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電脳コイル 12話「ダイチ、発毛ス」

  • 2007/07/28(土) 23:51:34

イリーガルを求め古い空間を探すダイチ、ヒゲ・イリーガルに感染!
ヒゲはヤサコたちに感染し、町全体へ感染!

【感想概略】
今回の主役は、前半はダイチ、後半はヤサコであった。

ヤサコはこれまで優等生的な一面か、おませさんな顔が目立つことが多かったが、今回は、何かに没頭すると思わず徹夜してクマをつくり、危ない目で不健康そうな笑みを浮かべるという、意外な一面を見せてくれた。

そして今回の物語は、予想を全く越えたストーリーで笑えると同時に、人類文明について考えさせられ、おもしろかった。

また、超微細イリーガルが顔面に作った古い空間を「ヒゲ」として表現し、さらに超微細イリーガルが人の顔の上に文明を築くなど、ビジュアル的にもおもしろかった。

【こりない少年ダイチ】
前回、フミエに土下座したダイチ。

「もうダメだ~、オレは転落人生だ~、末路は南極で凍死するんだ~(?)」と暗い考えばかりにとらわれていたが、デンパの励ましであっさり復活した。

なのであるが、ダイチは再びイリーガルを捕まえてメタバグを採集しようと言い出す。
前回の失敗から、ほとんど何も学んでいないダイチであった。

が、今度ばかりはデンパが強行に反対。

またイリーガルをいじめるなら、ぼくは帰ると言い切り、本当に背を向けると、さすがのダイチも折れ、頭を下げてもうイリーガルをいじめないと誓うのであった。

真の友デンパによって、どうにか真人間の道にとどまっているダイチなのである。

【ダイチ、唇を奪われる】
さて、イリーガルをいじめないと誓ったダイチであるが、やはりイリーガル探しを開始。
なぜかついて来る京子とともに、一日中神社の境内や床下の古い空間を探し回るのであった。

遊び疲れて眠りこけた京子を、ダイチは背負ってヤサコ宅へ送り届けるのだが、「まさか誘拐?!」といきなり疑いの目で見られ、礼さえ言われないのであった。
ヤサコがダイチをどう思っているか、何やら表れている気がする。

翌日も、ダイチはデンパと、何故かついて来る京子とともに、一日中イリーガルのいそうな古い空間を探し、またまた眠りこけた京子を背負ってヤサコ宅へ届けた。

ダイチは、京子が勝手についてきたと真実を話すのだが、ヤサコは滅茶苦茶疑わし気だ。
そして、ダイチの背で目を覚ました京子は、何を思ったか、いきなりダイチの口に吸い付いたのである!
その瞬間、ダイチもヤサコも驚愕、一瞬思考停止した。

が、ヤサコは即座に京子をダイチから引き剥がした。
京子をしっかりと抱きしめたヤサコは、キッとダイチを睨んだ。
その目は、大事な妹を守ろうとする姉の目であった。

「もう京子には近づかないでね!」とヤサコは怒りの声を投げつけ、荒々しくドアを閉じるのであった。

「こっちこそ被害者だ~」というダイチの言葉も、ヤサコの耳には届かない。
もはやダイチは完全に犯罪者扱いであった。

【「全裸とは家庭だ!」】
帰宅しても、ダイチに安息の時はない。
風呂上りのダイチチは、居間を堂々と全裸で歩き回るのである。
そこには、年頃の息子への配慮など、微塵も無かった。

「きたねえもん、見せんな」、というダイチに、「全裸で過ごせない家庭なんて、家庭じゃあない!家庭とは全裸、全裸とは家庭だ、グワハハハハ」と、あくまで豪快なダイチチである。

さらに、「まだ生えてもいねえくせに!(笑)オレなんかお前の年には、ボッサボサだったぞ、グハハハハ」などと年頃の息子を相手に、何の配慮も無くデリケートな話題をぶつけるのであった。

そして夏のある日、ダイチは自分の異変に気付き、デンパの前に姿をあらわさなくなってしまうのである。

心配した真の友デンパは、フミエに相談するが、明日の登校日にはダイチも登校するだろうから、何か分かるだろうと、あくまで落ち着いた対応のフミエであった。

【ダイチ、発毛ス】
さて登校日、憔悴しきったダイチが現れるが、電脳メガネをかけると、なんと口のまわりに無精ヒゲが生えている。メガネの生徒たちは皆、度肝を抜かれた。

放課後、フミエとヤサコは、ダイチをメガバアの元へ連れて行く。
心配したデンパと、ハラケンも一緒であった。

【ヒゲの正体】
さっそくダイチのヒゲを調べるメガバア。

「まだ子供だと思ってたら、この坊主も、もうこんな年かい、フエヘヘヘ」と頬を紅潮させ、「グエヘヘヘ、若い肌はええのう」と小学生相手に何やら危ない興奮をみせるメガバアだが、あっという間にヒゲを正体を調べ上げた。

ヒゲと見えるのは、極微小イリーガルの作った古い空間であること、さらに極微小イリーガルを拡大してみると、互いに会話をしていることをつきとめるのである。

【ヒゲの感染拡大】
ヒゲの正体に驚愕するヤサコたちだが、「おねえちゃん」と声をかけてきた京子の顔を見て絶句!
幼女の顔に、何と無精ヒゲ!
「伝染するのよ!このヒゲは!!」と叫ぶフミエ。

チュウしたら大変なことになるというヤサコの言葉を聞いた京子、面白いイタズラを思いついた笑みを浮かべ、デンパの口に吸い付く!
哀れデンパは、白目を剥いて卒倒した。

次の獲物を狙う京子だが、「仕方ない…、集団的自衛権発動よ!」というフミエたちからメガビームの集中砲火を浴び、縛り上げられるのであった。

キスしなければ平気と思っていた一同だが、ヤサコの指先に毛が生えていることに気付く。
そして1時間後…。

ヤサコはヒゲ面で「もうお嫁に行けない!」と泣きじゃくる。
「あきらめちゃだめよ、ヤサコ!」と目に涙をためながら励ますヒゲ面のフミエ。
「そうだよヤサコ!きっと何とかなる!」と慰めるヒゲ面のハラケンに、「アンタは男だから、そんなのんきなこと言えんのよ」と気休め言うなと怒るヒゲ面のフミエ。
未だ茫然自失のダイチと困った顔のデンパという、収拾のつかない状況であった。

【ヒゲの文明を発見!】
ヤサコたちは、メガバアのワクチン完成を待っていた。
その時、「でけた!」というメガバアの声。

ワクチンができた?!と喜ぶヤサコたちだが、メガバアはヒゲ型イリーガルが村や都市を造り、文明まで築いていることをつきとめたと説明する。
驚くヤサコたちに、ヒゲ型イリーガルの言葉を翻訳するソフトが出来たと発表。
「余計なもの作ってんじゃねえ~!」と思わず叫ぶヤサコたちであった。

【ヤサコ、ヒゲの文明にはまる】
その夜、何となくヒゲを観察するヤサコは、チャット機能でヒゲに言葉を伝達可能なことに気付き、ヒゲたちにたびたび助言。
すっかりヒゲの文明育成に夢中になり、ヒゲたちから神として崇められ、思わず徹夜してしまうのである。

目の下にクマをつくりながらヒゲ文明の魅力をフミエに語るヤサコの目が、危なくて好きだ。

【ヒゲ、街中で大感染!タマコ、大激怒!】
フミエは、大黒市内の様子を見て絶句。
ヒゲは町中に広がり、男性女性関係なく爆発的に感染していたのである。

ヒゲを退治するためサッチーは大忙し。
電脳ヒゲの生えた顔面に、ビームを叩き込みまくっていた。

こっそり逃げようとするフミエの前に、やはりヒゲ面のタマコが現れ、「またお前らか!(怒)」と叫びながらフミエの襟首を引っつかんで離さず、「もう我慢できない!お前ら告訴する!」と目を睨みながら大激怒。
ヒゲが生えていると、フミエを捕まえ顔を近づけるタマコが変質者に見えるから不思議である。

【ヒゲ文明に夢中】
再びメガシ屋にあつまったヤサコ、フミエ、ハラケンの「コイル電脳探偵局」と、ダイチ、デンパの「元祖黒客」たち。
深刻な表情の一同そっちのけで、ヒゲ文明に夢中のヤサコ。
一同、おもしろそうだな、と興味を惹かれる。

そして…。

ヤサコもフミエもダイチも、ヒゲの駆除などすっかり忘れ、ヒゲの文明育成に夢中になるのであった。
「ねえ聞いて!最近、飛行機が飛んだのよ!」と目を輝かすフミエ。
「ケンカするなよ~」と困り顔のダイチ。
「戦争って本当に無駄なんだね…」と、何かを学んだようなハラケン。
「あとちょっとで、ロケットが出来るかも」と喜ぶヤサコ。

その時。
ヤサコの左頬からロケットの炎がシュルシュルと舞い上がった。
皆が感動、祝福ムードの瞬間、炎はヤサコの右頬へ落下、核の炎が舞い上がった…。

何と、ヒゲたちは核戦争をはじめてしまったのである。
自らの行いに恐怖するヒゲたち…。

【闘争のヒゲ文明】
争いを止めるよう訴えるヤサコだが、その言葉はヒゲたちに省みられない。
「ヤサコは死んだ」などと説く哲学者の言葉が信じられてしまったせいでもあった。

ミサイルをメガビームで次々と撃墜するフミエたちだが、ビーム切れは時間の問題であった。

その時、どうにかヤサコの言葉に反応があったが、それは、争いを止めれば滅ぼされるだけです、という言葉。
さらに、ヤサコさん達はケンカをしないんですか?仲間同士だからって、必ず仲良く出来るんですか?とヒゲは問いかける。

「このまま放っときましょうよ、こんな文明、ケンカして、自滅した方がいいのよ!」というフミエに、「ひどいわフミエちゃん」というヤサコ。

が、気がつくと、ミサイルの発射はぱったりと止んでいる。

ヒゲたちが戦争の愚かさに気付いてくれたのか?!ヤサコの言葉が通じたのか?と思った瞬間!
ヤサコの頬から放たれたミサイルは、フミエの顔に着弾、核の炎を上げた。

何と何と、ヒゲたちは、今度は星間戦争をはじめてしまったのである。
まるで「装甲騎兵ボトムズ」の百年戦争だ。

お互いの間に障壁を築き、星間ミサイルによる滅亡を何とか阻止しようとするヤサコたち。

「どこで…どこで間違えてしまったの…。私のかわいいヒゲたち…」と涙するヒゲ面のヤサコ。
もはやヒゲの駆除などすっかり忘れ去られていた。

【ヒゲ文明、約束の土地へ旅立つ】
星間戦争で互いに壊滅的打撃を受けた各ヒゲ文明圏たち。
文明レベルを維持できなくなるほどの深刻な状況になってようやく、ヒゲたちはヤサコの言葉に耳を傾けた。
そして、新しく進むべき道を示してくれるよう、ヤサコに頼んでくるのである。

「最後は神頼みかよ、勝手なもんだ」というダイチに、「そう、人間と同じようにね…」というハラケン。

ヤサコたちは、近所のおじいさんの禿頭を新天地として紹介、ヒゲたちはヤサコに大感謝であった。
しかし数日後、様子を見てみると、ヒゲたちは置き手紙を残し、さらに約束の土地を探して旅立った後であった。

夕暮の土手で、ヒゲたちの置き手紙を読むヤサコたち。
ヒゲの文明を最も可愛がっていたヤサコだけでなく、フミエも、ダイチも、デンパもハラケンも、神妙な表情である。

ヒゲたちの文明は、ヤサコたちの心に何かを残した。

今回の物語の展開であるが、例えイリーガルであろうと、知的生命体が神の導きで問題を解決する、という終わり方よりは、良心的な結末だったと思う。

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