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それでも町は廻っている 3巻(石黒正数/YKコミックス)

  • 2007/08/01(水) 23:11:21

下町の異色メイド喫茶のアルバイト店員・歩鳥の日常を描くマンガ作品。

【感想概略】
この作品に抜きん出て賢い高校生は登場しない。
皆、年相応にオバカであり、そこが好きである。

例えば、歩鳥は女子高生探偵に本気でなろうとしており、とうとう探偵業の募集をはじめるなど、ますます暴走気味である。
その歩鳥の女友達・辰野は、しっかりしているが、特に恋愛方面の不器用さが際立つ。
そして歩鳥に好意を抱く同級生・真田は、実は辰野に好かれているのだが、そのことに全く気付かず、恋愛方面でおバカぶりを発揮するのである。

3巻も恋愛の方向は「辰野→真田→歩鳥→森秋先生」であることには変化なし。
しかもそれぞれの恋愛感情は、互いに全く伝わっていないところがすごい。

辰野は文化祭の時、真田へ告白ともとれる発言をするのだが、真田が自分へ向けられる好意に気付くことはなく、この鈍さにはかえってリアリティをかんじた。

【3巻各話あらすじ】
巻頭カラー 「海の家号泣事件」
歩鳥と紺双葉が水着で登場。
よくよく見ると、歩鳥の水着はかなり大胆なデザインである。

20話 「パンドラの箱」
辰野の誕生日をメイド喫茶シーサイドで祝う歩鳥、ばあちゃん(メイド長)、真田、商店街有志、及び歩鳥とは腐れ縁の女子高生・紺双葉。
歩鳥は古道具屋で買った箱を辰野へプレゼントするが…
古道具屋の娘・気だるげな美女、静さん登場。

21話 「迷路楽団」
高校の文化祭。
双葉は歩鳥、辰野、針原とバンドを組むが、歩鳥の楽器はアコーディオン、辰野はバイオリンであった。
歩鳥と辰野、演奏は意外と上手い?双葉は本当に上手いようだ。

22話 「ワン・オア・エイト」
ばあちゃんは歩鳥の将来を案じ、敢えて歩鳥を店で一人にする。
歩鳥は店を切り盛りできるのか?

23話 「まもれ サンタの夢」
歩鳥の妹ユキコは、サンタクロースを信じていた。歩鳥は妹の夢を守るため、サンタの正体を隠しきろうと奮闘するのだが…。

24話 「Detective Girls」
メイド喫茶シーサイドのホームページで勝手に探偵業を募集する歩鳥。そんな歩鳥の元にメールで依頼が舞い込む。
まともにとりあわない辰野だが、歩鳥は本気だ。

25話 「呪のルーレット」
歩鳥の担任、数学教師・森秋は、壊れてすぐに沈み込むイスに歩鳥を座らせ、日頃のうっぷんを晴らそうとするが…。
物語は、森秋の内面からの視点で描かれ、森秋先生の気分で作品世界を楽しめる(?)一篇。

26話 「少女探偵誕生」
10年前、5~6歳の頃の歩鳥が探偵に興味を持つきっかけとなった出会いを描く。
女子高生の頃の静さん、登場。
ミステリアスな美形が口にすると、くだらないダジャレでも、何やら意味ありげな言葉に思えるところがすごい。
余談であるが、静さんは、「ふたりはプリキュア」の雪城ほのかに似ている気がする。

27話 「ワン・オア・エイト・アゲイン」
メイド喫茶シーサイドの目玉料理を開発する歩鳥だが、試食した商店街の常連たちには不評だ。歩鳥の手料理を辰野が加工、何とおいしい料理にしてしまうのだが、プライドを傷つけられた歩鳥は、自分より料理の下手な人間を探す旅に出る。
双葉の隠れた特技が明らかになる。

28話 「ツッコミじいさん」
下町の人々に突っ込みを入れまくる幽霊・ツッコミじいさんの物語。
ばあちゃん(メイド長)との意外な関係が明かされる。

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