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機動戦士ガンダム バニシングマシン(近藤和久/角川コミックス・エース)

  • 2007/08/03(金) 23:46:02

雑誌「Zガンダムエース」及び「ガンダムエース」に連載された、ガンダムのメカを機械兵器風にアレンジして描いた近藤和久の短編集。
1年戦争及びグリプス戦役のMS、MA、そして戦闘車両・戦闘飛行機の性能及び戦闘のエピソードが描かれている。

【感想概略】
本作の第一の魅力は何といっても、独特のアレンジで描かれたMS、MAそのものである。
そして、一つ一つのエピソードはページ数が短いのだが、細かく描かれないことによりかえって想像力を刺激されるおもしろさがあった。

メカが主役なので、当然人間はオマケであり、出てくるのはパイロットか技術者ばかり。たまに人間が全く登場しないエピソードすらある。恋愛は皆無であった。
戦闘マンガ及びアニメでは、戦闘描写に集中したく、色恋沙汰には遠慮してほしいところなのだが、「バニシングマシン」の主役は、まさに「マシン」であり、「メカが主役!」と割り切ったその漢気が好きである。

今度は、1年戦争以外の「メカが主役」の作品集を読みたいものである。

【作品エピソード】
Vol.01「死神の鎌が真空を斬る」
◆登場メカ:ザクレロ
◆エピソード:
1年戦争中、テスト飛行及びメンテナンス中のザクレロの姿が描かれる。

ヤッターマンに登場しても違和感のなさそうなデザインであるザクレロであるが、「バニシングマシン」のザクレロは、大胆にアレンジされたデザイン及びテスト描写が、結構格好良かった。
そして、初期MA開発のコンセプト、ビグロとは競合機種であったという開発秘話に触れているのだが、短いページ数でかえって想像力をかき立てられるおもしろさがあった。

Vol.02「虚空からの叫び」
◆登場メカ:マゼラアタック
◆エピソード:UC0079年2月、北アフリカでジオン軍の奇襲を受けた地球連邦軍地上部隊は、初めてマゼラアタックと戦う。

Vol.03「アマゾンに住む幻獣」
◆登場メカ:ゾック
◆エピソード:
1年戦争時、大型飛行機で輸送され、水上部隊へ受領され、実戦に投入されるまでのゾックを描く。
水中型MSが開発されたのはジオンの苦しい内情のため、そして桁外れの火力を持つ巨体のMS・ゾックを、MSからMAへの過渡期の機体と描いている。

Vol.04「南南西に進路をとれ!!」
◆登場メカ:キュイ、ワッパ
◆エピソード:UC0079年9月、オデッサ。補給線の伸びきった連邦軍の補給部隊を奇襲するジオン地上部隊で活躍するキュイ、ワッパが描かれる。

Vol.05「ウルフ・パックストライク」
◆登場メカ:ドップ
◆エピソード:1年戦争時、飛行するガウ攻撃空母の編隊から、ドップが次々と発艦、瞬く間に編隊を組み、連邦空軍部隊とドッグファイトを繰り広げる。

航空機としては特異なデザインであるドップが、戦闘航空機械として描かれ、無理なく戦闘機に見えるところがおもしろい。

Vol.06「眼下の敵」
◆登場メカ:ザク強行偵察型
◆エピソード:
1年戦争時、連邦軍に占領されたソロモンを偵察するザク強行偵察型を描く。
ザク強行偵察型は、高機動性でソロモンへ瞬時に接近。
超高性能の各種センサーで情報を収集し、気付いた敵軍が襲い掛かると、高速を最大限に活かし、急速離脱で追っ手を振り切るのである。

偵察任務に特化した姿が格好良かった。

Vol.07「南太平洋波高し」
◆登場メカ:シーランス
◆エピソード:
1年戦争時、圧倒的な海軍力の連邦海軍に対し、規模ではるかに劣るジオン海軍の敢行したゲリラ的攻撃で活躍した魚雷艇シーランスの戦闘を描く。

Vol.08「鋼の棘」
◆登場メカ:ザメル
◆エピソード:
UC0079年11月11日、オデッサの敗戦後、撤退中に取り残されてしまったMSザメルに対し、連邦軍は大戦車部隊を投入するが、ことごとく撃破される。さらに連邦軍は、量産型ガンタンクを投入するのであるが…。

「スターダストメモリー」で見て以来、ザメルが好きなので、ザメルが活躍するこのエピソードはお気に入りである。
さらに、砲撃戦型MS同士の戦いが描かれるのは珍しく、まさに夢の取り組みであった。

Vol.09「サイレントキラー」
◆登場メカ:
エルメス、ブラウ・ブロ、ジオング/RX-78-2ガンダム、RX-78NT1アレックスガンダム/AMX-001プロトタイプキュベレイ
◆エピソード:
1年戦争時の、ニュータイプ専用MS及びMAの開発史を描く。

特に、エルメスにMS形態への可変機構をもたせた機体「プロトタイプキュベレイ」に心惹かれた。

Vol.10「ホワイト&レッド」
◆登場メカ:
RX-93νガンダム、RX-93ν2 Hiνガンダム/サザビー、ナイチンゲール
◆エピソード:
1年戦争以後発展を続けたMSのひとつの頂点である機体、νガンダムとサザビーの性能及び戦闘を描く。

Vol.11「プロジェクトZ」
◆登場メカ:
リックディアス、メタス、Zガンダム
◆エピソード:
アナハイム社の技術者を主人公に、可変MSの開発を描く。

「Zガンダム」に登場したMSの開発に、GPシリーズの技術が活かされているという描写は、「スターダストメモリー」の好きな者として、うれしい限りである。

Vol.12「吹けよ風 呼べよ嵐」
◆登場メカ:
メッサーラ、パラス・アテネ、ボリノーク・サーマン、ジ・O
◆エピソード:
グリプス戦役時。
「ゼダンの門」を視察中のジャミトフ・ハイマン及び護衛艦隊を、ジオン残党勢力は少数精鋭のザク、リック・ドム、そしてビグロ1機で奇襲した。ジオン残党の襲撃者たちは、旧式兵器ながらも熟練の戦いで、ティターンズの新世代MSを圧倒、ジャミトフを窮地に追い込む。
この時、木星から帰還直後のシロッコは、自らはメッサーラに搭乗、ジュピトリスに乗船しているパイロットに他の3機を与え、出撃。ティターンズに加勢し、ジオン残党勢力のMS及びMAと激戦を繰り広げるのである。

ビグロVSメッサーラ、襲い来る百戦錬磨のザク及びドムVSパラス・アテネ、ボリノーク・サーマン、ジ・Oの戦いという、夢の取り組みであった。

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