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「ローマ亡き後の地中海世界」簡易感想

  • 2014/10/30(木) 01:08:05

地中海世界の歴史にも興味があり、また同じ著者の著作「コンスタンティノープルの陥落」「ロードス島攻防記」「レパントの海戦」がおもしろかったので読んだところ、面白く、読みやすく、大変勉強になった。

本書によると、ローマ帝国滅亡後の地中海世界の歴史は、北アフリカのイスラム海賊が地中海沿岸のキリスト教諸国を荒らし、住民を拉致して奴隷として酷使してきた歴史である。そしてキリスト教勢力がイスラム海賊に500年に渡り苦しんだ挙句、ようやく反撃を開始、戦いを繰り広げる歴史でもあった。

イスラム海賊のやっている奴隷狩りは、拉致された人々にとっては、人生を踏みにじる極悪非道の所業であろう。こんなことを1000年にわたってされていたら、キリスト教諸国のイスラムに対する印象が悪くなるのも仕方がない気がする。
なので、イスラム海賊に長年苦しんでいるキリスト教諸国を応援したい気分になり、マルタ島攻防戦やレパントの海戦など、キリスト教側が勝利するところでは、爽快さをかんじた。

これまでは、ヨーロッパのキリスト教諸国がアジア、アフリカのイスラム勢力を侵略したイメージが強く、イスラム勢力に対し同情的な気分があったのだが、この本を読んで、イスラム勢力とキリスト教勢力に対する見方が少し変わった。一方的な加害者、一方的な被害者などということは簡単には言えないのだと改めておもった。

また本書を読んで、地中海世界の歴史を扱った本をもっと読みたくなった。
まずは、ヴェネツィア共和国の歴史を取り上げた「海の都の物語」から読んでみたい。

ローマ亡き後の地中海世界1: 海賊、そして海軍 (新潮文庫)
塩野 七生



ローマ亡き後の地中海世界2: 海賊、そして海軍 (新潮文庫)
塩野 七生



ローマ亡き後の地中海世界3: 海賊、そして海軍 (新潮文庫)
塩野 七生



ローマ亡き後の地中海世界4: 海賊、そして海軍 (新潮文庫)
塩野 七生

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