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電脳コイル 13話「最後の首長竜」

  • 2007/08/04(土) 23:06:56

ヤサコとハラケン、デンパの友達である首長竜型イリーガル「クビナガ」と出会う!
クビナガの生息地に迫る危機!
ヤサコたちのクビナガ脱出作戦の行方は?!

【感想概略】
今回は、いい話であった。
近年のアニメには珍しく、「死」を正面から扱っていた。

なお、タマコが本当に17歳であることが判明、これにはかなり驚いた。

また今回もイサコはお休みであったが、イサコが出てきたら問答無用にキラバグを取り出そうとするため、お話がバトルアクションになってしまうからであろうか。

【巨大イリーガル「クビナガ」】
イリーガル研究のため集合するヤサコとハラケンだが、フミエは欠席。塾の夏期講習があるのだという。
小6で将来を考え、まじめに勉強するフミエは、かなりしっかりしているのではないか。

さて、ヤサコとハラケンは「カンナの日記」にある道を調べているうちに、巨大なイリーガルがデンパに顔を近づけるのを目撃。
デンパが襲われているのか?!と焦るが、実はこのイリーガルはデンパの友達で、デンパは「クビナガ」と呼んでいた。ダイチにも内緒にしており、誰にも内緒だよとデンパは念押しする。

【デンパとクビナガの出会い】
デンパがクビナガに出会ったのは半年前、通常空間に打ち上げられている所を助けたのであった。
性格はおとなしく、電脳ペットが近づくと逃げ出すほどである。

このクビナガ、黒いところしか移動できず、光にも弱い、という性質があり、生息できる環境はかなり限られていた。
クビナガの生息地は、黒い地面のグラウンドで、一日中かならず日陰になる場所があった。だからクビナガは生きていることができたという。
半年前にはクビナガの仲間は大勢いたが、今はクビナガ一匹だけであった。

【フミエ、卒倒】
ヤサコはフミエをグラウンドへ連れて行き、手で目隠しした。
フミエの驚く顔が見たかったのである。

目の前に巨大なクビナガが現れても、フミエは微動だにしない。
「恐れ入ったわ、フミエちゃん」とヤサコは惚れ直す。
さすがフミエ、根性の座り方が違う、という訳ではなく、立ったまま気絶したのであった。

「びっくりしたでしょ」とうれしそうなヤサコ。
日陰にぐったりと横たわり、ヤサコに風を送られながら、「私、大きな物は苦手なのよ」とつぶやくフミエは、意外な弱みがかわいらしかった。

【「しょせんは作り物の命、感情移入すると損」】
が、フミエの反応は意外と冷淡であった。
「しょせんは作り物の命、感情移入すると損」と、何故か否定的なことばかり言うフミエ。
いつもは穏やかなデンパは、珍しく強い口調で反論する。
だがフミエは「でも、生き物はいつか死ぬのよ」とつぶやき、「私いま、夏期講習で忙しいの。もっとおもしろいものかと思って来たけど、損しちゃった」と捨て台詞を残し、去ってしまう。

いつものフミエらしからぬ言動である。

ヤサコは、フミエが電脳ペットをサッチーに殺されたことを話して弁護するが、落ち着きを取り戻したデンパは、フミエの言葉にも正しさのあることを認めていた。

【クビナガ絶体絶命の危機】
だが、グラウンドの再開発が開始され、事態は急変する。
間も無く、今の生息地でクビナガは生きていけなくなってしまうのだ。

ヤサコたちは街中を探し回り、ようやくクビナガが生息できる古い空間を見つけた。
あとは、ここにクビナガを連れて行けばよいのだが、これが問題であった。
クビナガは、サーバが黒と認識する地面しか移動できないため、移動できるルートがどうしても限られてしまうのだ。

さらに、市の景観計画により黒いアスファルトの道に白いタイルが敷き詰められていき、クビナガの通れる道はますます限られてしまった。

【コネを当てにする】
ヤサコたちは、コネを利用することにした。

まず最初の人物に会いに、ヤサコたちは清純女学院を訪れる(すごい校名だ!)。
現れたのは、何と女子校のミニスカ制服姿のタマコであった。
驚愕のハラケン「オバちゃん?!」ヤサコ「コレが?!」「コレとは何よ!」と突っ込むタマコだが、視聴者も驚きだ!本当に17歳だったのか!

だがタマコは、道路は自分の管轄外であり、例えケンちゃんの頼みでも無理、ときっぱり断った。
例え溺愛するハラケンの希望であっても道理を曲げないタマコは、偉いと思う。

次に、ヤサコの父に頼むのだが、最近頻発する大規模な電脳空間異変のため、他部署の管轄である道路のことに口出しはとても出来ないという。
なおこれらの事件、渦中にはヤサコたちがおり、ヤサコはつぶやく「普段の行動が裏目に出たわ…」。

【フミエ参上!】
ここでフミエが登場。手伝ってやる代わりにメタバグの1割上納をデンパに要求。
「あんたって人は…」と呆れるヤサコである。
それにしてもヤサコ、ついにフミエをアンタ呼ばわり、もはやすっかり遠慮の無い仲だ。

さてフミエは、新しいルートを探すまで時間稼ぎをしてやると、ハッキングにより工事を妨害。
エレベータを止めるのは効果があるかもしれないが、イタズラ電話や、タバコの自販機を遠隔操作など、どちらかというと子供っぽいイタズラが多く、「あれで本当に工事遅れるのかしら…」と疑いの目のヤサコであった。

【クビナガ脱出作戦】
が、事態はさらに悪化。
間も無く工事現場へサッチーが出入り出来るようになると言う。

もはや一刻の猶予もないと、ヤサコ、フミエ、デンパ、ハラケンはまだ真っ暗な早朝3時に集合。
栄養ドリンクをゴクゴク飲み干すフミエはエンジン全開、一方のヤサコ、ハラケン、デンパは眠そうな顔がおかしく、また普通に子供らしいところにはちょっとほっとした。

クビナガを連れて移住先へ急ぐヤサコたち。
タイムリミットは日の出までである。
だが、ハラケンは冷静にヤサコへつぶやく。クビナガはあまりに無理をしたため、例え無事にたどり着けても長くはもたない、と。

【クビナガ消滅】
努力も空しく、間に合わなかった。
川岸にたどり着いた時、日が昇り始めた。
クビナガは、林立する煙突の影に向かって猛然と進みだし、朝日の中で消滅した。

悲嘆にくれるデンパ、涙するヤサコ、悲しむハラケン。
そして、しょせんは作り物の命、感情移入したら損なだけ、と言いながら涙が止まらないフミエは、なんていい子なんだろうとおもった。

最後のヤサコのモノローグを聞くと、死の間際にたとえ幻あっても、仲間たちの姿を見ることのできたクビナガの最後は、まだ救いのあるものだったのかもしれないと思えた。
そして種族は違えど、自分のために泣いてくれる友達と出会えたのは、幸せなことなのではないか。


来週は高校野球のため、お休みである。
次回放送は8/25で「電脳コイル自由研究」だそうだが、総集編か特番だろうか。

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