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Dr.モードリッド(外薗昌也/幻冬舎コミックス)

  • 2007/07/27(金) 23:58:34

外薗昌也の伝奇物漫画。

【あらすじ】
19世紀後半、開拓時代の北米西部は、魑魅魍魎が跋扈し、ある時は人知れず、またある時は白昼堂々と妖異がふるわれる魔界であった。

はぐれ者の若き考古学者モルダード・モードリッドは、ある時は腹黒そうな資産家に雇われ、またある時は道中でたまたま巻き込まれ、古代の伝承にまつわる人知を超えた魔物と闘うのである。

【感想概略】
ヨーロッパ文化圏を舞台とする伝奇物には、欧州を舞台とする作品が多い気がするのだが、本作「Dr.モードリッド」は、西部劇の舞台としてお馴染みの開拓時代の西部が舞台という点がまず意外であり興味深く、そして主人公はストイックで魅力的であり、おもしろい作品であった。

【西部伝奇物語】
開拓時代の西部という、ガンマンが闘う西部劇の世界が、伝奇物の舞台というところが、本作のおもしろさの大きな一因である。

舞台となっている時代だが、カスター将軍の元部下がまだ若い男であることから、1880年代ではないかと思われるのだが、装甲自動車や戦車が出てくるところからは、20世紀初頭に思える。

時代についてあまり厳密に考えるのは野暮かもしれない。

【武闘派考古学者、Dr.モードリッド】
主人公モードリッドは、はぐれ者の考古学者である。
モードリッドは、古今東西の歴史や神話伝承に大変博学であり、同時に全身に隠し銃や小型ボウガンや爆弾を忍ばせる武闘派という、いわば文武両道のスーパーマンなのだが、ストイックで嫌味がなく、好感のもてる人物であった。

【謎解きと知恵と工夫のおもしろさ】
物語は、主人公モードリッドが、謎の発掘品や怪現象の調査を依頼され、現地調査を進めるうちに、古代の伝承にまつわるとんでもない真実と陰謀の正体に辿り着くという謎解きが、毎回楽しめた。

そして、謎の正体である旧約聖書に伝わる悪魔や古代アステカの妖魔などといった、まともに戦ってはとても勝ち目のなさそうな敵を相手に、毎回モードリッドが知恵と工夫でどのように立ち向かうかという、頭脳派戦闘物のおもしろさがあった。

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