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「アオイホノオ」1巻(島本和彦/小学館)

  • 2008/12/11(木) 23:03:03

漫画家・島本和彦が、自身の大学時代をモデルに描いた自伝的作品。
オビにあるあらすじは大体以下のようなもの。

「舞台は1980年代初頭。
漫画・アニメ界に新たなムーブメント起き始めようとしていた熱い時代。
近い将来ひとかどの漫画家になろうともくろむ男・焔燃(ホノオモユル)の物語。」

【空回りすることの多い熱血野郎・焔燃】
まずテンションの高い主人公・焔燃(ホノオモユル)が見ていておもしろい。
主人公は漫画家を目指すがなかなか一歩を踏み出せず、一歩を踏み出しても出鼻をくじかれることも多く、自信過剰な言葉を口走っても直ぐに脳内で謙虚なことを考えてしまう、そのキャラクターが好きであり、その姿には共感をおぼえるのである。

【若き日の漫画・アニメの有名人たち】
さらに、作者が大学時代に出会った後の漫画家やアニメ関係者が、庵野秀明をはじめとして次々と登場。奇行を繰り広げ、およそ大学生には見えない貫禄を見せるのだが、ここら辺も興味ぶかくおもしろいところである。

多分大幅に誇張されているのだろうと思いながら読んでいるのだが、巻末の島本和彦と庵野秀明の対談を見ると、学校の課題で制作した庵野のアニメを見て衝撃を受けたあたりなどは、実際のことのようで、興味深い。

【1980年代初頭のおもしろさ】
そして、1980年代初頭という時代そのものが描かれているところも、本作「アオイホノオ」の見所である。
この時代、まず携帯電話など無く、人と会うには自分の足で探すしかない。
またビデオは高価であり、とても大学生が購入できる代物ではなく、好きなテレビはリアルタイムで視聴して目に焼き付けるしかないのである。
そして主人公たちは、このような不便さを知恵と工夫で乗り越えようと懸命であり、この不便さのためかえって情熱の炎が燃え上がるという姿は共感をおぼえるところであり、ここら辺も本作のおもしろいところである。

巻末の島本和彦と庵野秀明との対談も、内容そのものが興味深く、おもしろかった。


続刊も楽しみである。



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