館が立ち並んでいた。
だが領事館は表の顔。
外国勢力は、裏では「妖人」と呼ばれる異能の怪人たちを手兵に、「新選組の封印」をめぐって暗闘を繰り広げていた。
この「新選組の封印」を解放できれば、世界を手に入れることも不可能ではないという。

そして彪とヒメカは、「新選組の封印」を狙う諸勢力と戦うのである。

【騎兵隊、村を襲撃】
今巻では、米国が箱舘近郊の村を騎兵隊で襲撃した。
村に潜伏する元新選組隊士から「新選組の封印」についての情報を聞き出すためである。
だがこの騎兵隊、かつて北米大陸でネイティブアメリカンの集落を襲撃、数百人を虐殺した連中であり、村を皆殺しにする気全開である。

ここら辺、箱舘戦争からまだ8年ほどであり、幕末維新の空気が色濃く感じられて興味深い。
そしてネイティブアメリカンへの侵略と虐殺という、アメリカ合衆国の暗部を、物語にうまく取り込んでいて興味ぶかい。

【彪・ヒメガミVS騎兵隊】
彪とヒメカは、騎兵隊による村の襲撃を知ると密かに村に乗り込んだ。
そして村人を虐殺しようとする騎兵隊と激戦を繰り広げるのである。

だがこの騎兵隊、将兵が皆「妖人」であるばかりでなく銃火器で武装。
小銃を主武装とし、さらにガトリング砲やロケット砲をも装備するまさに「軍隊」であり、これまでにない強力な敵である。

そして騎兵隊の将兵は「妖人」に変化すると、ある者は4本の腕に銃を構えて撃ちまくり、ある者は巨体怪力に何本ものロケットを抱えて斉射、またある者は巨体でガトリング砲を構えて猛射。
まさに妖人ならではの豪快な戦い振りを見せるのである。

そしてこの妖人軍団に、彪とヒメガミは日本刀をはじめとする刃物のみで戦いを挑むのであり、どうやって戦うかが大きなおもしろさである。
同時に、敵将とヒメガミとの因縁、妖人の正体、そしてヒメガミの正体の一端が描かれており、こちらもおもしろかった。

巻末の描き下ろしも、普段はぶっきらぼうで不器用な彪のヒメカへの思いが描かれ、ヒメカの彪への思いが描かれ、彪とヒメカの絆が描かれ、良い話だったと思う。



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